JP2001238416A - アーマチャ - Google Patents

アーマチャ

Info

Publication number
JP2001238416A
JP2001238416A JP2000045889A JP2000045889A JP2001238416A JP 2001238416 A JP2001238416 A JP 2001238416A JP 2000045889 A JP2000045889 A JP 2000045889A JP 2000045889 A JP2000045889 A JP 2000045889A JP 2001238416 A JP2001238416 A JP 2001238416A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
eccentric
basic
armature
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000045889A
Other languages
English (en)
Inventor
Terumitsu Takahashi
輝充 高橋
Toshiaki Yamada
敏昭 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP2000045889A priority Critical patent/JP2001238416A/ja
Publication of JP2001238416A publication Critical patent/JP2001238416A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、安価で、別途専用部品を要せず、磁
気の流れを一定に維持することが可能なアンバランス修
正手段を備えたアーマチャを提供することを目的とし
た。 【解決手段】アーマチャ10の回転軸20は、巻線52
を装着したコア50を固定してなる円柱状の基本回転軸
22と該基本回転軸22の軸心から偏心した部位に偏心
軸24とからなり、該基本回転軸22には前記偏心軸2
4の偏心方向であって反出力側端面から出力側に延びる
孔26、28が2つ形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出力側の回転軸に
回転アンバランス重量部を有するアーマチャに関する。
【0002】
【従来の技術】対向するピストンを往復動させて油圧を
発生させるポンプに用いられるモータの多くは、巻線を
装着したコアを固定してなる円柱状の基本回転軸の軸中
心から偏心させた偏心軸を備えている。即ち、この偏心
軸にボールベアリングを固定し、このボールベアリング
に前記ピストンを当接させ、該偏心軸を回転させること
によりピストンを往復動させ油圧を発生させている。
【0003】これらのモータのアーマチャは、偏心軸を
有する故に、この偏心軸に基く過大な回転アンバランス
重量を有することになる。この回転アンバランスを修正
するために、従来では、樹脂製パテを反偏心軸側のコア
の端面に多量に貼付けたり、あるいは、カウンターバラ
ンスたる重量物を反偏心軸側のコアの端面に組付けた
り、さらには、コアの偏心軸側に孔を形成させたりして
いた。
【0004】しかしながら、多量のパテでは部材コスト
及び貼付けコストからコストメリットに乏しく、カウン
ターバランスでは新規の専用部品を設定する必要からコ
スト増となるとともに軸方向寸法が長くなり現今のモー
タの小型化要求に反することになり、コアに孔を形成さ
せた場合にはアーマチャに流れる磁気量が一定とならず
乱れモータ振動を増大させてしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記問題点を解決するものであって、安価で、別途専用部
品を要せず、磁気の流れを一定に維持することが可能な
アンバランス修正手段を備えたアーマチャを提供するこ
とを目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、巻線を装着したコアを固定してなる円柱状の基本回
転軸と該基本回転軸の軸心から偏心した部位に回転アン
バランス重量部を有するアーマチャにおいて、該基本回
転軸には前記回転アンバランス重量部の偏心方向であっ
て反出力側端面から出力側に延びる孔が形成されている
ことを要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のアーマチャにおいて、前記アンバランス重量部は、前
記基本回転軸の軸心から偏心した円柱状の偏心軸である
ことを要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1及び2
に記載のアーマチャにおいて、前記孔は、前記基本回転
軸の軸中心と前記偏心軸の軸中心を結ぶ線を中心として
両側に対称に2つ形成されていることを要旨とする。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、前記アーマチ
ャには、該基本回転軸には前記回転アンバランス重量部
の偏心方向であって反出力側端面から出力側に延びる孔
が形成されている。従って、回転アンバランス重量部の
偏心方向の該孔により回転アンバランスが修正される。
また、該孔は、磁気回路を構成するコアではない基本回
転軸に設けられるので、磁気の流れの乱れを抑えること
ができる。さらに、該孔は一般に寸法長の長い基本回転
軸に設けられるので、回転アンバランス重量が多大であ
る場合にも対応できる。また、該孔は、ポンプピストン
からの基本回転軸に加わる曲げ応力が小さい反出力側に
設けられるので、前記基本回転軸の強度の低下を抑制で
きる。また、該孔は、回転軸の外径形状に影響を及ぼす
ものではないので、回転軸の外表面に固定される物品の
形状変更を一切必要としない。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、前記アン
バランス重量部は、前記基本回転軸の軸心から偏心した
円柱状の偏心軸である。従って、既設された回転アンバ
ランス重量部である偏心軸の偏心方向に凹部を設けるこ
とで、容易にしかも回転軸の単品においてアンバランス
を修正できる。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、前記孔
は、前記基本回転軸の軸中心と前記偏心軸の軸中心を結
ぶ線を中心として両側に対称に2つ形成されている。従
って、ポンプピストンからの基本回転軸に加わる曲げ応
力の最大点となる偏心方向の中心に回転軸の強度を弱め
る該孔を設けていないので、前記基本回転軸の強度の低
下を抑制できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具現化した実施の
形態を図1乃至図3に従って説明する。本発明のアーマ
チャ10は、該アーマチャ10の正面図である図1に示
す如く、直径10mm、長さ100mmである円柱状の
基本回転軸22と該基本回転軸22の軸心から1mm偏
心した部位に回転アンバランス重量部としての、直径7
mm、長さ15mmである円柱状の偏心軸24を備えた
鉄鋼製の回転軸20と、前記基本回転軸22に固定され
る出力側の軸受30、同じく前記基本回転軸22に固定
