JP2001220194A - セメント混和剤 - Google Patents
セメント混和剤Info
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- JP2001220194A JP2001220194A JP2000095829A JP2000095829A JP2001220194A JP 2001220194 A JP2001220194 A JP 2001220194A JP 2000095829 A JP2000095829 A JP 2000095829A JP 2000095829 A JP2000095829 A JP 2000095829A JP 2001220194 A JP2001220194 A JP 2001220194A
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- mol
- shrinkage
- concrete
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B24/00—Use of organic materials as active ingredients for mortars, concrete or artificial stone, e.g. plasticisers
- C04B24/24—Macromolecular compounds
- C04B24/26—Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- C04B24/2641—Polyacrylates; Polymethacrylates
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】分散剤、流動化剤などとして優れた性能を有す
ると共に、同時にコンクリートの収縮低減効果を少量の
添加量で持ち、しかも製品の保存安定性に優れた多機能
型セメント混和剤及び該セメント混和剤を配合したセメ
ント組成物。 【解決手段】 (a)式(1)で表されるモノマー
(a)と、式(2)で表されるモノマー(b)をそれぞ
れ一種、あるいは/および二種をそれぞれ1〜50モル
%、および5〜70モル%と、不飽和カルボン酸、また
はその塩10〜80モル%からなる共重合体であること
を特徴とするセメント混和剤。 (式中、R1は水素またはメチル基を示し、R2は水
素、または炭素数1〜3の炭化水素基を示し、nは平均
縮合数であり、11〜120を示す) (R3はR1と同じ、R4は水素または炭素数1〜24
の脂肪族基、Aは炭素数3または4のアルキレン基を示
す。)
ると共に、同時にコンクリートの収縮低減効果を少量の
添加量で持ち、しかも製品の保存安定性に優れた多機能
型セメント混和剤及び該セメント混和剤を配合したセメ
ント組成物。 【解決手段】 (a)式(1)で表されるモノマー
(a)と、式(2)で表されるモノマー(b)をそれぞ
れ一種、あるいは/および二種をそれぞれ1〜50モル
%、および5〜70モル%と、不飽和カルボン酸、また
はその塩10〜80モル%からなる共重合体であること
を特徴とするセメント混和剤。 (式中、R1は水素またはメチル基を示し、R2は水
素、または炭素数1〜3の炭化水素基を示し、nは平均
縮合数であり、11〜120を示す) (R3はR1と同じ、R4は水素または炭素数1〜24
の脂肪族基、Aは炭素数3または4のアルキレン基を示
す。)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セメント混和剤、
およびセメント組成物に関する.更に詳しくは、分散
剤、減水剤、流動化剤などとして優れた性能を有すると
共に、コンクリートの収縮低減効果を併せ持つ新しい多
機能型セメント混和剤、並びに該セメント混和剤を配合
したセメント組成物に関する。
およびセメント組成物に関する.更に詳しくは、分散
剤、減水剤、流動化剤などとして優れた性能を有すると
共に、コンクリートの収縮低減効果を併せ持つ新しい多
機能型セメント混和剤、並びに該セメント混和剤を配合
したセメント組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、コンクリートに対して、機能、品
質、作業性などの点からより高度な要求が発生してい
る.例えば、機能、品質に対しては、耐久性、強度など
の点からの高強度コンクリートがあり、作業性の点から
は、バイブレーターによる締め固めの必要がない高流動
コンクリートのニーズが高まっている.これらのコンク
リートの製造には、フレッシュコンクリートに減水性、
流動性の賦与が必須であり、ナフタレンスルホン酸ホル
マリン縮合物塩、メラミンスホン酸塩、アミノスルホン
酸塩などのスルホン酸系や、各種化学構造のカルボン酸
系セメント混和剤が普及している.一方、セメントモル
タル、およびコンクリートは、凝結、硬化時にその構成
鉱物の体積減少、すなわち水和収縮によって自己収縮が
発生し、特に、水/セメント比が小さい場合にはこの収
縮が顕著となる.また、乾燥を受けた場合には、乾燥収
縮を起こすという欠点があり、それらが拘束を受ける
と、引張り側の自己応力や、ひび割れを生ずるという問
題を持っている.これらの問題点を改善するには、セメ
ント混和剤と共に、収縮低減剤が併用されてきた.それ
ら収縮低減剤としては、特公昭56−51148では、
低級アルコールアルキレンオキシド付加体を使用する方
法、特開昭59−152253では、ポリプロピレング
リコール誘導体を使用する方法、特公平1−53214
では、多価アルコールアルキレンオキシド付加体を使用
する方法など、アルキレンオキシド誘導体を使用する方
法が紹介されており普及している.しかしながら、セメ
ント混和剤、および収縮低減剤を併用するという従来の
方法で高流動コンクリート、高強度コンクリートを製造
するには、その使用量は、コンクリートに対する要求性
能、セメントの品質や、種類、骨材材質などによって異
なるために、適切な使用量を設定する必要があり、さら
に収縮低減剤の使用量がセメント混和剤に比べ格段に多
量となる問題がありコスト、および品質管理の点からそ
の改善が求められていた.
質、作業性などの点からより高度な要求が発生してい
る.例えば、機能、品質に対しては、耐久性、強度など
の点からの高強度コンクリートがあり、作業性の点から
は、バイブレーターによる締め固めの必要がない高流動
コンクリートのニーズが高まっている.これらのコンク
リートの製造には、フレッシュコンクリートに減水性、
流動性の賦与が必須であり、ナフタレンスルホン酸ホル
マリン縮合物塩、メラミンスホン酸塩、アミノスルホン
酸塩などのスルホン酸系や、各種化学構造のカルボン酸
系セメント混和剤が普及している.一方、セメントモル
タル、およびコンクリートは、凝結、硬化時にその構成
鉱物の体積減少、すなわち水和収縮によって自己収縮が
発生し、特に、水/セメント比が小さい場合にはこの収
縮が顕著となる.また、乾燥を受けた場合には、乾燥収
縮を起こすという欠点があり、それらが拘束を受ける
と、引張り側の自己応力や、ひび割れを生ずるという問
題を持っている.これらの問題点を改善するには、セメ
ント混和剤と共に、収縮低減剤が併用されてきた.それ
ら収縮低減剤としては、特公昭56−51148では、
低級アルコールアルキレンオキシド付加体を使用する方
法、特開昭59−152253では、ポリプロピレング
リコール誘導体を使用する方法、特公平1−53214
では、多価アルコールアルキレンオキシド付加体を使用
する方法など、アルキレンオキシド誘導体を使用する方
法が紹介されており普及している.しかしながら、セメ
ント混和剤、および収縮低減剤を併用するという従来の
方法で高流動コンクリート、高強度コンクリートを製造
するには、その使用量は、コンクリートに対する要求性
能、セメントの品質や、種類、骨材材質などによって異
なるために、適切な使用量を設定する必要があり、さら
に収縮低減剤の使用量がセメント混和剤に比べ格段に多
量となる問題がありコスト、および品質管理の点からそ
の改善が求められていた.
