JP2001213259A - エアバッグ装置を備えたステアリングホイール - Google Patents

エアバッグ装置を備えたステアリングホイール

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JP2001213259A
JP2001213259A JP2000026832A JP2000026832A JP2001213259A JP 2001213259 A JP2001213259 A JP 2001213259A JP 2000026832 A JP2000026832 A JP 2000026832A JP 2000026832 A JP2000026832 A JP 2000026832A JP 2001213259 A JP2001213259 A JP 2001213259A
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connecting pin
locking
hook
airbag device
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Takanobu Ikeda
貴信 池田
Akio Hosoi
章生 細井
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Toyoda Gosei Co Ltd
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    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/203Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in steering wheels or steering columns
    • B60R21/2035Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in steering wheels or steering columns using modules containing inflator, bag and cover attachable to the steering wheel as a complete sub-unit
    • B60R21/2037Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in steering wheels or steering columns using modules containing inflator, bag and cover attachable to the steering wheel as a complete sub-unit the module or a major component thereof being yieldably mounted, e.g. for actuating the horn switch or for protecting the driver in a non-deployment situation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T403/00Joints and connections
    • Y10T403/59Manually releaseable latch type
    • Y10T403/591Manually releaseable latch type having operating mechanism
    • Y10T403/595Lever

Abstract

(57)【要約】 【課題】外観意匠の低下を抑えて、ステアリングホイー
ル本体に対し、エアバッグ装置を簡単に着脱することが
できるステアリングホイールを提供すること。 【解決手段】ステアリングホイールWは、ステアリング
ホイール本体1に対して複数の連結箇所でエアバッグ装
置Mを取り付ける。各連結箇所のエアバッグ装置M側に
は、連結ピン65が突設され、本体1側には、連結ピン
の軸直交方向に回動可能な連結レバー18が配設され
る。連結ピンは、先細り状の案内面70bを有した係止
部70と、係止部元部70c側より小径の小径部69
と、を備える。連結レバーは、小径部に挿入されて係止
部元部を係止可能なフック部21と、フック部の係止解
除方向への回動操作用の操作部22と、を備えて、係止
方向へ付勢される。フック部21は、軸方向に沿って押
し込み移動させる連結ピン65の案内面70bと干渉し
て、係止解除方向へ回動可能な待機位置に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアバッグ装置を
備えたステアリングホイールに関し、特に、ステアリン
グホイール本体に対して、簡単に、エアバッグ装置を着
脱することができるステアリングホイールに関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、エアバッグ装置を備え
たステアリングホイールでは、特開平11−11224
7号公報等に記載されているように、ステアリングホイ
ール本体側の芯金における左右方向両側の部位に対し
て、ボルト止めして、エアバッグ装置を取り付けてい
た。
【0003】しかし、このように、ボルトを回して締め
付け、エアバッグ装置をステアリングホイール本体に取
り付けていては、締付トルクの管理も必要となり、か
つ、使用するボルトも複数あることから、取付作業に手
