JP2001217870A - データ転送方法及びその装置 - Google Patents

データ転送方法及びその装置

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JP2001217870A JP2000028432A JP2000028432A JP2001217870A JP 2001217870 A JP2001217870 A JP 2001217870A JP 2000028432 A JP2000028432 A JP 2000028432A JP 2000028432 A JP2000028432 A JP 2000028432A JP 2001217870 A JP2001217870 A JP 2001217870A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、適切なネットワークあるいはサー
ビスクラスを用いてユーザのデータ転送を行うことがで
き、また、ネットワークの状況の変化に応じて適切なネ
ットワークあるいはサービスクラスに変更することがで
きるデータ転送方法及びその装置を提供することを目的
とする。 【解決手段】 インターネット・プロトコル通信を行う
ユーザ端末からのパケットを複数のネットワークに転送
するデータ転送装置において、宛先アドレスと、パケッ
トの転送先とを対応付けする情報を保持するルーティン
グ・テーブル22と、複数のネットワークの静的及び動
的な情報を保持する情報テーブル26と、複数のネット
ワークの静的及び動的な情報に従って適切なネットワー
クを選択する選択手段23とを有する。このように、複
数のネットワークの静的及び動的な情報に従ってユーザ
端末に対して適切なネットワークを選択するため、適切
なネットワークに接続してユーザのデータ転送を行うこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ転送方法及
びその装置に関し、特に、ネットワーク及びサービスク
ラスを選択してIP(Internet Protoc
ol)通信を行うデータ転送方法及びその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットの爆発的な普及に
伴い、インターネットの接続サービスを行っているIP
S(Internet Service Provid
er)の数が急増している。こうした状況では、ユーザ
が複数のISPと契約する場合も考えられる。またIS
Pの数が増加すると、他ISPとの差別化を図るため
に、現在IETF(Internet Enginee
ring Task Force)で標準化が進められ
ているIPネットワーク上での差別化サービス(Dif
ferentaited Service)をサポート
するISPもあるかもしれないし、今後差別化サービス
をサポートするISPが増えることは十分に予想され
る。また将来、ネットワークの混雑度に応じて課金体系
が変わるようなことがあるかもしれない。
【0003】ここで、差別化サービスとは、現在等しく
ベスト・エフォートで転送されているIPデータを、I
Pヘッダの一部、例えばIPv4(Internet
Protocol version 4)のTOSフィ
ールド、あるいはIPv6(Internet Pro
tocol version 6)のトラフィック・ク
ラス・オクテットに、優先度を示すコードDSCP(D
ifferentaited Service Cod
e Point)を書き込むことにより、データ毎の差
別化サービスを実現するものである。
【0004】差別化サービスがサポートされると、少な
くとも同一のドメインでは(将来的にはドメインを越え
るデータに関しても)IPネットワーク上の差別化サー
ビスが実現できると期待されている。差別化サービスで
は、PHB(Per HopBehaviour)とい
う、いわゆるサービスクラスが定義されており、現在、
EF−PHB(Expedited Forwardi
ng PHB)、AF−PHB(Assured Fo
rwarding PHB)が提案され、標準化が進め
られている。EF−PHBは最も高い優先度を持つ。E
F−PHBよりも優先度の低いAF−PHBは、その中
にさらに4つの優先度クラスを持ち、AF1,AF2,
AF3,AF4の順に優先度が高い。AF−PHBはベ
スト・エフォート・サービスよりも優先度は高いが、ネ
ットワークの輻輳時には廃棄される場合もある。
【0005】ユーザが複数のISPと契約した場合、
「どのネットワーク及びどのサービスクラスを使うと最
も効率よくデータが転送できるか」は、大きな関心事で
ある。差別化サービスのサービスクラスの内容等の静的
な情報については事前に検討を行うことができる。しか
し、混雑度等のネットワークの現在の状況を示す動的な
情報については、これまでネットワークが内部のそうし
た情報を公開していないために選択する手段がなかった
り、あるいはネットワーク内のそうした情報が公開され
ている場合でも、データ転送装置自身に選択する手段が
ないために、ユーザ自らが判断してネットワーク及びサ
ービスクラスの選択を行っていた。また、サービスクラ
スの変更も手動で設定する必要があった。このため、最
も効率のよいデータ転送のためのネットワーク及びサー
ビスクラスの選択を自動的に行う機能を持つデータ転送
装置が必要とされていた。
【0006】図1は、従来のデータ転送装置の構成図、
図2はそのシステム構成図、図3はその動作のフローチ
ャートを示す。図1において、データ転送装置は、入力
されたデータを格納するためのバッファ11、入力され
たデータのネットワーク層のアドレス情報と転送先であ
るデータ転送装置あるいはホストの対応付けを保持して
いるルーティング・テーブル12、ルーティング・テー
ブル12を参照して最適経路を判断する経路選択装置1
3、出力インターフェース14、出力ポート15から構
成される。
【0007】データ転送装置の基本的な機能は、宛先I
Pアドレスを基にしてルーティング・テーブル12を検
索し、転送すべき次のデータ転送装置やホストに向けて
データを送出することである。ユーザから送信されたデ
ータが到着した場合、データ転送装置は図3に示すよう
に動作する。まず、受信したデータをバッファ11に格
納する。次いで、宛先IPアドレスのネットワーク・ア
ドレス部を基に、ルーティング・テーブル12から次ホ
ップ(段)のデータ転送装置あるいはホストを検索し、
該当するデータ転送装置あるいはホストが接続された出
力ポートを求める。次ホップのデータ転送装置あるいは
ホストが接続されている出力ポートから、バッファ11
内のデータを送出する。
【0008】ルーティング・テーブル12の作成法には
静的なものと動的なものがある。静的な作成法は、ネッ
トワークの管理者などが固定値をテーブルに設定する方
式である。この方式は、データ転送装置の負荷を減らす
ことができ、セキュリティ管理や障害検出が容易という
利点はあるが、ネットワークの構成が変更するたびに関
連するデータ転送装置の固定値を変更する必要があるた
め、管理者の負担が大きくなるという欠点がある。
【0009】動的な作成法は、データ転送装置が把握し
ているネットワーク状態を互いに交換して、ルーティン
グ・テーブルを作成する方式である。各データ転送装置
は、入手した情報を基に、自律的にネットワーク状態に
対応した最適な経路を算出してテーブルを動的に作成す
る。これにより、ネットワークの一部に障害が発生して
も、残りの正常な部分が自律的に動作し、ネットワーク
を自動的に再構成または新たな経路を見つけ出し、通信
を継続する。また、データ転送装置間でネットワーク状
態を情報交換するために、ルーティング・プロトコルが
用いられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ユーザが複数のISP
と契約している場合、「どのネットワークに接続すれば
最も効率が良いか」は、大きな関心事である。ISPネ
ットワーク内の混雑状況の情報は、時々刻々変化する動
的な情報であるが、従来のデータ転送装置は、こうした
ネットワークの現在の状況を示す情報を入手し、保持
し、これら情報を基に最適経路を判断する手段を持って
いないため、ユーザ自らが判断してネットワークの選択
を行わなければならなかった。
【0011】ISPが自ネットワークの混雑度状況等の
動的な情報を公開していない場合、ユーザはネットワー
クが提供しているサービスクラスの内容だけでその接続
を判断してしまうかもしれず、必ずしも最適なネットワ
ークが選択できないという問題点があった。例えば、ユ
ーザは、図2に示すデータ転送装置10から、有料サー
ビスである差別化サービスに対応している例えばISP
−AのAF−PHBでデータを転送しようとしたが、実
際はその経路が非常に混んでいて、差別化サービスに対
応していない例えばISP−Bのベスト・エフォート転
送の経路の方が早かったという場合も起こり得る。
【0012】ネットワークが混雑状況等のネットワーク
の現在の状況を示す情報を公開している場合でも、従来
