JP2001221022A - 電磁駆動弁の制御装置 - Google Patents

電磁駆動弁の制御装置

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JP2001221022A JP2000027930A JP2000027930A JP2001221022A JP 2001221022 A JP2001221022 A JP 2001221022A JP 2000027930 A JP2000027930 A JP 2000027930A JP 2000027930 A JP2000027930 A JP 2000027930A JP 2001221022 A JP2001221022 A JP 2001221022A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電磁駆動弁の可動部における着座時の衝突音,
摩耗の低減などを図る。 【解決手段】スプリングの付勢力で移動する可動子と電
磁石とのギャップzが、略第1の制御目標位置ze1、可
動子の速度vが略第1の速度目標値re1になったか否か
を判定し、なる前は制御目標位置zを第1の制御目標位
置ze1、速度vを第1の速度目標値re1に設定し、なっ
た後は制御目標位置zを第2の制御目標位置ze2、速度
vを第2の速度目標値re2に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁駆動弁の制御
装置に関し、特に、可動子の位置に応じた通電制御を行
う電磁駆動弁の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用エンジンの吸排気弁の駆動方式に
おいて、従来のカムにより弁体を駆動するカム駆動方式
に代えて、電磁力により弁体を駆動する電磁駆動弁が提
案されている。この電磁駆動弁によれば、弁体駆動用の
カム機構が不要となることに加えて、エンジンの動作状
態に応じて吸排気弁の開閉時期を容易に最適化すること
ができ、エンジンの出力向上及び燃費の向上を図ること
ができる。
【0003】このような電磁駆動弁の従来技術として
は、特開平10−205314号公報記載の「ガス交換
弁の電磁弁駆動部を制御する方法」(以下、第1従来技
術)、特開平10−220622号公報記載の「幅の狭
い構造の電磁式アクチュエータ」(以下、第2従来技
術)が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に電磁駆動弁で
は、弁体もしくは可動子(可動部)の一部が閉弁時およ
び最大開弁時に電磁石と衝突する。そのため衝突時に騒
音が発生する。また可動部や電磁石部分の強度を衝突に
耐えるものとすると、電磁駆動弁として重量が増加した
り、大きな駆動電力を必要としたりする。
【0005】このため第1従来技術、第2従来技術では
電磁石の形状を変え、可動部と電磁石とが接触しない位
置で磁力が最大となり、可動部が電磁石と衝突する前に
停止保持される電磁駆動弁が開示されている。
【0006】しかしながら、第1従来技術、第2従来技
術の方法で、可動部を電磁石と衝突する前に停止保持す
るには大きな磁力を発生させることが必要であり、電磁
石磁気回路の大型化や駆動電力の大電力化を招きやすい
という問題点があった。
【0007】本発明は、このような従来の課題に鑑みな
されたもので、消費電力を節減しつつ可動子や弁体の衝
突音や摩耗を低減できるようにした電磁駆動弁の制御装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため請求項1に係る
発明は、電磁石と、該電磁石によりスプリングの反力に
抗して駆動される可動子及び該可動子に連係して駆動さ
れる弁体を備え、前記可動子の位置を検出しつつ前記電
磁石を通電制御する電磁駆動弁の制御装置であって、前
記可動子の駆動中に、該可動子の制御目標位置を複数段
階に切り換えて設定することを特徴とする。
【0009】請求項1に係る発明によると、可動子の駆
動中に、制御目標位置を複数段階に切り換えつつ該制御
目標位置に応じて前記電磁石を通電制御することによ
り、最適な状態に制御することができ、以って、可動子
や弁体の衝突音低減、摩耗抑制、応答性などを向上する
ことができる。 また、請求項2に係る発明は、可動子
の少なくとも1方向の移動時において、弁体の着座停止
