JP2001217040A - 多芯コネクタ - Google Patents

多芯コネクタ

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JP2001217040A
JP2001217040A JP2000022821A JP2000022821A JP2001217040A JP 2001217040 A JP2001217040 A JP 2001217040A JP 2000022821 A JP2000022821 A JP 2000022821A JP 2000022821 A JP2000022821 A JP 2000022821A JP 2001217040 A JP2001217040 A JP 2001217040A
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】脱着時にプラグがリセプタクルから脱落するの
を防止する。 【解決手段】 電気ケーブルが導入されるプラグハウジ
ング(15)とその底部に取付けられた基板(11)とを有する
プラグ(2)と、基板の上面には複数の接続パッドが配列
され、下面には複数の接触パッドが配列されており、そ
の上部にプラグが挿入される開口とその下部に複数の金
属接触片(54)が配置された金属接触片保持部材とを有す
るリセプタクルハウジング(17)とを有するリセプタクル
(3)とを具備する多芯コネクタであって、相対する側壁
に回転可能に取付けられたリリースレバー(9)と、リリ
ースレバーの下部に形成された溝にその上部が係止され
側壁に回転可能に取付けられたフック(28)とを有し、フ
ックによりプラグの側壁に設けられた段差部(21)が仮ロ
ックされてプラグの上方移動が阻止され、リリースレバ
ーの回転によりフックによる仮ロックが解除される多芯
コネクタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多数の電気配線によ
り互いに接続される電子機器の相互の電気配線の結合に
使用される多芯コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】医療機器(例えば超音波診断装置)をは
じめ、コンピュータ、通信機器、センサー装置など、高
機能電子機器においては送受信すべき信号が多様化複雑
化している。このため、互いに接続された複数の電子機
器の入出力間、送受信ケーブル間、およびケーブルと電
子機器間の送受信ケーブルは多芯化の傾向にある。これ
に伴い、多芯コネクタについても、より一層の多芯化、
小型化、高密度器化、そして高信頼性化が要求されるよ
うになってきた。
【0003】多芯コネクタは、多数のコンタクト部間の
接続を必要とするにもかかわらず、コネクタの接続およ
び引抜き時の挿抜力が極めて小さく、しかもコンタクト
部の摩耗の少ない長寿命のコネクタの供給が望まれてい
る。
【0004】従来の多芯コネクタの一例を図12に示
す。この多芯コネクタ100は接続すべき2つの電子機
器の一方の電子機器(図示せず)に接続されるプラグ1
01と、他方の電子機器(図示せず)に接続されるリセ
プタクル102により構成されている。両者を接続する
場合は、プラグ101をリセプタクル102内に挿入し
て(ゼロインサーションフォース)両者を結合した後、
ハンドル(図示せず)を回転してプラグ中央部に設けら
れているカムシャフト103を回転させる。
【0005】この処理により、カムシャフト103の下
部に設けられたカム104の作用で、アクチェータ10
5を横方向にスライド移動させ、コンタクトピン108
の先端部に形成されたコンタクト106を、リセプタク
ル102のコンタクト107の方に接触するように弾性
的に変位させることで、プラグ101のコンタクト10
6を対応するリセプタクル102のコンタクト107に
圧接することにより両者を電気的に接続する。また、カ
ムシャフト103の回転により、プラグ101とリセプ
タクル102の間にロックが生じるようにし、プラグ1
01とリセプタクル102を確実に固定するものであ
る。
【0006】例えば、超音波装置において装置本体と超
音波センサーの信号ケーブルとの接続にこのコネクタを
使用する場合は、超音波装置の回路基板(図示せず)に
リセプタクル102を半田実装し、そのリセプタクル1
02へプラグ101を嵌合させて電気的接続を得る形式
が採用されている。
【0007】そして、プラグ101にケーブルを配線す
る場合は、ケーブル(図示せず)の芯線をコンタクト端
子109へ圧着させるか、もしくはコンタクト端子10
9を回路基板へ実装し、この回路基板の配線からケーブ
ルを引き出している。
【0008】また、配線間のクロストークノイズ対策と
して、コネクタ内の各コンタクト106を信号線とグラ