間がかかり、また、エアバッグ装置の取り外しにも、手
間がかかることとなっていた。
【0004】さらに、ボルト止め作業に使用するための
ドライバー等の治具を差し込む作業孔が、ステアリング
ホイール本体側に必要となって、従来では、ステアリン
グホイール本体下部のロアカバーの左右方向の両側面
に、作業孔を開口させており、ロアカバーの外観意匠を
低下させていた。
【0005】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、外観意匠の低下を抑えて、ステアリングホイール本
体に対し、エアバッグ装置を簡単に着脱することができ
るエアバッグ装置を備えたステアリングホイールを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るステアリン
グホイールは、ステアリングホイール本体に対して複数
の連結箇所でエアバッグ装置を取り付けて構成されるエ
アバッグ装置を備えたステアリングホイールであって、
各々の前記連結箇所における前記ステアリングホイール
本体と前記エアバッグ装置との一方側に、他方側に突出
する連結ピンが突設され、他方側に前記連結ピンの軸方
向と略直交方向に回動可能な連結レバーが配設され、前
記連結ピンが、先端に配置されて、先細り状の傾斜した
案内面を有した係止部と、元部側に配置されて、前記係
止部の元部側より小径とする小径部と、を備えて構成さ
れ、前記連結レバーが、前記連結ピンの小径部に挿入さ
れて前記係止部の元部を係止可能なフック部と、該フッ
ク部の係止解除方向への回動操作用の操作部と、を備え
て、係止方向へ付勢され、かつ、連結時における前記フ
ック部が、軸方向に沿って押し込み移動させる前記連結
ピンの前記案内面と干渉して、係止解除方向へ回動可能
な待機位置に、配置されていることを特徴とする。
【0007】そして、前記連結ピンには、元部側に、前
記係止部の外径寸法以上の外径寸法の大径部を設け、前
記連結レバーの配設側には、前記フック部による前記係
止部元部の係止時に前記大径部を嵌合させる嵌合孔を、
配設させることが望ましい。
【0008】また、前記連結ピンの配設側には、前記連
結レバーの配設側に当接して、前記連結ピンの軸方向に
沿い、かつ、前記連結ピンを前記フック部から離隔させ
る方向に付勢するばねを、配設させることが望ましい。
【0009】
【発明の効果】本発明に係るステアリングホイールで
は、エアバッグ装置をステアリングホイール本体に取り
付ける際、連結ピンを連結レバー側に押し込む。
【0010】すると、連結レバーのフック部は、軸方向
に沿って押し込み移動する連結ピンの案内面と干渉し
て、係止解除方向へ回動可能な待機位置に、配置されて
いることから、連結ピンの押し込み移動に従って、案内
面に案内されるように係止解除方向に回動し、ついで、
フック部の位置に小径部が配置されたなれば、付勢手段
によって小径部に挿入されて、連結ピンを抜き不能に係
止部の元部を係止し、その結果、エアバッグ装置が、ス
テアリングホイール本体側に取り付けられることとな
る。
【0011】すなわち、エアバッグ装置をステアリング
ホイール本体に取り付ける際には、連結ピンを連結レバ
ー側に押し込むだけで、簡単に行なうことができる。
【0012】その後、エアバッグ装置をステアリングホ
イール本体から取り外す際には、連結レバーの操作部に
ピン等の治具を引っ掛け、フック部の係止解除方向に連
結レバーを回動させて、連結ピンをフック部から引き抜
くように、エアバッグ装置を移動させれば、簡単に、ス
テアリングホイール本体からエアバッグ装置を取り外す
ことができる。
【0013】また、連結レバーを回動させる際の治具
は、単に操作部を引っ掛けて連結レバーを僅かに回動さ
せるだけで良く、ステアリングホイール本体におけるロ
アカバー等の下面側から操作でき、作業孔を設けても、
ステアリングホイール本体の上面側や側面側でなく、ス
テアリングホイール本体の下面側に作業孔を設けること
となって、ステアリングホイールの外観意匠を低下させ
ない。勿論、仮に、ステアリングホイール本体の側面に
作業孔を設けても、連結レバーを回動させるための治具
が、単に操作部を引っ掛けて連結レバーを僅かに回動さ
せるだけで良いことから、細い線材等からなるピンで良
く、従来のドライバー等の治具を挿入させる場合より、
小径の作業孔を開口させれば良くなって、ステアリング
ホイールの外観意匠の低下を極力抑えることが可能とな
る。
【0014】したがって、本発明に係るステアリングホ
イールでは、外観意匠の低下を抑えて、ステアリングホ
イール本体に対し、エアバッグ装置を簡単に着脱するこ
とができる。
【0015】そして、連結ピンの元部側に、係止部の外
径寸法以上の外径寸法の大径部を設けて、連結レバーの
配設側に、フック部による係止部元部の係止時に大径部
を嵌合させる嵌合孔を、配設させておけば、エアバッグ
装置のステアリングホイール本体への取り付け時(連結
レバーのフック部による連結ピン係止部の元部の係止
時)、連結ピンの大径部が嵌合孔に嵌合されて、連結ピ
ンの軸直交方向への移動が規制されるため、エアバッグ
装置における連結ピンの軸直交方向へのガタツキを防止
することができる。
【0016】また、連結ピンの配設側に、連結レバーの
配設側に当接して、連結ピンの軸方向に沿い、かつ、連
結ピンをフック部から離隔させる方向に付勢するばね
を、配設させれば、つぎのような作用・効果を得ること
ができる。
【0017】すなわち、エアバッグ装置のステアリング
ホイール本体への取り付け時(連結レバーのフック部に
よる連結ピン係止部の元部の係止時)、ばねの付勢力に