され図示しないブラシから後述する巻線52に電流を分
配するコンミュテータ40と、同じく前記基本回転軸2
2に固定され前記巻線52が巻装されているコア50
と、同じく前記基本回転軸22に固定される反出力側の
軸受60と、から構成される。
【0013】ここで、前記回転軸20の基本回転軸22
には、該回転軸20の単品図である図2及び図2のA視
図である図3の如く、回転アンバランス重量部としての
偏心軸24の偏心方向であって反出力側端面から出力側
に延びる孔26、28が2つ形成されている。詳しく
は、該孔26、28は、前記基本回転軸22の軸中心と
前記偏心軸24の軸中心を結ぶ線25を中心として両側
に対称形に形成される孔径2.5mm、深さ29.4m
mであって、図面の水平軸線29から偏心方向に2mm
偏心した位置に設けられている。尚、該孔26、28
は、ドリルなどによって容易に形成される。
【0014】以上の構成によれば、前記孔26、28
は、偏心軸24の回転アンバランス重量を丁度打ち消す
ように偏心方向に設けられことから、回転アンバランス
を完全に消去することができる。また、該孔26、28
は、磁気回路を構成する前記コア50ではない基本回転
軸22に設けられるので、磁気の流れの乱れを抑えるこ
とができる。さらに、該孔26、28は一般に寸法長の
長い基本回転軸22に軸方向に延びて設けられるので、
回転アンバランス重量が多大である場合にも対応でき
る。また、該孔26、28は、前記ポンプピストンから
の基本回転軸22に加わる曲げ応力が小さい反出力側に
設けられるので、前記基本回転軸22の強度の低下を抑
制できる。また、該孔26、28は、回転軸20の外径
形状に影響を及ぼすものではないので、該回転軸20の
外表面に固定される物品の形状変更を一切必要としな
い。
【0015】また、アンバランス重量部としての偏心軸
24は、前記基本回転軸22の軸心から一定方向に偏心
した円柱状軸である。従って、既設された回転アンバラ
ンス重量部である偏心軸24の偏心方向に該孔26、2
8を設けることで、容易にしかも回転軸20の単品にお
いてアンバランスを修正できる。
【0016】また、前記孔26、28は、前記基本回転
軸22の軸中心と前記偏心軸24の軸中心を結ぶ線25
を中心として両側に対称に2つ形成されたものである。
従って、前記ポンプピストンからの基本回転軸22に加
わる曲げ応力の最大点となる偏心方向の中心に回転軸の
強度を弱める該孔26、28を設けていないので、前記
基本回転軸の強度の低下を抑制できる。
【0017】上記実施例に対し、本発明の別例を示す図
4の如く、孔径3.5mm、深さ30mmである孔12
6を偏心方向中央であって偏心量2mm位置に設置して
もよい。該孔126は一つであるので形成が容易であ
り、前記ポンプピストンに基く基本回転軸22の曲げ応
力が小さい場合に適用可能である。
【0018】尚、上記した実施例では、回転アンバラン
スを完全に消去するように孔26,28、126を形成
したが、完全に消去せずとも回転アンバランスを減少さ
せるように孔を設定し、残りの回転アンバランスをパテ
などで微調整するなど、必要に応じた態様で利用しても
よい。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
前記孔26、28は、偏心軸24の回転アンバランス重
量を丁度打ち消すように偏心方向に設けられことから、
回転アンバランスを完全に消去することができる。ま
た、該孔26、28は、磁気回路を構成する前記コア5
0ではない基本回転軸22に設けられるので、磁気の流
れの乱れを抑えることができる。さらに、該孔26、2
8は一般に寸法長の長い基本回転軸22に軸方向に延び
て設けられるので、回転アンバランス重量が多大である
場合にも対応できる。また、該孔26、28は、前記ポ
ンプピストンからの基本回転軸22に加わる曲げ応力が
小さい反出力側に設けられるので、前記基本回転軸22
の強度の低下を抑制できる。また、該孔26、28は、
回転軸20の外径形状に影響を及ぼすものではないの
で、該回転軸20の外表面に固定される物品の形状変更
を一切必要としない。また、アンバランス重量部として
の偏心軸24は前記基本回転軸22の軸心から一定方向
に偏心した円柱状軸であるので、容易にしかも回転軸2
0の単品においてアンバランスを修正できる。また、前
記孔26、28は、前記基本回転軸22の軸中心と前記
偏心軸24の軸中心を結ぶ線25を中心として両側に対
称に2つ形成されたものであるので、前記基本回転軸の
強度の低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明であるアーマチャ10の正面図。
【図2】本発明に係る回転軸20の単品図。
【図3】図2のA視拡大図。
【図4】本発明の別例に係る孔126の図3相当図。
【符号の説明】
10… アーマチャ、20… 回転軸、22… 基本回転
軸、24… 偏心軸、25… 軸中心間を結ぶ線、26、
28、126… 孔、29… 水平軸線、30、60…
軸受、40… コンミュテータ、50… コア、52…
巻線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H607 AA00 BB01 BB14 CC01 CC05 DD02 DD03 DD16 EE39 EE57 FF06 GG01 KK10 5H615 AA01 BB01 BB14 PP02 PP06 PP12 PP24 PP25 PP26 QQ02 SS08 SS53 TT13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線を装着したコアを固定してなる円柱
    状の基本回転軸と該基本回転軸の軸心から偏心した部位
    に回転アンバランス重量部を有するアーマチャにおい
    て、該基本回転軸には前記回転アンバランス重量部の偏
    心方向であって反出力側端面から出力側に延びる孔が形
    成されていることを特徴とするアーマチャ。
  2. 【請求項2】 前記アンバランス重量部は、前記基本回
    転軸の軸心から偏心した円柱状の偏心軸であることを特
    徴とする請求項1に記載のアーマチャ。
  3. 【請求項3】 前記孔は、前記基本回転軸の軸中心と前
    記偏心軸の軸中心を結ぶ線を中心として両側に対称に2
    つ形成されていることを特徴とする請求項1及び2に記
    載のアーマチャ。
JP2000045889A 2000-02-23 2000-02-23 アーマチャ Pending JP2001238416A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000045889A JP2001238416A (ja) 2000-02-23 2000-02-23 アーマチャ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000045889A JP2001238416A (ja) 2000-02-23 2000-02-23 アーマチャ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001238416A true JP2001238416A (ja) 2001-08-31

