JP2001212846A - 樹脂成形品の製造方法 - Google Patents

樹脂成形品の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】高精度に機械加工が不要であり、製造工程を減
少できるとともに、精度を確保できる樹脂成形品の製造
方法を提供することにある。 【解決手段】一次樹脂成形品であるシャフトバルブ12
は、二次樹脂成形品であるボディ16に対して可動する
成形品である。シャフトバルブ12の樹脂とボディ16
の樹脂は同じ樹脂を用いる。シャフトバルブ12がボデ
ィ16と接触する部分において、シャフトバルブ12
は、円弧状若しくは平面状の形状を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂成形品の製造
方法に係り、特に、自動車等に使用されるスロットルボ
ディのように回転部分等を有する樹脂成形品に用いるに
好適な樹脂成形品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等に用いられるスロットル
バルブは、ボディ,シャフト,バルブから構成される
が、この中で、ボディは、アルミダイキャストにより製
造されているのが一般的である。アルミダイキャスト製
のボディに、シャフトを回転可能に支持し、このシャフ
トにバルブを固定してスロットルバルブを製造するよう
にしている。
【0003】しかしながら、アルミダイキャストによっ
て成形されたボディは、成形精度が十分でないため、成
形後ボディの内径を、高精度に機械加工する必要があっ
た。また、機械加工後、ボディへのシャフトの組み込み
や、シャフトへのバルブの固定等の工程が必要となるた
め、スロットルバルブの製造工程が増加するという問題
があった。
【0004】そこで、本発明者らは、樹脂成形によりス
ロットルボディを製造することについて種々検討を行っ
た。スロットルバルブは、ボディ,シャフト,バルブの
少なくとも3つの部品から構成されるため、1回の樹脂
成形でスロットルボディを成形することはこんなんであ
り、2回の樹脂成形を行う2重モールド法について検討
した。
【0005】従来の2重モールド法としては、例えば、
特開昭62−50109号公報に記載されているよう
に、先順位の成形部品を成形後、この先順位の成形部品
を含むように後順位の成形を行うことが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開昭62−5010
9号公報に記載されたものは、人形の関節部を成形する
ものであるため、関節部が回動する必要があり、そのた
めに、先順位の成形品の樹脂の融点を、後順位の成型品
の樹脂の融点よりも高くしている。しかしながら、この
ように樹脂の融点を異ならせると、それぞれの樹脂成形
品の熱膨張係数の違いにより、スロットルバルブのよう
な精密部品の製造には適用できないことが判明した。即
ち、スロットルバルブにおいては、バルブ全閉時に、バ
ルブとボディの隙間を0.01mmとすることにより最
低流量精度を確保するようにしているが、融点の異なる
樹脂を用いて、2重成形すると、この隙間精度が確保で
きないという問題が発生する。一方、同一の樹脂材を用
いて2重成形法によりスロットルボディを成形すると、
バルブがボディに融着してバルブの回転が不可能となる
という問題が発生する。なお、かかる問題は、スロット
ルバルブに限らず、先順位の部品を回転可能に後順位の
部品によって支持する2重モールド法や、先順位の部品
をスライド可能に後順位の部品によって支持する2重モ
ールド法においても生じるものである。
【0007】本発明の目的は、高精度に機械加工が不要
であり、製造工程を減少できるとともに、精度を確保で
きる樹脂成形品の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、一次樹脂成形品を二次樹脂成形用
金型にセットした後、この金型内に樹脂を射出成形する
ことにより樹脂成形品を製造する樹脂成形品の製造方法
において、上記一次樹脂成形品は、上記二次樹脂成形品
に対して可動する成形品であり、上記一次樹脂成形品が
上記二次樹脂成形品と接触する部分において、上記一次
