JP2001214420A - 止水用目地材の充填材注入方法 - Google Patents
止水用目地材の充填材注入方法Info
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Abstract
注入を迅速に完了させる。 【解決手段】 底を有する中空筒の目地材本体9の上方
開放口9aを、空気抜きパイプ15と充填材注入パイプ
13とを備えた蓋17により密閉し、充填材注入パイプ
13を用いて上方から目地材本体9内へ圧力をかけて充
填材11を注入し、注入時の充填材11によって上から
押圧される内部空気を空気抜きパイプ15を介して外へ
排気しながら充填材11の注入を行なう。
Description
ソンの間をシールするのに適する止水用目地材の充填材
注入方法に関する。
ンを利用して、例えば、堤防造成等を行なう時に、ケー
ソンとケーソンの間の目地部は、止水用目地材によって
シールされる。止水用目地材は、例えば、ゴム等の柔軟
性のある材料で作られた中空筒状の目地材本体内に、例
えば、加熱アスファルトマスチック等の充填材を注入し
て作られる。
間をシールする止水用目地材は、ケーソン自体が大きい
所から長いもので、例えば、15mにも達する。そのシ
ール作業は、例えば、図8に示すように上下に長いケー
ソン101とケーソン101の目地部103に沿って目
地材本体105をセットし、その目地材本体105の上
方開放口から充填材107を注入する手段がとられてい
る。
ン101の間にセットされた水面P下の目地材本体10
5は、水圧によって押し潰された状態となるため、上か
ら注入される充填材107の比重で徐々に水圧に抗して
押し拡げられることで、上から下へ向かって充填材10
7の注入が行なわれるため、迅速な注入は望めず時間が
かる。特に、自然落下させるために、充填材107の比
重は1.9以上となるような配合が必要となり、配合に
制約を受ける不具合を招いている。
ろから、上方開放口から充填材107を注入する時に、
上方を塞ぐかたちとなるため、内部の空気は、上方から
逃げられずに閉じ込められる結果、注入時の阻止要因と
して働き、水圧と相俟って充填材107は容易に下降せ
ず、注入時間をさらに遅らせ、作業能率の低下を招いて
いるのが現状となっている。
止水用目地材に対して迅速に充填材の注入が行なえるよ
うにした止水用目地材の充填材注入方法を提供すること
を目的としている。
に、この発明の請求項1によれば、底を有する中空筒の
目地材本体の上方開放口を、空気抜きパイプと充填材注
入パイプとを備えた蓋により密閉し、充填材注入パイプ
を用いて上方から目地材本体内へ圧力をかけて充填材を
注入し、注入時の充填材によって上から押圧される内部
空気を空気抜きパイプを介して外へ排気しながら充填材
の注入を行なう。
地材本体内へ充填材を注入する。この時、充填材は圧力
によって強制的に注入されると共に、注入時に充填材に
よって押圧,密閉される空気は、空気抜きパイプを介し
て外へ排気されるため、何等障害となることはなく円滑
・迅速に注入作業が行なえる。しかも、充填材の比重が
1.1以上あれば注入が可能となり、充填材の配合自由
度の向上が図れる。一方、注入完了後、膨らんだ止水用
目地材は、目地部と圧着し合うと共に、波等の影響でケ
ーソンが動いても、その動きに追従して弾性変形し、良
好なシール性を確保する。
抜きパイプ及び充填材注入パイプ並びに蓋は、充填材注
入完了後に、目地材本体から取外す。
なく使用できると共に、各パイプと共に取外した蓋を、
新たな目地材本体に装着することで、無駄なく繰返し注
入作業に使用できる。
有する中空筒の目地材本体の上方開放口から充填材注入
パイプの先端を底近くまで挿入し、充填材注入パイプを
用いて先端から目地材本体の底に充填材を注入し、以
下、充填材注入パイプを順次引上げながら底から上へ向
かって充填材の注入を行なう。
ら上へ向かって順々に充填されていく。この時、水面下
の目地材本体は水を透すため水圧によって強く押し潰さ
れることはなく、しかも、内部の空気は、上方開放口か
ら逃げるようになるため。注入時の大きな障害は起こら
ず、円滑,迅速に注入作業が完了する。しかも、充填材
の比重が1.1以上あれば注入が可能となり、充填材の
配合自由度が増すようになる。一方、注入完了後、膨ら
んだ止水用目地材は目地部と圧着し合うと共に、波等の
影響でケーソンが動いても、その動きに追従して弾性変
形し、良好なシール性を確保する。
しながら、この発明の第1の実施形態について具体的に
説明する。
3の間の目地部5に設けられたシール孔7をシールする
止水用目地材1を示しており、止水用目地材1は、目地
材本体9内に充填材11が注入,充填された形状となっ
ている。
樹脂等からなる柔軟性の材質により、底のある上下に長
い中空筒の形状に作られている。
示すように充填材11の注入時に、充填材注入パイプ1
3及び空気抜きパイプ15を有する蓋17によって密閉
され、締結バンド19を弛めることで、各パイプ13,
15と共に蓋17の取外しが可能となっている。
ンプによって充填材11を強制的に送り込む供給パイプ
21と接続連通している。
なっていて一方の下端部は目地材本体9の底近くまで延
長され、他方の上端部は蓋17から外方へ延長してい
る。
メントモルタル,砂+水、加熱アスファルトマスチッ
ク、常温CEスラリーなどの材料を単独又は組合せて使
用されるようになっている。
する。
3とケーソン3の間の目地部5に設けられたシール孔7
