JP2001212976A - インクカートリッジの基板の組付方法 - Google Patents

インクカートリッジの基板の組付方法

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JP2001212976A
JP2001212976A JP2000025724A JP2000025724A JP2001212976A JP 2001212976 A JP2001212976 A JP 2001212976A JP 2000025724 A JP2000025724 A JP 2000025724A JP 2000025724 A JP2000025724 A JP 2000025724A JP 2001212976 A JP2001212976 A JP 2001212976A
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ink cartridge
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Satoshi Shinada
聡 品田
Takahiro Naka
隆廣 中
Hisashi Koike
尚志 小池
Tomio Yokoyama
富夫 横山
Kazunori Ito
和徳 伊藤
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の搬送を容易にし、製造を容易にしたイ
ンクカートリッジの基板の組付方法を提供する。 【解決手段】 インク収容室11を形成するとともにイ
ンク供給口12を有する容器13と、インクカートリッ
ジ10に関する情報を格納した半導体記憶素子21が実
装された基板14とを備えたインクカートリッジの基板
の組付方法において、基板14を吸着装置42の吸着部
41で吸着して搬送し、基板14を容器13の基板取付
部19に取り付ける。基板14を容器13に取り付ける
際に、基板14を吸着して搬送するので、基板14の搬
送の自動化が可能になるとともに、基板14の取付け作
業の効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換可能なインク
カートリッジからインクの供給を受けて記録媒体に印刷
を行うインクジェット記録装置に用いるインクカートリ
ッジの基板の組付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、インクジェット記録装置は、印
刷データに対応して駆動信号を圧電振動子や発熱手段等
に供給し、圧電振動子や発熱手段等で発生したエネルギ
によりインクを加圧してノズル開口からインク滴を吐出
させる記録ヘッドと、これにインクを供給するためのイ
ンクを収容したインクカートリッジを備えている。
【0003】この種のインクカートリッジとしては、例
えば特許第2594912号公報に記載のものが知られ
ている。すなわち、このインクカートリッジにあって
は、インクカートリッジ本体の上面に、インクの残量に
相当するデータを格納した半導体記憶手段が配置されて
いる。このようなインクカートリッジを製造するには、
半導体記憶手段を何等かの方法で掴んでインクカートリ
ッジ本体上面の取付位置まで搬送する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、半導体記憶
手段の基板の外周部にはゴミ等が付いており、半導体記
憶手段をその外周部に付いたゴミ等に触れずにインクカ
ートリッジ本体の取付部まで搬送するのは難しいという
問題があった。
【0005】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、記憶手段の搬送を容易に
し、製造を容易にしたインクカートリッジの基板の組付
方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、インク収容室を形成する
とともにインク供給口を有する容器と、インクカートリ
ッジに関する電気的機能を備えた基板とを備えたインク
カートリッジの基板の組付方法において、前記基板を吸
着して搬送し、前記容器に取り付けるものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記基板がインクカートリッジに関す
る情報を格納した記憶手段を備えているものである。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記記憶手段が半導体記憶素子であ
り、該半導体記憶素子が実装された基板上の電極を吸着
してその基板を搬送するものである。
【0009】この請求項1,2,3に記載の発明では、
基板を容器に取り付ける際に、基板を吸着して搬送する
ので、基板の搬送の自動化が可能になるとともに基板の
取付作業の効率が向上する。また、吸着なので、基板の
表面または裏面には接するが、その外周部や外周端縁に
触れることがない。これによって、ゴミが基板の電気接
続部に付いて導電不良を起こすおそれがない。
【0010】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載の発明において、前記基板に設けられる複数の電
