JP2001214330A - 吸水性ポリウレタン繊維の製造方法 - Google Patents

吸水性ポリウレタン繊維の製造方法

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JP2001214330A
JP2001214330A JP2000095832A JP2000095832A JP2001214330A JP 2001214330 A JP2001214330 A JP 2001214330A JP 2000095832 A JP2000095832 A JP 2000095832A JP 2000095832 A JP2000095832 A JP 2000095832A JP 2001214330 A JP2001214330 A JP 2001214330A
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polyurethane resin
thermoplastic polyurethane
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chain extender
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Tsukasa Okada
司 岡田
Kentaro Minegishi
謙太郎 峰岸
Masato Ishihara
眞人 石原
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OKADA ENGINEERING KK
Nippon Miractran Co Ltd
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OKADA ENGINEERING KK
Nippon Miractran Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な工程で熱可塑性樹脂を溶融紡糸して吸
水性に優れた繊維を提供すると共にそれに使用するポリ
エチレングリコール系の熱可塑性ポリウレタン樹脂の製
造方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 平均分子量500〜13000のポリエ
チレングリコール10〜65重量%と鎖延長剤及びポリ
イソシアネートの合計90〜35重量%を、ポリエチレ
ングリコール及び鎖延長剤の全活性水素基モル数に対す
るポリイソシアネートのイソシアネート基モル数の比が
0.9から1.2の範囲で、無溶媒で反応させて得られ
る吸水率5〜100%の熱可塑性ポリウレタン樹脂を溶
融紡糸してなる繊維及びそれに使用する熱可塑性ポリウ
レタン樹脂の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸水性に優れたポリエ
チレングリコール系の熱可塑性ポリウレタン樹脂を溶融
紡糸した繊維及びそれに使用する熱可塑性ポリウレタン
樹脂の製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来より、衣類用途の合成繊維は、天然繊
維に近い吸湿性・放湿性が求められてきた。各種ある合
成繊維の中でポリウレタン糸のスパンデックス繊維は、
比較的に吸湿性に優れた材料といえるが、天然繊維に較
べると十分とは言えない。そのため、ポリウレタン繊維
に吸湿性を付与する方法として、例えば、吸水性の強い
界面活性剤、コラーゲン等の動物性蛋白質繊維、セルロ
ース超微粉末、マグネシウム塩などを添加する方法や、
これらの吸水性の強い物質をポリウレタン樹脂溶解液に
分散させて糸又は繊維構造物の表面に湿式凝固法で付着
させる方法が提案されている。また、これらの吸水性の
強い物質に水溶性物質を一部混合添加し、湿式凝固法に
おける水浸漬で水溶性物質を溶出させて多孔質繊維、多
孔質繊維構造物を得る方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来公知の方法では、衣類分野で求められる吸水性が十分
に得られないばかりでなく、繊維強度及び吸水性能の持
続性の面でも不充分なものであった。また、湿式凝固法
では、溶媒を水に抽出させて乾燥させるために製造工程
が繁雑で、然も、今後益々厳しくなる環境対策費として
高価な回収・処理設備が必要となる。
【0004】本発明は、これら従来公知の問題点を解決
して、簡単な工程で熱可塑性樹脂を溶融紡糸して吸水性
に優れた繊維を提供すると共にそれに使用するポリエチ
レングリコール系の熱可塑性ポリウレタン樹脂の製造方
法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、この様な
従来の問題点を解決するために鋭意検討した結果、樹脂
中の特定分子量のポリエチレングリコールの使用比率を