のデータ転送装置にはこうした情報を入手し保持してお
く手段を持っていないために、複数のネットワークから
どれを選択するかはユーザ自身が決定し、設定しなけれ
ばならないという問題点もあった。
【0013】また、ネットワークに複数のサービスクラ
スが提供されている場合、サービスクラスについての静
的・動的な情報を入手し保持しておく手段を持っていな
いため、従来のデータ転送装置はサービスクラスの選択
を行う機能も持つことができなかった。このため、サー
ビスクラスの選択及び設定もユーザが手動で行わなけれ
ばならないという問題点もあった。
【0014】このようにユーザが設定を行う場合、ネッ
トワークの状況が変化に応じて最適な経路やサービスク
ラスに変更することは、ユーザにとって負担が大きく、
また常に最適な経路やサービスクラスが選択できないか
もしれないという問題点もあった。
【0015】本発明は、上記の点に鑑みなされたもので
あり、適切なネットワークあるいはサービスクラスを用
いてユーザのデータ転送を行うことができ、また、ネッ
トワークの状況の変化に応じて適切なネットワークある
いはサービスクラスに変更することができるデータ転送
方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、インターネット・プロトコル通信を行うユーザ端末
からのパケットを複数のネットワークに転送するデータ
転送装置において、宛先アドレスと、パケットの転送先
とを対応付けする情報を保持するルーティング・テーブ
ルと、前記複数のネットワークの静的及び動的な情報を
保持する情報テーブルと、前記複数のネットワークの静
的及び動的な情報に従って適切なネットワークを選択す
る選択手段とを有する。
【0017】このように、複数のネットワークの静的及
び動的な情報に従って適切なネットワークを選択するた
め、適切なネットワークに接続してユーザのデータ転送
を行うことができる。
【0018】請求項2に記載の発明は、インターネット
・プロトコル通信を行うユーザ端末からのパケットを複
数のネットワークに転送するデータ転送装置において、
宛先アドレスと、パケットの転送先とを対応付けする情
報を保持するルーティング・テーブルと、前記複数のサ
ービスクラスのネットワークの静的及び動的な情報を保
持する情報テーブルと、前記複数のサービスクラスのネ
ットワークの静的及び動的な情報に従って適切なサービ
スクラスを選択する選択手段とを有する。
【0019】このように、複数のサービスクラスのネッ
トワークの静的及び動的な情報に従って適切なサービス
クラスを選択するため、適切なサービスクラスに接続し
てユーザのデータ転送を行うことができる。
【0020】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
データ転送装置において、前記複数のネットワークのい
ずれかが複数のサービスクラスを持ち、前記選択手段
は、前記複数のネットワーク及び複数のサービスクラス
の静的及び動的な情報に従って適切なネットワークの適
切なサービスクラスを選択する。
【0021】このように、複数のネットワーク及び複数
のサービスクラスの静的及び動的な情報に従って適切な
ネットワークを選択するため、適切なネットワークの適
切なサービスクラスに接続してユーザのデータ転送を行
うことができる。
【0022】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3記載のデータ転送装置において、 前記ネットワーク
の状態を監視する監視手段を有し、前記選択手段は、前
記監視手段でネットワークの状態の変化が検出された場
合にサービスクラスの変更を行う。
【0023】このように、ネットワークの状態を監視
し、状態の変化が検出された場合にサービスクラスの変
更を行うため、ネットワークの状態が変化しても、ユー
ザ端末に対して適切なサービスクラスを選択でき、適切
なサービスクラスに接続してユーザのデータ転送を行う
ことができる。
【0024】請求項5に記載の発明は、請求項4記載の
データ転送装置において、前記監視手段でネットワーク
状態の変化が検出され前記情報テーブルの動的な情報が
変化した場合に、前記情報テーブルを参照して前記ルー
ティング・テーブルを書き換えるルーティング・テーブ
ル書換手段を有する。
【0025】このように、ネットワーク状態の変化が検
出され情報テーブルの動的な情報が変化した場合に、情
報テーブルを参照し、その動的な情報に応じてルーティ
ング・テーブルを書き換えるため、ネットワークの状態
が変化しても、ユーザ端末に対して適切なサービスクラ
スを選択でき、適切なサービスクラスに接続してユーザ
のデータ転送を行うことができる。
【0026】請求項6に記載の発明は、請求項4記載の
データ転送装置において、前記監視手段は、ネットワー
クが公開している情報から前記ネットワークの動的な情
報を得る。
【0027】このように、ネットワークが公開している
情報からネットワークの動的な情報を得るため、ネット
ワークの状態が変化しても、ユーザ端末に対して適切な
サービスクラスを選択でき、適切なサービスクラスに接
続してユーザのデータ転送を行うことができる。
【0028】請求項7に記載の発明は、請求項4記載の
データ転送装置において、前記監視手段は、情報収集の
ためのパケットを送信してネットワークの動的な情報を
得る。
【0029】このように、情報収集のためのパケットを
送信してネットワークの動的な情報を得るため、ネット
ワークが情報を公開していない場合にも、ネットワーク
の動的な情報を得ることができ、ネットワークの状態が
変化しても、ユーザ端末に対して適切なサービスクラス
を選択でき、適切なサービスクラスに接続してユーザの
データ転送を行うことができる。
【0030】請求項8に記載の発明は、請求項7記載の
データ転送装置において、前記監視手段は、TCP/I
P通信を行っている場合、情報収集のためのメッセージ
パケットを宛先に送信し、前記宛先から前記メッセージ
パケットに対する確認応答を受信して前記宛先までのネ
ットワークの動的な情報としての混雑度を得る。
【0031】このように、TCP/IP通信を行ってい
る場合、情報収集のためのメッセージパケットを宛先に
送信し、宛先から前記メッセージパケットに対する確認
応答を受信して宛先までのネットワークの動的な情報と
しての混雑度を得ることにより、ネットワークの状態が
変化しても、ユーザ端末に対して適切なサービスクラス
を選択でき、適切なサービスクラスに接続してユーザの
データ転送を行うことができる。
【0032】請求項9に記載の発明は、請求項7記載の
データ転送装置において、前記監視手段は、情報収集の
ためICMPタイムスタンプ要求メッセージを宛先に送
信し、前記宛先から返送されるICMPタイムスタンプ
応答メッセージを受信して前記ICMPタイムスタンプ
応答メッセージのタイムスタンプから前記宛先までのネ
ットワークの動的な情報としての混雑度を得ることを特
徴とするデータ転送装置。
【0033】このように、情報収集のためICMPタイ
ムスタンプ要求メッセージを宛先に送信し、宛先から返
送されるICMPタイムスタンプ応答メッセージを受信
して前記ICMPタイムスタンプ応答メッセージのタイ
ムスタンプから宛先までのネットワークの動的な情報と
しての混雑度を得ることにより、ネットワークの状態が
変化しても、ユーザ端末に対して適切なサービスクラス
を選択でき、適切なサービスクラスに接続してユーザの
データ転送を行うことができる。
【0034】請求項10に記載の発明は、インターネッ
ト・プロトコル通信を行うユーザ端末からのパケットを
複数のネットワークに転送するデータ転送方法におい
て、宛先アドレスと、パケットの転送先とを対応付けす
る情報をルーティング・テーブルに保持し、前記複数の
ネットワークの静的及び動的な情報を情報テーブルに保
持し、前記複数のネットワークの静的及び動的な情報に
従って適切なネットワークを選択する。
【0035】このように、複数のネットワークの静的及
び動的な情報に従って適切なネットワークを選択するた
め、適切なネットワークに接続してユーザのデータ転送
を行うことができる。
【0036】請求項11に記載の発明は、インターネッ
ト・プロトコル通信を行うユーザ端末からのパケットを
複数のネットワークに転送するデータ転送方法におい
て、宛先アドレスと、パケットの転送先とを対応付けす
る情報をルーティング・テーブルに保持し、前記複数の
サービスクラスのネットワークの静的及び動的な情報を
情報テーブルに保持し、前記複数のサービスクラスのネ
ットワークの静的及び動的な情報に従って適切なサービ
スクラスを選択する。
【0037】このように、複数のサービスクラスのネッ
トワークの静的及び動的な情報に従って適切なサービス
クラスを選択するため、適切なサービスクラスに接続し
てユーザのデータ転送を行うことができる。
【発明の実施の形態】図4は本発明のデータ転送装置の
第1実施例の構成図、図5はそのシステム構成図及びテ
ーブル構成図、図6はその動作のフローチャートを示
