JP2001351747A - 多芯コネクタ - Google Patents

多芯コネクタ

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JP2001351747A
JP2001351747A JP2000311036A JP2000311036A JP2001351747A JP 2001351747 A JP2001351747 A JP 2001351747A JP 2000311036 A JP2000311036 A JP 2000311036A JP 2000311036 A JP2000311036 A JP 2000311036A JP 2001351747 A JP2001351747 A JP 2001351747A
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plug
receptacle
contact
shutter
metal contact
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JP2000311036A
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English (en)
Inventor
Hisafumi Saito
尚史 斉藤
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ITT Cannon Ltd
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ITT Cannon Ltd
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Publication date
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部の金属接触片の保護機能を有する多芯コ
ネクタ。 【解決手段】 複数の芯線を含む電気ケーブルが導入さ
れるプラグハウジング(51)とプラグハウジングの底
部に取付けられた複数の接触パッド(76)が配列され
た基板(9)とを有するプラグ(2)と、その上部にプ
ラグが挿入される開口部を有し、その下部に複数の金属
接触片(61)が配置された金属接触片保持部材(4
5)とを有するリセプタクルハウジング(22)を含む
リセプタクル(3)とを具備する多芯コネクタであっ
て、リセプタクルはリセプタクルハウジング内にプラグ
が挿入されていない場合には閉じて金属接触片の上部を
蔽い、プラグが挿入されるとプラグの付勢により開いて
プラグの接触パッドと金属接触片との接触を可能とする
金属接触片の上部に配置されたシャッター(6)を具備
する多芯コネクタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の電気配線を用
いて互いに接続される電子機器間の相互の電気配線の結
合に使用される多芯コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】医療機器をはじめ、コンピュータ、通信
機器、センサー装置など、高機能電子機器においては送
受信すべき信号が多様化複雑化し、このため、これら電
子機器の入出力間、送受信ケーブル間、ケーブルと電子
機器間等の回路接続はより多芯化の傾向にある。これに
伴い、これらの機器を接続する多芯コネクタについて、
より多芯化、小型化、高密度器化、そして高信頼性化が
要求されるようになってきた。
【0003】従来より多芯コネクタに関しては、多数の
コンタクト部間の接続を必要とするにもかかわらず、コ
ネクタの接続又は接続解除するための挿入時および引抜
き時の挿抜力を極めて小さくし、しかもコンタクト部の
摩耗の少ない長寿命のコネクタの供給が望まれてきた。
【0004】従来の多芯コネクタ100の一例を図28
に示す。この多芯コネクタ100は接続すべき2つの電
子機器の一方の電子機器(図示せず)に接続されるプラ
グ101と、他方の電子機器(図示せず)に接続される
リセプタクル102により構成されている。電気接続す
る場合はプラグ101をリセプタクル102に挿入して
両者を結合した後、ハンドル(図示せず)を回転するこ
とでカムシャフト103を回転させる。この処理によ
り、カムシャフト103に設けられたカム104の作用
でアクチュエータ105が横方向に移動し、コンタクト
ピン108の先端部に形成されたコンタクト106をリ
セプタクル102のコンタクト107の方に互いに接触
するように弾性的に変位させることで、プラグ101の
コンタクト106を対応するリセプタクル102のコン
タクト107に圧接することにより両者を電気的に接続
する。また、カムシャフト103の回転によりプラグ1
01とリセプタクル102の間にロックが生じ、プラグ
101とリセプタクル102が確実に固定されるように
している。
【0005】例えば、超音波装置において装置本体と超
音波センサーの信号ケーブルとの接続にこの多芯コネク
タ100を使用する場合は、超音波装置の回路基板(図
示せず)にリセプタクル102の各端子110を半田付
け実装し、そのリセプタクル102へプラグ101を嵌
合させて電気的接続を得る形式が採用されている。
【0006】そして、プラグ101にケーブルを配線す
る場合は、ケーブル(図示せず)の芯線をコンタクト端
子109に圧着させるか、もしくはコンタクト端子10
9をプラグ内の回路基板へ実装し、この回路基板の配線
からケーブルを引き出している。また、配線間のクロス
トークノイズ対策として、コネクタ内の各コンタクト1
06を信号線とグランド線に交互に配置する等して、信
号線をクロストークから保護する方法が用いられてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図28に示す
従来の多芯コネクタにおいては、コンタクトピンをそれ
ぞれ弾性変形させて接触させるため、芯数が増えるとカ
ムシャフト103の嵌合時の回転トルクが大きくなって
しまうという問題点を有していた。また、図28に示す
従来の構造では、コンタクトピッチをさらに小さくする
ことは実質上困難である。このため、コネクタ内に設置
可能なコンタクトの数には限度があり、将来生ずるであ
ろう信号線をより増やしたいという市場要求に応えられ
ないという問題点がある。
【0008】また、コネクタサイズは従来例として記載
した図28に示すモデルと同程度で、更に電気的特性
(クロストークノイズの防止等)がより優れている多芯
コネクタが望まれている。また、図28に示す構造で