特定の範囲に制限すれば、無溶媒で吸水性及び溶融紡糸
性に優れた熱可塑性ポリウレタン樹脂を製造することが
できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち本発明により、平均分子量500
〜13000のポリエチレングリコールを10〜65重
量%と鎖延長剤及びポリイソシアネートの合計90〜3
5重量%を、ポリエチレングリコール及び鎖延長剤の全
活性水素基モル数に対するポリイソシアネートのイソシ
アネート基モル数の比が0.9から1.2の範囲で、無
溶媒で反応させて得られる吸水率5〜100%の熱可塑
性ポリウレタン樹脂を溶融紡糸してなる繊維が提供され
る。
【0007】また、平均分子量500〜13000のポ
リエチレングリコールを10〜65重量%と鎖延長剤及
びポリイソシアネートの合計90〜35重量%を、ポリ
エチレングリコール及び鎖延長剤の全活性水素基モル数
に対するポリイソシアネートのイソシアネート基モル数
の比が0.9から1.2の範囲で、無溶媒で反応させる
ことを特徴とする吸水率5〜100%の熱可塑性ポリウ
レタン樹脂の製造方法が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるポリエチレン
グリコールの平均分子量は、500〜13000の範囲
である。平均分子量500未満では、吸水性を付与した
ソフトセグメントとしての性能が発揮できず、1300
0を超えては、合成時の作業性や機械的強度の面で好ま
しくない。高吸水性と溶融紡糸性を求めるには、熱可塑
性ポリウレタン樹脂中のポリエチレングリコール含有量
を10〜65重量%の範囲に設定することが必要であ
る。ポリエチレングリコールが10重量%未満では吸水
性が低下し、65重量%を超えると糸としての強度及び
溶融紡糸性が低下する。熱可塑性ポリウレタン樹脂中の
ポリエチレングリコール10〜65重量%を維持した中
で、他の長鎖ポリオール、例えば、ポリプロピレングリ
コール、ポリテトラメチレングリコール等のポリエーテ
ル系グリコール及び/又はポリエチレングリコールとの
コポリエーテル系グリコール、またポリエチレンアジペ
ートジオール、ポリブチレンアジペートジオール、ポリ
ヘキサメチレンアジペートジオール、ポリカプロラクト
ンジオール、ポリカーボネートジオール等のポリエステ
ル系ポリオール及び/又は飽和炭化水素系ジオールを一
部併用使用することもでき、本発明におけるポリエチレ
ングリコール10〜65重量%とはこの場合を含むこと
を意味する。更に、本発明に用いられるポリエチレング
リコールの水分含有量は0.05重量%以下であること
が好ましく、CPR(アルカリ度)は5.0以下が好ま
しく特に3.0以下が好ましい。CPRの数値は、ウレ
タン化の反応性に大きく影響し、5.0を超えると発泡
現象の原因となり、製品の褐色化や機械的物性の低下等
につながる。
【0009】本発明に用いる鎖延長剤は、平均分子量5
00未満の活性水素を2個以上有する化合物であり、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレン
グリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタン
ジオール、、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、ビス−β−ヒド
ロキシエトキシベンゼン等を例示することができ、これ
らは単独又は混合して用いることができる。ヘキサメチ
レンジアミン、イソホロンジアミン、トリレンジアミ
ン、モノエタノールアミン等のアミン類も一部併用する
ことができる。
【0010】本発明に用いるポリイソシアネートとして
は、フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシア
ネート、キシレンジイソシアネート、テトラメチルキシ
レンジイソシアネート、ナフチレンジイソシアネート、
ジフェニルメタンジイソシアネートあるいはこれらの異
性体等の芳香族ジイソシアネート、また、1,6−ヘキ
サメチレンジイソシアネート、1,12−ドデカンジイ
ソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート、また、シク
ロヘキサンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン
ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート等の脂
環式ジイソシアネート等があげられ、これらは単独又は
混合して用いることができる。
【0011】本発明における熱可塑性ポリウレタン樹脂
は、ポリエチレングリコール、鎖延長剤、ポリイソシア
ネートの3成分を、ポリエチレングリコール及び鎖延長
剤の全活性水素基モル数に対するポリイソシアネートの
イソシアネート基モル数の比(R値)を0.9〜1.
