JP2001216525A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2001216525A
JP2001216525A JP2000028451A JP2000028451A JP2001216525A JP 2001216525 A JP2001216525 A JP 2001216525A JP 2000028451 A JP2000028451 A JP 2000028451A JP 2000028451 A JP2000028451 A JP 2000028451A JP 2001216525 A JP2001216525 A JP 2001216525A
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data
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image
moving
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JP2000028451A
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Ai Ito
愛 伊藤
Atsuo Matsuoka
篤郎 松岡
Minehiro Konya
峰弘 紺矢
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像中の物体の特徴量を抽出した結果に基づ
いて、複数種類の動画像を生成する。例えば、似顔絵画
像を合成し、表情変化等を表現する似顔絵動画像を出力
する。 【解決手段】 特徴量抽出手段101により画像の特徴
量を抽出して、動画顔部品データ抽出手段102により
動画顔部品データ記憶手段103から特徴量に対応する
適切な部品データを抽出する。抽出された部品データ
を、部品配置手段108により顔輪郭部品種類ごとに定
められた配置に配置して、似顔絵画像を合成する。ユー
ザは、動画表示指定入力手段111を用いて、表情変化
等を表現する動画表示開始、複数の表情の連続表示、動
画表示する部品の指定、動画データの組み合わせ変更等
を指示することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパーソナル
コンピュータ、ワードプロセッサ、ワークステーショ
ン、携帯型情報ツール、コピー機、スキャナ装置、ファ
クシミリ、テレビジョン、ビデオ、ビデオカメラ等に用
いられ、入力した画像に関する特定の特徴量、例えば人
物画像における目や口などの位置や大きさ、形状を抽出
することができ、当該抽出情報に基づいて、入力した画
像から操作者の所望する状態の画像、例えば、表情変化
等を表現した動画像として生成することができる画像処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開平10−232950号に
は、特徴量の傾向が異なる複数の画像種別の各々につい
て、その特徴量に応じて複数個ずつ画像部品の形状や配
置位置等の画像部品情報を記憶させ、入力された画像デ
ータから抽出した画像部品の特徴量および複数の画像種
別に基づいて、画像部品情報を選択して画像を作成する
画像作成装置が開示されている。この画像作成装置によ
れば、入力された単一の画像データに基づいて、画風や
表情等の種別が異なる複数種類の画像から、単一または
複数の画像を選択して生成することができる。また、顔
部品の変形処理においては、顔輪郭、目および口等につ
いて、画像種別として「笑い」「泣き」および「怒り」
の表情への変更を一括して行うことができる。この画像
生成装置においては、画面に「笑い」の表情を表示した
ときに、「怒り」等の異なる表情を別の画面に表示する
ことも可能である。これらの「笑い」や「怒り」等の表
情を表現する顔部品は、部品種類毎に決まっている。こ
こで、目、鼻、口、眉および耳等の顔部品に対して、傾
きや丸み(縦横比)、大きさの計測値等を特徴量と定義
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術においては、複数種類の様式で似顔絵を作成
することはできても、出力できる画像が静止画のみであ
り、各表情を連続した動画像として表示することはでき
なかった。また、顔部品を各々一括して変更するため、
微細な表情を表現することができず、表情のバリエーシ
ョンが不足していた。また、「笑い」や「怒り」等の表
情の中間的な表情を表現するためには、部品の種類を増
やす必要があり、データ量が膨大なものになるおそれが
あった。