Family

ID=18568409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000045889A Pending JP2001238416A (ja) 2000-02-23 2000-02-23 アーマチャ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001238416A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070267924A1 (en) Vibration damping rotor assembly for rotating machinery
EP3101784A1 (en) Electric pump
US20190131835A1 (en) Rotor for a Motor
JP2006296048A (ja) アキシャルギャップ型モータ
KR102590592B1 (ko) 전기 기계용 분기형 고정자 본체
JP2001238416A (ja) アーマチャ
JP6495715B2 (ja) 固定子および回転機
JP2001218418A (ja) アーマチャ
US20220181933A1 (en) Rotor, motor, and electric power steering device
JP4434577B2 (ja) ステッピングモータ
EP1585210A2 (en) Rotor structure
US10424978B2 (en) Rotating electrical machine comprising stator core, and machine tool comprising the same
JP2016195488A (ja) 固定子および回転機
CN218570015U (zh) 无刷直驱机芯和冲牙器
CN110971025B (zh) 马达
JP2021019478A (ja) ブラシレスモータ
JP2012175715A (ja) 振動モータ
JP7178547B2 (ja) ブラシレスモータ
JP5219932B2 (ja) 回転電機
JPH11122862A (ja) モータ
JPH08130847A (ja) モータ
JP2916394B2 (ja) 電動モータ
US20030062793A1 (en) DC brushless motor structure
JP2004096927A (ja) アウターロータ型電動機
JP2001309621A (ja) ロータ