2、好ましくは1.0〜1.1になるように設定して反
応させる。R値が0.9未満又は1.2を超える場合
は、得られる熱可塑性樹脂の平均分子量が適当な大きさ
にならず、目的の樹脂が得られない。本発明において鎖
延長剤の使用量は、鎖延長剤の種類、ポリエチレングリ
コールの平均分子量及び上記数量制限により異なるが、
例えば、鎖延長剤として1,4−ブタンジオールを使用
し、平均分子量2000のポリエチレングリコール及び
ジフェニルメタンジイソシアネートを使用した場合、全
使用量中の1,4−ブタンジオール量は、約5〜15重
量%になる。
【0012】本発明の無溶媒による熱可塑性ポリウレタ
ン樹脂の製造方法としては、公知の熱可塑性ポリウレタ
ン樹脂の製造方法、例えば、ワンショット法、プレポリ
マー法、バッチ法、連続法、ニーダー法等のいずれの方
法も採用できる。例えば、ニーダーによる方法では、ポ
リエチレングリコール、鎖延長剤をニーダーに仕込み、
60℃に加温後、ポリイソシアネートを投入し、10〜
60分反応させることにより、フレーク状の熱可塑性ポ
リウレタン樹脂を製造することができる。このフレーク
は、必要に応じ押出機によりペレット状にする。
【0013】本発明において触媒の使用は必須ではない
が、熱可塑性ポリウレタン樹脂を製造する際に、トリエ
チルアミン、トリエチレンジアミン等の第3級アミン類
や、これら第3級アミン類のカルボン酸塩、また、ナフ
テン酸コバルト、ナフテン酸銅等のナフテン酸金属塩類
あるいはオクテン酸金属塩の他に、オレイン酸錫、ジブ
チル錫ジラウレート、オクテン酸錫等の有機金属類、ま
た、トリエチルフォスフィン、トリブチルフォスフィン
等のアルキルフォスフィン類等の公知の触媒を使用でき
る。
【0014】本発明における熱可塑性ポリウレタン樹脂
には、溶融紡糸性を改善するためにモンタン酸ワック
ス、高級脂肪族ビスアミド、シリコーン系ワックス及び
無機系滑剤等の滑剤を、また、特性改善のために酸化防
止剤、紫外線防止剤、光安定剤、帯電防止剤、耐熱性向
上剤、可塑剤、他の熱可塑性樹脂等、その他に着色剤、
艶消し材等を適宜添加することができる。
【0015】本発明における熱可塑性ポリウレタン樹脂
から繊維にする方法としては、従来公知のポリウレタン
弾性繊維の溶融紡糸法により行うことができ、また、メ
ルトブロー法、スパンボンド法等で不織布にすることも
できる。また、他の製造方法、例えば、熱可塑性ポリウ
レタン樹脂を一度溶剤に溶解させる湿式紡糸法又は乾式
紡糸法で行うこともできるが、前記溶融紡糸法が工程簡
易で好ましい。本発明の熱可塑性ポリウレタン樹脂は、
水浸漬前の絶乾重量に対する25℃純水に1時間浸漬し
た後の吸水率が5〜100%を示すものである。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、特定平均分子量のポリ
エチレングリコールを特定の比率で使用し吸水性及び溶
融紡糸性に優れた熱可塑性ポリウレタン樹脂を無溶媒で
製造することができる。この熱可塑性ポリウレタン樹脂
を使って公知の溶融紡糸法で得られた繊維は、乾式紡糸
法や湿式紡糸法に較べて工程が簡略であり公害及び作業
環境対策費の面で有効である。また、本発明により得ら
れた繊維は、体積抵抗値が(10−1010Ω・c
m)にあることから、特に冬期に問題となる静電気防止
対策にも役立つものである。そのため、本発明により得
られる繊維は、スキーウエアー、ゴルフウエアー、ユニ
ホームなどのスポーツウエアー、肌着、医療及び半導体
施設で使用される静電気対策衣料、パンティーストッキ
ング、靴下、サポーター、帽子、手袋、包帯、不織布等
に有用である。
【0017】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれら実施例によって何ら制限し
て解釈されるものではない。なお、実施例及び比較例に
おいて、「部」、「%」は「重量部」、「重量%」を意
味する。
【0018】実施例1 1リットルの反応容器に脱水された110℃の分子量2
000(水酸基価56.1mgKOH/g),CPR
2.0のポリエチレングリコール100部、30℃の
