JP2001212993A - 文書画像データの処理方法 - Google Patents

文書画像データの処理方法

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JP2001212993A
JP2001212993A JP2000366645A JP2000366645A JP2001212993A JP 2001212993 A JP2001212993 A JP 2001212993A JP 2000366645 A JP2000366645 A JP 2000366645A JP 2000366645 A JP2000366645 A JP 2000366645A JP 2001212993 A JP2001212993 A JP 2001212993A
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A Toopei Peter
エー.トーペイ ピーター
Joseph Hull Basil
ジョーゼフ ハル バージル
K Smith Glen
ケー.スミス グレン
P Dudek Leslie
ピー.デュデック レスリー
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー間ブリーディングを軽減しエッジ品質
を向上させることにより画質の向上を図る。 【解決手段】 テキスト、図形、及び描画の群の中の少
なくとも2つの要素から構成される文書画像データを受
信し、該画像データにおける各要素を、テキスト、図
形、又は描画の内の1つとして分類し、テキストとして
分類された要素に対応する画像データを一組のテキスト
処理パラメータに従って印刷する。該テキスト処理パラ
メータは、一組の小さなテキストの処理パラメータに従
ってテキストしきい値サイズよりも小さなテキストを処
理し、一組の大きなテキストの処理パラメータに従って
テキストしきい値サイズよりも大きなテキストを処理す
る。一組の図形処理パラメータに従って図形に分類され
た要素に対応する画像データを印刷し、一組の描画処理
パラメータに従って描画として分類された要素に対応す
る画像データを印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は概して2つ以上の異
なるカラーインクを用いた液体インク記録装置に係る。
詳細には、本発明はテキスト、図形、及び/又は描画か
ら構成される複合文書の処理ならびに印刷に指向され
る。
【0002】
【従来の技術ならびに発明が解決しようとする課題】圧
電、音響、位相変化ワックスベースの、又は感熱式のプ
リンタ等の、連続ストリーム又はドロップ・オン・デマ
ンドとしばしば呼ばれている型の液体インクプリンタ
は、インク液滴を記録用紙へと向ける少なくとも1つの
印刷ヘッドを用いる。印刷ヘッド内でインクは複数のチ
ャネルに含まれる。パワーパルスによってインク液滴は
チャネルの端部でオリフィス又はノズルから要求に応じ
て噴出される。
【0003】インクジェットプリンタを含む液体インク
プリンタは、用紙の上でドロップ、スポット、又はドッ
トとして付着されると広がる傾向のある黒色及び/又は
着色液体インクを付着させる。液体インクプリンタの問
題は、使用される液体インクが望ましい時間よりも幾ら
か長い傾向のある有限な乾燥時間を有することである。
液滴が短時間内に連続した順序で又はドットのクラスタ
において互いに隣接して配置される場合にブリーディン
グ(にじみ)が発生する傾向がある。ブリーディング、
展着、及びフェザーリングによって、カラーシフト(色
転位)、エッジシャープネス(鮮鋭度)の低下、インク
のパドリング(たまり)による前記領域における濃度偏
差を含む立体領域の色むらを含む印刷品質の劣化が生じ
る。カラー間ブリーディングは、1つのカラー領域から
のインクが他のカラー領域からのインクと混合するか又
はにじむ場合に発生する。カラー間ブリーディングは、
ブラックインク(比較的緩速の乾燥)の領域がカラーイ
ンク(比較的高速の乾燥)の領域に隣接するところで、
最も明白に現われる場合が多いが、カラー間ブリーディ
ングは、乾燥時間や透過性等の実質的に異なる性質を有
する任意のカラーインクの領域間のインタフェースで発
生することもある。
【0004】エッジシャープネスを増加させてカラー間
ブリーディングを軽減するために種々の方法が提案され
ている。この提案された方法の中には、緩速乾性ブラッ
クインクを速乾性カラーインクをコーミングすることに
より形成されるプロセスブラック(加工黒色)即ち合成
の黒色と交換し、緩速乾性ブラックインクの一部をカラ
ーインクでアンダー印刷を行ない、速乾性ブラックイン
クを使用し、さらに速乾性及び緩速乾性のそれぞれのブ
ラックインクを使用する方法がある。提案された方法の
どれもがカラー間ブリーディングをある程度まで軽減す
る一方で、これらの方法はすべて、プリンタ性能及び/
又は画質に影響をもたらす欠点を少なくとも1つは有す
る。
【0005】例えば、緩速乾性ブラックインクの代わり
に速乾性インクを使用すると、この速乾性ブラックイン
クは緩速乾性ブラックインクよりも画質が低いので、ブ
ラックの再生品質が低下することになる。さらに、速乾
性ブラックインクは典型的には、非印刷領域の隣のブラ
ック領域にファジイ(けばだった又はゆがんだ)エッジ
をもたらすことになる。インタフェースで速乾性ブラッ
クインクを使用し内側領域で緩速乾性ブラックインクを
使用することにより、速乾性ブラックインクと対応付け
られる画質の低下を解決することができるが、シアン、
マゼンタ、イエロー、及び緩速乾性ブラックインクに加
えて5番目のインクが必要となるのでプリンタ設計のコ
ストと複雑さを増加させる。同様に、緩速乾性ブラック
インクを速乾性カラーインクから生成される加工黒色
(合成黒色)と交換することにより一般的には、ブラッ
クの再生品質が低下することになり、その結果、緩速乾
性ブラックインクを使用した場合よりも画質が低下す
る。さらに、加工黒色の使用により、印刷媒体に付着さ
れるインクの量が増加し、乾燥時間ならびに文書印刷の
時間が増加する。さらにまた、付加的なインクの使用
は、透明紙やあまり吸収性のよくないある種の用紙等の
印刷媒体には適切でないこともある。緩速乾性ブラック
インクの一部をカラーインクでアンダー印刷することに
よってカラー間ブリーディングを軽減することができる
が、アンダー印刷は印刷媒体上のインク量を増大させ
る。さらに、ブラックの下に色刷りすることにより、特
に印刷領域と非印刷領域との間のエッジに沿ったエッジ
の濃縮化又はぶれをもたらすことが多い。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの態様は、
記録媒体上に画像を印刷するための文書画像データの処
理方法である。この方法は、テキスト、図形、及び描画
用オブジェクト(描画)の群の中の少なくとも2つの要
素から構成される文書画像データを受信し、画像データ
における各要素を、テキスト、図形、又は描画用オブジ
ェクトの内の1つとして分類し、テキストとして分類さ
れた要素に対応する画像データを一組のテキスト処理パ
ラメータにしたがって印刷し、該テキスト処理パラメー
タは、一組の小テキスト処理パラメータにしたがってテ
キストしきい値サイズよりも小さなテキストを処理する
ことと、一組の大テキスト処理パラメータにしたがって
テキストしきい値サイズよりも大きなテキストを処理す
ることを含み、一組の図形処理パラメータにしたがって
図形として分類された要素に対応する画像データを印刷
し、一組の描画処理パラメータにしたがって描画用オブ
ジェクトとして分類された要素に対応する画像データを
印刷することを含む。
【0007】本発明の別の態様は、記録媒体上に画像を
生成するための文書画像データの処理方法である。この
方法は、1つ以上の画像領域から構成される画像データ
を受信し、各画像領域が第1の画像タイプに対応する画
像データを含むか否かをそれぞれの画像領域ごとに決定
し、第1の画素管理プロセスにしたがって第1の画像タ
イプに対応する画像データを含む画像領域を印刷し、第
2の画素管理プロセスにしたがって第1の画像タイプに
対応する画像データを含まない画像領域を印刷すること
を含む。
【0008】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の特徴を組み込
む具体的な印刷システム10の実施の形態が示される。
印刷システム10は、スキャナ14、コンピュータ1
6、及びネットワーク18又はそれと同様の又はそれに
相当する、アスキーデータ、ビットマップ・データ、形
状データ、図形要素(グラフィックプリミティブ)、ペ
ージ記述言語等の組み合わせである画像データ20を付
与する画像入力端末を含む画像ソース12を有する。画
像データ20はプリンタ制御システム22へと供給さ
れ、プリンタ制御システム22は受信された画像データ
20を処理して、プリンタ26を駆動する印刷データ2
4を生成する。プリンタ制御システム22は、当該技術
においては一般に印刷ドライバと呼ばれているものを含
むこともある。制御システム22がハードウェア及び/
又はソフトウェアにおいて実施されるとともに画像ソー
ス12、プリンタ26、個々の構成部品内、又はそれら
を組み合わせたものの内部に常駐し得ることは当業者に
よって認識されるだろう。画像データ及び/又はプリン
タ制御信号(例えば、用紙の取り扱い、キャリッジ制
御、インク付着)から構成される印刷データ24に応答
して、プリンタ26は適切な印刷媒体に出力画像を生成
する。プリンタ26はインクジェットプリンタから構成
される。
【0009】図24には、図1のシステムでの使用に適
したインクジェットプリンタ200の部分概略斜視図が
示される。プリンタ200は、キャリッジレール206
によって支持されるキャリッジ204に装着されるイン
クジェット印刷ヘッドカートリッジ202を有する。印
刷ヘッドカートリッジ202は、通信ケーブル212を
介してコントローラ214から受信された制御信号に応
答してインク液滴を選択的に噴出する印刷ヘッド210
へ供給するためのインクを収容するハウジング208を
有する。印刷ヘッド210は、インクをハウジング20
8から個々のインクエジェクタに搬送する複数のインク
