JP2001217039A - 多芯コネクタ - Google Patents

多芯コネクタ

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JP2001217039A
JP2001217039A JP2000022820A JP2000022820A JP2001217039A JP 2001217039 A JP2001217039 A JP 2001217039A JP 2000022820 A JP2000022820 A JP 2000022820A JP 2000022820 A JP2000022820 A JP 2000022820A JP 2001217039 A JP2001217039 A JP 2001217039A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多芯コネクタのコンタクト数を増加する。 【解決手段】 プラグハウジング(13)と、接触パッドが
形成された基板(10)とを有するプラグ(2)と、プラグが
挿入される開口を有するリセプタクルハウジング(16)
と、複数の金属接触片(64)を有する金属接触片保持部
と、リセプタクルハウジング(16)に配置されたプラグ駆
動手段(34)とを有するリセプタクル(3)とを具備し、プ
ラグハウジング(16)の外側側壁に第1の案内部分(9)
が、リセプタクルハウジング(16)の内側側壁に第2の案
内部分(24)が形成されており、プラグ(2)がプラグ駆動
手段(34)により付勢されることにより、第1および第2
の案内部材(9,24)に案内されて複数の接触パッドがそれ
ぞれ所定の金属接触片(64)と接触するように嵌合する多
芯コネクタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多数の電気配線によ
り互いに接続される電子機器の相互の電気配線の結合に
使用される多芯コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】医療機器(例えば超音波診断装置)をは
じめ、コンピュータ、通信機器、センサー装置など、高
機能電子機器においては送受信すべき信号が多様化複雑
化し、このため、入出力間、送受信ケーブル間、ケーブ
ルと電子機器間の回路接続は多芯化の傾向にある。これ
に伴い、多芯コネクタについて、より多芯化、小型化、
高密度器化、そして高信頼性化が要求されるようになっ
てきた。多芯コネクタとしては、多数のコンタクト部間
の接続を必要とするにもかかわらず、コネクタの接続お
よび引抜き時の挿抜力が極めて小さく、しかもコンタク
ト部の摩耗の少ない長寿命のコネクタの供給が望まれて
いる。
【0003】従来の多芯コネクタ100の一例を図16
に示す。この多芯コネクタ100は接続すべき2つの電
子機器の一方の電子機器(図示せず)に接続されるプラ
グ101と他方の電子機器(図示せず)に接続されるリ
セプタクル102により構成されている。接続する場合
はプラグ101をリセプタクル102に挿入して(ゼロ
インサーションフォース)両者を結合した後、ハンドル
(図示せず)を回転することでプラグ中央部に設けられ
ているカムシャフト103を回転させる。この処理によ
り、カムシャフト103に設けられたカム104の作用
でアクチュータ105をスライド移動させ、コンタクト
ピン108の先端部に形成されたコンタクト106をリ
セプタクル102のコンタクト107の方に接触するよ
うに弾性的に変位させることで、プラグ101のコンタ
クト106を対応するリセプタクル102のコンタクト
107に圧接することにより両者を電気的に接続する。
また、カムシャフト103の回転により、ロックが生
じ、プラグ101とリセプタクル102は確実に固定さ
れる。
【0004】この場合、芯数が増えるとカムシャフト1
03の嵌合時の回転トルクが大きくなってしまうという
問題点を有していた。
【0005】例えば、超音波装置において装置本体と超
音波センサーの信号ケーブルとの接続にこのコネクタを
使用する者は、超音波装置の回路基板(図示せず)にリ
セプタクル102を半田実装し、そのリセプタクル10
2へプラグ101を嵌合させて電気的接続を得る。
【0006】一方プラグ101にケーブルを配線する場
合はケーブル(図示せず)の芯線をコンタクト端子10
9へ圧着させるか、もしくはコンタクト端子109を回