す。図4において、データ転送装置20は、入力された
データを格納するためのバッファ21、入力されたデー
タのネットワーク層のアドレス情報と転送先であるデー
タ転送装置あるいはホストの対応付けを保持しているル
ーティング・テーブル22、自装置が接続されているネ
ットワークの静的な情報及び動的な情報を保持している
情報テーブル26、ルーティング・テーブル22及び情
報テーブル26を参照して最適経路を判断する経路選択
装置23、出力インターフェース24、出力ポート2
5、ルーティング・テーブル22及び情報テーブル26
を管理するテーブル管理部28から構成されている。
【0038】図5(A)において、データ転送装置20
は、ISP−#1,ISP−#2に接続されている。こ
こでは2つのISPに接続された場合を例としている
が、データ転送装置20に接統されるISPの数はいく
つでもよい。データ転送装置20は、自装置が接続され
ているすぺてのネットワークの課金情報等の静的な情報
を情報テーブル26に保持している。
【0039】図5(B),(C)は、ルーティング・テ
ーブル22,情報テーブル26の一例を示す。ルーティ
ング・テーブル22は、宛先、ホストとネットワークの
区別、次ホップ、出力ポート、最適ルートが登録されて
いる。なお、最適ルートは「*」で示している。情報テ
ーブル26は、宛先、経由ネットワーク、メッセージパ
ケット返送時間、課金情報が登録されている。
【0040】図6において、データ転送装置20は、当
初、ネットワーク構成等の静的な情報を入手して情報テ
ーブル26に保持しておく(ステップS10,S1
1)。ユーザからのデータを受信すると(ステップS1
2)、このユーザ端末からのデータ(宛先Xとする)を
バッファ21に格納する(ステップS14)。
【0041】ISPがネットワークの混雑度等の動的な
情報を公開している場合は、テーブル管理部28は、こ
れを定期的に受信して情報テーブル26に保持しておく
(ステップS16,S18,S20)。なお、ネットワ
ークの混雑度等の動的な情報が未公開等の理由で入手さ
れていない場合については後述する。
【0042】経路選択装置23は、入力データの宛先ア
ドレスから、ルーティング・テーブル22及び情報テー
ブル26を参照する(ステップS22)。次いで経路選
択装置23は、ルーティング・テーブル22及び情報テ
ーブル26に書き込まれたデータから最適な経路を判断
する(ステップS24)。図5(C)の情報テーブル2
6では、課金情報がISP−#1とISP−#2では同
じなので、転送時間の短いISP−#1の経路が最適と
判断できる。経路選択後、次ホップのデータ転送装置あ
るいはホストが接続された出力ポートを求める(ステッ
プS26)。図5(B)のルーティング・テーブル22
では、出力ポート#1が選択される。
【0043】次いで、次ホップのデータ転送装置あるい
はホストが接続されている出力ポート#1から、バッフ
ァ21内のデータを送出する(ステップS28)。ここ
で、経路選択装置23は、CPUで構成される場合もあ
るし、専用ハードウエアで構成される場合も有り得る。
【0044】このように、データ転送装置20内に情報
テーブル26を持ち、情報テーブルにネットワークの静
的及び動的な情報を保持しておき、実際にデータを転送
する際に、この情報を参照して経路を決定することによ
り、ユーザにとって最適なネットワークの経路をデータ
転送装置20自身が選択することができる。
【0045】図7は本発明のデータ転送装置の第2実施
例の構成図、図8はそのシステム構成図及びテーブル構
成図を示す。図7において、データ転送装置20は、入
力されたデータを格納するためのバッファ21、入力さ
れたデータのネットワーク層のアドレス情報と転送先で
あるデータ転送装置あるいはホストの対応付けを保持し
ているルーティング・テーブル22、自装置が接続され
ているネットワークの課金情報等の静的な情報及び動的
な情報を保持している情報テーブル26、ルーティング
・テーブル22及び情報テーブル26を参照して差別化
サービスにおける最適クラスを判断するクラス選択装置
30、出力インターフェース24、出力ポート25、ル
ーティング・テーブル22及び情報テーブル26を管理
するテーブル管理部28から構成されている。
【0046】図8(A)において、データ転送装置20
は、差別化サービスに対応したISP−#1に接続され
ている。ここでは複数のサービスクラスを持つ例として
差別化サービスをあげているが、差別化サービスに限定
されるものではない。データ転送装置20は、自装置が
接続されているすぺてのネットワークの課金情報、サー
ビスクラス内容等の静的な情報を情報テーブル26に保
持している。また、ISPが混雑度等の動的な情報を公
開している場合は、これを定期的に受信して、これも情
報テーブル26に保持しておく。
【0047】図8(B),(C)は、ルーティング・テ
ーブル22,情報テーブル26の一例を示す。ルーティ
ング・テーブル22は、宛先、ホストとネットワークの
区別、次ホップ、出力ポート、サービスクラス、速度と
課金による最適ルートが登録されている。なお、最適ル
ートは「*」で示している。情報テーブル26は、宛
先、経由ネットワーク、メッセージパケット返送時間、
課金情報、速度優先時の値、課金優先時の値が登録され
ている。
【0048】ユーザからのデータを受信すると、データ
転送装置20は以下のように動作する。まず、ユーザ端
末から送信されたデータ(宛先Xとする)を、バッファ
21に格納する。クラス選択装置30は、入力データの
宛先アドレスまたはIPヘッダに書かれているポート番
号等の情報から、ルーティング・テーブル22及び情報
テーブル26を参照する。ポート番号を認識することに
より、ポート番号から認識できるアプリケーション毎に
サービスクラスを設定することも可能である。例えばF
TP(File Transfer Protoco
l)であれば転送速度よりも課金情報を重視する、動画
像データであれば転送速度を重視する等をユーザが設定
できる。
【0049】各サービスクラスの混雑度等の動的な情報
が未公開等の理由で入手されていない場合は、後述の手
段で情報を入手し、情報テーブル26に書き込む。次い
でクラス選択装置30は、情報テーブル26に書き込ま
れたデータから最適なクラスを判断してクラスを設定
し、必要であればIPヘッダの書き換えを行い、ルーテ
ィング・テーブル22を参照して得た出力ポート25か
らバッファ21内のデータを送出する。
【0050】ここで、クラス選択装置30は、CPUで
構成される場合もあるし、専用ハードウエアで構成され
る場合も有り得る。また、何を最適と判断するかは、例
えば以下のような式を用い、α,βに適当な値を入れる
ことによりユーザが設定できる。
【0051】選択クラス=転送時間×α+課金×β 但し、α+β=1 差別化サービスの場合は、選択されたクラスの値IPヘ
ッダのDSCPフィールドに書き込む過程が必要とな
る。
【0052】このように、データ転送装置20内に情報
テーブル26を持ち、情報テーブル26にネットワーク
のサービスクラスの静的及び動的な情報を保持してお
き、実際にデータを転送する際にこの情報を参照してク
ラスを決定することにより、ユーザにとって最適なサー
ビスクラスをデータ転送装置20自身が選択することが
できる。
【0053】図9は本発明のデータ転送装置の第3実施
例の動作のフローチャート、図10はそのテーブル構成
図を示す。この実施例の構成、及び最適クラスの選択、
設定、データ送出に至るまでの過程は第2実施例と同じ
である。
【0054】データ転送装置20は、データ転送中にお
いても図9に示す動作を定期的に実行する。図9におい
て、データ転送装置20のテーブル管理部28は、ステ
ップS30でネットワークの動的な情報を入手してネッ
トワーク状態を把握する。クラス選択装置30は、ステ
ップS32で情報テーブル26を参照してその時点で最
適なクラスを判断する。ネットワークの状態が変化し、
ステップS34で最適と判断されるサービスクラスが現
設定と異なる場合は、ステップS36でクラス選択装置
30はルーティング・テーブル22における最適送信ク
ラスの変更を行う。この処理はデータ転送の途中であっ
ても実行される。
【0055】例えばルーティング・テーブル22,情報
テーブル26が図10(B),(C)に示す内容で速度
優先の場合は、宛先Xへのデータ転送はAF−PHBで
の転送が最適であったが、ネットワークが混雑してきた
ことにより、ルーティング・テーブル22,情報テーブ
ル26が図10(A),(B)に示す内容に変更され
て、速度優先の最適ルートも図10(A)に示すように
EF−PHBでの転送が最適となっている。
【0056】このように、データ転送中にもネットワー
クの状態を監視し、ネットワークの状態が変化した場合
には最適なサービスクラスに変更することにより、ネッ
トワークの状態が変化した場合でも常にユーザにとって
最適なネットワークをデータ転送装置20自身で選択で
きる。この方法は、パケット長の長いデータを送信する
ときに特に有効である。