【0004】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するためになされたものであり、大きさ、形状等の特
徴を表現する複数の動画像からなる部品データを合成す
ることにより、複数種類の動画像を容易に生成すること
ができる画像処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理装置
は、特徴量が異なる複数の部品種類を有し、各部品種類
ごとに複数の動画像からなる複数の動画部品データを記
憶している動画部品データ記憶手段と、該動画部品デー
タ記憶手段から適切な動画部品データを抽出する動画部
品データ抽出手段と、抽出された動画部品データを、該
動画部品データ記憶手段に記憶している輪郭部品種類ご
とに定められた位置に配置する部品配置手段を備え、そ
のことにより上記目的が達成される。
【0006】上記構成により、特徴量が異なる動画から
なる複数の動画部品データを、特徴量が異なる部品種類
ごとに、複数の画像種別に応じて予め記憶手段に記憶
し、ユーザが入力した部品指定、または記憶手段に記憶
されている部品指定等に基づいて、記憶手段から動画部
品データを選択して、画像を作成する。
【0007】また、本発明の画像処理装置は、入力され
た画像から該画像を構成する部品の特徴情報を抽出する
特徴抽出手段を備え、得られた特徴情報に基づいて、前
記動画部品データ抽出手段により前記動画部品データ記
憶手段から適切な動画部品データを抽出する構成として
もよい。
【0008】上記構成により、特徴量が異なる動画から
なる複数の動画部品データを、特徴量が異なる部品種類
ごとに、複数の画像種別に応じて予め記憶手段に記憶
し、入力画像から抽出した特徴情報に基づいて、記憶手
段から動画部品データを選択して、画像を作成する。
【0009】また、本発明の画像処理装置は、前記動画
部品データが顔の表情を表すデータであってもよい。
【0010】上記構成により、特徴量が異なる動画から
なる複数の動画顔部品データを、特徴量が異なる部品種
類ごとに、複数の画像種別に応じて、例えば顔の表情等
の種別に応じて予め記憶手段に記憶し、ユーザが入力し
た部品指定、または記憶手段に記憶されている部品指
定、或いは入力画像からした特徴情報等に基づいて、記
憶手段から動画部品データを選択して、画像を作成す
る。
【0011】また、本発明の画像処理装置は、輪郭部品
種類ごとに定められた位置に配置された動画部品データ
の動画表示、1つの部品種類に対して複数記憶されてい
る動画部品データの連続表示、および画像を構成する各
部品ごとに、個別に動画表示を指示するための動画表示
指定入力手段を備えている構成としてもよい。
【0012】上記構成により、ユーザが任意に動画表
示、表情等の種別が異なる画像の連続表示、および動画
表示させる部品の指定を行うことが可能となる。
【0013】また、本発明の画像処理装置は、輪郭部品
種類ごとに定められた位置に配置された動画部品データ
の動画表示を開始する動画表示開始手段を備えている構
成としてもよい。
【0014】上記構成により、動画部品データを静止画
として画面上に表示し、動画表示を開始する指示を行う
ことにより、動画表示を開始する。
【0015】また、本発明の画像処理装置は、1つの部
品種類に対して複数記憶されている動画部品データを、
中間データを含めて連続表示する連続表示手段を備えて
いる構成としてもよい。
【0016】上記構成により、例えば画像種別が表情で
ある場合、ある表情を表す動画部品データの最終データ
と、別の表情を表す動画部品データの最初のデータとの
中間データを各動画部品データが有し、表情の連続表示
を行う場合のみ中間データを表示することにより、各表
情を連続した動画として表示する。
【0017】また、本発明の画像処理装置は、画像を構
成する各部品ごとに、個別に動画表示を行う個別動画表
示手段を備えている構成としてもよい。
【0018】上記構成により、例えば顔画像の場合には
眉、目や口等の各部品ごとに記憶された動画部品データ
を特徴量に基づいて選択し、画像を作成して表示した
後、表情を変更した際に、全ての部品を同時に動画表示
するのではなく、動画表示を行う部品を指定して、任意
の部品のみを動画表示する。
【0019】また、本発明の画像処理装置は、動画部品
データを構成する複数の動画像の組み合わせを変更する
動画順列変更手段を備えている構成としてもよい。
【0020】上記構成により、例えば画像種別が表情で
ある場合、ある表情に対する動画部品データの組み合わ
せを変更するために、異なる表情に対する動画部品デー
タの一部を用いることが可能となる。
【0021】また、本発明の画像処理装置は、1つの部