路基板へ実装し、この回路基板の配線からケーブルを引
き出している。
【0007】また、配線間のクロストークノイズ対策と
して、コネクタ内の各コンタクト106を信号線とグラ
ンド線に交互に配置する等して信号線をクロストークか
ら保護している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図16に示す従来の構
造ではコンタクトピッチをさらに小さくすることができ
ず、配置可能なコンタクトの数には限度がある。このた
め将来生ずるであろう信号線をより増やしたいという市
場要求に応えられない。又、コネクタサイズは従来例と
して記載した図16に示すモデルと同程度で、更に電気
的特性(クロストークノイズの防止等)に優れているコ
ネクタが望まれている。
【0009】また図16に示すモデルは、リセプタクル
コンタクト102の端子110を半田実装しているた
め、この半田付け工程で実装コスト及び設備費等の負担
が大きい。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の多芯コネクタ
は、複数の芯線を含む電気ケーブルが導入されるプラグ
ハウジングと、プラグハウジングの底部に取付けられ相
対する第1および第2の面を有する第1の基板とを有す
るプラグと、ここで、基板の第1の面には電気ケーブル
の複数の芯線とそれぞれ接続される複数の接続パッドが
配列されており、第2の面には複数の接続パッドとそれ
ぞれ対応し、第1の基板内を通る金属配線を介してそれ
ぞれ電気的に接続される複数の接触パッドが配列されて
おり、プラグが挿入される開口を有するリセプタクルハ
ウジングと、リセプタクルハウジングに取付けられてい
る、複数の金属接触片を有する金属接触片保持部と、こ
こで金属接触片はリセプタクルハウジング内においてプ
ラグの第2の面に配置された接触パッドと接触すべき第
1の端部と、リセプタクルと接続される外部電子装置と
電気的に接続される第2の端部とを有し、リセプタクル
ハウジングに配置されたプラグ駆動手段とを有するリセ
プタクルとを具備し、プラグハウジングの外側側壁に第
1の案内部分が形成されており、リセプタクルハウジン
グの内側側壁にプラグがリセプタクルと嵌合されるとき
に、第1の案内部分と組合わされてプラグを固定位置に
案内する第2の案内部分が形成されており、プラグがリ
セプタクル内に挿入された後、プラグはプラグ駆動手段
により付勢されることにより第1および第2の案内部材
に案内されてリセプタクル内を移動し、複数の接触パッ
ドがそれぞれ所定の金属接触片の第1の端部と接触する
ように嵌合することを特徴とする多芯コネクタである。
【0011】さらに、本発明の多芯コネクタのリセプタ
クルハウジングはリセプタクルハウジングの底部に取付
けられた相対する第3および第4の面を有する第2の基
板を有し、第3の面には金属接触片の第2の端部とそれ
ぞれ接触する複数の接触パッドが形成され、第3の面の
接触パッドと接続された配線を介して外部電子装置と電
気的に接続される多芯コネクタである。
【0012】また、金属接触片保持部が、複数の金属接
触片が互いに絶縁されて整列している複数のインシュレ
ータモジュールを含んで構成されている多芯コネクタで
ある。
【0013】また、インシュレータモジュール内におい
て、それぞれの金属接触片がプラスチック材料を介して
金属シールド部品により取り巻かれるようにして配置さ
れている多芯コネクタである。
【0014】また、プラグがリセプタクルハウジングに
挿入される場合にはハウジング内側に向かって開き、プ
ラグが引抜かれた状態ではリセプタクルハウジングの上
部開口を閉じる、リセプタクルハウジングの側壁上端部
に設けられたシャッターを有する多芯コネクタである。
【0015】そして、第1の案内部材は突起部であり、
第2の案内部材は所定の回転軸の回りで回転するローラ
である多芯コネクタである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1は、
本発明に係る多芯コネクタ1の外形を示す斜視図であ
る。同図に示すように、本発明の多芯コネクタ1は、プ
ラグ2とリセプタクル3とを有する。リセプタクル3に
は、リセプタクル3に挿入されたプラグ2を固定位置に
横方向に移動させるカムシャフト4が取付けられ、カム
シャフト4の上部にはカムシャフト4を回転するための