後、該弁体から離脱して可動子のみが所定量移動後停止
するものにおいて、前記方向の移動時には、前記可動子
の先に設定される制御目標位置を、後で設定される制御
目標位置より前記電磁石から離れた位置に設定すること
を特徴とする。
【0010】請求項2に係る発明によると、前記弁体の
着座停止後、可動子のみがさらに移動してから停止する
ときに、先に設定される制御目標位置を、後で設定され
る制御目標位置より前記電磁石から離れた位置に設定す
ることにより、弁体の着座直前の速度を小さくして着座
時の衝撃を低減しつつ、弁体着座後新たに設定される制
御目標位置に向かって可動子を駆動する。
【0011】また、請求項3に係る発明は、前記先に設
定される制御目標位置は、前記弁体の着座停止位置にお
ける可動子位置近傍に設定され、後で設定される制御目
標位置は前記電磁石に衝突する直前の位置に設定される
ことを特徴とする。
【0012】請求項3に係る発明によると、弁体の着座
時の速度を十分小さくして着座させつつ、可動子を電磁
石に吸着される直前の位置で停止するように制御され
る。これにより、弁体の着座時の衝撃を極力低減できる
とともに、可動子の衝突を抑制して衝突音、摩耗を防止
することができ、弁体を電磁石により接近させることで
消費電力も節減できる。
【0013】また、請求項4に係る発明は、電磁駆動弁
は、エンジンにおける吸・排気弁であり、前記方向の弁
体の移動時は、閉弁時であることを特徴とする。
【0014】請求項4に係る発明によると、吸・排気弁
の閉弁時の衝突音を軽減でき、摩耗を抑制できる。ま
た、請求項5に係る発明は、可動部の少なくとも1方向
の移動時において、可動子が前記電磁石に衝突する直前
の位置で停止することにより、弁体が停止するものにお
いて、前記方向の移動時には、前記可動子の先に設定さ
れる制御目標位置を、後で設定される制御目標位置より
電磁石に接近した位置に設定することを特徴とする。
【0015】請求項5に係る発明によると、先に設定さ
れる制御目標位置を、後で設定される制御目標位置より
前記電磁石に接近した位置に設定することにより、弁体
及び可動子の駆動初期の速度を大きくして応答性を高め
つつ、可動子を電磁石から離れた位置で停止させるよう
にして、衝突音,摩耗を防止することができる。
【0016】請求項6に係る発明によると、電磁駆動弁
は、エンジンにおける吸・排気弁であり、前記方向の弁
体の移動時は、開弁時であることを特徴とする。
【0017】請求項6に係る発明によると、吸・排気弁
の開弁時の応答性を確保しつつ衝突音、摩耗を防止でき
る。
【0018】
【発明の実施形態】次に図面を参照して、本発明の実施
形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る電磁駆動
弁の制御装置を車両用エンジンに適用した全体構成を示
す図である。
【0019】同図に示すように、エンジンのシリンダ5
1の上部に固定されたシリンダヘッド52には、吸気弁
または排気弁となる弁体54(図2では単一の弁のみを
示す)が設けられている。弁体54の上方に伸延する弁
軸54aの上部には、スプリングリテーナ55が固定さ
れ、該スプリングリテーナ55とシリンダヘッド52と
の間には弁体54を閉弁側に付勢するコイルスプリング
56が設けられている。
【0020】またシリンダヘッド52の上部には電磁駆
動弁のケースとなるハウジング60が立設されている。
該ハウジング60の内部には、閉弁側電磁石11と、開
弁側電磁石12とが所定の間隔をあけて上下に対向する
位置に固定されている。これら閉弁側電磁石11と開弁
側電磁石12との間には、軟磁性体の可動子(アーマチ
ュア)57が可動子軸部材57aにより上下に滑動可能
に支持されている。
【0021】閉弁側電磁石11より上方の位置には、可
動子軸部材57aにスプリングリテーナ58が固定さ
れ、ハウジング60の頂壁内面とスプリングリテーナ5
8との間には、可動子57を開弁側に付勢するコイルス
プリング59が設けられている。
【0022】またハウジング60の頂壁には、前記弁体
54と可動子57とで構成される可動部の速度を検出し
速度信号を出力する可動部速度センサ2、可動部の位置
を検出し位置信号を出力する可動部位置センサ3が設け
られ、これら速度信号及び位置信号は、電磁駆動弁の制
御装置1に出力される。
【0023】さらに制御装置1は、エンジン制御ECU
