JP2001220875A - 目地部用手摺 - Google Patents

目地部用手摺

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JP2001220875A
JP2001220875A JP2000033671A JP2000033671A JP2001220875A JP 2001220875 A JP2001220875 A JP 2001220875A JP 2000033671 A JP2000033671 A JP 2000033671A JP 2000033671 A JP2000033671 A JP 2000033671A JP 2001220875 A JP2001220875 A JP 2001220875A
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JP
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handrail
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present
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handrail bars
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JP2000033671A
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English (en)
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Hideo Goto
英夫 後藤
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Doei Gaiso YK
Original Assignee
Doei Gaiso YK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は構造が簡単で、高寸法精度に取付け
なくても、伸縮可能でかつ接続部から騒音等が発生する
のを確実に防止でき、安全に使用することができる目地
部用手摺を得るにある。 【解決手段】 目地部を介して建てられた左右の建物の
連絡通路の端部部位の左右の建物の床部分に水平方向に
回動可能に取付けられた左右の支柱と、左右の支柱に所
定間隔で後端部が固定され先端部が他方の支柱方向にほ
ぼ水平に突出して所定寸法だけ重なり合う複数対の手摺
バーと、複数対の手摺バーの重なり部位をスライド移動
可能に密着一体化させるように吸着させる磁石と、複数
対の手摺バーの少なくとも最上部位に位置する重なり部
位が離れるのを阻止する係止具とで目地部用手摺を構成
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は目地部を介して建て
られた左右の建物の連絡通路部位に設けられる目地部用
手摺に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の目地部用手摺は左右の建物の連絡
通路の端部部位の左右の建物の床面に水平方向に回動可
能に取付けられた左右の支柱と、この左右の支柱の一方
の支柱に所定間隔で後端部が固定され、先端部が他方の
支柱方向に水平方向に突出するパイプ材で形成された複
数個の固定側手摺バーと、この複数個の固定側手摺バー
内に先端部がスライド移動可能に取付けられ、後端部が
他方の支柱に固定された可動側手摺バーとで構成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の目地部用手摺は
パイプ材で形成した固定側手摺バー内に先端部がスライ
ド移動可能に挿入された可動側手摺バーを用いているの
で、可動側手摺バーと固定側手摺バーの内壁面との間の
隙間が小さいと、スムーズに可動側手摺バーが固定側手
摺バー内をスライド移動できないという欠点があり、隙
間を大きくすると固定側手摺バーや可動側手摺バーの回
動により、騒音が発生するという欠点があった。また、
固定側手摺バー内に可動側手摺バーの先端部をスライド
移動させるものであるため、該固定側手摺バー、可動側
手摺バーの左右の支柱への固定部位の寸法精度が要求さ
れ、容易に製造することができないという欠点があっ
た。
【0004】本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、
構造が簡単で、高寸法精度に取付けなくても、伸縮可能
でかつ接続部から騒音等が発生するのを確実に防止で
き、安全に使用することができる目地部用手摺を提供す
ることを目的としている。
【0005】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読む
と、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面は
もっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範
囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は目地部を介して建てられた左右の建物の連
絡通路の端部部位の左右の建物の床部分に水平方向に回
動可能に取付けられた左右の支柱と、この左右の支柱に
所定間隔で後端部が固定され、先端部が他方の支柱方向
にほぼ水平に突出して所定寸法だけ重なり合う複数対の
手摺バーと、この複数対の手摺バーの重なり部位をスラ
イド移動可能に密着一体化させるように吸着させる磁石
と、前記複数対の手摺バーの少なくとも最上部位に位置
する重なり部位が離れるのを阻止する係止具とで目地部
用手摺を構成している。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り、本発明を詳細に説明する。