樹脂成形品は、円弧状若しくは平面状の形状を有するよ
うにしたものである。かかる方法により、高精度に機械
加工が不要であり、製造工程を減少できるとともに、精
度を確保できる樹脂成形品を製造し得るものとなる。
【0009】(2)上記(1)において、好ましくは、
上記二次樹脂成形用金型に設けられたゲートは、上記金
型内にセットされる上記一次樹脂成形品の位置から離れ
た位置としたものである。かかる方法により、射出成形
時のスキン層を厚くして、一次樹脂成形品と二次樹脂成
形品の溶融固着を防止し得るものとなる。
【0010】(3)上記(1)において、好ましくは、
上記一次樹脂成形品のインサート部分に用いる入子とし
て、銅合金製の銅入子を用いるようにしたものである。
かかる方法により、一次樹脂成形品側の熱ヒケをよくし
て、射出成形時のスキン層を厚くして、一次樹脂成形品
と二次樹脂成形品の溶融固着を防止し得るものとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図11を用いて、本
発明の一実施形態による樹脂成形品の製造方法について
説明する。なお、以下の説明では、樹脂成形品としてス
ロットルバルブを例にとって説明する。最初に、図1を
用いて、本実施形態による樹脂成形品の製造方法によっ
て製造されるスロットルバルブの全体構成について説明
する。図1は、本発明の一実施形態による樹脂成形品の
製造方法によって製造されるスロットルバルブの全体構
成を示す部分断面の斜視図である。
【0012】スロットルバルブ10は、シャフトバルブ
12と、ボディ16とから構成されている。シャフトバ
ルブ12は、樹脂成形による一次成形品である。シャフ
トバルブ12は、シャフト部12Sと、バルブ部12V
が一体成形されたものであり、シャフト部12Sの内部
に、金属インサート棒14がインサート成形されてい
る。ボディ16は、樹脂成形による二次成形品であり、
一次成形品であるシャフトバルブ12を取り巻くように
成形されている。一次成形及び二次成形に用いられる樹
脂材は、同じものを使用しており、例えば、PBT−G
F30%を用いている。
【0013】図2以降を用いて後述するように、本実施
形態による成形方法を用いることにより、バルブ部12
Vとボディ16の接触部であるシール部A及び、シャフ
ト部12Sとボディ16の接触部である軸受部Bにおい
ては、二次成形時にも、一次成形品であるシャフトバル
ブ12と、二次成形品であるボディ16は結合していな
いものであり、シャフトバルブ12は、簡単な力により
回すことができる。従って、数十回のならしで可動部を
平滑にすることにより、スロットルバルブ10が製作で
きる。バルブ部12Vの円周部のシール面は、二次射出
時にボディ16のシール面がバルブのシール面にならっ
て成形されるので、両者の隙間を小さくでき、簡単にシ
ール性能が確保できる。また、一次成形品であるシャフ
トバルブ12と、二次成形品であるボディ16は、同じ
樹脂成形材料で構成されるため、温度変化があっても、
互いの膨張係数が等しいため、シール面のギャップは一
定に保持されるため、シール性能を確保できるものであ
る。また、シャフトバルブ12とボディ16は、必ずし
も同じ樹脂成形材料で構成される必要はなく、同一若し
くはほぼ同じ膨張係数を有する異なる樹脂成形材料で構
成するようにしてもよいものである。
【0014】次に、図2〜図11を用いて、本実施形態
による樹脂成形品の製造方法について説明する。図2〜
図4は、本発明の一実施形態による樹脂成形品の製造方
法の流れを示す工程図である。
【0015】最初に、シャフトバルブ12の一次成形を
行う。一次成形のための金型を用いて、射出成形機によ
り、シャフトバルブ12をモールド成形する。この際、
シャフト部12Sの強度が樹脂だけでは不十分な場合、
金属インサート棒14をインサート成形することにより
確保できる。得られたシャフトバルブ12において、シ
ール面および軸受部に相当する部分には大きなバリ等の
発生が無いことを確認する。
【0016】次に、一次成形品であるシャフトバルブ1
2を巻き込むように二次成形を行い、ボディ16と一体
化されたスロットルバルブ10を製造する。そのため
に、図2に示すように、炭素綱等からなるボディ用の金