極のうち最も面積の大きい電極を吸着するものである。
【0011】この請求項4に記載の発明では、請求項3
に記載の発明の作用に加えて、面積の最も大きな電極を
吸着するので、基板をより容易に吸着することができ
る。つまり、電極は金属により平坦に構成されている。
そのなかでも最も大きな電極を吸着するので、その作業
はきわめて容易である。
【0012】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の発明において、前記吸着に用いる電極が接地電
極である。
【0013】この請求項5に記載の発明では、請求項4
に記載の発明の作用に加えて、吸着に用いる電極を、導
通に関して他の電極程には位置精度を要求されない接地
電極としている。そのため、吸着によって電気的な障害
が生じることなく、接地電極として安定して使える。
【0014】また、請求項6に記載の発明は、請求項3
〜5のいずれか一項に記載の発明において、前記吸着に
用いる電極が金メッキされているものである。
【0015】この請求項6に記載の発明では、請求項3
〜5のいずれか一項に記載の発明の作用に加えて、金メ
ッキにより前記吸着に用いる電極の表面が平滑面とな
り、製造装置の吸着部の密着度が増し、吸着による保持
力が増す。
【0016】また、請求項7に記載の発明は、インク収
容室を形成するとともにインク供給口を有する容器と、
インクカートリッジに関する電気的機能を備えた基板と
を備えたインクカートリッジの基板の組付方法におい
て、前記基板に設けられた位置決め用凹部と前記容器の
外壁に設けられた位置決め用凸部とにより、前記基板の
位置決めを行うものである。
【0017】この請求項7に記載の発明では、基板を容
器に対し位置決めする専用部品を用いなくても、基板が
位置決めされる。
【0018】また、請求項8に記載の発明は、請求項7
に記載の発明において、前記位置決め用凹部として、前
記基板に設けられた貫通孔と切欠き部とを用いるもので
ある。
【0019】この請求項8に記載の発明では、請求項7
項に記載の発明の作用に加えて、基板の貫通孔と切欠き
部を容器の位置決め用凸部に係合させることにより、容
器に対し記憶手段を容易に位置決めすることができる。
すなわち、2箇所で位置決めすることにより、基板をそ
の向きと位置が正しい状態で位置決めすることができ
る。しかも、一方が切欠き部なので、双方が貫通孔であ
る場合よりも、基板の組付けが容易である。
【0020】また、請求項9に記載の発明は、請求項7
または請求項8に記載の発明において、前記位置決め用
凸部は、前記容器の外壁に互いに対向させて設けた2つ
の位置決め用凸部を含むものである。
【0021】この請求項9に記載の発明では、請求項7
または請求項8に記載の発明の作用に加えて、記憶手段
の前記位置決め用凹部を容器の外壁にある互いに対向す
る2つの位置決め用凸部に係合させるので、容器に対し
基板をより正確に位置決めすることができる。
【0022】また、請求項10に記載の発明は、請求項
9に記載の発明において、前記位置決め用凸部をかしめ
て前記基板を前記容器に固定するするものである。
【0023】この請求項10に記載の発明では、請求項
9に記載の発明の作用に加えて、ねじ等の固定用部品を
用いることなく、容器に対する基板の固定を容易にかつ
確実に行える。
【0024】また、請求項11に記載の発明は、請求項
10に記載の発明において、前記かしめを、使用時に前
記容器に対する前記基板の取付状態が維持されかつ使用
後に該基板の取外しが可能な強さで行うものである。
【0025】この請求項11に記載の発明では、請求項
10に記載の発明の作用に加えて、インクカートリッジ
使用時に記憶手段が容器から脱落するのが防止されると
ともに、使用後に例えば再利用のための基板の取外しが
容易になる。
【0026】また、請求項12に記載の発明は、請求項
9〜11のいずれか一項に記載の発明において、前記位
置決め用凸部が、前記基板を前記容器に固定する固定用
凸部を兼ねているものである。
【0027】この請求項12に記載の発明では、請求項
9〜11のいずれか一項に記載の発明の作用に加えて、
基板の位置決めと固定を同一部分で行えるので、部品点
数あるいは位置決めのための加工数が減ってコストが低
減される。
【0028】また、請求項13に記載の発明は、請求項
9〜12のいずれか一項に記載の発明において、前記2
つの位置決め用凸部の少なくとも1つを、その他方へ向
けて押しつぶすように、前記かしめを行うものである。
【0029】また、請求項14に記載の発明は、請求項
13に記載の発明において、前記切欠き部に係合させる
前記2つの位置決め用凸部の一方を、前記貫通孔に係合
させる他方の前記位置決め用凸部へ向けて押しつぶすよ
うに、前記かしめを行うものである。
【0030】この請求項13,14に記載の発明では、
請求項9〜12のいずれか一項に記載の発明の作用に加
えて、基板に対して2つの位置決め凸部により挟持力が
作用するので、基板の固定がより確実になる。
【0031】また、請求項15に記載の発明は、請求項
10〜14のいずれか一項に記載の発明において、前記
基板を吸着して搬送する吸着搬送機能と、前記かしめに
