JP2001219012A - 液処理装置 - Google Patents

液処理装置

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JP2001219012A
JP2001219012A JP2000030123A JP2000030123A JP2001219012A JP 2001219012 A JP2001219012 A JP 2001219012A JP 2000030123 A JP2000030123 A JP 2000030123A JP 2000030123 A JP2000030123 A JP 2000030123A JP 2001219012 A JP2001219012 A JP 2001219012A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工作機械から排出した液だけでなく濾材洗浄
で排出した液から切粉を除去処理する場合も、切粉除去
率を向上させる。 【解決手段】 ダーティ槽11の一側にクリーン槽12を配
置し、他側に洗浄汚液処理槽13を配置する。ダーティ槽
11は、工作機械14より排出した汚れた液を管路15を経て
導入し、液中の切粉を沈澱処理した後、開口部16よりク
リーン槽12に送出す。クリーン槽12は、循環ポンプ21で
循環管路22,23を経て液を循環させ、循環管路22,23中
のフィルタ24により液を浄化処理しながら、クリーン槽
12内の液を返送ポンプ25により管路26を経て工作機械14
に戻す。洗浄汚液処理槽13は、フィルタ24の濾材32の洗
浄時にフィルタ24より開閉弁33を経て排出した汚れた液
を導入し、沈澱処理した後、切欠部27を経てダーティ槽
11に送出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械から排出
された液を濾過するための液処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示されるように、従来の工作機械
1から排出された液(クーラント液)を濾過するための
液処理装置として、ダーティ槽2およびクリーン槽3か
らなる2槽式液処理装置が用いられている。
【0003】ダーティ槽2は、工作機械1より汚れた液
を導入して液中の切粉を沈澱させた後、開口部4よりク
リーン槽3に送出し、クリーン槽3は、循環ポンプ5で
送出した液を濾材6を経て循環させることで浄化処理し
ながら、その液を返送ポンプ7により工作機械1に戻す
ようにしている。
【0004】前記濾材6は、濾材収納容器8の内部に設
けられ、この濾材収納容器8の下部には、微細な切粉が
汚泥状に沈澱した切粉スラッジを排出するための開閉弁
9が設けられ、この開閉弁9は前記ダーティ槽2に連通
されている。
【0005】そして、濾材6が目詰まりしたときは、開
閉弁9を開くことで、濾材6の液流入側の室8aから排出
される液の流れにより濾材6の液流入側面を洗浄し、こ
の洗浄時に濾材収納容器8より開閉弁9を経て排出され
た切粉スラッジを含む汚れた液を前記ダーティ槽2に入
れ、このダーティ槽2で沈澱処理するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来の液処理装置
は、濾材洗浄で排出された汚れた液をダーティ槽2に導
入するが、このダーティ槽2には、工作機械1より排出
された液が常に導入され、所定流速の流れが生じている
ので、濾材洗浄で排出された汚れた液をダーティ槽2で
十分に沈澱処理できず、ダーティ槽2からクリーン槽3
へ流入する切粉が少なくなく、クリーン槽3で安定する
切粉除去率も良くならない問題がある。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、工作機械から排出された液だけでなく濾材洗浄で
排出された汚れた液からも切粉を除去処理するための液
処理装置において、切粉除去率を向上させることを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、工作機械より汚れた液を導入して液中の切粉を沈
澱させるダーティ槽と、ダーティ槽で沈澱処理された液
