JP2001220930A - 建 具 - Google Patents

建 具

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JP2001220930A
JP2001220930A JP2000028751A JP2000028751A JP2001220930A JP 2001220930 A JP2001220930 A JP 2001220930A JP 2000028751 A JP2000028751 A JP 2000028751A JP 2000028751 A JP2000028751 A JP 2000028751A JP 2001220930 A JP2001220930 A JP 2001220930A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 召し合せ部のずれに伴う召し合せ錠の施錠時
における鎌と受部の隙間を解消してがたつきを防止す
る。 【解決手段】 上枠1a、下枠1bおよび左右の縦枠1
c,1dからなる枠体1と、この枠体1内に引違いに開
閉自在に設けられた内外の障子4,5と、障子4,5の
召し合せ部に設けられた召し合せ錠10とを備え、前記
召し合せ錠10は内障子側に設けられ施錠操作により室
外方向へ突出可能な鎌19と、外障子側に設けられ室外
方向へ突出した鎌19を受ける受部32とを有し、前記
鎌19および受部32の何れか一方に障子開閉方向に向
って階段状部37を形成し、他方にその階段状部37に
係合する係合部38を設け、前記受部32は鎌19と対
向する方向に付勢部材例えばバネ35により付勢されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建具に係り、特に
召し合せ部のずれに伴う召し合せ錠の施錠時における鎌
と受部の隙間によるがたつきを解消した建具に関する。
【0002】
【従来の技術】引戸などの建具としては、上枠、下枠お
よび左右の縦枠からなる枠体と、この枠体内に引違いに
開閉自在に設けられた内外の障子(引戸、戸体を含
む。)と、障子の召し合せ部に設けられた召し合せ錠と
を備えているものが知られている。この召し合せ錠は、
内障子側に設けられ施錠操作により室外方向へ突出可能
な鎌と、外障子側に設けられ室外方向へ突出した鎌を受
ける受部例えば切欠部とを有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記建具に
おいては、枠および障子の寸法誤差や変形等に伴い、障
子の召し合せ部に障子開閉方向のずれ(これを召し合せ
ずれともいう)が発生する場合がある。この召し合せず
れが発生すると、施錠時に鎌が切欠部に嵌合し難くなる
ため、ずれに合せて切欠部の位置を調整する必要がある
が、この面倒な調整を解消するために切欠部の開口を大
きくして調整レスにしている。このため、施錠時におけ
る鎌と切欠部の間に障子開閉方向の隙間が発生し、がた
つきが生じ易いという問題があった。
【0004】本発明は、前記事情を考慮してなされたも
ので、召し合せ部のずれに伴う召し合せ錠の施錠時にお
ける鎌と受部の隙間を解消してがたつきを防止すること
ができる建具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の建具は、上枠、
下枠および左右の縦枠からなる枠体と、この枠体内に引
違いに開閉自在に設けられた内外の障子と、障子の召し
合せ部に設けられた召し合せ錠とを備え、前記召し合せ
錠は内障子側に設けられ施錠操作により室外方向へ突出
可能な鎌と、外障子側に設けられ室外方向へ突出した鎌
を受ける受部とを有し、前記鎌および受部の何れか一方
に障子開閉方向に向って階段状部を形成し、他方にその
階段状部に係合する係合部を設け、前記受部は鎌と対向
する方向に付勢部材により付勢されていることを特徴と
する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面に基いて詳述する。
【0007】本発明を玄関引戸に適用した実施の形態を
示す図1、図2ないし図3において、1は建物の躯体の
開口部に取付けられる建具例えば玄関引戸の枠体(四周
枠体)で、この枠体1は上枠1a、下枠1bおよび左右
の縦枠1c,1dを枠組みしてなる。上枠1aおよび下
枠1bには、対向する位置にレール2a〜2c,3a〜
3cが設けられている。2a,2b,3a,3bは障子
用のレール、2c,3cは網戸用のレールである。
【0008】前記上枠1aおよび左右の縦枠1c,1d
は、例えば金属製(例えばアルミニウム合金製、以下同
