JP2001220923A - 地上設置物の制震支持構造 - Google Patents

地上設置物の制震支持構造

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JP2001220923A
JP2001220923A JP2000205689A JP2000205689A JP2001220923A JP 2001220923 A JP2001220923 A JP 2001220923A JP 2000205689 A JP2000205689 A JP 2000205689A JP 2000205689 A JP2000205689 A JP 2000205689A JP 2001220923 A JP2001220923 A JP 2001220923A
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vibration
rubber body
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JP2000205689A
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Hisaya Uruta
久也 潤田
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Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで地上設置物に作用する振動のエネ
ルギーを減衰でき、地上設置物の疲労や損傷を確実に防
止できる地上設置物の制震支持構造を得る。 【解決手段】 標識14の標識柱18と保持部材20と
の間には、損失係数の大きな超高減衰ゴムで構成された
超高減衰ゴム体26が配置されている。超高減衰ゴム体
26は、標識14と保持部材20との相対移動によって
弾性変形し、相対移動のエネルギーを吸収するので、標
識14の疲労や損傷を確実に防止できる。標識14を、
疲労や損傷を考慮して高い強度に形成する必要がないの
で、低コストとなる。標識柱18に表示板16を固定す
るボルト等の固定部材の緩みやガタを防止して、表示板
16の落下を阻止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地上設置物の制震
支持構造に関し、さらに詳しくは、地上に設置される地
上設置物と地面との相対振動によるエネルギーを吸収す
る地上設置物の制震支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図10には、地上に設置される地上設置
物(標識、ポール、街灯等)を所定位置で支持するため
の地上設置物の支持構造(以下、単に「支持構造」とい
う)の一例が示されている。
【0003】この支持構造310では、地上設置物31
4の支柱316が保持部材318と一体で、アンカーボ
ルト330によって地面312に固定されている。
【0004】しかし、このように地上設置物314と保
持部材318とが一体になっていると、地面312が振
動した場合、地上設置物314もその固有振動数に応じ
て大きく振動してしまうことがある。このため、地上設
置物314の疲労や損傷を防止すべく強度を高めておく
必要があり、コスト高を招いていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、低コストで地上設置物に作用する振動のエネルギ
ーを減衰でき、地上設置物の疲労や損傷を確実に防止で
きる地上設置物の制震支持構造を得ることを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、地上に設置される地上設置物と地面との相対振動に
よるエネルギーを吸収する地上設置物の制震支持構造で
あって、地上に固定され、前記地上設置物を所定位置に
保持する保持部材と、前記地上設置物と前記保持部材と
の相対移動によって変形可能に配置され、地上設置物と
保持部材との相対振動のエネルギーを弾性変形によって
吸収する弾性部材と、を有することを特徴とする。
【0007】従って、地上に固定された保持部材によっ
て、地上設置物は所定位置に保持され、地上に設置され
る。
【0008】また、この地上設置物の制震支持構造で
は、弾性部材が、地上設置物と保持部材との相対移動に
よって変形可能に配置されている。地面の振動等が保持
部材及び地上設置物に作用すると、保持部材と地上設置
物とは相対振動するが、この相対振動のエネルギーが弾
性部材の弾性変形によって吸収される。このため、地上
