JP2001217610A - インターデジタル型フィルタ - Google Patents

インターデジタル型フィルタ

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JP2001217610A
JP2001217610A JP2000026743A JP2000026743A JP2001217610A JP 2001217610 A JP2001217610 A JP 2001217610A JP 2000026743 A JP2000026743 A JP 2000026743A JP 2000026743 A JP2000026743 A JP 2000026743A JP 2001217610 A JP2001217610 A JP 2001217610A
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JP
Japan
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distributed constant
constant line
line conductor
interdigital
microstrip
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Withdrawn
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JP2000026743A
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English (en)
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Genshu To
元珠 竇
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特性に優れたインターデジタル型フィルタを
提供すること。 【解決手段】 入力信号用分布定数線路導体2と出力信
号用分布定数線路導体3との間に複数本のマイクロスト
リップ線路1a〜1eをそれぞれの接地側が互い違いに
なるようにインターデジタル型に配置し、左端のマイク
ロストリップ線路1aと入力信号用分布定数線路導体2
の間隔および右端のマイクロストリップ線路1eと出力
信号用分布定数線路導体3の間隔をそれぞれS、左右
両端のマイクロストリップ線路1a,1eとその内側の
マイクロストリップ線路1b,1dの間隔をそれぞれS
、これらマイクロストリップ線路1b,1dと中央の
マイクロストリップ線路1cの間隔をそれぞれS
し、各間隔をS<S<Sの関係に設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話や衛星放
送等の送受信用回路に使用されるインターデジタル型フ
ィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】インターデジタル型フィルタは、誘電体
基板上に複数本の分布定数線路導体をインターデジタル
型に配置して構成されるもので、サイズを小さくできる
というメリットがあるため、小型化が要求される携帯電
話等の送受信用回路に広く採用されている。
【0003】図3は従来のインターデジタル型フィルタ
の構成図であり、同図に示すように、誘電体基板の表面
にはフィルタ回路部分布定数線路導体1と入力信号用分
布定数線路導体2および出力信号用分布定数線路導体3
とが形成されている。フィルタ回路部分布定数線路導体
1は、一端がビアホールやスルーホールで接地された通
過帯域の中心周波数のλ/4の長さのマイクロストリッ
プ線路1a〜1eにより構成されており、各マイクロス
トリップ線路1a〜1eはそれらの接地側が互い違いに
なるインターデジタル型に一定の間隔Sを存して平行に
配置されている。入力信号用分布定数線路導体2は左端
のマイクロストリップ線路1aに間隔Sを存して対向配
置されており、高周波電気信号が入力信号用分布定数線
路導体2に入力されると、所定の周波数帯域の高周波電
気信号が入力信号用分布定数線路導体2と電磁界結合さ
れたフィルタ回路部分布定数線路導体1を通過する。ま
た、出力信号用分布定数線路導体3は右端のマイクロス
トリップ線路1eに間隔Sを存して対向配置されてお
り、フィルタ回路部分布定数線路導体1を通過した所定
の周波数帯域の高周波電気信号はフィルタ回路部分布定
数線路導体1と電磁界結合された出力信号用分布定数線
路導体3から出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4は前述の如く構成
された従来のインターデジタル型フィルタについての周
波数特性を示す説明図であり、図中、横軸は周波数f
(MHz)を、縦軸は減衰量(−dB)をそれぞれ表し
ている。同図に示すように、従来のインターデジタル型
フィルタにあっては、通過帯域内のリップルが大きく、
阻止帯域での減衰量が少ないことが分かり、出力側の周
波数特性において改善の余地があった。
【0005】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、通過帯域内のリップ
ルを減少して、特性に優れたインターデジタル型フィル
タを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるインターデジタル型フィルタでは、誘