より前記基板を前記容器に固定する固定機能とを備えた
製造装置により、前記基板の吸着、搬送および前記かし
めを行うものである。
【0032】この請求項15に記載の発明では、請求項
10〜14のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、容器への基板の取付けを1つの製造装置で行えるの
で、作業スペースが少なくてすむとともに、基板の固定
と搬送をほとんど同時に行うことが可能になり、その取
付作業を効率良く行える。
【0033】また、請求項16に記載の発明は、請求項
2〜15のいずれか一項に記載の発明において、前記記
憶手段の電気的不具合検出を、前記基板を前記容器に固
定した後に行うものである。
【0034】この請求項16に記載の発明では、請求項
2〜15のいずれか一項に記載の発明の作用に加えて、
基板を固定する際に記憶手段に電気的不具合が生じる場
合もあり得るので、その固定後に電気的不具合検出を1
回だけ行えばよく、その検出作業の無駄が省ける。
【0035】また、請求項17に記載の発明は、請求項
16に記載の発明において、前記固定を熱かしめにより
行うととともに、該熱かしめにより前記基板を前記容器
に固定した後に該基板を冷却し、この冷却後に前記電気
的不具合検出を行うものである。
【0036】この請求項17に記載の発明では、請求項
16に記載の発明の作用に加えて、記憶手段の温度が下
がってその抵抗値が安定した状態で電気的不具合の検出
を正確に行える。
【0037】また、請求項18に記載の発明は、請求項
16または請求項17に記載の発明において、前記記憶
手段への前記情報の書き込みを、前記基板を前記容器に
固定した後に行うものである。
【0038】この請求項18に記載の発明では、固定作
業により情報が破壊されることもあり得るが、このよう
にすれば破壊された基板を搭載したインクカートリッジ
が後工程に流れるのを防止でき、製品の歩留まりが向上
する。
【0039】また、請求項19に記載の発明は、請求項
16〜18のいずれか一項に記載の発明において、前記
電気的不具合検出と前記情報の書き込みとを同時に行う
ものである。
【0040】この請求項19に記載の発明では、請求項
16〜18に記載の発明の作用に加えて、前記電気的不
具合の検出と情報の書込みとを同時に行うことにより、
作業効率が向上する。
【0041】また、請求項20に記載の発明は、請求項
16〜19のいずれか一項に記載の発明において、前記
電気的不具合検出と前記情報の書き込みとを、書き込む
べき情報の補数を前記記憶手段に書き込み、該書込み後
に前記記憶手段から情報を読み出し,該読み出した情報
と前記書き込むべき情報の補数とを比較し、両者が一致
している場合に、前記電気的不具合なしと判断して書き
込むべき情報を前記記憶手段に書き込むことにより行う
ものである。
【0042】この請求項20に記載の発明では、請求項
16〜19のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、前記電気的不具合の検出と情報の書込みとを確実に
行える。すなわち、書き込むべき情報の補数を一旦書き
込み、この段階で記憶手段の良否の比較が行われ、それ
が正しいならば、書き込んだ情報の補数すなわち本来の
書き込むべき情報に書き換える。これによって、情報の
書き込みと記憶手段の検査とをそれぞれ確実に行うこと
ができる。このため、例えば、電気的不具合なしの場合
のみ記憶手段に対しシリアルナンバーを確実に付けるこ
とができ、シリアルナンバーに欠番ができたりせず、製
造管理が容易になる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るインクカート
リッジの基板の組付方法の一実施形態を図1〜図8に基
づいて説明する。まず、その組付方法を実施して製造さ
れるインクカートリッジの一例を、図1〜図7に基づい
て説明する。図1に示すインクカートリッジ10は、図
2に示すインクカートリッジ10の1−1線に沿った断
面で示されている。
【0044】図1〜図3に示すインクカートリッジ10
は、上記インクジェット記録装置(図示略)のホルダに
装着される。このインクジェット記録装置の概略構成は
次の通りである。すなわち、該記録装置には、タイミン
グベルトを介して駆動モータに接続され、ガイドバーに
より案内されるキャリッジが設けられている。このキャ
リッジには、回動可能なレバーを備えたホルダが形成さ
れており、該ホルダの下部には、インクカートリッジ1
0からインクの供給を受ける記録ヘッドが設けられてい
る。
【0045】インクカートリッジ10は、図1〜図3に
示すように、インク収容室11を形成するとともにイン
ク供給口12を有する容器13を備える。該容器13に
は、インク残量,インク物性等のインクカートリッジ1
0に関する情報を格納する記憶手段としての半導体記憶
素子21(図5参照)を備えた基板14が装着される。
容器13は、上部が開口した略直方体の形状を有し、そ
の上部開口15にはインク収容室11を封止する不図示
の蓋体が設けられている。容器13の底壁16の一端側
には、インク供給口12が形成されている。そして、イ
ンクカートリッジ10を前記ホルダに収容し、前記レバ