をフィルタを経て循環させることで浄化処理しながら工
作機械に戻すクリーン槽と、フィルタの濾材洗浄時にフ
ィルタより排出された汚れた液を導入し沈澱処理した後
ダーティ槽に送出す洗浄汚液処理槽とを具備した液処理
装置であり、濾材洗浄で排出された切粉スラッジを含む
汚れた液は洗浄汚液処理槽に戻され、工作機械より排出
された液が常に導入されるダーティ槽とは切離された状
態で、さほど流れのない洗浄汚液処理槽にて十分に時間
をかけて高い切粉除去率で沈澱処理された後、ダーティ
槽に送出されるから、ダーティ槽での切粉除去率が向上
し、ダーティ槽からクリーン槽へ流入する切粉が少なく
なり、クリーン槽で安定する切粉除去率も向上する。
【0009】請求項2に記載された発明は、請求項1記
載のダーティ槽および洗浄汚液処理槽が、これらの槽の
底板部に沿ってそれぞれ移動可能に設けられ底板部に沈
澱された切粉スラッジを外部へ掻出すスクレーパを具備
した液処理装置であり、ダーティ槽および洗浄汚液処理
槽の各底板部に沈澱された切粉スラッジは、これらの各
槽の運転中であっても、それぞれのスクレーパにより外
部へ掻出される。
【0010】請求項3に記載された発明は、請求項2記
載のスクレーパが、底板部に対向する下縁部の中央部に
凸部が設けられ下縁部の一側部および他側部に凹部が設
けられた一のスクレーパと、底板部に対向する下縁部の
中央部に凹部が設けられ下縁部の一側部および他側部に
凸部が設けられた他のスクレーパとを具備した液処理装
置であり、ダーティ槽および洗浄汚液処理槽の各底板部
が平坦でなく、それらの中央部が凹んでいる場所では、
一のスクレーパにより切粉スラッジを掻取り、また、そ
れらの一側部および他側部が凹んでいる場所では、他の
スクレーパにより切粉スラッジを掻取るようにする。
【0011】請求項4に記載された発明は、請求項2ま
たは3記載のスクレーパが磁性板により形成され、底板
部は非磁性板により形成され、底板部の下側にてスクレ
ーパの移動方向に同極が対向するとともに移動方向と直
角の幅方向に異極が対向するように配置された複数の磁
石と、これらの磁石を介して底板部と平行に配置された
磁性底板とを具備した液処理装置であり、スクレーパの
移動方向と直角の幅方向に磁力線が形成されるから、ス
クレーパが幅方向の広範囲にわたって磁化され、その下
縁部に切粉が効率良く吸着されて運搬される。また、請
求項3記載の発明と関連して、一のスクレーパおよび他
のスクレーパが移動したときに、これらの下縁部に設け
られた凹部を通る液の流れが生じ、その流れに乗って凹
部を通過しようとする切粉が、磁石により磁化されたス
クレーパの下縁部の広範囲に効率良く吸着されて運搬さ
れる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1乃至図3を参照しながら説明する。
【0013】図1に示されるように、ダーティ槽11の一
側にクリーン槽12が配置され、ダーティ槽11の他側に洗
浄汚液処理槽13が配置されている。
【0014】ダーティ槽11は、工作機械14より排出され
た汚れた液(クーラント液)を管路15を経て導入し、液
中の切粉を沈澱処理した後、開口部16よりクリーン槽12
に送出す液槽である。
【0015】クリーン槽12は、このクリーン槽12内に設
置された循環ポンプ21で循環管路22,23を経て液を循環
させ、循環管路22,23中に設置されたフィルタ24により
液を浄化処理しながら、その液をクリーン槽12内に設置
された別の返送ポンプ25により管路26を経て工作機械14
に戻す液槽である。
【0016】洗浄汚液処理槽13は、フィルタ24の濾材洗
浄時にフィルタ24より排出された汚れた液を導入し、沈
澱処理した後、切欠部27を経てダーティ槽11に送出す液
槽である。
【0017】前記フィルタ24は、濾材収納容器31の内部
に濾材32が設けられ、この濾材収納容器31の下部には沈
澱された切粉スラッジを排出するための開閉弁33が設け
られ、この開閉弁33は管路34により前記洗浄汚液処理槽
13に連通されている。
【0018】フィルタ24の濾材32を経た管路23には、高
圧ポンプ35の吸込口が接続され、この高圧ポンプ35の吐