は、リセプタクル102のコンタクト102の端子11
0を半田実装しているため、この半田付け工程で実装コ
スト及び設備費等の負担が大きい。さらに、上記従来の
多芯コネクタ100においては、プラグを人手により固
定した状態でプラグの嵌合、離脱を行わないと、プラグ
101がリセプタクル102から脱落してしまうという
問題点がある。
【0009】かかる脱落を防止するための構造を有する
多芯コネクタとして、出願人は図29に示すようなリリ
ースレバー203を有する多芯コネクタについて出願し
た(出願番号:2000−22821号)。図29の多
芯コネクタにおいてはプラグ201に接続される複数の
芯線(図示せず)はプラグ基板210の上面の複数の結
合パッドに半田付け等により結合され、プラグ基板21
0の下面に形成された複数の接触パッド(図示せず)と
基板210内部の相互配線を介してそれぞれ電気的に接
続されている。リセプタクル202内には上記複数の接
触パッドとそれぞれ接触する複数のリセプタクル接触端
子211が配置されている。
【0010】この構造においては、上方向からプラグ2
01をリセプタクル202に挿入すると、挿入につれて
フック204の傾斜面205を有する上部突起206が
プラグ201の下隅部に押されて左右に開く。フック2
04が左右に開くことにより、フック204の下方に形
成されている下部突起207も開き、プラグ201はリ
セプタクル202の挿入位置まで挿入することが可能と
なる。プラグ201が挿入位置に達すると、バネ(図示
せず)に付勢されて、フック204に設けられた傾斜面
を有する上部突起206がプラグ201の両側壁に設け
られている段差部209に沿って内側に移動し、プラグ
201をロックしてプラグ201が上方に移動すること
を阻止する(図29(B)参照)。
【0011】このため、プラグ201はリセプタクル2
02内に保持された状態、即ち上方向への抜け出しが阻
止される仮ロック状態となる。この後、適切な接触手段
を用いて(図示せず)プラグ基板210の下面に形成さ
れた複数の接触パッドとリセプタクル接触端子211と
を電気的に確実に接触させる。
【0012】仮ロック状態からプラグ201の引き抜き
は、相対するリリースレバー203の上部双方をつまむ
ことにより、リリースレバー203の上端部をプラグ2
01のバックシェル208の方に内側に向かって回転さ
せる。この回転によりプラグ201の段差部209を押
さえていた上部突起206によるロックが外れ、プラグ
201は引き抜き可能になる(図29(C)参照)。
【0013】しかし、かかるリリースレバー203及び
フック204によってコネクタの仮ロックを行う構造に
おいては、プラグ201のバックシェル208の形状は
使用の態様に応じて通常使用者側において自由に設計し
て使用するため、バックシェル208の自身の高さが高
くなり過ぎるとプラグ201の引抜き時に、上方から手
の指がリリースレバー203に届かなくなるという問題
が生ずる場合がある。また、リセプタクル202の開口
部から砂塵等がリセプタクル202内に入り込む場合が
あり、さらに、プラグ基板210の下面が剥き出しのた
め基板下面を損傷させる場合も生ずる。
【0014】本発明は上記従来例の問題点を解消し、芯
数が増えても接触のための駆動トルクが大きくならない
多芯コネクタの提供を目的とし、さらにコンタクトピッ
チをさらに小さくすることを可能とし、また、電気的特
性(クロストークノイズの防止等)がより優れている多
芯コネクタの提供を目的とする。さらに、プラグをリセ
プタクルに挿入すると自動的に電気的接続まで動作する
ようにし、1つの動作によりプラグとリセプタクル相互
接続を可能にすることを目的とする。
【0015】また、図29に示すようなリリースレバー
を用いることなく、例えバックシェルの高さが高くなっ
てもプラグの引抜きを容易に行えるようにすることを目
的とする。さらに、接触端子の保護機構のため砂塵等の
進入対策を行うこと、砂塵等の進入対策を行ってもリセ
プタクルの高さを抑えること、また、プラグに配置され
る回路基板面の保護を可能にすることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の芯線を
含む電気ケーブルが導入されるプラグハウジングと前記
プラグハウジングの底部に取付けられた基板とを有する
プラグと、ここで、前記基板の上面には前記電気ケーブ
ルの複数の芯線とそれぞれ接続される複数の結合パッド
が配列され、下面には前記複数の結合パッドにそれぞれ
対応し前記基板内を通る金属配線を介してそれぞれ電気
的に接続される複数の接触パッドが配列されており、そ
の上部に前記プラグが挿入される開口部を有し、その下
部に複数の金属接触片が配置された金属接触片保持部材
とを有するリセプタクルハウジングを含むリセプタクル
とを具備する多芯コネクタである。
【0017】さらに、前記リセプタクルは前記リセプタ
クルハウジング内に前記プラグが挿入されていない場合
には閉じて前記金属接触片の上部を蔽い、前記プラグが
挿入される場合には前記プラグの付勢により開いて前記
プラグの前記接触パッドと前記金属接触片との接触を可
能とする前記金属接触片の上部に配置されたシャッター
を有し、前記シャッターは複数のシャッター部品から構
成される折りたたみ式開閉シャッターである多芯コネク
タである。
【0018】また、前記リセプタクルは前記プラグが挿
入されていない場合には前記リセプタクルハウジングの
開口部を覆うようにそれぞれ取付けられた一対のシャッ
ター部品を含み、前記プラグが挿入された場合には前記
一対のシャッター部品は前記プラグの付勢により開いて
前記プラグの前記接触パッドと前記金属接触片との接触
を可能とする多芯コネクタであり、さらに、前記リセプ
タクルは前記プラグが挿入されていない場合には前記金
属接触片の上部に位置し前記プラグが挿入された場合に
は前記プラグの付勢により前記金属接触片の上部接触部
より下方に移動して、前記プラグの前記接触パッドと前
記金属接触片との接触を可能とするスリット付きプレー
トを具備する多芯コネクタである。
【0019】また、前記リセプタクルハウジング内に挿
入される前記プラグを収容し前記リセプタクルハウジン
グ及び前記プラグに対して相対移動可能なスライドフレ
ームと、前記プラグが収容された場合に前記スライドフ
レームを横方向に駆動する手段を設け、前記駆動手段に
より前記スライドフレームが横方向に付勢されて移動す
るとき、前記プラグの側壁外側に設けられた案内溝を前
記スライドフレームの側壁内側に設けられた案内ローラ
が前記プラグを押し下げるようにして横方向に移動する
ことにより前記プラグをさらに下方に移動させ、前記基