品種類に対して複数記憶されている動画部品データを、
複数の部品種類間で供給する動画部品共有手段を備えて
いる構成としてもよい。
【0022】上記構成により、例えば画像種別が表情で
ある場合、異なる2つ以上の動画部品データが1つの表
情を表示するときに、動画部品データ内にデータ共有情
報を備え、最終画像までの動画データを共有する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施
形態では、似顔絵を作成して表情を変化させているが、
本発明は似顔絵に限らず、単一もしくは複数の画像部品
によって構成される画像であれば、動画像や静止画像の
いずれを作成する場合にも適用することができ、例えば
風景画等を作成することも可能である。
【0024】図1は本発明の一実施形態である画像処理
装置の構成を示すブロック図である。画像入力手段10
0は、似顔絵を作成するための元画像を入力するための
手段であり、スキャナ等が用いられる。特徴量抽出手段
101は、入力された画像から各顔部品の形状、大きさ
等の特徴量を抽出する手段である。動画顔部品データ抽
出手段102は、その特徴量に基づいて対応する動画お
よび静止画からなる顔部品を、動画顔部品データ記憶手
段103から選択する手段であり、動画顔部品データ記
憶手段103は顔部品の画像データを蓄積する手段であ
る。顔輪郭決定手段104は、抽出した特徴量に基づい
て、その人物の顔輪郭を決定し、その顔輪郭に対応する
部品の変形や配置に関する情報を、部品変形/配置情報
記憶手段105から引き出す手段であり、部品変形/配
置情報記憶手段105は、部品の変形や配置に関する情
報を蓄積する手段である。配置位置補正手段106は、
部品変形/配置情報記憶手段105から引き出された配
置情報を、特徴量に基づいて、より似た似顔絵を生成す
るために補正する手段であり、部品変形手段107は、
配置位置補正手段106から引き出された変形情報か
ら、その顔の輪郭に適した形に、顔部品の大きさ等の顔
部品データを変形する手段である。部品配置手段108
は、抽出配置位置補正手段106が生成する顔部品を、
顔輪郭決定手段104が生成する顔輪郭の上または下の
適正な位置に配置するための手段であり、編集指定入力
手段110は、部品種類や部品の配置位置、部品の変形
率の入力や変更を行う手段である。
【0025】動画表示指定入力手段111は、合成され
た似顔絵動画像の結果に対して、動画表示の開始、各表
情の連続表示の指定、各動画顔部品の個別での動画表示
の指定、および動画を構成するデータの組み合わせ変更
の指定を入力する手段である。動画表示開始手段112
は、動画表示指定入力手段111により入力された指示
に従って、動画表示を開始する手段であり、連続表示手
段113は、動画表示指定入力手段111により入力さ
れた指示に従って、各表情間の中間データを表示するた
めに中間データを選択する手段である。個別動画表示手
段114は、動画表示指定入力手段111により入力さ
れた指示に従って、眉、目や口等の顔部品のうち、動画
表示を行う部品を選択する手段であり、動画順列変更手
段115は、動画表示指定入力手段111により入力さ
れた指示に従って、合成された似顔絵動画像の結果に対
して、動画を構成するデータの組み合わせを変更する手
段である。動画部品共有手段116は、動画顔部品デー
タ記憶手段103に記憶された部品共有情報に従って、
2種類以上の動画顔部品データ間で動画データを共有す
るため、共有されるものとして設定されているデータを
抽出する手段であり、画像出力手段109は、CRT等
の表示装置に合成した似顔絵動画像を出力する手段であ
る。
【0026】動画順列変更手段115について、さらに
詳しく説明すると、1種類の部品に対して動画データの
組み合わせをユーザが任意に変更することにより、1種
類の部品から異なる複数種類の表情や形状を表示可能と
するものである。すなわち、1種類の部品に対して予め
用意している動画データとは別の種類の動画データを動
画顔部品データ記憶手段103から引き出し、動画デー
タ表示の際の表情や形状に変化を与えるものである。
【0027】動画部品共有手段116について、さらに
詳しく説明すると、形状が似通った2種類以上の部品に
おいて、表情変化等により形状が変化したときに、変化
後のデータ形状に大きさ差異が見られない場合がある。
このようなデータにおいては、動画データを共有したと
しても、適切な表情変化を表現することができる。従っ
て、動画部品共有手段116は、動画顔部品データ記憶
手段103に記憶されている部品共有情報に伴って、共
有されるものとして設定されているデータを抽出する手