コンジット又はチャネル(図示せず)を有し、各インク
エジェクタはインクをオリフィス又はノズル(何れも図
示せず)を介して放出する。印刷を実施するために、コ
ントローラ214は1つ以上の印刷ヘッド制御回路(図
示せず)に結合される。印刷ヘッド制御回路は通信ケー
ブル212を通して受信された制御信号を介してコント
ローラ214から情報を受信する。受信された信号の内
容にしたがって、制御回路は、印刷ヘッド210のノズ
ルからインクを選択的に噴射するように設けられる。
【0010】印刷する時に、キャリッジ204は矢印2
16の方向にキャリッジレール206に沿って前後方向
へと往復運動即ち走査する。印刷ヘッドカートリッジ2
02が用紙や透明紙等の記録媒体218を横切るように
前後に往復運動すると、インク液滴は印刷ヘッドノズル
の中の選択された1つから記録媒体に向けて噴射され
る。キャリッジ204の各パスの間に、記録媒体218
は静止位置に保持される。少なくとも1つのパスが終了
すると、記録媒体はコントローラ214の制御のもとで
供給機構によって矢印220の方向に行送りされる。
【0011】本発明は図1に描画されるプリンタ制御シ
ステム22の態様に指向される。特に本発明は、乾燥時
間や透過率等の実質的に異なる特性を有するインクで印
刷された領域間のインタフェースで発生するカラー間ブ
リーディングを軽減するためのシステムならびに方法に
指向される。色のブリーディングは、カラー領域とべた
黒色領域との間のインタフェースで発生することもあ
り、エッジが不ぞろいになるとともに印刷品質の低下に
なる可能性がある。上記のように、インクジェットプリ
ンタの多くが緩速乾性黒インクと速乾性カラーインクと
を併用しているので、カラー間ブリーディングがブラッ
ク領域とカラー領域との間のインタフェースで発生する
ことが多い。このように、本発明を記載する場合、ブラ
ック/カラーインタフェースで発生するカラー間ブリー
ディングについて言及される。しかしながら、本発明は
ブラック/カラーインタフェースにおける動作に限定さ
れずに、実質的に異なる特性を有するカラーインクで印
刷された領域間のインタフェースで発生するカラー間ブ
リーディングを軽減するように適合させることもでき
る。さらに、本発明は非印刷領域に隣接して印刷される
ブラック及び/又はカラー領域のエッジ品質を改善する
ように適合させることができる。
【0012】本発明は複合画像を形成するために結合さ
れる2つ以上の色平面又は色分解から構成されるカラー
画像データ上での動作として記載される。各色平面は走
査線に配列された画素に関して色分解用の画像を記述す
るラスタ画像から構成される。本発明を記載する目的の
ために、4つの色平面、即ち、シアン、マゼンタ、イエ
ロー、ブラック(CMYK)から構成される画像データ
が参照される。各複合画素は、CMYK色平面のそれぞ
れに対し1つずつの、4つの対応付けられる分離画素か
ら構成される。各分離画素は、対応する分離がオン又は
オフであるか、即ち、対応するインクがその位置に付着
されるか否かを指示する2値信号として考えられる画素
値から構成されることが有利である。単一色の多数のイ
ンク液滴を画素位置に付着することのできるプリンタに
おいて、分離画素が、それぞれ異なる数のインク液滴を
付着させることに対応する多数のオン状態を有すること
が理解されるだろう。同様に、可変量のインク液滴を画
素位置に付着させるプリンタにおいて、分離画素が、そ
れぞれ異なるインク量の付着に対応する多数のオン状態
を有することは理解されるだろう。以下の説明では、1
画素当たり多数滴の(マルチドロップ/ピクセル)プリ
ンタ上での動作に言及されるが、本発明が可変量の液滴
を付着させるプリンタにも等しく適用できることは理解
されるべきである。さらに詳細には、小量の液滴は多数
滴モードにおける1滴に相当するものとして、また、大
量の液滴は多数滴(例えば、2滴)画素であるとしてそ
れぞれ考えることができる。複合画像を形成する場合に
色の異なる組み合わせと同様に異なる数の色分解が用い
られることは当業者によって認識されるだろう。
【0013】カラー間ブリーディングを軽減するため
に、本発明では、カラー間ブリーディングが発生しやす
いブラック/カラーインタフェースを検出し、このイン
タフェースの境界近くに印刷される画素を修正するよう
に作動するプロセスが実行される。このプロセスは、3
つの一般的なステップ、即ち、ブラック領域とカラー領
域との間のインタフェースを識別することと、ブラック
領域におけるブラック境界領域の画素パターンを修正す
ることと、カラー領域におけるカラー境界領域の画素パ
ターンを修正すること、を含む。図2を参照すると、カ
ラー間ブリーディングを軽減するための方法を示すフロ
ーチャートが詳細に示されている。
【0014】ステップ30では、ブラック領域とカラー
領域との間のインタフェースが識別される。以下でさら
に詳細に述べられる1つの実施の形態では、ステップ3
0では、X×Yウィンドウフィルタ内の画素に対する統
計を収集してインタフェースを識別するとともに、所与
の画素がどの境界領域内にあるかを決定する。しかしな
がら、ステップ30では、限定はされないが、マスキン
グ、ルックアップ・テーブル、エッジ検出フィルタ等を
含むブラック/カラーインタフェースを識別するための
任意の数の周知の技術を使用することができる。エッジ
検出フィルターの記載はアメリカ特許第5,635,9
67号において見出すことができる。
【0015】ステップ32では、ステップ30で識別さ
れたブラック/カラーインタフェース近くのブラック境
界領域の幅Nを定義する。ブラック境界領域を構成する
画素の数Nは、境界でのカラー間ブリーディングを軽減
するのに十分大きく且つ同様に画質を低下させる更なる
印刷アーチファクトの形成を最小限に抑えるのに十分小
さくなければならない。同様に、ステップ34では、イ
ンタフェース近くのカラー境界領域の幅Mが定義され
る。ブラック境界領域の選択と同様に、カラー境界領域
の幅Mは、他の印刷アーチファクトの追加を最小限に抑
えながらカラー間ブリーディングを軽減するように選択
されなければならない。
【0016】境界領域の幅を定義する時に、境界領域の
位置、画像のタイプ(例えば、テキスト、ラインアー
ト、図形、画像等)、各境界の幅、境界内の画素パター
ンの修正方法、使用される印刷媒体、インク成分等の要
因が考慮されることもある。境界領域は好ましくはそれ
ぞれ、インタフェースに接するように位置されるが、該
境界領域がインタフェースに接する必要はないことは理
解されよう。インタフェースにおける境界領域の全体幅
は、インタフェースでのカラー間ブリーディングを軽減
するとともに付加的印刷アーチファクトの形成を最小限
に抑えるように選択されなければならない。境界幅に対
する最適値は較正ならびに画像分析調査によって識別す
ることができる。ブラック境界の幅は好ましくは、0乃
至350μmであり、カラー境界の幅は好ましくは、0
乃至200μmのものが使用される。300dpiイン
クジェットでは、N画素ブラック境界の幅は0乃至4画
素から選択され、カラー境界の幅Mは0乃至2画素に定
義されるのが有益である。
【0017】ステップ36とステップ38では、N画素
ブラック境界及びM画素カラー境界の各領域内の画素パ
ターンがそれぞれ修正される。境界領域内の画素又は画
素パターンを修正するために多数の方法が存在する。境
界領域内の画素パターンを修正するためのある方法で
は、選択された画素が分離画素の所定の組み合わせに置
き換えられる。この置き換え操作は、置き換えられた分
離画素をオフにし、代わった分離画素をオンにする。画
素の置き換えは「置換」と称されることもある。置換操
作の例は図3に示される。図3において、ウィンドウ4
0はイエロー/ブラックインタフェースに沿った複合画
素の5×5のブロックを示す。ウィンドウ42は置換操
作後のウィンドウ40の画素ブロックを示し、2画素境
界(コラム44と46)内でブラック分離内の1画素お
きがオフとされ、複合画像におけるシアンならびにマゼ
ンタ画素と交互に置き換えられる。
【0018】画素パターンを修正する別の方法では、複
合画像からの1つ以上の分離において、選択された画素
が取り除かれる(オフにされる)。この分離からの画素
の除去は「間引き」と称されることもある。図4は間引
き操作の例を示し、ウィンドウ50がブラック/カラー
インタフェースに沿った複合画素の5×5画素ブロック
であり、ウィンドウ52が間引き後の同じ画像ブロック
を示している。間引き操作では、コラム54において1
画素おきにすべての色分解画素を除去し(オフにし)、
コラム56において1画素おきにイエロー分解画素を除
去する。
【0019】間引き作業はまた、1画素当たり多数滴の
プリンタにおけるインクカバレッジを減少させるために
使用することができる。簡単に述べると、1画素当たり
多数滴のプリンタでは、インク小滴を用いて図形及び描
画の各画像において好ましい色調変換を生じさせること
が多い。しかしながら、これら液滴のサイズは、1画素
当たり1つのみの液滴を用いたべた領域充てん又は飽和
色を生成するほどに大きいものではない。このように、
プリンタは一般には100%を越えるカバレッジ、即
ち、べた領域充てん量を得るために1分離画素当たり多
数の液滴を要求する。図5において、ウィンドウ60
は、ブラック領域が150%のカバレッジ(即ち、平均
して2画素ごとに3つの液滴)から構成されるブラック
/カラーインタフェースに沿った5×5の画素領域を示
す。ウィンドウ62は、間引き操作後のウィンドウ60
と同じ画像領域を示し、約100%、即ち、分離画素当
たり平均して1つの液滴、に液滴カバレッジを減少させ
る。ウィンドウ62において、コラム64は、すべての
2滴画素を1滴画素に減少させる間引き操作を示す。コ
ラム66と68は、2滴画素を実質的に半分に減少させ
る間引き方法を示す。上記記載が可変量の液滴を付着さ
せるプリンタに拡大可能であることは当業者によって容
易に理解されるだろう。例えば、200%のカバレッジ
が多量の液滴のすべてを付着させるとして考えられるの
であれば、100%のカバレッジまでの間引きは少量の
液滴のみを付着させるか、又は1画素おきに多量の液滴
を付着させるとして考えることができる。同様に、15