【0008】図1ないし図9に示す本発明の第1の実施
の形態において、1は目地部2を介して建てられた左右
の建物3、3の連絡通路4、4の目地部2部位の両側部
に取付けられた本発明の目地部用手摺で、この目地部用
手摺1は連絡通路4、4の目地部2側の両側床面に水平
方向に回動可能に取付けられた2対の左右の支柱5、
5、5、5と、この2対の左右の支柱5、5、5、5に
所定間隔で後端部が溶接等によって固定され、先端部が
他方の支柱5、5および5、5方向にほぼ水平に突出し
て、所定寸法だけ重なり合う重なり部が平坦な金属材の
中空あるいは中実の半円柱状の複数対、本発明の実施の
形態では3対の手摺バー6、7、6、7、6、7と、こ
の複数対の手摺バー6、7、6、7、6、7の重なり部
位をスライド移動可能に密着一体化させるように吸着さ
せる一方の手摺バー6、6、6の平坦面部位にそれぞれ
凹部8、8を形成して固定した磁石9、9と、前記複数
対の手摺バー6、7、6、7、6、7の少なくとも最上
部位、本発明の実施の形態ではすべての手摺バーの重な
り部位のスライド移動が可能で、離れるのを阻止するカ
ギ状の係止具10、10、10、10、10、10とで
構成されている。
【0009】前記2対の支柱5、5、5、5は図4に示
すように、上端部が閉塞された中空で、下端部に抜け止
め用のフランジ部11が形成された支柱本体12と、こ
の支柱本体12の下端部を回動可能で、かつ抜け止め可
能に支持する床面3aに複数本のボルト13で固定され
る支持金具14とで構成されている。
【0010】15は前記連絡通路4、4間の目地部2を
左右の建物の3、3が地震等で前後左右方向に揺れ動い
ても、その揺れ動きに追従して、目地部2が開放するこ
となく覆うことができる床用目地装置である。
【0011】上記構成の目地部用手摺1は左右の建物
3、3が地震等によって異なる左右方向に揺れ動いた場
合図7および図8に示すように複数対の手摺バー6、
7、6、7、6、7が磁石9、9、9に吸着された状態
を保ちながらスライド移動して、その揺れ動きを吸収
し、異なる前後方向に揺れ動いた場合には、図9に示す
ように複数対の手摺バー6、7、6、7、6、7が磁石
9、9、9に吸着された状態で2対の支柱5、5、5、
5を回動させて、その揺れ動きを吸収する。この時、複
数対の手摺バー6、7、6、7、6、7も2対の支柱
5、5、5、5間の寸法が変化すると、前述と同様にス
ライド移動する。
【0012】なお、複数対の手摺バー6、7、6、7、
6、7はカギ状の係止具10、10、10、10、1
0、10によって、常時重なり合う手摺バーとから離れ
るのを阻止するように係止されている。
【0013】
【発明の異なる実施の形態】次に、図10ないし図29
に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。な
お、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当っ
て、前記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には
同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0014】図10ないし図13に示す本発明の第2の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、複数対の手摺バー6A、7A、6A、
7A、6A、7Aをステンレス材で形成したものを使用
するとともに、重なり合う部位の一方の手摺バー6、
6、6に磁石9、9、9、9、9、9を設け、他方の手
摺バー7、7、7に磁石が吸着されたバー状の金属材1
6、16、16を固定した点で、このように構成した目
地部用手摺1Aにしても、前記本発明の第1の実施の形
態と同様な作用効果が得られる。
【0015】図14ないし図16に示す本発明の第3の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、複数対の手摺バー6B、7B、6B、
7B、6B、7Bを角材を用いて形成した点で、このよ
うに構成した目地部用手摺1Bにしても、前記本発明の
第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0016】図17ないし図20に示す本発明の第4の
実施の形態において、前記本発明の第2の実施の形態と
主に異なる点は、複数対の手摺バー6C、7C、6C、
7C、6C、7Cの重なり合う面に突出するように磁石
9、9、9、9、9、9と、磁石が吸着されるマルテン
サイト系ステンレス等のバー状の金属材16、16、1
6を用いた点で、このように構成した目地部用手摺1C
にしても、前記本発明の第2の実施の形態と同様な作用
効果が得られる。
【0017】図21ないし図23に示す本発明の第5の
実施の形態において、前記本発明の第3の実施の形態と
主に異なる点は、一方の複数個の手摺バー6B、6B、
6Bおよび他方の複数個の手摺バー7B、7B、7Bに
固定された係止バー17、17と、この係止バー17、
17の上端部に形成された他方の手摺バー6B、7Bを
スライド移動可能に係止する係止片18、18とからな
る係止具10A、10Aを用いるとともに、一方の最下
部の手摺バー6Bに下端部にローラー19が取付けられ
た支持脚20を取付けた点で、このように構成した目地
部用手摺1Dにしても、前記本発明の第3の実施の形態
と同様な作用効果が得られる。
【0018】図24ないし図26に示す本発明の第6の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、支柱本体12の下端部に支持金具14
Aに係止される係止ボルト21を用いて回動可能で、か
つ抜け脱を防止できるようにした2対の支柱5A、5
A、5A、5Aを用いた点で、このように構成した目地
部用手摺1Eにしても、前記本発明の第3の実施の形態
と同様な作用効果が得られる。
【0019】図27ないし図29に示す本発明の第7の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、ベランダ状の連絡通路4、4の外側部