設置物に直接作用するエネルギーが減衰されて小さくな
るので、地上設置物の疲労や損傷を確実に防止できる。
また、地上設置物自体に要求される強度を低く設定でき
るので、低コストとなる。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記保持部材が、前記地上設置物と
の間に間隙をあけて配置され、前記弾性部材が、前記地
上設置物と前記保持部材との間に配置されていることを
特徴とする。
【0010】このように、地上に固定された保持部材と
地上設置物との間の間隙を構成し、この間隙に弾性部材
を配置することで、地上設置物と保持部材との相対振動
のエネルギー確実に吸収できる。
【0011】請求項2に記載の発明において、弾性部材
が保持部材と地上設置物との間隙に配置された状態で、
弾性部材と保持部材との間、若しくは弾性部材と地上設
置物との間の少なくとも一方にさらに間隙が構成されて
いてもよいが、請求項3に記載のように、前記弾性部材
が、前記前記地上設置物と前記保持部材との互いの対向
面の双方に直接固着されていてもよい。これにより、地
上設置物と保持部材とが、弾性部材を介して直接連結さ
れていることになるので、地上設置物と保持部材とを連
結するための部材等が不要となり、全体的な構造が簡単
になると共に低コストとなる。また、保持部材の外形を
小さくできるので、地上設置物の設置の自由度が高くな
ると共に、地上設置物の周囲の通行などに支障を与える
こともなくなる。加えて、弾性部材の変形方向の長さ
(たとえが弾性部材がゴム体の場合には、その肉厚)を
薄くすることで、地上設置物と保持部材との相対振動に
よって発生する内部応力歪を増大させることも可能とな
り、減衰効率を向上させることができる。
【0012】請求項4に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記保持部材が、前記地上設置物と
接触配置される第1筒部材と、前記第1筒部材との間に
全周に渡って間隙をあけて対向配置される第2筒部材
と、で構成され、前記弾性部材が、前記第1筒部材と前
記第2筒部材との互いの対向面の双方に固着されている
ことを特徴とする。
【0013】従って、地上設置物は、第1筒部材と接触
配置されることで、保持部材によって所定位置に保持さ
れる。そして、地上設置物と保持部材とが相対振動する
と、この相対振動のエネルギーが第1筒部材を介して弾
性部材に作用するので、弾性部材の弾性変形によって相
対振動のエネルギーが吸収される。
【0014】弾性部材は、第1筒部材と第2筒部材との
互いの対向面の双方に固着されているので、保持部材の
外形を小さくできる。
【0015】また、第1筒部材が地上設置物と接触配置
されることで、保持部材が地上設置物を保持するように
しているので、保持部材を地上設置物と別体で、換言す
ればこれらを分離して構成できる。これにより、あらか
じめ保持部材を地上に固定しておき、この固定部材の第
1筒部材に地上設置物を接触配置するのみで、本発明の
地上設置物の制震支持構造を構成できる。
【0016】さらに、地上設置物を保持部材に保持させ
ることで、地上設置物自体を直接地面に固定する必要が
なくなるので、ボルト等の固定具を不要とすることも可
能になる。
【0017】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の発明において、前記第1筒部材が、前記地上設置物
を嵌合固定可能な形状とされていることを特徴とする。
【0018】従って、あらかじめ地上に固定された保持
部材の第1筒部材に対し、地上設置物を嵌合させるだけ
で保持でき、地上設置物の設置作業が容易になる。
【0019】請求項6に記載の発明では、請求項4又は
請求項5に記載の発明において、前記地上設置物の少な
くとも前記保持部材によって保持される部分が筒形状と
され、前記保持部材が、前記地上設置物の内側に配置さ
れると共に、地上設置物を設置する動作により地上設置
物を保持部材に対して所定位置に案内する案内部材、を
有することを特徴とする。
【0020】従って、地上設置物を地上に設置する動作
により、地上設置物の筒形状の部分に、案内部材が挿入
され配置される。同時に、この動作によって地上設置物
は保持部材に対して所定位置に案内されるので、地上設
置物の設置作業が容易になる。
【0021】請求項7に記載の発明では、請求項1〜請
求項6のいずれかに記載の発明において、前記弾性部材
が、前記地上設置物の全周に渡って配置されていること
を特徴とする。
【0022】従って、地上設置物と保持部材との相対振
動の方向に関わらず、このエネルギーを吸収できる。
【0023】請求項8に記載の発明では、請求項1〜請