板の前記接触パッドを対応するそれぞれの前記金属接触
片に接触させる多芯コネクタである。
【0020】さらに、前記スライドフレームの相対する
側部の内側に、対向する突出部を有する弾性部材からな
るロックプレートをそれぞれ配置し、前記ロックプレー
トの各突出部により前記プラグの側壁に設けられた凹部
の一部を弾性的に押付けて前記プラグを前記リセプタク
ル内にロックし前記プラグが前記リセプタクルから抜け
出ることを防止し、前記プラグに引抜き力が付勢される
ことにより前記突出部が弾性的に変形して前記プラグの
ロックを解除し前記プラグの引抜きを可能とする多芯コ
ネクタである。
【0021】また、前記プラグの前記基板の下部に、前
記リセプタクルの前記金属接触片が突出して前記基板の
前記接触パッドと接触可能とするスリットを有する保護
カバーを設けた多芯コネクタである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。なお本明
細書において使用されている上、下、横方向などの用語
は添付図面を基準として用いられているものである。本
発明に係る多芯コネクタは例えば構成部品である回路基
板が垂直になるような向きで電子機器等に設置して使用
することも勿論可能である。
【0023】図1は本発明に係る多芯コネクタ1の外形
を示す上方からの斜視図である。同図に示すように、本
発明の多芯コネクタ1は、プラグ2とリセプタクル3と
を有する。プラグ2とリセプタクル3との電気的接続は
プラグ2をリセプタクル3に挿入するという1つ動作の
みで行われ、ハンドル5はプラグ2の取出しの際に使用
される。
【0024】図2はプラグ2とリセプタクル3が嵌合さ
れていない状態でのプラグ2とリセプタクル3とを示す
斜視図である。図2においてリセプタクル3の内部構造
が概略示されている。リセプタクル3の底部には多数の
接触片を備えた複数のインシュレータモジュール(金属
接触片保持部材)45が配置されているが、図2におい
てはシャッター6により隠されているため見ることがで
きない。
【0025】プラグ2おいては、その側壁にリセプタク
ル3との嵌合時にリセプタクル3に組込まれたスライド
フレーム23に設けられたサイドローラ32を引き込む
ための案内溝10及びプラグ2の仮ロックの際機能する
同じくリセプタクル3のスライドフレーム23に組込ま
れているロックプレート28に引っ掛かる機能をするプ
ラグ保持斜面13による段差部を有するプラグハウジン
グ51に、リセプタクル3の上部接触部46と電気的接
続を得るための接触パッド76を設けた接触面75を持
つ回路基板9と、バックシェル50が、ネジにより固定
されている(図5参照)。更に基板接触面保護用の保護
カバー11が回路基板9の接触面75(図14参照)に
組込まれる。
【0026】リセプタクル3には、リセプタクル3内に
配置されたスライドフレーム23(図11参照)を横方
向に移動させるためのカムシャフト4が取付けられ、カ
ムシャフト4の上部にはカムシャフト4を回転するため
のハンドル5が取付けられている。プラグ2には接続す
べきケーブルを導くケーブル挿入部7が設けられてい
る。リセプタクル3の下部にはリセプタクル回路基板2
1が取付けられ、電子機器等との接続を行う。
【0027】この多芯コネクタのプラグ側に接続される
ケーブル(図示せず)は、ケーブル挿入部7からプラグ
2内に挿入される。そして、ケーブルの複数の芯線は、
プラグハウジング51(図5参照)の底面に配置されリ
セプタクル3に対する各接触部を有する基板、例えば両
面配線の回路基板9の電気接続パッド(図14参照)に
それぞれ接続される。即ち、回路基板9は好ましくは例
えば電気導通のためのスルーホールを有する両面配線基
板であり、その上部配線はプラグ2と接続されるべき上
記ケーブルの芯線が半田付け等により接続され、下部配
線はリセプタクル3のインシュレータモジュール45
(図12の(A)参照)の金属接触片と接触する複数の
接触パッドを含む。
【0028】図3はプラグ2の外形を示す。図2の場合
とは逆に、プラグ2を下方左側から見た斜視図である。
側壁70の所定の位置にほぼかぎ型の案内溝10が設け
られている。案内溝10の縦方向部分71はプラグ2が
挿入されるときプラグ2が所定の位置で垂直に挿入され
るように案内し、横方向部分72はプラグ2が挿入され
た後、スライドフレーム23の移動によりプラグ2をさ
らに下方に押し下げて、印刷回路基板9の各電気接続パ
ッドをリセプタクル3の対応する各金属接触片に接触す
るように導く。側壁下部にはテーパ部52が設けられプ
ラグ2の挿入を容易にする。
【0029】また長手方向の一方の端部には両側に2つ
の突起14と中央に案内部材67が設けられている。突
起14の下部面73はプラグ2の挿入時にラッチ39を
回転させるように作用する。案内部材67はプラグ2が
リセプタクルに挿入されるとき案内部材67の角穴74
にリセプタクル3のプラグホルダ43に設けられたロー
ラ42が入り込み長手方向の位置を正確に制限する。
【0030】図4は図3とは逆に、プラグ2を下方右側
から見た斜視図である。長手方向端部に垂直方向に長い
突起8が設けられている。この突起8はプラグ2の挿入
時にスライドフレーム23の長手方向端部に設けられた
フック17を押し広げて回転させるために使用される。
プラグ2の側壁70には凹部66が設けられ、その下部
にはプラグ保持斜面13が形成され、スライドフレーム
23の側壁に取付けられたロックプレート28と組合わ
されてプラグ2をリセプタクル3に仮止めする。このた
め、抜取る意図を持ってプラグ2を引抜く場合を除き、
プラグ2がリセプタクル3から抜出るのが阻止される。
【0031】図5にプラグ2を構成する部品構成の一例
を示す。図5においてプラグ2は、蓋部を構成するバッ
クシェル50と、外部からのケーブル等を収容するプラ
グハウジング51、および上面においてはケーブル等の
各芯線が例えば半田付け等によって接続され、リセプタ
クル3に配置されたインシュレータモジュール45の複
数の金属接触片61と接触する複数の接触パッド76、
及び対応する接触パッド76と相互接続されており上部
面77にケーブルの芯線等と例えば半田付け等によって
結合する複数の結合パッドを有するプラグ回路基板9を
有する。
【0032】プラグ回路基板9には例えば両面配線また
は多層配線構成のガラスエポキシ基板を使用することが
できる。図14に該回路基板9の一例を示す。図14
(A)はリセプタクル3に配置された複数のインシュレ
ータモジュール45内の複数の上部接触部46と接触す
る複数の接触パッド76を有する下部接触面75を示
す。図14(C)は図14(A)のX部分の拡大図であ