0%までの間引きは、2画素ごとに大小1つずつの液滴
を平均するものとして考えることができる。
【0020】1つ以上の置換及び/又は間引き操作の組
み合わせを用いて画素パターンを修正してもよいことは
理解される。さらに、間引き・置換操作を予め定義され
た画素のパターン上で行なう必要がないこともまた理解
される。例えば、画素パターンの修正は間引き又は置換
のために3画素おきに1つの画素をランダムに選択して
もよい。さらにまた、選択された領域内で画素パターン
を修正するように操作する場合、画素を修正するように
選択される操作は該領域内における位置に基づいて変化
することもある。境界内の画素位置に基づく画素修正を
変更することは、境界領域内の変換を考慮に入れて境界
領域と内部領域との知覚上の相違を軽減する。例えば、
インタフェースに最も近接する画素は第1の置換操作を
用いて修正し、インタフェースから最も離れている画素
は第2の置換操作を用いて修正することもできる。
【0021】画素パターンを修正するための置換・間引
き操作は、それぞれ異なる置換又は間引き操作に対し画
素修正パターンを定義するとともに、適切な画素修正パ
ターンにより画素を調整することによって実施すること
ができる。各画素修正パターンは例えば、シアン、マゼ
ンタ、イエロー、及び/又はブラックの色平面内の特定
の位置で、オン又はオフとされている、即ち、インクを
付着させている、又はそうでない分離画素に対応するオ
ン/オフ(1又は0)値のアレイを用いて表わすことが
できる。置換操作は画素を画素修正パターンの対応画素
からの画素値と置き換えることにより画素を調整する。
間引き操作は、画素修正パターンの同等の分離画素に対
して対応画素値を備えた画素の論理積を実行することに
より画素を調整することができる。
【0022】例えば、置換操作を実施してブラック分離
画素を1画素おきにシアンとマゼンタが交互にくる分離
画素に置き換えるための具体的な画素修正パターン70
が図6に示される。画素修正パターン70は4つの走査
線72から構成され、各走査線には8個の画素がある。
修正パターン70は、CMYKデータが画素ごとにグル
ープ化された複合画素から構成される。例えば、画素7
4では、対応する分離画素がマゼンタ分離画素ではオン
になり、シアン、イエロー、ブラックのそれぞれの分離
画素はオフになる。図7乃至図10には、図6の修正パ
ターン70に対しそれぞれシアン、マゼンタ、イエロ
ー、ブラックの色平面ごとの8×4の修正パターンが示
される。同様に、すべての画素からブラックと、1画素
おきにカラーを除去するように画素パターンを間引きす
るための具体的な画素修正パターン80が図11に示さ
れる。修正パターン80は4つの走査線82から構成さ
れ、各走査線にはCMYKグループ化データの8つの複
合画素がある。図12乃至図15には、図11の画素修
正パターン80に対しシアン、マゼンタ、イエロー、ブ
ラックのそれぞれの分離画素ごとの8×4の修正パター
ンが示される。
【0023】画素修正パターンのそれぞれを事前に定義
することにより、画素修正パターン(アレイ)の画像デ
ータ上への張り付け(タイリング)が可能となるので、
各画素修正パターン内の対応画素位置が画像データ内の
画素ごとに識別可能とされる。図16は、各走査線にI
個の画素を有するJ本の走査線から構成される画像デー
タ90上への修正パターンの張り付けを示す。複合画像
又は分離画像に対応するデータ90は画像上に張り付け
られた複数のX×Y画素修正パターン92によって示さ
れる。画素修正パターン92内の対応位置は、画素位置
の関数として画素p(i,j)に対し識別可能である。
インタフェース近くのブラック又はカラー境界領域内の
画素は、適切な画素修正パターンの画素値にしたがって
修正可能とされる。
【0024】図17を参照すると、本発明によるカラー
間ブリーディングを軽減するためのプロセスの別の実施
の形態が示される。図17のプロセスは、アンダーカラ
ー印刷(アンダー印刷)操作を含んで示される。アンダ
ー印刷を追加することは、ブラックインクの紙への吸収
を促進するために追加の速乾性カラーインクをべた緩速
乾性ブラックインクの内部領域に付加することにより乾
燥時間を軽減する。さらに、アンダー印刷は、緩速乾性
ブラックインクが紙に容易に吸収されたり広がらない場
合に生じるべたブラック領域における縞状のムラを軽減
することができる。
【0025】簡単に述べると、図17に示されるプロセ
スは、色修正された中間調化画像上で作動する。このプ
ロセスは、対象画素を含む第1のウィンドウフィルタを
画像の一部にかけて通過させ、このウィンドウフィルタ
内の画素に対する統計を収集し、収集された統計に基づ
いて画素がブラック/カラーインタフェース近くのN画
素ブラック境界領域内にあるか否かを決定し、事前に定
義された規則に従って対象画素を修正する。対象画素を
含む画像の第2の部分上で作動する第2のウィンドウフ
ィルタは、第2のウィンドウフィルタ内の画素の統計を
収集するために使用することもできる。第2のウィンド
ウから収集された統計を分析して、対象画素がブラック
/カラーインタフェース近くのM画素カラー境界範囲内
にあるか否かを決定し、もしこの範囲内にあれば、対象
画素は一組の事前に定義された規則にしたがって修正さ
れる。カラー間ブリーディング操作の縮小により、カラ
ー画素のあるインタフェースのN画素内のブラック画素
と、ブラック画素のM画素境界内にあるカラー画素とが
修正される。
【0026】アンダー印刷操作は内部のブラック画素を
修正して、1つ以上の色分解画素をオンにする、即ち、
被選択画素位置においてブラックの下にカラーを印刷す
る。。「アンダー印刷」又はブラックの下にカラーを印
刷することの概念は的確ではない。即ち、プリンタは、
ある画素がブラックインクの下に付着されたカラーイン
クで印刷される一方で、他の画素が最初に付着されたブ
ラックインクと上部に付着されたカラーインクで形成さ
れるように構成され且つ作動されることもある。2つの
操作、即ち、カラー間ブリーディングとアンダー印刷
は、それぞれ独立して作動可能ではあるが、単一のプロ
セスに一体化されるものとして記載する。
【0027】さらに詳細には、図17のプロセスは、ス
テップ100における処理に対して対象画素p(i,
j)の識別から開始する。ステップ102では、対象画
素に対する複合画素がブラックのみの画素か、又はカラ
ーのみの画素であるかを決定する。ブラック画素は、ブ
ラック平面での分離画素がオンである複合画素であり、
即ち、少なくとも1滴のブラックインクが付着される。
ブラックのみの画素は、ブラック平面での分離画素がオ
ンであり各カラー平面での分離画素がオフである複合画
素である。同様に、カラーのみの画素では、ブラック平
面での分離画素はオフであり、カラー平面での少なくと
も1つの分離画素はオンである。対象画素が黒のみ、又
はカラーのみであると、処理するカラー画像データ内に
さらに画素があるか否かを決定する(ステップ12
8)。画素がさらにあれば、プロセスはステップ100
にループバックし、新しい対象画素を識別する。
【0028】ステップ104では、対象画素がカラーの
みの画素かブラックのみの画素かの判断に基づいてプロ
セスは分岐する。各分岐は、ウィンドウフィルタ内の画
素の画素統計を収集し、対象画素がブラック/カラーイ
ンタフェースに近い境界領域内にあるか否かを決定する
ために上記収集された統計を分析し、それに応じて対象
画素を処理するという同じ一般的な操作を実行する。ブ
ラックのみの対象画素に対する分岐に続いて、ステップ
106のプロセスでは、対象画素の周囲の画素から構成
されるブラックウィンドウフィルタを識別する。プロセ
スは対象画素が中心に置かれる矩形ウィンドウフィルタ
を使用するのが好ましい。ブラックウィンドウフィルタ
のサイズは境界領域の幅から決定することができる。ブ
ラック領域におけるN画素境界領域に対して、ブラック
フィルタのサイズは、各面が2N+1画素を有するよう
に設定されるのが有利である。
【0029】ステップ108では、ブラックウィンドウ
フィルタ内の画素がブラックの下にカラーを有する(即
ち、いずれかの画素でカラーとブラックの両方を印刷す
る)か否かが決定される。ウィンドウ内の画素がブラッ
クの下にカラーを有すると、対象画素に対してはそれ以
上の処理は実行されない。ステップ108によって、プ
ロセスがブラックのみか、カラーのみか、又は非印刷画
素に限定される必要がなくなる。
【0030】ステップ110では、対象画素p(i,
j)に対するブラックウィンドウ統計信号B(i,j)
を生成するためにブラックウィンドウフィルタ内の画素
から統計を収集する。収集された統計は次の処理(ステ
ップ112と114)で使用されて、対象画素がブラッ
ク/カラーインタフェースに近いN−画素境界領域内に
あるか否か、さらに、もしあればカラー間ブリーディン
グを軽減するために対象画素をどのように修正すべきか
を決定する。ステップ108の操作がステップ110で
収集される統計に含まれる可能性があることは理解され
るだろう。ある例において、統計信号B(i,j)は、
ステップ110においてブラックウィンドウフィルタ内
のブラックのみとカラーのみの画素の数を識別する。ブ
ラックウィンドウフィルタ内のブラックのみとカラーの
みの画素の数に基づいて、ステップ112では、ブラッ
ク/カラーインタフェースが存在するか否かを識別する
とともに対象画素の画素タイプを識別する。ステップ1
14では、画素タイプと、インタフェースの存在の有無
に基づく事前に定義された画素修正パターンにしたがっ
て対象画素を修正することにより、出力画素を対象画素
から生成する。
【0031】画素タイプを識別するある方法では、ウィ
ンドウ内のブラック画素の数が所定の画素範囲内である
かを決定し、もしそうでない場合、ブラック画素の数が
所定の範囲を越えるか又はそれより少ないかを決定す
る。例えば、対象画素のタイプは、ブラック画素数が所
定の範囲を越える場合には内側画素として、所定の画素
範囲内にある場合には境界画素として、また所定の範囲
よりも少ない場合には孤立画素として識別することもで
きる。この方法は、例えば、ブラックのみの画素の数を
一連のしきい値と比較し、その結果に基づいて画素タイ
プを設定することにより達成可能である。さらに、ウィ