求項7のいずれかに記載の発明において、前記弾性部材
が、前記地上設置物と前記保持部材との鉛直方向の相対
振動によっても変形可能に配置されていることを特徴と
する。
【0024】従って、地上設置物と保持部材とが鉛直方
向に相対振動した場合でも、弾性部材の弾性変形により
このエネルギーを吸収できる。
【0025】請求項9に記載の発明では、請求項1〜請
求項8のいずれかに記載の発明において、前記弾性部材
がゴム体であることを特徴とする。
【0026】このように、弾性部材としてゴム体を使用
することで、地上設置物と保持部材との相対振動のエネ
ルギーをゴム体の弾性変形によって確実に吸収できる。
また、弾性部材として他のものを使用した場合よりも低
コストとすることが可能になる。
【0027】請求項10に記載の発明では、請求項9に
記載の発明において、前記ゴム体が高減衰ゴムで構成さ
れた高減衰ゴム体であることを特徴とする。
【0028】高減衰ゴム体を構成する高減衰ゴムは、一
般的なゴムと比較して、損失係数(ゴムに作用する応力
とひずみの位相差をδとしたときにtan(δ)で表さ
れる。)が大きく、高減衰ゴム内の内部摩擦が大きい。
このため、高減衰ゴム体の変形によって、地上設置物と
保持部材との相対振動のエネルギーの多くが熱エネルギ
ーに変換される。これにより、相対振動のエネルギーを
効果的に吸収して、地上設置物に作用するエネルギーを
減衰することができる。
【0029】請求項11に記載の発明では、請求項10
に記載の発明において、前記高減衰ゴム体が、損失係数
が0.4以上0.8以下の超高減衰ゴムで構成された超
高減衰ゴム体であることを特徴とする。
【0030】このように、損失係数が0.4以上0.8
以下の超高減衰ゴムで構成された超高減衰ゴム体を使用
することで、地上設置物と保持部材との相対振動のエネ
ルギーをさらに効果的に吸収して、地上設置物に作用す
るエネルギーを減衰することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の第1実施形態
の地上設置物の制震支持構造(以下、単に「制震支持構
造」という)10が示されている。この制震支持構造で
は、一例として、橋梁12(全体像は図示省略)上に標
識14が設置された場合を示している。
【0032】標識14の具体的構造は特に限定されない
が、本実施形態では一例として、所定の文字や記号等が
表示された表示板16と、この表示板16にボルト等の
固定部材15によって固定された標識柱18と、で構成
されたものを挙げている。また、標識柱18としては、
図1(B)に示すように、円筒状に形成されたものを示
しているが、表示板16を支持できれば、形状は特に限
定されない。例えば、円柱状あるいは角柱状であっても
よい。
【0033】標識柱18の下端には固定用フランジ17
が設けられている。固定用フランジ17に形成されたボ
ルト孔に、路面12Aから立設されたアンカーボルト1
9が挿通されて、標識14が橋梁12の路面12Aに固
定されている。
【0034】橋梁12の路面12A上には、保持部材2
0が配設されている。保持部材20は、標識柱18の外
径よりも大きな内径を有すると共に、標識柱18よりも
短い円筒状に形成されている。また、保持部材20には
固定用フランジ22が形成されており、この固定用フラ
ンジ22のボルト孔に、路面12Aから立設されたアン
カーボルト30が挿通されて、保持部材20が橋梁12
の路面12Aに固定される。そして、このように路面1
2Aに固定された保持部材20内で、標識14が保持部
材との間に所定の間隙をあけて、路面12Aに固定され
ている。
【0035】図1(B)にも示すように、標識柱18の
外面には、周方向に一定間隔をあけて複数(本実施形態
では中心角90°となるような間隔をあけて4つ)の下
フランジ24が固定されている。下フランジ24の先端
は、保持部材20に接触することがないように所定の形
状とされており、保持部材20と標識柱18との相対振
動を妨げないようになっている。
【0036】それぞれの下フランジ24には、略ブロッ
ク状(直方体状)に形成された超高減衰ゴム体26の下
面が固定されている。この超高減衰ゴム体26は、通常
の免震構造に使用される高減衰ゴム等と比較して、損失
係数の大きな超高減衰ゴムで構成されている。この損失
係数とは、ゴムに作用する応力と、この応力によってゴ
ム内に生じるひずみ(変形)との位相差をδとしたとき
に、tan(δ)で表され、ゴムの減衰(内部摩擦)の
大きさを表す。具体的には、例えば高減衰ゴムの損失係
数が(0.2≦tan(δ)<0.4)であるのに対
し、超高減衰ゴムでは(0.4≦tan(δ)≦0.
