JP2001218418A - アーマチャ - Google Patents

アーマチャ

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JP2001218418A
JP2001218418A JP2000019742A JP2000019742A JP2001218418A JP 2001218418 A JP2001218418 A JP 2001218418A JP 2000019742 A JP2000019742 A JP 2000019742A JP 2000019742 A JP2000019742 A JP 2000019742A JP 2001218418 A JP2001218418 A JP 2001218418A
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JP
Japan
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eccentric
shaft
basic
armature
axis
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000019742A
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English (en)
Inventor
Terumitsu Takahashi
輝充 高橋
Toshiaki Yamada
敏昭 山田
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、安価で、別途専用部品を要せず、磁
気の流れを一定に維持することが可能なアンバランス修
正手段を備えたアーマチャを提供することを目的とし
た。 【解決手段】アーマチャ10の回転軸20は、巻線52
を装着したコア50を固定してなる円柱状の基本回転軸
22と該基本回転軸22の軸心から偏心した部位の偏心
軸24とからなり、該基本回転軸22には前記偏心軸2
4の偏心方向であって軸方向に延びる凹部26、28が
形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出力側の回転軸に
回転アンバランス重量部を有するアーマチャに関する。
【0002】
【従来の技術】対向するピストンを往復動させて油圧を
発生させるポンプに用いられるモータの多くは、巻線を
装着したコアを固定してなる円柱状の回転基本軸の軸中
心から偏心させた偏心軸を備えている。即ち、この偏心
軸にボールベアリングを固定し、このボールベアリング
に前記ピストンを当接させ、該偏心軸を回転させること
によりピストンを往復動させ油圧を発生させている。
【0003】これらのモータのアーマチャは、偏心軸を
有する故に、この偏心軸に基く過大な回転アンバランス
重量を有することになる。この回転アンバランスを修正
するために、従来では、樹脂製パテを反偏心軸側のコア
の端面に多量に貼付けたり、あるいは、カウンターバラ
ンスたる重量物を反偏心軸側のコアの端面に組付けた
り、さらには、コアの偏心軸側に孔を形成させたりして
いた。
【0004】しかしながら、多量のパテでは部材コスト
及び貼付けコストからコストメリットに乏しく、カウン
ターバランスでは新規の専用部品を設定する必要からコ
スト増となるとともに軸方向寸法が長くなり現今のモー
タの小型化要求に反することになり、コアに孔を形成さ
せた場合にはアーマチャに流れる磁気量が一定とならず
乱れモータ振動を増大させてしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記問題点を解決するものであって、安価で、別途専用部
品を要せず、磁気の流れを一定に維持することが可能な
アンバランス修正手段を備えたアーマチャを提供するこ
とを目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、巻線を装着したコアを固定してなる円柱状の基本回
転軸と該基本回転軸の軸心から偏心した部位に回転アン
バランス重量部を有するアーマチャにおいて、該基本回
転軸には前記回転アンバランス重量部の偏心方向であっ
て軸方向に延びる凹部が形成されていること要旨とす
る。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のアーマチャにおいて、前記アンバランス重量部は、前
記基本回転軸の軸心から偏心した円柱状の偏心軸である
ことを要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のアーマチャにおいて、前記凹部は、前記基本回転軸の
軸中心と前記偏心軸の軸中心を結ぶ線を中心として両側
に対称形状で形成されていることを要旨とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項2及び3