よって、連結ピンが、その軸方向に沿い、かつ、フック
部から離隔する方向に付勢されることから、連結レバー
のフック部が、連結ピン係止部の元部に一層確実に当接
する。そのため、連結ピンのフック部から離隔する方向
への移動は、フック部が係止部の元部を係止しているこ
とから、規制され、逆に、連結ピンのフック部への押し
込み方向への移動は、ばねの付勢力で規制されて、その
結果、エアバッグ装置のステアリングホイール本体への
取り付け時(連結レバーのフック部による連結ピン係止
部の元部の係止時)、連結ピンのその軸方向への移動が
規制されることから、エアバッグ装置における連結ピン
の軸方向に沿う方向へのガタツキを防止することができ
る。
【0018】また、エアバッグ装置のステアリングホイ
ール本体への取り付け時(連結レバーのフック部による
連結ピン係止部の元部の係止時)、ばねの付勢力によっ
て、連結ピンが、その軸方向に沿い、かつ、フック部か
ら離隔する方向に付勢されることから、治具を操作部に
引っ掛けて連結レバーを回動させ、フック部の係止解除
を行なえば、ばねの付勢力によって、連結ピンが簡単に
フック部から離れることとなり、その後に、操作部から
治具を離して、連結レバーを復帰させても、連結ピンの
係止部がフック部から離脱しており、連結ピンを連結レ
バーに干渉させることなく、簡単にエアバッグ装置をス
テアリングホイール本体から取り外すことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0020】実施形態のステアリングホイールWは、図
1〜4に示すように、ステアリングホイール本体1と、
ステアリングホイール本体1の中央のボス部Bの上部に
配置されるエアバッグ装置Mと、を備えて構成されてい
る。
【0021】ステアリングホイール本体1は、図1〜5
に示すように、操舵時に把持する円環状のリング部R
と、リング部Rの中央に配置されるボス部Bと、ボス部
Bとリング部Rとを連結する4本のスポーク部Sと、を
備えて構成されている。4本のスポーク部Sは、左右両
側で、それぞれ、前後に2本ずつ配設されている。さら
に、ステアリングホイール本体1は、リング部R・ボス
部B・スポーク部Sの各部を連結するように配置される
芯金2を備えている。芯金2におけるリング部芯金3
(図2参照)とリング部芯金3側の各スポーク部芯金5
とには、合成樹脂製の被覆層6が被覆されている。ボス
部Bの部位の芯金4は、図示しないステアリングシャフ
トと接続される鋼製のボス4aと、ボス4aの周囲を覆
ってスポーク部芯金5と一体的に形成されるアルミニウ
ム合金等からなる被覆部4bと、から構成されている。
リング部芯金3は、鋼管から形成され、スポーク部芯金
5の端部が一部を被覆して、スポーク部芯金5と連結さ
れている。
【0022】各スポーク部芯金5には、図2・5に示す
ように、中間部位に、ボス4aの軸方向と略直行する面
を備えた支持部5aが上方へ突設されており、これらの
支持部5aは、後述する固定側プレート54の当接部5
4aに下面側から当接させて、各当接部54aを支持す
ることとなる。
【0023】芯金2の左右には、それぞれ、図3・5・
9・11に示すように、前方側のスポーク部芯金5Fと
ボス部芯金4の被覆部4bとを連結するように張り出し
た取付座7が形成されている。各取付座7は、エアバッ
グ装置Mとの連結部位を構成するものであり、被覆部4
bやスポーク部芯金5と一体的に形成され、各スポーク
部芯金5Fから後方へ延びる本体部8と、本体部8の後
端から被覆部4bに連結される支持片部28と、から構
成されている。
【0024】各本体部8には、下面側に上方へ凹む収納
凹部9が形成されている。なお、左右の取付座7や後述
する連結レバー18・ばね24は、ボス部Bを中心とし
て、左右対称形としている。各収納凹部9には、エアバ
ッグ装置M側に設けられた後述する連結ピン65を係止
して、エアバッグ装置Mを取り付けるための連結レバー
18と、ねじりコイルばね24と、が配設されている。
【0025】各収納凹部9内には、図9・10に示すよ
うに、連結レバー18を軸支する支持軸10と、ばね2
4を支持する支持軸11と、連結レバー18の待機位置
を規定する規制突起12と、ばね24の端部24aを保
持する保持座13と、が配設されている。各支持軸10
は、円柱状として、収納凹部9の天井面9bにおける前
方側部位から下方に延びるように配設されている。各支
持軸11は、円柱状として、収納凹部9の天井面9bに
おける後方側部位から下方に延びるように配設されてい
る。各規制突起12は、収納凹部9の内周面9aにおけ
るボス部芯金4側部位から左右方向の外方に延びて、前
方側の面を連結レバー18の規制突起20に当接可能
に、配設されている。各保持座13は、収納凹部9の内
周面9aにおける後方側の面と突起13aとの間に設け
られ、突起13aは、収納凹部内周面9aにおける外方
側の面から内方側に延びるように、配設されている。
【0026】また、各収納凹部9の後方側における外方
側の部位には、外方に連通する開口14が形成されてい
る。各開口14からは、連結レバー18の後述する操作
部22が、外方へ突出されている。さらに、各本体部8
の前方側における左右両側面には、収納凹部9の下方を
覆うように、後述するカバー26を本体部8に取り付け
るための係止突起16が形成されている。
【0027】そしてまた、各本体部8の中央付近には、
上面側から収納凹部9に貫通する嵌合孔15が形成され
ている。各嵌合孔15には、連結ピン65の後述する大
径部68が嵌合されている。
【0028】各収納凹部9内に収納される連結レバー1
8は、鋼等の金属製として、図9・10に示すように、