8、好ましくは0.5≦tan(δ)≦0.8)であ
る。このため、超高減衰ゴムは、高減衰ゴムや、一般的
なゴム等と比較して、変形のエネルギーが熱として散逸
されやすい。なお、この超高減衰ゴム体26は本発明の
ゴム体(弾性部材)の一例であるが、上記した通常の高
減衰ゴムで構成された高減衰ゴム体あっても、他のゴム
体より損失係数が大きいので、この高減衰ゴム体を、本
発明の弾性部材として使用することも可能である。
【0037】超高減衰ゴム体26の形状は、保持部材2
0内に標識柱18が挿入された状態で、保持部材20と
標識柱18の外面との双方に接触しないように、所定の
形状とされている。
【0038】一方、保持部材20の上面には、標識柱1
8に向かう形状の上フランジ28が固定されている。上
フランジ28と標識柱18との間には所定の間隙が構成
されており、保持部材20と標識柱18との相対振動を
妨げないようになっている。
【0039】また、上フランジ28には、超高減衰ゴム
体26の上面が固定されている。従って、標識14と保
持部材20とは、下フランジ24、超高減衰ゴム体26
及び上フランジ28を介して、相対振動可能に連結され
ており、相対振動によって超高減衰ゴム体26が弾性変
形(せん断変形)するようになっている。
【0040】なお、上フランジ28によって、超高減衰
ゴム体26の脱落や浮き上がりが阻止されると共に、保
持部材20の内側への雨水や埃等の浸入が防止されてい
る。
【0041】次に、本実施形態の制震支持構造10の作
用を説明する。
【0042】この制震支持構造10では、橋梁12の路
面12A上に固定された保持部材20の内側に、標識1
4の標識柱18が挿入された状態で、標識14が路面1
2Aの所定位置に固定されている。
【0043】地震や車両の通過等によって橋梁12が振
動したり、風等によって標識14が振動したりすると、
標識14と保持部材20とは相対振動しようとする。こ
こで、標識14の標識柱16と保持部材20とは超高減
衰ゴム体26によって連結されているので、標識14と
保持部材20との相対振動によって超高減衰ゴム体26
が弾性変形(せん断変形)し、相対振動のエネルギーを
吸収する。これにより、標識14に作用するエネルギー
が減衰されて小さくなるので、標識14の疲労や損傷を
確実に防止できる。特に、図1(A)に示したように、
標識柱18にボルト等の固定部材15で表示板16等を
固定した構造の標識14の場合、固定部材15の緩みや
ガタを確実に防止でき、表示板16の落下を阻止でき
る。また、標識14を、このような疲労や損傷を考慮し
て高い強度に形成する必要がないので、低コストとな
る。
【0044】図2には、本発明の第2実施形態の制震支
持構造40が示されている。以下の各実施形態におい
て、第1実施形態と同一の構成要素、部材等については
同一符号を付して説明を省略する。
【0045】第2実施形態の制震支持構造40では、第
1実施形態と比較して、超高減衰ゴム体42が保持部材
20の長手方向(上下方向)に沿って長く棒状に形成さ
れている。また、下フランジ24も超高減衰ゴム体42
の形状に対応して、第1実施形態よりも下側に固定され
ている。
【0046】そして、第2実施形態の制震支持構造40
においても、第1実施形態の制震支持構造10とほぼ同
じようにして、標識14と保持部材20との相対振動の
エネルギーが超高減衰ゴム体42のせん断変形により吸
収される。また、第1実施形態と比較して、標識14と
保持部材20との相対変位量に対する超高減衰ゴム体4
2の単位領域(長手方向の単位長さ)あたりのせん断変
形量が少なくなるので、超高減衰ゴム体42の耐久性を
向上させることが可能になる。
【0047】図3には、本発明の第3実施形態の制震支
持構造50が示されている。
【0048】第3実施形態の制震支持構造50では、第
1実施形態と比較して、超高減衰ゴム体52が、標識柱
18を周囲から取り巻くようにリング状に形成されてい
る点が異なっている。また、標識柱18に固定された下
フランジ24も、超高減衰ゴム体52の形状に対応し
て、環状に形成されている。
【0049】従って、第3実施形態の制震支持構造50
では、標識柱18の中心線周りに軸対称に構成されてい
ることになるため、標識柱と保持部材20との相対振動
の方向に関わらず、超高減衰ゴム体52が同じように変
形してエネルギー吸収できる。
【0050】図4には、本発明の第4実施形態の制震支
持構造60が示されている。
【0051】第4実施形態の制震支持構造60では、第
1実施形態と同形状の超高減衰ゴム体26が保持部材2
0の長手方向に沿って複数(図4では2つ)配置されて
いる。また、標識柱18からは、超高減衰ゴム体26の
数に対応した複数(図4では2つ、合計で8つ)の下フ
ランジ24が設けられている。さらに、上フランジ28
も、超高減衰ゴム体26の数に対応して複数設けられて