【0057】図11は本発明のデータ転送装置の第4実
施例の構成図、図12はそのシステム構成図及びテーブ
ル構成図を示す。図11において、データ転送装置20
は、入力されたデータを格納するためのバッファ21、
入力されたデータのネットワーク層のアドレス情報と転
送先であるデータ転送装置あるいはホストの対応付けを
保持しているルーティング・テーブル22、自装置が接
続されているネットワークの課金情報等の静的な情報及
び動的な情報を保持している情報テーブル26、ルーテ
ィング・テーブル22及び情報テーブル26を参照して
差別化サービスにおける最適の経路及びクラスを判断す
る経路・クラス選択装置32、出力インターフェース2
4、出力ポート25、ルーティング・テーブル22及び
情報テーブル26を管理するテーブル管理部28から構
成されている。
【0058】図12(A)において、データ転送装置2
0は、ISP−#1,ISP−#2に接統されており、
ISP−#1は差別化サービスに対応して3つのサービ
スクラスを提供し、ISP−#2は差別化サービスに対
応しておらず1つのサービスクラスしか持たないものと
する。これは一例であり、ISPの数及びサービスクラ
スの数はいくつであっても良い。データ転送装置20は
自装置が接続されているすぺてのネットワークの課金情
報、サービスクラス内容等の静的な情報を情報テーブル
26に保持している。また、ISPが混雑度等の動的な
情報を公開している場合は、これを定期的に受信して、
これも情報テーブル26に保持しておく。
【0059】図12(B),(C)は、ルーティング・
テーブル22,情報テーブル26の一例を示す。ルーテ
ィング・テーブル22は、宛先、ホストとネットワーク
の区別、次ホップ、出力ポート、サービスクラス、速度
と課金による最適ルートが登録されている。なお、最適
ルートは「*」で示している。情報テーブル26は、宛
先、経由ネットワーク、メッセージパケット返送時間、
課金情報、速度優先時の値、課金優先時の値が登録され
ている。
【0060】ユーザからのデータを受信すると、データ
転送装置20は以下のように動作する。まず、ユーザ端
末から送信されたデータ(宛先Xとする)を、バッファ
21に格納する。経路・クラス選択装置32は、入力デ
ータの宛先アドレスまたはIPヘッダに書かれているポ
ート番号等の情報から、ルーティング・テーブル22及
び情報テーブル26を参照する。ポート番号を認識する
ことにより、ポート番号から認識できるアプリケーショ
ン毎にサービスクラスを設定することも可能である。例
えばFTPであれば転送速度よりも課金情報を重視し、
動画像データであれば転送速度を重視する等をユーザが
設定できる。
【0061】ネットワーク及びサービスクラスの混雑度
等の動的な情報が未公開等の理由で入手されていない場
合は、後述の手段で情報を入手し、情報テーブル26に
書き込む。次いで経路・クラス選択装置32は、情報テ
ーブル26に書き込まれたデータから最適な経路及びク
ラスを判断して、次ホップのデータ転送装置20あるい
はホストが接続された出力ポートを求める。必要であれ
ば入力データのIPヘッダを書き換え、次のポップのデ
ータ転送装置あるいはホストが接続されている出力ポー
ト25からバッファ21内のデータを送出する。ここ
で、経路・クラス選択装置32は、CPUで構成される
場合もあるし、専用ハードウエアで構成される場合も有
り得る。
【0062】情報テーブル26が図12(C)の場合、
メッセージパケット返送時間による混雑度だけから判断
するとISP−#1のEF−PHBで送信するのが最速
であるが、課金情報も考慮すると、ISP−#2のベス
ト・エフォートで送信するのが適当と判断することがで
きる。何を判断のポイントとするかは、情報テーブル2
6の値に重み付けを行うことにより、ユーザが設定でき
る。
【0063】このように、データ転送装置内に情報テー
ブルを持ち、情報テーブルにネットワークの静的及び動
的な情報を保持しておき、実際にデータを転送する際に
この情報を参照して経路及びサービスクラスを決定する
ことにより、ユーザにとって最適なネットワーク及びそ
のサービスクラスをデータ転送装置20自身が選択でき
る。
【0064】図13は本発明のデータ転送装置の第5実
施例におけるテーブル構成図を示す。この実施例の構
成、及び最適クラスの選択、設定、データ送出に至るま
での過程は第4実施例と同じである。
【0065】データ転送装置20は、宛先Xへのデータ
転送中に、定期的にネットワークの状態を把握する。経
路・クラス選択装置32は、定期的にルーティング・テ
ーブル22及び情報テーブル26を参照して、その時点
で最適な経路及びクラスを判断する。ネットワークの状
態が変化し、最適と判断される経路及びサービスクラス
が現設定と異なる場合は、経路・クラス選択装置32は
経路及びクラスの変更を行い、必要であれば転送するデ
ータのIPヘッダの書き換えを行って、データを転送す
る。
【0066】例えばルーティング・テーブル22,情報
テーブル26が図12(B),(C)に示す内容で速度
優先の場合は、宛先Xへのデータ転送はISP#1のA
F−PHBでの転送が最適であったが、ネットワークが
混雑してきたことにより、ルーティング・テーブル2
2,情報テーブル26が図13(B),(C)に示す内
容に変更されて、速度優先の最適ルートも図13(B)
に示すようにISP#2のベスト・エフォートでの転送
が最適となっている。
【0067】このように、データ転送中にもネットワー
クの状態を監視し、ネットワークの状態が変化した場合
には最適なネットワーク及びサービスクラスに変更する
ことにより、ネットワークの状態が変化した場合でも常
にユーザにとって最適なネットワーク及びサービスクラ
スをデータ転送装置20自身で選択できる。この方法
は、パケット長の長いデータを送信するときに特に有効
である。
【0068】次に、図12に示す構成におけるテーブル
参照動作について説明する。図14は、本発明のデータ
転送装置の第6実施例の動作のフローチャートを示す。
【0069】この動作に先立ち、情報テーブル26には
ネットワークISP#1,ISP#2の課金情報、サー
ビスクラス内容等の静的な情報を入手し保持しておく。
ISPが混雑度等の動的な情報を公開している場合は、
これを定期的に受信して情報テーブル26に保持してお
く。ルーティング・テーブル22は、情報テーブル26
が変更されるたぴにこれを参照し、その値を参考にして
最適経路の書き換えを行う。ネットワークの混雑度等の
動的な情報が未公開等の理由で入手されていない場合
は、ルーティング・テーブル22は最適経路を決定しな
いようにしておく。
【0070】図14において、データ転送装置20はス
テップS40でユーザからのデータを受信すると、この
データ(宛先Xとする)をバッファ21に格納する。経
路・クラス選択装置32は、ステップS42で入力デー
タの宛先アドレスからルーティング・テーブル22のみ
を参照して最適な経路を得る。ネットワークの混雑度等
の動的な情報が未公開等の理由で入手されておらず、ル
ーティング・テーブル22が完成されていない場合はス
テップS44からステップS46に進んで情報テーブル
26を参照する。
【0071】次に、ステップS48で動的な情報が入手
されているか否かを判別し、入手されていなければステ
ップS50でテーブル管理部28は動的な情報を入手し
てステップS52で情報テーブル26に書き込む。その
後、ステップS54で情報テーブル26を参照してルー
ティング・テーブル22における最適経路の決定してル
ーティング・テーブル22に書き込む。次いで経路・ク
ラス選択装置32は、ステップS55で入力データの宛
先アドレスからルーティング・テーブル22のみを参照
して最適な経路を得る。
【0072】この後、ステップS56でルーティング・
テーブル22の参照結果から次ホップのデータ転送装置
あるいはホストが接続された出力ポートを求め、ステッ
プS58で次ホップのデータ転送装置あるいはホストが
接続されている出力ポートからバッファ21内のデータ
を送出する。
【0073】このように、情報テーブル26を参照して
ルーティング・テーブル22を書き換えることにより、
ルーティング・テーブル22のみを参照するだけで、常
にユーザにとって最適なネットワークをデータ転送装置
20自身で選択することができる。
【0074】図15は本発明のデータ転送装置の第7実
施例の動作のフローチャートを示す。この実施例はユー
ザ端末に接続されているネットワークが、混雑度等のネ
ットワークの現在の状況を示す動的な情報を公開してい
る場合を示している。
【0075】図15において、データ転送装置20のテ
ーブル管理部28は、当初ステップS60でネットワー
ク構成等の静的な情報を入手してステップS62で情報
テーブル26に保持しておく。また、ステップS64で
テーブル管理部28は動的な情報を入手してステップS
66で情報テーブル26に書き込む。次に、ステップS
68で情報テーブル26の書き込みから所定時間経過し
たか否かを判別し、所定時間経過している場合はステッ