支持軸10を嵌挿させた軸孔19aを備える円板状の支
持部19と、支持部19から後方側に延びて外方へ延び
るU字状のフック部21と、フック部21の先端に配置
されて、本体部8の開口14から外方へ突出する操作部
22と、を備えて構成されている。各支持部19には、
本体部8の規制突起12の前面側に当接可能な規制突起
20が突設されている。また、フック部21の湾曲した
内周面側部位21aは、規制突起20を規制突起12に
当接させている状態では、嵌合孔15の中心Oを覆わな
い状態として(図11のA参照)、嵌合孔15の内周側
におけるボス部芯金4側に露出するように、構成されて
いる。
【0029】各ねじりコイルばね24は、つる巻部24
bを本体部8の支持軸11に外装させて、一方の端部2
4aを保持座13に嵌め込み、他方の端部24cをフッ
ク部21のボス部芯金4側の面21bに当接させて、各
連結レバー18のフック部21を外方(係止方向)へ回
動させるように付勢している。ちなみに、各連結レバー
18は、ばね24の付勢力により、規制突起20を本体
部8の規制突起12に当接させて、その回動位置が規制
されるフック部21の待機位置状態となり、その際に
は、フック部21の湾曲した内周面側部位21aが、嵌
合孔15の中心Oを覆わない状態として、嵌合孔15の
内周側におけるボス部芯金4側に露出することとなる。
【0030】カバー26は、図9・10に示すように、
各収納凹部9の下方側を覆うような断面U字状の板金製
として、左右方向両側の係止孔26cに本体部8の各係
止突起16を挿入させて、各本体部8に係止されてい
る。カバー26は、収納凹部9を覆って、連結レバー1
8やばね24の収納凹部9からの落下を防止する役目を
果たす。そして、ステアリングホイール本体1の左右両
側の各カバー26は、支持軸10を突出させる軸孔26
aを備えるとともに、各本体部8の開口14と一致する
位置に、連結レバー18の操作部22を突出させる開口
26bを備えて、構成されている。さらに、カバー26
は、連結ピン65の下端における後述する係止部70を
挿通可能な挿通孔26dを、開口させている。
【0031】また、ステアリングホイール本体1は、図
1〜5に示すように、ボス部Bの下部を覆うように、芯
金2にねじ止めされる合成樹脂製のロアカバー30を備
えている。ロアカバー30の底壁30aには、図3・5
に示すように、2つの作業孔30bが形成されている。
各作業孔30bの配置位置は、左右の各連結レバー18
の操作部22の下方付近で、かつ、ステアリングホイー
ルWを回動操作して、左右方向の2本ずつのスポーク部
Sを車両の前後方向に配置させた際、ステアリングホイ
ールWの下方に配設される図示しないコラムカバーの直
上から、離脱する位置としている。
【0032】エアバッグ装置Mは、図2〜4に示すよう
に、膨張可能に折り畳まれた袋状のエアバッグ31、エ
アバッグ31に膨張用ガスを供給するインフレーター3
4、折り畳まれたエアバッグ31を覆うパッド36、エ
アバッグ31・インフレーター34を保持するバッグホ
ルダ41、ホーンスイッチ53、及び、エアバッグ装置
Mをステアリングホイール本体1に連結する連結ピン6
5、を備えて構成されている。
【0033】インフレーター34は、上部にガス吐出口
34bを備えた略円柱状の本体部34aと、本体部34
aの外周面から突出するフランジ部34cと、を備えて
構成されている。
【0034】パッド36は、合成樹脂製として、図1〜
4に示すように、エアバッグ31の膨張時に所定部位を
破断させる天井壁部37と、天井壁部37の外周縁付近
から略四角筒形状に下方へ延びる4つの側壁部38・3
8・39・39と、を備えて構成されている。
【0035】前後方向で対向するように配置される側壁
部38・38には、図4に示すように、それぞれ、内周
面側の部位に、バッグホルダ41の後述するホルダプレ
ート42における係止鉤44aを挿入係止させるための
係止溝38aが形成されるとともに、下端面に、バッグ
ホルダ41の後述するバックアッププレート46の後述
する側壁部48・49を挿入する挿入溝38bが形成さ
れている。
【0036】左右方向で対向するように配置される側壁
部39・39には、図3に示すように、それぞれ、内周
面側の部位に、ホルダプレート42の後述する係止鉤4
4bを挿入係止させるための係止溝39aが形成されて
いる。また、各係止溝39aの下部側の周面には、ホル
ダプレート42の各係止溝44bの先端に設けられた複
数の突起44cを挿入係止させるための、係止孔39b
が形成されている。
【0037】さらに、天井壁部37の外周縁付近の下面
には、バックアッププレート46の後述する支持片部5
0・51の横板部50b・51bに当接する円筒状の押
圧用リブ37aが形成されている。
【0038】バッグホルダ41は、板金製のホルダプレ
ート42と、ホルダプレート42と協動してパッド36
を保持する板金製のバックアッププレート46と、から
構成されている。
【0039】ホルダプレート42は、図2〜4・6に示
すように、中央にインフレーター本体部34aを下方か
ら挿入可能な挿通孔43aを備えた略長方形形状の底壁
部43と、底壁部43の外周縁から略四角筒形状に延び
る側壁部44と、を備えて構成されている。底壁部43
の挿通孔43aの周縁には、後述するリテーナ42の図
示しないボルトを挿通させるための貫通孔43bが形成
されている。側壁部44の上端における前後の縁には、
それぞれ、反転するように係止鉤44aが形成され、側
壁部44の上端における左右の縁には、それぞれ、反転
するように係止鉤44bが形成され、各係止鉤44bに
は、先端に、複数の突起44cが形成されている。