ーを回動操作し該レバーで容器13の蓋体を上から押さ
えて閉じることにより、インクカートリッジ10が前記
ホルダに装着される。この装着状態で、前記記録ヘッド
は、インクカートリッジ10のインク供給口12から不
図示のインク供給針を介してインクの供給を受けるよう
になっている。
【0046】容器13の側壁の1つ、すなわち、前記装
着状態で前記記録装置に設けられる接点群(図示せず)
と対向する側にある側壁17の上端部に張出部18が形
成されている。この張出部18は、前記レバーを前記蓋
体の押さえを解除する方向に回動させた際に、該レバー
の端部を係止するためのものである。その側壁17の中
央より下端寄りの位置には、基板14が取り付けられる
基板取付部19が形成されている。
【0047】図4〜図7に示すように、基板14は、前
記半導体記憶素子21を実装し、該半導体記憶素子21
を合成樹脂20でモールドしたものである。半導体記憶
素子21をモールドした合成樹脂部が半球状の突出部2
0になっている。半導体記憶素子21は、各種の情報の
書込みと読出しが可能なメモリーである。基板14の表
面、すなわち、容器13の基板取付部19に取り付けた
状態で外側になる面には、半導体記憶素子21の各端子
に接続された複数の電極22〜28が設けられている。
これらの電極22〜28のうち、最も面積の大きい円形
状の電極(パッド)22は、基板14をその長手方向で
2分した一方の領域の略中央部にある。その残りの領域
には、電極23〜25と、電極26〜28とが基板14
の幅方向に2列に並んで設けられている。3つの電極2
3〜25の形状と大きさはほぼ同じであり、電極27は
その両側にある電極26,28より大きくかつ前記幅方
向に長い矩形状のものである。そして、半導体記憶素子
21に格納された情報は、前記記録装置側に設けた制御
部により印刷動作等を管理するのに用いられる。
【0048】基板14には、前記電極22の近傍にある
貫通孔29と、前記3つの電極26〜28より前記長手
方向で端部側に寄った位置にある切欠き部30とが形成
されている。電極22には、該電極22の面積を大きく
確保しつつ該電極22の近傍に貫通孔29を設けられる
ようにするために、基板14の長手方向一端側に半円形
状のくぼみ部22aが設けられている(図4参照)。
【0049】そして、図1および図2に示すように、容
器13の基板取付部19の中央部には、基板14の突出
部20を収容する空間31と、その基板14が載置され
る取付面32とが設けられている。空間31は、取付面
32より奥側にあり、該空間31を形成する内壁部が半
球状の突出部20とぶつからないような大きさを有す
る。取付面32の上端側および下端側には、基板14の
貫通孔29および切欠き部30にそれぞれ係合する位置
決め用凸部としてのピン33およびリブ34が設けられ
ている。
【0050】貫通孔29はピン33にガタなく嵌合し、
また、切欠き部30は、その幅方向にガタが生じないよ
うにリブ34と嵌合するようになっている。ピン33
は、取付面32の垂直な方向に突出する位置決め用凸部
である。一方、リブ34は、取付面32を構成する壁部
35と下面が一体形成され、取付面32から垂直な方向
に突出する位置決め用凸部である。また、リブ34をか
しめにより壁部35とは独立して変形し易くするため、
リブ34と壁部35との間にV溝36を設けてある(図
8(a)参照)。
【0051】次に、図3に示す上記インクカートリッジ
10の基板14の組付方法の一実施形態を、図1および
図8に基づいて説明する。なお、図8はその組付方法の
手順を示す説明図で、図8(a)は基板14を有しない
状態における容器13の記憶素子取付部19の拡大断面
図、図8(b)は基板14が取り付けられた基板取付部
19の拡大断面図、そして、図8(c)は基板14を固
定した状態における基板取付部19の拡大断面図であ
る。
【0052】その組付方法には、図1および図8(b)
に示すような製造装置40を用いる。この製造装置40
は、エアの吸引力により先端の吸着部41で基板14を
吸着する吸着装置42と、前記ピン33およびリブ34
を熱でかしめるためのかしめ装置43とからなる。かし
め装置43はコの字状の本体44を有し、該本体44の
2つの先端部45,46には加熱用のヒータチップ(図
示せず)が設けられている。そして、製造装置40は、
吸着装置42とかしめ装置43を任意の位置に移動可能
になっているとともに、かしめ装置43を吸着装置42
とは独立して、図1の実線矢印で示す方向に往復動可能
になっている。
【0053】インクカートリッジの基板の組付方法は、
以下の手順で行う。
【0054】まず、図2に示す容器13を、図1に示す
ように、基板取付部19のある垂直壁17が上を向くよ
うに所定の作業台等に載置する。この状態における容器
13の基板取付部19部分の拡大図が、図8(a)で示
されている。
【0055】次に、図4に示す基板14を図1に示すよ
うに吸着装置42の吸着部41で吸着し、容器13の基
板取付部19の上方位置まで搬送する。このとき、吸着
装置42は、図1および図4に示すように、その吸着部
41で基板14の電極22を吸着して基板14の搬送を
行う。電極22の表面は、導電性を確保するために、他
の電極23〜28と同様に金メッキされている。