段を有する。
【0028】なお、特徴量抽出手段101、動画顔部品
データ抽出手段102、顔輪郭決定手段104、配置位
置補正手段106、部品変形手段107、部品配置手段
108、動画表示開始手段112、連続表示手段11
3、個別動画表示手段114および動画順列変更手段1
15は演算処理を行う装置であり、動画顔部品データ記
憶手段103、部品変形/配置情報記憶手段105はメ
モリであり、編集指定入力手段110および動画表示指
定入力手段111はマウス、キーボードやカーソル等を
用いて操作可能な装置であり、動画部品共有手段116
は動画部品共有化に伴う演算処理を行う装置である。
【0029】図2は、本実施形態の画像処理装置におけ
る動画顔部品データ記憶手段103の構成を説明するた
めの図である。ここでは、顔部品「目」のデータを例に
挙げて説明を行う。
【0030】図2に示すデータ200は、動画顔部品デ
ータ記憶手段103に記憶されたデータのうちの1つで
あり、図5に示す顔画像の顔部品「目(eye)」のう
ち、例えば図6に示すようなeye11aのデータを表
している。このデータは、顔部品の画像または画像を生
成するためのベクタ等のデータ(1つから複数のベジェ
曲線で構成されるデータ)である。また、図2に示すデ
ータ201は、eye11aを動画表示するためのデー
タであり、例えば図6に示すようなeye12aのデー
タを表している。そして、データ200およびデータ2
01と連続して表示することにより動画表示が可能とな
る。さらに、図2に示すデータ202は、データ201
と同じく、eye11aを動画表示するためのデータで
あり、例えば図6に示すようなeye12aのデータを
表している。そして、データ200、データ201およ
びデータ202と連続して表示することにより動画表示
が可能となる。これにより、例えば図6に示すような動
画顔部品「目」であるeye11aについて、〈喜〉の
表情を示すための動画表示を行うことができる。
【0031】図2に示すデータ206は、動画顔部品e
ye11aに対してeye12aとは異なる表情を動画
表示するためのデータであり、例えば図6に示すような
eye12bのデータを表している。そして、データ2
00およびデータ206と連続して表示することにより
動画表示が可能となる。さらに、図2に示すデータ20
7は、データ206と同じく、eye11aに対してe
ye12aとは異なる表情を動画表示するためのデータ
であり、データ200、データ206およびデータ20
7と連続して表示することにより、動画表示が可能とな
る。例えば図6に示すような動画顔部品「目」であるe
ye11aについて、〈怒〉の表情を示すためのの動画
表示を行うことができる。
【0032】図2に示すデータ214は、eye11a
に対してeye12aおよびeye12bとは異なる表
情を動画表示するためのデータであり、例えば図6に示
すようなeye12cのデータを表している。そして、
データ200およびデータ214と連続して表示するこ
とにより動画表示が可能となる。さらに、図2に示すデ
ータ215は、データ214cと同じく、eye11a
に対してeye12aおよびeye12bとは異なる表
情を動画表示するためのデータであり、例えば図6に示
すようなeye13cのデータを表している。そして、
データ200、データ214およびデータ215と連続
して表示することにより、動画表示が可能となる。例え
ば図6に示すような動画顔部品「目」であるeye11
aについて、〈哀〉の表情を示すための動画表示を行う
ことができる。
【0033】図2に示すデータ203は、ある表情から
別の表情へと連続して表示する際に、その中間画像とし
て表示されるデータのうちの1つであり、eye13a
で表示される表情とeye12bで表示される表情との
中間データである。(1)eye12aおよびeye1
3aで表示される表情と、(2)eye12bおよびe
ye13bで表示される表情とは、異なる種類の表情で
あるが、連続して表示することを考慮して、両者の間に
中間の表情を入れて、違和感の無い感情の流れを実現す
る。ここで、eye13aで表示される表情とeye1
2aで表示される表情とは同じ種類の表情であり、ey
e13aはeye12aが変形したものである。また、
eye13bで表示される表情とeye12bで表示さ
れる表情とは同じ種類の表情であり、eye13bはe
ye12bが変形したものである。そこで、図4のデー
タテーブルでは、先頭の表情である12aと12bの中
間データとして示し、eye13aの形状とeye12
bの形状の中間的な形状を基にして中間データを用意す
る。このデータ203は、例えば、図6に示すようなe