る。図14(D)は嵌合面と相対するケーブル芯線等が
半田付けされる結合パッド78を有する上部面77を示
す。
【0033】回路基板9の下側には回路基板9の下部接
触面75と接触パッド76を保護するための保護カバー
11が配置される。通常樹脂モールド部材により形成さ
れる保護カバー11には開口部として複数のスリット1
2が設けられており、スリット12内をインシュレータ
モジュール45の金属接触片61が通ってその上部接触
部46が接触パッド76と接触することとなる。
【0034】バックシェル50とプラグハウジング51
は一般には四隅において螺子止めされ、またプラグハウ
ジング51と回路基板9及び保護カバー11も通常螺子
により固定される。
【0035】バックシェル50はアルミニウム等の金属
またはエポキシ樹脂等の絶縁材料で形成することができ
るが、外部環境に対する電磁遮蔽のためには金属材料を
用いるのが好ましい。プラグハウジング51はアルミニ
ウム等の金属を用いて形成される。
【0036】図6にリセプタクル3を右上方から見た図
を示す。リセプタクル3は上部にプラグ2を受け入れる
開口部を有し、リセプタクル3の側面及び底部を構成す
るリセプタクルハウジング22内にスライドフレーム2
3が配置され、このスライドフレーム23はその側壁の
凹部上面79がリセプタクルハウジング22の側壁内側
に設けられたスライドフレーム案内ローラ69に案内さ
れて横方向に移動可能に配置されている。シャッター6
はほぼ矩形の薄板により形成されている外側の2枚の第
1シャッター部品19と内側の2枚の第2シャッター部
品20により構成されており、リセプタクルハウジング
22内への防塵機能とリセプタクル内の接触部46に対
する保護機能を有する。スライドフレーム23の側壁内
側にはプラグハウジング51の案内溝10と組合わされ
てプラグ2の移動方向を規制するサイドローラ32が取
付けられている。
【0037】図7にリセプタクル3を左上方から見た図
を示す。スライドフレーム23の端部には2つのフック
ストッパ18により回転可能に取付けられた2つのフッ
ク17が配置され、フック17の下側先端部はそれぞれ
第1のシャッター部品19の切り欠き部80において第
1のシャッター部品19の下側に入り込み、各フック1
7が回転しその下側先端部が開くと切り欠き部80は上
方に持ち上りシャッター6が開くようになる。
【0038】図8はリセプタクル3を下方から見た外形
を示す斜視図である。リセプタクル3は、複数のインシ
ュレータモジュール45(図12参照)を収容するリセ
プタクルハウジング22と、複数のインシュレータモジ
ュール45がその上部に配置され、インシュレータモジ
ュール45の複数の下部接触部47と電気的に接触する
複数のパッドを有し(図示せず)、外部の電子装置に取
付けられ、外部電子装置又はケーブル等と電気的導通が
取られる下部基板としてのリセプタクル回路基板21
と、この回路基板21をリセプタクルハウジング22に
固定するための固定部材であるスティフナ35を有す
る。リセプタクル回路基板21はリセプタクル側の電子
機器又は配線ケーブルと電気的に接続される。また、リ
セプタクル側の電子機器の印刷回路基板の一部であって
も良い。
【0039】図9にリセプタクル3の平面図と側面図お
よび所定の部分の断面図を示す。図9(A)は平面図で
あり、図9(B)はX−X’における断面図であり、図
9(C)はY−Y’における断面図であり、図9(D)
はZ−Z’における断面図である。図9(G)は側面図
であり、図9(E)はV−V’における断面図であり、
図9(F)はW−W’における断面図である。
【0040】スライドフレーム23のフレーム側壁には
例えば螺子58によりロックプレート28が取付けられ
ている。ロックプレート28は弾性を有する金属薄板に
より形成され、スライドフレーム23の相対する側部の
内側に、対向する突出部81を形成する。各突出部81
によりプラグハウジング51の側壁に設けられた凹部6
6のプラグ保持斜面13を弾性的に把持してプラグ2を
ロックし、プラグ2がリセプタクル3から抜け出ること
を防止する。プラグ2に引抜き力が付勢されることによ
り、突出部81の弾性力に打ち克ってプラグ2の引抜き
が可能となり、ロックプレート28によるロックを解除
する。
【0041】リセプタクル3の底部に設けられた支持部
材82とリセプタクル3の側壁間に設けられたシャフト
83にラッチ39が回転可能に取付けられている。そし
て図9(D)に示すように、ラッチ39にはスプリング
55が取付けられ、ラッチ39を左回り回転する力を加
えている。このため、プラグ2が挿入されていない状態
では、一度カム38の作用によりスライドフレーム23
が左方向に移動した後は、ラッチ39がスライドフレー
ム23の肉厚部54と当接しスライドフレーム23が右
方向に移動するのを阻止する。
【0042】図10はリセプタクル3を構成する各部品
を示す部品分解図である。スライドフレーム23には、
カムシャフト4及びカム38を受けるベアリングカム3
6が配置され、そしてプラグ2とリセプタクル3の電気
的接続を解除したときにプラグ2をリセプタクル3に保
持させるロックプレート28が配置され、さらにシャッ
ター部品19,20がスライドフレーム23に設けられ
たシャッター部品を係止する貫通孔であるシャッター部
品係止穴24にてシャフトを通して組込まれ、更に嵌合
の際、プラグ2を引き込む為のサイドローラ32がサイ
ドローラストッパ33により4ヶ所で圧入固定され、ス
ライドフレーム組立体が形成される。
【0043】上記スライドフレーム組立体はリセプタク
ルハウジング22とスライドフレーム案内ローラ69に
挟み込まれた状態でリセプタクルハウジング22内に組
込まれ、リセプタクルハウジング22の中をスライド移
動出来る構造となる。
【0044】プラグ2とリセプタクル3の嵌合の際、プ
ラグ2をリセプタクル3の定位置に保持する作用を行う
プラグホルダ43は摩擦力低減を目的とするローラ42
を組込んだ状態でリセプタクルハウジング22に固定さ
れる。
【0045】プッシュスプリング44は上記スライドフ
レーム組立体を図10において右方向に常に押し込む目
的でリセプタクルハウジング22に組込まれる。しか
し、プラグ2が挿入される前は、同じくリセプタクルハ
ウジング22に組込まれたラッチ39によりスライドフ
レーム組立体が左側定位置に保持されているため、プッ
シュスプリング44はバネ力を貯えられた状態で組込ま
れる状態となる。
【0046】ラッチ39には摩擦力低減用のラッチロー
ラ40が組込まれており、リセプタクルハウジング22
の底部に配置された支持部材82とリセプタクルハウジ