に記載のアーマチャにおいて、前記偏心軸は、前記凹部
を設けた前記基本回転軸の円柱断面内にて形成されてい
るものであることを要旨とする。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、前記アーマチ
ャは、該基本回転軸には前記回転アンバランス重量部の
偏心方向であって軸方向に延びる凹部が形成されてい
る。従って、回転アンバランス重量部の偏心方向の凹部
により回転アンバランスが修正される。また、凹部は、
磁気回路を構成するコアではない基本回転軸に設けられ
るので、磁気の流れの乱れを抑えることができる。さら
に、凹部は一般に寸法長の長い基本回転軸に設けられる
ので、回転アンバランス重量が多大である場合にも対応
できる。また、凹部は、原材料である棒材の製造時に形
成したり、鍛造により容易に形成でき、安価に製造可能
である。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、前記アン
バランス重量部は、前記基本回転軸の軸心から偏心した
円柱状の偏心軸である。従って、既設された回転アンバ
ランス重量部である偏心軸の偏心方向に凹部を設けるこ
とで、容易にしかも回転軸の単品においてアンバランス
を修正できる。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、前記凹部
は、前記基本回転軸の軸中心と前記偏心軸の軸中心を結
ぶ線を中心として両側に対称形状で形成されている。従
って、ポンプピストンからの基本回転軸に加わる曲げ応
力の最大点となる偏心方向の中心外径に凹部を設ける必
要がなく、基本回転軸の強度の低下を抑制できる。
【0013】請求項4に記載の発明によれば、前記偏心
軸は、前記凹部を設けた前記基本回転軸の円柱断面内に
て形成されている。従って、前記凹部は、原材料である
棒材の製造時に設定することが可能であって加工工数が
増加することがなく、より安価に製造される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具現化した実施の
形態を図1乃至図3に従って説明する。本発明のアーマ
チャ10は、該アーマチャ10の正面図である図1に示
す如く、直径10mm、長さ100mmである円柱状の
基本回転軸22と該基本回転軸22の軸心から1mm偏
心した部位に回転アンバランス重量部としての、直径7
mm、長さ15mmである円柱状の偏心軸24を備えた
鉄鋼製の回転軸20と、前記基本回転軸22に固定され
る出力側の軸受30、同じく前記基本回転軸22に固定
され図示しないブラシから後述する巻線52に電流を分
配するコンミュテータ40と、同じく前記基本回転軸2
2に固定され前記巻線52が巻装されているコア50
と、同じく前記基本回転軸22に固定される反出力側の
軸受60と、から構成される。
【0015】ここで、前記回転軸20の基本回転軸22
には、該回転軸20の単品図である図2及び図2のA視
図である図3の如く、回転アンバランス重量部としての
偏心軸24の偏心方向であって軸方向に延びる凹部2
6、28が2つ形成されている。詳しくは、該凹部2
6、28は、前記基本回転軸22の軸中心と前記偏心軸
24の軸中心を結ぶ線25を中心として両側に対称形状
で形成されるものであって、図面の水平軸線29から6
0度の中心角からなる前記基本回転軸の外径円弧と弦で
挟まれる部分である。また、該凹部26、28は、図3
の如く、軸方向の投影において、前記偏心軸24が該凹
部26、28を設けた前記基本回転軸22の円柱断面内
に収まるように形成されている。
【0016】以上の構成によれば、前記凹部26、28
は、偏心軸24の回転アンバランス重量を丁度打ち消す
ように偏心方向に設けられことから、回転アンバランス
を完全に消去することができる。また、該凹部26、2
8は、磁気回路を構成する前記コア50ではない基本回
転軸22に設けられるので、磁気の流れの乱れを抑える
ことができる。さらに、該凹部26、28は一般に寸法
長の長い基本回転軸22に軸方向に延びて設けられるの
で、回転アンバランス重量が多大である場合にも対応で
きる。また、偏心軸24は、既設された回転アンバラン
ス重量部であるので、該凹部26、28を容易にしかも
回転軸20の単品において設けることにより、アンバラ
ンスを修正できる。
【0017】また、前記凹部26、28は、前記基本回
転軸22の軸中心と前記偏心軸24の軸中心を結ぶ線2
5を中心として両側に対称形状で形成されているので、
前記ポンプピストンからの基本回転軸22に加わる曲げ
応力の最大点である偏心方向中央の外径端に該凹部2
6、28を設ける必要がなく、基本回転軸22の強度の
低下を抑制できる。
【0018】また、前記偏心軸24は、前記凹部26、
28を設けた前記基本回転軸22の円柱断面内にて形成
されているので、前記凹部26、28は、鍛造によって