ye14abのデータを表し、〈喜〉の表情から〈怒〉
の表情へと連続して表示する際に表示される。
【0034】図2に示すデータ204は、ある表情から
別の表情へと連続して表示する際に、その中間画像とし
て表示されるデータのうちの1つであり、eye13a
で表示される表情とeye12cで表示される表情との
中間データである。例えば図6に示すようなeye14
acのデータを表し、〈喜〉の表情から〈哀〉の表情へ
と連続して表示する際に表示される。この場合にも、図
4のデータテーブルでは、先頭の表情である12aと1
2cの中間データとして示している。
【0035】図2に示すデータ205は、ある表情から
別の表情へと連続して表示する際に、その中間画像とし
て表示されるデータのうちの1つであり、eye13a
で表示される表情と、eye12bやeye12cで表
示される表情とは異なる表情との中間データである。例
えば図6に示すようなeye14adのデータを表す。
【0036】図2に示すデータ208は、動画顔部品デ
ータ記憶手段103に記憶されたデータのうちの1つで
あり、eye11aとは特徴が異なる動画顔部品「目」
であるeye21aのデータを表している。このデータ
は、動画順列変更手段115により実行される動画デー
タの組み合わせを変更するため、データ201(eye
12a)へのポインタを有している。ユーザが動画表示
指定入力手段111から組み合わせ変更の指定を入力す
る際に、組み合わせ変更のみを指定して具体的な動画顔
部品データを指定しなかった場合には、このポインタが
示すデータが出力される。ここでは、データ208、デ
ータ201およびデータ202と連続して表示される。
【0037】また、図2に示すデータ209は、eye
21aを動画表示するためのeye22aのデータであ
り、データ208およびデータ209と連続して表示す
ることにより動画表示が可能となる。さらに、図2に示
すデータ210は、データ209と同じく、eye21
aを動画表示するためのeye23aのデータであり、
データ208、データ209およびデータ210と連続
して表示することにより動画表示が可能となる。
【0038】図2に示すデータ211は、eye21a
に対してeye22aとは異なる表情を動画表示するた
めのeye22bのデータであり、データ208および
データ211と連続して表示することにより動画表示が
可能となる。さらに、図2に示すデータ212は、デー
タ211と同じく、eye21aに対してeye22a
とは異なる表情を動画表示するためのeye23bのデ
ータであり、データ208、データ211およびデータ
212と連続して表示することにより、動画表示が可能
となる。
【0039】図2に示すデータ213は、で示すeye
22cは、eye21aに対してeye22aおよびe
ye22bとは異なる表情を動画表示するためのeye
22cのデータであり、動画データの共有化のため、デ
ータ214(eye12c)へのポインタを有してい
る。このポインタが示すデータがeye22cの動画デ
ータとして画面に表示される。ここでは、データ20
8、データ214およびデータ215と連続して表示さ
れる。
【0040】図7および図3は、本実施形態の画像処理
装置における画像処理手順を示すフローチャートであ
る。
【0041】まず、図7のステップS01において、画
像入力手段100から似顔絵を作る元となる画像の入力
を行い、ステップS02において、入力された画像に対
して、特徴量抽出手段101により各顔部品の形状や大
きさ等の特徴抽出を行う。
【0042】次に、ステップS03において、動画顔部
品データ抽出手段102により、抽出された特徴量に対
応する顔部品データを動画顔部品データ記憶手段103
から選択し、ステップS04において、顔輪郭決定手段
104により、抽出された特徴量に基づいて、動画顔部
品データ記憶手段103に記憶されている顔輪郭データ
から、その人物の顔輪郭を決定する。
【0043】その後、ステップS05において、部品変
形/配置情報記憶手段105から、その顔輪郭に対応す
る部品の変形や配置に関する情報を引き出す。この部品
変形/配置情報記憶手段105には、例えば、各部品の
配置場所や拡大率が部品毎に設定されたテーブルデータ
が記憶されている。
【0044】次に、ステップS06において、配置位置
補正手段106により、部品変形/配置情報記憶手段1
05から引き出した配置情報を、抽出された特徴量に基
づいて、より似た似顔絵を生成するために補正する。
【0045】次に、ステップS07において、部品変形
手段107により、部品変形/配置情報記憶手段105
から引き出した変形情報から、その顔の輪郭に適した形