8から開弁指令/閉弁指令が伝達され、制御装置1は閉
弁側電磁石電流制御部9及び開弁側電磁石電流制御部1
0に対して電流目標値を出力するようになっている。
【0024】閉弁側電磁石電流制御部9及び開弁側電磁
石電流制御部10は、それぞれ入力された電流目標値に
応じたPWM制御により電源部13から各電磁石11,
12へ電流を供給することにより電磁力を制御できるよ
うになっている。
【0025】次に、電磁駆動弁および電磁駆動弁の制御
装置の動作の概要を説明する。可動子57はコイルスプ
リング56,59に懸吊されており、閉弁側電磁石11
および開弁側電磁石12が通電していないとき、閉弁側
電磁石11と開弁側電磁石12の概略中央に位置するよ
うに、それぞれのコイルスプリング56,59の寸法及
びバネ定数が設定されている。
【0026】ここで、コイルスプリング56,59と、
弁54双び可動子57を含む可動部とで構成されるバネ
・マス系の固有振動数foは、合成バネ定数をK、合計
慣性質量をmとすると、fo=2π√(K/m)である
ことが知られている。
【0027】さてエンジン始動前の初期動作において、
上記固有振動数foに対応する周期で閉弁側電磁石11
と開弁側電磁石12に交互に通電する。そして、可動部
を共振させることにより徐々に可動部の振幅を増大さ
せ、初期動作の最終段階で、閉弁又は開弁状態に維持さ
れる。
【0028】次に、エンジンの始動時または通常の稼働
時には、例えば開弁時はまず閉弁側電磁石11の電流が
切られ、可動部はコイルスプリングのバネ力により下方
に移動を開始する。摩擦力などによるエネルギー損失の
ため、バネ力だけで弁全開位置まで可動子57を移動さ
せることはできない。そこで、可動子57が開弁側電磁
石12に十分近づき、電磁力が有効となる位置で開弁側
電磁石12が通電され、可動子57の運動を助勢する。
【0029】このとき制御装置1は可動部位置センサ3
及び可動部速度センサ2から、可動子57の位置及び速
度を入力し、可動部の速度が速度目標値を追従するよう
に開弁側電磁石電流制御部10に指令値を発する。制御
装置の指令値に応じて開弁側電磁石12の電流が制御さ
れた結果(開弁側電磁石12の電磁力が制御された結
果)、可動部は開弁側電磁石12と可動子57とのギャ
ップが例えば数百ミクロンになる位置で停止する。
【0030】閉弁時は開弁側電磁石12の電流は切られ
る。可動子57と弁54はコイルスプリング59および
コイルスプリング56の力により上方へ移動するが、摩
擦力などによるエネルギー損失のため、バネ力だけで閉
弁位置まで可動子57を移動させることはできない。そ
こで、可動子57が閉弁側電磁石11に十分近づき、電
磁力が有効となる位置で閉弁側電磁石11が通電され、
可動子57の運動を助勢する。まず、弁が閉位置とな
り、一体化して移動していた弁と可動子57が分離す
る。可動子57は電磁力に助勢されてそのまま閉弁側電
磁石11に接近する。制御装置は弁54と弁座52aと
が激突(大きな速度での衝突)することがないよう可動
部位置センサ3もしくは可動部速度センサ2が可動部の
運動を検出し、閉弁側電磁石電流制御部9により閉弁側
電磁石11の電流を調節する。このとき弁体と弁座52
aとが当接する速度は、例えば0.1[m/s]以下に
なるよう可動部の速度が制御される。
【0031】また、可動子57と閉弁側電磁石11との
ギャップが数百ミクロン以下となったとき、可動子57
の目標速度がゼロとなり、可動子57は閉弁側電磁石1
1とのギャップが数百ミクロンの位置で停止するように
制御されるので、衝突することがなくなり、騒音発生が
防止され、摩耗が防止される。
【0032】図2は、本発明に係る電磁駆動弁の制御装
置の第1実施形態の構成を示すブロック図である。同図
において、制御装置1は、前記可動部位置センサ3が出
力する位置信号に基づいて可動部の速度目標値を生成す
る速度目標値生成部4と、前記可動部速度センサ2が出
力する速度信号と速度目標値とを比較する比較部5と、
該比較部5の比較結果に応じて前記閉弁側電磁石11ま
たは開弁側電磁石12に通電すべき電流目標値を生成す
る電流目標値生成部6と、該生成された電流目標値を前
記閉弁側電磁石電流制御部9または開弁側電磁石電流制
御部10のいずれに供給するかを切り換える切替器7と
を備えている。
【0033】以下、各部の機能を詳細に説明する。速度
目標値生成部4は、速度目標値rを、
