JP2001214314A - 車椅子の人のつなぎスラックス - Google Patents

車椅子の人のつなぎスラックス

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JP2001214314A
JP2001214314A JP2000061146A JP2000061146A JP2001214314A JP 2001214314 A JP2001214314 A JP 2001214314A JP 2000061146 A JP2000061146 A JP 2000061146A JP 2000061146 A JP2000061146 A JP 2000061146A JP 2001214314 A JP2001214314 A JP 2001214314A
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slacks
clothes
wearing
overall
opened
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JP2000061146A
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Noriko Hamaguchi
紀子 濱口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車椅子を利用する本人若しくは介護人が容易
に後下部スラックス部分だけ開いて用便ができ、なおか
つ上下後部分が別々に別れているので着心地、履き心地
共良好である。外観上では従来の一般的なつなぎスラッ
クスと何等変わることのない物であるばかりか背面部の
構造によりファション性、機能性を増した良好性のある
衣服を提供すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、つなぎスラック
スの肩をはずさず着用のまま用便できるようにする手段
に関する物である。
【0002】
【従来の技術】車椅子使用の身体の不自由な人の為に、
着用時の着衣の乱れ、しめつけ感のない上下つながって
いるつなぎ服は便利であるが、従来の物は、用便の際肩
に係止している吊りひも等をはずさなければならない。
また、後身頃部上下のつながった型であると着用者の動
作によっては引っ張られる感があり、また、着脱の際床
に着衣がづり落ちて汚れることがある。着用者の下着を
整えるとき開閉が少なく不便であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、着用者または介護する人が用便の際簡単
に後身頃下部両脇の開閉自在のファスナーで着用者の胴
部から後身頃下部のみ離れ後身頃上部と後身頃下部(ス
ラックス部)が離れているので、上部身頃は肩に着衣が
係止され上部を着用のまま用便できることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の特徴は、用便
の際ずらす部分である下部後身頃(スラックス部)に開
閉自在なファスナーを両脇に取り付けると共に前身頃全
体と上部後身頃が肩でつながっている為、着用者の身体
に着衣は平常の如く保てる。また、上部後身頃と下部後
身頃(スラックス部)は切り離されており簡単に下部後
身頃のみ開いて用便ができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明するに、図1に於いては、車椅子の人
のつなぎスラックスで符号2はその上部前身頃、3は下
部前身頃(スラックス)であり6は前後下前身頃に取り
付けられたファスナーである。7は上部前身頃から下部
前身頃中心に取り付けられたファスナーであり、8は両
脇部に取り付けられたファスナーである。11は裾が引
っ掛からないように伸縮性のある編み物生地で足首に絞
られたような形で作られている。ファスナーの長さは装
具を付けるのに充分の長さが取り付けられている。10
は前後胴部を連結させる為に面ファスナー取り付けたタ
ブである。
【0006】図2に於いては、符号4と5は胴部ではつ
ながっておらず離れており通常のベストを着用している
ように見せかけている。
【0007】図3に於いては、上記4を上にめくりあげ
たときの様子を示す。9は胴部ベルトであり、ゴムベル
トを生地の中に挿入させ後胴部で個々のサイズにあわせ
て調整できる。着用時は図2のような着衣姿となり、9
は見えなくなっている。
【0008】図4に於いては、両脇に取り付けられたフ
ァスナー6を開いて下部後身頃を下げた図である。ファ
スナーの長さは、5を下ろして用便ができる長さであ
る。10は、帯状体の共布であり9の端に縫着させてお
りボタンまたは面ファスナーで胴部前脇に止めて連結さ
せるものである。
【0009】図5に於いては、上部前身頃より下部前身
頃に取り付けたファスナー7を開いたところであり両端
部に取り付けたファスナー8も開いたところである。こ
のファスナーを全開することにより着脱が容易にでき、
また男性も放尿できる。さらに、脚部の装具等も簡単、
容易に脱着できる。
【0010】高齢者または、車椅子使用の人は衣類特に
スラックスの着脱が大変困難を極めると言う課題があっ
たが、上記の構造により取り付けている5ヶ所のファス
ナーを全開すると筒状になった部分が少なくなり着脱が
容易になる。その為に従来多くもちいられていた伸縮性
の素材だけでなく、夏期には天然素材の綿、麻、厳寒期
には綿入りキルティング、ウールの物、さらに雨天時に
は防水性のナイロン素材等使用できて、色、柄ともに変
化を楽しめる。また、老若男女の服は勿論のこと幼児
服、子供服等、年齢層にかかわらずこの手法を取り入れ
られる。
【0011】
【発明の効果】着衣が肩で係止され、なおかつ両脇に取
り付けたファスナーにより開閉が自在であり下部後身頃
のみ、下げるだけで容易に用便が可能となる。また、着
脱が楽にできるよう前面につけた開閉自在のファスナー
により男性も放尿できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】前面から見た図である。
【図2】背面から見た図である。
【図3】上部後身頃をめくりあげた図である。
【図4】下部後身頃を開いた図である。
【図5】前面上部より下部、両脚部を開いた図である。
【符号の説明】
1.車椅子の人のつなぎスラックス 2.上部前身頃 3.下部前身頃 4.上部後身頃 5.下部後身頃 6.脇ファスナー 7.前中心部のファスナー 8.脚部ファスナー 9.後胴部ベルト 10.タブ(帯状体連結部材) 11.足首布

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用便の際、肩からずらして着衣を下げず
    に、着用者のつなぎスラックスを肩で係止させ開閉でき
    るファスナーを両脇に取り付けることで簡単に用便する
    ことができることを特徴とする手段。
  2. 【請求項2】 上部後身頃と上下前身頃が肩でつながっ
    ている、づり落ち防止手段。
  3. 【請求項3】 前身頃と後身頃との間に着用者の股をく
    ぐらせたとき請求項1又は、請求項2の着衣ずり落ち防
    止及び汚れ防止の手段。
  4. 【請求項4】 上部前身頃と下部前身頃には、男性も放
    尿できるよう開閉自在のファスナーを胸部より股まで取
    り付け、開閉できる手段。
  5. 【請求項5】 上下前身頃は、つながっているが上部後
    身頃と下部後身頃(スラックス部)は、離れており背面
    からはベストを着用しているように見せかけた手段。
  6. 【請求項6】 着脱の際又は、脚部に装具の着用を容易
    にする為、開閉自在のファスナーを両脇脚部に取り付け
    た手段。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110338490A (zh) * 2018-04-08 2019-10-18 王文娟 助力式无障碍便捷裤

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