ンド線に交互に配置する等して、信号線をクロストーク
から保護する方法が用いられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の多芯コネクタに
おいては、コンタクトピンをそれぞれ弾性変形させて接
触させるため、芯数が増えるとカムシャフト103の嵌
合時の回転トルクが大きくなってしまうという問題点を
有していた。
【0010】また、図12に示す従来の構造では、コン
タクトピッチをさらに小さくすることは実質上困難であ
る。このため、コネクタに設置可能なコンタクトの数に
は限度がある。このため、将来生ずるであろう信号線を
より増やしたいという市場要求に応えられない。
【0011】また、コネクタサイズは従来例として記載
した図12に示すモデルと同程度で、更に電気的特性
(クロストークノイズの防止等)がより優れている多芯
コネクタが望まれている。また、図12に示す構造で
は、リセプタクルコンタクト102の端子110を半田
実装しているため、この半田付け工程で実装コスト及び
設備費等の負担が大きい。
【0012】さらに、上記従来の多芯コネクタにおいて
は、プラグを人手により固定した状態でプラグの嵌合、
離脱を行わないと、プラグがリセプタクルから脱落して
しまうという問題点がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる問題点を
解決する多芯コネクタを提供することを目的とするもの
で、複数の芯線を含む電気ケーブルが導入されるプラグ
ハウジングとプラグハウジングの底部に取付けられた基
板とを有するプラグと、ここで、基板の上面には電気ケ
ーブルの複数の芯線とそれぞれ接続される複数の接続パ
ッドが配列され、下面には複数の接続パッドにそれぞれ
対応し基板内を通る金属配線を介してそれぞれ電気的に
接続される複数の接触パッドが配列されており、その上
部にプラグが挿入される開口とその下部に複数の金属接
触片が配置された金属接触片保持部材とを有するリセプ
タクルハウジングを含むリセプタクルとを具備する多芯
コネクタであって、リセプタクルハウジングの相対する
側壁に回転可能に取付けられたリリースレバーと、リリ
ースレバーの下部に形成された溝にその上部が係止され
側壁に回転可能に取付けられたフックとを有し、フック
によりリセプタクルハウジング内に挿入されたプラグの
側壁に設けられた段差部が仮ロックされてプラグの上方
移動が阻止され、リリースレバーを内側に回転させるこ
とにより、フックによる仮ロックが解除されることを特
徴とする多芯コネクタである。
【0014】さらに、本発明は、金属接触片および金属
接触片保持部材の上部に、金属接触片を保護するため
に、スリット付きプレートにより形成されたコンタクト
プロテクト部材を配置した多芯コネクタである。
【0015】また、本発明は、リセプタクルハウジング
にリセプタクルハウジング内に挿入されたプラグを横方
向に駆動する手段を設け、駆動手段によりプラグが付勢
されたとき、プラグの側壁外側に設けられた案内溝とリ
セプタクルハウジングの側壁内側に設けられた案内ロー
ラとの組合わせにより案内されてプラグが移動し、基板
の前記接触パッドを対応するそれぞれの前記金属接触片
に接触させる多芯コネクタである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1は、
本発明に係る多芯コネクタ1の外形を示す上方からの斜
視図である。同図に示すように、本発明の多芯コネクタ
1は、プラグ2とリセプタクル3とを有する。リセプタ
クル3には、リセプタクル3の中に上部から挿入された
プラグ2を固定位置にほぼ横方向に移動させるためのカ
ムシャフト4が取付けられ、カムシャフト4の上部には
カムシャフト4を回転するためのハンドル5が取付けら
れている。
【0017】図2はプラグ2とリセプタクル3が嵌合さ
れていない状態でのプラグ2とリセプタクル3とを示す
斜視図である。リセプタクル3の内部構造が概略示され
ている。底部には電子装置間を電気的に接続する多数の
接触片38を備えた複数のインシュレータモジュール6
が配置され、その上部に、各接触片を外部からの接触等
から保護するためのスリット付きプレートにより形成さ
れたコンタクトプロテクト7、およびプラグ抜取り時に
プラグを上方に押上げるリターンプレート8が配置され
ている。リセプタクル3の中央側部には、挿入されたプ
ラグ2がリセプタクル3から脱落するのを防止し、必要
な場合のみ取り外すことができるようにするリリースレ
バー9が設けられている。
【0018】この多芯コネクタのプラグ側に接続される
ケーブル(図示せず)は、ケーブル挿入部10からプラ
グ2内に挿入される。そして、ケーブル内の複数の芯線
は、プラグ2の底面を形成し(図3参照)底面にリセプ