ハンドル5が配置されている。
【0017】図2は、プラグ2の外形を示す。この多芯
コネクタ1を用いて接続されるケーブル(図示せず)は
ケーブル挿入部6からプラグ2内に挿入され、ケーブル
の各芯線はリセプタクル3との各接触部を有する基板、
すなわち印刷回路基板10(図3参照)の上部配線(図
示せず)にそれぞれ接続される。側壁7の所定の位置に
その上部面8が平坦な突起部9が設けられ、リセプタク
ル3に挿入後のプラグ2の横方向移動を案内すると共
に、プラグ2がリセプタクル3の所定位置に移動した
後、プラグ2が上方に抜けるのを防止する。
【0018】図3にプラグ2を下方から見た形状を示
す。プラグ2の底部には基板、例えば印刷回路基板10
が配置される。印刷回路基板10は望ましくは電気導通
のためのスルーホールを有する両面配線基板であり、そ
の上部配線の複数の各接続電極(図示せず)には接続さ
れるべきケーブルの芯線が例えば半田付け等により接続
され、下部配線はリセプタクル3の接触ピンと接触する
複数の接触パッド(図示せず)が形成されている。また
長手方向の端部には角穴11が設けられ、リセプタクル
3のローラ付きフックと組合わされる。
【0019】図4にプラグ2の部品構成の一例を示す。
プラグ2は、蓋部を構成するバックシェル12と、外部
からのケーブルおよび各芯線等を収容するプラグハウジ
ング13、および上面においてはケーブル等の各芯線が
接続され下面においてはリセプタクル3の複数の接触端
子と接触する複数の接触パッドを有する印刷回路基板1
0を有する。バックシェル12とプラグハウジング13
は四隅において螺子14により固定され、プラグハウジ
ング13と印刷回路基板10に関しても螺子15により
固定されている。バックシェル12はアルミニウム等の
金属またはエポキシ樹脂等の絶縁材料で形成することが
できるが、電磁遮蔽のためには金属を用いるのが好まし
い。プラグハウジング13はアルミニウム等の金属を用
いて形成される。印刷回路基板10には例えば多層配線
構成のガラスエポキシ基板を使用することができる。図
15に印刷回路基板10の一例を示す。図15(A)は
リセプタクル3の複数の接触端子と接触する複数の接触
パッド74を有する嵌合面を示す。図15(C)は図1
5(A)のX部分の拡大図である。図15(D)は嵌合面
と相対するケーブル芯線等が半田付けされる上面を示
す。
【0020】図5はリセプタクル3の外形を示す斜視図
である。リセプタクル3は複数のインシュレータモジュ
ール20(図6参照)を収容するリセプタクルハウジン
グ16と、接触端子を外部環境から保護するため、プラ
グ2が挿入される前はシャッタロックフック19により
水平に保持され、プラグ2が挿入されると内側に開くシ
ャッタ18、および複数のインシュレータモジュール2
0がその上部に配置されて、これらの接触端子群と電気
的に接触する複数の接触パッドを有し、外部の電子装置
に取付けられ外部電子装置と電気的導通が取られる基
板、例えば印刷回路基板17とを有する。
【0021】図6は、シャッタ18を開いた場合のリセ
プタクルハウジング16の内部構造を示す。印刷回路基
板17上に複数のスリット21が配列された枠部22が
配置されており、スリット21内にインシュレータモジ
ュール20が挿入されて印刷回路基板17の接触パッド
と接触している。プラグ2は挿入後ローラ付きフック2
3により支持されたプッシュローラ33によりリセプタ
クルハウジング16の側壁25に沿って水平に長手方向
に固定位置に向け駆動される。リセプタクルハウジング
16の側壁にはプラグを案内するサイドローラ24が設
けられており、固定位置にプラグ2を固定位置に移動さ
せるとき、このサイドローラ24の下側をプラグ側壁7
に設けられた突起部9が横方に固定位置まで移動する。
【0022】図7にリセプタクル3の部品構成図を示
す。アクチェートボックス30にはカムシャフト4の下
部に形成されたカム31を受けるベアリングカム32お
よび嵌合時にプラグ2を長手方向に押すための部品プッ
シュローラ33が組まれてアクチェートボックス組立部
すなわちプラグ駆動手段34を形成する。
【0023】シャッターロックボックス35にはシャッ
ター18をプラグ2の未嵌合時に常にロックする部品フ
ック36およびフック36を押し出す役割をするバネ3
7がカバー38によりネジ39により固定されている。
【0024】プラグ2の嵌合の際、プラグ2とリセプタ