型下型20内にシャフトバルブ12をセットするととも
に、この金型下型20内に銅合金製の入子である銅入子
30および銅入子32をセットして、バルブ部12Vの
円周部がボディ16と接触するシール部および、シャフ
ト部12Sがボディ16と接触する軸受部を除き封鎖す
る。
【0017】ここで、入子の材料として、銅合金を使用
するのは、二次モールド時の溶融樹脂流動時のスキン層
を銅の高熱伝導率を利用して厚くし、一次モールドとの
接触面の溶融を防止するためである。銅入子使用の効果
については、図?を用いて後述する。なお、炭素綱等の
通常の金型材でも状況により問題なく使用できる場合も
ある。次に、図3に示すように、金型上型22を閉じ、
図4に示す状態とした後、射出成形する。
【0018】次に、図5〜図9を用いて、本実施形態に
よる樹脂成形品の製造方法における一次モールド品と二
次モールド品の関係について説明する。なお、図1〜図
4と同一符号は、同一部分を示している。図5〜図9
は、本発明の一実施形態による樹脂成形品の製造方法に
おける一次モールド品と二次モールド品の関係の説明図
である。
【0019】最初に、図5〜図7を用いて、バルブ部1
2Vの円周部がボディ16と接触するシール部について
説明する。図5に示すように、金属インサート棒14が
インサート成形されたシャフトバルブ12は、銅入子3
0,32に挟まれた状態で、金型下型20内に固定され
る。なお、金型上型22と、シャフトバルブ12及び銅
入子30,32との関係も同様となる。そして、金型下
型22の内周側と、シャフトバルブ12及び銅入子3
0,32の外周側との間隙内に樹脂が射出されて、ボデ
ィ16が二次成形品として形成される。
【0020】ここで、本実施形態においては、バルブ部
12Vの半径r1は、入子30,32の半径r2よりも
小さくしてある(r2>r1)。また、図6に示すよう
に、バルブ部12Vの半径r1が、入子30,32の半
径r2と等しくしてもよいものである(r2=r1)。
【0021】一方、図7に示すように、バルブ部12V
の半径r1を、入子30,32の半径r2よりも大きく
する(r2<r1)と、構造上、矢印部C1,C2にお
いて、引っかかりができるので、二次成形品であるボデ
ィ16に対して、一次成形品であるシャフトバルブ12
が回転できなくなり、また、一次モールドと二次モール
ドの界面に凸部ができてしまい溶融接着することなる。
【0022】それに対して、図5,図6に示したよう
に、バルブ部12Vの半径r1を、入子30,32の半
径r2以下とする(r2≧r1)とすることにより、二
次成形品であるボディ16に対して、一次成形品である
シャフトバルブ12が回転可能であり、また、一次モー
ルドと二次モールドとが溶融接着するもないものであ
る。なお、r2>r1とする場合には、その差分(r2
−r1)は、0.1mm程度とすることが望ましいもの
であった。
【0023】次に、図8及び図9を用いて、シャフト部
12Sとボディ16とが接触する軸受部について説明す
る。図9に示すように、金属インサート棒14がインサ
ート成形されたシャフトバルブ12のシャフト部12S
は、銅入子30,32に挟まれた状態で、金型下型20
内に固定される。なお、金型上型22と、シャフトバル
ブ12及び銅入子30,32との関係も同様となる。そ
して、金型下型22の内周側と、銅入子30,32の外
周側との間隙内に樹脂が射出されて、ボディ16が二次
成形品として形成される。
【0024】ここで、本実施形態においては、図8に示
すように、一次成形品であるシャフトバルブ12のシャ
フト部12Sは、その外周が円形であるため、二次成形
品であるボディ16の接触面において、円弧状の接触と
なっている。また、図9に示すように、一次成形品であ
るシャフトバルブ12のシャフト部12Sは、円柱状で
あり、その外周が円形であるため、二次成形品であるボ
ディ16の接触面において、直線状の接触となってい
る。
【0025】即ち、二次成形品のモールド時に、二次成
形品と接触する一次成形品の接触部の形状を、円弧状若
しくは直線状とすることにより、図7に示したような二
次成形品と接触する一次成形品の接触部の形状が、直角
部とならないようにすることにより、二次成形品である
ボディ16に対して、一次成形品であるシャフトバルブ