【0034】
【数1】 に示すように生成する(図3参照)。
【0035】ここでzは可動部位置センサ3の出力から
演算される可動子57と可動子57を引きつけている電
磁石との距離(ギャップ)、tは時刻、v(t)は可動部
速度センサ2が検出した可動部の速度、または可動部位
置センサ3が検出した位置信号の出力から演算されるz
の時間微分値である。r1(z),r2(z)はギャップzの関
数として与えられる速度目標関数であり、これら速度目
標関数が、本発明における可動部の複数の運動特性目標
値に相当する。そして、第1の速度目標関数r 1(z)は、
ギャップzが次第に小さくなり第1の所定値zs0になっ
た時点ts0つまり電磁石への通電制御が開始される時点
で選択され、ギャップzが更に減少して第2の所定値z
s0になった時点で第2の速度目標関数r2(z)が選択され
て切り換えられる。前記第1の所定値zs0はギャップz
が小さくなり電磁力が有効になるギャップ長を基準に選
ばれ、実際には1〜3[mm]程度である。
【0036】これら第1の速度目標関数r1(z)及び第2
の速度目標関数r2(z)は次の条件を満たすように決定さ
れる。以下では、z,tの関数における(z),(t)を省略
する。
【0037】
【数2】 と選ぶと、速度目標関数の切り換え点において、速度目
標値を連続にすることができる。ここで、sはラプラス
演算子、zsは速度目標値を切り換える位置(設計者が
与える所定値)、zeは可動子の制御目標位置(設計者
が与える所定値)、rsは速度目標値を切り換える直前
の速度目標値、ζ,ωは、設計者が適当に選ぶ定数であ
る。
【0038】第1の速度目標関数r1は、着座までの時
間を短くすることを主眼に設定された、応答の速い2次
振動系の応答に基づいて設定された速度目標値であり、
ζは、0.7付近、ωは[(m1+m2)/(k1+k2)]
1/2程度の値に選ぶ。ここで、m1,m2はそれぞれ可動
子と弁の質量、k1,k2はそれぞれコイルスプリング5
9およびコイルスプリング56のバネ定数である。
【0039】一方、第2の速度目標関数r2は、着座の
速度を小さくすることを主眼に選ばれる。既述のよう
に、式(3),(4)のように選ぶと、速度目標値はzeの位置
で滑らかに接続される。式(3)を用いると、r2は1次応
答を元に設定されるので、可動部位置はオーバーシュー
トせず、漸近的に目標位置に収束するので、着座の衝撃
を小さくすることができる。
【0040】前記速度目標値生成部4の構成を図4に示
す。また、第2の速度目標関数r2は、
【0041】
【数3】 とし、振動の減衰度を決定する定数ζ2を1より大きく
した非振動的な2次応答特性を有した関数を用いてもよ
い。
【0042】以上のようにして設定された速度目標値r
は、可動部速度センサ2によって検出された実際の可動
部速度v(=dz/dt) と比較部4により比較され、
比較信号(v−r)が電流目標値生成部6に出力され
る。電流目標値生成部6では、電流目標値i(t)を、次
に示す式(6)のように生成する。
【0043】
【数4】 ここで、kは適当に決める正の定数(フィードバックゲ
イン)である。なお、z>zs0 の区間ではr=v(=
dz/dt)であるから通電による速度制御は発生しな
い。
【0044】この電流目標値を電磁石の通電電流とし
て、切替器7を介して閉弁側電磁石電流制御部9または
開弁側電磁石電流制御部10に伝達される。ここで、切
替器7は、エンジン制御ECU8より開弁指令または閉
弁指令を入力し、開弁指令であれば開弁側電磁石電流制
御部10、閉弁指令であれば閉弁側電磁石電流制御部9
をそれぞれ選択し、選択された側に電流目標値生成部6
が生成する電流目標値を出力する。そして、閉弁側電磁
石電流制御部9または開弁側電磁石電流制御部10がP
WM制御により電源部13から供給される電流のON/
OFF比を制御することにより通電電流の大きさが制御
され、結果として可動子に作用する電磁力が制御され、
可動部の速度が制御される。
【0045】ここで、第1の制御目標位置をze1、その
ときの速度目標値をre1、第2の制御目標位置をze2
そのときの速度目標値をre2とし、2段階の制御目標位
置を設定する。例えば、閉弁時には、ze1=0.3[mm]
e1=0[m/s]、ze2=0.1[mm] re2=0[m/s]と設定
する。
【0046】なお、制御目標位置の切り換えについて