クル3をアース接続させ、コネクタ1の電気的接続を解
除する際プラグ2を上方に押し出すリターンプレート4
0が、リセプタクルハウジング41の側壁の所定の高さ
に設けられた穴73に圧入されたリターンプレートスト
ッパ42と、リセプタクルハウジング41によって挟み
こまれ、バネ43により常に押し上げられている。
【0025】プラグ2の嵌合の際プラグ2を固定位置に
引込むためのサイドローラ24は、Eリング44により
リセプタクルハウジング41の側壁45に4ヶ所で固定
される。
【0026】上記アクチェートボックス30はリセプタ
クルハウジング41の長手方向端部に設けられた窪み4
6内でリセプタクルハウジング41に組込まれ、プラグ
2の固定位置への駆動前はバネ47により常にリセプタ
クルハウジング41の長手方向端部の内壁79に押し付
けられている。又、カムシャフト4はアクチェートボッ
クス30の開口部52及びハウジング41に設けられた
穴51を通してリセプタクルハウジング41の底部53
の下面でEリング50により固定される。
【0027】シャッターロックボックス35、バネ3
7、フック36、カバー38により構成されるシャッタ
ーボックス組立体54はシャッターロックボックス35
に設けられた穴55にカムシャフト4を通し、リセプタ
クルハウジング41の載置部57に2本のネジ56を用
いて固定されている。
【0028】シャッター18はリセプタクルハウジング
41の側壁上端部に設けられた穴58及びシャッター1
8の側部に設けられた穴59にシャフト60を通してリ
セプタクルハウジング41に取付られる。そしてトーシ
ョンバネ61にて常にシャッター18が閉じる方向に押
し上げられている。
【0029】更に、シャッター18は、シャッターロッ
クボックス35と組合わされバネ37によりシャッター
18の方に付勢されているフック36の溝62によりシ
ャッターが開かないようにロックされている。
【0030】リセプタクルハウジング41に設けられた
スリット21にはインシュレータ63に金属接触片64
が組込まれた複数の接触要素70を含む金属接触片イン
シュレータモジュール20が圧入により組込まれる。イ
ンシュレータモジュール20には複数の金属接触片64
が互いに絶縁されて整列、配置されている。
【0031】印刷回路基板17は上記で組立てれたリセ
プタクルハウジング41とスティフナ65に挟み込ま
れ、例えば6ヶ所をネジ止めされて締め込まれる。この
際インシュレータモジュール20に組込まれた金属接触
片64は、印刷回路基板17に設けられた接触用パッド
(図示せず)に、所定の接触力が印加されて接触し、電
気的な導通が得られることになる。
【0032】図12にインシュレータモジュール20を
構成する接触要素の一例を示す。プラスチック材料によ
りモールド成形されたインシュレータ63の溝68内に
金属接触片64を嵌め込んで接触要素70を形成する。
金属接触片64のシグナルコンタクト接点部81がプラ
グ2の基板10の下面に形成された接触パッドと接触す
る。
【0033】特に配線相互間のクロストーク等を防止す
るため、各接触要素を電気的にシールドする必要がある
場合は、金属材料によるシールド部品69を準備し、溝
68内に金属接触片64が配置されたインシュレータ6
3をシールド部品69の中に差込みシールド可能な接触
要素76を形成し、図14に示すようにシールド可能な
接触要素76を配列したインシュレータモジュール20
を形成し使用することができる。シールド部品69には
接地端子72を設けることで、共通の金属性接地部材
(図示されていない)とシールドプレートコンタクト接
点部80を接触させシールドをより完全に行うことが可
能となる。
【0034】図13はインシュレータモジュール20の
一実施態様を示す。枠部品71内に複数の接触要素を整
列して配置している。図13(A)はその外観を示す斜
視図である。図(F)は図(C)のA−Aにおける断面
図である。この実施例においては特に隣合うそれぞれの
接触要素は互いに逆向きに配置されている。このような
配置により、小型化するために各接触要素のピッチを小
さくした場合においても、通常接触片の接点より大きい
面積を必要とする印刷回路基板10,17の接触パッド
の配置が容易となる。
【0035】図14にはインシュレータモジュール20
の他の実施態様を示し、枠部品71内に複数のシールド
可能な接触要素70が配置されている。各金属接触片6