タクル3との各接触部を有する基板、例えば両面配線の
印刷回路基板11の電気接続パッド(図示せず)にそれ
ぞれ接続される。即ち、印刷回路基板11は好ましくは
例えば電気導通のためのスルーホールを有する両面配線
基板であり、その上部配線はプラグ2と接続されるべき
ケーブルの芯線が半田付け等により接続され、下部配線
はリセプタクル3のインシュレータモジュール6の金属
接触片38と接触する複数の接触パッド(図示せず)を
含む。
【0019】図3はプラグ2の外形を示す。図2の場合
とは逆に、プラグ2を斜め下方から見た斜視図である。
側壁12の所定の位置にほぼかぎ型の溝部13が設けら
れている。溝部13は挿入されたリセプタクル3をさら
に下方に押し下げると共に横方向の移動を案内するリセ
プタクルハウジング17の内壁に設けられたサイドロー
ラ20と組合わされる。そして、印刷回路基板11の各
電気接続パッドを、対応する各金属接触片38に接触す
るように導く共に、プラグ2がリセプタクル3の所定の
接触位置に移動した後、プラグ2が上方に動く等して電
気接触が不完全となるのを防止する。また長手方向の端
部には角穴51が設けられる。プラグ2がリセプタクル
に挿入されたときこの角穴51にリセプタクル3のロー
ラ24が入り込み組合わされる。
【0020】図4にプラグ2の部品構成の一例を示す。
図4においてプラグ2は、蓋部を構成するバックシェル
14と、外部からのケーブルおよび各芯線等を収容する
プラグハウジング15、および上面においてはケーブル
等の各芯線が例えば半田付け等によって接続され、下面
においてはリセプタクル3のインシュレータモジュール
の複数の電気接触片38と接触する複数の接触パッドを
有する印刷回路基板11を有する。バックシェル14と
プラグハウジング15は一般には四隅において螺子止め
され、またプラグハウジング15と印刷回路基板11も
通常螺子により固定される。
【0021】バックシェル14はアルミニウム等の金属
またはエポキシ樹脂等の絶縁材料で形成することができ
るが、外部環境との電磁遮蔽のためには金属材料を用い
るのが好ましい。プラグハウジング15はアルミニウム
等の金属を用いて形成される。印刷回路基板11には例
えば両面配線または多層配線構成のガラスエポキシ基板
を使用することができる。図12に印刷回路基板11の
一例を示す。図12(A)はリセプタクル3の複数の接
触端子と接触する複数の接触パッド50を有する下部嵌
合面を示す。図12(C)は図12(A)のX部分の拡大
図である。図12(D)は嵌合面と相対するケーブル芯
線等が半田付けされる上面を示す。
【0022】さらにプラグハウジング15の側壁には、
プラグ2が挿入されて仮ロックされる際機能する、同じ
くリセプタクル3に組込まれているフック28と組合わ
される段差部21が設けられている。
【0023】図5はリセプタクル3を下方から見た外形
を示す斜視図である。リセプタクル3は、複数のインシ
ュレータモジュール6(図6参照)を収容するリセプタ
クルハウジング17と、複数のインシュレータモジュー
ル6がその上部に配置され、これらの接触端子群と電気
的に接触する複数のパッドを有し、外部の電子装置に取
付けられ、外部電子装置と電気的導通が取られる下部基
板としての印刷回路基板18と、この印刷回路基板18
をリセプタクルハウジング17に固定するためのスティ
フナ19を有する。
【0024】図6はリセプタクル3を構成する各部品を
示す部品分解図である。アクチェートボックス22には
カムシャフト4とカムを受けるベアリングカム23が配
置され、さらに嵌合時にプラグ2を横方向に付勢するた
めの部品であるローラ24がシャフト25をフック52
通してフック52に組込まれており、上部にアクチェー
トボックスカバー26を被せてアクチェート組立体27
を形成する。
【0025】図10に示すように、リセプタクルハウジ
ング17には、フック28がリセプタクルハウジング1
7の側壁下部に形成された貫通穴29(図6参照)に配
置されたシャフト47に、フック28の下部に形成され
た穴62を通して回転可能に設置され、バネ30により
付勢されて定位置に保持されている。同様に、リセプタ
クルハウジング17の側壁の上部に形成された貫通穴3
1(図6参照)に配置されたシャフト48を中心にし
て、リリースレバー32の中央部に形成された穴65を
通して回転可能に配置されているリリースレバー32の
上部把手63を内側に倒し込むことにより、リリースレ
バー32の下部に形成された溝64が外側に回転し、そ
の上部68がリリースレバー32の溝64内に係止され
ているフック28はてこの原理で貫通穴29に通ってい
るシャフト47を軸に外側に開く動作をする(図11参
照)。
【0026】リターンプレート8にはその下側にコンタ
クトプロテクト7が組込まれており、このリターンプレ
