JP2001220622A - 真空脱ガス装置用浸漬管 - Google Patents

真空脱ガス装置用浸漬管

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利之 保木井
Koichi Nishi
浩一 西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空脱ガス装置用浸漬管において、その耐用
性の向上を図る。 【解決手段】 円筒芯金の外周、内周および下端に耐火
物を設けてなる真空脱ガス装置用浸漬管において、外周
スラグライン部の耐火物がマグネシア20〜80質量%、残
部アルミナ主材の耐火骨材を含むマグネシア−アルミナ
質不定形耐火物、前記スラグライン部より下方の耐火物
がマグネシア1〜10質量%、MgO・Al23系スピネ
ル10〜40質量%、残部アルミナ主材の耐火骨材を含むマ
グネシア−アルミナ−スピネル質不定形耐火物とした、
真空脱ガス装置用浸漬管とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空脱ガス装置用
浸漬管に関する。
【0002】
【従来の技術】RH式、DH式等と称される真空脱ガス
装置には、真空槽と取鍋との間の溶鋼経路となる浸漬管
が備えられている。この浸漬管の基本的構造は、例えば
特開平7-34119号公報、特開平10-1713号公報のとおり、
円筒芯金の両側および下端に耐火物を設けて構成され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】浸漬管は取鍋内の溶鋼
に浸漬して使用されるため、耐火物の損傷原因は、溶鋼
・スラグによる溶損に加え、剥落がある。
【0004】定形耐火物を浸漬管の内周に使用した場合、定
形耐火物は外周に位置する円筒芯金による拘束と、周方
向の互いの迫り圧で自ずと保持される。これに対し、浸
漬管の外周および下方は前記の拘束と迫り圧が得られ
ず、定形耐火物では支持が容易でない。そこで、浸漬管
の外周および下方に設けられる耐火物は、不定形耐火物
が一般的である。しかし、不定形耐火物は定形耐火物に
比べ組織強度に劣ることで、耐食性において不十分であ
る。
【0005】そこで、不定形耐火物の中でも耐食性に特に優
れたマグネシア−アルミナ質不定形耐火物の使用が考え
られる。マグネシア−アルミナ質は、使用中の高温下で
マグネシアとアルミナとの反応によってスピネルが生成
し、その生成に伴う体積膨張で耐火物組織を緻密化し、
優れた耐食性を示す。しかし、マグネシア−アルミナ質
は、耐スラグに対する耐食性に優れる反面、その膨張に
よって浸漬管下方の耐火物が剥落し易くなり、耐食性向
上の効果が発揮されていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、真空脱ガス装
置用浸漬管における上記従来の問題を改善することを目
的とする。その特徴とするところは、円筒芯金の外周、
内周および下端に耐火物を設けてなる真空脱ガス装置用
浸漬管において、外周スラグライン部の耐火物がマグネ
シア20〜80質量%、残部アルミナ主材の耐火骨材を含む
マグネシア−アルミナ質不定形耐火物、前記スラグライ
ン部より下方の耐火物がマグネシア1〜10質量%、Mg
O・Al23系スピネル10〜40質量%、残部アルミナ主
材の耐火骨材を含むマグネシア−アルミナ−スピネル質
不定形耐火物とした、真空脱ガス装置用浸漬管である。
【0007】本発明では、マグネシア−アルミナ質不定形耐
火物の使用はその優れた耐食性を生かすために、スラグ
ライン部にとどめる。スラグライン部より下方は耐スポ
ーリング性に優れた材質を使用する。
【0008】アルミナ質あるいはアルミナ−スピネル質の不
定形耐火物は、耐スポーリング性に優れた材質として知
られている。中でもアルミナ−スピネル質は、溶鋼と接
触するとスピネル成分が溶鋼中のFe成分と固溶体をつ
くり、耐溶鋼性に優れた効果を発揮する。浸漬管は下方