【0056】次に、吸着装置42とかしめ装置43を図
1に示す位置から下げ、基板14の貫通孔29および切
欠き部30をインクカートリッジ10のピン33および
リブ34にそれぞれ係合させる(図8(b)参照)。こ
れによって、基板14が容器13の基板取付部19に対
して位置決めされる。
【0057】次に、かしめ装置43を基板14側に移動
させるとともに、その先端部45,46のヒータチップ
を発熱させる。これによって、基板14が、容器13の
基板取付部19に位置決めされた状態でピンピン33、
リブ34に対する熱かしめにより固定される。この場
合、この熱かしめは、基板14を取外し可能な程度の強
さで行われる。この後、以下の方法により、固定された
基板14の半導体記憶素子21の電気的不具合検出、半
導体記憶素子21への情報の書込み、シリアルナンバー
の付与等を行う。
【0058】すなわち、基板14を容器13の基板取付
部19に固定後、基板14の半導体記憶素子21部分を
不図示の冷却手段あるいは自然冷却により冷却する。
【0059】この冷却後、基板14の電気的不具合、特
に半導体記憶素子21の電気的不具合の検出と、半導体
記憶素子21への情報の書込みを行う。前記電気的不具
合の検出と情報の書込みを,例えば次の方法により同時
に行う。すなわち、まず半導体記憶素子21に書き込む
べき情報の補数を書き込む。ここで、情報の補数とは、
各ビットの2進数(0または1)の逆数である。例え
ば、書き込むべき情報が「0101」であれば、その補
数は「1010」である。前記補数の書込み後、半導体
記憶素子21から情報を読み出し、該読み出した情報と
書き込むべき情報の補数とを比較し、両者が一致してい
る場合に、前記電気的不具合なしと判断して書き込むべ
き情報を半導体記憶素子21に書き込む。
【0060】このようにして、図3に示すインクカート
リッジ10が出来上がる。
【0061】上記本実施形態によれば、以下のような作
用および効果を得ることができる。
【0062】(イ)基板14を、吸着装置42の吸着部
41で吸着して搬送し、容器13に取り付けるので、基
板14の搬送の自動化が可能になるとともに基板14の
取付作業の効率が向上する。したがって、基板14の搬
送が容易になり、インクカートリッジ10の製造が容易
になる。しかも、基板14の外周端縁を把持しないの
で、この外周端縁の切屑等のゴミが誤って電極22〜2
8等の電気的接続部に介在するのを防止できる。このた
め、基板14に電気的不都合が生じるのを未然に防止で
きる。
【0063】(ロ)吸着部41が基板21の電極22を
吸着するので、吸着部41が基板21の外周端縁に付い
たゴミ等に触れず、吸着部41が汚れにくいばかりでな
く、仮に電極22にゴミ等が付いても、そのゴミが吸引
除去される。したがって、製造装置40のメンテナンス
作業が軽減されるとともに、前述した不都合が軽減され
る。
【0064】(ハ)基板14の電極22〜28のうち、
面積の最も大きな円形状の電極22を吸着するので、該
電極22内で吸着部41が吸着する個所が確実に確保さ
れ、半導体記憶素子14を確実に吸着することができ
る。
【0065】(ニ)吸着に用いる面積の最も大きな電極
22を、導通に関して他の電極23〜28程には位置精
度を要求されない接地電極としている。そのため、吸着
によって電気的な障害が生じることなく、接地電極とし
て安定して使える。
【0066】(ホ)吸着に用いる電極22の表面を金メ
ッキにより平滑面にしているので、該吸着部41の密着
度が増し、吸着による保持力が増す。したがって、基板
14をより確実に保持して搬送することができる。
【0067】(ヘ)基板14の貫通孔29と切欠き部3
0を容器13のピン33とリブ34にそれぞれ係合させ
るので、ねじ等の別部分を用いることなく容器13に対
する基板14の位置決めを容易にかつ正確に行うことが
できる。
【0068】(ト)容器13のピン33とリブ34をか
しめ装置43による熱かしめにより、基板14を容器1
3に固定するので、容器13に対する基板14の固定を
容易にかつ確実に行うことができる。また、かしめによ
る機械的圧力が基板14に対してほとんど作用しないた
め、基板14の回路が破壊されたりするのを防止でき
る。
【0069】(チ)前記熱かしめを、使用時に基板14
の装着状態が維持されかつ使用後に基板14の取り外し
が可能な程度の強さで行うので、基板14を容器13か
ら容易に取り外すことができる。したがって、基板14
の再利用が容易になる。
【0070】(リ)位置決め用凸部であるピン33およ
びリブ34が、基板14を容器13に固定する固定用凸
部を兼ねているので、基板14の位置決めと固定を容器
13と一体の同一部材で行える。したがって、部品点数
が減ってコストを低減することができる。
【0071】(ヌ)基板取付部19のリブ34と凸部3
5との間にV溝36を設けてあるとともに、リブ34を
壁部35より外方へ突出させてあるので、前記熱かしめ
によりリブ34が壁部35とは独立して変形し易いとと
もに、壁部35側に熱が伝わりにくい。したがって、壁
部35を変形させずに主としてリブ34のみを確実に変
形させることができる。
【0072】(ル)基板14を容器13に前記熱かしめ