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】本発明は、分散
剤、流動化剤などとして優れた性能を有すると共に、同
時にコンクリートの収縮低減効果を少量の添加量で持
ち、しかも製品の保存安定性に優れた多機能型セメント
混和剤及び該セメント混和剤を配合したセメント組成物
を提供することをその課題とする.
剤、流動化剤などとして優れた性能を有すると共に、同
時にコンクリートの収縮低減効果を少量の添加量で持
ち、しかも製品の保存安定性に優れた多機能型セメント
混和剤及び該セメント混和剤を配合したセメント組成物
を提供することをその課題とする.
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく、セメント混和剤の化学構造と、コンクリ
ートの減水、流動化効果、収縮低減効果、および製品の
保存安定性との関係を詳細に検討した結果、前記課題
は、セメント混和剤分子の中に、撥水性の強い特定のポ
リアルキレングリコールを化学的に安定な形で結合する
ことにより解決できることを見い出し、本発明を完成す
るに至った.即ち、本発明によれば、(a)下記一般式
(1)で表されるモノマー(a)と、下記一般式(2)
で表されるモノマー(b)をそれぞれ一種、あるいは/
および二種をそれぞれ1〜50モル%および5〜80モ
ル%と、不飽和カルボン酸、あるいはその塩5〜60モ
ル%を含有することを特徴とする共重合体からなるセメ
ント混和剤が提供される.さらに、本発明によれば、前
記セメント混和剤を配合したセメント組成物が提供され
る。 一般式(1):
を解決すべく、セメント混和剤の化学構造と、コンクリ
ートの減水、流動化効果、収縮低減効果、および製品の
保存安定性との関係を詳細に検討した結果、前記課題
は、セメント混和剤分子の中に、撥水性の強い特定のポ
リアルキレングリコールを化学的に安定な形で結合する
ことにより解決できることを見い出し、本発明を完成す
るに至った.即ち、本発明によれば、(a)下記一般式
(1)で表されるモノマー(a)と、下記一般式(2)
で表されるモノマー(b)をそれぞれ一種、あるいは/
および二種をそれぞれ1〜50モル%および5〜80モ
ル%と、不飽和カルボン酸、あるいはその塩5〜60モ
ル%を含有することを特徴とする共重合体からなるセメ
ント混和剤が提供される.さらに、本発明によれば、前
記セメント混和剤を配合したセメント組成物が提供され
る。 一般式(1):
【0005】
【化3】 (式中、R1は水素またはメチル基を示し、R2は水
素、または炭素数1〜3の炭化水素基を示し、nは平均
縮合数であり、11〜120を示す) 一般式(2):
素、または炭素数1〜3の炭化水素基を示し、nは平均
縮合数であり、11〜120を示す) 一般式(2):
【0006】
【化4】 (式中、R3は水素またはメチル基を示し、R4は水
素、または炭素数1−24の脂肪族基を示す。Aは炭素
数3、または4の単独又は混合したランダム状、または
ブロック状のアルキレン基を示す.mは平均縮合数であ
り、0〜50を示し、nは平均縮合数であり、R4が水
素の場合には2〜120を示し、R4の炭素数1−24
の場合には31−80を示す)
素、または炭素数1−24の脂肪族基を示す。Aは炭素
数3、または4の単独又は混合したランダム状、または
ブロック状のアルキレン基を示す.mは平均縮合数であ
り、0〜50を示し、nは平均縮合数であり、R4が水
素の場合には2〜120を示し、R4の炭素数1−24
の場合には31−80を示す)
【0007】
【発明の実施の形態】モノマー(a)は、前記一般式
(1)で表されるものである.この場合、R1は水素、
またはメチル基を示す.R2は水素、またはアルキル基
を示す.この場合のアルキル基の炭素数は、1〜3であ
る。R1の具体例としては、メチル、エチル、n−プロ
ピル、iso−プロピル等が挙げられる.nはオキシア
ルキレン基の平均縮合数であり、11〜120である.
nの値は、流動化効果の他に、収縮低減効果にも影響を
与え、nが11未満であると、得られる混和剤は、コン
クリート(生コンクリート又はセメント混練物)の収縮
低減効果の点で不十分になる.一方、120を越える
と、本発明の共重合体が気泡を含み易くなることから好
ましくない.nは、流動化効果、および収縮低減効果の
点からは、大きい程いずれも顕著であるが、製造の容易
性、水溶液粘度は、小さい程優れ、この平均縮合数は、
15〜100が好ましい.特に、この平均縮合数15〜
50と、30〜100のものを混合使用することによ
り、それらモノマーの凝固点が低下し、製造時の温度管
理を容易にすることができる。また、それらオキシアル
キレン基を本発明の共重合体にエーテル結合により化学
的に安定に結合としていることで、本発明の混和剤の収
縮低減効果、および製品の保存安定性を補足していると
ころが本発明の特徴である。
(1)で表されるものである.この場合、R1は水素、
またはメチル基を示す.R2は水素、またはアルキル基
を示す.この場合のアルキル基の炭素数は、1〜3であ
る。R1の具体例としては、メチル、エチル、n−プロ
ピル、iso−プロピル等が挙げられる.nはオキシア
ルキレン基の平均縮合数であり、11〜120である.
nの値は、流動化効果の他に、収縮低減効果にも影響を
与え、nが11未満であると、得られる混和剤は、コン
クリート(生コンクリート又はセメント混練物)の収縮
低減効果の点で不十分になる.一方、120を越える
と、本発明の共重合体が気泡を含み易くなることから好
ましくない.nは、流動化効果、および収縮低減効果の
点からは、大きい程いずれも顕著であるが、製造の容易
性、水溶液粘度は、小さい程優れ、この平均縮合数は、
15〜100が好ましい.特に、この平均縮合数15〜
50と、30〜100のものを混合使用することによ
り、それらモノマーの凝固点が低下し、製造時の温度管
理を容易にすることができる。また、それらオキシアル
キレン基を本発明の共重合体にエーテル結合により化学
的に安定に結合としていることで、本発明の混和剤の収
縮低減効果、および製品の保存安定性を補足していると
ころが本発明の特徴である。
【0008】モノマー(a)の具体例としては、各種の
置換基R2を有するものが含有され、例えば、ポリオキ
シエチレン(メタ)アリルエーテル、ポリオキシエチレ
ンメチル(メタ)アリルエーテル、ポリオキシエチレン
エチル(メタ)アリルエーテル、ポリオキシエチレンプ
ロピル(メタ)アリルエーテル等が挙げられる.
