JP2001214347A - パイル編と平編の組合せた丸編 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 従来の丸編みは、パイル編み叉は平
編みで行われていた。中でも、パイル編みについては、
柄を付けるために複数色の糸を用いた場合、各色の糸の
はしが表面に出るために、パイル編みには柄を付するこ
とをしなかった。また、パイル編みの場合の製品には、
平らな面がないために刺繍や転写プリントなどを設ける
ことができなかった。 【解決手段】 パイル編みを基本とし、部分的に平
編みを組み合わせることによって、平編み部分に刺繍や
転写プリントを設けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の所属する技術分野】本発明は、丸編みをする際
に、パイル編みと平編みを組合せる技術に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の丸編みは、パイル編み叉は平編み
で行われていた。中でも、パイル編みについては、柄を
付けるために複数色の糸を用いた場合、各色の糸のはし
が表面に出るために、表パイル編みには柄を付すること
をしなかった。しかも、刺繍がしにくい上に、転写プリ
ントなどは色落ちが生じるなど、外観が悪くなることが
多く、デザイン的に制限されていた。また、パイル編み
の場合の製品には、平らな面がないために、刺繍や転写
プリントなどを付するスペースがなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
パイル編みでは、柄を付することが難しく、デザイン的
にも大きな制約が課されていた。また、平らな面がない
ために、名前の記入スペースがないために、施設などで
まとめて洗濯する場合に、誰のものか判別が困難であっ
た。そのため、洗濯をしたものの、振り分けに多くの時
間を要していた。

【０００４】本発明は、サポーターなど円筒形の丸編み
に、パイル編みを用いる際に、一部叉は複数部に平編み
を組み合わせ、デザインや色彩の多様性を求めることが
できるとともに、平編み部分に刺繍叉は転写プリントが
記入できるようにするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のパイル編と平編の組合せた丸編は、パイ
ル編みを基本とし、部分的に複数の平編み部分を設ける
ことによって、平編み部分に刺繍や転写プリントを設け
ることができるようにする。

【０００６】その際、パイル編みのループ長を８ｍｍ程
度とし、平編みのループ長を２ミリから３．５ｍｍ程度
としたものを言う。

【０００７】また、濃い色の製品の場合においても、平
編み部分に刺繍叉は転写プリントなど、不透明な柄を設
けたり、色調を変えるなどアクセントを設けることがで
きる。

【０００８】

【作 用】上記のように構成された パイル編と平編の
組合せた丸編は、施設などで複数の入居者のパイル編み
製品を一度に洗濯を行う際にも、平編み部分に刺繍や転
写プリントなどの区別表示を行うことによって、取り違
いなどを防ぐとともに、入居者別に振り分ける作業が容
易に行うことができる。

【０００９】また、平編み部分に刺繍や色合いのバリエ
ーション設けたり、平編み部分を効果的に配することに
よって、デザイン的にも優れた製品を創造することがで
きる。

【００１０】円筒形の丸編みを用いる製品の、識別表示
を容易に行なえる平編み部分を設けることによって、共
同生活施設や学校などで混同しがちな小物の紛失が避け
られるものである。

【００１１】また、パイル編みと平編みの組み合わせ
は、ソックスの底部などに配することによって、滑りに
くくするという効果を得ることができるものである。

【００１２】

【発明の実施形態】発明の実施形態を実施例にもとづき
図面を参照して説明する。図１において、本体３にパイ
ル編み部分１で構成されたサポーターに、平編み部分２
を設ける。

【００１３】図２において、本体３のパイル編み部１に
複数の平編み部２を設けるとともに、平網編み部２に刺
繍４や転写プリント５を配し、色調を変えた平編み部６
などを設ける。

【図面の簡単な説明】

【図 １】本発明をサポーターに用いた斜視図。

【図 ２】複数の平編みを配し、刺繍や転写プリントを
設けた斜視図。

【符号の説明】

１、 パイル編み部 ２、 平編み部 ３、 本体 ４、 刺繍 ５、 転写プリント ６、 色調を変えた平編み部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 パイル編の一部叉は複数部分に平編部分
   を設けた、パイル編と平編の組合せた丸編。