により固定した後に、半導体記憶素子21の電気的不具
合の検出と半導体記憶素子21への情報の書込みを行
う。そのため、前記熱かしめによる固定の際に、半導体
記憶素子21に電気的不具合が生じる場合もあり得る
が、基板14の固定後に電気的不具合検出を行えば、そ
の検出を1回だけ行えばよく、その検出作業の無駄が省
ける。しかも、破壊された基板14を搭載したインクカ
ートリッジ10が後工程に流れるのを防止でき、製品の
歩留まりが向上する。
【0073】(ヲ)前記熱かしめによる基板14の固定
後に、該基板14を冷却してから半導体記憶素子21の
電気的不具合の検出を行うので、半導体記憶素子21の
抵抗値が安定した状態で電気的不具合の検出を正確に行
える。
【0074】(ワ)前記電気的不具合の検出と前記情報
の書込みとを同時に行うので、作業効率が向上する。
【0075】(カ)基板14の固定後、基板14の半導
体記憶素子21に書き込むべき情報の補数を書き込み、
この後、半導体記憶素子21から情報を読み出す。この
後、読み出した情報と書き込んだ前記補数とを比較し、
両者が一致している場合に、電気的不具合なしと判断し
て書き込むべき情報を半導体記憶素子21に書き込む。
そのため、前記電気的不具合の検出と情報の書込みとを
確実に行える。すなわち、書き込むべき情報の補数を一
旦書き込み、この段階で半導体記憶素子21の良否の比
較が行われ、それが正しいならば、書き込んだ情報の補
数すなわち本来の書き込むべき情報に書き換える。これ
によって、情報の書き込みと半導体記憶素子21の検査
とをそれぞれ確実に行うことができる。このため、例え
ば、電気的不具合なしの場合のみ基板14に対しシリア
ルナンバーを確実に付けることができ、シリアルナンバ
ーに欠番ができたりせず、製造管理が容易になる。
【0076】なお、本発明の前記実施形態は、以下のよ
うに変更してもよい。
【0077】・前記実施形態では、半導体記憶素子21
が実装された基板14をインクカートリッジ10に組付
ける方法について説明したが、インクカートリッジ10
に組付ける基板は、半導体記憶素子21を備えたものに
限らない。例えば、インクカートリッジ10に関する電
気的機能或いは半導体記憶素子21とは異なる半導体素
子を備えたものでもよい。
【0078】・前記実施形態では、容器13のピン33
とリブ34をかしめ装置43による熱かしめにより、基
板14を容器13に固定するが、ピン33とリブ34の
一方をその他方へ向けて押しつぶすように、その一方を
かしめてもよい。例えば、図10に示すように、ピン3
3に斜め上方から力を加えて該ピン33をリブ34へ向
けて押しつぶすとともに、リブ34は上方から力を加え
て押しつぶす。このようなかしめを行うには、図1に示
すかしめ装置43に代えて、図9に示すかしめ装置53
を用いる。このかしめ装置53にあっては、熱かしめを
行うことなく、コの字状の本体54の2つの先端部5
5,56でピン33,リブ34をそれぞれ機械的に押圧
してかしめるようになっている。また、一方の先端部5
5は、ピン33を斜め上方からリブ34の方へ押し付け
るように傾斜面になっている。
【0079】このようにした場合、基板14がピン33
によりリブ34側に押し付けられてピン33とリブ34
の間に挟持されるので、基板14の固定がより確実にな
る。また、この場合、前記電気的不具合の検出と情報の
書込みを行う際に、基板14の固定後に上記実施形態の
場合のような冷却を行う必要がなくなり、その分だけ工
程が簡略化される。
【0080】・2つの先端部55,56のうちの一方5
5が傾斜面になった前記かしめ装置43を使い、各先端
部55,56にヒータチップを設けることにより、上記
実施形態と同様に熱かしめを行ってもよい。
【0081】・前記実施形態において、基板14の貫通
孔29と切欠き部30を入れ換えてもよい。すなわち、
貫通孔29のある側に切欠き部30と同様の切欠き部を
設け、切欠き部30のある側に貫通孔29と同様の貫通
孔を設けてもよい。この場合、容器13の基板取付部1
9側においても、ピン33とリブ34を入れ換えるよう
にするのが好ましい。
【0082】・基板14に設ける貫通孔29と切欠き部
30の位置は、前記実施形態のものに限定されない。例
えば、貫通孔29と切欠き部30を、基板14の対角線
上に離れた位置にあってもよい。
【0083】・前記実施形態では、容器13の基板取付
部19に位置決め用凸部としてピン33とリブ34を設
けてあるが、リブ34をピンに代えたものでもよい。
【0084】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1,2,3
に記載の発明によれば、基板を容器に取り付ける際に、
基板を吸着して搬送するので、基板の搬送が容易にな
り、製造が容易になる。
【0085】また、請求項4に記載の発明によれば、請
求項3に記載の発明の効果に加えて、面積の最も大きな
電極を吸着するので、基板の吸着作業がきわめて容易で
ある。
【0086】また、請求項5に記載の発明によれば、請
求項4に記載の発明の効果に加えて、吸着によって電気
的な障害が生じることがないので、接地電極として安定
して使うことができる。
【0087】また、請求項6に記載の発明によれば、請
