JP3052490U - ラツセル編レース地 - Google Patents
ラツセル編レース地Info
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- JP3052490U JP3052490U JP1998002146U JP214698U JP3052490U JP 3052490 U JP3052490 U JP 3052490U JP 1998002146 U JP1998002146 U JP 1998002146U JP 214698 U JP214698 U JP 214698U JP 3052490 U JP3052490 U JP 3052490U
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- JP
- Japan
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- lace
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- knitted
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- Knitting Of Fabric (AREA)
- Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)
- Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複雑優美で雅趣に富んだ多色模様を有するラ
ツセル編レース地を提供すること。 【解決手段】 本考案に係るラツセル編レース地は、ラ
ツセル編機で編成された白いレース地1の一部に、予め
染色を施した任意の色彩を有する多色糸3で着色柄模様
4を現し、その着色柄模様4は各任意の色彩がアトラン
ダムに現れた柄模様により構成されている。
ツセル編レース地を提供すること。 【解決手段】 本考案に係るラツセル編レース地は、ラ
ツセル編機で編成された白いレース地1の一部に、予め
染色を施した任意の色彩を有する多色糸3で着色柄模様
4を現し、その着色柄模様4は各任意の色彩がアトラン
ダムに現れた柄模様により構成されている。
Description
【0001】
本考案は、ラツセル編機で編成されたレース地に関するもので、さらに詳しく は、多色の着色柄模様を現した、主として、レースカーテンに用いるのに適する ラツセル編レース地に関するものである。
【0002】
各種の糸で透孔状に撚り搦み合わせて作った透し模様の飾布であるレースは、 種類が非常に多く、製造方法から大きく分類すると、手工レースと機械レースに 区別される。本考案はそのうちの機械レースの1種であるラツセル編機で編成さ れるラツセル編レース地に係るものである。
【0003】 ラツセル編レース地の代表的な製品としてレースカーテンがある。レースカー テンは外光を遮って、光線の量を加減し、明るさを調節したり、室内を他人に覗 かれぬよう外の視界から遮り、室の機能に従って独特の雰囲気を出す室内装飾に 重要な役割を果たすものである。
【0004】 そのラツセル編レース地で編成された従来のレースカーテンは、殆どが白糸1 色で編まれていて所望の柄模様に形成されたものであり、白糸1色での柄模様で は単調化して変化に乏しく、室内装飾としての外観美に劣るばかりでなく、レー スカーテンとしての付加価値にも乏しいといった問題点があった。
【0005】 従来のラツセル編レース地で多色の柄模様を施したレースカーテンとしては、 ラツセル編レースの一定の部分を切り取り、その切り取られた部分に多色の糸で 織られた柄模様を施した織物生地を縫いつけるか、或いはプリント等の手段によ って直接色彩模様を施した生地を縫着するなどして多色柄模様の施されたレース カーテン地とするものがあった。
【0006】 また、別なものとして、1本の白糸に1、2本の異なる色糸を混繊した混繊糸 を用いて所定間隔毎に編成し、その混繊糸でストライプ模様の施されたレースカ ーテン地とするものがあった。
【0007】
しかしながら、前者のレースカーテンは、レース地と織生地を縫着しなければ ならない煩わしさがあり、またレース地と織生地では編織が異なり、生地の柔軟 性や厚さおよび屈曲性の違い等によってマッチせず、バランスもとれないため外 観美が優れないと言った問題があった。
【0008】 また、後者のものは、混繊糸が規則的に繰り返し現れるので、調和はとれても 変化に乏しく、ストライプ模様など単純な模様のカーテン地には適していても、 複雑優雅な風合の雅趣に富んだ色彩模様を備えたカーテン地を形成することがで きなかった。
【0009】 本考案は、上記の問題を解決することを課題として研究開発されたものであっ て、従来の模様とは比較にならない程、複雑優美で雅趣に富んだ多色模様を有す るラツセル編レース地を提供することを目的とするものである。
【0010】
上記の課題を解決し、その目的を達成する手段として、本考案は、ラツセル編 機で編成された白いレース地の一部に、予め染色を施した任意の色彩を有する多 色糸で着色柄模様を現し、その着色柄模様は各任意の色彩がアトランダムに現れ た柄模様により構成されているラツセル編レース地を開発し、採用した。
【0011】 また、本考案は、予め染色を施した任意の色彩を有する多色糸をラツセル編機 にかけて多色レースを編成し、各任意の色彩がアトランダムに現れた柄模様を構 成してなるラツセル編レース地を開発し、採用した。
【0012】
以下に、本考案の実施の形態を添付図面に基づいて説明すれば、図1は本考案 の第1の実施の形態を示しており、この実施の形態にかかるレース地は白糸をラ ツセル編機にかけて編成された白いレース地1で、白の柄模様2が適宜間隔毎に 形成されていると共に、その白いレース地1の所望の位置に、図4に拡大図示し た、予め染色を施した任意の色彩を有する多色糸3を用いて着色柄模様4、4、 4……を現したものである。
【0013】 この着色柄模様4、4、4……の色彩は、同一部に同一の色彩が繰り返し現れ るのではなく、各着色柄模様4、4、4……にはそれぞれ異なった色彩がアトラ ンダムに現れている。