1.4−ブタンジオール18部、常温の4,4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート65部を順次投入撹拌し
た。反応重合物が90℃になった段階でバットに流し込
み、115℃、10分間加熱し、次いで冷却してバット
上で固化させて熱可塑性ポリウレタン樹脂を得た。この
塊状物をフレーク状に粉砕し、押出機にてペレット形状
に加工した。得られたペレットを80℃で20時間真空
乾燥し、通常の単軸押出機付き紡糸機にて、紡糸温度2
15℃、紡糸速度300m/minで100デニールの
弾性糸を得た。巻き取られた弾性糸を、室温,60%
R.Hに3日間熟成した後、吸水性を測定し、これらの
結果を表1に示す。 [試験方法] 1.吸水性 前記100デニールの弾性糸を25℃純水に1時間浸漬
した後、水浸漬前の絶乾重量に対する重量変化から吸水
率(%)を求めた。 2.紡糸性 前記単軸押出機付き紡糸機での紡糸時における糸切れの
多少を次の2段階で示し紡糸性とした。 ○:糸切れなし ×:時々糸切れ有り
【0019】実施例2 1リットルの反応容器に脱水された110℃の分子量2
000(水酸基価56.1mgKOH/g),CPR
2.0のポリエチレングリコール100部、30℃の
1,4−ブタンジオール12.6部、常温の4,4’−
ジフェニルメタンジイソシアネート50部を順次投入撹
拌した。反応重合物が90℃になった段階でバットに流
し込み、115℃、10分間加熱し、次いで冷却してバ
ット上で固化させて熱可塑性ポリウレタン樹脂を得た。
この塊状物をフレーク状に粉砕し、押出機にてペレット
形状に加工した。得られたペレットを実施例1に従って
評価し、この結果を表1に示す。
【0020】実施例3 1リットルの反応容器に脱水された110℃の分子量2
000(水酸基価56.1mgKOH/g),CPR
2.0のポリエチレングリコール70部、分子量100
0(水酸基価112.2mgKOH/g)のポリテトラ
メチレングリコール30部、30℃の1,4−ブタンジ
オール20.5部、常温の4,4’−ジフェニルメタン
ジイソシアネート76.8部を順次投入撹拌した。反応
重合物が90℃になった段階でバットに流し込み、11
5℃、10分間加熱し、次いで冷却してバット上で固化
させて熱可塑性ポリウレタン樹脂を得た。この塊状物を
フレーク状に粉砕し、押出機にてペレット形状に加工し
た。得られたペレットを実施例1に従って評価し、この
結果を表1に示す。
【0021】実施例4 1リットルの反応容器に脱水された110℃の分子量3
400(水酸基価33.0mgKOH/g),CPR
1.8のポリエチレングリコール100部、30℃の
1,4−ブタンジオール14.6部、常温の4,4’−
ジフェニルメタンジイソシアネート50.2部を順次投
入撹拌した。反応重合物が90℃になった段階でバット
に流し込み、115℃、10分間加熱し、次いで冷却し
てバット上で固化させて熱可塑性ポリウレタン樹脂を得
た。この塊状物をフレーク状に粉砕し、押出機にてペレ
ット形状に加工した。得られたペレットを実施例1に従
って評価し、この結果を表1に示す。
【0022】実施例5 1リットルの反応容器に脱水された110℃の分子量2
000(水酸基価56.1mgKOH/g),CPR
2.0のポリエチレングリコール30部、分子量100
0(水酸基価112.2mgKOH/g)のポリテトラ
メチレングリコール70部、30℃の1,4−ブタンジ
オール23部、常温の4,4’−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート87部を順次投入撹拌した。反応重合物が
90℃になった段階でバットに流し込み、115℃、1
0分間加熱し、次いで冷却してバット上で固化させて熱
可塑性ポリウレタン樹脂を得た。この塊状物をフレーク
状に粉砕し、押出機にてペレット形状に加工した。得ら
れたペレットを実施例1に従って評価し、この結果を表
1に示す。
【0023】実施例6 1リットルの反応容器に脱水された110℃の分子量8
000(水酸基価14.0mgKOH/g),CPR