も容易に形成できるが、原材料である棒材の製造時に形
成することが可能となり加工が一切不要となり、アーマ
チャ10はより安価に提供できる。
【0019】上記実施例に対し、本発明の別例を示す図
4及び図4のB視図である図5の如く、凹部126、1
28を基本回転軸22の反出力側であって偏心軸24の
断面に至る深さに形成してもよい。反出力側は、前記ポ
ンプピストンによる基本回転軸22に加わる曲げ応力が
小さく強度上の問題がないので、より多くの回転アンバ
ランス量の修正が可能となる。該凹部126、128は
鍛造などにより形成することで安価で製造できる。
【0020】尚、上記した実施例では、回転アンバラン
スを完全に消去するように凹部26,28を形成した
が、完全に消去せずとも回転アンバランスを減少させる
ように凹部を設定し、残りの回転アンバランスをパテな
どで微調整するなど、必要に応じた態様で利用してもよ
い。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
前記凹部26、28は、偏心軸24の回転アンバランス
重量を丁度打ち消すように偏心方向に設けられことか
ら、回転アンバランスを低減あるいは完全に消去するこ
とができる。また、該凹部26、28は、磁気回路を構
成する前記コア50ではない基本回転軸22に設けられ
るので、磁気の流れの乱れを抑えることができる。ま
た、該凹部26、28は一般に寸法長の長い基本回転軸
22に軸方向に延びて設けられるので、回転アンバラン
ス重量が多大である場合にも対応できる。また、前記凹
部26、28は、前記基本回転軸22の軸中心と前記偏
心軸24の軸中心を結ぶ線25を中心として両側に対称
形状で形成されているので、該基本回転軸22の強度の
低下を抑制できる。また、前記偏心軸24は、前記凹部
26、28を設けた前記基本回転軸22の円柱断面内に
て形成されているので、原材料である棒材の製造時に形
成することが可能となり加工が一切不要となり、アーマ
チャ10はより安価に提供できる。さらに、凹部12
6、128を前記基本回転軸22の反出力側であって前
記偏心軸24の断面に至る深さに形成すれば、より多く
の回転アンバランス量の修正が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明であるアーマチャ10の正面図。
【図2】本発明に係る回転軸20の単品図。
【図3】図2のA視拡大図。
【図4】本発明の別例に係る凹部126、128の説明
図。
【図5】図4のB視拡大図。
【符号の説明】
10… アーマチャ、20… 回転軸、22… 基本回転
軸、24… 偏心軸、25… 軸中心間を結ぶ線、26、
28、126、128… 凹部、29… 水平軸線、3
0、60… 軸受、40… コンミュテータ、50… コ
ア、52… 巻線、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線を装着したコアを固定してなる円柱
    状の基本回転軸と該基本回転軸の軸心から偏心した部位
    に回転アンバランス重量部を有するアーマチャにおい
    て、該基本回転軸には前記回転アンバランス重量部の偏
    心方向であって軸方向に延びる凹部が形成されているこ
    とを特徴とするアーマチャ。
  2. 【請求項2】 前記アンバランス重量部は、前記基本回
    転軸の軸心から偏心した円柱状の偏心軸であることを特
    徴とする請求項1に記載のアーマチャ。
  3. 【請求項3】 前記凹部は、前記基本回転軸の軸中心と
    前記偏心軸の軸中心を結ぶ線を中心として両側に対称形
    状で形成されていることを特徴とする請求項2に記載の
    アーマチャ。
  4. 【請求項4】 前記偏心軸は、前記凹部を設けた前記基
    本回転軸の円柱断面内にて形成されているものであるこ
    とを特徴とする請求項2及び3に記載のアーマチャ。
JP2000019742A 2000-01-28 2000-01-28 アーマチャ Pending JP2001218418A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101298975B1 (ko) * 2011-12-12 2013-08-23 김정호 엘리베이터의 승강장 도어 이탈방지용 도어 슈 결합구조
JP2020124099A (ja) * 2019-01-31 2020-08-13 日本電産トーソク株式会社 電動アクチュエータ

Cited By (3)

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KR101298975B1 (ko) * 2011-12-12 2013-08-23 김정호 엘리베이터의 승강장 도어 이탈방지용 도어 슈 결합구조
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