様)室外形材1xと金属製室内形材1yを合成樹脂製ブ
リッジ材1zを介して結合した断熱構造とされている。
上枠側の外障子用のレール(外レール)2aは室外形材
1xに設けられ、内障子用のレール(内レール)は室内
形材1yに設けられている。
【0009】前記下枠1bは、障子の荷重に耐え得るよ
うに金属材例えばステンレスの曲げ加工材からなり、非
断熱構造とされているが、断熱構造とされていてもよ
い。前記枠体1内には、障子用のレール2a,2b,3
a,3bを介して可動障子である内外の障子(外障子と
内障子)4,5が引違いに開閉自在(開閉可能)に設け
られていると共に、室内側に網戸用のレール2c,3c
を介して網戸6が開閉自在に設けられている。外障子4
は、上框7a、下框7bおよび左右の縦框(召し合せ
框、戸先框)7c,7dを組んだ框組体7にパネル体例
えばガラス8を組込んで(嵌め込ん)でなる。
【0010】内障子5は、上框9a、下框9bおよび左
右の縦框(召し合せ框、戸先框)9c,9dからなる框
組体9にパネル体例えばガラス8を嵌め込んでなる。障
子4,5の室外側には飾り格子である格子組体100が
設けられている。前記框組体7,9の室内に面する框7
a,7b,7d,9a,9b,9c,9dは、金属製室
外形材7x,9xと金属製室内形材7y,9yを合成樹
脂製ブリッジ材7z,9zを介して結合した断熱構造と
されている。
【0011】図示例では、外障子の召し合せ框7cは、
室外に位置されることから、金属形材のみの非断熱構造
とされているが、断熱構造とされていてもよい。また、
前記室外形材7x,9xは、ガラス8の室外側に格子組
体100を取付けるため、見込寸法の大きいホロー材と
され、室内形材7y,9yは、見込寸法の小さいソリッ
ド材とされている。ガラス8は、例えば複層ガラスから
なっている。
【0012】前記障子4,5の召し合せ部である召し合
せ框7c,9cには、図4ないし図5に示すように、召
し合せ錠10が設けられている。この召し合せ錠10
は、内障子側に設けられ施錠操作により室外方向へ突出
可能な鎌19と、外障子側に設けられ室外方向へ突出し
た鎌19を受ける受部32とを有している。また、図示
例の召し合せ錠10は、外障子4と内障子5の両方に鍵
操作で施解錠可能なシリンダー11,12を有してお
り、内障子側のシリンダー(内シリンダーともいう)1
2には通常時は摘み13a付きの鍵13が取付けられて
いる。
【0013】内障子側のシリンダー12は、摘み付き鍵
13を上下方向に移動させることにより連結部材14を
介して施解錠を行い、摘み付き鍵13を引張って回動す
ることにより連結部材14との連結を解除すると共に摘
み付き鍵13を取外し可能に構成されている。
【0014】更に具体的に説明すると、前記召し合せ錠
10は、内障子5の召し合せ框(召し内框ともいう)9
cの内部における室外面側に設けられた錠機構(内錠と
もいう)15と、外障子4の召し合せ框(召し外框とも
いう)7cの内部における室内面側に設けられた錠機構
(外錠ともいう)16とを対向して有している。内錠1
5が召し内框9c内の室内面側に設けられた前記内シリ
ンダー12と連結部材14を介して連結されている。内
錠15は、ケーシング17内に障子開閉方向に沿って配
置した支軸18を介して室内外方向の垂直面上を回動自
在に設けられた鎌19を有し、この鎌19が施錠時に室
外側に突出し、解錠時に室内側のケーシング17内に没
入(収納)されるようになっている。
【0015】また、ケーシング17内の前記鎌19より
も上方には、外障子側のシリンダー(外シリンダーとも
いう)11との間で連動機構20を構成する一方の連動
部材(内連動部材ともいう)20aが前記鎌19の支軸
18と平行な支軸21を介して回動自在に設けられてい
る。また、ケーシング17内には、前記連結部材14が
上下方向に移動自在に設けられ、この連結部材14に対
して前記鎌19および内連動部材20aが軸(具体的に
は軸と受け)22,23を介してそれぞれ連結されてい
る。
【0016】召し内框9cの室内面には、摘み付き鍵1
3の摘み13a部分を上下方向に移動操作するために、
摘み13a部分を移動自在に収容する操作部枠24が設
けられ、この操作部枠24の背面側に前記内シリンダー
12が上下方向に移動自在に設けられている。内シリン
ダー12内に回動可能に内蔵された図示しないプラグの
鍵穴は、操作部枠24の開口部(操作窓)24aを介し
て室内側に露出されており、この鍵穴に通常時は摘み付
き鍵13が差し込まれている。摘み付き鍵13は、摘み
13aを水平にした状態では内シリンダー12から引抜
けない(取外せない)ようになっている。
【0017】内シリンダー12は、その後端よりバネ力