を溶鋼中に浸漬しての使用のため、下方の耐火物は耐ス
ポーリング性と耐溶鋼性を兼ね備えたこのアルミナ−ス
ピネル質が好ましい。
【0009】しかし、浸漬管は使用中に熱膨張によって円筒
芯金の下方が広がり、これが下方の不定形耐火物に対す
る応力付加となり、アルミナ−スピネル質といえども亀
裂の発生がまぬがれず、ひいては剥落あるいは耐食性の
低下を招く。
【0010】本発明は、アルミナ−スピネル質耐火物にさら
に適量のマグネシアを添加し、一定の残存膨張性を与え
たアルミナ−スピネル−マグネシア質耐火物を下方の耐
火物として使用する。その結果、浸漬管に見られる芯金
の下方の広がりに伴なう亀裂発生が抑制される。
【0011】本発明の浸漬管は以上の構成によって、耐火物
の耐食性および耐亀裂性に優れ、耐用寿命が格段に向上
する。
【0012】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態例を図1に基づ
いて説明する。図は浸漬管の正面断面図である。浸漬管
は、溶鋼環流のための不活性ガス噴出管を内蔵させるこ
とがあるが、ここでは省略した。
【0013】図において、円筒芯金(1)は上端外縁に鍔状
のフランジ(2)を設ける。図には示していないが、浸
漬管は、その上方に位置する環流管を介し、フランジ
(2)をもって真空脱ガス装置の本体に取り付けて使用
される。
【0014】円筒芯金(1)の外周面および下方にはスタッ
ド(3)が突設され、不定形耐火物を牽引支持する。図
に示すスタッド(3)の形状は一例である。図に示した
V字型に限らず、Y字形、T字型、ループ型等、不定形
耐火物の牽引支持の効果を発揮するものであれば足り
る。
【0015】外周および下方の耐火物は、スタッド(3)で
牽引支持が容易な不定形耐火物とする。内周は定形耐火
物、不定形耐火物のいずれでもよい。図には示していな
いが内周を不定形耐火物とした場合は、この不定形耐火
物を牽引支持するために円筒芯金の内周面にもスタッド
を突設することが好ましい。
【0016】図に示した例では、内周を定形耐火物(5)と
した。定形耐火物(5)は円筒芯金(1)の内周下方に受
金(6)を設けるなどによって支持することが好まし
い。定形耐火物(5)は内周に位置することで、浸漬管
使用時の高温下では自身の熱膨張により、円筒芯金
(1)による拘束と周方向の迫りによって自ずと強固に
保持される。
【0017】真空脱ガス装置の稼動中において、スラグライ
ンは取鍋内の溶鋼量、浸漬管の浸漬深さ等によって上下
に推移するため、浸漬管外周におけるスラグライン部の
位置は上下に一定の幅をもって存在する。スラグライン
部は一般的に浸漬管の高さ方向のほぼ中央に位置し、浸
漬管の高さ方向の1/5〜1/3を占める。
【0018】本発明においてスラグライン部は、マグネシア
−アルミナ質不定形耐火物(4a)とする。スラグライン
部より上方の耐火物(4c)の材質は何ら限定しない
が、施工作業性の面から耐火物材質の種類をできるだけ
少なくする意味で、スラグライン部と同一材質の不定形
耐火物を使用することが好ましい。
【0019】また、図ではスラグライン部のマグネシア−ア
ルミナ質不定形耐火物(4a)とその上方の耐火物(4
c)とは区分けしているが、これらを同一材質にする場
合は、一体的に施工してもよい。つぎに、スラグライン
部に使用するマグネシア−アルミナ質不定形耐火物(4
a)について説明する。
【0020】耐火骨材に使用するマグネシアとアルミナは、
焼結品、電融品、天然品のいずれでもよい。アルミナの
微粉部には、仮焼アルミナを使用してもよい。骨材中に
占めるマグネシアの割合は、20質量%未満では耐スラグ
侵食性に劣る。マグネシアの割合が80質量%を超えると
耐スポーリング性に劣る。
【0021】耐火骨材において残部はアルミナを主材にする
が、以上の他にも本発明の効果を損なわない範囲であれ
ば、スピネル等の他の耐火原料を併用してもよい。
【0022】つぎに、スラグラインより下方に使用するアル