【0040】バックアッププレート46は、図2〜4・
7に示すように、中央にインフレーター本体部34aを
下方から挿入可能な挿通孔47aを備えた略長方形形状
の底壁部47と、底壁部47の前後の周縁から上方へ延
びる側壁部48・49と、を備えて構成されている。底
壁部47の挿通孔47aの周縁には、後述するリテーナ
42の図示しないボルトを挿通させる貫通孔47bが形
成されている。
【0041】さらに、底壁部47の周縁における左右の
前部側の縁付近には、底壁部47から上方へ段差を有し
て延びる縦板部50aと、縦板部50aの上端から屈曲
して外方へ延びる横板部50bと、を備えて構成される
支持片部50が形成されている。また、底壁部47の周
縁における左右の後部側の縁付近には、底壁部47から
上方へ延びる縦板部51aと、縦板部51aの上端から
屈曲して外方へ延びる横板部51bと、を備えて構成さ
れる支持片部51が形成されている。
【0042】これらの支持片部50・51の横板部50
b・51bは、ホーンスイッチ53の後述する可動側プ
レート58を構成することとなる。また、バックアップ
プレート46は、図示しないリード線が結線されて、ホ
ーン作動回路の陽極側に導通している。
【0043】バッグホルダ41によるエアバッグ31と
インフレーター34との保持は、エアバッグ31内に配
置される円環状のリテーナ32を利用して行なわれてい
る。このリテーナ32は、下方へ延びる4本の図示しな
いボルトを備え、これらのボルトをエアバッグ31の開
口31aの周縁における図示しない貫通孔・ホルダプレ
ート42の貫通孔43b・バックアッププレート46の
貫通孔47b・インフレーター34のフランジ部34c
における図示しない貫通孔に貫通させてナット止めする
ことにより、エアバッグ31とインフレーター34と
を、ホルダプレート42とバックアッププレート46と
からなるバッグホルダ41に保持させている。
【0044】また、ホルダプレート42とバックアップ
プレート46とによるパッド36の保持は、パッド36
の各側壁部38・39の係止溝38a・39aに、各係
止鉤44a・44bを挿入係止させ、さらに、バックア
ッププレート46の側壁部48・49をパッド36の前
後の側壁部38・38の挿入溝38b・38bに挿入さ
せることにより、パッド側壁部39・39をバッグホル
ダ41の係止鉤44bで係止するとともに、パッド側壁
部38・38をホルダプレート42の係止鉤44a・4
4aとバックアッププレート46の側壁部48・49と
で挟持する態様で、パッド36をバッグホルダ41で保
持している。
【0045】なお、ホルダプレート42の係止鉤44b
の係止溝39aへの挿入係止時には、各突起44cが各
側壁部39の係止孔39bに挿入されることとなる。
【0046】ホーンスイッチ53は、図1・2に示すよ
うに、パッド天井壁部37の裏面側における各スポーク
部Sの被覆層6の近傍の位置とするように、ステアリン
グホイールWの左右両側のそれぞれ前後の計4箇所に配
置されている。各ホーンスイッチ53は、下方側の固定
側プレート54に当接して導通する固定側接点57と、
固定側接点57の上方側に配置されて、可動側プレート
58に当接して導通する可動側接点59と、コイルばね
60と、絶縁材62・63と、段付きボルト63と、か
ら構成されている。
【0047】なお、実施形態の場合、固定側プレート5
4は、ステアリングホイールWの左右両側で、前後方向
に長く配設されて、ステアリングホイールWの左右両側
における前後のホーンスイッチ53・53で共用されて
いる。また、固定側プレート54は、固着させた連結ピ
ン65を経て、ホーン作動回路の負極側となるステアリ
ングホイール芯金2と導通している。
【0048】そして、可動側プレート58の上面側に
は、ナット58aが溶着されており、固定側プレート5
4の下方から、接点57・59・コイルばね60・絶縁
材61・62・可動側プレート58を貫通して、ナット
58aに螺合される段付きボルト63により、ボルト6
3の大径部63aで押圧されて、可動側接点59が、可
動側プレート58に固定されている。固定側接点57
は、固定側プレート54にバヨネット結合される絶縁材
61に固定されている。コイルばね60は、固定側・可
動側接点57・59の周囲に配置されて、可動側接点5
9を固定側接点57から離隔するように付勢している。
コイルばね60は、下端を固定側プレート54に当接さ
せているものの、絶縁材62で絶縁されて、可動側プレ
ート58を上方へ付勢している。そして、可動側接点5
9の固定側接点57からの離隔距離は、絶縁材61の下
端のフランジ部(図符号省略)を介在させて鍔部63b
を固定側プレート54に当接させている段付きボルト6
3が、ナット58aに螺合されていることにより、規制
されている。
【0049】なお、実施形態の場合、固定側・可動側接
点57・59、コイルばね60、及び、絶縁材61・6
2は、予め、絶縁材61・62相互の図示しない係合部
と絶縁材62のコイルばね60を係止する図示しない係
止部とを利用して、仮組付けしてスイッチ本体を形成す
るように構成されており、各スイッチ本体は、絶縁材6
1を固定側プレート54にバヨネット結合させて、固定
側プレート54に組付可能に構成されている。そして、
固定側プレート54に各スイッチ本体を組み付けてホー
ンスイッチアッセンブリーH(図8参照)を形成し、そ
のホーンスイッチアッセンブリーHを、段付きボルト6
3を利用して、可動側プレート58側であるバックアッ
ププレート46に組み付けている。
【0050】そして、左右両側の固定側プレート54
は、相互に左右対称形として、図1〜3・8に示すよう