プS64に進み、所定時間経過していない場合はステッ
プS70に進む。
【0076】ステップS70でユーザからのデータを受
信すると、ステップS72でこのユーザ端末からのデー
タをバッファ21に格納する。次に、ステップS74で
情報テーブル26及びルーティング・テーブル22を参
照して最適な経路を得る。この後、ステップS76で上
記の参照結果から次ホップのデータ転送装置あるいはホ
ストが接続された出力ポートを求め、ステップS78で
次ホップのデータ転送装置あるいはホストが接続されて
いる出力ポートを決定し、ステップS80でこの決定し
た出力ポートからバッファ21内のデータを送出する。
【0077】図16は本発明のデータ転送装置の第8実
施例の動作のフローチャートを示す。この実施例はユー
ザ端末に接続されているネットワークが、混雑度等のネ
ットワークの現在の状況を示す動的な情報を公開してい
ない場合を示している。なお、図16中、図14と同一
部分には同一符号を付す。
【0078】図16において、データ転送装置20はス
テップS40でユーザからのデータを受信すると、この
データ(宛先Xとする)をバッファ21に格納する。経
路・クラス選択装置32は、ステップS42で入力デー
タの宛先アドレスからルーティング・テーブル22のみ
を参照して最適な経路を得る。ネットワークの混雑度等
の動的な情報が未公開等の理由で入手されておらず、ル
ーティング・テーブル22が完成されていない場合はス
テップS44からステップS46に進んで情報テーブル
26を参照する。
【0079】次に、ステップS48で動的な情報が入手
されているか否かを判別し、入手されていなければ、ス
テップS82でルーティング・テーブル22を参照し、
接続されている各ネットワーク/サービスクラス経由
で、情報収集のためのメッセージパケットを宛先アドレ
スに送信する。そして、ステップS84で、このメッセ
ージパケットに対する応答などにより各ネットワーク/
サービスクラスの動的な情報を算出する。なお、経由す
るネットワークを指定する方法としては、IPヘッダの
オプションであるソース・ルーティング(宛先までにデ
ータが通過するルートを指定するオプション)を使用す
る。
【0080】次に、ステップS52でテーブル管理部2
8は情報テーブル26に書き込む。その後、ステップS
54で情報テーブル26を参照してルーティング・テー
ブル22における最適経路の決定してルーティング・テ
ーブル22に書き込む。次いで経路・クラス選択装置3
2は、ステップS55で入力データの宛先アドレスから
ルーティング・テーブル22のみを参照して最適な経路
を得る。
【0081】この後、ステップS56でルーティング・
テーブル22の参照結果から次ホップのデータ転送装置
あるいはホストが接続された出力ポートを求め、ステッ
プS58で次ホップのデータ転送装置あるいはホストが
接続されている出力ポートからバッファ21内のデータ
を送出する。
【0082】このように、メッセージパケットを用いて
自ら動的な情報を入手することで、動的な情報が未公開
の場合でも、常に最適なネットワークを選択することが
可能となる。この動的な情報の入手について、更に詳し
く説明する。
【0083】図17は本発明のデータ転送装置の第9実
施例のシステム構成図及びテーブル構成図、図18はそ
の動作のフローチャートを示す。
【0084】図17(A)において、データ転送装置2
0は、ISP−#1,ISP−#2に接統されており、
ISP−#1は差別化サービスに対応して3つのサービ
スクラスを提供し、ISP−#2は差別化サービスに対
応しておらず1つのサービスクラスしか持たないものと
する。データ転送装置20は自装置が接続されているす
ぺてのネットワークの課金情報、サービスクラス内容等
の静的な情報及び混雑度等の動的な情報を情報テーブル
26に保持する。
【0085】データ転送装置20は、ネットワークが混
雑度情報を公開していない場合、図18に示すステップ
S100でメッセージパケットを作成し、ルーティング
・テーブル22を参照して接続されている各ネットワー
ク/サービスクラス経由で、メッセージパケットを宛先
アドレスに送信する(ステップS101,S111)。
図17(A)の例では、ISP−#1のデータ転送装置
41,42経由、ISP−#2のデータ転送装置43,
44経由の2つの経路でメッセージパケットを送信す
る。そして送信時刻を記憶する(ステップS102,S
112)。
【0086】TCP/IP(Transmition
Control Protocol/Internet
Protocol)通信を行っている場合、メッセー
ジパケットを受信(ステップS103,S113)した
宛先Xのデータ転送装置あるいはホストは、ACK(確
認応答)を送信元データ転送装置に返送する(ステップ
S104,S114)。送信元データ送信装置20は、
返送されてきたACKを受信して(ステップS105,
S115)、その到着した時刻を保持し(ステップS1
06,S116)、メッセージパケットを送信した時刻
からの差を算出して(ステップS107,S117)、
転送時間として図17(B)に示す情報テーブル26に
保持する(ステップS118)。なお、ステップS10
1〜S107とステップS111〜S117は同時に実
行される。
【0087】経路・クラス転送装置32は、転送時間情
報を混雑度情報として参照する。転送時間が小さいほ
ど、混雑度は小さいと判断できる。このように、TCP
のACKを利用することにより、ネットワークの混雑度
情報が公開されていない場合でもこれらの情報を得るこ
とができ、TCP/IP通信では必ず使用されるTCP
のACKを利用することで、本発明を既存のデータ転送
装置に適用することが容易となる。
【0088】図19は本発明のデータ転送装置の第10
実施例のシステム構成図及びIPヘッダ構成図、図20
はその動作のフローチャートを示す。
【0089】図19(A)において、データ転送装置2
0は、ISP−#1,ISP−#2に接続されており、
ISP−#1は差別化サービスに対応して3つのサービ
スクラスを提供し、ISP−#2は差別化サービスに対
応しておらず1つのサービスクラスしか持たないものと
する。データ転送装置20は自装置が接続されているす
ぺてのネットワークの課金情報、サービスクラス内容等
の静的な情報及び混雑度等の動的な情報を情報テーブル
26に保持する。
【0090】データ転送装置20は、ネットワークが混
雑度情報を公開していない場合、図20に示すステップ
S120でタイムスタンプ要求・応答メッセージのメッ
セージパケットを作成する。ここでは、ICMP(In
ternet Control Message Pr
otocol)タイムスタンプ要求・応答メッセージを
使用する。このメッセージは図19(B)に示すIPヘ
ッダを持ち、ネットワークの応答時間を調べることがで
きる。
【0091】このICMPメッセージパケットの開始タ
イムスタンプに送信時刻を書き込み(ステップS12
1,S131)、ルーティング・テーブル22を参照し
て接続されている各ネットワーク/サービスクラス経由
で、メッセージを宛先アドレスに送信する(ステップS
122,S132)。図19(A)の例では、ISP−
#1のデータ転送装置41,42経由、ISP−#2の
データ転送装置43,44経由の2つの経路でICMP
メッセージパケットを送信する。
【0092】ICMPメッセージパケットを受信(ステ
ップS123,S133)した宛先Xのデータ転送装置
あるいはホストは、ICMPメッセージパケットの受信
タイムスタンプに受信時刻を書き込み(ステップS12
4,S134)、ICMPメッセージパケットの送出タ
イムスタンプに送出時刻を書き込み(ステップS12
5,S135)、このICMPメッセージパケットを送
信元データ転送装置に返送する(ステップS126,S
136)。送信元データ送信装置20は、返送されてき
たICMPメッセージパケットを受信して(ステップS
127,S137)、受信ICMPメッセージパケット
の開始タイムスタンプと受信タイムスタンプとの差から
転送時間を算出して(ステップS128,S138)、
この転送時間を情報テーブル26に保持する(ステップ
S139)。なお、ステップS121〜S128とステ
ップS131〜S138は同時に実行される。
【0093】経路・クラス転送装置32は、転送時間情
報を混雑度情報として参照する。転送時間が小さいほ
ど、混雑度は小さいと判断できる。このように、ICM
Pタイムスタンプ要求・応答メッセージを利用すること
により、ネットワークの混雑度情報が公開されていない
場合でもこれらの情報を得ることができ、本発明を既存
のデータ転送装置に適用することが容易となる。
【0094】図21は本発明のデータ転送装置の第11
実施例のシステム構成図を示す。同図中、本発明を実現
するデータ転送装置はルータR1である。また、ISP
−#1及びISP−#2の入り口及び出口、及びホスト
Yにデータ転送装置としてのルータRa, Rb,Rc,
Rd,R2が設けられており、図中に示したようなIP
アドレスを持つ。また、ホストX,Yも図中に示したよ