で室外方向へ突出付勢された係合部材27を有し、この
係合部材27が前記連結部材14に形成された係合受部
(係合穴)28に着脱自在に係合(嵌合)されている。
前記係合部27は、例えば内シリンダー12のプラグの
後端に突設されている。これにより、図5に示すよう
に、摘み付き鍵13の摘み13aを上方から下方に移動
操作すると、内シリンダー12と係合部材27を介して
連結された連結部材14が下方へ移動操作され、鎌19
が施錠位置に突出すると共に、内連動部材14が施錠位
置に切換わり、逆に、図4に示すように、摘み13aを
下方から上方へ移動操作すると、内シリンダー12と係
合部材27を介して連結された連結部材20aが上方へ
移動操作され、鎌19が解錠位置に没入すると共に、内
連動部材20aが解錠位置に切換わるように構成されて
いる。
【0018】また、前記内シリンダー12は、摘み13
aを水平状態でバネ力に抗して室内方向へ引張ると、前
記係合部材27が連結部材14の係合受部28から離脱
し、連結部材14との連結が解除されるようになってい
る。この引張り状態で、摘み13aを所定角度例えば9
0度回動して垂直状態にすると、例えば内シリンダー1
2内のプラグの側面に突設した突軸29がこの突軸29
の移動を許容すべく内シリンダー12の側面に形成した
L字状のガイド溝30に係止されることにより、係合部
材27の係合受部28からの離脱状態が保持されると共
に、摘み付き鍵13を内シリンダー12から取外せるよ
うになっている(図示省略)。前記係合部材27、係合
受部28、突軸29やガイド溝30等が、内シリンダー
12と連結部材14を連結したり、連結を解除する連結
解除手段(係合離脱手段)であるクラッチを構成してい
る。
【0019】一方、外錠16は、障子4,5の閉鎖状態
において、ケーシング31内における前記内錠15の鎌
19と対応する位置に施錠時に内錠15から室外方向へ
突出した鎌19を係止する後述の受部32を有してお
り、召し内框9cの室外面から室外方向へ突出した内錠
15の鎌19が外錠16の受部32に係止されることで
施錠状態となる。また、ケーシング31内の前記受部3
2よりも上方には、前記連動機構20を構成する他方の
連動部材(外連動部材ともいう)20bが支軸33を介
して回動自在に設けられている。外シリンダー11は召
し外框7c内の室外側に設けられ、その図示しないプラ
グの鍵穴が召し外框7cの室外面に露出されている。
【0020】外シリンダー11は、図示しない鍵の操作
により外連動部材20bが施錠位置もしくは解錠位置に
選択的に切換えられ、この外連動部材20bが対向する
内連動部材20aを介して連結部材14を上下に動か
し、内錠15の鎌19を施錠位置もしくは解錠位置に駆
動するように構成されている。すなわち、内シリンダー
12と外シリンダー11は、連結部材14および連動機
構20を介して連係され、何れか一方の鍵操作(内シリ
ンダーは摘み付き鍵の上下動操作、外シリンダーは鍵の
回動操作)で鎌19を駆動して施解錠可能になってい
る。なお、内シリンダー12の摘み付き鍵13と外シリ
ンダー11の鍵は、互いに互換性がある(例えば内シリ
ンダーの摘み付き鍵を外シリンダーに差し込んで操作可
能)ことが好ましいが、互換性がなくてもよい。
【0021】前記受部32は、図6ないし図7にも示す
ように、外錠16のケーシング31内に障子開閉方向に
沿って配置された支軸34を介して室内外方向の垂直面
上を回動自在に設けられており、付勢部材であるバネ3
5により鎌19と対向する方向(室内方向)へ付勢され
ている。また、外錠16のケーシング31の室内端に
は、室外方向へ回動突出した鎌19が外錠16のケーシ
ング31内に入り込むための開口部(切欠部)36が形
成され、この開口部36の上壁内面部に鎌19が施錠時
に引っ掛かるように構成されている。
【0022】前記開口部36は、召し合せずれに対して
調整レスとするために障子開閉方向の開口幅が大きく形
成されている。そして、調整レスとしていることによる
鎌19と開口部36との間の隙間に起因するがたつきを
抑制ないし防止するために、前記鎌19および受部32
の何れか一方(図示例では受部)には障子開閉方向に向
って階段状部37が形成され、他方(図示例では鎌)に
はその階段状部37に係合する係合部38が設けられて
いる。また、鎌19の係合部38が階段状部37の何れ
の段にも確実に当接するように、受部32が鎌19に当
接する方向(対向方向)へバネ35で付勢されている。
【0023】バネ35は、図示例では受部32の支軸3
4に取付けられているが、受部32を鎌19に当接させ
る方向へ付勢できれば、何れに取付けられていてもよ