置換基R2を有するものが含有され、例えば、ポリオキ
シエチレン(メタ)アリルエーテル、ポリオキシエチレ
ンメチル(メタ)アリルエーテル、ポリオキシエチレン
エチル(メタ)アリルエーテル、ポリオキシエチレンプ
ロピル(メタ)アリルエーテル等が挙げられる.
【0009】モノマー(b)は、前記一般式(2)で表
されるものでり、本発明の共重合体の主たる収縮低減効
果を発現するセグメントである.それらは混合使用する
こともできる.R3は水素、またはメチル基を示し、R
4は水素、または炭素数1−24の脂肪族基を示す。好
ましくは炭素数1−18である。R4の具体例として
は、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピ
ル、n−ブチル、iso−ブチル、tert−ブチル、
ヘキシル、ヘプチル、オクチル、デシル、ドデシル、テ
トラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、ウンデシ
ル、2−ヘキシルデシル、2−オクチルデシル、2−ノ
ニルデシル、2−デシルドデシル、シクロヘキシル、メ
チルシクロヘキシル、シクロオクチル等が挙げられる。
されるものでり、本発明の共重合体の主たる収縮低減効
果を発現するセグメントである.それらは混合使用する
こともできる.R3は水素、またはメチル基を示し、R
4は水素、または炭素数1−24の脂肪族基を示す。好
ましくは炭素数1−18である。R4の具体例として
は、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピ
ル、n−ブチル、iso−ブチル、tert−ブチル、
ヘキシル、ヘプチル、オクチル、デシル、ドデシル、テ
トラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、ウンデシ
ル、2−ヘキシルデシル、2−オクチルデシル、2−ノ
ニルデシル、2−デシルドデシル、シクロヘキシル、メ
チルシクロヘキシル、シクロオクチル等が挙げられる。
【0010】AOは、オキシアルキレン基であり、その
具体例としては、プロピレンオキシド、およびテトラメ
チレンオキシドであり、それぞれ、単独、あるいはブロ
ック、ランダム体として混合して使用することができ
る.、mはエチレンオキシドの平均縮合数であり、0〜
50である。好ましくは収縮低減効果の点から0〜10
である。nはプロピレンオキシド、あるいは/およびテ
トラメチレンオキシドの平均縮合数であり、2〜120
である.nの範囲は、AOの種類によって最適な数が選
定され、好ましくは、本発明の共重合体がセメント混練
物中で、収縮の主原因である遊離水の毛細管現象を抑制
して、収縮低減効果を発揮するために4〜100であ
る.nが2未満では十分な収縮低減効果が発現しない.
nが120を越えると製造時の溶媒に対する溶解性や、
水に対する溶解度の点から好ましくない.モノマー
(b)についても、それらオキシアルキレン基を(メ
タ)アリルエーテルとして、化学的に安定なエーテル結
合としていることで、本発明の混和剤の顕著な収縮低減
効果、および製品の優れた保存安定性を発現させている
ところが本発明の特徴である。
具体例としては、プロピレンオキシド、およびテトラメ
チレンオキシドであり、それぞれ、単独、あるいはブロ
ック、ランダム体として混合して使用することができ
る.、mはエチレンオキシドの平均縮合数であり、0〜
50である。好ましくは収縮低減効果の点から0〜10
である。nはプロピレンオキシド、あるいは/およびテ
トラメチレンオキシドの平均縮合数であり、2〜120
である.nの範囲は、AOの種類によって最適な数が選
定され、好ましくは、本発明の共重合体がセメント混練
物中で、収縮の主原因である遊離水の毛細管現象を抑制
して、収縮低減効果を発揮するために4〜100であ
る.nが2未満では十分な収縮低減効果が発現しない.
nが120を越えると製造時の溶媒に対する溶解性や、
水に対する溶解度の点から好ましくない.モノマー
(b)についても、それらオキシアルキレン基を(メ
タ)アリルエーテルとして、化学的に安定なエーテル結
合としていることで、本発明の混和剤の顕著な収縮低減
効果、および製品の優れた保存安定性を発現させている
ところが本発明の特徴である。
【0011】モノマー(b)の具体例としては、例え
ば、ポリオキシプロピレン(メタ)アリルエーテル、ポ
リオキシプロピレンポリオキシエチレン(メタ)アリル
エーテル、ポリオキシテトラメチレン(メタ)アリルエ
ーテル、ポリオキシテトラメチレンポリオキシエチレン
(メタ)アリルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキ
ル(メタ)アリルエーテル、ポリオキシプロピレンポリ
オキシエチレンアルキル(メタ)アリルエーテル、ポリ
オキシテトラメチレンアルキル(メタ)アリルエーテ
ル、ポリオキシテトラメチレンポリオキシエチレンアル
キル(メタ)アリルエーテル等が挙げられる。
ば、ポリオキシプロピレン(メタ)アリルエーテル、ポ
リオキシプロピレンポリオキシエチレン(メタ)アリル
エーテル、ポリオキシテトラメチレン(メタ)アリルエ
ーテル、ポリオキシテトラメチレンポリオキシエチレン
(メタ)アリルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキ
ル(メタ)アリルエーテル、ポリオキシプロピレンポリ
オキシエチレンアルキル(メタ)アリルエーテル、ポリ
オキシテトラメチレンアルキル(メタ)アリルエーテ
ル、ポリオキシテトラメチレンポリオキシエチレンアル
キル(メタ)アリルエーテル等が挙げられる。
【0012】不飽和カルボン酸、またはその塩は、本発
明の共重合体をセメント、あるいは骨材と結合させて流
動化効果、および収縮低減効果を発現させるセグメント
であり、それらはアクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、またはそ
の塩等が挙げられる。それらは分散、および収縮低減セ
グメントの不飽和アルコール種類により選定されアリル
エーテルの場合には,重合性の点からマレイン酸、無水
マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、またはその塩であ
り、好ましくは,コスト、反応性の点からマレイン酸、
及び無水マレイン酸、またはその塩である。メタリルエ
ーテルの場合には、アクリル酸、およびメタクリル酸、
またはその塩であり、好ましくは、収縮低減効果の点か
らメタクリル酸、またはその塩である。それらは単独、
あるいは、混合して使用される.それらの塩の種類とし
ては、塩形成性陽イオンを含むが、このようなものとし
ては、ナトリウム、カリウム、リチウム、等のアルカリ
金属のイオン、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ
土類金属のイオン、アンモニウム、アルカノールアミン
やその他の有機アミンから誘導される置換アンモニウム
イオン等が挙げられる.