出口は、管路36により工作機械14の工具に設けられたノ
ズルに接続されている。
【0019】濾材収納容器31内に濾材32で区画形成され
た液流入側の室37は、前記開閉弁33を開くと、管路34を
経て洗浄汚液処理槽13の一端部に連通される。
【0020】図2に示されるように、ダーティ槽11およ
び洗浄汚液処理槽13は、キャスタ41により移動可能で、
ねじ式脚部42により固定設置可能の槽本体43の一側部
に、傾斜状のスラッジ掻上部44が一体的に形成され、槽
本体43の底板部45とスラッジ掻上部44の底板部46とが円
弧状部47を介して連続的に形成され、底板部45、円弧状
部47および底板部46に沿って複数のガイドレール48が設
けられ、これらのガイドレール48に沿って無端チェン49
が移動自在に配設され、この無端チェン49は、槽本体43
内の定位置に軸支されたスプロケット51と、スラッジ掻
上部44の上端部に移動調整可能に軸支された駆動スプロ
ケット52とに巻掛けられている。
【0021】この無端チェン49には所定間隔で取付部53
を介してスラッジ掻出用のスクレーパ54が取付けられ、
スラッジ掻上部44の上部にはスラッジ取出口55が下向き
に開口され、スラッジ取出口55の下側にスラッジ収容タ
ンク56が配置されている。スラッジ収容タンク56には、
キャスタ57が設けられ、容易に運搬可能となっている。
前記槽本体43の上面部は、天板58により塞がれている。
【0022】そして、駆動スプロケット52を図示されな
いモータにより回動することにより、無端チェン49とと
もにスクレーパ54が移動して、このスクレーパ54によ
り、槽本体43の底板部45に沈澱された切粉スラッジを、
円弧状部47を経てスラッジ掻上部44の底板部46に掻上
げ、スラッジ掻上部44で水分をできるだけ除去した後、
スラッジ取出口55よりスラッジ収容タンク56に落下させ
る。
【0023】図3は、スクレーパ54の取付構造を示し、
前記ガイドレール48はL形のアングル材61を介して槽本
体43の左右部の内壁面にそれぞれ平行に固定され、ま
た、スクレーパ54の左右両端部に切欠部62がそれぞれ形
成されるとともに、突片部63がそれぞれ突設され、これ
らの突片部63と、左右の無端チェン49にそれぞれ一体化
されたL形の前記取付部53とが、これらに挿入されたボ
ルト64およびこれと螺合するナット65により固定されて
いる。無端チェン49の上側には、槽本体43の左右部の内
壁面にそれぞれ固定された切粉避け板66が配置され、ガ
イドレール48上への切粉の侵入が防止されている。
【0024】次に、この図1乃至図3示された実施の形
態の作用を説明する。
【0025】工作機械14から排出された汚れた液(クー
ラント液)は、ダーティ槽11に入り、このダーティ槽11
で反対側の開口部16に向って移動する段階で、液中の切
粉は底板部45まで沈澱して切粉スラッジとなるが、この
切粉スラッジは、スクレーパ54により外部へ掻出され
る。
【0026】ダーティ槽11で沈澱処理され開口部16を経
てクリーン槽12に流入した液は、ポンプ21によりフィル
タ24を経て循環させ、その濾材32により液中の切粉を除
去することで、クリーン槽12内の液を一定の切粉除去率
に保つように浄化処理しながら、ポンプ25により工作機
械14の加工部に供給する。
【0027】フィルタ24の濾材32が目詰まりしたとき
は、開閉弁33を開くことで、濾材収納容器31内の濾材32
より液流入側の室37に導入された液が、濾材32の液流入
側の切粉付着面に沿って移動しながら、開閉弁33を経て
洗浄汚液処理槽13へ排出されるから、この液の流れによ
り濾材32の切粉付着面を洗浄することができる。
【0028】このように、濾材洗浄時に、濾材収納容器
31より開閉弁33を経て排出された洗浄汚液は、洗浄汚液
処理槽13に導入され、工作機械14より排出された液が常
に導入されるダーティ槽11とは切離された状態で、洗浄
汚液処理槽13にて十分に時間をかけて沈澱処理された
後、切欠部27を経てダーティ槽11に送出される。
【0029】これにより、ダーティ槽11での切粉除去率
が向上し、ダーティ槽11からクリーン槽12へ流入する切
粉が少なくなり、クリーン槽12で安定する処理精度すな