求項3〜5のいずれか一項に記載の発明の効果に加え
て、製造装置の吸着部の密着度が増するので、吸着によ
る保持力が増す。
【0088】また、請求項7に記載の発明によれば、基
板を容器に対し位置決めする専用部品を用いずに、基板
を位置決めすることができる。
【0089】また、請求項8に記載の発明によれば、請
求項7に記載の発明の効果に加えて、容器に対し基板を
その向きと位置が正しい状態で位置決めすることができ
る。しかも、基板の2つの位置決め用凹部の一方が切欠
き部なので、双方が貫通孔である場合よりも、基板の組
付けが容易である。
【0090】また、請求項9に記載の発明によれば、請
求項7または請求項8に記載の発明の効果に加えて、基
板の位置決め用凹部を容器の外壁にある互いに対向する
2つの位置決め用凸部に係合させるので、容器に対し基
板をより正確に位置決めすることができる。
【0091】また、請求項10に記載の発明によれば、
請求項9に記載の発明の効果に加えて、ねじ等の固定用
部品を用いずに、容器に対する基板の固定を容易にかつ
確実に行うことができる。
【0092】また、請求項11に記載の発明によれば、
請求項10に記載の発明の効果に加えて、インクカート
リッジ使用時に基板が容器から脱落するのを防止できる
とともに、使用後に例えば再利用のために基板を容易に
取り外すことができる。
【0093】また、請求項12に記載の発明によれば、
請求項9〜11のいずれか一項に記載の発明の効果に加
えて、基板の位置決めと固定を同一部分で行えるので、
部品点数あるいは位置決めのための加工数が減ってコス
トを低減することができる。
【0094】また、請求項13,14に記載の発明によ
れば、請求項9〜12のいずれか一項に記載の発明の効
果に加えて、基板に対して2つの位置決め凸部により挟
持力が作用するので、基板の固定をより確実に行うこと
ができる。
【0095】また、請求項15に記載の発明によれば、
請求項10〜14のいずれか一項に記載の発明の効果に
加えて、容器への基板の取付けを1つの製造装置で行え
るので、作業スペースが少なくてすむ。これとともに、
基板の固定と搬送をほとんど同時に行うことが可能にな
り、その取付作業を効率良く行うことができる。
【0096】また、請求項16に記載の発明によれば、
請求項2〜15のいずれか一項に記載の発明の効果に加
えて、基板の固定後にその電気的不具合検出を1回だけ
行えばよいので、その検出作業の無駄が省ける。
【0097】また、請求項17に記載の発明によれば、
請求項16に記載の発明の効果に加えて、記憶手段の温
度が下がってその抵抗値が安定した状態で電気的不具合
の検出行うので、その検出を正確に行うことができる。
【0098】また、請求項18に記載の発明によれば、
請求項16または請求項17に記載の発明の効果に加え
て、記憶手段に格納した情報が破壊された基板を搭載し
たインクカートリッジが後工程に流れるのを防止でき、
製品の歩留まりが向上する。
【0099】また、請求項19に記載の発明によれば、
請求項16〜18のいずれか一項に記載の発明の効果に
加えて、前記電気的不具合の検出と情報の書込みとを同
時に行うので、作業効率が向上する。
【0100】また、請求項20に記載の発明によれば、
請求項16〜19のいずれか一項に記載の発明の効果に
加えて、前記電気的不具合の検出と情報の書込みとを確
実に行うことができる。これとともに、電気的不具合な
しの場合のみ基板に対しシリアルナンバーを付ければよ
いので、シリアルナンバーに欠番ができたりせず、製造
管理が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るインクカートリッジの基板の組
付方法を示す説明図。
【図2】インクカートリッジの容器の形状を示す斜視
図。
【図3】基板を取り付けたインクカートリッジを示す正
面図。
【図4】基板を示す斜視図。
【図5】図4の基板を裏側から見た基板の平面図。
【図6】図5の6矢視図。
【図7】図5の7矢視図。
【図8】実施形態に係るインクカートリッジの基板の組
付方法の手順を示す説明図。
【図9】製造装置の別例を示す概略図。
【図10】実施形態の変更例を示す説明図。
【符号の説明】
10…インクカートリッジ 11…インク収容室 12…インク供給口 13…容器 14…基板 21…半導体記憶素子 22〜28…電極 29…貫通孔 30…切欠き部 40…製造装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小池 尚志 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 横山 富夫 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 伊藤 和徳 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA24 KC22 KC30

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク収容室を形成するとともにインク
    供給口を有する容器と、インクカートリッジに関する電
    気的機能を備えた基板とを備えたインクカートリッジの