明の共重合体をセメント、あるいは骨材と結合させて流
動化効果、および収縮低減効果を発現させるセグメント
であり、それらはアクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、またはそ
の塩等が挙げられる。それらは分散、および収縮低減セ
グメントの不飽和アルコール種類により選定されアリル
エーテルの場合には,重合性の点からマレイン酸、無水
マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、またはその塩であ
り、好ましくは,コスト、反応性の点からマレイン酸、
及び無水マレイン酸、またはその塩である。メタリルエ
ーテルの場合には、アクリル酸、およびメタクリル酸、
またはその塩であり、好ましくは、収縮低減効果の点か
らメタクリル酸、またはその塩である。それらは単独、
あるいは、混合して使用される.それらの塩の種類とし
ては、塩形成性陽イオンを含むが、このようなものとし
ては、ナトリウム、カリウム、リチウム、等のアルカリ
金属のイオン、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ
土類金属のイオン、アンモニウム、アルカノールアミン
やその他の有機アミンから誘導される置換アンモニウム
イオン等が挙げられる.
【0013】前記重合体において、モノマー(a)の含
有量は、1〜50モル%である.好ましくは、流動化効
果の点から5〜40モル%である.モノマー(b)の含
有量は、5〜70モル%である.好ましくは、収縮低減
効果の点から8〜60モル%である.不飽和カルボン
酸、およびその塩の含有量は、10〜80モル%であ
る.好ましくは、流動化効果、および収縮低減効果の点
から15〜70モル%である.
有量は、1〜50モル%である.好ましくは、流動化効
果の点から5〜40モル%である.モノマー(b)の含
有量は、5〜70モル%である.好ましくは、収縮低減
効果の点から8〜60モル%である.不飽和カルボン
酸、およびその塩の含有量は、10〜80モル%であ
る.好ましくは、流動化効果、および収縮低減効果の点
から15〜70モル%である.
【0014】共重合体の重量平均分子量は、5000〜
200000.好ましくは、流動化効果の点から100
00〜120000である.分子量が前記範囲より大き
くなると、混和剤水溶液の粘度が高くなって取り扱いが
困難となり、また流動性の低下も著しくなる.一方、そ
の分子量が前記範囲より小さくなると、流動化効果、お
よび収縮低減効果が低下する.
200000.好ましくは、流動化効果の点から100
00〜120000である.分子量が前記範囲より大き
くなると、混和剤水溶液の粘度が高くなって取り扱いが
困難となり、また流動性の低下も著しくなる.一方、そ
の分子量が前記範囲より小さくなると、流動化効果、お
よび収縮低減効果が低下する.
【0015】本発明の共重合体は、重合開始剤を使用し
て、前記単量体を溶液重合、乳化重合、塊状重合などの
方法により共重合することにより調製できる.例えば、
ラジカル重合する場合の重合開始剤としては、ジ−t−
ブチルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、ラ
ウロイルパーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリル
などの有機過酸化物、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモ
ニウム、過硫酸カリウム、過リン酸ナトリウム、過リン
酸カリウムなどの無機過酸化物が挙げられる.重合時に
使用する溶媒としては、メタノール、エタノール、n−
プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、t
ert−ブタノール等のアルコール類、アセトン、メチ
ルエチルケトンなどのケトン類、テトラヒドロフラン、
ジオキサンなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、キ
シレンなどの芳香族炭化水素類、n−ヘキサン、シクロ
ヘキサン、などの脂肪族炭化水素類、四塩化炭素、クロ
ロホルムなどのハロゲン化炭化水素、水などが挙げられ
る.重合温度は45〜120℃.重合時間は3〜10時
間であるが、重合条件は、重合方法や、モノマー、およ
び開始剤の種類などにより適宜選択される。
て、前記単量体を溶液重合、乳化重合、塊状重合などの
方法により共重合することにより調製できる.例えば、
ラジカル重合する場合の重合開始剤としては、ジ−t−
ブチルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、ラ
ウロイルパーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリル
などの有機過酸化物、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモ
ニウム、過硫酸カリウム、過リン酸ナトリウム、過リン
酸カリウムなどの無機過酸化物が挙げられる.重合時に
使用する溶媒としては、メタノール、エタノール、n−
プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、t
ert−ブタノール等のアルコール類、アセトン、メチ
ルエチルケトンなどのケトン類、テトラヒドロフラン、
ジオキサンなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、キ
シレンなどの芳香族炭化水素類、n−ヘキサン、シクロ
ヘキサン、などの脂肪族炭化水素類、四塩化炭素、クロ
ロホルムなどのハロゲン化炭化水素、水などが挙げられ
る.重合温度は45〜120℃.重合時間は3〜10時
間であるが、重合条件は、重合方法や、モノマー、およ
び開始剤の種類などにより適宜選択される。
【0016】重合温度が120℃を超えると過酸化物の
熱分解が起こり、重合率が低下する他に、生成した重合
体は流動化効果、および収縮低減効果の低下を招く。ま
た、重合温度が45℃未満では、重合率が低下する。重
合反応終了後、反応混合物から溶媒を留去、あるいは抽
出してから、水に再び溶解するか、水を溶媒とした場合
には、そのまま、本発明の共重合体を得ることができ
る.
熱分解が起こり、重合率が低下する他に、生成した重合
体は流動化効果、および収縮低減効果の低下を招く。ま
た、重合温度が45℃未満では、重合率が低下する。重
合反応終了後、反応混合物から溶媒を留去、あるいは抽
出してから、水に再び溶解するか、水を溶媒とした場合
には、そのまま、本発明の共重合体を得ることができ
る.