わち切粉除去率が向上する。また、工作機械14からの液
排出流量に無関係にダーティ槽11における液の流速を自
由に制御できる。
【0030】洗浄汚液処理槽13でも、ダーティ槽11と同
様に、液中の切粉は底板部45まで沈澱して切粉スラッジ
となるので、この切粉スラッジをスクレーパ54により外
部へ掻出す。
【0031】次に、図4は、他の実施の形態を示し、図
3に示されたスクレーパ54は、底板部45に対向する下縁
部が全幅にわたって平坦に形成されたものであるが、図
4(A)に示されたスクレーパ54aは、底板部45に対向
する下縁部の中央部に凸部71が設けられ、下縁部の一側
部および他側部に凹部72が設けられ、また、図4(B)
に示されたスクレーパ54bは、底板部45に対向する下縁
部の中央部に凹部73が設けられ、下縁部の一側部および
他側部に凸部74が設けられている。
【0032】これらのスクレーパ54aおよびスクレーパ5
4bは、これらのみで組合せて用いるか、または、これら
と図3に示されたスクレーパ54とを組合せて用いるとよ
い。例えば、スクレーパ54と、スクレーパ54aと、スク
レーパ54bとを無端チェン49に順次取付ける。
【0033】そして、ダーティ槽11および洗浄汚液処理
槽13の各底板部45が平坦でなく、それらの中央部が凹ん
でいる場所では、スクレーパ54aにより切粉スラッジを
掻取り、また、各底板部45の一側部および他側部が凹ん
でいる場所では、スクレーパ54bにより切粉スラッジを
掻取るようにする。
【0034】次に、図5は、ダーティ槽11および洗浄汚
液処理槽13の各底板部45におけるさらに別の実施の形態
を示し、図5(A)に示されるスクレーパ54aは、鉄板
などの磁性板により形成され、槽本体43の底板部45は、
ステンレス鋼などの非磁性板により形成され、また、底
板部45の下側にて、図5(B)に示されるようにスクレ
ーパ54aの移動方向に同極(NとNまたはSとS)が対
向するとともに移動方向と直角の幅方向に異極(Nと
S)が対向するように複数の磁石75が配置され、図5
(A)に示されるように、これらの磁石75を介して底板
部45と平行に鉄板などの磁性底板76が配置されている。
【0035】そして、図5(A)に示されるようにスク
レーパ54aの移動方向と直角の幅方向に磁力線77が形成
されるから、スクレーパ54aが幅方向の広範囲にわたっ
て磁化され、その下縁部に切粉78が効率良く吸着されて
運搬される。
【0036】このような作用は、前記スクレーパ54aだ
けでなく、中央部に凹部73を有するスクレーパ54bの場
合も同様に得られ、これらのスクレーパ54a,54bが移動
したときに、これらの下縁部に設けられた凹部72,73を
通る液の流れが生じ、その流れに乗って凹部72,73を通
過しようとする切粉78が、磁石75により磁化されたスク
レーパ54a,54bの下縁部の広範囲に効率良く吸着されて
運搬される。
【0037】この磁石75を用いたものは、ダーティ槽11
より洗浄汚液処理槽13に適し、また、油性クーラント液
を用いた場合に効果があり、油膜により覆われた切粉の
ように比重が小さな切粉であっても、槽本体43内の液旋
回流などに乗っていったん底板部45まで沈降し、スクレ
ーパ54a,54bの凹部72,73に吸込まれた切粉78は、磁石
75による磁力によりスクレーパ54a,54bに吸着され、再
浮上しないから、切粉の除去率を高めることができる。
このような効果は、スクレーパ54a,54bの数を増やすこ
とにより、いっそう顕著になる。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、濾材洗浄
で排出された切粉スラッジを含む汚れた液は洗浄汚液処
理槽に戻され、工作機械より排出された液が常に導入さ
れるダーティ槽とは切離された状態で、さほど流れのな
い洗浄汚液処理槽にて十分に時間をかけて高い切粉除去
率で沈澱処理された後、ダーティ槽に送出されるから、
工作機械から排出された液だけでなく濾材洗浄で排出さ
れた汚れた液から切粉を除去処理する場合においても、
ダーティ槽での切粉除去率を向上でき、ダーティ槽から
クリーン槽へ流入する切粉を少なくでき、クリーン槽で