は、センサで検出された可動子の位置及び速度から、略
z=ze1、v=re1となったときに、制御目標位置をz
=ze2に切り換えて設定する。
【0047】ここで、第1の制御目標位置ze1は、弁体
が閉弁着座した時点の可動子位置近傍(閉弁着座時の位
置よりやや電磁石より)に設定され、これにより、弁体
の閉弁着座時の速度を十分小さくできるので、着座の衝
撃を小さくでき、衝突音を軽減できる。また、第2の制
御目標位置をze2を、第1の制御目標位置ze1より小さ
く設定することで、閉弁着座後に弁体から切り離された
可動子は、さらに閉弁用電磁石に近づけられた位置で電
磁石と非接触に宙吊り状態で停止するように制御される
(以下かかる制御を宙吊り制御という)。この場合、電
磁吸引力は、電磁石に接近するほど急激に増大する特性
を有するので、可動子を電磁石に接近した位置で停止さ
せるほど、通電電流は小さくて済み、消費電力を節減で
きる。
【0048】しかし、上記可動子の宙吊り制御は、電磁
吸引力が増大して可動子を電磁石に接近させる方向に作
用コイルスプリングのバネ力と電磁石に電磁吸引力とが
釣り合って可動子が停止している状態から、外乱により
可動子が電磁石に接近すると、電磁吸引力が増大して可
動子をさらに電磁石に接近させる方向に作用し、逆に可
動子が電磁石から遠ざかると電磁吸引力が減少して可動
子をさらに電磁石から遠ざけるに方向に作用するという
不安定系であり、宙吊り状態を維持するためには、速や
かなフィードバック応答性が要求される。前記のよう
に、電磁吸引力は、電磁石に接近するほど急激に増大す
るので、ある程度以上接近すると宙吊り制御が難しくな
り、電磁石へ吸着されやすくなる(電磁石から離れる方
向は、通電電流を最大限にすることで阻止することが可
能であるが、接近する方向は可動子と電磁石との距離が
短いこともあって通電電流を弱めても間に合わず、一旦
電磁石に吸着されると、再度宙吊り制御を行なうことは
不可能となる)。
【0049】そこで、より安定した宙吊り制御を行なっ
て可動子の衝突抑止効果を高め、少しでも静粛性を重視
するならば、図5のように、第2の制御目標位置をze2
を、大きめの値に設定すればよいが、消費電力をより節
減することを重視するならば、図6のように、第2の制
御目標位置をze2を、小さめの値に設定すればよい。後
者の場合、宙吊り制御に失敗して電磁石に吸着される場
合もありうることになるが、例えば、10回につき1回
の割合で失敗して電磁石に吸着し、衝突音が発生したと
しても、最初から着座制御する場合に比較して、1/1
0で済むことになる。また、閉弁時は、弁体着座時の衝
突音が避けられず、該衝突音発生後瞬時の後に連続的に
音を生じても、可動子のみの衝突音は弁体着座時(弁体
と可動子の合計の質量が衝突する)の衝突音と比較して
小さいこともあって、それほど音が増大した感じがしな
くて済む。
【0050】更に消費電力の節減を重視するならば、図
7に示すように、第2の制御目標位置をze2を、電磁石
との吸着位置として可動子を着座制御するようにしても
よく、その場合でも、速度目標値を0に近づけること
で、衝突音を可及的に低減することが可能である。
【0051】次に、開弁時の制御の実施の形態について
説明する。開弁時は、閉弁時と異なり弁体を着座制御す
る必要がない。したがって、極力安定した宙吊り制御を
行なって、衝突音の発生を確実に防止することを図る。
閉弁時から時間をおいた開弁時に、衝突音が発生するの
としないのとでは、感覚的に大きな差があるからであ
る。一方、開弁時は、吸・排気弁の応答性を高めるた
め、初期の開弁速度を大きくすることが要求される。可
動子の制御目標位置を1個設定しただけでは、これら両
方の要求を満たすことはできない。
【0052】そこで、開弁時も可動子の制御目標位置を
2段階に切り換えて設定する。すなわち、先に設定され
る可動子の第1の制御目標位置ze1は、開弁用電磁石に
接近した小さ目の値に設定し、後で設定される第2の制
御目標位置ze2は、開弁用電磁石からの距離を大きくす
るように大き目の値に設定する。
【0053】このようにすれば、図8に示すように、開
弁初期は可動子の第1の制御目標位置ze1が小さめに設
定されることで、可動子及び可動子と一体の弁体の移動
速度を大きくして応答性を高めることができ、開弁後期
は可動子の第1の制御目標位置ze2が大きめに設定され