ート8はリターンプレートストッパ33によりリセプタ
クルハウジング17に4ヶ所で固定されている。このリ
ターンプレート8はこのプレート8とハウジング17と
の間にリターンプレートストッパ33を通して挟み込ん
で組まれているバネ34により常に上方に押し上げられ
ている。又、フック28下部に設けられた下部突起35
は、リターンプレート8を下方に押してもリターンプレ
ート8が下方に沈みこまないためのストッパ機能として
使用される。
【0027】リセプタクルハウジング17に設けられた
スリット36(図6参照)には、インシュレータ37に
金属接触片38が組込まれたインシュレータモジュール
6(図7参照)が圧入により組込まれる。図7のインシ
ュレータモジュール6は互い違いの向きで配置された3
4本の金属接触片を有している。
【0028】上記アクチェートボックス組立体27は、
リセプタクルハウジング17の長手方向端部の両側壁に
設けられた凹部39に組込まれ、バネ40により常にハ
ウジング17の端部面に外向きに押されて定位置に保持
されている(図8の配置参照)。カムユニットカバー4
1はこの部品に設けられた貫通穴42にカムシャフト4
を通して、リセプタクルハウジング17に4ヶ所で螺子
止め固定される。
【0029】プラグ2とリセプタクル3の嵌合の際、溝
13と協同してプラグ2を所定の接触位置に引き込むた
めのサイドローラ20はサイドローラストッパ43にて
シェルハウジング17に4ヶ所で固定される。
【0030】基板18は組立られたリセプタクルハウジ
ング17とスティフナ19の間に挟み込まれ、例えば6
ヶ所をネジ止めして締め込まれる。この際インシュレー
タモジュール6に組込まれた金属接触片38の下部接触
部49は印刷回路基板18に設けられた複数の対応する
接触用パッド(図示せず)に所定の接触圧力が印加され
た状態で接触し、電気的な導通が得られることになる。
【0031】図13にインシュレータモジュール6を構
成する接触要素の一例を示す。プラスチック材料により
モールド成形されたインシュレータ53の溝55内に接
触片54を嵌め込んで接触要素56を形成する。
【0032】なお、特に配線相互間のクロストーク等を
防止するため、接触要素56を電気的にシールドする必
要がある場合は、接触要素56ををシールド部品57の
中にに差込み、シールド可能な接触要素58を形成し使
用することができる。シールド部品57には接地端子5
8を設けることで、共通の金属性接地部材(図示されて
いない)と接触させシールドをより完全に行うことが可
能となる。
【0033】以下上記一実施態様により構成された多芯
コネクタの動作概要について説明する。 (1)リセプタクルへのプラグの挿入 上方向からプラグ2をリセプタクル3に挿入する。プラ
グ2をリセプタクル3に挿入していくと、フックの上部
に形成された径斜面61を有する突起44がプラグ2の
下隅部に押されてフック28が左右に開く。フック28
が左右に開くことにより、フック28の下方に形成され
ている下部突起35も外向きに開き、下部突起35によ
り予め下方への移動が阻止されていたリターンプレート
8のロックが解除される。図8はこの状態を示す。プラ
グ2はロックの解除されたリターンプレート8と共にリ
セプタクル3に挿入されていく。続いて、プラグ2が挿
入位置に達すると、バネ30に付勢されて、フック28
に設けられた傾斜面を有する突起44がプラグ2の両側
壁に設けられている段差部21の上部60に沿って内側
に移動し、段差部21と組合わされる。図9およびより
詳細な拡大図10はこの状態を示す。このため、段差部
60は上方が傾斜面を有する突起44により押さえら
れ、プラグ2は上方に移動することを阻止される。この
ため、プラグ2はリセプタクル3に保持された状態、即
ち上方向への抜け出しが阻止される仮ロック状態とな
る。
【0034】(2)嵌合 プラグ2とリセプタクル3の嵌合は、ハンドル5により
リセプタクル3のカムシャフト4を時計回り方向に90
゜回転させることにより行う。カムシャフト4を回転さ
せることによりカムシャフト4に設けられたカム46が
アクチェートボックス22を、図9および図11に示す
ように右方向に移動させる。これに伴いアクチェートボ
ックス22のプッシュローラ24が押されて同方向にス
ライド移動する。その結果、プラグハウジング15もプ
ッシュローラ24により押され右方向に移動する。
【0035】プラグハウジング15が右方向に押される
と、ハウジング15の側面に設けられている溝13に沿
って、リセプタクル3に取付けられているサイドローラ
24と相対運動をし、プラグ2はサイドローラ24によ
り下方に押し付けられながらリセプタクル3のリターン
プレート8上を横方向にスライドする(図8ないし10
参照)。そして、図11の(B)に示すようにプラグ2
の印刷回路基板11の下面が、リセプタクル3のインシ