い。また、付勢部材は、弾発ないし反発性を有するもの
であれば、バネ以外に例えばゴムや磁石等であってもよ
い。
【0024】前記階段状部37は、外障子4の閉まり方
向に行くほど室内方向に接近するように、複数段図示例
では最下段37aおよび最上段37dを含めて4段の階
段状に形成されており、前記係合部38は階段状部37
の各段に係合ないし当接しうるように例えば凸状に形成
されている。そして、受部32は、前記開口部36によ
る規制と合せて、図7の(a)および図8の(a)〜
(d)に示すように、複数の召し合せずれ位置に対応で
きるようになっている。
【0025】すなわち、内錠15と外錠16の中心線を
ca,cbとし、両中心線ca,cbが一致したときの
ずれ量をゼロ、このゼロを基準とし外障子4の閉まり方
向をマイナス、外障子4の開き方向をプラスとすると、
ずれ量がゼロのときは、図8の(b)に示すように鎌1
9の係合部38が階段状部37の二段目37bと三段目
37cに係合する。
【0026】ずれ量がマイナスのときには、そのずれ量
に応じて図8の(a)に示すように鎌19の係合部38
が三段目37cと最上段37dに係合するか、最大ずれ
量(−d)状態である図8の(c)に示すように鎌19
の係合部38が最上段37dに係合すると共に鎌19の
側部が開口部36の左端に係合する。また、ずれ量がプ
ラスのきは、そのずれ量に応じて図7の(a)に示すよ
うに鎌19の係合部38が最下段37aと二段目37b
に係合するか、最大ずれ量(+d)状態である図8の
(d)に示すように鎌19の係合部38が最下段37a
に係合すると共に鎌19の側部が開口部36の右端に係
合する。なお、この図8の(d)の係合状態のように、
係合部38と階段状部37の間に外障子閉まり方向の隙
間が存在する場合には、多少がたつきを生じるが、障子
全体のがたとしては微少なので、ほぼがたつきを抑えら
れる範囲内である。このようながたつきは、階段状部3
7の段数を多くすることにより減少させることができ
る。
【0027】次に、以上の構成からなる玄関引戸の作用
を述べる。例えば、就寝時には、障子4,5を閉鎖し、
内障子側のシリンダー12に取付けられている摘み付鍵
13の摘み13aを上方の解錠位置から下方の施錠位置
に操作することにより、連結部材14を介して内錠15
の鎌19を外錠16の受部32に突出係合させて施錠す
る。施錠後、摘み付き鍵13を室内方向へ引張り、所定
角度例えば90度回動させて取外してから、就寝すれば
よい。
【0028】外出時には、内障子側のシリンダー12の
摘み付き鍵13を上方の解錠位置で室内方向へ引張り、
所定角度例えば90度回動させて取外しから、外障子側
のシリンダー11の鍵操作で施錠して外出すればよい。
内障子側のシリンダー12から取外した摘み付き鍵13
は、所持するか、あるいは、内障子側のシリンダー12
から離れた位置(例えば、障子のガラスが破壊されて外
部から手を挿入されたときに手の届かない位置)に保管
しておけばよい。
【0029】就寝中や外出中に、障子4,5のガラス8
が破壊され、外部から内障子側のシリンダー12を不正
に解錠操作しようとしても、内障子側のシリンダー12
からは摘み付き鍵13が取外されているため、これを解
錠操作することができず、障子4,5を開けることがで
きないので、防犯性が向上する。また、ドライバー等を
使って内障子側のシリンダー12を上下に移動操作した
としても、連結部材14との連結が解除されているた
め、解錠されることはない。
【0030】特に、施錠時においては、前記内錠15の
鎌19が支軸18を支点に回動しつつ室外方向へ突出し
て外錠16の開口部(切欠部)36から外錠16内に進
入する。この進入過程で、鎌19が外錠16内の受部3
2に当接し、更にバネ35による付勢力に抗しつつ鎌1
9の係合部38が受部32の階段状部37に係合する。
前記外錠16の開口部36が障子開閉方向の開口幅を大
きく形成されていると共に、外錠16内にはその開口部
36の幅方向に沿って階段状部37を有する受部32が
鎌19と対向する方向に付勢された状態で設けられてい
るため、枠体1および障子4,5の寸法誤差や変形等に
より障子4,5の召し合せ部に障子開閉方向のずれが発
生していたとしても、そのずれを調整レスで吸収するこ
とができると共に、がたつきを抑制ないし防止すること
ができる。
【0031】このように、前記建具によれば、上枠1
a、下枠1bおよび左右の縦枠1c,1dからなる枠体
1と、この枠体1内に引違いに開閉自在に設けられた内
外の障子4,5と、障子4,5の召し合せ部に設けられ
た召し合せ錠10とを備え、前記召し合せ錠10は内障
子側に設けられ施錠操作により室外方向へ突出可能な鎌