4は接地可能なシールド部品69によりそれぞれ取り囲
まれるようにして配置されている。
【0036】次に上記実施の態様の構成に基づく多芯コ
ネクタ1の動作の概要について説明する。 (1)挿入 プラグ2をリセプタクル3に挿入する。プラグ2をリセ
プタクル3に上方から挿入する際、シャッターロックボ
ックス35に組込まれたフック36を押し込む様に挿入
することにより、フック36がシャッターロックボック
ス35の方にスライド移動し、溝62内に差込まれてい
たシャッター18は溝62から開放され、シャッタ18
のロックは解除される。このためシャッタ18は下方に
開くことができるようになる。そのままプラグ2を挿入
をしていくと、ロックの解除されたシャッター18はプ
ラグ2に押し込まれ開いていき、突起部9がシャッタ1
8の表面に形成された案内部材67およびシャッタ18
に形成された穴75から突き出したサイドローラ24に
案内されてリターンプレート40に達する。挿入最終段
階にてプラグ2の端部の下側に設けられた角穴11がリ
セプタクル3に組込まれたアクチェートボックス30の
フック部66およびプッシュローラ33と組合わされ、
仮挿入完了となる。図8はこの状態を示す。そして図9
はこの状態における図8(D)の部分拡大断面図を示
す。
【0037】(2)嵌合 プラグ2とリセプタクル3の嵌合は、図10に示すよう
に、リセプタクル3のカムシャフト4を時計回り方向に
90゜回転させることにより行う。カムシャフト4を回
転させることによりカムシャフト4に設けられたカム3
1がアクチェートボックス30を図10に示すように右
方向に移動させる。これに伴いアクチェータボックス3
0のプッシュローラ33が押されて同方向にスライド移
動する。これに伴いプラグハウジング13もプッシュロ
ーラ33により右方向に付勢される。
【0038】図10(A)および(B)に示すように、
プラグハウジング13が右方向に付勢されると、プラグ
2の側面に設けられている突起部9がリセプタクル3に
取付けられているサイドローラ24の下部に潜り込み、
プラグ2はサイドローラ24により下方に押し付けられ
ながらリセプタクル3のリターンプレート40上を横方
向にそしてわずか斜め下方にスライドする。そして、図
10の(C)および(D)に示すようにプラグ2の印刷
回路基板10の下面が、リセプタクル3のインシュレー
タモジュール20にランディングする。
【0039】図10(D)の部分拡大図である図11に
示すように、このようにしてプラグ2に取付けられてい
る印刷回路基板10の下面に設けられた接触パッド(図
示せず)と、リセプタクル3のインシュレータモジュー
ル20の金属接触片64が接触し、プラグ2とリセプタ
クル3との電気的接続が得られる。又、接触の際、印刷
回路基板10がスライドすることにより印刷回路基板1
0の下面に設けられた接触パッドとリセプタクル3の金
属接触片64との間にワイピング効果が得られる。
【0040】これと同時にプラグ本体がリセプタクル3
のリターンプレート40と接触し、ハウジング同士の電
気的接続を行なう。これにより、EMI対策、すなわち
外部電気ノイズの遮蔽が可能となる。
【0041】(3)引き出し 引き出しは、シャフト4を反時計回りに90゜回転させ
る。カムシャフト4の回転と共にシャフト4に設けられ
たカム31がアクチェートボックス30を嵌合時と逆に
端部方向にスライド移動させてプラグ本体を引き戻す。
【0042】するとプラグ2も同時にスライド移動しプ
ラグ側面の突起部9がリセプタクル3のサイドローラ2
4からはずれ、これと同時にリターンプレート40の下
部のバネ43の反動によりプラグ2は元の位置に戻され
る。このときプラグ2の印刷回路基板10がインシュレ
ータモジュール20との接触を解かれて電気的接続が切
られることになる。
【0043】ここに記載された本発明の実施例は単なる
一例であり、本システムの実施例は多様に変形される事
が可能である。
【0044】
【発明の効果】以上説明した構造および動作により、こ
の発明の多芯コネクタによれば、従来の多芯コネクタに
比較して、次のような効果を奏する。
【0045】コンタクトピッチを狭くし、プラグ側接触
子を印刷回路基板のパッド面として形成することで、印
刷回路基板の全面を使うことができるためコネクタサイ
ズ(プラグ側のみ)を小さくすることが可能となる。
【0046】さらに、図14に示すような同軸タイプの