いる。
【0052】従って、第4実施形態の制震支持構造60
では、標識14と保持部材20との相対振動のエネルギ
ーを、複数の超高減衰ゴム体26によって分散して吸収
する。このため、第1実施形態の制震支持構造10と比
較して、さらに確実にエネルギー吸収できる。
【0053】なお、第4実施形態の制震支持構造60に
おいて、超高減衰ゴム体24に代えて、第3実施形態の
ようにリング状に形成された超高減衰ゴム体52を使用
してもよい。これにより、超高減衰ゴム体52が標識柱
18の中心線周りに軸対称に構成されていることになる
ため、標識柱と保持部材20との相対振動の方向に関わ
らず、超高減衰ゴム体52が同じように変形してエネル
ギー吸収できる。
【0054】なお、第4実施形態の複数の上フランジ2
8のうち、最上に位置する上フランジ28以外の上フラ
ンジ28(保持部材20の中に配置された上フランジ2
8)は、保持部材20の内面に隙間無く接触して保持部
材20と一体で変位するようになっていれば、必ずしも
保持部材20に固定されている必要はない。
【0055】図5には、本発明の第5実施形態の制震支
持構造70が示されている。
【0056】この制震支持構造70では、標識柱18が
中空状(図5では円筒状としているが、角筒状でもよ
い)とされ、保持部材74が、標識柱18の内側に配置
されて標識14(図5では全体像は図示省略、図1参
照)を所定位置に保持するようになっている。保持部材
74には、第1実施形態の保持部材20と同様に固定用
フランジ22が形成されており、この固定用フランジ2
2のボルト孔に、路面12Aから立設されたアンカーボ
ルト30が挿通されて、保持部材20が橋梁12の路面
12Aに固定される。
【0057】保持部材74の外面には、下フランジ78
が設けられており、この下フランジ78に、リング状の
超高減衰ゴム体72の下面が固定されている。また、標
識柱18の内面には上フランジ76が設けられており、
超高減衰ゴム体72の上面が上フランジ76に固定され
ている。
【0058】このような構成とされた第5実施形態にお
いても、標識14と保持部材74とが相対振動すると超
高減衰ゴム体72が弾性変形し、相対振動のエネルギー
を吸収するので、標識14の疲労や損傷を確実に防止で
きる。標識14や保持部材74を高い強度に形成する必
要がないので、低コストとなる。また、固定部材15
(図1参照)に作用する振動のエネルギーも小さくなる
ので、固定部材15の緩みやガタを防止することも可能
になる。
【0059】しかも、第5実施形態の制震支持構造70
では、標識柱18の周囲に保持部材20を配置する必要
がないので、例えば、標識柱18の周囲に他の部材や構
造物がある場合でも場合でも適用でき、設置の自由度が
高くなる。
【0060】なお、第5実施形態において使用される超
高減衰ゴム体の形状は上記したものに限られず、例えば
第1実施形態のようにブロック状とされてたり、第2実
施形態のように棒状とされていたりしてもよい。
【0061】図6には、本発明の第6実施形態の制震支
持構造110が示されている。
【0062】第6実施形態の制震支持構造110におい
ても、第1実施形態と同様に、固定用フランジ22を備
えた保持部材20が、橋梁12の路面12A上に配設さ
れ、アンカーボルト30によって固定されている。
【0063】標識柱18の外周面18Aと、保持部材2
0の内周面20Bとの間には、超高減衰ゴム体112が
配設されている。超高減衰ゴム体112は円筒状に形成
されており、その外周面112Aが保持部材20の内周
面20Bに、その内周面112Bが標識柱18の外周面
18Aに接触した状態で、固着(例えば加硫接着)され
ている。これにより、標識14は、路面12Aに直接固
定されることなく、保持部材20を介して固定すること
が可能になり、第1実施形態の下フランジ24や上フラ
ンジ28等の固定用部材が不要となっている。
【0064】このような構成とされた第6実施形態の制
震支持構造110において、標識14と保持部材20と
が相対振動すると、図7に示すように、この相対振動に
よって超高減衰ゴム体112が弾性変形し、相対振動の
エネルギーを吸収するので、標識14の疲労や損傷を確
実に防止できる。標識14や保持部材74を高い強度に
形成する必要がないので、低コストとなる。また、固定
部材15(図1参照)に作用する振動のエネルギーも小
さくなるので、固定部材15の緩みやガタを防止するこ
とも可能になる。特に、本実施形態では、図7(A)及
び(B)からも分かるように、標識14と保持部材20
とが相対振動によって互いに接近した部位(図7(B)
における右側位置)では超高減衰ゴム体112が主に圧
縮変形され、標識14と保持部材20とが相対振動によ
って互いに離間した部位(図7(B)における左側位
置)では超高減衰ゴム体112が主に引張変形される。