に、板金から構成されて、ステアリングホイールWの略
前後方向に配置される基部55と、基部55の前後方向
の略中間部位の内側の縁から下方へ下がる段差を設け
て、ボス部芯金4側に延びる取付片部56と、を備えて
構成されている。
【0051】各取付片部56の先端部位には、下方へ突
出してエアバッグ装置Mをステアリングホイール本体1
に連結する連結ピン65が固着されている。各連結ピン
65は、鋼棒等の金属製として、図11に示すように、
下部先端に配置され、先細り状の傾斜した案内面70b
を備えた円錐形の係止部70と、係止部70の元部側に
配置されて係止部70より小径とした円柱状の小径部6
9と、小径部70の元部側に配置されて係止部70の外
径寸法と略等しい円柱状の大径部68と、を備えて構成
されている。大径部68の元部側には、プレス加工によ
って取付片部56に固着されて、大径部68より外径寸
法の大きな円柱状の基部66が形成されている。基部6
6の外周面には、コイルばね72の上端72aを係止す
る係止爪部67が形成されている。
【0052】コイルばね72は、下端72bを取付座本
体部8の上面側における嵌合孔15の周縁に当接させ
て、連結ピン65を、その軸方向に沿い、かつ、連結ピ
ン65をフック部21から離隔させる方向に、付勢する
ものである。また、各コイルばね72の無負荷時の自然
長は、上端72aを係止爪部67に係止させた状態で、
連結ピン65の係止部70における先端中心部70aを
的確に嵌合孔15内に挿入できるように、下端72bか
ら係止部70の先端中心部70aが突出する長さに設定
されている。実施形態の場合には、ばね72の下端72
bが、係止部70の先端中心部70aより、5mm以上、
上方位置に配置されるように設定されている。さらに、
係止部70をフック部21に係止させて、下端72bを
嵌合孔15の周縁に当接させた際のコイルばね72の左
右両側の合計の付勢力は、ホーンスイッチ53のコイル
ばね60の合計の付勢力よりも大きく、フック部21の
係止解除時に、エアバッグ装置Mを強く上方へ押し上げ
可能な付勢力としている。実施形態の場合、係止部70
をフック部21に係止させた状態では、エアバッグ装置
Mを10N以上で上方へ付勢している。但し、この付勢
力が大き過ぎると、連結ピン65を連結レバー18側に
押し込めないことから、各ばね72のばね定数は、60
N/cm程度以下とすることが望ましい。
【0053】そして、連結ピン65の小径部69の軸方
向の長さ寸法Lは、連結レバー18のフック部21にお
ける内周面側部位21aの厚さ寸法tと略等しく設定さ
れ、大径部68の外径寸法Dは、取付座本体部8の嵌合
孔15に嵌合可能として、嵌合孔15の内径寸法dと略
同寸法としている。
【0054】また、エアバッグ装置Mに対する各連結ピ
ン65の配置位置は、エアバッグ装置Mをステアリング
ホイール本体1に取り付ける際に、各連結ピン65を、
それぞれ、取付座7の嵌合孔15に挿入できる位置で、
かつ、固定側プレート54の各当接部54aを各スポー
ク部芯金5の支持部5aに当接支持させた際に、連結ピ
ン65の小径部69に連結レバー18のフック部21が
挿入可能な高さ位置としている。
【0055】つぎに、エアバッグ装置Mを、組み立て
て、ステアリングホイール本体1に取り付ける作業を説
明する。まず、エアバッグ装置Mを組み立てる場合に
は、まず、開口31aからエアバッグ31内にリテーナ
32を入れて、開口31aの周縁からリテーナ32の図
示しないボルトを突出させ、ついで、エアバッグ31を
折り畳む。
【0056】その後、リテーナ32の各ボルトを貫通孔
43bから突出させるように、折り畳んだエアバッグ3
1をバッグホルダ41のホルダプレート42に嵌め、さ
らに、エアバッグ31の上方からパッド36を外嵌し、
パッド36の各側壁部38・38・39・39の係止溝
38a・39aに、ホルダプレート42の各係止鉤44
a・44bを挿入係止させる。
【0057】そして、リテーナ32の各ボルトを貫通孔
47bから突出させるように、バックアッププレート4
6をホルダプレート42の下方から外嵌するとともに、
側壁部48・49をパッド36の前後の側壁部38・3
8の挿入溝38bに挿入させ、さらに、リテーナ32の
各ボルトをフランジ部34cから突出させるように、イ
ンフレーター本体部34aを、下方から、バックアップ
プレート46とホルダプレート42との挿通孔47a・
43aへ挿入して、リテーナ32の各ボルトにナットを
螺合させれば、バッグホルダ41に、エアバッグ31・
インフレーター34・パッド36を保持させることがで
きる。
【0058】その後、バックアッププレート46の各可
動側プレート58に対して、ホーンスイッチアッセンブ
リーHを組み付ける。すなわち、各可動側プレート58
のナット58aの下方に、固定側プレート54に組み付
けた絶縁体62の部位を配置させ、固定側プレート54
の下方から段付きボルト63を各ナット58aに螺合さ
せれば、ホーンスイッチ53を配置させたエアバッグ装
置Mを組み立てることができる。
【0059】そして、エアバッグ装置Mをステアリング
ホイール本体1に取り付ける際には、各連結ピン65を
対応する嵌合孔15の上方に配置させて、エアバッグ装
置Mを押し下げ、各連結ピン65を嵌合孔15内に押し
込む。なお、この時、予め、ステアリングホイール本体
1は車両のステアリングシャフトに取り付けておき、バ
ックアッププレートに結線された図示しないリード線
を、ホーン作動回路の陽極側に導通する所定のコネクタ
に接続させ、また、インフレーター34から延びる図示
しないリード線を、インフレーター作動回路に導通する
所定のコネクタに接続させておく。