に、顔部品の大きさなどの顔部品データの変形を行う。
【0046】次に、ステップS08において、部品配置
手段108により、抽出配置位置補正手段106が生成
する顔部品を、顔輪郭決定手段104が生成する顔輪郭
の上または下の適正な位置に配置する。この配置は、部
品変形/配置情報記憶手段105に記憶されている。
【0047】その後、ステップS09において、編集指
定入力手段110により、合成された似顔絵動画像の結
果に対して、部品の配置位置、部品の変形率の変更や部
品種類の変更等を行う。
【0048】このような処理が施されたデータに対し
て、図3に示すステップS1において、動画表示指定入
力手段111により、動画表示の開始、各表情の連続表
示の指定、各動画顔部品の個別での動画表示の指定、お
よび動画を構成するデータの組み合わせ変更の指定等、
動画表示に関する指示を行う。
【0049】次に、ステップS2において、動画表示開
始手段112により、動画表示指定入力手段111から
入力された情報から、動画表示を開始するか否かを判断
する。
【0050】そして、動画表示開始の指示が入力されて
いない場合、ステップS3において、静止画として画面
に合成画像が表示される。
【0051】一方、動画表示開始の指示が入力されてい
れば、ステップS4において、連続表示手段113によ
り、動画表示指定入力手段111から入力された情報か
ら、2種類以上の表情を連続して表示するか否かを判断
する。
【0052】そして、動画表示指定入力手段111から
連続して表示する2種類以上の表情データが指定入力さ
れていれば、ステップS5において、連続表示手段11
3により、動画顔部品データ記憶手段103に記憶され
た図4に示すような中間部品テーブルを参照して、同じ
く動画顔部品データ記憶手段103に記憶された該当す
る中間データを抽出する。すなわち、特徴量抽出手段1
01により抽出された結果から、図2に示すデータ20
0(eye11a)が選択され、動画表示指定入力手段
111により連続して表示する2種類以上の表示データ
として図2に示すデータ206(eye12b)または
データ214(eye12c)が指定入力された場合に
は、図4に示すように、中間データとして図2に示すデ
ータ203(eye14ab)またはデータ204(e
ye14ac)が抽出される。また、動画表示指定入力
手段111により任意の部品が指定されなかった場合に
は、eye12aが表示されるものとしている。
【0053】このようにステップS5において中間デー
タを抽出した後、またはステップS4において連続表示
が指定されていない場合、ステップS6において、個別
動画表示手段114により、動画表示指定入力手段11
1から入力された情報から、任意の部品を動画として表
示するか否かを判断し、個別で動画表示を行う場合に
は、どの部品に対して動画表示を行うかを判断する。こ
れにより、個別で動画表示を行うという指定入力がされ
た部品は動画表示され、指定入力がされていない部品は
静止画として表示される。
【0054】そして、動画表示指定入力手段111から
個別で動画表示を行う部品種類が入力されていれば、ス
テップS7において、個別動画表示手段114により、
入力指定された部品種類を動画表示の対象として選択す
る。
【0055】このようにステップS7において動画表示
対象を選択した後、またはステップS6において個別動
画表示が指定されていない場合、ステップS8におい
て、動画順列変更手段115により、動画表示指定入力
手段111から入力された情報から、動画顔部品データ
記憶手段103に記憶され、現在選択されている部品種
類と同一の部品種類であって、別の形状または別の表情
を表す動画データに出力を変更するか否かを判断する。
【0056】そして、別の形状または別の表情を表す動
画データに出力を変更する場合には、ステップS9にお
いて、動画データの組み合わせを変更する。すなわち、
特徴量抽出手段101により抽出された結果から、図2
に示すデータ208(eye21a)が選択され、動画
表示指定手段111により、eye21aの部品に対し
て、ある表情の動画データとしてデータ201(eye
12a)を使用するように指定入力があった場合、図2
に示すデータ201(eye12a)およびデータ20
2(eye13a)を出力するようにデータの組み合わ
せを変更する。このとき、組み合わせ変更の指定があっ
たデータ201(eye12a)で表される表情を表示
するときのみデータ変更を行い、それとは異なる表情を
表示するときには予め決められているデータを出力す
る。
【0057】このようにステップS9において動画順列