19と、外障子側に設けられ室外方向へ突出した鎌19
を受ける受部32とを有し、前記鎌19および受部32
の何れか一方に障子開閉方向に向って階段状部37を形
成し、他方にその階段状部37に係合する係合部38を
設け、前記受部32は鎌19と対向する方向に付勢部材
例えばバネ35により付勢されているため、召し合せ部
のずれに伴う召し合せ錠10の施錠時における鎌19と
受部32の隙間が解消され、がたつきを防止することが
できる。
【0032】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の
設計変更等が可能である。例えば、前記実施の形態では
本発明を玄関引戸に適用した例が示されているが、本発
明はサッシにも適用可能である。建具の断熱構造として
は、枠材や框材が金属製室外形材と合成樹脂製室内形材
を結合してなるものであってもよい。
【0033】また、本発明の建具は、必ずしも断熱構造
のものに限定されるものではなく、通常の非断熱構造で
あってもよい。パネル体としては、ガラス以外に、例え
ば金属製や合成樹脂製等のパネルが適用可能である。前
記実施の形態では、受部が回動自在に設けられている
が、室内外方向に平行移動自在に設けられていてもよ
い。また、鎌に階段状部が設けられ、受部に係合部が設
けられていてもよい。更に、内錠は、必ずしもシリンダ
ーを備えていなくてもよく、摘みの操作で鎌を施解錠操
作するように構成されていてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上要するに本発明の建具によれば、上
枠、下枠および左右の縦枠からなる枠体と、この枠体内
に引違いに開閉自在に設けられた内外の障子と、障子の
召し合せ部に設けられた召し合せ錠とを備え、前記召し
合せ錠は内障子側に設けられ施錠操作により室外方向へ
突出可能な鎌と、外障子側に設けられ室外方向へ突出し
た鎌を受ける受部とを有し、前記鎌および受部の何れか
一方に障子開閉方向に向って階段状部を形成し、他方に
その階段状部に係合する係合部を設け、前記受部は鎌と
対向する方向に付勢部材により付勢されているため、召
し合せ部のずれに伴う召し合せ錠の施錠時における鎌と
受部の隙間が解消され、がたつきを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す引戸の概略的室内側
正面図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】図1のB−B線拡大断面図である。
【図4】解錠状態の召し合せ錠を示す図で、(a)は操
作部の正面図、(b)は錠機構内部の縦断面図である。
【図5】施錠状態の召し合せ錠を示す図で、(a)は操
作部の正面図、(b)は錠機構内部の縦断面図である。
【図6】解錠状態の鎌と受部の位置関係を示す縦断面図
である。
【図7】施錠状態の鎌と受部の位置関係を示す図で、
(a)は横断面図、(b)は縦断面図である。
【図8】施錠状態の鎌と受部の位置関係を召し合せずれ
量別に示す横断面図である。
【符号の説明】
1 枠体 1a 上枠 1b 下枠 1c,1d 縦枠 4,5 障子 10 召し合せ錠 19 鎌 32 受部 35 バネ(付勢部材) 37 階段状部 38 係合部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上枠、下枠および左右の縦枠からなる枠
    体と、この枠体内に引違いに開閉自在に設けられた内外
    の障子と、障子の召し合せ部に設けられた召し合せ錠と
    を備え、前記召し合せ錠は内障子側に設けられ施錠操作
    により室外方向へ突出可能な鎌と、外障子側に設けられ
    室外方向へ突出した鎌を受ける受部とを有し、前記鎌お
    よび受部の何れか一方に障子開閉方向に向って階段状部
    を形成し、他方にその階段状部に係合する係合部を設
    け、前記受部は鎌と対向する方向に付勢部材により付勢
    されていることを特徴とする建具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013159958A (ja) * 2012-02-06 2013-08-19 Lixil Corp サッシ
WO2014026868A3 (de) * 2012-08-15 2014-04-10 Martin Lehmann Gmbh & Co. Kg Schiebetürverschlusssystem eines möbels

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