うなIPアドレスを持つ。ホストXからホストYにデー
タを送信する場合について説明する。ここでは単純化す
るために、静的な情報として課金情報、動的な情報とし
て混雑度のみを考える。また、ネットワークの混雑度状
況は公開されていないとする。現時点でルータR1がホ
ストYに対して持つ情報テーブル26の例を図22
(A)に示し、ルーティング・テーブル22の例を図2
2(B)に示す。
【0095】混雑度が公開されていないため、情報テー
ブル26のメッセージパケット返送時間は空欄となって
いる。このためルーティング・テーブル22では、これ
ら情報が反映できず、最適ルートが決定されていない。
【0096】最適ルート決定の過程を説明する。 (1)ホストXはIPヘッダの宛先アドレスにホストY
のIPアドレス(172. 16. 6. 20)を記載し、
ルータR1に送信する。 (2)ルータR1は、ホストYへのデータをバッファ2
1に格納する。ルータR1はルーティング・テーブル2
2を参照し、転送ルートを決定する。ホストYへは図2
2(B)の最下欄からISP−#1[Ra(172.1
6.2.3)]経由とISP−#2[Rb(172.1
6.2.4)]経由が考えられる。 (3)ルータR1はメッセージパケットを作成し、ソー
ス・ルーティングを使い、ISP−#1経由,ISP−
#2経由で送信する。ここでは、混雑度情報の収集にI
CMPタイムスタンプ要求・応答メッセージを利用す
る。
【0097】ルータR1が作成したISP−#1,IS
P−#2用のICMPメッセージパケットを図23
(A),(B)に示す。ここで、プロトコルタイプ=0
1は、ICMPを表す。ソースルーティングには、スト
リクト・ソースルーティングとルーズ・ソースルーティ
ングがある。この実施例で示したオプションタイプ「1
0000011」は、ルーズ・ソースルーティングを示
す。ルーズ・ソースルーティングでは宛先までのソース
ルート・オプション(アドレス1、アドレス2、…以下
に示すアドレス)に記載されている次のアドレスまで、
他の中間ルータを経由するルートを使用することもでき
る。すなわちこの場合は、172. 16. 3. 0のIS
P−#1(ネットワーク)から172. 16. 6. 20
のホストYまでに1つ、あるいは複数のルータを経由す
ることも可能である。ストリクト・ソースルーティング
の場合は、ソースルート・オプションに記載されている
次のアドレスまで(すなわちアドレス1からアドレス2
まで、あるいはアドレス2からアドレス3まで)、パケ
ットを直接に転送できなければならない。直接転送でき
ない場合、このパケットは廃棄される。なお、コード番
号が示されていないフィールドについては、そのデータ
に適した数字が記載される。 (4) ISP−#1経由のメッセージパケットを受信し
たルータRaは、オプションタイプ・フィールドの値
「10000011」からルーズ・ソースルーティング
であることがわかる。ソースルート・オプションから、
アドレス2に自身のアドレスが示されており、次ソース
ルートがホストYであることを知る。ルータRaは、自
身の持つ図24(A)に示す内容のルーティング・テー
ブル22を参照し、ホストYへの転送経路を決定する。
この場合、ルース・ソースルーティングであるので、ホ
ストYに至る直接の経路がなくても、パケットは廃棄さ
れない。ルーティング・テーブル22から、次ホップが
ルータRbであることがわかる。ルータRaは、次ソー
スルートを示すポインタがアドレス3を示すように書き
換え、ポート2からパケットをルータRbに送信する。 (5)ルータRaからのメッセージパケットを受信した
ルータRbは、ソースルーティングではあるが、自身は
ソースルート・オプションに自身のアドレスがないこと
から、同様に、次ソースルート・ホストYへの経路を決
定するために自身の持つ図24(B)に示す内容のルー
ティング・テーブル22を参照する。このテーブルから
次ホップがルータR2であることが分かり、ポート2か
らパケットをルータR2に送信する。 (6)ルータRbからのメッセージパケットを受信した
ルータR2は、同様に次ソースルート・ホストYへの経
路を決定するために自身の持つ図24(C)に示す内容
のルーティング・テーブル22を参照する。このテーブ
ルからホストYが直接経路であることが分かり、ポート
2からパケットをホストYに送信する。 (7)ルータRbからのメッセージパケットを受信した
ホストYは、IPヘッダから自装置宛てであることを知
り、取り込む。このパケットがICMPタイムスタンプ
要求メッセージであることを認識したホストYは、次の
動作で図25(A)に示すICMPタイムスタンプ応答
メッセージを返送する。
【0098】1.受信タイムスタンプ・フィールドにパ
ケットを受信した時刻を入れる。
【0099】2.タイプを0Dから0Eに変更、識別子
フィールドとシーケンス番号フィールドはそのまま。
【0100】3.応答メッセージ送信開始直前に送出タ
イムスタンプ・フィールドに時刻を入力する。
【0101】4.IPヘッダを付加し、タイムスタンプ
応答メッセージを送信する。
【0102】なお、図25(A)ではソース・ルーティ
ングせずに返送しているが、開始タイムスタンプ及び受
信タイムスタンプによってルータR1からルータR2に
到達するまでの時間が分かるので、返送ルートはいずれ
を通っても良い。 (8)ホストYから返送されたタイムスタンプ応答メッ
セージのメッセージパケットは、上記(3)〜(7)の
ような転送動作を繰り返して宛先アドレスであるホスト
Xに到達する。 (9)ホストXは、識別子フィールドとシーケンス番号
フィールドを使って、要求と応答を対応させる。このよ
うにして、タイムスタンプ応答メッセージが、ISP−
#1経由で送信したタイムスタンプ要求メッセージに対
する応答であることが分かる。ホストXは、ISP−#
1の混雑度情報として(開始タイムスタンプ)−(受信
タイムスタンプ)の値を情報テーブル26に書き込む。 (10)ISP−#2経由で送信されたタイムスタンプ
応答メッセージに対しても上記(3)〜(9)と同様の
過程を経て、ISP−#2の混雑度情報が情報テーブル
26に書き込まれる。この時点でルータR1がホストY
に対して持つ情報テーブル26を図25(B)に示す。 (11)情報テーブル26が更新されたので、ルーティ
ング・テーブル22を更新する。更新されたルータR1
のルーティング・テーブル22を図25(C)に示す。
ここには、ホストYにはISP−#1経由の方が速いと
いう情報が反映されている。 (12)ルータR1はバッファ21内に格納されている
データの転送ルートを決定するため、ルーティング・テ
ーブル22を参照し、バッファ21内に格納されている
データをISP−#1経由で転送するために、ルータR
aに送出する。
【0103】上記の動作により、ユーザに取って最適な
ネットワークをデータ転送装置20自身で選択すること
ができる。
【0104】図26は本発明のデータ転送装置の第12
実施例のシステム構成図を示す。同図中、本発明を実現
するデータ転送装置はルータR1であり、複数のサービ
スクラスを持つISP−#1に接続されている。ISP
−#1の入り口及び出口、及びホストYにデータ転送装
置としてのルータRa, Rb,R2が設けられており、
図中に示したようなIPアドレスを持つ。また、ホスト
X,Yも図中に示したようなIPアドレスを持つ。ホス
トXからホストYにデータを送信する場合について説明
する。ISP−#1は差別化サービスに対応しており、
ルータR1とはEF−PHB,AF−PHB,ベスト・
エフォートの3つのクラスで契約しているとする。ここ
では簡単化のため、AF−PHBの中は1クラスだけで
あるとする。またユーザは、データがリアルタイム・デ
ータである場合には速度優先、FTPである場合には課
金優先で送信するように設定しているとする。
【0105】ホストXからホストYにリアルタイム・デ
ータを送信する場合について、説明する。TCP/IP
通信を行っているとすると、リアルタイム・データであ
るかどうかは、TCPのポート番号で識別できる。例え
ば動画像のためのプロトコルRTPのポート番号は「5
004」が登録されている。ここでは単純化するため
に、静的な情報として課金情報、動的な情報として混雑
度のみを考える。また、ネットワークの混雑度状況は公
開されていないとする。
【0106】現時点でルータR1がホストYに対して持
つ情報テーブル26の例を図27(A)に示し、ルーテ
ィング・テーブル22の例を図27(B)に示す。混雑
度が公開されていないため、図27(A)ではメッセー
ジパケット返送時間は空欄となっている。このためルー
ティング・テーブル22では、これら情報が反映でき
ず、最適ルートが決定されていない。
【0107】最適ルート決定の過程を説明する。 (1)ホストXはIPヘッダの宛先アドレスにホストY
のIPアドレス(172. 16. 6. 20)を記載し、
ルータR1に送信する。 (2)ルータR1は、ホストYへのデータをバッファ2
1に格納する。ルータR1は図27(B)に示すルーテ
ィング・テーブル22を持つものとする。ホストYへの