【0014】 すなわち、例えば、緑、桃、黄、青の予め4色に染められた多色糸3を用いて 着色柄模様4を現す場合、柄模様4Aには、図3に示すように、模様4aの部分 に緑色が、模様4bの部分に桃色が、模様4cの部分に黄色が、模様4dの部分 に青色が現れ、次の柄模様4Bには、模様4aの部分に青色が、模様4bの部分 に緑色が、模様4cの部分に桃色が、模様4dの部分に黄色が現れるものであり 、同様に柄模様4C、4D、………の各模様を構成する各部に前の柄模様4A, 4Bの各部とは異なる色彩の模様が現れる。
【0015】 上記のレース地1の編成は、予めかすり染め(スペースダイニング)されて部 分的に異なる色の多色に染められた1本のフィラメント糸に、出来上がり時に、 色が強く出る着色添糸を2本添え、エアーを吹き付けて添糸を混繊させて形成し た多色糸3をラツセル編機にかけ、柄模様の編成時に供給することにより、多色 の柄模様が形成されるものである。
【0016】 上記のレース地を構成する糸および多色糸は、例えば、ナイロンやポリエステ ルからなるが、糸の種類はこれらに限定されるものではなく、公知の糸から好適 に選ばれる。また、レース地の寸法やレース編地の数も特には限定されない。
【0017】 上記のように構成されたレース地を、例えば、図2に示すカーテンに使用すれ ば、従来に見られない斬新にして優雅な風合の色彩模様を有する装飾性効果の高 いカーテンが一連に編成されると共に、外部から見える位置に着色柄模様部を配 置すれば、外から透けて見えにくくなり、ドレープの作用の働きがある。
【0018】 図5は、本考案の第2の実施の形態におけるラツセル編レース地11を示して おり、この実施の形態では、レース地11の全面を多色糸で編成されたものであ り、柄模様も全て着色柄模様14を現した点でのみ、上記第1の実施の形態と相 異しており、その他の点は上記第1の実施の形態と全く同一である。このレース 地の場合は、特に被服の襟回り、袖口、裾等の装飾用に用いてアクセントとする ことができる。
【0019】 なお、上記の各実施の形態においては、カーテンの場合について説明したが、 本考案はこれに限定されるものではなく、衣類の縁飾り、ハンカチの縁飾り、暖 簾の縁取り等にも適用できるものであり、考案の目的を達成でき、考案の要旨を 逸脱しない範囲内で種々の設計変更が可能であることは当然である。
【0020】
以上のように、本考案の請求項1に記載のラツセル編レース地は、ラツセル編 機で編成された白いレース地の一部に、予め染色を施した任意の色彩を有する多 色糸で着色柄模様を現し、その着色柄模様は各任意の色彩がアトランダムに現れ た柄模様により構成されているものであるから、次のような優れた効果を達成す ることができる。
【0021】 柄模様が従来品に見られない多色が混ざる雅趣と変化に富む独特の風合を有し 、優雅で且つ繊細な外観美を有する装飾性効果の高いラツセル編レース地として 使用上の効果が極めて大きいものである。
【0022】 また、本考案の請求項2に記載のラツセル編レース地は、予め染色を施した任 意の色彩を有する多色糸をラツセル編機にかけて多色レースを編成し、各任意の 色彩がランダムに現れた柄模様を構成してなるものであるから、次のような優れ た効果を達成することができる。
【0023】 今までに類を見ない多色が混ざる斬新で優雅な色彩模様の富んだラツセル編レ ース地となり、被服の襟回り、袖口、裾等の縁飾りレースやハンカチの縁飾りレ ース等として使用すれば装飾性が高まって好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のラツセル編レース地の平面図である。
【図2】カーテンに使用した状態の正面図である。
【図3】着色柄模様部の拡大図である。
【図4】多色糸の拡大斜視図である。
【図5】別の実施の形態のラツセル編レース地の平面図
である。
である。
1 レース地 3 多色糸 4 着色柄模様
Claims (2)
- 【請求項1】 ラツセル編機で編成された白いレース地
の一部に、予め染色を施した任意の色彩を有する多色糸
で着色柄模様を現し、その着色柄模様は各任意の色彩が
アトランダムに現れた柄模様により構成されているラツ
セル編レース地。 - 【請求項2】 予め染色を施した任意の色彩を有する多
色糸をラツセル編機にかけて多色レースを編成し、各任
意の色彩がアトランダムに現れた柄模様を構成してなる
ラツセル編レース地。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998002146U JP3052490U (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | ラツセル編レース地 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998002146U JP3052490U (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | ラツセル編レース地 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3052490U true JP3052490U (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=43186607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998002146U Expired - Lifetime JP3052490U (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | ラツセル編レース地 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3052490U (ja) |
-
1998
- 1998-03-20 JP JP1998002146U patent/JP3052490U/ja not_active Expired - Lifetime
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