を変更した後、またはステップS8において動画順列変
更が指定されていない場合、ステップS10において、
動画部品共有手段116により、動画顔部品データ記憶
手段103に記憶されている同一種類で2つ以上の動画
顔部品データ間で動画データを共有するため、動画顔部
品データに共有するデータを示すポインタが含まれてい
るか否かを判断する。
【0058】そして、動画顔部品データに共有するデー
タを示すポインタが含まれていれば、ステップS11に
おいて、動画部品共有手段116により、ポインタの示
すデータを動画顔部品データ記憶手段103から抽出す
る。
【0059】このようにステップS11において共有デ
ータを抽出した後、またはステップS10において動画
共有化のためのポインタが動画顔部品データに含まれて
いない場合には、ステップS12において、ステップS
4〜ステップS11で得られた似顔絵動画像を画像出力
手段109により画面上に出力する。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ユーザが入力した部品指定に基づいて、または記憶手段
に記憶している部品指定に基づいて、輪郭に対応して規
定されている部品配置に動画像からなる部品を配置し
て、容易に画像を合成してその変化を動画像として表現
することができる。
【0061】また、本発明によれば、画像中の部品の位
置や大きさ等の特徴情報を得、その特徴情報に基づいて
輪郭に対応して規定されている部品配置に動画からなる
部品を配置することにより、容易に特徴を反映した画像
を合成してその変化を動画像として表現することができ
る。例えば顔画像の場合には、容易に特徴を反映した似
顔絵を合成して、表情変化等を表現する似顔絵動画像を
出力することができる。
【0062】また、本発明によれば、ユーザが任意に動
画表示開始、表情等の種別が異なる画像の連続表示およ
び動画表示部品の指定等を指示することができるので、
よりインタラクティブな操作が可能である。
【0063】また、本発明によれば、静止画として画面
に表示されている画像を、動画開始指示により動画表示
することができるので、似顔絵が動画として表示された
ときの状態を確認しながら似顔絵を作成することができ
る。
【0064】また、本発明によれば、各動画部品データ
が例えば表情変化の中間データを有し、連続表示を行う
場合にのみ中間データを表示することにより、各表情を
連続した動画像として表現することができるので、より
自然な表情変化を表現することが可能になる。
【0065】また、本発明によれば、例えば表情を変更
した際に、眉、目や口等の各部品を全て同時に動画表示
するのではなく、動画表示を行う部品を指定することに
より、任意の部品のみを動画表示して、より微細な表情
を表現することが可能になる。
【0066】また、本発明によれば、ある表情に対する
動画部品データの組み合わせを変更し、異なる表情に対
する動画部品データを任意の表情の一部として使用する
ことにより、データ容量を増加させることなく、表情の
バリエーションを増やすことができ、また、微細な表情
を表現することが可能になる。
【0067】さらに、本発明によれば、異なる2つ以上
の動画部品データが1つの表情を表示する際に、最終画
像までの動画データを共有することにより、データ容量
を削減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である画像処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態である画像処理装置におけ
る動画顔部品データの構成を説明するための図である。
【図3】本発明の一実施形態である画像処理装置におけ
る画像処理動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図4】中間データを抽出するための中間部品テーブル
を説明するための図である。
【図5】動画顔部品データの合成結果を示す図である。
【図6】動画顔部品「目」の一例を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態である画像処理装置におけ
る画像処理動作において、画像入力から部品の配置位置
や変形率の変更までの処理を説明するためのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