ング22の側壁との間にシャフト(図示せず)にて回転
可能に組込まれた構造となる。このラッチ39にはスプ
リング55のバネ力により常に定位置(図9(D)参
照)に戻る力が働いている。
【0047】プラグ2がリセプタクル3に挿入されたと
きシャッター6を開口させるフック17はフックストッ
パ34にてスライドフレーム23に固定される。
【0048】カムユニットカバー37は同部品37に設
けられた貫通穴41にカムシャフト4を通しリセプタク
ルハウジング22にネジ止めされる。
【0049】リセプタクルハウジング22の底部に設け
られた複数の長方形のスリット12には各インシュレー
タ48に複数の接触要素59(図13参照)が組込まれ
た複数のインシュレータモジュール45が圧入により組
込まれる。
【0050】リセプタクル回路基板21は上記組立られ
たリセプタクル3とスティフナ35に挟み込まれ6ヶ所
をネジ止めして締め込まれる。この際インシュレータモ
ジュール45に組込まれた金属接触片61の下部接触部
47はリセプタクル回路基板21に設けられた接触用パ
ッドと所定の接触圧力が印加されて接触し、金属接触片
61と接触用パッドとの間に電気的な導通が得られるこ
とになる。
【0051】図11にシャッター6が閉じた状態で取付
けられているスライドフレーム23を示す。シャッター
6は互いに開閉する一対の外側の第1のシャッター部品
19と内側の第2のシャッター部品20の組合せにより
折りたたみ式開閉シャッターとして構成されている。第
1のシャッター部品19と第2のシャッター部品20は
シャッター部品結合部27において回転可能に組合わさ
れており、そして第1のシャッター部品19の外側縁部
はスライドフレーム23の脚部26に形成された貫通孔
よりなるシャッター部品係止穴24にシャフト25を介
して回転可能に取付けられている。
【0052】図12にインシュレータモジュール45の
構造を示す。図12(A)は外形を示す斜視図であり、
例えばプラスチック等で形成された絶縁部材であるイン
シュレータ48内に34個の金属接触片61が向きを変
えて交互に配置されている。図12(B)は平面図であ
り、プラグ2の回路基板9の接触パッド76と接触し電
気的に結合する上部接触部46が示されている。図12
(C)は正面図であり、金属接触片61の上部接触部4
6及び下部接触部47がインシュレータ48から突出す
るように配置されている。図12(D)は下面図であ
り、リセプタクル3を構成するリセプタクル回路基板2
1の表面に形成された接触パッドと接触し電気的に結合
する下部接触部47が示されている。図12(E)は側
面図であり、図12(F)は図12(C)のX−X’の
断面図である。
【0053】図13にインシュレータモジュール45を
構成する接触要素59の一例を示す。プラスチック材料
によりモールド成形された絶縁部材84の溝60内に、
上部接触部46及び下部接触部47が突出するように金
属接触片61を嵌め込んで接触要素59を形成する。
【0054】なお、特に配線相互間のクロストーク等を
防止するため、接触要素59を電気的にシールドする必
要がある場合は、接触要素59を金属材料で構成される
シールド部品62の中に差込み、シールド可能な接触要
素64を形成し使用することができる。シールド部品6
2には接地端子63を設けることで、共通の金属性接地
部材(図示されていない)と接触させシールドをより完
全に行うことが可能となる。
【0055】図14にプラグ回路基板9の一例を示す。
図14(A)はリセプタクル3に配置された複数のイン
シュレータモジュール45の上部接触部46と接触する
複数の接触パッド76を有する下部接触面75を示す。
図14(C)は図14(A)のX部分の拡大図である。
図14(D)は上記接触面75と相対するケーブル芯線
等が結合パッド78に半田付けされる上部面77を示
す。接触パッド76と結合パッド78とは例えばスルー
ホール等を介してプラグ回路基板9内で相互接続され
る。
【0056】以下上記一実施態様により構成された多芯
コネクタの動作概要について説明する。 1)プラグ2の挿入及びプラグ2とリセプタクル3との
嵌合 図15はプラグ2をリセプタクル3に挿入開始した時点
での第1の状態を示す。図15(A)は図15(C)の
X−X’における断面図である。図15(B)及び図1
5(C)は図15(A)のそれぞれY−Y’及びZ−
Z’における断面図である。図15(D)及び図15
(E)は図15(B)のそれぞれU−U’及びV−V’
における断面図である。
【0057】プラグ2をリセプタクル3に挿入していく
とプラグ2に設けた突起8がリセプタクル3のフック1
7を持ち上げ、フック17によりシャッター6を開口さ
せる。
【0058】図16はシャッター6が途中まで開口した
した時点である第2の状態を示す。図16(A)は図1
6(C)のX−X’における断面図である。図16
(B)及び図16(C)は図16(A)のそれぞれY−
Y’及びZ−Z’における断面図である。図16(D)
及び図16(E)は図16(B)のそれぞれU−U’及
びV−V’における断面図である。シャッター6の一対
の第1のシャッター部品19と第2のシャッター部品2
0はシャッター結合シャフト53によりそれぞれ回転可
能に結合されており、突起8が挿入されてフック17の
先端部が開くことにより持ち上げられて中央部から開き
始める。
【0059】図17はシャッター6が完全に開口したし
た時点である第3の状態を示す。図17(A)は図17
(C)のX−X’における断面図である。図17(B)
及び図17(C)は図17(A)のそれぞれY−Y’及
びZ−Z’における断面図である。図17(D)及び図
17(E)は図17(B)のそれぞれU−U’及びV−
V’における断面図である。一対の第1のシャッター部
品19と第2シャッター部品20とは完全に折り畳まれ
てリセプタクル3の側壁に沿って配置されるようにな
り、プラグ2の挿入が可能となる。リセプタクル3に設
けられているサイドローラ32はプラグ2の側壁70に
形成された案内溝10の縦方向部分71に沿って移動
し、プラグ2は垂直に挿入される。
【0060】プラグ2の挿入を続けていくと、プラグ2
の先端に設けられている突起14が、バネ力で保持され
ているリセプタクル3に設けられているラッチ39に突
き当たる。図18はこの時点での第4の状態を示してい
る。図18(A)は図18(C)のX−X’における断
面図である。図18(B)及び図18(C)は図18
(A)のそれぞれY−Y’及びZ−Z’における断面図
である。図18(D)及び図18(E)は図18(B)
のそれぞれU−U’及びV−V’における断面図であ
る。サイドローラ32は案内溝10の縦方向部分71の
ほぼ上端に達する。