ンドウ内のカラーのみの画素の数が被選択範囲内にある
場合、ブラック/カラーインタフェースは存在するもの
と仮定される。ブラック/カラーインタフェースを識別
するための被選択範囲は、所定の低しきい値、所定の上
下限の両しきい値、又はブラックのみの画素の数に基づ
いて動的に選択されたしきい値により定義してもよい。
【0032】一般に、対象画素が、例えばN画素境界領
域内の境界画素として識別され、ブラック/カラーイン
タフェースがブラックウィンドウフィルタ内で検出され
ると、該対象画素はブラック境界画素に対する画素修正
パターンにしたがってカラー間ブリーディングを軽減す
るように修正される。対象画素がN画素境界範囲内にあ
ってインタフェースが検出されない場合、画素は元のま
まにおかれる。任意に、対象画素が(即ち、べたブラッ
ク領域内ではあるが、N画素境界領域外にある)内側画
素として識別されると、該画素を、広範囲ブラック領域
内で画質を向上させるように設計されたアンダーカラー
印刷画素修正パターンにしたがって修正することもでき
る。
【0033】ウィンドウフィルタ内のブラックのみと、
カラーのみの画素の数に基づく対象画素の画素タイプを
識別するための規則の例は以下のC言語類似のプログラ
ム命令文によって記述される。 If (# Black Only>Border Full) Pixel Type = Interior If ((Border Empty<# Black Only) and (# Black Only<Border Full)) Pixel Type = Border If (# Black Only<Border Emptyl) Pixel Type = Isolated If (# Color Only>ICB Full) Bleed = Yes else BLEED = No ここで、Nは境界領域内の画素数であり、ブラックウィ
ンドウフィルタのサイズは、(2N+1)*(2N+
1)によって示され、# Black Onlyはウィンドウ内のブ
ラックのみの画素の数であり、# Color Onlyはウィンド
ウ内のカラーのみの画素の数であり、Border Fullは境
界画素を識別するための上限しきい値であり、(2N+
1)*(2N+1)−Nによって示され、Border Empty
は境界画素を識別するための下限しきい値であり、(N
+1)*(N+1)によって示され、ICB FullはNによ
って示されるインタフェースしきい値である。
【0034】画素タイプとインタフェースの存在に基づ
いて対象画素を修正するための一般的な規則は、以下の
C言語類似のプログラム命令文によって記述することが
できる。 If (Pixel Type = Interior) 内側ブラック画素修正パターンによる対象画素を 置換することにより出力画素を生成せよ Else If ((Pixel Type = Border) and (Bleed = Yes)) ブラック境界修正パタ ーンによる対象画素を置換することにより出力画素を生成せよ Else If ((Pixel Type = Border) and (Bleed = No)) 対象画素を出力せよ Else If ((Pixel Type = Isolated) and (Bleed = Yes)) ブラックのみの対象 画素を出力せよ Else 対象画素を出力せよ
【0035】次にステップ104からのカラー分岐に転
じると、プロセスはステップ116で対象画素の周囲の
カラーウィンドウフィルタを識別する。ブラック画素分
岐と同様に、プロセスは好ましくは、対象画素を中央に
置いた矩形ウィンドウフィルタを使用するものであり、
カラーウィンドウフィルタのサイズは修正されるカラー
領域内の境界領域の幅に基づくものであるが、他のサイ
ズや形状を有するフィルタを使用してもよい。M画素境
界領域に対し、矩形ウィンドウフィルタのサイズは有利
なものとして、各面が2M+1画素を有するように設定
される。
【0036】ステップ118では、カラーウィンドウフ
ィルタ内の画素がブラックの下にカラーを有するか否か
が判断される。ウィンドウ内の画素がブラックの下にカ
ラーを有すると、対象画素について更なる処理は実行さ
れず、プロセスはステップ100に戻されて、処理すべ
き画素がまだほかにあれば、新しい対象画素の識別が行
なわれる(ステップ128)。ステップ120では、カ
ラーウィンドウフィルタ内の画素に対する統計を収集し
て対象画素p(i,j)についてのカラー統計信号C
(i,j)を生成する。
【0037】収集された統計に基づいて、ステップ12
2では対象画素がブラック/カラーインタフェースに近
いM画素境界領域内にある(例えば、境界画素である)
か否かが判断される。一般に、ウィンドウフィルタ内の
カラーのみの画素の数が所定の範囲内にある(第1のし
きい値よりも大きく第2のしきい値よりも小さい)とと
もに、ブラックのみの画素の数がインタフェースしきい
値を越える場合、ブラック/カラーインタフェースに近
いM画素境界領域内にあると仮定される。
【0038】出力画素はステップ124において対象画
素から生成される。一般に、対象画素が境界画素であり
インタフェースが存在すると、対象画素はカラー境界画
素パターンにしたがって修正される。他のすべての場合
には、対象画素はもとのままで出力画素として付与され
る。対象画素がウィンドウフィルタ内のブラックのみの
画素とカラーのみの画素の数に基づく境界画素であるか
否かを判断するための一般的規則は、以下のC言語類似
のプログラム命令文によって記述することができる。 If ((Border Empty<# Color Only) and (# Color Only<Border Full)) Pixel Type = Border If (# Black Only>ICB Full) Bleed = YES else BLEED = NO If ((Pixel Type = Border) and (Bleed = Yes)) カラー境界画素修正パターン を使用して対象画素を間引きすることにより出力画素を生成せよ Else If ((Pixel Type = Border) and (Bleed = NO)) 対象画素を出力せよ else 対象画素を出力せよ ここで、Mは境界領域内の画素数であり、カラーウィン
ドウフィルタのサイズは、(2M+1)*(2M+1)
によって示され、# Black Onlyはウィンドウ内のブラッ
クのみの画素の数であり、# Color Onlyはウィンドウ内
のカラーのみの画素の数であり、Border Full =(2M
+1)*(2M+1)−M、Border Empty =(M+1)
*(M+1)、及びICB Full = Mである。
【0039】いずれかの分岐を完了した後に、プロセス
は処理するカラー画像データ内にまだほかに画素がある
か否かを判断する(ステップ128)。画素がまだある
ならば、プロセスはステップ100にループバックして
新しい対象画素を識別する。処理を必要とする更なる画
素がない場合プロセスは終了する。
【0040】上記で論じたように、カラー平面における
特定の位置でオン又はオフとされる画素値に対応するO
N/OFF(1又は0)のアレイから構成され事前に定
義される画素修正パターンを使用して間引き・置換操作
を実施することができる。図17のプロセスでは、3つ
の事前に定義された画素修正パターン、即ち、カラー境
界画素修正パターン、ブラック境界画素修正パターン、
及び内側ブラック画素修正パターンを識別する。対象画
素を修正するために図17のプロセスで使用される特定
の事前に定義された画素修正パターンは、一部はプリン
タの型、印刷モード(例えば、高速、低速、ドラフト、
標準等)、画像のタイプ(例えば、テキスト、ラインア
ート、図形、描画)等によって決まることもある。例え
ば、画素プリンタは、標準モードに使用されるパターン
とは異なるドラフトモードに対するカラー間ブリーディ
ングを制御するための画素修正パターンを用いることも
ある。
【0041】1画素当たり1滴の(シングルドロップ/
ピクセル)プリンタに対して、好ましい結果をもたらす
ことが認識されている、ブラック/カラーインタフェー
スに近いブラック境界領域における画素を修正するため
のブラック境界画素パターンは、ブラック画素の一部を
マゼンタ画素と置き換え、ブラック画素の他の一部をシ
アン画素と置き換える。ブラック境界画素修正パターン
はブラック画素の約50パーセントを正規のパターンに
おいてシアンとマゼンタが交互にくる画素と置き換える
のが有利である。好ましくは、ブラック境界画素修正パ
ターンはブラック画素の約25パーセントをシアン画素
に置き換え、ブラック画素の約25パーセントをマゼン
タ画素に置き換える。このような画素修正パターンの例
は上記で論じられ且つ図6乃至図10において示されて
いる。カラー間ブリーディングを軽減することが認識さ
れている別のブラック境界画素修正パターンは、ブラッ
ク画素の一部をシアン、マゼンタ、及びイエローの画素
の通常のパターンと置き換える。事前に定義された内側
ブラック画素修正パターンは、選択されたブラックのみ
の画素の下の追加の色分解画素をオンにするように作動
する。内側画素修正パターンはシアン、マゼンタ、及び
イエローの画素の通常のパターンをアンダー印刷するの
が好ましい。このようなブラック画素の約25パーセン
トの下に印刷するための画素修正パターンの例は図18
に示される。
【0042】カラー間ブリーディングを軽減することが
認識されているカラー境界画素修正パターンはカラー境
界を間引きして画素境界内のカラー画素の一部を除去す
る。カラー境界上で実行される間引き操作では、カラー
画素の一部をカラー画素のすべてに至るまで除去するこ
とができる。カラー画素のすべてを除去することによっ
てインタフェースに非印刷領域が生成され、これはエッ
チングと称されることもある。有利なことには、カラー
境界画素修正パターンでは、正規のパターンにおける画
素境界内のカラー画素の25乃至75パーセントが除去
される。図11乃至図15に示されるような画素修正パ
ターンの例では、2つの画素の境界におけるチェッカー
ボードパターンのカラー画素の約半分を除去するように
作動する。他の間引きの組み合わせも同様に使用できる
ことは理解されるだろう。