100 画像入力手段 101 特徴量抽出手段 102 動画顔部品データ抽出手段 103 動画顔部品データ記憶手段 104 顔輪郭決定手段 105 部品変形/配置情報記憶手段 106 配置位置補正手段 107 部品変形手段 108 部品配置手段 109 画像出力手段 110 編集指定入力手段 111 動画表示指定入力手段 112 動画表示開始手段 113 連続表示手段 114 個別動画表示手段 115 動画順列変更手段 116 動画部品共有手段 200、201、202、203、204、205、2
06、207、208209、210、211、21
2、213、214、215 「目のデータ」
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 紺矢 峰弘 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5B050 BA10 BA12 EA06 EA13 EA19 EA24 FA19 5B057 BA23 CE08 DA07 DC16

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特徴量が異なる複数の部品種類を有し、
    各部品種類ごとに複数の動画像からなる複数の動画部品
    データを記憶している動画部品データ記憶手段と、 該動画部品データ記憶手段から適切な動画部品データを
    抽出する動画部品データ抽出手段と、 抽出された動画部品データを、該動画部品データ記憶手
    段に記憶している輪郭部品種類ごとに定められた位置に
    配置する部品配置手段を備えている画像処理装置。
  2. 【請求項2】 入力された画像から該画像を構成する部
    品の特徴情報を抽出する特徴抽出手段を備え、 得られた特徴情報に基づいて、前記動画部品データ抽出
    手段により前記動画部品データ記憶手段から適切な動画
    部品データを抽出する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記動画部品データが顔の表情を表すデ
    ータである請求項1または請求項2に記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 輪郭部品種類ごとに定められた位置に配
    置された動画部品データの動画表示、1つの部品種類に
    対して複数記憶されている動画部品データの連続表示、
    および画像を構成する各部品ごとに個別に動画表示を指
    示するための動画表示指定入力手段を備えている請求項
    1乃至請求項3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 輪郭部品種類ごとに定められた位置に配
    置された動画部品データの動画表示を開始する動画表示
    開始手段を備えている請求項1乃至請求項4のいずれか
    に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 1つの部品種類に対して複数記憶されて
    いる動画部品データを、中間データを含めて連続表示す
    る連続表示手段を備えている請求項1乃至請求項5のい
    ずれかに記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 画像を構成する各部品ごとに、個別に動
    画表示を行う個別動画表示手段を備えている請求項1乃
    至請求項6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 動画部品データを構成する複数の動画像
    の組み合わせを変更する動画順列変更手段を備えている
    請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の画像処理装
    置。
  9. 【請求項9】 1つの部品種類に対して複数記憶されて
    いる動画部品データを、複数の部品種類間で供給する動
    画部品共有手段を備えている請求項1乃至請求項8のい
    ずれかに記載の画像処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023158370A3 (zh) * 2022-02-16 2023-11-09 脸萌有限公司 表情包生成方法及设备
WO2023158375A3 (zh) * 2022-02-16 2023-11-09 脸萌有限公司 表情包生成方法及设备

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WO2023158370A3 (zh) * 2022-02-16 2023-11-09 脸萌有限公司 表情包生成方法及设备
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