【0061】プラグ2を更に挿入していくとプラグ2の
突起14がラッチ39の一端を下方に押し込み、ラッチ
39をラッチローラ40の回りで右回り回転させる。こ
れにより、ラッチ39の多端を上方にスライドフレーム
23の下部の肉厚部54を超えて移動させ、所定位置に
保持されているスライドフレーム23の保持が解除され
る。図19はこの時点での第5の状態を示している。図
19(A)は図19(C)のX−X’における断面図で
ある。図19(B)及び図19(C)は図19(A)の
それぞれY−Y’及びZ−Z’における断面図である。
図19(D)及び図19(E)は図19(B)のそれぞ
れU−U’及びV−V’における断面図である。
【0062】ラッチの解除により、それまで貯められて
いたプッシュスプリング44のバネ力が開放され、スラ
イドフレーム23を強力な力で右方向に移動させる。ス
ライドフレーム23の移動により同フレームの内側両サ
イドに取付けられているサイドローラ32がプラグ2の
側面に設けられた案内溝10の横方向部分72に入り込
み、プラグ2はリセプタクル3に引き込まれていく。こ
のとき、プラグ回路基板9の接触パッド76とインシュ
レータモジュール45の上部接触部46が接触し、電気
的な接続が得られる。図20はこの時点で第6の状態を
示している。図20(A)は図20(C)のX−X’に
おける断面図である。図20(B)及び図20(C)は
図20(A)のそれぞれY−Y’及びZ−Z’における
断面図である。図20(D)及び図20(E)は図20
(B)のそれぞれU−U’及びV−V’における断面図
である。
【0063】2)リセプタクル3からプラグ2の取り出
し プラグ2の取り出しは、ハンドル5を使用してカムシャ
フト4を時計回りに90゜回転させることにより行う。
カムシャフト4の回転と共に同シャフトに設けられたカ
ム38がベアリングカム36を介してスライドフレーム
23をプッシュスプリング44のバネ力に打ち克って嵌
合時と逆方向(例えば図20においては左側)に押し戻
す。するとスライドフレーム23のサイドローラ32が
プラグ側壁の案内溝10の引き込みを解除し、スプリン
グ55(図9(D)参照)のバネ力により上方に付勢さ
れプラグ2は押し出される。
【0064】このときプラグ2はスライドフレーム23
内側両サイドに設けたロックプレート28のプラグ保持
斜面13に保持され仮ロックの状態となる。プラグ2を
リセプタクル3から離脱させるためにはプラグ2に力を
加えて外方向に引出すことでロックプレート28がプラ
グ2のプラグ保持斜面13に乗り上げることによりロッ
クプレート28が撓みプラグ2を取出すことが可能とな
る。
【0065】図21〜図27に本発明に関する他の実施
の態様を示す。上記実施の態様におけるシャッタ6は、
シャッター自身が金属接触片保持部材45の金属接触片
61を保護する機能と防塵機能を兼ねている。しかし以
下に示す実施の態様においてはシャッターは防塵機能の
みを有し、金属接触片61を保護する機能は、プラグ2
が挿入されることによりプラグ2の下端部により押され
て金属接触片61の上部接触部46より下方に下降し接
触部の保護が解除されるスリット付きプレート88によ
り行う。シャッターに関係する以下に説明する部分以外
の構造は上記実施の態様の構造と同等である。
【0066】図21はシャッターが閉じた状態にあるリ
セプタクル3を示す。シャッターはリセプタクルハウジ
ング22の開口部を覆うようにそれぞれ取付けられた一
対のシャッター部品85からなる。図23に示すように
リセプタクルハウジング内のスライドフレーム23にシ
ャッタ回転軸89が取付けられ、シャッター部品85は
この回転軸89を中心に回転可能に取付けられ、側壁8
6の内側とシャッタ部品85の下面をそれぞれ付勢する
第1のトーションスプリング(図示されていない)によ
って常に上方に回転するように付勢されている。さらに
リセプタクルハウジングにはシャッター部品85が図2
1に示す水平位置から上方に回転できないように適切な
位置に回転阻止手段(図示されていない)が形成されて
おり、プラグ2が挿入されていない状態では、シャッタ
ーは定位置即ち水平位置に保たれている。
【0067】シャッター部品85が下方に回転し、シャ
ッターが開いた状態を図22に示す。通常シャッタを開
く操作はプラグ2の挿入により行なわれるが、この構造
においては必要があれば例えば指等で開くことができ
る。従って、指その他の外部部材によりシャッターが不
本意に開放され、リセプタクルハウジング22の下部に
設けられた金属接触片61に指その他の外部部材が接触
して金属接触片61の表面が汚染または損傷するおそれ
がある。これを防止するため、プラグ2が挿入された場
合を除き、金属接触片61の上部に位置してこれを保護
する保護部材としてのスリット付きプレート88を配置
するのが望ましい。
【0068】図23にこの実施の態様に係るプラグ2と
リセプタクル3の断面図を示す。プラグ2がリセプタク
ル3に挿入される前の状態を示す。シャッター部品85
はスライドフレームの側壁23に取付けられシャッタ回
転軸89に回転可能に取付けられている。そしてシャッ
ター部品85は、図示されていない回転阻止手段によ
り、常に付勢されている上方への回転力が規制されて、
水平位置に保持されている。
【0069】スリット付きプレート88は一般に金属製
のプレート枠部分92とモールドにより一体に形成され
ている。このスリット付きプレート88は例えば圧縮ス
プリング(図示されていない)によって常に上方に付勢
されており、リセプタクルハウジング22の所定の位置
に形成された図示されていない上方移動阻止手段により
上方の移動が制限されている。図23の位置はスリット
付きプレート88がこの制限された停止位置にある状態
を示している。このため、図27に示すようにプラグ2
の下端部94に押されて下方に移動しない限り、金属接
触片61の上方に位置して金属接触片61の汚染や損傷
を防止する。
【0070】リセプタクルハウジング22にはさらに、
フック90がリセプタクルハウジング22内のスライド
フレーム23に取付けられたフック回転軸91を中心に
回転可能に取付けられている。ここでフック90は第2
のトーションスプリング(図示されていない)によって
常時リセプタクルハウジング22の内側に回転するよう
に付勢されている。図23に示すようにプラグが挿入さ
れていない状態では、プレート枠部分92により内側へ
の移動が制限される。一方、プレート枠部分92はフッ
ク90に形成された横方向に突出するストッパー96に
より下方への移動が制限される。
【0071】図24はプラグ2がリセプタクル3内に挿
入を開始した状態を示す。プラグ2はその下部側面に形