【0043】1画素当たり多数滴のプリンタについて
は、境界領域における最大インクカバレッジを減少する
ように設計される画素修正パターンはカラー間ブリーデ
ィングを軽減するように認識されている。ブラック境界
ならびにカラー境界のそれぞれの領域内の境界画素に対
し、多数滴画素のある一部を1滴画素と置き換えること
により液滴カバレッジを減少させることを利用してカラ
ー間ブリーディングを軽減することができる。任意に、
境界領域内の多数滴画素の一部を間引きする画素修正パ
ターンを使用することができる。有利なことには、画素
パターンはインク滴カバレッジを約100パーセント、
即ち、ブラック境界ならびにカラー境界のそれぞれの領
域における分離画素当たり平均して1滴まで減少する。
しかしながら、カラー境界において100乃至150パ
ーセントの間にインク滴カバレッジを減少させることは
また、好ましい結果をもたらす。境界幅及びインクカバ
レッジに対する他の値がプリンタ解像度、使用されたイ
ンク、使用された印刷媒体、ドットスケジューリングア
ルゴリズム等に基づく適切なものであることは理解され
るだろう。ある多数滴画素を1滴画素と置き換えたり、
あるいは多数滴画素の一部を除去するかのいずれかによ
ってインク滴カバレッジを減少させるのに必要な画素修
正パターンは、1画素当たりの液滴の最大数、生成可能
な最大液滴カバッレッジ、及び多数の液滴が分散される
パターンによって決まる。
【0044】図2又は図17に示されるように、上記プ
ロセスを修正して非印刷領域に隣接した境界領域内にあ
る画素を識別できることが理解される。この修正された
プロセスは、印刷/非印刷インタフェースに近い境界領
域内の画素を識別するとともに印刷領域の境界範囲内の
画素パターンを修正して、エッジ品質を鮮鋭化又は維持
するように作動する。図19はエッジ品質を維持するた
めの方法のフローチャートを示す。修正プロセスは、印
刷領域と非印刷領域との間、例えば、ブラック領域と非
印刷領域との間、及び/又はカラー領域と非印刷領域と
の間、のインタフェースを識別し(ステップ130)、
ブラック/非印刷インタフェースに近いブラック領域内
のN画素境界(ステップ132)とブラック/非印刷イ
ンタフェースに近いカラー領域内のM画素境界(ステッ
プ134)とを定義し、N画素ブラック境界とM画素カ
ラー境界のそれぞれの領域内で画素パターンを修正する
(ステップ136及びステップ138)。
【0045】印刷領域と非印刷領域との間のインタフェ
ースを識別すること(ステップ130)は、ブラック領
域とカラー領域との間のインタフェースを識別すること
と同様であり、統計収集、マスキング、ルックアップテ
ーブル、エッジ検出フィルタ、ウィンドウ処理等を含む
多くの同一技術を用いて達成することができる。さら
に、図17のプロセスを変更して印刷/非印刷インタフ
ェースを識別することができる。調整されたプロセスは
2つのウィンドウフィルタを含むことができる。第1の
ウィンドウフィルタから収集された統計は、対象画素が
ブラック/非印刷インタフェースに近いN画素ブラック
境界領域内にあるか否かを決定するために分析される。
第2のウィンドウフィルタからの統計は、対象画素がカ
ラー/非印刷インタフェースに近いM画素カラー境界領
域内にあるか否かを決定するために分析される。任意
に、当該プロセスはブラック/非印刷インタフェースと
カラー/非印刷インタフェースとの双方を識別するため
の単一のフィルタを使用することができる。
【0046】簡潔に言うと、ブラックウィンドウフィル
タは、対象画素p(i,j)がブラック/非印刷インタ
フェースに近いN画素境界領域内にあるか否かを決定す
るために分析されるブラックウィンドウ統計信号B
(i,j)を生成する。ある例において、ウィンドウフ
ィルタ内のブラック画素の数が所定範囲内にあり且つカ
ラーのみの画素の数がインタフェースしきい値よりも少
ないと、対象画素はインタフェースに近いN画素境界領
域内にあると仮定される。
【0047】ウィンドウフィルタ内の画素数に基づいて
対象画素がインタフェースに近い境界領域内にあるか否
かを識別して、その対象画素を修正するための規則の例
は以下のC言語類似のプログラム命令文によって記述さ
れる。 If (# Black Pixel>Border Full) Pixel Type = Black Interior If ((Border Empty<# Black Pixels) and (# Black Pixels<Border Full)) Pixel Type = Black Border If (# Black Pixels<Border Emptyl) Pixel Type = Black Isolated If (# Color Pixels<INT Threshold) Modify = Yes else Modify = No If ((Pixel Type = Border) and (Modify = Yes)) ブラックエッジ修正パター ンにしたがって対象画素を置換することにより出力画素を生成せよ Else 対象画素を出力せよ ここで、Nは境界領域内の画素数であり、ブラックウィ
ンドウフィルタのサイズは、(2N+1)*(2N+
1)により示され、# Black Pixelはウィンドウ内のブ
ラック画素の数であり、# Color Pixelsはウィンドウ内
のカラーのみの画素の数であり、Border Fullは境界画
素を識別するための上限しきい値であるとともに(2N
+1)*(2N+1)−Nによって示され、Border Emp
tyは境界画素を識別するための下限しきい値であるとと
もに(N+1)*(N+1)によって示され、INT Thre
sholdはNによって示されるインタフェースしきい値で
ある。
【0048】同様に、カラーウィンドウフィルタは、対
象画素p(i,j)がカラー/非印刷インタフェースに
近いM画素境界領域内にあるか否かを判断するために分
析されるカラー統計信号C(i,j)を生成する。一般
に、対象画素は、ウィンドウフィルタ内のカラーのみの
画素の数が所定範囲内にありブラック画素の数がインタ
フェースしきい値よりも少ないとインタフェースに近い
M画素境界範囲内にあるものと仮定される。ウィンドウ
フィルタ内の画素数に基づいて対象画素がインタフェー
スに近い境界領域内にあるか否かを識別し、その対象画
素を修正するための規則の例は以下のC言語類似のプロ
グラム命令文によって記述される。 If (# Color Pixels>Border Full) Pixel Type = Color Interior If ((Border Empty<# Color Pixels) and (# Color Pixels<Border Full)) Pixel Type = Color Border If (# Color Pixels<Border Emptyl) Pixel Type = Color Isolated If (# Black Pixels<INT Threshold) Modify = Yes else Modify = No If ((Pixel Type = Border) and (Modify = Yes)) カラーエッジ修正パターン にしたがって対象画素を置換することにより出力画素を生成せよ Else 対象画素を出力せよ ここで、Mは境界領域内の画素数であり、カラーウィン
ドウフィルタのサイズは、(2M+1)*(2M+1)
により示され、# Color Pixelsはウィンドウ内のカラー
のみの画素の数であり、# Black Pixelsはウィンドウ内
のブラック画素の数であり、Border Fullは境界画素を
識別するための上限しきい値であるとともに(2M+
1)*(2M+1)−Mによって示され、Border Empty
は境界画素を識別するための下限しきい値であるととも
に(M+1)*(M+1)によって示され、INT Thresh
oldはMによって示されるインタフェースしきい値であ
る。
【0049】任意に、ウィンドウフィルタ内の画素の統
計を収集し収集された統計に基づいて画素タイプを識別
する際に、当該プロセスでは印刷画素数と非印刷画素数
が比較される。例えば、対象画素がブラックのみで印刷
された画素であると、収集された統計によりウィンドウ
フィルタ内のブラックのみの画素数と非印刷画素数が識
別される。ウィンドウフィルタ内のブラックのみの画素
と非印刷画素の数に基づいて対象画素が境界画素である
か否かを識別するための規則は以下のC言語類似のプロ
グラム命令文によって記述することができる。 If ((Border Empty<# Black Pixels) and (# Black Pixels<Border Full)) Pixel Type = Border If (# Non Printed>INT Threshold) Modify = YES else Modify = NO
【0050】印刷/非印刷インタフェースに近い境界領
域の幅(ステップ132とステップ134)は、画質を
低下させることになる印刷アーチファクトを生ぜしめる
ことなくエッジ品質を維持・向上させるように選択しな
ければならない。境界領域の幅を定義する際に、画像の
タイプ(例えば、テキスト、ラインアート、図形、描画
等)、画素パターンの修正のしかた、印刷媒体、インク
成分等の要因が考慮される。境界幅の最適値は較正及び
画像分析の検討により識別することができる。ブラック
境界の幅は好ましくは、0乃至520μmであり、カラ
ー境界の幅は好ましくは0乃至200μmである。有利
なことには、300dpiのインクジェットに対してブ
ラック領域内の境界領域の幅Nは0乃至6画素分のサイ
ズに定義され、カラー境界の幅Mは0乃至2画素分のサ
イズに選択される。
【0051】ステップ136とステップ138では、N
画素ならびにM画素のそれぞれの境界内の画素パターン
はエッジ品質を維持するように修正される。ブラック/
カラーインタフェースに近い境界領域の修正と同様に、
使用された画素修正パターンを、プリンタの型(1滴タ
イプ、多数滴タイプ)、印刷モード(例えば、高速、低
速、ドラフト、標準等)、画像のタイプ(テキスト、ラ
インアート、図形、描画)等の要素に基づいて変更して
もよい。1画素1滴プリンタについては、ブラック/非