    基板の組付方法において、 前記基板を吸着して搬送し、前記容器に取り付けるイン
    クカートリッジの基板の組付方法。
  2. 【請求項2】 前記基板がインクカートリッジに関する
    情報を格納した記憶手段を備えている請求項1に記載の
    インクカートリッジの基板の組付方法。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段が半導体記憶素子であり、
    該半導体記憶素子が実装された基板上の電極を吸着して
    その基板を搬送する請求項2に記載のインクカートリッ
    ジの基板の組付方法。
  4. 【請求項4】 前記基板に設けられる複数の電極のうち
    最も面積の大きい電極を吸着する請求項3に記載のイン
    クカートリッジの基板の組付方法。
  5. 【請求項5】 前記吸着に用いる電極が接地電極である
    請求項4に記載のインクカートリッジの基板の組付方
    法。
  6. 【請求項6】 前記吸着に用いる電極が金メッキされて
    いる請求項3〜5のいずれか一項に記載のインクカート
    リッジの基板の組付方法。
  7. 【請求項7】 インク収容室を形成するとともにインク
    供給口を有する容器と、インクカートリッジに関する電
    気的機能を備えた基板とを備えたインクカートリッジの
    基板の組付方法において、 前記基板に設けられた位置決め用凹部と前記容器の外壁
    に設けられた位置決め用凸部とにより、前記基板の位置
    決めを行うインクカートリッジの基板の組付方法。
  8. 【請求項8】 前記位置決め用凹部として、前記基板に
    設けられた貫通孔と切欠き部とを用いる請求項7項に記
    載のインクカートリッジの基板の組付方法。
  9. 【請求項9】 前記位置決め用凸部は、前記容器の外壁
    に互いに対向させて設けた2つの位置決め用凸部を含む
    請求項7または請求項8に記載のインクカートリッジの
    基板の組付方法。
  10. 【請求項10】 前記位置決め用凸部をかしめて前記基
    板を前記容器に固定する請求項9に記載のインクカート
    リッジの基板の組付方法。
  11. 【請求項11】 前記かしめを、使用時に前記容器に対
    する前記基板の取付状態が維持されかつ使用後に該基板
    の取外しが可能な強さで行う請求項10に記載のインク
    カートリッジの基板の組付方法。
  12. 【請求項12】 前記位置決め用凸部が、前記基板を前
    記容器に固定する固定用凸部を兼ねている請求項9〜1
    1のいずれか一項に記載のインクカートリッジの基板の
    組付方法。
  13. 【請求項13】 前記2つの位置決め用凸部の少なくと
    も1つを、その他方へ向けて押しつぶすように、前記か
    しめを行う請求項9〜12のいずれか一項に記載のイン
    クカートリッジの基板の組付方法。
  14. 【請求項14】 前記切欠き部に係合させる前記2つの
    位置決め用凸部の一方を、前記貫通孔に係合させる他方
    の前記位置決め用凸部へ向けて押しつぶすように、前記
    かしめを行う請求項13に記載のインクカートリッジの
    基板の組付方法。
  15. 【請求項15】 前記基板を吸着して搬送する吸着搬送
    機能と、前記かしめにより前記基板を前記容器に固定す
    る固定機能とを備えた製造装置により、前記基板の吸
    着、搬送および前記かしめを行う請求項10〜14のい
    ずれか一項に記載のインクカートリッジの基板の組付方
    法。
  16. 【請求項16】 前記記憶手段の電気的不具合検出を、
    前記基板を前記容器に固定した後に行う請求項2〜15
    のいずれか一項に記載のインクカートリッジの基板の組
    付方法。
  17. 【請求項17】 前記固定を熱かしめにより行うととと
    もに、該熱かしめにより前記基板を前記容器に固定した
    後に該基板を冷却し、この冷却後に前記電気的不具合検
    出を行う請求項16に記載のインクカートリッジの基板
    の組付方法。
  18. 【請求項18】 前記記憶手段への前記情報の書き込み
    を、前記基板を前記容器に固定した後に行う請求項16
    または請求項17に記載のインクカートリッジの基板の
    組付方法。
  19. 【請求項19】 前記電気的不具合検出と前記情報の書
    き込みとを同時に行う請求項16〜18のいずれか一項
    に記載のインクカートリッジの基板の組付方法。
  20. 【請求項20】 前記電気的不具合検出と前記情報の書
    き込みとを、書き込むべき情報の補数を前記記憶手段に
    書き込み、該書込み後に前記記憶手段から情報を読み出
    し、該読み出した情報と前記書き込むべき情報の補数と
    を比較し、両者が一致している場合に、前記電気的不具
    合なしと判断して書き込むべき情報を前記記憶手段に書
    き込むことにより行う請求項16〜19のいずれか一項
    に記載のインクカートリッジの基板の組付方法。
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