そして、標識14と保持部材20とが相対振動によって
互いにずれた位置(図7(B)における上側位置及び下
側位置)では超高減衰ゴム体112が主にせん断変形さ
れる。以上により相対振動のエネルギーが吸収される。
【0065】しかも、第6実施形態の超高減衰ゴム体1
12は、第3実施形態の超高減衰ゴム体52と同様、標
識柱18の中心線周りに全周にわたって配置されている
ことになるため、標識柱18と保持部材20との相対振
動の方向に関わらず、超高減衰ゴム体112が同じよう
に変形してエネルギー吸収できる。
【0066】また、第6実施形態の制震支持構造110
では、上記したように超高減衰ゴム体112を標識14
と保持部材20との双方に直接接触させて配置してお
り、第1実施形態の下フランジ24や上フランジ28等
の固定用部材が不要となるので、制震支持構造110の
構造が簡単になると共に、低コストで標識14を設置で
きる。また、保持部材20の外形を、第1実施形態より
も小さくできるので、標識14の設置の自由度が高くな
ると共に、標識14の周囲での車両や歩行者の通行に支
障を与えることもなくなる。
【0067】加えて、超高減衰ゴム体112の肉厚を薄
くすることで、標識14と保持部材20との相対振動に
よって生じる内部応力歪を増大させることも可能とな
り、減衰効率を向上させることができる。
【0068】なお、第6実施形態の制震支持構造110
において、標識柱18の少なくとも保持部材132に保
持される部分が、円筒状(内側が中空状)に形成されて
いる場合には、保持部材20の形状を標識柱18の内側
に径方向の間隙をあけて挿入される形状とし、この間隙
に超高減衰ゴム体112を配置してもよい。
【0069】図9には、本発明の第7実施形態の制震支
持構造130が示されている。また、図8には、この制
震支持構造130を構成する途中の状態が示されてい
る。第9実施形態では、標識柱18の少なくとも保持部
材132に保持される部分(被保持部分18H)が、円
筒状(内側が中空状)に形成されている。
【0070】第7実施形態の制震支持構造130の保持
部材132は、それぞれ円筒状に形成された内筒134
及び外筒136と、これらの間に配置された超高減衰ゴ
ム体138と、を有している。超高減衰ゴム体138の
外周面138Aは外筒136の内周面136Bに、超高
減衰ゴム体138の内周面138Bは内筒134の外周
面134Aに接触した状態で、接着(例えば加硫接着)
されている。
【0071】外筒136の下端からは固定用フランジ1
40が形成されており、保持部材132は橋梁12の路
面12A上に配設された状態で、アンカーボルト30に
よって固定される。
【0072】内筒134の内周面は、標識柱18が嵌合
されるように、所定の形状とされている。従って、あら
かじめ路面12Aに保持部材132を固定しておき、こ
の保持部材132の内筒134内に標識柱18を上方か
ら押し込むことで、内筒134の内周面134Bが標識
柱18の外周面18Aに圧着し、標識14が路面12A
上に固定される。
【0073】内筒134内には、案内柱142が立設さ
れている。案内柱142は、標識柱18の被保持部分1
8Hの内径よりも僅かに短い外径を有する円柱状(又は
円筒状)に形成されている。案内柱142の上部は、上
端に向かって先細りとなるように略円錐状とされてお
り、水平面に対して傾斜した案内面144が形成されて
いる。内筒134内に標識柱18を挿入ときに、内筒1
34の中心と標識柱18の中心とがずれていても、挿入
途中で標識柱18の下端が案内面144に接触し、標識
柱18の中心が内筒134の中心と一致するように標識
柱18が案内される。
【0074】内筒134と案内柱142との間には、固
定用フランジ140に接触して、超高減衰ゴム体146
が配設されている。超高減衰ゴム体146は、内筒13
4内に嵌合固定された標識柱18の下端が接触してお
り、標識柱標識14が保持部材132に対して鉛直方向
に振動すると弾性変形するようになっている。
【0075】このような構成とされた第6実施形態の制
震支持構造130では。標識14と保持部材132とが
相対振動すると、相対振動の水平方向成分は内筒134
を介して超高減衰ゴム体138に作用する。これによ
り、超高減衰ゴム体138が弾性変形し、水平方向の相
対振動のエネルギーが吸収される。また、相対振動の鉛
直方向成分は、超高減衰ゴム体146に作用するため、
超高減衰ゴム体146の弾性変形によって鉛直方向の相
対振動のエネルギーが吸収される。以上により、本実施
形態の制震支持構造130では、水平方向だけでなく、
鉛直方向の相対振動のエネルギーを効果的に吸収し、標
識14の疲労や損傷を確実に防止できる。また、第5実
施形態の制震支持構造110と同様、超高減衰ゴム体1
38は標識柱18の中心線周りに全周にわたって配置さ