データを受信したルータR1は、ルーティング・テーブ
ル22を参照し、転送ルートを決定する。図27(B)
から、ホストYへはルータRaに転送すれぱよいことが
わかる。 (3)ルータR1はメッセージパケットを作成し、各サ
ービスクラス経由で送信する。ここでは、混雑度情報の
収集にICMPタイムスタンプ要求・応答メッセージを
利用する。ルータR1が作成したICMPメッセージパ
ケットを図28(A),(B),(C)に示す。ここ
で、物理的な経路はISP−#1の1つしかないので、
ソースルーティングの必要はない。なお、サービスタイ
プには、EF−PHBを表すコードが記載され、プロト
コルタイプ01は、ICMPを表す。コード番号が示さ
れていないフィールドについては、そのデータに適した
数字が記載される。 (4)EF−PHB経由のメッセージパケットを受信し
たRaは、自身の持つ図29(A)に示すルーティング
・テーブル22を参照し、ホストYへの転送経路を決定
する。このルーティング・テーブル22から、次ホップ
がルータRbであることがわかる。ルーティング・テー
ブル22では最適クラスの設定がされていないが、IP
ヘッダより受信したメッセージがEF−PHB経由であ
ることが分かる。従ってルータRaは、パケットをポー
ト2からEF−PHB経由でルータRbに送信する。 (5) ルータRaからのメッセージパケットを受信した
ルータRbは同様に、ホストYへの経路を決定するため
に自身の持つ図29(B)に示すルーティング・テーブ
ル22を参照する。ルーティング・テーブル22から、
次ホップがルータR2であることが分かり、ポート2か
らパケットをEF−PHBでルータR2に送信する。 (6)ルータRaからのメッセージパケットを受信した
ルータR2は、同様に、ホストYへの経路を決定するた
めに自身の持つ図29(C)に示すルーティング・テー
ブル22を参照する。このルーティング・テーブル22
から、ホストYが直接経路であることがわかり、ポート
2からパケットをEF−PHB経由でホストYに送信す
る。 (7)ルータR2からのパケットを受信したホストY
は、IPヘッダからそれが自分宛てであることを知り、
自装置に取り込む。このパケットがICMPタイムスタ
ンプ要求メッセージであることを理解したホストYは、
以下のように動作してタイムスタンプ応答メッセージを
返送する。
【0108】1.受信タイムスタンプ・フィールドにパ
ケットを受信した時刻を入れる。
【0109】2.タイプを0Dから0Eに変更、識別子
フィールドとシーケンス番号フィールドはそのまま。
【0110】3.応答メッセージ送信開始直前に送出タ
イムスタンプ・フィールドに時刻を入力する。
【0111】4.IPヘッダを付加し、タイムスタンプ
応答メッセージを送信する。図30(A)にルータRa
から送信されるタイムスタンプ応答メッセージを示す。
このとき、返送ルートでのサービスクラスはEF−PH
Bの必要はなく、ベスト・エフォートで返送してもかま
わない。これはルータR2での受信時刻が必要であるた
め、ルータR1への返送時間が遅くなっても影響がない
ためである。 (8)ホストYから返送されたタイムスタンプ応答メッ
セージのメッセージパケットは、上記(3)〜(7)の
ような転送動作を繰り返して宛先アドレスであるホスト
Xに到達する。 (9)ホストXは、識別子フィールドとシーケンス番号
フィールドを使って、要求と応答を対応させる。このよ
うにして、タイムスタンプ応答メッセージが、EF−P
HB経由で送信したタイムスタンプ要求メッセージに対
する応答であることが分かる。ホストXは、EF−PH
Bの混雑度情報として(開始タイムスタンプ)−(受信
タイムスタンプ)の値を情報テーブル26に書き込む。 (10)AF−PHB経由、ベスト・エフォート経由で
送信されたタイムスタンプ応答メッセージに対しても上
記(3)〜(9)と同様の過程を経て、それぞれの混雑
度情報が情報テーブル26に書き込まれる。この時点で
ルータR1がホストYに対して持つ情報テーブル26を
図30(B)に示す。 (11)情報テーブル26が更新されたので、ルーティ
ング・テーブル22を更新する。更新されたルータR1
のルーティング・テーブル22を図30(C)に示す。
ここには、ホストYにはEF−PHB経由の方が速いと
いう情報が反映されている。 (12)ルータR1はバッファ21内に格納されている
データの転送ルートを決定するため、ルーティング・テ
ーブル22を参照し、バッファ21内に格納されている
データをEF−PHB経由で転送するために、ルータR
aに送出する。
【0112】上記の動作により、ユーザに取って最適な
ネットワークをデータ転送装置20自身で選択すること
ができる。
【0113】ところで、ルータR1はホストYにデータ
転送をしている間、例えば5分等の一定間隔でメッセー
ジパケットを各サービスクラス経由で送信し、各サービ
スクラスの混雑情報を収集して情報テーブル26を更新
する。更新の結果、最適サービスクラスが現設定と異な
る場合に配下のように動作する。 (1)データの送信を一時停止する。このデータはバッ
ファ21内に格納しておく。 (2)転送サービスクラスの設定を変更する。具体的に
はサービスタイプ・フィールドを書き換える。 (3)設定が完了したら、再びデータの送信を開始す
る。この方法は、パケット長の長いデータを送信すると
きに特に有効である。
【0114】本発明では、ネットワークの混雑状況を観
測する手段をもち、ネットワークが動的な情報を公開し
ていない場合にも、最も効率の良いデータ転送のための
ネットワークをユーザが設定することなく、自動的に選
択することが可能となる。また、複数のサービスクラス
が提供されている場合には、混雑度等の状況に応じて、
適切なサービスクラスを自動的に選択することも可能と
なる。従って、ユーザの負担を減らすことができる。
【0115】なお、経路選択手段23,クラス選択手段
30,経路・クラス選択手段32が請求項記載の選択手
段に対応し、テーブル管理部28が監視手段及びルーテ
ィング・テーブル書換手段に対応する。
【0116】
【発明の効果】上述の如く、請求項1に記載の発明は、
複数のネットワークの静的及び動的な情報に従って適切
なネットワークを選択するため、適切なネットワークに
接続してユーザのデータ転送を行うことができる。
【0117】請求項2に記載の発明は、複数のサービス
クラスのネットワークの静的及び動的な情報に従って適
切なサービスクラスを選択するため、適切なサービスク
ラスに接続してユーザのデータ転送を行うことができ
る。
【0118】請求項3に記載の発明は、複数のネットワ
ーク及び複数のサービスクラスの静的及び動的な情報に
従って適切なネットワークを選択するため、適切なネッ
トワークの適切なサービスクラスに接続してユーザのデ
ータ転送を行うことができる。
【0119】請求項4に記載の発明は、ネットワークの
状態を監視し、状態の変化が検出された場合にサービス
クラスの変更を行うため、ネットワークの状態が変化し
ても、ユーザ端末に対して適切なサービスクラスを選択
でき、適切なサービスクラスに接続してユーザのデータ
転送を行うことができる。
【0120】請求項5に記載の発明は、ネットワーク状
態の変化が検出され情報テーブルの動的な情報が変化し
た場合に、情報テーブルを参照し、その動的な情報に応
じてルーティング・テーブルを書き換えるため、ネット
ワークの状態が変化しても、ユーザ端末に対して適切な
サービスクラスを選択でき、適切なサービスクラスに接
続してユーザのデータ転送を行うことができる。
【0121】請求項6に記載の発明は、ネットワークが
公開している情報からネットワークの動的な情報を得る
ため、ネットワークの状態が変化しても、ユーザ端末に
対して適切なサービスクラスを選択でき、適切なサービ
スクラスに接続してユーザのデータ転送を行うことがで
きる。
【0122】請求項7に記載の発明は、情報収集のため
のパケットを送信してネットワークの動的な情報を得る
ため、ネットワークが情報を公開していない場合にも、
ネットワークの動的な情報を得ることができ、ネットワ
ークの状態が変化しても、ユーザ端末に対して適切なサ
ービスクラスを選択でき、適切なサービスクラスに接続
してユーザのデータ転送を行うことができる。
【0123】請求項8に記載の発明は、TCP/IP通
信を行っている場合、情報収集のためのメッセージパケ
ットを宛先に送信し、宛先から前記メッセージパケット
に対する確認応答を受信して宛先までのネットワークの
動的な情報としての混雑度を得ることにより、ネットワ
ークの状態が変化しても、ユーザ端末に対して適切なサ
ービスクラスを選択でき、適切なサービスクラスに接続
してユーザのデータ転送を行うことができる。
【0124】請求項9に記載の発明は、情報収集のため
ICMPタイムスタンプ要求メッセージを宛先に送信
し、宛先から返送されるICMPタイムスタンプ応答メ
ッセージを受信して前記ICMPタイムスタンプ応答メ
ッセージのタイムスタンプから宛先までのネットワーク
の動的な情報としての混雑度を得ることにより、ネット