【0017】また、本発明の効果を損なわない範囲で、
上記重合成分(a)、(b)、および(c)に対し、さ
らに他の共重合モノマー成分、例えば、ビニルスルホン
酸、(メタ)アリルスルホン酸、2−アクリルアミド−
2−メチルプロパンスルホン酸、2−アクリルアミドエ
タンスルホン酸、2−メタクリルアミドエタンスルホン
酸、3−メタクリルアミドプロパンスルホン酸、スチレ
ンスルホン酸等のスルホン酸基含有モノマー、または、
その塩を共重合させることができる.これらスルホン酸
基含有モノマーは、セメント、および骨材との結合に関
与する他に、スルホン酸基の持つ負荷電により、それら
粒子の静電気的反発を発生させ流動化効果を向上させる
ことができる.その他に共重合可能なモノマーとして
は、スチレン、アクリロニトリル、アクリルアミド、ア
クリル酸エステル、メタクリル酸エステル、酢酸ビニ
ル、無水マレイン酸、マレイン酸(塩)、フマル酸
(塩)、マレイン酸エステル、フマル酸エステルなどが
挙げられる
上記重合成分(a)、(b)、および(c)に対し、さ
らに他の共重合モノマー成分、例えば、ビニルスルホン
酸、(メタ)アリルスルホン酸、2−アクリルアミド−
2−メチルプロパンスルホン酸、2−アクリルアミドエ
タンスルホン酸、2−メタクリルアミドエタンスルホン
酸、3−メタクリルアミドプロパンスルホン酸、スチレ
ンスルホン酸等のスルホン酸基含有モノマー、または、
その塩を共重合させることができる.これらスルホン酸
基含有モノマーは、セメント、および骨材との結合に関
与する他に、スルホン酸基の持つ負荷電により、それら
粒子の静電気的反発を発生させ流動化効果を向上させる
ことができる.その他に共重合可能なモノマーとして
は、スチレン、アクリロニトリル、アクリルアミド、ア
クリル酸エステル、メタクリル酸エステル、酢酸ビニ
ル、無水マレイン酸、マレイン酸(塩)、フマル酸
(塩)、マレイン酸エステル、フマル酸エステルなどが
挙げられる
【0018】本発明のセメント混和剤は、普通ポルトラ
ンドセメント、早強ポルトランドセメント、中庸熱ポル
トランドセメント、膨張セメント、急硬セメント、高炉
セメント、アルミナセメント等のすべての水硬性セメン
トに使用することができる.これらのうち、好ましいの
は、普通ポルトランドセメント、および早強ポルトラン
ドセメントである.また、それらセメントの一部をフラ
イシュ、高炉スラグ微粉末、石灰石微粉末、シリカ質混
合剤などと置換することができる.
ンドセメント、早強ポルトランドセメント、中庸熱ポル
トランドセメント、膨張セメント、急硬セメント、高炉
セメント、アルミナセメント等のすべての水硬性セメン
トに使用することができる.これらのうち、好ましいの
は、普通ポルトランドセメント、および早強ポルトラン
ドセメントである.また、それらセメントの一部をフラ
イシュ、高炉スラグ微粉末、石灰石微粉末、シリカ質混
合剤などと置換することができる.
【0019】本発明のセメント混和剤の使用量は、水セ
メント比、スランプによって異なるが、対セメント量で
0.05〜5.0重量%、好ましくは、流動化効果、お
よび収縮低減効果の点から0.1〜3.0の範囲であ
る.0.05重量%未満では、セメント混練物の流動化
効果が少なく、一方、5.0重量%を越えると過剰添加
となり、骨材分離や、凝結遅延を起こすため実用性に欠
ける.
メント比、スランプによって異なるが、対セメント量で
0.05〜5.0重量%、好ましくは、流動化効果、お
よび収縮低減効果の点から0.1〜3.0の範囲であ
る.0.05重量%未満では、セメント混練物の流動化
効果が少なく、一方、5.0重量%を越えると過剰添加
となり、骨材分離や、凝結遅延を起こすため実用性に欠
ける.
【0020】本発明の混和剤は、水溶液や粉末の剤型で
使用でき、その使用方法は、通常の高性能減水剤、ある
いは、高性能AE減水剤と同様であるが、その添加時期
はセメント混練物調製中に遅れ添加する方法、調製後に
後添加することにより一層、少ない添加量で優れた流動
化効果と共に、収縮低減が図られる。なお、水溶液で使
用する場合は、セメントでなく、混練水に添加して使用
する。なお、本願明細書では、上記のように、セメント
混練物や混練水に添加する場合も含めて「セメント混和
剤」と称するものとする。
使用でき、その使用方法は、通常の高性能減水剤、ある
いは、高性能AE減水剤と同様であるが、その添加時期
はセメント混練物調製中に遅れ添加する方法、調製後に
後添加することにより一層、少ない添加量で優れた流動
化効果と共に、収縮低減が図られる。なお、水溶液で使
用する場合は、セメントでなく、混練水に添加して使用
する。なお、本願明細書では、上記のように、セメント
混練物や混練水に添加する場合も含めて「セメント混和
剤」と称するものとする。
【0021】本発明のセメント混和剤は、使用にあたっ
て他の成分(任意成分)と併用することができる.この
ような任意成分としては、塩化ナトリウム等の金属塩化
物、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン等の
有機アミンの公知のセメント硬化促進剤、アルコール
類、糖類、澱粉、セルロース、グリセリンなどの公知の
セメント硬化遅延剤、亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カルシ
ウムなどの公知の鉄筋防錆剤、また、必要に応じて、公
知のAE剤、消泡剤、凝結遅延剤、早強剤、急結剤、骨
材分離低減剤、増粘剤、保水剤、防水剤、膨張剤、ポリ
マー添加剤、防凍剤、防菌剤等のコンクリート混和材
料、リグニンスルホン酸塩、メラミンスルホン酸塩、ア
ミノスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮
合物、各種化学構造のカルボン酸系セメント混和剤など
種々のものと併用することができる。
て他の成分(任意成分)と併用することができる.この
ような任意成分としては、塩化ナトリウム等の金属塩化
物、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン等の
有機アミンの公知のセメント硬化促進剤、アルコール
類、糖類、澱粉、セルロース、グリセリンなどの公知の
セメント硬化遅延剤、亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カルシ
ウムなどの公知の鉄筋防錆剤、また、必要に応じて、公
知のAE剤、消泡剤、凝結遅延剤、早強剤、急結剤、骨
材分離低減剤、増粘剤、保水剤、防水剤、膨張剤、ポリ
マー添加剤、防凍剤、防菌剤等のコンクリート混和材
料、リグニンスルホン酸塩、メラミンスルホン酸塩、ア
ミノスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮
合物、各種化学構造のカルボン酸系セメント混和剤など
種々のものと併用することができる。
【0022】しかし、電解質である硫酸ナトリウム、お
よび硫酸カリウムは、セメント粒子に吸着して、本発明
の共重合体の吸着を妨げ流動化効果、および収縮低減効
果を低下させるので、共存量は、極力抑えることが好ま
しい.本発明のセメント混和剤を使用したペースト、モ
ルタル、またはコンクリートの施工法は従来の場合と同
じでよく、コテ塗り、型枠への充填、吹き付け、塗り付
け、コンクリートポンプや、プレーサによる圧送、コー
キングガンによる注入などの方法がとり得る.