安定する切粉除去率を向上できる。
【0039】請求項2記載の発明によれば、ダーティ槽
および洗浄汚液処理槽の各底板部に沈澱された切粉スラ
ッジを、これらの各槽の運転中であっても、それぞれの
スクレーパにより外部へ掻出すことができる。
【0040】請求項3記載の発明によれば、ダーティ槽
および洗浄汚液処理槽の各底板部が平坦でなく、それら
の中央部が凹んでいる場所では、一のスクレーパにより
切粉スラッジを掻取り、また、それらの一側部および他
側部が凹んでいる場所では、他のスクレーパにより切粉
スラッジを掻取ることができ、ダーティ槽および洗浄汚
液処理槽の各底板部が凹凸を有する非平坦面であって
も、一のスクレーパおよび他のスクレーパの組合せによ
り対応できる。
【0041】請求項4記載の発明によれば、スクレーパ
の移動方向と直角の幅方向に磁力線が形成されるから、
スクレーパを幅方向の広範囲にわたって磁化でき、その
下縁部に切粉を効率良く吸着して運搬できる。また、一
のスクレーパおよび他のスクレーパが移動したときに、
これらの下縁部に設けられた凹部を通る液の流れを生じ
させ、その流れに乗って凹部を通過しようとする切粉
を、磁石により磁化されたスクレーパの下縁部の広範囲
に効率良く吸着して運搬できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液処理装置の一実施の形態を示す
平面図である。
【図2】同上液処理装置のダーティ槽または洗浄汚液処
理槽を示す断面図である。
【図3】図2のIII −III 線断面図である。
【図4】同上液処理装置におけるスクレーパの他の実施
の形態を示すもので、(A)は中央部に凸部が設けられ
たスクレーパ、(B)は中央部に凹部が設けられたスク
レーパである。
【図5】同上液処理装置におけるさらに別の実施の形態
を示し、(A)は槽底部の断面図、(B)は磁石の配置
例を示す平面図である。
【図6】従来の液処理装置を示す平面図である。
【符号の説明】
11 ダーティ槽 12 クリーン槽 13 洗浄汚液処理槽 14 工作機械 24 フィルタ 32 濾材 45 底板部 54 スクレーパ 54a スクレーパ 54b スクレーパ 71 凸部 72 凹部 73 凹部 74 凸部 75 磁石 76 磁性底板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 29/38 580D

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械より汚れた液を導入して液中の
    切粉を沈澱させるダーティ槽と、 ダーティ槽で沈澱処理された液をフィルタを経て循環さ
    せることで浄化処理しながら工作機械に戻すクリーン槽
    と、 フィルタの濾材洗浄時にフィルタより排出された汚れた
    液を導入し沈澱処理した後ダーティ槽に送出す洗浄汚液
    処理槽とを具備したことを特徴とする液処理装置。
  2. 【請求項2】 ダーティ槽および洗浄汚液処理槽は、 これらの槽の底板部に沿ってそれぞれ移動可能に設けら
    れ底板部に沈澱された切粉スラッジを外部へ掻出すスク
    レーパを具備したことを特徴とする請求項1記載の液処
    理装置。
  3. 【請求項3】 スクレーパは、 底板部に対向する下縁部の中央部に凸部が設けられ下縁
    部の一側部および他側部に凹部が設けられた一のスクレ
    ーパと、 底板部に対向する下縁部の中央部に凹部が設けられ下縁
    部の一側部および他側部に凸部が設けられた他のスクレ
    ーパとを具備したことを特徴とする請求項2記載の液処
    理装置。
  4. 【請求項4】 スクレーパは磁性板により形成され、 底板部は非磁性板により形成され、 底板部の下側にてスクレーパの移動方向に同極が対向す
    るとともに移動方向と直角の幅方向に異極が対向するよ
    うに配置された複数の磁石と、 これらの磁石を介して底板部と平行に配置された磁性底
    板とを具備したことを特徴とする請求項2または3記載
    の液処理装置。
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