12が回転可能であり、また、一次モールドと二次モー
ルドとが溶融接着するもないものである。
【0026】次に、図10及び図11を用いて、モール
ド樹脂とスキン層について説明する。
【0027】図10に示すように、金属インサート棒1
4がインサート成形されたシャフトバルブ12のシャフ
ト部12Sは、銅入子30,32に挟まれた状態で、金
型下型20内に固定される。なお、金型上型22と、シ
ャフトバルブ12及び銅入子30,32との関係も同様
となる。そして、金型下型22の内周側と、銅入子3
0,32の外周側との間隙G内に樹脂が射出されて、ボ
ディ16が二次成形品として形成される。
【0028】ここで、図10は、入子として、銅合金製
の銅入子30,32を使用した場合を示しており、図1
1は、入子として、炭素綱製の入子30’,32’を使
用した場合を示している。
【0029】図10に示すように、図中の左方向から間
隙G内に溶融樹脂が射出されると、樹脂16Rが、金型
20や銅入子30,32と接触する部分が冷却してスキ
ン層が形成される。このとき、銅入子30,32の材料
である銅合金の熱伝導率は、金型20の材料である炭素
綱等の熱伝導率よりも高いので、熱ヒケが大きく、スキ
ン層が厚くなる。即ち、樹脂16Rが銅入子30,32
と接触する部分のスキン層16Sの厚さt1は、樹脂1
6Rが金型20と接触する部分のスキン層16Sの厚さ
t2よりも厚くなる(t1>t2)。その結果、一次成
形品であるシャフトバルブ12のバルブ部12Vと、二
次成形品となる樹脂16Rの接触部であるスキン層16
Scの厚さが厚いため、二次成形品が一次成形品と溶融
固着し難くなるものである。
【0030】一方、図11に示すように、図中の左方向
から間隙G内に溶融樹脂が射出されると、樹脂16R
が、金型20や炭素綱製等の入子30’,32’と接触
する部分が冷却してスキン層が形成される場合、樹脂1
6Rが入子30’,32’と接触する部分のスキン層1
6Sの厚さt3は、樹脂16Rが金型20と接触する部
分のスキン層16Sの厚さt2とほぼ等しくなる(t3
≒t2)。なお、この場合でも、シャフトバルブ12の
バルブ部12Vと入子30’,32’の位置関係によっ
ては、二次成形品が一次成形品と溶融固着することな
く、2重モールドを実施することもできる。
【0031】また、図4に示す状態において、射出成形
のために樹脂を注入するゲート位置は、セットされたバ
ルブシャフトよりできるだけ遠方に配置する。即ち、図
4に示す状態において、ゲート位置を、図中の矢印D部
若しくはE部とすることにより、ゲート位置を、バルブ
シャフト12の位置から離すようにする。このようにす
ることにより、一次モールドと二次モールドが接触する
際に、二次モールド時の溶融樹脂流動時のスキン層をで
きるだけ厚くし、溶融接着を防ぐことができる。
【0032】二次成形後、銅入子30,32を外し、ス
ロットルボディ10を取出す。次に、アニーリング処理
を行い、十分残留応力を除去した後、バルブシャフト1
2をボディ16に対して回転させる。アニーリング処理
は、例えば、175℃で2時間とする。アニーリング処
理を行うことなく、バルブシャフトを回転させると、ボ
ディにモールド時の残留応力が残っているため、元に戻
らなくなったり、バルブが破壊される可能性があるが、
アニーリング処理を実行することにより、残留応力を除
去して、バルブの噛み合い力を小さくして、バルブシャ
フトの回転を可能とする。回転当初は、シャフト部の真
円度の精度,バリ等が原因で滑らかに回転しない場合も
あるが、数十回の慣らし運転により滑らかに回転するよ
うになる。数十回のならしで可動部を平滑にすれば、ス
ロットルバルブが製作できる。
【0033】以上説明したように、本実施形態において
は、二次成形時の溶融樹脂は、一次成形品の平面部およ
びRの大きい部分(例えば、PBT−GF30%にてR
2以上)のような非接合形状部分のみ接触ように構成す
ることにより、一次モールドは溶融していないので簡単
な力により回すことができる回転可能な一次成形品を有
する二次成形品を形成することができる。また、バルブ
円周部のシール面は、二次射出時にボディのシール面が
バルブのシール面にならって成形されるので、簡単にシ
