JP2001212402A - 高級アルコ−ル系エマルション消泡剤 - Google Patents

高級アルコ−ル系エマルション消泡剤

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JP2001212402A JP2000027643A JP2000027643A JP2001212402A JP 2001212402 A JP2001212402 A JP 2001212402A JP 2000027643 A JP2000027643 A JP 2000027643A JP 2000027643 A JP2000027643 A JP 2000027643A JP 2001212402 A JP2001212402 A JP 2001212402A
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  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 40℃を越えた高い温度条件でも消泡
効果の高い高級アルコール系エマルション消泡剤を提供
することにある。 【解決手段】 (A)融点が40〜100℃である高級
アルコール類100重量部、(B)融点40〜100℃
の脂肪酸エステル類10〜50重量部、(C)融点20
℃以下のカルボン酸エステル類及び/または融点20℃
以下の炭化水素油類10〜50部、(D)水溶性アルコ
ール類10〜50重量部、(E)オルガノポリシロキサ
ン5〜20重量部よりなる混合物を、(A)成分と
(B)成分のいずれの融点より高く、かつ(A)から
(E)のいずれの成分の沸点を超えない温度に加温し、
一方、製造直後のエマルションの温度が(A)成分と
(B)成分のいずれの融点より高く、かつ100℃を超
えない温度になるように水を加温し、乳化剤の存在下で
激しく攪拌しつつ該混合物と該水とを混合してエマルシ
ョンとした後、室温まで冷却することにより製造した高
級アルコール系エマルション消泡剤。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
【0001】本発明は、紙パルプ工業、石油化学工業、
繊維工業、塗料工業など各種製造業における工程水や排
水、さらに都市下水・し尿処理場など排水処理工程にお
ける発泡対策に適用する消泡剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工業用消泡剤として高級アルコールを主
成分とした水中油型エマルション消泡剤(特開昭48−
62683号公報等)は、比較的低価格でかつ消泡効果
が高いことから広く使用されている。紙パルプ工業にお
いては、水中油型エマルション消泡剤は消泡剤効果が優
れているのに加え、サイズへの影響が少ないことから、
急速に使用が拡大してきた。しかし最近では紙パルプ工
業の工程水の循環再利用が進み、さらに中性抄紙が多く
なり、また紙の高級化に伴う使用添加薬品の増加等によ
り工程水の発泡が一段と激しくなってきた。
【0003】例えば、製紙工程水(白水)の循環再利用
が進んだ結果、白水温度は従来25〜30℃であったも
のが、最近では40〜55℃にまで高くなって、従来使
われてきた高級アルコール系エマルション消泡剤では消
泡効果が不充分で、使用量を多くしなければならなくな
った。
【0004】消泡効果を改善する方法として、炭素数の
大きい高級アルコール、脂肪酸エステルおよびワックス
類を組み合わせて使用する方法(特開平1−21000
5号公報、特開平8−257305号公報)、高級アル
コール、高級脂肪酸エステル、高級脂肪酸ポリグリセラ
イド、高級脂肪酸ポリアルキレングリコールを組み合わ
せる方法(特表平8−501834号公報)、特定温度
以上の融点を持つ高級アルコール、高級脂肪酸エステ
ル、ケトン及びワックスを組み合わせて使用する方法
(特表平8−510160号公報)などが提案された。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の提
案によっても、消泡効果、特に40℃を越えた高い温度
での消泡効果は充分でなかった。
【0006】本発明は、40℃を越えた高い温度でも消
泡効果の高い高級アルコール系エマルション消泡剤を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、高級アル
コール系エマルション消泡剤の高温度域における消泡効
果について鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成させる
に至った。
【0008】すなわち、請求項1の発明は、(A)融点
が40〜100℃である高級アルコール類100重量
部、(B)融点40〜100℃の脂肪酸エステル類10
〜50重量部、(C)融点20℃以下のカルボン酸エス
テル類及び/または融点20℃以下の炭化水素油類10