印刷インタフェースに近いブラック境界領域内のブラッ
クの下のカラー画素のすべてを除去することはブラック
領域のエッジ品質を向上・維持するものとして認識され
ている。簡潔に概説すると、速乾性カラーインクで緩速
乾性ブラックインクをアンダー印刷することにより、乾
燥時間が改良され、大きなブラック領域において知覚さ
れる帯状やしま状の発生が軽減される。しかしながら、
速乾性インクをブラック領域の下に印刷すると、非印刷
領域に隣接するブラック領域のエッジの境界が明確に定
義されず、ぎざぎざに見えることが多い。このように、
非印刷領域に隣接してブラック領域のエッジ品質を維持
するために、画素修正パターンは、非印刷領域に境界を
接するブラック領域内のM画素境界領域内部の画素に対
してブラックの下にあるすべてのカラーを除去(間引
き)するように作動することもある。境界領域内のブラ
ックの下にあるカラーを除去することに加えて、画素に
多数の液滴を印刷することによりカバレッジを増大する
ことによりエッジ品質の向上を可能にする。
【0052】1画素当たり多数滴のプリンタにおいて、
非印刷領域に隣接して印刷されるブラックならびにカラ
ーの各領域のエッジ品質の向上は、境界領域内のすべて
の画素が1画素あたりの液滴と同数であれば可能であ
る。例えば、多数滴プリンタは、べたブラック領域での
最大カバレッジを150パーセントまでに制限して、乾
燥時間を減少させると同様にすじむら又はプーリングを
防止する。しかしながら、150パーセントのカバレッ
ジでは、ある画素位置では2つの液滴を受け、他は1つ
の液滴のみを受ける。1液滴の画素と2液滴の画素は異
なった方法で印刷媒体に広がり、ぎざぎざエッジを生成
する。このように、すべての、又はほぼすべての1液滴
画素を2液滴画素と置き換える(カバレッジを200パ
ーセントに増加させる)画素修正パターンによって好ま
しい結果がもたらされる。代替方法として、すべての2
液滴画素を1液滴画素と置き換える(カバレッジを10
0パーセントに減少させる)こともまた、エッジ品質を
向上させるために利用することができる。
【0053】図20を参照すると、画素がインタフェー
スに近い境界領域内にあるか否かを決定するとともに、
その画素を修正することによりカラー間ブリーディング
を軽減し、又はエッジ品質を向上させるための、本発明
の1つの実施の形態による回路のブロック図が示され
る。図20に示されるように、画像データは第1の統計
収集フィルタ140に供給され、この統計収集フィルタ
140は、ブラック境界ウィンドウ内の対象画素p
(i,j)と近傍画素に対する統計を収集し、ブラック
境界統計信号B(i,j)を生成する。画像データはさ
らに第2の統計収集フィルタ142に供給され、この統
計収集フィルタ142はカラー境界ウィンドウ内の画素
に対する統計を収集しカラー境界統計信号C(i,j)
を生成する。フィルタ140とフィルタ142によって
収集された統計により、ブラックのみの画素の数と、カ
ラーのみの画素の数と、非印刷画素の数と、ブラックの
下にあるカラー画素等が識別される。
【0054】ブラック境界ならびにカラー境界のそれぞ
れの統計信号は画素識別回路144へと供給される。画
素識別回路144は統計信号を分析して対象画素p
(i,j)に対して画素識別信号I(i,j)を生成す
る。画素識別信号I(i,j)は対象画素に対して画素
タイプを識別する。例えば、回路144は対象画素を分
析して、対象画素がカラー画素又はブラック画素である
か、また対象画素がN画素又はM画素の境界領域内にあ
るか否かを判断して、対象画素がブラック内側画素、ブ
ラック境界画素、カラー境界画素、分離画素の一つであ
ることを指示する識別信号を生成してもよい。画素識別
信号I(i,j)は対象画素p(i,j)上で作動する
画素修正回路146に供給される。画素識別信号によっ
て、修正回路は対象画素p(i,j)を未処理のまま通
過させるか、もしくは適切な画素修正パターンにしたが
って対象画素と対応付けられる画素データを修正する。
【0055】上記したフィルタや回路が、汎用又は専用
コンピュータや、プログラムされたマイクロプロセッサ
又はマイクロコントローラと周辺集積回路素子や、AS
IC又は他の集積回路や、ディジタル信号プロセッサ
や、離散素子回路等のハードワイヤ式電子又は論理回
路、PLD、PLA、FPGA又はPAL等のプログラ
マブル論理デバイスなどを用いて具体化又は実施可能で
あることは当業者によって理解されるだろう。さらに、
特定のハードウェアに組み合わせたソフトウェアを用い
て特定のアルゴリズムを完成させることもできる。一般
に、上記したプロセスを実施可能な有限状態マシンを実
施することのできる装置を使用して対応付けられるフィ
ルタ又は回路を実現することができる。
【0056】画素タイプと、種々の画素修正パターンと
同様に画素を修正するか否かを決定する際に利用され
る、上述したN画素ならびにM画素の各境界幅、境界し
きい値、及びインタフェースしきい値はデフォルト値と
してプリセットするか、又は較正プロセスの間に生成す
ることができる。さらに、境界幅としきい値に対する数
組のパラメータ値と、数個の異なる画素修正パターンは
記憶されるとともに、特定の印刷モード又は画像タイプ
に対して自動的に又は手動で選択することができる。例
えば、少数のパスによる高速印刷モードでは乾燥時間を
減少するようにカラー間ブリード制御処理が要求される
ので、印刷速度と比較可能であるとともに、通常は高速
印刷と対応付けられるより高度のカラー間ブリーディン
グを軽減する。一方、より多くのパスを用いた低速印刷
ではこのような処理は要求されない。
【0057】上述したように、カラー間ブリード制御、
アンダー印刷、又はエッジ品質処理に使用される画素修
正パターンや境界幅等のパラメータは、印刷モード(例
えば、ドラフト、標準、高速、低速、等)及び/又は画
像タイプ(例えば、テキスト、ラインアート、図形、描
画、等)に基づいて設定(変更)することもできる。即
ち、カラー間ブリーディングを軽減し、アンダー印刷を
行ない、エッジ品質を維持するためのプロセスは、画像
タイプと印刷モードに基づいて文書内の異なる対象に選
択的に適用されるならば、最も有効に利用することがで
きる。例えば、図形に適用される場合にカラー間ブリー
ディングの実質的な軽減をもたらす一方で、描画用オブ
ジェクトに適用される場合に印刷アーチファクトを発生
させるプロセスが設計されることもある。
【0058】このために、カラー間ブリーディングを軽
減し(即ち、ブラック/カラーインタフェースでの境界
を調整し)、アンダー印刷を行ない、及び/又はエッジ
品質を維持する(即ち、印刷/非印刷インタフェースで
の境界を調整する)ためのプロセスは対象指向ベースで
適用することができる。即ち、文書における対象は、テ
キスト、ラインアート、図形、グレースケール、又は描
画等の種々の異なるタイプ又はクラスとして分類可能と
される。異なるクラスはそれぞれ、好ましいカラー間ブ
リード制御、アンダー印刷、及びエッジ品質の各プロセ
スに割り当てることができる。さらに、種々のプロセス
を異なる印刷媒体上の異なる対象のタイプに適用するこ
とにより得られる印刷品質の分析を用いて種々の対象ク
ラスを識別・記述することもできる。例えば、非印刷
(白色)背景上のブラックテキストの場合を考える。小
さいテキストは一般には、インクの量が少ないので比較
的速く乾燥する。しかしながら、テキストが大きくなる
ほど、インクの量が多くなり乾燥時間が長くなる。この
ように、あるポイントサイズ以下のテキストは、乾燥時
間を減少させるアンダー印刷等の処理から利益を得られ
ない(で悪影響を受ける)こともある。一方、しきい値
点以上のサイズのテキストはアンダー印刷から利益を享
受して乾燥時間を許容レベルに減少させることにより、
印刷品質を向上させる。
【0059】カラー(印刷)背景上のブラックテキスト
に対して同様な分析が実行される。一般に、カラーへの
ブリードの可能性のあるブラックインクの量がさらに多
くなると、カラー間ブリーディングが増大する。このよ
うに、カラー間ブリーディング制御とアンダー印刷プロ
セスは、ブリーディングを軽減するとともに、より大き
なポイントサイズのテキストに対し印刷品質を向上させ
る場合に有効である。一方、カラー背景上に印刷された
小さなテキストにおいてカラー間ブリーディング制御な
らびにアンダー印刷処理を使用することは、光学濃度の
低下や着色の外見等の視覚上の欠陥をもたらす可能性が
ある。さらに、インク含量が少ないことにより、しきい
値点サイズ以下のブラックテキストでは生成されるブリ
ーディングの量は最小になる。したがって、このような
テキストに対してカラー間ブリーディング制御とアンダ
ー印刷処理を削除することは好ましい。さらにまた、同
様な推論が非印刷(白色)背景と印刷(カラー)背景に
印刷されるライン、テーブルボーダ、ラインアート等に
適用することができる。即ち、細線(しきい値幅又はポ
イントサイズより小さい)はカラー間ブリーディング制
御とアンダー印刷処理を要求しないこともあり、実際に
このような処理をせずに視覚性がより優れた外観を生成
することもある。同様に、広幅線は一般に、乾燥時間を
向上させるとともにカラー間ブリーディングを軽減する
ことによりカラー間ブリーディング制御ならびにアンダ
ー印刷処理から利益を享受することになる。
【0060】上記印刷品質の分析を用いて、対象クラス
の数個の組み合わせを識別してサポートすることもあ
る。1つの実施の形態では、文書内の各対象は、次の3
つのクラス、即ち、(a)非印刷(白色)背景上の被選
択フォント又はポイントサイズのしきい値以下のブラッ
クテキスト、(b)ラインアートと、印刷された(カラ
ー)背景上の第2のフォント又はポイントサイズのしき
い値よりも大きなブラックテキストと、非印刷背景上の
被選択しきい値よりも大きなブラックテキストと、を含
む図形、及び(c)描画、の内の1つのクラスに分類さ
れる。カラー間ブリーディングを軽減し、アンダー印刷
を行ない、エッジ品質を維持するための上記プロセス
は、異なる画素管理処理を受けるクラス(a)及びクラ
ス(c)を備えたクラス(b)の対象に適用されること
もある。異なるフォント及びポイントサイズのしきい値
パラメータをクラス内におけると同様に異なるクラスに
適用してもよいことは理解されるだろう。例えば、第1