よび硫酸カリウムは、セメント粒子に吸着して、本発明
の共重合体の吸着を妨げ流動化効果、および収縮低減効
果を低下させるので、共存量は、極力抑えることが好ま
しい.本発明のセメント混和剤を使用したペースト、モ
ルタル、またはコンクリートの施工法は従来の場合と同
じでよく、コテ塗り、型枠への充填、吹き付け、塗り付
け、コンクリートポンプや、プレーサによる圧送、コー
キングガンによる注入などの方法がとり得る.
【0023】また、養生方法としては、気乾養生、湿空
養生、水中養生、加熱促進養生(上記養生、オートクレ
ーブ養生など)のいずれでもよく、またそれぞれの併用
でもよい. 本発明のセメント混和剤をセメントに対し
て使用した場合、少ない使用量で流動化効果、減水効果
と共に、収縮低減が図られ、しかも強度低下がないとい
う特徴を有する.また、従来のように、高性能減水剤、
あるいは高性能AE減水剤と収縮低減剤を併用する必要
がなく、作業の効率化が図れ、この点、従来のアルキレ
ンオキシド鎖を分子の一部に含有するセメント混和剤と
全く性能の異なるものである.
養生、水中養生、加熱促進養生(上記養生、オートクレ
ーブ養生など)のいずれでもよく、またそれぞれの併用
でもよい. 本発明のセメント混和剤をセメントに対し
て使用した場合、少ない使用量で流動化効果、減水効果
と共に、収縮低減が図られ、しかも強度低下がないとい
う特徴を有する.また、従来のように、高性能減水剤、
あるいは高性能AE減水剤と収縮低減剤を併用する必要
がなく、作業の効率化が図れ、この点、従来のアルキレ
ンオキシド鎖を分子の一部に含有するセメント混和剤と
全く性能の異なるものである.
【0024】
【発明の効果】本発明のセメント混和剤は、従来のカル
ボン酸系分散剤と同様、少ない使用量で優れた流動化効
果が得られる他に、収縮低減効果が発現される.従っ
て、本発明のセメント混和剤を使用したセメント混練物
は、普通コンクリートの他に、高強度コンクリートおよ
び高流動コンクリートに使用することができ、作業の効
率化が達成されると共に、品質良好なコンクリートの製
造を可能とする.
ボン酸系分散剤と同様、少ない使用量で優れた流動化効
果が得られる他に、収縮低減効果が発現される.従っ
て、本発明のセメント混和剤を使用したセメント混練物
は、普通コンクリートの他に、高強度コンクリートおよ
び高流動コンクリートに使用することができ、作業の効
率化が達成されると共に、品質良好なコンクリートの製
造を可能とする.
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない.尚、
実施例中で使用した共重合体の試料は下記の方法で調製
した. 製造例1 還流冷却器、滴下濾斗およびガス導入管を備えた内容、
500mlの四つ口フラスコにポリオキシエチレンアリ
ルエーテル(エチレンオキシド平均縮合数90、CH2
=CHCH2O(C2H4O)90H、77.4g
(0.0192モル)、ポリオキシプロピレンアリルエ
ーテル(プロピレンオキシド平均合数は、34、CH2
=CHCH2O(C3H6O)34H、90.0g
(0.443モル)、マレイン酸5.0g(0.043
1モル)、過酸化ベンゾイル5.0g、トルエン35m
l、イソプロパノール50ml混合溶液57.4g(全
体の30重量%)を仕込み攪拌しながら、窒素気流、8
0−90℃の温度下に、残りの溶液を2時間かけて定量
ポンプで導入した。同温度で、更に6時間攪拌した後、
放冷した。翌日、過酸化ベンゾイル3.0gを追加した
後、除々に加熱してイソプロパノール還流下に6時間熟
成して重合を完結させた.放冷後、10%苛性ソーダ水
溶液で中和した.続いて、減圧下にトルエン、イソプロ
パノール、水を留去してからイオン交換水に溶解してP
H7.2の30wt%水溶液を得た.重量平均分子量
は、18000であった.
するが、本発明はこれに限定されるものではない.尚、
実施例中で使用した共重合体の試料は下記の方法で調製
した. 製造例1 還流冷却器、滴下濾斗およびガス導入管を備えた内容、
500mlの四つ口フラスコにポリオキシエチレンアリ
ルエーテル(エチレンオキシド平均縮合数90、CH2
=CHCH2O(C2H4O)90H、77.4g
(0.0192モル)、ポリオキシプロピレンアリルエ
ーテル(プロピレンオキシド平均合数は、34、CH2
=CHCH2O(C3H6O)34H、90.0g
(0.443モル)、マレイン酸5.0g(0.043
1モル)、過酸化ベンゾイル5.0g、トルエン35m
l、イソプロパノール50ml混合溶液57.4g(全
体の30重量%)を仕込み攪拌しながら、窒素気流、8
0−90℃の温度下に、残りの溶液を2時間かけて定量
ポンプで導入した。同温度で、更に6時間攪拌した後、
放冷した。翌日、過酸化ベンゾイル3.0gを追加した
後、除々に加熱してイソプロパノール還流下に6時間熟
成して重合を完結させた.放冷後、10%苛性ソーダ水
溶液で中和した.続いて、減圧下にトルエン、イソプロ
パノール、水を留去してからイオン交換水に溶解してP
H7.2の30wt%水溶液を得た.重量平均分子量
は、18000であった.