位にだけ目地部用手摺1を取付けた点で、このように設
置してもよい。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0021】(1)目地部を介して建てられた左右の建
物の連絡通路の端部部位の左右の建物の床部分に水平方
向に回動可能に取付けられた左右の支柱と、この左右の
支柱に所定間隔で後端部が固定され、先端部が他方の支
柱方向にほぼ水平に突出して所定寸法だけ重なり合う複
数対の手摺バーと、この複数対の手摺バーの重なり部位
をスライド移動可能に密着一体化させるように吸着させ
る磁石と、前記複数対の手摺バーの少なくとも最上部位
に位置する重なり部位が離れるのを阻止する係止具とで
構成されているので、構造が簡単で、支柱と手摺バーと
の取付け部の寸法精度を高精度にしなくても、容易に確
実に効果が得られるように取付けることができる。した
がって、加工が容易で、安価に製造することができる。
【0022】(2)前記(1)によって、複数対の手摺
バーの重なり部位にスライド移動可能に磁石を取付けて
いるので、確実に密着一体化させることができる。した
がって、強風や手を触れることにより、騒音が発生する
等の不具合を確実に防止することができる。
【0023】(3)前記(1)によって、左右の建物が
地震等によって異なる前後左右方向に揺れ動いても、支
柱が回動したり、複数対の手摺バーが伸縮して、その揺
れ動きを吸収することができる。したがって、損傷する
ことなく長期間使用することができる。
【0024】(4)前記(1)によって、係止具を用い
ているので、重なり合う手摺バーが離れるのを確実に防
止することができる。したがって、転落事故を確実に防
止でき、安全に使用することができる。
【0025】(5)請求項2も前記(1)〜(4)と同
様な作用効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の使用状態の説明
図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の正面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の平面図。
【図4】本発明の第1の実施の形態の支柱の説明図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の手摺バーの説明
図。
【図6】図5の6−6線に沿う拡大断面図。
【図7】本発明の第1の実施の形態の目地部が狭くなる
動作説明図。
【図8】本発明の第1の実施の形態の目地部が広くなる
動作説明図。
【図9】本発明の第1の実施の形態の異なる前後方向の
動作説明図。
【図10】本発明の第2の実施の形態の正面図。
【図11】本発明の第2の実施の形態の平面図。
【図12】本発明の第2の実施の形態の手摺バーの説明
図。
【図13】図12の13−13線に沿う拡大断面図。
【図14】本発明の第3の実施の形態の正面図。
【図15】本発明の第3の実施の形態の平面図。
【図16】本発明の第3の実施の形態の手摺バーの説明
図。
【図17】本発明の第4の実施の形態の正面図。
【図18】本発明の第4の実施の形態の平面図。
【図19】本発明の第4の実施の形態の手摺バーの説明
図。
【図20】図19の20−20線に沿う拡大断面図。
【図21】本発明の第5の実施の形態の正面図。
【図22】本発明の第5の実施の形態の平面図。
【図23】本発明の第5の実施の形態の手摺バーの説明
図。
【図24】本発明の第6の実施の形態の正面図。
【図25】本発明の第6の実施の形態の平面図。
【図26】本発明の第6の実施の形態の支柱の説明図。
【図27】本発明の第7の実施の形態の使用状態の説明
図。
【図28】本発明の第7の実施の形態の正面図。
【図29】図28の29−29線に沿う断面図。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C、1D、1E:目地部用手摺、
2:目地部、 3:建物、4:連絡通路、
5、5A:支柱、6、6A、6B、6C:手摺
バー、7、7A、7B、7C:手摺バー、8:凹部、
9:磁石、10、10A:係止具、 1
1:フランジ部、12:支柱本体、 13:ボル
ト、14:支持金具、 15:床用目地装置、1
6:金属材、 17:係止バー、18:係止
片、 19:ローラー、20:支持脚、
21:係止ボルト。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目地部を介して建てられた左右の建物の
    連絡通路の端部部位の左右の建物の床部分に水平方向に
    回動可能に取付けられた左右の支柱と、この左右の支柱
    に所定間隔で後端部が固定され、先端部が他方の支柱方
    向にほぼ水平に突出して所定寸法だけ重なり合う複数対
    の手摺バーと、この複数対の手摺バーの重なり部位をス
    ライド移動可能に密着一体化させるように吸着させる磁
    石と、前記複数対の手摺バーの少なくとも最上部位に位
    置する重なり部位が離れるのを阻止する係止具とを備え
    ることを特徴とする目地部用手摺。
  2. 【請求項2】 目地部を介して建てられた左右の建物の
    連絡通路の端部部位の左右の建物の床部分に水平方向に
    回動可能に取付けられた左右の支柱と、この左右の支柱
    に所定間隔で後端部が固定され、先端部が他方の支柱方
    向にほぼ水平に突出して所定寸法だけ重なり合う半円
    柱、あるいは角柱を用いた複数対の手摺バーと、この複
    数対の手摺バーの重なり部位をスライド移動可能に密着
    一体化させるように吸着させる磁石と、前記複数対の手
    摺バーの重なり部位がそれぞれ離れるのを阻止する複数
    個の係止具とを備えることを特徴とする目地部用手摺。
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