インシュレータモジュールを使用し、リセプタクルに配
置される各接触片を個々にシールド化させることで、コ
ネクタ内でのクロストークノイズを減少させることが可
能となる。又、コンタクト長を短くして電気伝達距離を
短くすることでノイズ対策の効果をあげることが可能と
なる。
【0047】また、リセプタクルを電子装置の回路基板
へネジ固定するのみで電気的接続が得られることで、使
用者側での半田実装工程を省くことが可能となる。
【0048】また、プラグとリセプタクルとの嵌合の
際、リセプタクルのサイドローラによる引き込みで電気
接触部をランディング接続させるため、多芯化において
も嵌合の際の回転トルク力の低減化が可能となる。
【0049】また、各接触片がモジュール化されること
によって、外部ケーブルとリセプタクル接触片との配線
接続をリセプタクルの印刷回路基板を介して行うことと
なるため、外部ケーブル芯線との半田付け等の接続処理
が容易となる。
【0050】また、リセプタクルの開口部にシャッター
を設けたことで、作業者がリセプタクル内の接触片に直
接手を触れる等のことがないため、接触片を汚れから保
護することができる。又、砂塵対策ともなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多芯コネクタの外形を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の多芯コネクタを構成するプラグの外形
を示す図である。
【図3】プラグを下方から見た図を示す。
【図4】プラグの部品構成の一例を示す図である。
【図5】本発明の多芯コネクタを構成するリセプタクル
の外形を示す斜視図である。
【図6】リセプタクルについて、シャッタを開いた場合
のリセプタクルハウジングの内部構造を示す図である。
【図7】リセプタクル3の部品構成図を示す図である。
【図8】プラグ2がリセプタクルに挿入された状態にお
ける本発明の多芯コネクタの断面図である。
【図9】図8の部分拡大図である。
【図10】プラグ2がリセプタクルに挿入された後、固
定位置に移動した状態における本発明の多芯コネクタの
断面図である。
【図11】図10の部分拡大図である。
【図12】接触要素を示す図である。
【図13】インシュレータモジュールの一実施態様を示
す図である。
【図14】インシュレータモジュールの他の実施態様を
示す図である。
【図15】印刷回路基板を示す図である。
【図16】従来の多芯コネクタを一部断面により示す図
である。
【符号の説明】
1…多芯コネクタ 2…プラグ 3…リセプタクル 4…カムシャフト 5…ハンドル 6…ケーブル挿入部 7…側壁 8…上部面 9…突起部 10.17…印刷回路基板 11…角穴 12…バックシェル 13…プラグハウジング 14、15…螺子 16…リセプタクルハウジング 18…シャッター 19…シャッタロックフック 20…インシュレータモジュール 21…スリット 22…枠部 23…挿入後ローラ付きフック 24…サイドローラ 25…側壁 30…アクチェートボックス 31…カム 32…ベアリングカム 33…プッシュローラ 34…プラグ駆動手段 35…シャッターロックボックス 36…部品フック 36…フック 37、47…バネ 38…カバー 39…ネジ 40…リターンプレート 41…リセプタクルハウジング 42…リターンプレートストッパ 43…バネ 44…Eリング 45…側壁 46…窪み 50…Eリング 51…穴 52…開口部 53…底部 54…シャッターボックス組立体 55…穴 56…ネジ 57…載置部 58…穴 59…穴 60…シャフト 61…トーションバネ 62…溝 63…インシュレータ 64…金属接触片 65…スティフナ 66…フック部 67…案内部材 68…溝 69…シールド部品 70…接触要素 71…枠部品 72…接地端子 73…穴 74…接触パッド 75…穴 76…シールド部品付接触要素 77…プラグ側接点部 78…リセプタ基板側接点部 79…内壁 80…シールドプレートコンタクト接点部 81…シグナルコンタクト接点部 100…多芯コネクタ 101…プラグ 102…リセプタクル 103…カムシャフト 104…カム 105…アクチュータ 106、107…コンタクト 108…コンタクトピン 109…コンタクト端子 110…端子