ミナ−スピネル−マグネシア質不定形耐火物(4b)にお
いて説明する。耐火骨材としてのアルミナ、スピネル、
マグネシアは、焼結品、電融品のいずれでもよい。アル
ミナの微粉部には、仮焼アルミナを使用してもよい。
【0023】耐火骨材中に占めるマグネシアは、1質量%未
満では膨張性付与の効果に劣るためか亀裂発生防止の効
果が得られない。10質量%を超えた場合も、耐スポーリ
ングに劣り、亀裂発生の原因となる。また、その粒径
は、耐火骨材中での均一分散のために、1mm以下が好
ましい。
【0024】スピネルはMgOとAl23の割合がスピネル
理論値のものに限らず、例えばMgOが10質量%程度の
Al23リッチのものであってもよい。
【0025】耐火骨材中に占めるスピネルの割合は、10質量
%未満では耐溶鋼性の効果に劣り、40重量%を超えても
その効果はほとんど変わらない。
【0026】アルミナの割合は前記のマグネシアおよびスピ
ネルの残部の主材である。耐火骨材中に占める割合は、
60〜85質量%が好ましい。以上のマグネシア−アルミナ
質不定形耐火物とアルミナ−スピネル−マグネシア質不
定形耐火物において、結合剤他の添加物の具体的種類お
よび添加量は、従来の不定形耐火物と特に変わりない。
【0027】結合剤にはアルミナセメント、マグネシアセメ
ント、水硬性セメント、塩基性乳酸アルミニウム、リン
酸塩、ケイ酸塩等から選ばれる1種又2種以上である。施
工体の強度面でアルミナセメントが好ましい。結合剤の
割合は特に限定されず、アルミナセメントを例に挙げる
と耐火骨材100質量%に対し外掛けで1〜10質量%が好ま
しい。
【0028】他に、揮発シリカ、焼結剤、有機繊維、鋼繊
維、分散剤等の添加は不定形耐火物における従来技術と
特に変わりない。揮発シリカはマグネシアの水和抑制に
効果的である。その添加量は、耐火骨材100質量%に対
し0.1〜3質量%が好ましい。
【0029】浸漬管の内周は図のように定形耐火物の使用が
好ましい。定形耐火物の例としては、マグネシア−クロ
ム質、マグネシア−炭素質、マグネシア−アルミナ質等
の焼成れんがあるいは不焼成れんがである。また、予め
流し込み施工したプレキャスト品でもよい。
【0030】浸漬管の内周についても不定形耐火物にしても
よい。内周は溶鋼と接するので、耐溶鋼侵食性に優れる
アルミナ−スピネル−マグネシア質不定形耐火物の使用
が好ましい。またこの材質はスラグラインより下方に設
ける不定形耐火物と同材質であることで、浸漬管全体に
使用する不定形耐火物の種類が少なくなり、施工作業面
でも好ましい。
【0031】本発明に使用する不定形耐火物における耐火骨
材の粒径は、密充填組織が得られるように、粗粒、中
粒、微粒に調整する。耐スポーリング性の向上等を目的
として、耐火骨材の一部を例えば粒径10〜40mmの粗大
粒子にしてもよい。
【0032】
【実施例】本発明実施例として、高さ750mm、内径600
mm、外径1200mmの230tRH式真空脱ガス装置用浸
漬管を施工した
【0033】実施例、比較例の浸漬管は、内周はいずれもマ
グネシア−クロム質焼成耐火れんが積みとした。表1は
各例における外周および下方に使用した不定形耐火物
と、浸漬管の試験結果である。
【0034】
【表1】 各例における不定形耐火物は、外周においては厚さ90m
m、下方の厚さは100mmとした。円筒芯金には図1と同
様、外周面および下方にスタッドを突設した。不定形耐
火物の施工は、浸漬管を反転した状態で、型枠を用いた
流し込みで行なった。
【0035】実施例1:外周のスラグライン部およびその上
方に、表1に示すマグネシア−アルミナ質不定形耐火物
のA-1材質を設け、下方はアルミナ−スピネル−マグネ
シア質不定形耐火物であるB−2材質を設けた。
【0036】実施例2:外周のスラグライン部およびその上
方に、表1に示すマグネシア−アルミナ質不定形耐火物
のA-2材質を設け、下方はアルミナ−スピネル−マグネ
シア質不定形耐火物のB-2材質を設けた。