2.0のポリエチレングリコール30部、分子量100
0(水酸基価112.2mgKOH/g)のポリテトラ
メチレングリコール70部、30℃の1,4−ブタンジ
オール19.8部、常温の4,4’−ジフェニルメタン
ジイソシアネート75.6部を順次投入撹拌した。反応
重合物が90℃になった段階でバットに流し込み、11
5℃、10分間加熱し、次いで冷却してバット上で固化
させて熱可塑性ポリウレタン樹脂を得た。この塊状物を
フレーク状に粉砕し、押出機にてペレット形状に加工し
た。得られたペレットを実施例1に従って評価し、この
結果を表1に示す。
【0024】比較例1 1リットルの反応容器に脱水された110℃の分子量2
000(水酸基価56.1mgKOH/g),CPR
2.0のポリエチレングリコール100部、30℃の
1,4−ブタンジオール4.5部、常温の4,4’−ジ
フェニルメタンジイソシアネート27部を順次投入撹拌
した。反応重合物が90℃になった段階でバットに流し
込み、115℃、10分間加熱し、次いで冷却してバッ
ト上で固化させて熱可塑性ポリウレタン樹脂を得た。こ
の塊状物をフレーク状に粉砕し、押出機にてペレット形
状に加工した。得られたペレットを実施例1に従って評
価し、この結果を表1に示す。
【0025】比較例2 1リットルの反応容器に脱水された110℃の分子量2
000(水酸基価56.1mgKOH/g),CPR
2.0のポリテトラメチレングリコール100部、30
℃の1,4−ブタンジオール16部、常温の4,4’−
ジフェニルメタンジイソシアネート59部を順次投入撹
拌した。反応重合物が90℃になった段階でバットに流
し込み、115℃、10分間加熱し、次いで冷却してバ
ット上で固化させて熱可塑性ポリウレタン樹脂を得た。
この塊状物をフレーク状に粉砕し、押出機にてペレット
形状に加工した。得られたペレットを実施例1に従って
評価し、この結果を表1に示す。
【0026】
【表1】
フロントページの続き Fターム(参考) 4J034 BA08 CA04 CA15 CB03 CC01 CC12 CC23 CC26 CC65 DA01 DC50 DG03 HC12 HC13 HC17 HC22 HC52 HC64 HC67 HC71 HC73 KA01 KC04 KC17 KC35 KD02 KD12 KD17 QA03 QA05 QD04 RA09 4L035 BB31 BB32 EE05 MH02 MH07 MH11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均分子量500〜13000のポリエ
    チレングリコールを10〜65重量%と鎖延長剤及びポ
    リイソシアネートの合計90〜35重量%を、ポリエチ
    レングリコール及び鎖延長剤の全活性水素基モル数に対
    するポリイソシアネートのイソシアネート基モル数の比
    が0.9から1.2の範囲で、無溶媒で反応させて得ら
    れる吸水率5〜100%の熱可塑性ポリウレタン樹脂を
    溶融紡糸してなる繊維。
  2. 【請求項2】 平均分子量500〜13000のポリエ
    チレングリコールを10〜65重量%と鎖延長剤及びポ
    リイソシアネートの合計90〜35重量%を、ポリエチ
    レングリコール及び鎖延長剤の全活性水素基モル数に対
    するポリイソシアネートのイソシアネート基モル数の比
    が0.9から1.2の範囲で、無溶媒で反応させること
    を特徴とする吸水率5〜100%の熱可塑性ポリウレタ
    ン樹脂の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013041620A1 (en) * 2011-09-20 2013-03-28 Mölnlycke Health Care Ab Polymer fibre
JP2013139555A (ja) * 2011-12-05 2013-07-18 Toray Opelontex Co Ltd ポリウレタン弾性糸およびその製造方法

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