れていることになるため、標識柱18と保持部材20と
の相対振動の方向に関わらず、超高減衰ゴム体112が
同じように変形してエネルギー吸収できる。なお、第6
実施形態においても第5実施形態と同様、超高減衰ゴム
体112の肉厚を薄くすることで、標識14と保持部材
20との相対振動によって生じる内部応力歪を増大さ
せ、減衰効率を向上させることが可能である。
【0076】また、第6実施形態の制震支持構造130
でも、第1実施形態の下フランジ24や上フランジ28
等の固定用部材が不要となるので、制震支持構造130
の構造が簡単になると共に、低コストで標識14を設置
できる。また、保持部材20の外形を、第1実施形態よ
りも小さくできるので、標識14の設置の自由度が高く
なると共に、標識14の周囲での車両や歩行者の通行に
支障を与えることもなくなる。
【0077】加えて、第6実施形態では、保持部材13
2を標識14から完全に分離して構成することができ
る。このため、まず保持部材132を路面12Aに固定
し、その後、内筒134内に標識柱18を差し込み嵌合
させるだけで、制震支持構造130を構成し、標識14
を設置できる。
【0078】以上説明したように、本発明のいずれの実
施形態においても、橋梁12と標識14との相対振動に
よるエネルギーを超高減衰ゴム体の弾性変形によって効
果的に吸収するので、標識14の疲労や損傷を確実に防
止できると共に、標識14を高い強度に形成する必要が
ないので、低コストとなる。
【0079】なお、本発明の弾性部材として、上記説明
では超高減衰ゴム体(あるいは高減衰ゴム体)を挙げた
が、これら以外であっても、保持部材と標識14との相
対振動のエネルギーを弾性変形によって吸収できるもの
であれば適用可能である。例えば一般的なゴムで構成さ
れたゴム体であってもよいし、バネや所定の弾性を有す
る樹脂材料であってもよい。さらに、流体(空気やオイ
ル等)の粘性抵抗を利用してエネルギー吸収するダンパ
ーであってもよい。ゴムで構成した場合には、バネ等と
比較して低コストに製造できる。
【0080】さらに、第1〜第4実施形態の下フランジ
24や上フランジ28、及び第5実施形態の下フランジ
78や上フランジ76の構造も上記したものに限定され
ない。例えば、第1実施形態や第2実施形態のように超
高減衰ゴム体26、42が標識柱18の周方向に分割し
て設けられている場合でも、下フランジ24を図3に示
すようにリング状としてもよい。逆に、第3実施形態の
ように超高減衰ゴム体52がリング状に形成されている
場合でも、下フランジ24を図1に示すように周方向に
分割して設けてもよい。
【0081】また、上記説明では、橋梁12の路面12
A上に標識14を設置する場合を例として挙げたが、本
発明の地上設置物は標識14に限定されない。すなわ
ち、地上に設置されるものであれば、どのような設置物
でも本発明を適用できる。このような地上設置物の例と
しては、ポールや街灯等が挙げられる。
【0082】また、本発明の制震支持構造は、上記した
橋梁12の路面12Aに限らず、広く地面に地上設置物
を設置する場合に適用できるが、特に橋梁12の場合に
は、一般的な地面と比較して振動が激しい場合が多いの
で、本発明の制震支持構造を好適に適用することができ
る。
【0083】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、低コスト
で地上設置物に作用する振動のエネルギーを減衰でき、
地上設置物の疲労や損傷を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の制震支持構造を示し、
(A)は一部を破断した正面図、(B)は(A)のI−
I線断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態の制震支持構造を示し、
(A)は一部を破断した正面図、(B)は(A)のII
−II線断面図である。
【図3】本発明の第3実施形態の制震支持構造を示し、
(A)は一部を破断した正面図、(B)は(A)のII
I−III線断面図である。
【図4】本発明の第4実施形態の制震支持構造を示し、
(A)は一部を破断した正面図、(B)は(A)のIV
−IV線断面図である。
【図5】本発明の第5実施形態の制震支持構造を示し、
(A)は一部を破断した部分正面図、(B)は(A)の
V−V線断面図である。
【図6】本発明の第6実施形態の制震支持構造を示し、
(A)は鉛直方向の部分断面図、(B)は標識柱の部分
で水平方向に破断して示す断面図である。
【図7】本発明の第6実施形態の制震支持構造において
相対振動が生じた場合を示し、(A)は鉛直方向の部分
断面図、(B)は標識柱の部分で水平方向に破断して示
す断面図である。
【図8】本発明の第7実施形態の制震支持構造を嵌合固
定前の状態で示ず鉛直方向の部分断面図である。