のサイズのしきい値は非印刷(白色)背景上のブラック
テキストに対して選ばれるものでもよく、異なるサイズ
のしきい値を印刷された(カラー)背景上のブラックテ
キストに適用するものでもよい。
【0061】代わりの方法として、上記印刷品質の分析
は以下の3つのクラス、即ち、(a)選択されたポイン
トサイズしきい値よりも小さなテキスト及びラインアー
ト、(b)選択されたしきい値よりも大きなポイントサ
イズを有するラインアート及びテキストを含む図形、及
び(c)描画、に導くこともある。さらに、対象は、テ
キスト、図形、及び描画の「一般的な」クラスに分類さ
れ、その場合、カラー間ブリード制御、アンダー印刷、
及び/又はエッジ品質処理がポイント又はフォントサイ
ズと、背景タイプに基づいてそれぞれのテキストならび
に図形に適用される。さらにまた、対象のタイプ(例え
ば、テキスト、ラインアート、図形)と同様に対象が印
刷又は非印刷背景上にあるか否かに基づく対象のタイプ
に対して異なるサイズのしきい値が選ばれることは理解
されるだろう。さらに、他の対象のタイプが定義される
ことは当業者によって認識されるだろう。
【0062】対象指向ベースでカラー間ブリード制御、
アンダー印刷及び/又はエッジ品質処理を選択的に適用
するために、本発明の1つの実施の形態では、図21に
示されたようなプロセスを実行する。図21のプロセス
は文書画像内の対象を識別し、対象を種々の事前に定義
された画像タイプの1つに分類するように作動する。異
なる対象タイプはそれぞれ、好ましい一組の処理技法を
用いて処理可能とされる。さらに詳細には、アスキーデ
ータ、ビットマップ化画像データ(カラー修正された中
間調化データを含む)、形状データ、図形プリミティ
ブ、ページ記述言語、等を含む文書画像データはこれら
の組み合わせと同様にステップ150で受信される。
【0063】ステップ152では、文書画像データは分
析されて、微分的に描画されるための文書画像内の対象
を識別し分類することにより、結果として変更のない入
力画像よりも望ましいとされる出力画像となる。このた
めに、ステップ152は、画像における3つのタイプの
対象、即ち、テキスト、図形、及び描画を識別する。こ
れら3つの基本的クラスのハイブリッド(混成物)、あ
るいは完全に異なった又は追加の/更なる特定のクラス
が、特定の所望のアプリケーションに応じて使用される
ことは理解されるだろう。画像内の対象は画像データの
分析から識別且つ分類されてもよい。受信された画像デ
ータのフォーマットを用いて対象を識別してもよい。即
ち、テキストはビットマップ化データ又はアスキーテキ
スト文字であり、一方、描画は1画素当たりマルチビッ
トのラスター画像の形式であってもよい。図形は図形プ
リミティブ又は形状データとして記述することもでき
る。
【0064】同様に、ページ記述言語における画像デー
タに対し、画像データの分析を用いてページ上の図形
と、それらの属性、例えば、サイズ、境界カラー、充て
んカラー、線の太さ、等を識別することができる。同分
析はさらに、テキストサイズ、カラー、スペーシング等
のテキスト属性と同様に、テキストがページ上でどのよ
うに且つどこで使用されるか、ならびにテキストが着色
領域に隣接しているか、又はその上部にあるかについて
の情報を提供することができる。さらに、画像内の対象
の識別ならびに分類は、自己相関、周波数分析、パター
ン又はテンプレート照合、ピーク/バレー検出、ヒスト
グラム等に限定はされないが、これらを含む任意の数の
周知のセグメンテーション分類機能を用いて達成するこ
とができる。さらにまた、例えば、アメリカ特許第5,
850,474号及び同第5,767,978号に教示
されるような、画像データを分類するための技術を用い
て文書画像内の対象を識別することができる。
【0065】第2の段階において、テキスト、図形、又
は描画として分類された対象は、テキスト、図形、又は
画像領域を処理するのに最適に選択されるか又はデフォ
ルトの処理技術にしたがって処理される。例えば、テキ
ストは、第1のセットの画素管理(例えば、カラー間ブ
リード制御、アンダー印刷、及びエッジ品質処理)処理
パラメータにしたがって印刷可能とされ、図形は第2の
セットの画素管理処理パラメータにしたがって、さらに
描画は第3のセットの画素管理処理パラメータにしたが
ってそれぞれ印刷可能とされる。
【0066】ステップ154では、テキストはステップ
160乃至168に示されるようなテキスト処理技術に
指向される。テキストが印刷された(カラー)背景にあ
り(ステップ160)、所定のフォント又はポイントサ
イズのしきい値よりも大きいと(ステップ162)、カ
ラー間ブリーディング制御、アンダー印刷、及びエッジ
品質処理が実行される(ステップ166)。同様に、テ
キストが非印刷(白色)背景を有し(ステップ16
0)、所定のポイントサイズしきい値よりも大きい(ス
テップ164)と、大サイズのテキスト対象に最適化さ
れるカラー間ブリーディング制御、アンダー印刷、及び
エッジ品質処理を含む第1の画素管理プロセスが実行さ
れる(ステップ166)。一方、ステップ162と16
4における所定サイズのしきい値よりも小さなテキスト
については、小サイズのテキストに最適化される代わり
の画素管理プロセスが実行される(ステップ168)。
ステップ168の代わりの画素管理プロセスは、カラー
間ブリード制御、アンダー印刷処理、及びエッジ品質処
理の組み合わせ、例えば、カラー間ブリード制御又はア
ンダー印刷処理のないエッジ品質処理を含むもこともあ
る。同様に、ステップ168の画素管理処理はカラー間
ブリード制御、アンダー印刷処理、又はエッジ品質処理
のいずれかを含まないこともある。
【0067】図形対象に適用された処理技術(ステップ
156)はテキスト対象に適用された技術と同様であ
る。即ち、画像処理機能(例えば、カラー照合又は修
正、中間調化、等)に加えて、事前に定義された図形サ
イズしきい値よりも大きい図形対象は、カラー間ブリー
ディング制御、アンダー印刷、及びエッジ品質処理を含
む第1のセットの図形画素管理処理を受け、一方で、図
形サイズしきい値よりも小さい図形は第2のセットの図
形画素管理処理を受ける。最後に、画像処理機能(例え
ば、カラー照合又は修正、中間調化、等)に加えて、描
画は、描画に対して最適化されたカラー間ブリーディン
グ制御、アンダー印刷、及び/又はエッジ品質処理を含
む一組の描画用画素管理機能を受け取る。
【0068】上記で論じたように、画像対象を区別する
ことにより画質を向上させるための方法はいずれも使用
できる。このように、本発明のシステムと方法のある実
施の形態では、テキスト、図形、又は描画としての画像
を識別することは異なる対象クラスを必要とするシステ
ムのために排除してもよい。かかるシステムでは、テキ
スト、図形、及び描画のような「伝統的」画像クラスに
基づく場合よりも画像を微分的に処理する際の許容範囲
が大きい。例えば、図21のプロセスでは、代わりのク
ラス(例えば、クラス1、クラス2、クラス3)はテキ
スト、図形、及び描画の代わりにそれぞれ置き換えられ
る。ここで、クラス1は選択されたフォント又はポイン
トサイズよりも小さな非印刷(白色)背景上にブラック
テキストとラインアートを含むように定義される。クラ
ス2は、選択されたポイントサイズよりも大きなカラー
背景上のテキストとラインアート、及び選択されたしき
い値よりも大きなフォント又はポイントサイズを有する
非印刷背景上のテキストとラインアートと同様に図形を
含むように定義される。クラス3は描画用対象を維持す
る。既に記載されたように、クラス1とクラス3はこれ
らに適用されるカラー間ブリーディング制御とアンダー
印刷処理を必要としないこともあり、一方、クラス2は
カラー間ブリード制御、アンダー印刷、及びエッジ品質
処理を受けることから利益を享受することができる。
【0069】図22を参照すると、文書画像内の対象を
微分的に処理するための、本発明の別の実施の形態を示
すフローチャートが示される。図22のプロセスは、図
形、第1のしきい値によりも大きく選択されたフォント
又はポイントサイズの印刷背景上のラインアート又はテ
キスト、さらに第2のしきい値よりも大きなフォント又
はポイントサイズを有する非印刷背景上のラインアート
又はテキストの内の少なくとも1つを含む文書画像内の
領域を識別するように作動する。
【0070】図22のプロセスは、テキスト、図形、及
び/又は描画の組み合わせを含む文書画像の受信から始
まる(ステップ170)。対象がテキスト、図形、又は
描画として事前に識別且つラベル表示されていても、い
なくてもよいことは理解されるだろう。文書画像は1つ
以上の文書領域から構成され、これら文書領域はそれぞ
れ、画素の数、走査線の本数、画像データのバイト、画
像データのブロック等により定義することができる。文
書画像から構成される領域はサイズが等しくなくてもよ
く、文書全体を含めたまでのサイズ範囲内であればよ
い。さらに、これら領域は文書画像データが受信される
と事前に定義されたり、あるいは動的に識別されたりす
る可能性がある。例えば、マイクロソフト(登録商標)
ウィンドウズ(登録商標)の環境では、画像をプリンタ
バンドに分割しそれぞれのバンドを処理する技術を用い
て画像を印刷することもある。かかる技術では、開始位
置、幅、及び高さによりドライバが識別可能である、処
理された各バンドは画像領域として考えることができ
る。
【0071】ステップ172では、各画像領域ごとの統
計が収集される。最低限度、収集された統計を用いて、
図形と、第1のフォント又はポイントサイズよりも大き
なカラー背景上のラインアート又はテキストと、第2の
フォント又はポイントサイズのしきい値よりも大きな非
印刷背景上のラインアート又はテキストの内の1つの少
なくとも一部を含む画像領域を識別する。収集された統
計は、セグメンテーションデータ、ページ上の幾何学的
対象のタイプとその属性、例えば、サイズ、境界カラ
ー、充てんカラー、ラインの太さ等を記述するデータを
含むこともある。その他の統計は、テキストサイズ、カ
ラー、スペーシング等の文書属性と同様、テキストがペ
ージ上でどのように使用されるか、テキストが印刷(カ
ラー)領域に隣接しているか又はその上部にあるかにつ
いての情報を含むこともある。さらに、ステップ172