〜50部、(D)水溶性アルコール類10〜50重量
部、(E)オルガノポリシロキサン5〜20重量部より
なる混合物を、(A)成分と(B)成分のいずれの融点
より高く、かつ(A)から(E)のいずれの成分の沸点
を超えない温度に加温し、一方、製造直後のエマルショ
ンの温度が(A)成分と(B)成分のいずれの融点より
高く、かつ100℃を超えない温度になるように水を加
温し、乳化剤の存在下で激しく攪拌しつつ該混合物と該
水とを混合してエマルションとした後、室温まで冷却す
ることにより製造した高級アルコール系エマルション消
泡剤であり、請求項2の発明は水溶性アルコールが、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、エチレングリコ
ールモノブチルエーテル、グリセリン、ジグリセリン、
トリグリセリン、ポリエチレングリコール(重合度55
以下)、ペンタエリスリトールより選ばれた1種以上で
ある特許請求項1記載の高級アルコール系エマルション
消泡剤である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0010】(A)成分は、融点が40〜100℃、好
ましくは45〜90℃の高級アルコールであり、飽和型
と不飽和型のいずれでもまた混合物でもよく、直鎖型と
分岐型のいずれでもまた混合物でもよく、さらに天然ア
ルコールでも合成アルコールのいずれでもまた混合物で
もよい。高級アルコールの融点が40℃未満では、適用
する対象の系の液温が40℃を越えるような高温にある
ときには充分な消泡効果を示さないことがあり、融点が
100℃を越える高級アルコールは入手が困難で実用的
ではない。
【0011】融点が40〜100℃の高級アルコールの
具体的な例としては、セチルアルコール、ステアリルア
ルコール、エイコサノール、ドコサノール(ベヘニルア
ルコール)、テトラコサノール、ヘキサコノール、オク
タコノール、ミリシリルアルコール、オキソ法で合成さ
れた融点が40〜100℃の高級アルコール、チーグラ
ー法で合成された融点が40〜100℃の高級アルコー
ルが挙げられる。また、合成アルコールの蒸留残査を用
いても構わない。
【0012】(B)成分は、融点40〜100℃、好ま
しくは45〜90℃の脂肪酸エステルである。脂肪酸エ
ステルを構成する脂肪酸やアルコールは、飽和型と不飽
和型のいずれでもまた混合物でもよく、直鎖型でも分岐
型でもまた混合物でもよく、さらに天然と合成のいずれ
でもまた混合物でもよく、またその混合物を用いてもよ
い。脂肪酸エステルの融点が40℃未満の脂肪酸エステ
ルでは、適用する対象の系の液温が40℃を越えるよう
な高温にあるときには充分な消泡効果を示さないことが
あり、融点が100℃を越える脂肪酸エステルは、消泡
効果の向上が少なく、エマルションの安定性も劣り好ま
しくない。
【0013】融点40〜100℃の脂肪酸エステルの具
体的な例としては、ステアリン酸ステアリル、ベヘニン
酸ベヘニル、ジステアリン酸エチレングリコール、ジス
テアリン酸ジエチレングリコール、ジステアリン酸トリ
エチレングリコール、ステアリン酸モノグリセライド、
ステアリン酸ジグリセライド、ジステアリン酸ペンタエ
リスリトール、テトラステアリン酸ペンタエリスリトー
ル、モノステアリン酸ソルビタン、ジステアリン酸ソル
ビタンなどが挙げられる。
【0014】(B)成分の配合量は、(A)成分100
重量部に対し10〜50重量部、好ましくは20〜40
重量部である。10重量部未満では消泡効果の改善が少
なく、50重量部より多いと配合量の増加の割には消泡
効果の向上が大きくなく好ましくない。
【0015】(C)成分は、融点20℃以下のカルボン
酸エステル類及び/又は炭化水素油類である。
【0016】融点20℃以下のカルボン酸エステル類の
具体的な例として、ラウリン酸メチル、オレイン酸メチ
ル、オレイン酸オレイル、トリオレイン酸グリセライド
などの脂肪酸エステル類、フタル酸ジメチル、フタル酸
ブチル、フタル酸−ジ−2−エチルヘキシル、フタル酸
ジオクチルなどの芳香族ジカルボン酸エステル類、デカ
ン、ドデカン、トリデカン、スピンドル油などのパラフ
ィン系炭化水素、流動パラフィン、灯油、軽油などがあ
げられ、それぞれ単独あるいは2種以上を混合して使用
される。
【0017】(C)成分の配合量は、(A)成分100
重量部に対し10〜50重量部、好ましくは20〜40
重量部である。10重量部未満では消泡効果の改善が少
なく、また50重量部を越えると配合量の増加の割には
消泡効果の向上が大きくなく好ましくない。
【0018】(D)成分は水溶性アルコール類であり、
具体的にはエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、
グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリンおよびポリ
エチレングリコール(重合度55以下)、メチルセロソ
ルブ、エチルセロソルブ、ブチルセルソルブなどが挙げ
られる。
【0019】(D)成分の配合量は、(A)成分100
重量部に対し10〜50重量部、好ましくは20〜40
重量部である。10重量部未満では消泡効果が小さく、
また50重量部を越えると配合量の増加の割には消泡効
果の向上が大きくなく好ましくない。
【0020】(E)成分はオルガノポリシロキサンあ
り、好ましくは25℃における粘度が2〜5000ミリ
パスカル(mPa・s)、さらに好ましくは50〜20
00ミリパスカル・秒(mPa・s)のオルガノポリシ
ロキサンである。
【0021】具体的にはジメチルポリシロキサン、ジエ
チルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、メチ
ルフェニルポリシロキサンなどが挙げられる。また末端
にヒドロキシル基を持つジメチルポリシロキサン、一部
側鎖にエチレンオキサイド、プロピレンオキサイドなど
のアルキレンオキサイドを付加した変性オルガノポリシ
ロキサン等でもよい。
【0022】(E)成分の配合量は、(A)成分100
重量部に対し2〜20重量部、好ましくは5〜10重量
部である。2重量部未満では消泡効果が少なく、20重
量部を越えると配合量の増加の割には消泡効果の向上が
大きくなく好ましくない。
【0023】本発明の消泡剤の油相は、(A)成分、
(B)成分、(C)成分、(D)成分及び(E)成分よ
りの混合物であり、エマルションとする前に(A)〜
(E)成分の混合物を溶融し、互いに溶解していること
が必要である。従って、該混合物は(A)成分の融点と
(B)成分のいずれの融点より高く、かつ、(A)から
(E)のいずれの成分の沸点を超えない温度に加温して
均一にする。次いで該混合物を乳化剤の存在下で激しく
攪拌しつつ水と混合して水中油型エマルションとする。
【0024】エマルションに用いる水の量は、(A)〜
(E)成分に用いる化合物により異なり一律に決められ
るものではないが、通常、(A)〜(E)成分の混合
物:水=1:1〜1:5(重量比)である。エマルショ
ン製造は水を激しく攪拌しつつ(A)〜(E)成分の混
合物を加える方法、あるいはその逆でもよい。
【0025】エマルションを製造するときに使用される
乳化剤は、本発明では特に限定するものではないが、一
般的にはアニオン性界面活性剤や非イオン性界面活性剤
から選ばれる。アニオン性界面活性剤は、ラウリル硫酸
ナトリウムやオレイル硫酸ナトリウムなどのアルキル硫
酸塩、ラウリル酸ナトリウムやオレイン酸ナトリウムな
どの水溶性脂肪酸塩、ジオクチルスルホコハク酸ナトリ
ウムなどの水溶性ジアルキルスルホコハク酸塩、リグニ
ンスルホン酸ナトリウムなどの水溶性リグニンスルホン
酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、α−オレフィ
ンスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩などが
あり、非イオン性界面活性剤では、ソルビタンモノオレ
エートやソルビタンジオレエートなどのソルビタン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエ
ートやポリオキシエチレンソルビタンジステアレートな
どのポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンオレイン酸エステルやポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレンオレイン酸エステルなどのポ
リオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ンラウリルエーテルやポリオキシエチレンポリオキシプ
ロピレンオレイルエーテルなどのポリオキシアルキレン
アルキルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェノー
ルエーテル)やポリオキシエチレンオクチルフェノール
エーテルなどのポリオキシアルキレンアルキルフェノー
ルエーテルなどがある。
【0026】界面活性剤の配合量は、エマルション中の
成分、界面活性剤の種類などにより異なり、一律に決め
られるものではないが、一般的には製造されるエマルシ
ョン対して0.1〜5重量%である。
【0027】本発明の消泡剤においては、エマルション
製造直後に、エマルションに成分の一部が固化あるいは
析出しないことも必要であり、また水が沸騰し飛び散る
のは好ましくなく、従って製造直後のエマルションの温
度を(A)成分と(B)成分のいずれの融点より高く、
かつ100℃を超えない温度になるようにする必要があ
る。従ってエマルション製造に用いる水は予め加温して
おくことが望ましく、その温度は、該混合物の温度、
(A)〜(E)成分の混合物と水の混合比により異なる