ュレータモジュール6上にランディングする。
【0036】このようにしてプラグ2に取付けられてい
る印刷回路基板11の下面に設けられた接触用パッド
(図示せず)と、リセプタクル3のインシュレータモジ
ュール6の金属接触片38が接触し、プラグ2とリセプ
タクル3との電気的接続が得られる。又、接触の際、印
刷回路基板11がスライドすることにより印刷回路基板
11の下面に設けられた接触用パッドとリセプタクル3
の金属接触片38との間にワイピング効果が得られる。
【0037】(3)引き出し プラグ2の引き出しは、シャフト4を反時計回りに90
゜回転させることにより行う。カムシャフト4の回転と
共にシャフト4に設けられたカム46がアクチェートボ
ックス22を嵌合時と逆に、端部方向にスライド移動さ
せてプラグ本体を引き戻す。
【0038】するとプラグ2も同時にスライド移動し、
リセプタクル3のサイドローラ20がプラグ側面の溝1
3からはずれ、これと同時にリターンプレート8の下部
のバネ34の反動によりプラグ2は元の位置に戻され
る。このときプラグ2の印刷回路基板11がインシュレ
ータモジュール6との接触を解かれて電気的接続が切ら
れることになる。
【0039】本モデルでは、この時点で図10に示すよ
うにフック28に設けられた傾斜面61を有する突起4
4の下面59によりプラグに設けられた段差部21の上
面60が押えられて段差部21の上方への移動が阻止さ
れるため、プラグはリセプタクルに保持されている。リ
リースレバー32をつまむことにより、上端部がプラグ
2のバックシェル14の方に内側に向かって回転する。
この回転によりプラグの段差部21を押さえていた径斜
面を有する突起44によるロックが外れ、プラグ2はリ
ターンプレート8を押し上げるバネ34の作用で上方に
押し出されることになる。
【0040】本明細書において、上、下、横等の方向を
示す用語を用いたが、これらは添付図面を基準にしたも
ので、本発明を電子装置の筐体側壁に取付けることは可
能である。また、ここに記載された本発明の実施例は単
なる一例であり、本システムの実施例は多様に変形する
ことが可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明した構造および動作により、本
発明の多芯コネクタによれば、従来の多芯コネクタに比
較して、次のような効果を奏する。
【0042】本発明の多芯コネクタにおいては、リセプ
タクルにリリースレバーを設けたことにより、プラグを
リセプタクルに仮ロックした後は、例えプラグから手を
離しても、プラグがリセプタクルから脱落することがな
い。又、接続が終了して、電気的接続を解除したときに
も、プラグはリセプタクルに固定されており、リリース
レバーを解除することではじめてプラグをリセプタクル
より離脱させることができる。
【0043】また、本発明の多芯コネクタにおいては、
コンタクトピッチをさらに狭くし、プラグ側接触子を印
刷回路基板のパッド面として形成することで、印刷回路
基板の全面を使うことができるため、コネクタサイズ
(プラグ側のみ)を小さくすることが可能となる。
【0044】また、リセプタクルを電子装置の回路基板
へネジ固定するのみで電気的接続が得られ、使用者側で
の接触ピンへの半田付け工程を省くことが可能となる。
【0045】また、プラグとリセプタクルとの嵌合の
際、リセプタクルのサイドローラによる引き込みで電気
接触部をランディング接続させるため、より多芯化して
も嵌合の際の回転トルク力の低減化が可能となる。
【0046】また、各接触片がインシュレータモジュー
ルとしてモジュール化されることによって、外部ケーブ
ルとリセプタクル接触片との配線接続をリセプタクルの
印刷回路基板、すなわち両面配線基板を介して行うこと
となるため、外部ケーブルの芯線との半田付け等の接続
処理が容易となる。
【0047】また、リセプタクルの開口部にコンタクト
プロテクタを設けたことで、作業者がリセプタクル内の
接触片に直接手を触れる等のことがないため、接触片を
汚れや破損から保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多芯コネクタの外形を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の多芯コネクタを構成するプラグおよび
リセプタクルの外形を示す図である。
【図3】プラグを下方から見た図を示す。
【図4】プラグの部品構成の一例を示す図である。
【図5】本発明の多芯コネクタを構成するリセプタクル
の下方からの外形を示す斜視図である。
【図6】リセプタクル3の部品構成図を示す図である。
【図7】インシュレータモジュール6を示す図である。
【図8】プラグ2がリセプタクルに挿入された状態にお
ける本発明の多芯コネクタの断面図である。