ることで、安定した宙吊り制御を行なって衝突音の発生
を確実に防止することができる。
【0054】また、制御としては、図8に示すように、
可動子が第1の制御目標位置ze1に移動して安定してか
ら第2の制御目標位置ze2に切り換えるのが、容易かつ
高精度に行なえるが、図9に示すように、可動子が第1
の制御目標位置ze1に移動すると同時若しくはその前に
第2の制御目標位置ze2に切り換えて、安定した宙吊り
制御に早めに移行させるようにしてもよい。
【0055】図10、図11は、前記制御装置1の動作
のフローチャートである。図10は、所定時間毎に可動
部の位置と速度とを読み込んで、速度目標関数の算出、
電流目標値の算出及び出力を行う第1のフローを示し、
図11は、エンジン制御ECUからの弁開閉指令により
閉弁側電磁石電流制御部9と開弁側電磁石電流制御部1
0とを選択切換する第2のフローを示す。いずれのフロ
ーも制御装置1に内蔵される図示されないタイマーによ
り計測される所定時間を周期として実行される。
【0056】まず、図10を参照して第1のフローにつ
いて説明する。ステップ(図ではSと記す。以下同様)
1では、可動部位置センサ3及び可動部速度センサ2か
ら位置信号z及び速度信号vを読み込む。
【0057】ステップ2では、前記速度目標値生成部5
で速度目標関数rを算出する。ステップ3では、前記比
較部4及び電流目標値生成部6の協動により電磁石に通
電すべき電流目標値iを算出する。
【0058】ステップ4では、前記算出された電流目標
値iを切替器7により選択された閉弁側電磁石電流制御
部9または開弁側電磁石電流制御部10のいずれか一方
に供給する。
【0059】次に、図11を参照して第2のフローにつ
いて説明する。ステップ11では、エンジン制御ECU
8から弁開閉指令を読み込む。ステップ12では、開弁
指令か否かを判定し、開弁指令であれば、ステップ13
で開弁側電磁石電流制御部10を電流目標値生成部6に
接続するよう切替器7を切り替える。
【0060】ステップ12の判定で開弁指令でなけれ
ば、ステップ14で閉弁指令か否かを判定し、閉弁指令
であれば、ステップ15で閉弁側電磁石電流制御部9を
電流目標値生成部6に接続するよう切替器7を切り替え
る。
【0061】以上のように、第1のフローと、第2のフ
ローとは並列に実行可能であるが、直列に実行すること
もでき、その場合は、時間待ちを含まない第2のフロー
を先に実行するのが好ましい。
【0062】図12は、前記第1のフローにおけるステ
ップ2での速度目標関数rを算出するサブルーチンを示
す。ステップ21では、可動子57と可動子57を引き
つけている電磁石とのギャップzが、前記第2の所定値
sより大きいかを判定し、大きいと判定された場合
は、ステップ22で前記式(2)に示した第1の速度目標
関数r1を算出する。ここで、前記ギャップzが前記第
1の所定値zs0より大きいときには、可動子の実際の速
度vがr1より大きいので、前記式(8)に従って通電は開
始されず、ギャップzがzs0以下となってから該第1の
速度目標関数r1に応じた通電による速度制御が開始さ
れる。
【0063】また、ステップ21の判定がNOである場
合には、ステップ23でギャップzが略第2の所定値z
s以下となったかを判定し、略第2の所定値zs以下とな
った場合は、ステップ24で前記式(3)で示される第2
の速度目標関数r2における定数c1を前記式(4)に従っ
て算出した後、ステップ25で該式(3)又は(5)で示され
る第2の速度目標関数r2を算出する。
【0064】ステップ23の判定がNOである場合、つ
まりギャップzが第2の所定値zsより小さくなった後
は、ステップ26で前記算出された定数c1を用いて式
(3)又は(5)で示される第2の速度目標関数r2を算出す
る。
【0065】次に、本発明にかかる可動子の制御目標位
置を複数段階に切り換える制御を、図13に基づいて説
明する。該制御は、前記図12のステップ25におい
て、前記式(3) 又は(5)により第2の速度目標関数r2
算出する際に、可動子の制御目標位置zeを切り換える
制御である。
【0066】ステップ31では、可動部位置センサ3及
び可動部速度センサ2から位置信号z及び速度信号vを
読み込む。ステップ32では、前記信号から可動子の位
置zと速度vが、それぞれ略第1の制御目標位置ze1
び第1の速度目標値re1になったかを判定する。