フロントページの続き Fターム(参考) 5E021 FA05 FA09 FA14 FA16 FB02 FB14 FC19 FC32 FC33 HB05 HC07 LA12 LA15 5E023 AA04 BB02 BB11 BB22 CC02 CC22 DD11 DD13 EE08 FF07 GG02 HH06 HH15 HH28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の芯線を含む電気ケーブルが導入さ
    れるプラグハウジングと、前記プラグハウジングの底部
    に取付けられ相対する第1および第2の面を有する第1
    の基板とを有するプラグと、 ここで、前記基板の第1の面には前記電気ケーブルの複
    数の芯線とそれぞれ接続される複数の接続パッドが配列
    されており、前記第2の面には前記複数の接続パッドと
    それぞれ対応し、前記第1の基板内を通る金属配線を介
    してそれぞれ電気的に接続される複数の接触パッドが配
    列されており、 前記プラグが挿入される開口を有するリセプタクルハウ
    ジングと、 前記リセプタクルハウジングに取付けられている、複数
    の金属接触片を有する金属接触片保持部と、ここで前記
    金属接触片は前記リセプタクルハウジング内において前
    記プラグの第2の面に配置された前記接触パッドと接触
    すべき第1の端部と、前記リセプタクルと接続される外
    部電子装置と電気的に接続される第2の端部とを有し、 前記リセプタクルハウジングに配置されたプラグ駆動手
    段とを有するリセプタクルとを具備し、 前記プラグハウジングの外側側壁に第1の案内部分が形
    成されており、 前記リセプタクルハウジングの内側側壁に前記プラグが
    前記リセプタクルと嵌合されるときに、前記第1の案内
    部分と組合わされて前記プラグを固定位置に案内する第
    2の案内部分が形成されており、 前記プラグが前記リセプタクル内に挿入された後、前記
    プラグは前記プラグ駆動手段により付勢されることによ
    り前記第1および第2の案内部材に案内されて前記リセ
    プタクル内を移動し、前記複数の接触パッドがそれぞれ
    所定の前記金属接触片の第1の端部と接触するように嵌
    合することを特徴とする多芯コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記リセプタクルハウジングは前記リセ
    プタクルハウジングの底部に取付けられた相対する第3
    および第4の面を有する第2の基板を有し、前記第3の
    面には前記金属接触片の前記第2の端部とそれぞれ接触
    する複数の接触パッドが形成され、前記第3の面の前記
    接触パッドと接続された配線を介して外部電子装置と電
    気的に接続されることを特徴とする請求項1記載の多芯
    コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記金属接触片保持部が、複数の前記金
    属接触片が互いに絶縁されて整列している複数のインシ
    ュレータモジュールを含んで構成されていることを特徴
    とする請求項1または2に記載の多芯コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記インシュレータモジュール内におい
    て、それぞれの前記金属接触片がプラスチック材料を介
    して金属シールド部品に取り巻かれるようにして配置さ
    れていることを特徴とする請求項3に記載の多芯コネク
    タ。
  5. 【請求項5】 前記プラグが前記リセプタクルハウジン
    グに挿入される場合にはハウジング内側に向かって開
    き、前記プラグが引抜かれた状態では前記リセプタクル
    ハウジングの上部開口を閉じる、前記リセプタクルハウ
    ジングの側壁上端部に設けられたシャッターを有するこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    多芯コネクタ。
  6. 【請求項6】 前記第1の案内部材は突起部であり、前
    記第2の案内部材は所定の回転軸の回りで回転するロー
    ラである請求項1乃至4のいずれか1項に記載の多芯コ
    ネクタ。
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