成されたテーパー部52に案内されて、容易にリセプタ
クル3内に挿入できる。プラグ側壁の下端部94がシャ
ッター部品の表面に形成されたリブ87を介してシャッ
タを下方に回転させることによりシャッタを開く。
【0072】図25はプラグ2の挿入によりシャッタが
完全に開き、シャッタ部品85がリセプタクルハウジン
グ22の側壁の方に押し付けられた状態を示す。シャッ
タ部品85の移動により、フックの先端部93はシャッ
タ部品85の裏面95により押されて横方向に回転して
移動する。フックの先端部93の回転、移動に伴いスト
ッパー96もリセプタクル3の側壁の方に向かって横方
向に移動する。このストッパー96の横方向の移動によ
り、プレート枠部分92に対する下方への移動の制限が
解除され、スリット付きプレート88は下方へ移動可能
となる。
【0073】図26はスリット付きプレート88が下方
へ移動可能となることにより、さらにプラグ2が挿入さ
れた状態を示す。
【0074】図27はプラグ2の挿入が完了して、プラ
グ2がリセプタクル3に嵌合し、プラグ回路基板9の接
触パッド76がリセプタクル3の金属接触片保持部材4
5の金属接触片61と接触した状態を示す。
【0075】多芯コネクタの使用が終了しプラグ2が引
抜かれると、シャッター部品85、スリット付きプレー
ト88およびフック90は、それぞれのスプリングによ
りそれぞれ付勢され、シャッター部品85は定位置即ち
水平位置に、スリット付きプレート88は停止位置に、
フック90はプレート枠部分92より内側への移動が制
限された位置に戻る。
【0076】
【発明の効果】本発明によればケーブル等の芯数が増加
しても、芯数数の増加にともなって嵌合時の回転トルク
が大きくなるという問題点を解決できる。またコンタク
トピッチをさらに小さくすることが可能となる。さら
に、クロストークノイズを防止し電気的特性がより優れ
ている多芯コネクタを形成することが可能となり、また
図28に示す従来例と比較しリセプタクルの接触端子を
半田実装する必要がないため半田付け工程で実装コスト
及び設備費等の負担を軽減できる。さらに、プラグがリ
セプタクルに仮止めされるので、プラグを人手により常
時固定した状態でプラグの嵌合、離脱を行わなくともプ
ラグが脱落してしまうということがない。
【0077】また、プラグのバックシェルの形状を使用
の態様に応じて使用者側において自由に設計可能とな
り、バックシェル高さが高くなっても容易にプラグを引
抜くことが可能となる。また、シャッター構造を設置す
ることによりセプタクルの開口部から砂塵等が容易にリ
セプタクル内に入り込むという問題が解消でき、折り畳
み式のシャッターを用いることでリセプタクルハウジン
グの高さを低減し、さらに、プラグ基板の下面が保護カ
バーにより保護されるので、プラグ基板の下面を損傷さ
せる可能性が著しく低くなる。また不使用時にはスリッ
ト付きプレートをリセプタクル内の金属接触片の上部に
配置することにより不用意な接触による金属接触片の汚
染や損傷が回避できる。
【0078】さらに、プラグをリセプタクルに挿入し電
気接続を行う場合、プラグをリセプタクルに押し込むと
いう1つの動作だけで自動的に電気的接続までを完了さ
せることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多芯コネクタの外形を示す斜視図であ
る。
【図2】多芯コネクタを構成するプラグ2およびリセプ
タクル3の外形を示す図である。
【図3】図1のプラグを左下方から見た図を示す。
【図4】図1のプラグを右下方から見た図を示す。
【図5】プラグの部品構成の一例を示す図である。
【図6】図1のリセプタクルを右上方から見た斜視図で
ある。
【図7】図1のリセプタクルを左上方から見た斜視図で
ある。
【図8】図1リセプタクルを下方から見た斜視図であ
る。
【図9】リセプタクルの断面図である。
【図10】リセプタクルの部品構成を示す図である。
【図11】リセプタクルの部品であるスライドフレーム
23を示す図である。
【図12】インシュレータモジュール45を示す図であ
る。
【図13】インシュレータモジュール内に配置される接
触要素59を示す図である。
【図14】プラグ回路基板9を示す図である。
【図15】プラグ2がリセプタクルに挿入された第1の
状態における本発明の多芯コネクタの断面図である。
【図16】プラグ2がリセプタクルに挿入された第2の
状態における本発明の多芯コネクタの断面図である。
【図17】プラグ2がリセプタクルに挿入された第3の
状態における本発明の多芯コネクタの断面図である。
【図18】プラグ2がリセプタクルに挿入された第4状
態における本発明の多芯コネクタの断面図である。
【図19】プラグ2がリセプタクルに挿入された第5の
状態における本発明の多芯コネクタの断面図である。
【図20】プラグ2がリセプタクルに挿入された第6の
状態における本発明の多芯コネクタの断面図である。
【図21】他の実施の態様において、シャッターが閉じ
た状態にあるリセプタクルを示す図である。
【図22】図21のリセプタクルにおいて、シャッター
が開いた状態を示す図である。
【図23】図21のリセプタクルにおいて、嵌合前のプ
ラグとリセプタクルの断面を示す図である。
【図24】図23のプラグとリセプタクルにおいて、プ
ラグがリセプタクル内に挿入を開始した状態の断面を示
す図である。
【図25】プラグがリセプタクルに挿入され、シャッタ
ーを押し広げた状態の断面を示す図である。
【図26】プラグがリセプタクルに挿入され、プラグの
下端部がプレート枠部を押し下げている状態の断面を示
す図である。
【図27】プラグがリセプタクルに嵌合し、プラグ回路
基板の接触パッドがリセプタクルの金属接触片保持部材
の金属接触片と接触した状態の断面を示す図である。
【図28】従来の多芯コネクタを一部断面により示す図
である。
【図29】先願に係る多芯コネクタを示す図である。
【符号の説明】
1…多芯コネクタ 2…プラグ 3…リセプタクル 4…カムシャフト 5…ハンドル 6…シャッター 7…ケーブル挿入部 8…突起 9…プラグ回路基板 10…案内溝 11…保護カバー 12…スリット 13…プラグ保持斜面 14…突起 15…接触パッド面 16…ケーブル結合面 17…フック 18…フックストッパ 19、20…シャッター部品 21…リセプタクル回路基板 22…リセプタクルハウジング 23…スライドフレーム 24…シャッター部品係止穴(貫通孔) 25…シャフト 26…脚部 27…シャッター部品結合部 28…ロックプレート 29…凸部 30…凹部 31…シャッター部品係止穴 32…サイドローラ 33…サイドローラストッパ 34…フックストッパ 35…スティフナ 36…ベアリングカム 37…カムユニットカバー 38…カム 39…ラッチ 40…ラッチローラ 41…貫通孔 42…ローラ 43…プラグホルダ 44…プッシュスプリング 45…インシュレータモジュール(金属接触片保持部