【0067】ze1及びre1になっていないと判定された
ときは、ステップ33へ進み、制御目標位置zeを第1の
制御目標位置ze1、速度目標値reを第1の速度目標値r
e1に設定する。これにより、前記図12のステップ25
において、該第1の制御目標位置ze1及び第1の速度目標
値re1を用いて、前記式(3) 又は(5)により第2の速度
目標関数r2が算出される。そして、該算出された第2
の速度目標関数r2によって、図10のステップ3,4
により、電流目標値iが算出され、該算出された電流目
標値iが閉弁側電磁石電流制御部9または開弁側電磁石
電流制御部10のいずれか一方に供給されて通電制御が
行なわれる。
【0068】また、ステップ32で、可動子の位置zと
速度vが略ze1及びre1になったと判定されたときは、
ステップ34へ進み、制御目標位置zeを第2の制御目
標位置ze2、速度目標値reを第2の速度目標値re2
設定する。これにより、前記図12のステップ25にお
いて、該第2の制御目標位置ze2及び第2の速度目標値
re2を用いて、前記式(3) 又は(5)により第2の速度目
標関数r2が算出され、前記同様に該算出された第2の
速度目標関数r2によって、図10のステップ3,4に
より、電流目標値iが算出され、該算出された電流目標
値iが閉弁側電磁石電流制御部9または開弁側電磁石電
流制御部10のいずれか一方に供給されて通電制御が行
なわれる。
【0069】なお、可動子の制御目標位置zeを切り換
える本発明の制御は、速度目標関数rを、上記のように
2段階に切り換えることをせず、1つの速度目標関数r
のみを持つものにおいて制御目標位置ze複数段階に切
り換えることでも適用できる。
【0070】尚、本実施形態の変形例として、可動部速
度センサ2に代えて可動部位置センサ3の出力信号を時
間微分して速度信号を得る微分手段を用いても良いこと
は、明らかである。
【0071】図14は、本発明に係る電磁駆動弁の制御
装置の第2実施形態の構成を説明するブロック図であ
る。本実施形態においては、第1実施形態の可動部速度
センサ2に代えて、閉弁側電磁石11または開弁側電磁
石12に通電される電流値を検出する電磁石電流センサ
16と、可動子速度推定部(オブザーバ)17とを備え
た制御装置15が用いられている。その他の構成は第1
実施形態と同様である。この電磁石電流センサ16は、
閉弁側電磁石電流制御部9または開弁側電磁石電流制御
部10の出力電流を直列低抵抗により検出してもよい
し、電磁石11,12の磁束を検出して電流に換算する
形式でもよい。
【0072】本実施形態の特徴は、可動部の速度を直接
検出する代わりに、電磁石電流センサ16が検出した電
磁石11,12の通電電流と、可動部位置センサ3が検
出した可動部の位置とに基づいて、可動子速度推定部1
7が可動子の速度を推定することである。
【0073】可動部の質量m、可動部に関わるバネ定数
k、可動部に関わる粘性定数c、電磁力をFとすると、
可動部の運動は、
【0074】
【数5】 と表される。
【0075】ここでf(x,i)は磁気回路の形状や材
質などにより決まる関数であり、磁場解析などの手段に
よりあらかじめ知ることができる。γはバネ力のうち、
オフセット荷重成分である。これらの式を元に、可動部
の速度は直接可動部速度センサ2で検出する代わりに、
位置xと電流iから以下の式を用いる可動子速度推定部
17で推定することができる。
【0076】
【数6】 推定された可動子の速度は、第1実施形態と同様に比較
部5へ入力され、以下の処理内容は第1実施形態と同様
であり、第1実施形態と同様の効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される電磁駆動弁の構成を示す概
念図。
【図2】本発明に係る電磁駆動弁の制御装置の第1の実
施形態の構成を示すブロック図。
【図3】同上実施形態における速度目標関数の生成法を
説明する位置/速度位相面における可動部の軌跡を示す
グラフ。
【図4】同上実施形態における速度目標値生成部の構成
を示すブロック図。
【図5】同上実施形態における閉弁時の可動子位置の変
化の第1の例を示す図。
【図6】同上実施形態における閉弁時の可動子位置の変
化の第2の例を示す図。
【図7】同上実施形態における閉弁時の可動子位置の変
化の第3の例を示す図。
【図8】同上実施形態における開弁時の可動子位置の変
化の第1の例を示す図。