ール性能が確保できる。さらに、一次成形と二次成形の
樹脂を同じものを用いることができるため、温度変化が
あっても、シール面の隙間精度を所定の精度に保持する
ことができる。特に、自動車用に用いられるスロットル
バルブにおいては、−50℃〜+120℃のような広い
温度範囲に亘って、隙間精度を保持して、バルブ全閉時
の最低流量を所定の精度とする必要があるが、このよう
な場合でも、十分に実用的なスロットルバルブを提供す
ることができる。また、スロットルバルブを樹脂成形に
より製造できることにより、機械加工の必要が無く、工
程が大幅に削減できる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、樹脂成形品において、
高精度に機械加工が不要であり、製造工程を減少できる
とともに、精度を確保できるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による樹脂成形品の製造方
法によって製造されるスロットルバルブの全体構成を示
す部分断面の斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態による樹脂成形品の製造方
法の流れを示す工程図である。
【図3】本発明の一実施形態による樹脂成形品の製造方
法の流れを示す工程図である。
【図4】本発明の一実施形態による樹脂成形品の製造方
法の流れを示す工程図である。
【図5】本発明の一実施形態による樹脂成形品の製造方
法における一次モールド品と二次モールド品の関係の説
明図である。
【図6】本発明の一実施形態による樹脂成形品の製造方
法における一次モールド品と二次モールド品の関係の説
明図である。
【図7】本発明の一実施形態による樹脂成形品の製造方
法における一次モールド品と二次モールド品の関係の説
明図である。
【図8】本発明の一実施形態による樹脂成形品の製造方
法における一次モールド品と二次モールド品の関係の説
明図である。
【図9】本発明の一実施形態による樹脂成形品の製造方
法における一次モールド品と二次モールド品の関係の説
明図である。
【図10】本発明の一実施形態による樹脂成形品の製造
方法におけるモールド樹脂とスキン層について説明す
る。
【図11】本発明の一実施形態による樹脂成形品の製造
方法におけるモールド樹脂とスキン層について説明す
る。
【符号の説明】
10…スロットルバルブ 12…シャフトバルブ 14…金属インサート棒 16…ボディ 20,22…金型 30,32…銅入子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一次樹脂成形品を二次樹脂成形用金型にセ
    ットした後、この金型内に樹脂を射出成形することによ
    り樹脂成形品を製造する樹脂成形品の製造方法におい
    て、 上記一次樹脂成形品は、上記二次樹脂成形品に対して可
    動する成形品であり、 上記一次樹脂成形品が上記二次樹脂成形品と接触する部
    分において、上記一次樹脂成形品は、円弧状若しくは平
    面状の形状を有することを特徴とする樹脂成形品の製造
    方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の樹脂成形品の製造方法にお
    いて、 上記二次樹脂成形用金型に設けられたゲートは、上記金
    型内にセットされる上記一次樹脂成形品の位置から離れ
    た位置であることを特徴とする樹脂成形品の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の樹脂成形品の製造方法にお
    いて、 上記一次樹脂成形品のインサート部分に用いる入子とし
    て、銅合金製の銅入子を用いることを特徴とする樹脂成
    形品の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005116421A1 (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha スロットルボデーの製造方法及びスロットルボデー
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