材) 46…上部接触部 47…下部接触部 48…インシュレータ 49…テーパ部 50…バックシェル 51…プラグハウジング 52…テーパ部 53…シャッター結合シャフト 54…肉厚部 55…スプリング 56…回転方向 57…ラッチスプリング 58…螺子 59…接触要素 60…溝 61…金属接触片 62…シールド部品 63…接地端子 64…シールド可能な接触要素 65…案内溝 66…凹部 67…案内部材 68…内壁 69…スライドフレーム案内ローラ 70…側壁 71…縦方向部分 72…横方向部分 73…下部面 74…角穴 75…接触面 76…接触パッド 77…上部面 78…結合パッド 79…凹部上面 80…切り欠き部 81…突出部 82…支持部材 83…シャフト 84…絶縁部材 85…シャッター部品 86…ハウジング側壁 87…リブ 88…スリット付きプレート 89…シャッター回転軸 90…フック 91…フック回転軸 92…プレート枠部分 93…フック先端部 94…下端部 95…裏面 96…ストッパー 100…多芯コネクタ 101…プラグ 102…リセプタクル 103…カムシャフト 104…カム 105…アクチュータ 106、107…コンタクト 108…コンタクトピン 109…コンタクト端子 110…端子 200…多芯コネクタ 201…プラグ 202…リセプタクル 203…リリースレバー 204…フック 205…傾斜面 206…上部突起 207…下部突起 208…バックシェル 209…段差部 210…プラグ基板 211…リセプタクル接触端子
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Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の芯線を含む電気ケーブルが導入さ
    れるプラグハウジングと前記プラグハウジングの底部に
    取付けられた基板とを有するプラグと、 ここで、前記基板の上面には前記電気ケーブルの複数の
    芯線とそれぞれ接続される複数の結合パッドが配列さ
    れ、下面には前記複数の結合パッドにそれぞれ対応し前
    記基板内を通る金属配線を介してそれぞれ電気的に接続
    される複数の接触パッドが配列されており、 その上部に前記プラグが挿入される開口部を有し、その
    下部に複数の金属接触片が配置された金属接触片保持部
    材とを有するリセプタクルハウジングを含むリセプタク
    ルとを具備することを特徴とする多芯コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記リセプタクルは前記リセプタクルハ
    ウジング内に前記プラグが挿入されていない場合には閉
    じて前記金属接触片の上部を蔽い、前記プラグが挿入さ
    れる場合には前記プラグの付勢により開いて前記プラグ
    の前記接触パッドと前記金属接触片との接触を可能とす
    る前記金属接触片の上部に配置されたシャッターを有
    し、 前記シャッターは複数のシャッター部品から構成される
    折りたたみ式開閉シャッターであることを特徴とする請
    求項1記載の多芯コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記リセプタクルは前記プラグが挿入さ
    れていない場合には前記リセプタクルハウジングの開口
    部を覆うようにそれぞれ取付けられた一対のシャッター
    部品を含み、前記プラグが挿入された場合には前記一対
    のシャッター部品は前記プラグの付勢により開いて前記
    プラグの前記接触パッドと前記金属接触片との接触を可
    能とすることを特徴とする請求項1記載の多芯コネク
    タ。
  4. 【請求項4】 前記リセプタクルは前記プラグが挿入さ
    れていない場合には前記金属接触片の上部に位置し前記
    プラグが挿入された場合には前記プラグの付勢により前
    記金属接触片の上部接触部より下方に移動して、前記プ
    ラグの前記接触パッドと前記金属接触片との接触を可能
    とするスリット付きプレートを具備することを特徴とす
    る請求項3記載の多芯コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記リセプタクルハウジング内に前記リ
    セプタクルハウジング内に挿入される前記プラグを収容
    し前記リセプタクルハウジング及び前記プラグに対して
    相対移動可能なスライドフレームと、前記プラグが収容
    された場合に前記スライドフレームを横方向に駆動する
    手段を設け、 前記駆動手段により前記スライドフレームが横方向に付
    勢されて移動するとき、前記プラグの側壁外側に設けら
    れた案内溝を前記スライドフレームの側壁内側に設けら
    れた案内ローラが前記プラグを押し下げるようにして横
    方向に移動することにより前記プラグをさらに下方に移
    動させ、前記基板の前記接触パッドを対応するそれぞれ
    の前記金属接触片に接触させることを特徴とする請求項
    1乃至4の何れか1項に記載の多芯コネクタ。
  6. 【請求項6】 前記スライドフレームの相対する側部の
    内側に、対向する突出部を有する弾性部材からなるロッ
    クプレートをそれぞれ配置し、前記ロックプレートの各
    突出部により前記プラグの側壁に設けられた凹部の一部
    を弾性的に押付けて前記プラグを前記リセプタクル内に
    ロックし前記プラグが前記リセプタクルから抜け出るこ
    とを防止し、前記プラグに引抜き力が付勢されることに
    より前記突出部が弾性的に変形して前記プラグのロック
    を解除し前記プラグの引抜きを可能とすることを特徴と
    する請求項5に記載の多芯コネクタ。
  7. 【請求項7】 前記プラグの前記基板の下部に、前記リ
    セプタクルの前記金属接触片が突出して前記基板の前記
    接触パッドと接触可能とするスリットを有する保護カバ
    ーを設けたことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1
    項に記載の多芯コネクタ。
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