【0037】以上の実施例におけるスラグライン部材は、浸
漬管の下端から200mmより上とした。実機における性
能試験では、スラグライン部の損傷速度(mm/チャー
ジ)は、実施例1が0.33、実施例2が0.45と良好であっ
た。また、スラグラインの下方の耐火物はいずれの実施
例においても亀裂発生が少なく、剥落もなく、耐食性に
優れている。その結果、これら実施例の浸漬管の寿命は
150チャージまでの使用が可能であった。
【0038】比較例1:外周および下方を共に、マグネシア
−アルミナ質不定形耐火物のA-1材質とした。特に下方
の耐火物の亀裂発生および剥落が原因して、58チャージ
の寿命であった。
【0039】比較例2:外周および下方を共にアルミナ−ス
ピネル−マグネシア質不定形耐火物であるC材質とし
た。スラグライン部の損傷速度が1.02であり、この耐食
性の悪さが原因して72チャージの寿命であった。
【0040】比較例3:スラグライン部にマグネシア−アル
ミナ質不定形耐火物のA-1材質、その下方をアルミナ−
スピネル質不定形耐火物であるC材質とした。下方の耐
火物について亀裂発生の防止が十分でなく、下方の耐火
物の耐食性低下で82チャージの寿命であった。
【0041】比較例4:スラグライン部にマグネシア−アル
ミナ質不定形耐火物のA-1材質、その下方をアルミナ−
スピネル−マグネシア質不定形耐火物のB-3材質とし
た。下方の耐火物であるアルミナ−スピネル−マグネシ
ア質不定形耐火物について、マグネシアの割合が多く、
亀裂および剥落の防止効果が不十分である。その結果、
109チャージの寿命であった。
【0042】
【発明の効果】本発明の浸漬管は、以上のようにスラグ
ライン部およびその下方の耐火物を特定の材質をもって
組合わせたことで、その寿命を格段に向上させることが
できる。浸漬管の交換時には真空脱ガス装置を休止しな
ければならないことから、その寿命向上は真空脱ガス装
置の稼働率向上にも大きく貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明浸漬管の実施の形態を示す正面断面図で
ある。
【符号の説明】
1 円筒芯金 2 フランジ 3 スタッド 4a マグネシア−アルミナ質不定形耐火物 4b アルミナ−スピネル−マグネシア質不定形
耐火物 4c スラグライン部より上方の耐火物 5 定形耐火物 6 受金

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒芯金の外周、内周および下端に耐火
    物を設けてなる真空脱ガス装置用浸漬管において、外周
    スラグライン部の耐火物がマグネシア20〜80質量%、残
    部アルミナ主材の耐火骨材を含むマグネシア−アルミナ
    質不定形耐火物、前記スラグライン部より下方の耐火物
    がマグネシア1〜10質量%、MgO・Al23系スピネ
    ル10〜40質量%、残部アルミナ主材の耐火骨材を含むマ
    グネシア−アルミナ−スピネル質不定形耐火物とした、
    真空脱ガス装置用浸漬管。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010168601A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Tokyo Yogyo Co Ltd 浸漬管
CN102062540A (zh) * 2010-06-18 2011-05-18 四川龙蟒矿冶有限责任公司 一种复合结构的电炉炉衬
JP2013231219A (ja) * 2012-05-01 2013-11-14 Tokyo Yogyo Co Ltd 真空脱ガス装置の浸漬管
JP2017179518A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 東京窯業株式会社 浸漬管

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