【図9】同上実施形態における開弁時の可動子位置の変
化の第2の例を示す図。
【図10】同上実施形態における速度目標関数の算出、電
流目標値の算出及び出力を行う第1のフローを示すフロ
ーチャート。
【図11】同上実施形態における閉弁側電磁石電流制御部
と開弁側電磁石電流制御部とを選択切換する第2のフロ
ーを示すフローチャート。
【図12】前記第1のフローの速度目標関数算出のサブル
ーチン示すフローチャート。
【図13】同上実施形態における本発明にかかる可動子の
制御目標位置の切り換え制御のフローを示すフローチャ
ート。
【図14】本発明に係る電磁駆動弁の制御装置の第2の実
施形態の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 制御装置 2 可動部速度センサ 3 可動部位置センサ 4 比較部 5 速度目標値生成部 6 電流目標値生成部 7 切替器 9 閉弁側電磁石制御部 10 開弁側電磁石制御部 11 閉弁側電磁石 12 開弁側電磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 育宏 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3G018 AB09 AB16 BA38 CA12 DA24 DA35 DA36 DA41 DA66 EA22 EA32 FA06 FA07 GA03 GA06 GA07 GA23 GA31 GA32 GA37 3G092 AA11 DA01 DA02 DA07 DG02 DG09 EA11 EA12 EB03 EC07 FA09 FA14 FA36 HA13X HA13Z 3H106 DA07 DA25 DB14 DB32 DC02 DC17 DD09 EE04 EE20 EE22 EE30 EE48 FB04 FB26 GC29 HH10 KK17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁石と、該電磁石によりスプリングの反
    力に抗して駆動される可動子及び該可動子に連係して駆
    動される弁体を備え、前記可動子の位置を検出しつつ前
    記電磁石を通電制御する電磁駆動弁の制御装置であっ
    て、 前記可動子の駆動中に、該可動子の制御目標位置を複数
    段階に切り換えて設定することを特徴とする電磁駆動弁
    の制御装置。
  2. 【請求項2】可動子の少なくとも1方向の移動時におい
    て、弁体の着座停止後、該弁体から離脱して可動子のみ
    が所定量移動後停止するものにおいて、前記方向の移動
    時には、前記可動子の先に設定される制御目標位置を、
    後で設定される制御目標位置より前記電磁石から離れた
    位置に設定することを特徴とする請求項1に記載の電磁
    駆動弁の制御装置。
  3. 【請求項3】前記先に設定される制御目標位置は、前記
    弁体の着座停止位置における可動子位置近傍に設定さ
    れ、後で設定される制御目標位置は前記電磁石に衝突す
    る直前の位置に設定されることを特徴とする請求項2に
    記載の電磁駆動弁の制御装置。
  4. 【請求項4】電磁駆動弁は、エンジンにおける吸・排気
    弁であり、前記方向の弁体の移動時は、閉弁時であるこ
    とを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の電磁駆動
    弁の制御装置。
  5. 【請求項5】可動部の少なくとも1方向の移動時におい
    て、可動子が前記電磁石に衝突する直前の位置で停止す
    ることにより、弁体が停止するものにおいて、前記方向
    の移動時には、前記可動子の先に設定される制御目標位
    置を、後で設定される制御目標位置より電磁石に接近し
    た位置に設定することを特徴とする請求項1〜請求項4
    のいずれか1つに記載の電磁駆動弁の制御装置。
  6. 【請求項6】電磁駆動弁は、エンジンにおける吸・排気
    弁であり、前記方向の弁体の移動時は、開弁時であるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の電磁駆動弁の制御装
    置。
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