【0026】製造例2 モノマーの種類、および仕込量を下記のように変更した
以外は実施例1に準じて重合を行った. ポリオキシエチレンアリルエーテル 83.1 重量部 (エチレンオキシド平均縮合数45) ポリオキシテトラメチレンポリオキシエチレンアリルエーテル (テトラメチレンオキシド、およびエチレンオキシド平均縮合数は、それぞ れ10.0、5.0) 99.4 重量部 マレイン酸 13.0 重量部 ポリオキシエチレンアリルエーテル(45)、ポリオキ
シテトラメチレン(5.0)ポリオキシエチレン(1
0.0)アリルエーテル、マレイン酸モル比は、16.
1:39.5:44.4).上記で得た共重合体の重量
平均分子量は、21000であった.
以外は実施例1に準じて重合を行った. ポリオキシエチレンアリルエーテル 83.1 重量部 (エチレンオキシド平均縮合数45) ポリオキシテトラメチレンポリオキシエチレンアリルエーテル (テトラメチレンオキシド、およびエチレンオキシド平均縮合数は、それぞ れ10.0、5.0) 99.4 重量部 マレイン酸 13.0 重量部 ポリオキシエチレンアリルエーテル(45)、ポリオキ
シテトラメチレン(5.0)ポリオキシエチレン(1
0.0)アリルエーテル、マレイン酸モル比は、16.
1:39.5:44.4).上記で得た共重合体の重量
平均分子量は、21000であった.
【0027】製造例3 モノマーの種類、および仕込量を下記のように変更した
以外は実施例1に準じて重合を行った. ポリオキシエチレンメチルメタリルエーテル 98.4 重量部 (エチレンオキシド平均縮合数は90モル) ポリオキシプロピレンメチルメタリルエーテル 104.3 重量部 (プロピレンオキシド平均縮合数60) メタクリル酸 7.0 重量部 ポリオキシエチレンメチルメタリルエーテル、ポリオキ
シプロピレンメタリルエーテル、メタクリル酸モル比
は、18.0:21.7:60.3 上記で得た共重合体の重量平均分子量は、26000で
あった.
以外は実施例1に準じて重合を行った. ポリオキシエチレンメチルメタリルエーテル 98.4 重量部 (エチレンオキシド平均縮合数は90モル) ポリオキシプロピレンメチルメタリルエーテル 104.3 重量部 (プロピレンオキシド平均縮合数60) メタクリル酸 7.0 重量部 ポリオキシエチレンメチルメタリルエーテル、ポリオキ
シプロピレンメタリルエーテル、メタクリル酸モル比
は、18.0:21.7:60.3 上記で得た共重合体の重量平均分子量は、26000で
あった.
【0028】製造例4 モノマーの種類、および仕込量を下記のように変更した
以外は実施例1に準じて重合を行った. ポリオキシエチレンアリルエーテル 38.0 重量部 (エチレンオキシド平均縮合数23) ポリオキシエチレンアリルエーテル 38.0 重量部 (エチレンオキシド平均縮合数90) ポリオキシプロピレンアリルエーテル 90.0 重量部 (プロピレンオキシド平均縮合数12) マイレン酸 8.0 重量部 ポリオキシエチレンアリルエーテル(23)、ポリオキ
シエチレンアリルエーテル(90)、ポリオキシプロピ
レンアリルエーテル:マレインン酸モル比は、15.
8:0.4:53.1:30.7 上記で得た共重合体の重量平均分子量は、16000で
あった.
以外は実施例1に準じて重合を行った. ポリオキシエチレンアリルエーテル 38.0 重量部 (エチレンオキシド平均縮合数23) ポリオキシエチレンアリルエーテル 38.0 重量部 (エチレンオキシド平均縮合数90) ポリオキシプロピレンアリルエーテル 90.0 重量部 (プロピレンオキシド平均縮合数12) マイレン酸 8.0 重量部 ポリオキシエチレンアリルエーテル(23)、ポリオキ
シエチレンアリルエーテル(90)、ポリオキシプロピ
レンアリルエーテル:マレインン酸モル比は、15.
8:0.4:53.1:30.7 上記で得た共重合体の重量平均分子量は、16000で
あった.
【0029】製造例5 モノマーの種類、および仕込量を下記のように変更した
以外は実施例1に準じて重合を行った. ポリオキシエチレンメチルメタリルエーテル 76.0 重量部 (エチレンオキシド平均縮合数23) ポリオキシテトラメチレンポリオキシエチレンメタリルエーテル (テトラメチレンオキシド、エチレンオキシド平均縮合数は、それぞれ5、 10) 89.1 重量部 アクリル酸 10.0 重量部 ポリオキシエチレンメチルメタリルエーテル、ポリオキ
シテトラメチレンポリオキシエチレンメタリルエーテ
ル、アクリル酸モル比は、22.3:32.9:44.
8 上記で得た共重合体の重量平均分子量は、28000で
あった.
以外は実施例1に準じて重合を行った. ポリオキシエチレンメチルメタリルエーテル 76.0 重量部 (エチレンオキシド平均縮合数23) ポリオキシテトラメチレンポリオキシエチレンメタリルエーテル (テトラメチレンオキシド、エチレンオキシド平均縮合数は、それぞれ5、 10) 89.1 重量部 アクリル酸 10.0 重量部 ポリオキシエチレンメチルメタリルエーテル、ポリオキ
シテトラメチレンポリオキシエチレンメタリルエーテ
ル、アクリル酸モル比は、22.3:32.9:44.
8 上記で得た共重合体の重量平均分子量は、28000で
あった.
【0030】比較製造例1 モノマーの種類、および仕込量を下記のように変更した
以外は実施例1に準じて重合を行った。 ポリオキシエチレンメチルメタクリレート 77.8 重量部 (エチレンオキシド平均付加モル数23) ポリオキシプロピレンメタクリレート 90.0 重量部 (プロピレンオキシド平均縮合数12) メタクリル酸 10.0 重量部 ポリオキシエチレンメチルメタクリレート、ポリオキシ
プロピレンメタクリレート、メタクリル酸モル比は、2
3.2:38.2:38.6 上記で得た共重合体の重量平均分子量は、38000で
あった.
以外は実施例1に準じて重合を行った。 ポリオキシエチレンメチルメタクリレート 77.8 重量部 (エチレンオキシド平均付加モル数23) ポリオキシプロピレンメタクリレート 90.0 重量部 (プロピレンオキシド平均縮合数12) メタクリル酸 10.0 重量部 ポリオキシエチレンメチルメタクリレート、ポリオキシ
プロピレンメタクリレート、メタクリル酸モル比は、2
3.2:38.2:38.6 上記で得た共重合体の重量平均分子量は、38000で
あった.