ワークの状態が変化しても、ユーザ端末に対して適切な
サービスクラスを選択でき、適切なサービスクラスに接
続してユーザのデータ転送を行うことができる。請求項
10に記載の発明は、複数のネットワークの静的及び動
的な情報に従って適切なネットワークを選択するため、
適切なネットワークに接続してユーザのデータ転送を行
うことができる。
【0125】請求項11に記載の発明は、複数のサービ
スクラスのネットワークの静的及び動的な情報に従って
適切なサービスクラスを選択するため、適切なサービス
クラスに接続してユーザのデータ転送を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のデータ転送装置の構成図である。
【図2】従来のデータ転送装置のシステム構成図であ
る。
【図3】従来のデータ転送装置の動作のフローチャート
である。
【図4】本発明のデータ転送装置の第1実施例の構成図
である。
【図5】本発明のデータ転送装置の第1実施例のシステ
ム構成図及びテーブル構成図である。
【図6】本発明のデータ転送装置の第1実施例の動作の
フローチャートである。
【図7】本発明のデータ転送装置の第2実施例の構成図
である。
【図8】本発明のデータ転送装置の第2実施例のシステ
ム構成図及びテーブル構成図である。
【図9】本発明のデータ転送装置の第3実施例の動作の
フローチャートである。
【図10】ルーティング・テーブル,情報テーブルのテ
ーブル構成図である。
【図11】本発明のデータ転送装置の第4実施例の構成
図である。
【図12】本発明のデータ転送装置の第4実施例のシス
テム構成図である。
【図13】本発明のデータ転送装置の第5実施例におけ
るテーブル構成図である。
【図14】本発明のデータ転送装置の第6実施例の動作
のフローチャートである。
【図15】本発明のデータ転送装置の第7実施例の動作
のフローチャートである。
【図16】本発明のデータ転送装置の第8実施例の動作
のフローチャートである。
【図17】本発明のデータ転送装置の第9実施例のシス
テム構成図及びテーブル構成図である。
【図18】本発明のデータ転送装置の第9実施例の動作
のフローチャートである。
【図19】本発明のデータ転送装置の第10実施例のシ
ステム構成図及びIPヘッダ構成図である。
【図20】本発明のデータ転送装置の第10実施例の動
作のフローチャートである。
【図21】本発明のデータ転送装置の第11実施例のシ
ステム構成図である。
【図22】本発明を説明するための図である。
【図23】本発明のを説明するための図である。
【図24】本発明を説明するための図である。
【図25】本発明を説明するための図である。
【図26】本発明のデータ転送装置の第12実施例のシ
ステム構成図である。
【図27】本発明を説明するための図である。
【図28】本発明を説明するための図である。
【図29】本発明を説明するための図である。
【図30】本発明を説明するための図である。
【符号の説明】
20 データ転送装置 21 バッファ 22 ルーティング・テーブル 23 経路選択装置 24 出力インターフェース 25 出力ポート 26 情報テーブル 28 テーブル管理部 30 クラス選択装置 32 クラス・経路選択装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 淳 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 石原 智宏 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5K030 HA08 LB05 LD00 MA01 MB02 5K034 EE11 HH64 MM11

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネット・プロトコル通信を行う
    ユーザ端末からのパケットを複数のネットワークに転送
    するデータ転送装置において、 宛先アドレスと、パケットの転送先とを対応付けする情
    報を保持するルーティング・テーブルと、 前記複数のネットワークの静的及び動的な情報を保持す
    る情報テーブルと、 前記複数のネットワークの静的及び動的な情報に従って
    適切なネットワークを選択する選択手段とを有すること
    を特徴とするデータ転送装置。
  2. 【請求項2】 インターネット・プロトコル通信を行う
    ユーザ端末からのパケットを複数のネットワークに転送
    するデータ転送装置において、 宛先アドレスと、パケットの転送先とを対応付けする情
    報を保持するルーティング・テーブルと、 前記複数のサービスクラスのネットワークの静的及び動
    的な情報を保持する情報テーブルと、 前記複数のサービスクラスのネットワークの静的及び動
    的な情報に従って適切なサービスクラスを選択する選択
    手段とを有することを特徴とするデータ転送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のデータ転送装置におい
    て、 前記複数のネットワークのいずれかが複数のサービスク
    ラスを持ち、 前記選択手段は、前記複数のネットワーク及び複数のサ
    ービスクラスの静的及び動的な情報に従って適切なネッ
    トワークの適切なサービスクラスを選択することを特徴
    とするデータ転送装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載のデータ転送装置
    において、 前記ネットワークの状態を監視する監視手段を有し、 前記選択手段は、前記監視手段でネットワークの状態の
    変化が検出された場合にサービスクラスの変更を行うこ
    とを特徴とするデータ転送装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のデータ転送装置におい
    て、 前記監視手段でネットワーク状態の変化が検出され前記
    情報テーブルの動的な情報が変化した場合に、前記情報
    テーブルを参照して前記ルーティング・テーブルを書き
    換えるルーティング・テーブル書換手段を有することを
    特徴とするデータ転送装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のデータ転送装置におい
    て、 前記監視手段は、ネットワークが公開している情報から
    前記ネットワークの動的な情報を得ることを特徴とする
    データ転送装置。
  7. 【請求項7】 請求項4記載のデータ転送装置におい
    て、 前記監視手段は、情報収集のためのパケットを送信して
    ネットワークの動的な情報を得ることを特徴とするデー
    タ転送装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のデータ転送装置におい
    て、 前記監視手段は、TCP/IP通信を行っている場合、
    情報収集のためのメッセージパケットを宛先に送信し、
    前記宛先から前記メッセージパケットに対する確認応答
    を受信して前記宛先までのネットワークの動的な情報と
    しての混雑度を得ることを特徴とするデータ転送装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載のデータ転送装置におい
    て、 前記監視手段は、情報収集のためICMPタイムスタン
    プ要求メッセージを宛先に送信し、前記宛先から返送さ
    れるICMPタイムスタンプ応答メッセージを受信して
    前記ICMPタイムスタンプ応答メッセージのタイムス
    タンプから前記宛先までのネットワークの動的な情報と
    しての混雑度を得ることを特徴とするデータ転送装置。
  10. 【請求項10】 インターネット・プロトコル通信を行
    うユーザ端末からのパケットを複数のネットワークに転
    送するデータ転送方法において、 宛先アドレスと、パケットの転送先とを対応付けする情
    報をルーティング・テーブルに保持し、 前記複数のネットワークの静的及び動的な情報を情報テ
    ーブルに保持し、 前記複数のネットワークの静的及び動的な情報に従って
    適切なネットワークを選択することを特徴とするデータ
    転送方法。
  11. 【請求項11】 インターネット・プロトコル通信を行
    うユーザ端末からのパケットを複数のネットワークに転
    送するデータ転送方法において、 宛先アドレスと、パケットの転送先とを対応付けする情
    報をルーティング・テーブルに保持し、 前記複数のサービスクラスのネットワークの静的及び動
    的な情報を情報テーブルに保持し、 前記複数のサービスクラスのネットワークの静的及び動
    的な情報に従って適切なサービスクラスを選択すること
    を特徴とするデータ転送方法。
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