では、ウィンドウズ(登録商標)環境での図形データイ
ンタフェースコール等の図形対象を生成するための命令
がページ記述言語内で識別されることもある。ステップ
172で収集された追加の統計は、カラー領域に隣接す
るブラック領域を識別することと、どの対象がブラック
のみかカラーのみかの対象であるか、また、どの対象が
ブラック及びカラーの混合であるかを識別することを含
むこともある。
【0072】ステップ174において、プロセスでは、
文書画像内の各画像領域が、図形、第1のフォントもし
くはポイントサイズよりも大きな色背景上のラインアー
トもしくはテキスト、又は第2のフォントもしくはポイ
ントサイズのしきい値よりも大きな非印刷背景上のライ
ンアートもしくはテキストを含むものとして分類される
かを識別する。さらに、ステップ174は、同様に他の
対象のタイプを含む領域(即ち、非印刷背景上のしきい
値サイズよりも小さなテキスト、又は描画を含む領域)
を識別することもある。しかしながら、カラー間ブリー
ディング制御に対して、アンダー印刷及びエッジ品質処
理ステップ174では、小サイズのテキストや、描画
や、それらを含む領域を詳細に識別する必要はない。
【0073】ステップ176では、図形、第1のフォン
ト又はポイントサイズより大きなカラー背景上のライン
アート又はテキスト、及び/又は第2のフォント又はポ
イントサイズのしきい値より大きい非印刷背景上のライ
ンアート又はテキストを含むものとしてステップ174
で識別された画像領域は、かかる対象のタイプに対して
最適化されるカラー間ブリーディング制御、アンダー印
刷及び/又はエッジ品質処理を含む第1の画素管理プロ
セスで処理される。図形、第1のフォント又はポイント
サイズよりも大きなカラー背景上のラインアート又はテ
キスト、及び/又は第2のフォント又はポイントサイズ
のしきい値よりも大きい非印刷背景上のラインアート又
はテキストの少なくとも1つが含まれていない領域は第
2の画素管理プロセスで処理される。第2の画素管理プ
ロセスは、カラー間ブリード制御、アンダー印刷処理、
及びエッジ品質処理の組み合わせから構成される。ある
いはまた、第2の画素管理プロセスは、カラー間ブリー
ド制御、アンダー印刷処理、又はエッジ品質処理を実行
することなくプリンタに出力文書を生成させるような動
作を含むだけであってもよい。
【0074】図23に関連する以下の記載は、文書画像
内の対象を微分的に処理するための、図22に示される
プロセスの一例を提供する。図23は、大きなテキスト
の領域182と、バーチャート等の図形184と、描画
186と、数個の小さなテキストの領域188とから構
成されるサンプル文書画像180を示す。文書180は
さらに数個の画像領域190乃至196に分割される。
文書画像180を処理する際に、画像領域190に対応
する画像データは受信されて領域ごとに統計が収集され
る。この収集された統計に基づいて、プロセスでは、領
域190が大きなテキストを含むことを判断して、図
形、第1のフォント又はポイントサイズよりも大きな印
刷背景上のラインアート又はテキスト、及び第2のフォ
ント又はポイントサイズのしきい値よりも大きい非印刷
背景上のラインアート又はテキストを含むものとして領
域190を分類する。この分類に基づいて、領域190
に対応する画像データは、カラー間ブリード制御、アン
ダー印刷処理、及びエッジ品質処理の少なくとも1つを
含む第1の画素管理プロセスにしたがって処理される。
例えば、領域190内の画像データは、図17を参照し
て記載された方法にしたがって処理されることもある。
【0075】プロセスは、領域192、194、及び1
96に対応する画像データについても同様に統計を収集
する。この収集された統計から、プロセスでは、図形、
印刷背景上のラインアート又はテキスト、及び/又は非
印刷背景上のラインアート又はテキストを含むものとし
て領域192と194が分類される。この分類に基づい
て、小さなテキスト及び描画を含むこれらの領域内の画
像データは、第1の画素管理プロセスにしたがって処理
される。一方、領域196はこのように分類されないの
で、カラー間ブリード制御、アンダー印刷処理、又はエ
ッジ品質処理のいずれも含まない組み合わせを実行する
第2の画素管理プロセスにしたがって処理されることに
なる。
【0076】図22の上記プロセスが上述の2進化分類
に限定されないことは理解されるだろう。例えば、画像
領域は、以下の3つのクラス、即ち、図形又は大きなテ
キスト/ラインアートを含む領域であるクラス1と、図
形と大きなテキスト/ラインアートの内の1つと、描画
との双方を含む領域であるクラス2と、図形と大きなテ
キスト/ラインアートを含まない領域であるクラス3の
内の1つに分類されることもある。
【0077】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、カラー間ブリーディングを軽減しエッジ品質を向上
させることにより画質の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つ以上の態様に適したシステムレベ
ルの実施の形態の一般的な表示図である。
【図2】本発明の概念によるカラー間ブリーディングを
軽減するためのプロセスの工程を示すフローチャートで
ある。
【図3】画素置換操作の一例を示す図である。
【図4】画素間引き操作の例を示す図である。
【図5】画素間引き操作の例を示す図である。
【図6】置換操作を実施するための具体的なビットマッ
プパターンを示す図である。
【図7】図6の複合ビットマップパターンの個々の色平
面のそれぞれについてのビットマップパターンを示す図
である。
【図8】図6の複合ビットマップパターンの個々の色平
面のそれぞれについてのビットマップパターンを示す図
である。
【図9】図6の複合ビットマップパターンの個々の色平
面のそれぞれについてのビットマップパターンを示す図
である。
【図10】図6の複合ビットマップパターンの個々の色
平面のそれぞれについてのビットマップパターンを示す
図である。
【図11】その他すべての複合画素からすべてのカラー
画素を取り除くための間引き操作を実施するための具体
的なビットマップパターンを示す図である。
【図12】図11の複合ビットマップパターンの個々の
色平面のそれぞれについてのビットマップパターンを示
す図である。
【図13】図11の複合ビットマップパターンの個々の
色平面のそれぞれについてのビットマップパターンを示
す図である。
【図14】図11の複合ビットマップパターンの個々の
色平面のそれぞれについてのビットマップパターンを示
す図である。
【図15】図11の複合ビットマップパターンの個々の
色平面のそれぞれについてのビットマップパターンを示
す図である。
【図16】カラー画像データ上にビットマップパターン
をタイリングするための配列を示す図である。
【図17】本発明の概念によるカラー間ブリーディング
を軽減するための方法の実施の形態における種々の工程
を示すフローチャートである。
【図18】カラー画素で黒色画素をアンダー印刷するた
めに使用される複合ビットマップパターンを示す図であ
る。
【図19】本発明の概念によるエッジ品質を維持するた
めのプロセスの工程を示すフローチャートである。
【図20】本発明によるカラー間ブリーディングを軽減
するための回路のブロック図である。
【図21】本発明の概念による微分処理対象に対するプ
ロセスを示すフローチャートである。
【図22】文書画像における微分処理対象に対するプロ
セスの実施の形態を示すフローチャートである。
【図23】大小のテキスト、図形、及び描画から構成さ
れる文書画像を示す図である。
【図24】本発明の1つ以上の態様での使用に適切なイ
ンクジェットプリンタの部分概略斜視図である。
【符号の説明】 12 画像ソース 14 スキャナ 16 コンピュータ 18 ネットワーク 22 プリンタ制御システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バージル ジョーゼフ ハル アメリカ合衆国 14450 ニューヨーク州 フェアポート コロニー サークル 8 (72)発明者 グレン ケー.スミス アメリカ合衆国 14580 ニューヨーク州 ウェブスター ピー.オー.ボックス 215 (72)発明者 レスリー ピー.デュデック アメリカ合衆国 14580 ニューヨーク州 ウェブスター チャンピオン アベニュ ー 187

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テキスト、図形、及び描画の群の中の少
    なくとも2つの要素から構成される文書画像データを受
    信し、 該画像データにおける各要素を、テキスト、図形、又は
    描画の内の1つとして分類し、 テキストとして分類された要素に対応する画像データを
    一組のテキスト処理パラメータにしたがって印刷し、該
    テキスト処理パラメータは、一組の小さなテキストの処
    理パラメータにしたがってテキストしきい値サイズより
    も小さなテキストを処理することと、一組の大きなテキ
    ストの処理パラメータにしたがってテキストしきい値サ
    イズよりも大きなテキストを処理することを含み、 一組の図形処理パラメータにしたがって図形として分類
    された要素に対応する画像データを印刷し、 一組の描画処理パラメータにしたがって描画として分類
    された要素に対応する画像データを印刷すること、 を含む記録媒体上に画像を印刷するための文書画像デー
    タの処理方法。
  2. 【請求項2】 1つ以上の画像領域から構成される画像
    データを受信し、 各画像領域が第1の画像タイプに対応する画像データを
    含むか否かをそれぞれの画像領域ごとに決定し、 第1の画素管理プロセスにしたがって第1の画像タイプ
    に対応する画像データを含む画像領域を印刷し、 第2の画素管理プロセスにしたがって第1の画像タイプ
    に対応する画像データを含まない画像領域を印刷するこ
    と、 を含む、記録媒体上に画像を生成するための文書画像デ
    ータの処理方法。
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