電体基板の同一平面上に、高周波電気信号が入力される
入力信号用分布定数線路導体と、この高周波電気信号の
うち所定の周波数帯域を通過させる複数本のフィルタ回
路部分布定数線路導体と、この周波数帯域の高周波電気
信号が出力される出力信号用分布定数線路導体とが形成
され、前記各フィルタ回路部分布定数線路導体間の間隔
を両端に比べて中央部が広くなるように設定した。
【0007】このように分布定数線路導体の間隔を中央
部が両端に比べて広くなるような不等間隔配列にする
と、通過帯域内のリップルが減少すると共に、阻止帯域
での減衰量が多くなり、インターデジタル型フィルタの
特性改善も図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明すると、図1は実施形態例に係る
インターデジタル型フィルタの構成図、図2は該インタ
ーデジタル型フィルタについての周波数特性を示す説明
図であり、図3と図4に対応する部分には同一符号を付
してある。
【0009】本実施形態例に係るインターデジタル型フ
ィルタが前述した従来例と相違する点は、フィルタ回路
部分布定数線路導体1を構成する各マイクロストリップ
線路1a〜1eの間隔を中央部が両端に比べて広くなる
ような不等間隔配列にしたことにあり、それ以外の構成
は基本的に同じである。すなわち、図1に示すように、
接地側が互い違いになるようにインターデジタル型に配
置された各マイクロストリップ線路1a〜1eのうち、
左端のマイクロストリップ線路1aと入力信号用分布定
数線路導体2の間隔および右端のマイクロストリップ線
路1eと出力信号用分布定数線路導体3の間隔はそれぞ
れSに設定され、左右両端のマイクロストリップ線路
1a,1eとその内側のマイクロストリップ線路1b,
1dの間隔はそれぞれSに設定され、これらマイクロ
ストリップ線路1b,1dと中央のマイクロストリップ
線路1cの間隔はそれぞれSに設定されており、各間
隔はS<S<Sの関係にある。
【0010】このように構成されたインターデジタル型
フィルタでは、高周波電気信号が入力信号用分布定数線
路導体2に入力されると、所定の周波数帯域の高周波電
気信号がフィルタ回路部分布定数線路導体1を通過して
出力信号用分布定数線路導体3から出力される。その
際、フィルタ回路部分布定数線路導体1を構成する各マ
イクロストリップ線路1a〜1eは等間隔配列でなく、
両端の間隔Sに比べて中央部の間隔Sが順次広くな
る不等間隔配列になっているため、入力信号用分布定数
線路導体2と出力信号用分布定数線路導体3間の結合度
は中央部に向かって次第に弱くなる理想形となる。その
結果、図2に示すように、通過帯域内のリップルが大幅
に減少し、また、阻止帯域での減衰量も−40dB程度
まで多くなり、出力側の周波数特性を改善することがで
きる。
【0011】なお、上記実施形態例では、5本のマイク
ロストリップ線路1a〜1eをインターデジタル型に配
置した場合について説明したが、それ以外の偶数または
奇数本のマイクロストリップ線路についても同様に適用
可能であり、例えば6本のマイクロストリップ線路をイ
ンターデジタル型に配置した場合は、各間隔を左から順
にS、S、S、S、S、S、Sとし、各
間隔をS<S<S <Sの関係に設定すれば良
い。
【0012】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0013】所定の周波数帯域を通過させる複数本のフ
ィルタ回路部分布定数線路導体をインターデジタル型に
配置し、各フィルタ回路部分布定数線路導体間の間隔を
両端に比べて中央部が広くなるように不等間隔配列にす
ると、通過帯域内のリップルが減少すると共に、阻止帯
域での減衰量が多くなり、特性に優れたインターデジタ
ル型フィルタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係るインターデジタル型
フィルタの構成図である。
【図2】図1のインターデジタル型フィルタについての
周波数特性を示す説明図である。
【図3】従来のインターデジタル型フィルタの構成図で
ある。
【図4】図3のインターデジタル型フィルタについての
周波数特性を示す説明図である。
【符号の説明】
1 フィルタ回路部分布定数線路導体 1a〜1e マイクロストリップ線路 2 入力信号用分布定数線路導体 3 出力信号用分布定数線路導体 S〜S間隔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体基板の同一平面上に、高周波電気
    信号が入力される入力信号用分布定数線路導体と、この
    高周波電気信号のうち所定の周波数帯域を通過させる複
    数本のフィルタ回路部分布定数線路導体と、この周波数
    帯域の高周波電気信号が出力される出力信号用分布定数
    線路導体とが形成され、前記各フィルタ回路部分布定数
    線路導体間の間隔を両端に比べて中央部が広くなるよう
    に設定したことを特徴とするインターデジタル型フィル
    タ。
JP2000026743A 2000-02-03 2000-02-03 インターデジタル型フィルタ Withdrawn JP2001217610A (ja)

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