【図9】挿入が進み、リリースレバーが開いた状態を示
す図である。
【図10】図9の状態における部分拡大図である。
【図11】嵌合が完了した状態を示す図である。
【図12】印刷回路基板を示す図である。
【図13】接触要素を示す図である。
【図14】従来の多芯コネクタを一部断面により示す図
である。
【符号の説明】
1…多芯コネクタ 2…プラグ 3…リセプタクル 4…カムシャフト 5…ハンドル 6…インシュレータモジュール 7…コンタクトプロテクト 8…リターンプレート 9…リリースレバー 10…ケーブル挿入部 11…印刷回路基板 12…側壁 13…溝部 14…バックシェル 15…プラグハウジング 17…リセプタクルハウジング 18…印刷回路基板 19…スティフナ 20…サイドローラ 21…突出部 22…アクチェートボックス 23…ベアリングカム 24…ローラ 25…シャフト 27…アクチェート組立体 28…フック 29…貫通穴 30…バネ 31…貫通穴 32…リリースレバー 33…リターンプレートストッパ 34…バネ 35…下部突起 36…スリット 37…インシュレータ 38…金属接触片 38…電気接触片 39…凹部 40…バネ 41…カムユニットカバー 42…貫通穴 43…サイドローラストッパ 44…傾斜面を有する突起 46…カム 47、48…シャフト 49…下部接触部 50…接触パッド 51…角穴 52…フック 53…インシュレータ 54…接触片 55…接触溝 56…接触要素 57…シールド部品 58…シールド部品付き接触要素 59…下面 60…上面 61…傾斜面 62、65…穴 63…把手 64…溝 66…シールドプレートコンタクト接点部 67…シグナルコンタクト接点部 68…上部 100…多芯コネクタ 101…プラグ 102…リセプタクル 103…カムシャフト 104…カム 105…アクチェータ 106、107…コンタクト 108…コンタクトピン 109…コンタクト端子 110…端子
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Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の芯線を含む電気ケーブルが導入さ
    れるプラグハウジングと前記プラグハウジングの底部に
    取付けられた基板とを有するプラグと、 ここで、前記基板の上面には前記電気ケーブルの複数の
    芯線とそれぞれ接続される複数の接続パッドが配列さ
    れ、下面には前記複数の接続パッドにそれぞれ対応し前
    記基板内を通る金属配線を介してそれぞれ電気的に接続
    される複数の接触パッドが配列されており、 その上部に前記プラグが挿入される開口とその下部に複
    数の金属接触片が配置された金属接触片保持部材とを有
    するリセプタクルハウジングを含むリセプタクルとを具
    備する多芯コネクタであって、 前記リセプタクルハウジングの相対する側壁に回転可能
    に取付けられたリリースレバーと、前記リリースレバー
    の下部に形成された溝にその上部が係止され前記側壁に
    回転可能に取付けられたフックとを有し、前記フックに
    より前記リセプタクルハウジング内に挿入された前記プ
    ラグの側壁に設けられた段差部が仮ロックされて前記プ
    ラグの上方移動が阻止され、前記リリースレバーを内側
    に回転させることにより、前記フックによる仮ロックが
    解除されることを特徴とする多芯コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記金属接触片および前記金属接触片保
    持部材の上部に、前記金属接触片を保護するために、ス
    リット付きプレートにより形成されたコンタクトプロテ
    クト部材を配置したことを特徴とする請求項1記載の多
    芯コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記リセプタクルハウジングに前記リセ
    プタクルハウジング内に挿入された前記プラグを横方向
    に駆動する手段を設け、前記駆動手段により前記プラグ
    が付勢されたとき、前記プラグの側壁外側に設けられた
    案内溝と前記リセプタクルハウジングの側壁内側に設け
    られた案内ローラとの組合わせにより案内されて前記プ
    ラグが移動し、前記基板の前記接触パッドを対応するそ
    れぞれの前記金属接触片に接触させることを特徴とする
    請求項1または2に記載の多芯コネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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