内に上から挿入セットする。次に、目地材本体9の上方
開放口9aを、充填材注入パイプ13及び空気抜きパイ
プ15を有する蓋17で栓をし、その蓋17の外周を目
地材本体9の上から締結バンド19によって締結し、密
閉する。
材11を強制的に目地材本体9の上から注入する。この
注入時において、充填材11は圧力の作用を受けて水面
P下にある目地材本体9を水圧に抗して押し拡げると共
に、上からの充填材1によって押圧・密閉される内部空
気、もしくは、海水を空気抜きパイプ15を介して外へ
排出する。このため、上から下に向かって充填していく
注入動作に何等支障は起こらず、迅速に注入が完了す
る。しかも、充填材11の比重が1.1以上あれば注入
が可能となるため充填材11の配合自由度の向上が図れ
る。
材1は、シール孔7と圧着し合うと共に、波等の影響で
ケーソン3が動いてもその動きに追従して弾性変形し、
良好なシール性を長期間に亘って確保する。
施形態を示したものである。
符号を符して説明する。
の材質で形成すると共に、ケーソン3とケーソン3の間
の目地部5に設けられたシール孔7内に挿入しセットす
る。次に、充填材注入パイプ21の先端を、目地材本体
9内の底近くまで挿入した後、充填材注入パイプ21の
先端から充填材11を底に注入する。以下、図5,図6
に示すように充填材注入パイプ21を引上げながら底か
ら上へ向かって順次、注入していく。この注入時におい
て、水面P下の目地材本体9は水を透すため、水圧によ
って強く押し潰されることはなく、しかも、内部の空気
及び海水は、上方開放口9a及び上方開放口9の側壁か
ら外へ逃げるようになるため、注入時にアーチング等の
大きな障害は起こらず、円滑・迅速に注入作業が完了す
る。しかも、充填材11の比重は1.1以上あれば、注
入が可能となるため、充填材11の配合自由度が増すよ
うになる。
1はシール孔7と圧着し合うと共に、波等の影響でケー
ソン3が動いても、その動きに追従して弾性変形し、良
好なシール性を長期間にわたって確保する。
たシール孔7に挿入してシールを行なう実施形態となっ
ているが、ケーソン3が波等の影響で動いて、目地部5
が大きく拡大した場合には、目地部に直接、止水用目地
材を挿入してシールを行なうようにすることも可能であ
る。
で設置しておき、それらケーソンを設置した後、本方法
を実施することで止水用目地材1を形成することも可能
である。
なく、鋼製矢板の継手部の止水工にも実施することも可
能である。
注入方法によれば、上下に長い目地材本体に対して、内
部の空気や海水を外へ排出しながら充填材を確実注入す
ることができるため、円滑・迅速に充填材の注入を完了
することができる。しかも、充填材の配合自由度の向上
が図れる。
シール孔内に止水用目地材を挿入セットした一部分の説
明斜視図。
説明図。
Claims (3)
- 【請求項1】 底を有する中空筒の目地材本体の上方開
放口を、空気抜きパイプと充填材注入パイプとを備えた
蓋により密閉し、充填材注入パイプを用いて上方から目
地材本体内へ圧力をかけて充填材を注入し、注入時の充
填材によって上から押圧される内部空気を空気抜きパイ
プを介して外へ排気しながら充填材の注入を行なうこと
を特徴とする止水用目地材の充填材注入方法。 - 【請求項2】 空気抜きパイプ及び充填材注入パイプ並
びに蓋は、充填材注入完了後に、目地材本体から取外す
ことを特徴とする請求項1記載の止水用目地材の充填材
注入方法。 - 【請求項3】 底を有する中空筒の目地材本体の上方開
放口から充填材注入パイプの先端を底近くまで挿入し、
充填材注入パイプを用いて先端から目地材本体の底に充
填材を注入し、以下、充填材注入パイプを順次引上げな
がら底から上へ向かって充填材の注入を行なうことを特
徴とする止水用目地材の充填材注入方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000026167A JP4382231B2 (ja) | 2000-02-03 | 2000-02-03 | 止水用目地材の充填材注入方法 |
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Publications (2)
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005282074A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | リサイクル可能なカウンタウエイト及びその製造方法 |
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JP2009209676A (ja) * | 2008-02-05 | 2009-09-17 | Seibu Polymer Corp | Pc壁体構造物の止水用パッキン、その施工方法およびその拘束用治具 |
JP2015178730A (ja) * | 2014-03-19 | 2015-10-08 | 五洋建設株式会社 | ケーソン間の目地部の閉塞方法 |
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-
2000
- 2000-02-03 JP JP2000026167A patent/JP4382231B2/ja not_active Expired - Lifetime
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