【0031】比較製造例2 モノマーの種類、および仕込量を下記のように変更した
以外は実施例1に準じて重合を行った. ポリオキシエチレンアリルエーテル 65.6 重量部 (エチレンオキシド平均付加モル数9) ポリオキシプロピレンアリルエーテル 81.3 重量部 (プロピレンオキシド平均縮合数12) マレイン酸 12.0 重量部 ポリオキシエチレンアリルエーテル、ポリオキシプロピ
レンアリルエーテル、マレイン酸モル比は、40.6:
30.3:29.1 上記で得た共重合体の重量平均分子量は、18000で
あった.
以外は実施例1に準じて重合を行った. ポリオキシエチレンアリルエーテル 65.6 重量部 (エチレンオキシド平均付加モル数9) ポリオキシプロピレンアリルエーテル 81.3 重量部 (プロピレンオキシド平均縮合数12) マレイン酸 12.0 重量部 ポリオキシエチレンアリルエーテル、ポリオキシプロピ
レンアリルエーテル、マレイン酸モル比は、40.6:
30.3:29.1 上記で得た共重合体の重量平均分子量は、18000で
あった.
【0032】実施例中で使用したセメント混和剤の評価
法は以下の通りである. 1)セメントペースト試験 容量が1200ミリリットルとなるように、セメント、
および所定量のセメント混和剤を溶解したイオン交換水
をミキサーに投入し、2分間練混ぜを行った.所定時間
練混ぜ後、ミキサーより取り出し、直ちに、凝結試験用
の容器(容量:201ml)をフローコーンとして、フ
ローを測定した.更に、同セメントペーストを用いて、
所定期間放置後の乾燥収縮を測定した.評価結果を表−
1に示す.尚、乾燥収縮は、供試体(4×4×16c
m)、3本の平均値を用いた.また、水/セメント比
は、30%、養生は、20℃、相対湿度50%雰囲気下
に所定期間放置して行った. 2)コンクリート試験 容量が40リットルとなるように、まず、粗骨材、細骨
材、セメント、混和材料の順に、50リットルパン型強
制練りミキサーに投入し、15秒間、空練り後、所定量
の水に溶解したセメント混和剤を添加して2分間練混ぜ
を行った。所定時間練混ぜ後、ミキサーから混合物を取
り出し、直ちにJISA1101に準拠して、スランプ
を測定し、また、JISA1128に準拠して空気量を
測定した。さらに、硬化7日後および14日後のコンク
リートについて圧縮強度、および乾燥収縮をそれぞれ、
JISA1108、JISA1129(ダイヤルゲージ
法)に準拠して測定した。評価結果を表−2に示す.
尚、水/セメント比は、50%、砂/セメント比は、
2.25、s/aは、44%である。また、養生は水中
養生1週間後更に20℃、相対湿度50%雰囲気下に所
定期間放置して行った.
法は以下の通りである. 1)セメントペースト試験 容量が1200ミリリットルとなるように、セメント、
および所定量のセメント混和剤を溶解したイオン交換水
をミキサーに投入し、2分間練混ぜを行った.所定時間
練混ぜ後、ミキサーより取り出し、直ちに、凝結試験用
の容器(容量:201ml)をフローコーンとして、フ
ローを測定した.更に、同セメントペーストを用いて、
所定期間放置後の乾燥収縮を測定した.評価結果を表−
1に示す.尚、乾燥収縮は、供試体(4×4×16c
m)、3本の平均値を用いた.また、水/セメント比
は、30%、養生は、20℃、相対湿度50%雰囲気下
に所定期間放置して行った. 2)コンクリート試験 容量が40リットルとなるように、まず、粗骨材、細骨
材、セメント、混和材料の順に、50リットルパン型強
制練りミキサーに投入し、15秒間、空練り後、所定量
の水に溶解したセメント混和剤を添加して2分間練混ぜ
を行った。所定時間練混ぜ後、ミキサーから混合物を取
り出し、直ちにJISA1101に準拠して、スランプ
を測定し、また、JISA1128に準拠して空気量を
測定した。さらに、硬化7日後および14日後のコンク
リートについて圧縮強度、および乾燥収縮をそれぞれ、
JISA1108、JISA1129(ダイヤルゲージ
法)に準拠して測定した。評価結果を表−2に示す.
尚、水/セメント比は、50%、砂/セメント比は、
2.25、s/aは、44%である。また、養生は水中
養生1週間後更に20℃、相対湿度50%雰囲気下に所
定期間放置して行った.
【0033】表−1に製造例1−5、および比較製造例
1−2で調整したセメント混和剤を調整直後、および室
内に90日保存した後にセメントペースト試験を行った
結果を示す。
1−2で調整したセメント混和剤を調整直後、および室
内に90日保存した後にセメントペースト試験を行った
結果を示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 103:40 C04B 103:40 111:34 111:34 Fターム(参考) 4G012 MC12 PB14 PB16 4J027 AC02 AC03 AC04 AC07 BA04 BA06 CB04 CC02 CD01
Claims (2)
- 【請求項1】 (a)下記一般式(1)で表されるモノ
マー(a)と、下記一般式(2)で表されるモノマー
(b)をそれぞれ一種、あるいは/および二種をそれぞ
れ1〜50モル%、および5〜70モル%と、不飽和カ
ルボン酸、またはその塩10〜80モル%からなる共重
合体であることを特徴とするセメント混和剤. 一般式(1): 【化1】 (式中、R1は水素またはメチル基を示し、R2は水
素、または炭素数1〜3の炭化水素基を示し、nは平均
縮合数であり、11〜120を示す) 一般式(2): 【化2】 (式中、R3は水素またはメチル基を示し、R4は水
素、または炭素数1−24の脂肪族基を示す。Aは炭素
数3、または4の単独又は混合したランダム状、または
ブロック状のアルキレン基を示す.mは平均縮合数であ
り、0〜50を示し、nは平均縮合数であり、R4が水
素の場合には2〜120を示し、R4の炭素数が1−2
4の場合には31−80を示す) - 【請求項2】 請求項1のセメント混和剤を配合したこ
とを特徴とするセメント組成物。
Priority Applications (1)
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JP2000095829A JP2001220194A (ja) | 2000-02-02 | 2000-02-02 | セメント混和剤 |
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