【図9】本発明の第7実施形態の制震支持構造を嵌合固
定後の状態で示し、(A)は鉛直方向の部分断面図、
(B)は標識柱の部分で水平方向に破断して示す断面図
である。
【図10】従来の支持構造を示す正面図である。
【符号の説明】
10 制震支持構造 14 標識(地上設置物) 18 標識柱 18H 被保持部分 20 保持部材 26 超高減衰ゴム体(高減衰ゴム体、ゴム体、弾性
部材) 40 制震支持構造 42 超高減衰ゴム体(高減衰ゴム体、ゴム体、弾性
部材) 50 制震支持構造 52 超高減衰ゴム体(高減衰ゴム体、ゴム体、弾性
部材) 60 制震支持構造 62 超高減衰ゴム体(高減衰ゴム体、ゴム体、弾性
部材) 70 制震支持構造 72 超高減衰ゴム体(高減衰ゴム体、ゴム体、弾性
部材) 74 保持部材 110 制震支持構造 112 超高減衰ゴム体(高減衰ゴム体、ゴム体、弾
性部材) 130 制震支持構造 132 保持部材 134 内筒(第1筒部材) 136 外筒(第2筒部材) 138 超高減衰ゴム体(高減衰ゴム体、ゴム体、弾
性部材) 142 案内柱(案内部材) 144 案内面 146 超高減衰ゴム体(高減衰ゴム体、ゴム体、弾
性部材)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上に設置される地上設置物と地面との
    相対振動によるエネルギーを吸収する地上設置物の制震
    支持構造であって、 地上に固定され、前記地上設置物を所定位置に保持する
    保持部材と、 前記地上設置物と前記保持部材との相対移動によって変
    形可能に配置され、地上設置物と保持部材との相対振動
    のエネルギーを弾性変形によって吸収する弾性部材と、 を有することを特徴とする地上設置物の制震支持構造。
  2. 【請求項2】 前記保持部材が、前記地上設置物との間
    に間隙をあけて配置され、 前記弾性部材が、前記地上設置物と前記保持部材との間
    に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の地
    上設置物の制震支持構造。
  3. 【請求項3】 前記弾性部材が、前記前記地上設置物と
    前記保持部材との互いの対向面の双方に直接固着されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の地上設置物の制
    震支持構造。
  4. 【請求項4】 前記保持部材が、 前記地上設置物と接触配置される第1筒部材と、 前記第1筒部材との間に全周に渡って間隙をあけて対向
    配置される第2筒部材と、 で構成され、 前記弾性部材が、前記第1筒部材と前記第2筒部材との
    互いの対向面の双方に固着されていることを特徴とする
    請求項1に記載の地上設置物の制震支持構造。
  5. 【請求項5】 前記第1筒部材が、前記地上設置物を嵌
    合固定可能な形状とされていることを特徴とする請求項
    4に記載の地上設置物の制震支持構造。
  6. 【請求項6】 前記地上設置物の少なくとも前記保持部
    材によって保持される部分が筒形状とされ、 前記保持部材が、前記地上設置物の内側に配置されると
    共に、地上設置物を設置する動作により地上設置物を保
    持部材に対して所定位置に案内する案内部材、 を有することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載
    の地上設置物の制震支持構造。
  7. 【請求項7】 前記弾性部材が、前記地上設置物の全周
    に渡って配置されていることを特徴とする請求項1〜請
    求項6のいずれかに記載の地上設置物の制震支持構造。
  8. 【請求項8】 前記弾性部材が、前記地上設置物と前記
    保持部材との鉛直方向の相対振動によっても変形可能に
    配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項7の
    いずれかに記載の地上設置物の制震支持構造。
  9. 【請求項9】 前記弾性部材がゴム体であることを特徴
    とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の地上設置
    物の制震支持構造。
  10. 【請求項10】 前記ゴム体が高減衰ゴムで構成された
    高減衰ゴム体であることを特徴とする請求項9に記載の
    地上設置物の制震支持構造。
  11. 【請求項11】 前記高減衰ゴム体が、損失係数が0.
    4以上0.8以下の超高減衰ゴムで構成された超高減衰
    ゴム体であることを特徴とする請求項10に記載の地上
    設置物の制震支持構造。
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