【0060】そして、各連結ピン65を嵌合孔15内に
押し込んだ際、ステアリングホイール本体1側の各取付
座7では、ねじりコイルばね24の付勢力と規制突起1
2への規制突起20の当接とにより、フック部21の湾
曲した内周面側部位21aが、嵌合孔15の中心Oを覆
わない状態として、嵌合孔15の内周側におけるボス部
芯金4側に露出しており、その結果、各連結ピン65
が、係止部先端中心部70aを各嵌合孔15の中心Oに
一致させるように、押し込まれることとなる。すなわ
ち、各連結レバー18のフック部21が、軸方向に沿っ
て押し込み移動する連結ピン65の案内面70bと干渉
して、係止解除方向へ回動可能な待機位置に、配置され
ていることから、連結ピン65の押し込み移動に従っ
て、図11のA・B・Cに示すように、案内面70bに
案内されるように係止解除方向に回動し、ついで、フッ
ク部21の位置に小径部69が配置されたならば、ねじ
りコイルばね24の付勢力によって小径部69に挿入さ
れて、連結ピン65を抜き不能に係止部70の元部70
cを係止し、その結果、エアバッグ装置Mが、ステアリ
ングホイール本体1側に取り付けられることとなる。
【0061】すなわち、エアバッグ装置Mをステアリン
グホイール本体1に取り付ける際には、連結ピン65を
連結レバー21側に押し込むだけで、簡単に行なうこと
ができる。
【0062】そして、上記のように組み付けられたステ
アリングホイールWでは、パッド36を押してエアバッ
グ装置Mを押し下げれば、コイルばね60の付勢力に抗
して、可動側プレート58が固定側プレート54に接近
し、可動側接点59が固定側接点57に接触して、ホー
ンを作動させることとなる。
【0063】また、インフレーター34のガス吐出口3
4bから膨張用ガスが吐出されれば、エアバッグ31
が、パッド36の天井壁部37を破断させて、大きく膨
張することとなる。この時、エアバッグ装置Mのバッグ
ホルダ41には、上方や下方へ大きな引張力が作用す
る。しかし、バッグホルダ41が上方へ強く引っ張られ
ても、段付きボルト63と固定側プレート54とを介在
させて、バッグホルダ41に連結された各連結ピン65
が、その係止部70の元部70cを、ステアリングホイ
ール本体1側に配置された連結レバーフック部21の内
周面側部位21aの周縁に係止させていることから、バ
ッグホルダ41の移動が防止される。また、バッグホル
ダ41が下方へ強く押し下げられても、各固定側プレー
ト54の当接部54がスポーク部芯金5の支持部5aに
支持され、かつ、各連結レバー65の基部66の下端面
が取付座7の嵌合孔15周縁に当接することから、バッ
グホルダ41の移動が防止される。
【0064】そして、メンテナンス等で、エアバッグ装
置Mをステアリングホイール本体1から取り外す際に
は、ステアリングホイールWを回動操作し、左右方向の
2本ずつのスポーク部Sを車両の前後方向に配置させ
て、ステアリングホイールWの下方に配設される図示し
ないコラムカバーの直上から、各作業孔30bを離脱さ
せる。ついで、各作業孔30bからピン等の治具をロア
カバー30内に挿入し、各連結レバー18の操作部22
に治具を引っ掛けて、フック部21の係止解除方向に連
結レバー18を回動させ、さらに、各連結ピン65をフ
ック部21から引き抜くように、エアバッグ装置Mを上
方へ移動させれば、簡単に、ステアリングホイール本体
1からエアバッグ装置Mを取り外すことができる。
【0065】したがって、実施形態のステアリングホイ
ールWでは、連結レバー18の解除動作を行なう作業孔
30bがロアカバー30の底壁30aに設けられてお
り、外観意匠の低下を抑えることができる。また、既述
したように、ステアリングホイール本体1に対して、エ
アバッグ装置Mを簡単に着脱することができる。
【0066】また、実施形態のステアリングホイールW
では、各連結ピン65の元部側に、係止部70の外径寸
法以上の外径寸法の大径部68を設けて、各連結レバー
18の配設側である取付座7側に、フック部21による
係止部元部70cの係止時に大径部68を嵌合させる嵌
合孔15を、配設させている。そのため、エアバッグ装
置Mのステアリングホイール本体1への取り付け時(連
結レバー18のフック部21による連結ピン係止部70
の元部70cの係止時)、連結ピン65の大径部68が
嵌合孔15に嵌合されて、連結ピン65の軸直交方向へ
の移動が規制されるため、エアバッグ装置Mにおける連
結ピン65の軸直交方向である略水平方向へのガタツキ
を、防止することができる。
【0067】なお、実施形態の場合には、係止部70の
外径寸法を大径部68の外径寸法Dと略等しく設定した
が、嵌合孔15への挿入を考慮すれば、係止部70の外
径寸法は、大径部66の外径寸法以下、すなわち、大径
部66の外径寸法Dが係止部70の外径寸法以上であれ
ば良い。
【0068】さらに、実施形態の場合、連結ピン65の
配設側であるエアバッグ装置M側には、連結レバー18
の配設側である本体部8の上面における嵌合孔15の周
縁に当接して、連結ピン65の軸方向に沿い、かつ、連
結ピン15をフック部21から離隔させる上方へ付勢す
るばね72が、配設されている。
【0069】そのため、連結レバー18のフック部21
による連結ピン係止部70の元部70cの係止時、ばね
72の強い付勢力によって、連結ピン65が、その軸方
向に沿い、かつ、フック部21から離隔する方向に付勢
されることから、連結レバーのフック部21が、連結ピ
ン係止部70の元部70cに一層確実に当接する。その
ため、連結ピン65のフック部21から離隔する上方へ
の移動は、フック部21が係止部70の元部70cを係
止していることから、規制され、逆に、連結ピン65の
フック部21への押し込み方向、すなわち、下方への移
動は、ばね72の強い付勢力で規制されて、その結果、
エアバッグ装置Mのステアリングホイール本体1への取
り付け時、連結ピン65のその軸方向に沿う上下方向の
移動が規制されることから、エアバッグ装置Mにおける
連結ピン65の軸方向に沿う上下方向へのガタツキを、
防止することができる。
【0070】また、エアバッグ装置Mのステアリングホ
イール本体1への取り付け時(連結レバー18のフック
部21による連結ピン係止部70の元部70cの係止
時)、ばね72の付勢力によって、連結ピン65が、そ
の軸方向に沿い、かつ、フック部21から離隔する上方
へ付勢されることから、治具を操作部22に引っ掛けて
連結レバー18を回動させ、フック部21による係止部
元部70cの係止解除を行なえば、ばね72の付勢力に
よって、連結ピン65が簡単にフック部21から離れて
嵌合孔15から抜けることとなって、その後に、操作部
22から治具を離して、連結レバー18を復帰させて
も、連結ピン65の係止部70がフック部21から離脱
して嵌合孔15から抜けており、連結ピン65を取付座
7に干渉させることなく、エアバッグ装置Mを簡単にス
テアリングホイール本体1から取り外すことができる。
【0071】なお、実施形態では、連結レバー18をス
テアリングホイール本体1側に設け、連結ピン65をエ
アバッグ装置M側に設けた場合を示したが、逆に、連結
レバー18をエアバッグ装置M側に設け、連結ピン65
をステアリングホイール本体1側に設けても良い。
【0072】また、実施形態では、エアバッグ装置Mに
おけるバッグホルダ41をホルダプレート42とバック
アッププレート46との2部材から構成した場合を示し
たが、パッド36の各側壁部38・39をリベット止め
等するように構成する場合には、バックアッププレート
46だけで、バッグホルダを構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態のステアリングホイー
ルの平面図である。
【図2】同実施形態のステアリングホイールの概略縦断
面図であり、図1のII−II部位に対応する。
【図3】同実施形態のステアリングホイールの概略縦断
面図であり、図1の III− III部位に対応する。
【図4】同実施形態のステアリングホイールの概略縦断
面図であり、図1のIV−IV部位に対応する。
【図5】同実施形態のステアリングホイール本体の平面
図である。
【図6】同実施形態のエアバッグ装置に使用するホルダ
プレートの平面図である。
【図7】同実施形態のエアバッグ装置に使用するバック
アッププレートの平面図である。
【図8】同実施形態のエアバッグ装置に使用するホーン
スイッチアッセンブリーの平面図である。
【図9】同実施形態の連結ピンと連結レバーとの下方か
ら見た分解斜視図である。
【図10】同実施形態の連結ピンと連結レバーとの連結
状態を下方から見た斜視図である。
【図11】同実施形態の連結ピンと連結レバーとの連結
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…ステアリングホイール本体、 18…連結レバー、 21…フック部、 22…操作部、 24…ねじりコイルばね、 65…連結ピン、 68…大径部、 69…小径部、 70…係止部、 70b…案内面、 70c…(係止部の)元部、 72…コイルばね、 M…エアバッグ装置、 W…ステアリングホイール。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイール本体に対して複数
    の連結箇所でエアバッグ装置を取り付けて構成されるエ
    アバッグ装置を備えたステアリングホイールであって、 各々の前記連結箇所における前記ステアリングホイール
    本体と前記エアバッグ装置との一方側に、他方側に突出
    する連結ピンが突設され、他方側に前記連結ピンの軸方
    向と略直交方向に回動可能な連結レバーが配設され、 前記連結ピンが、先端に配置されて、先細り状の傾斜し
    た案内面を有した係止部と、元部側に配置されて、前記
    係止部の元部側より小径とする小径部と、を備えて構成
    され、 前記連結レバーが、前記連結ピンの小径部に挿入されて
    前記係止部の元部を係止可能なフック部と、該フック部
    の係止解除方向への回動操作用の操作部と、を備えて、
    係止方向へ付勢され、かつ、 連結時における前記フック部が、軸方向に沿って押し込
    み移動させる前記連結ピンの前記案内面と干渉して、係
    止解除方向へ回動可能な待機位置に、配置されているこ
    とを特徴とするエアバッグ装置を備えたステアリングホ
    イール。
  2. 【請求項2】 前記連結ピンが、元部側に、前記係止部
    の外径寸法以上の外径寸法の大径部を備え、 前記連結レバーの配設側に、前記フック部による前記係
    止部元部の係止時に前記大径部を嵌合させる嵌合孔が、
    配設されていることを特徴とする請求項1に記載のエア
    バッグ装置を備えたステアリングホイール。
  3. 【請求項3】 前記連結ピンの配設側に、前記連結レバ
    ーの配設側に当接して、前記連結ピンの軸方向に沿い、
    かつ、前記連結ピンを前記フック部から離隔させる方向
    に付勢するばねが、配設されていることを特徴とする請
    求項1若しくは請求項2に記載のエアバッグ装置を備え
    たステアリングホイール。
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