が、通常60〜80℃である。
【0028】エマルションの製造にあたっては、粒度分
布計を用いてエマルションの粒度を観察し、エマルショ
ン平均粒子径が、0.5〜15μになるまで高温で攪拌
を続行し、しかる後に更に攪拌を続けつつ室温にまで冷
却するのがよい。
【0029】エマルションの調整に使用される攪拌装置
は、本発明において限定するものではないが、例えばプ
ロペラ型撹拌機、ディソルバー、ホモミキサー、ライン
ミキサー、ニーダー、高速回転高剪断型攪拌機、コロイ
ドミル、超音波乳化分散機等がある。
【0030】エマルションの分離防止および粘度安定化
を図るために、用いる水に水溶性高分子化合物を加える
ことがある。水溶性高分子化合物は、製造した後のエマ
ルションに加えてもよいが、エマルションの製造に用い
る水に予め溶解させておき、エマルションを製造するの
がより好ましい。
【0031】使用する水溶性高分子化合物には、例え
ば、ザンサンガム、グアーガムなどの水溶性多糖類、ポ
リアクリル酸(あるいはその塩)、ポリアクリルアミド
などの水溶性合成高分子化合物がある。その添加量は任
意であるが、通常水に対して0.1〜1.5重量%であ
る。
【0032】本発明の消泡効果を損わない範囲におい
て、他の任意の成分を配合しても何ら構わない。例え
ば、浸透性を向上させる目的でノニオン性界面活性剤あ
るいはアニオン性界面活性剤を加えたり、エマルション
の腐敗防止に殺菌剤を加えることがあるが、本発明はこ
れら添加剤の併用を制限するものではない。
【0033】本発明の消泡剤は、発泡している液に直接
添加したり、発泡が生じる箇所の手前の工程に添加して
使用される。また、添加方法は、一般的にポンプを使っ
て添加するが、最適な方法を検討して選択されるもので
特に限定されるものではない。
【0034】本発明の方法で得れた消泡剤の添加量は、
対象とする系の状況や消泡する必要度により異なるが、
一般的には発泡する液に対して、1〜100ppmが目
安となる。
【0035】本発明は前記(A)〜(E)成分が、それ
らの混合物で、および該混合物と水とのエマルションと
した時に完全に溶融状態にし、その後で冷却し室温に戻
したことを特徴としている。従来のエマルション型消泡
剤はエマルションとした時に冷却され高融点成分がエマ
ルション粒子表面で固体となる結果、エマルション粒子
表面は高級アルコール、脂肪酸エステルなどの高融点成
分で覆われてしまっていた。本発明の消泡剤では、
(A)〜(E)全ての成分が均一に混合され、かつ該混
合物が均一のまま微細に析出することにより、エマルシ
ョン粒子の表面に高級アルコール、脂肪酸エステル、オ
ルガノポリシロキサン由来の疎水性活性点、水溶性アル
コール由来の親水性活性点が生じ、泡となじみ易い状態
となって、消泡効果に好ましい影響を与えていると考え
られる。
【0036】
【実施例】以下に実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明は以下の実施例によって限定されるもので
はない。
【0037】[(A)成分:高級アルコール] A−1:ベヘニルアルコール(炭素数18〜24)(融
点:64〜71℃)〔コンデア社製〕 A−2:チーグラー法合成アルコール(炭素数16〜2
2)(融点:45〜49℃)〔コンデア社製〕 A−3:チーグラー法合成アルコールの残査アルコール
(炭素数16〜22)(融点:53〜58℃)〔コンデア
社製〕 A−4:高級アルコール混合物(炭素数28〜32)
(融点:75−80℃)〔コンデア社製〕 A−5:ミリシリルアルコール(炭素数30)(融点:
87℃)〔東京化成(株)試薬〕 A−6:(比較例)ラウリルアルコール(融点:23−
24℃)〔日本油脂(株)製〕
【0038】[(B)成分:脂肪酸エステル類] B−1:ベヘニン酸ベヘニル(融点:73℃)〔日本油
脂(株)製〕 B−2:硬化牛脂(融点:46〜50℃)〔日本油脂
(株)製〕 B−3:ポリグリセリン(n=5)モノステアリン酸エ
ステル(エステル化率:14%、融点:52℃)〔日本
油脂(株)製〕 B―4:ジステアリン酸エチレングリコール(融点:6
5〜73℃)〔日本油脂(株)製〕 B−5:ジステアリン酸ペンタエリスリット(融点:5
4℃)〔日本油脂(株)製〕 B−6:トリステアリン酸グリセライド(融点:74〜
78℃)〔日本油脂(株)製〕 B−7:(比較例)ステアリン酸メチル(融点31〜3
5℃)(日本油脂(株))
【0039】[(C)成分:カルボン酸エステル類、炭
化水素油類] C−1:オレイン酸メチル(融点:0℃以下)〔日本油
脂(株)製〕 C−2:スピンドル油(融点:0℃以下)〔出光興産
(株)製〕 C−3:流動パラフィン(融点:0℃以下)〔和光純薬
(株)試薬〕 C−4:ステアリン酸ポリオキシエチレン(6モル)・
ポリオキシプロピレン(14モル)エステル(融点:0
℃以下)〔日本油脂(株)製〕
【0040】[(D)成分:水溶性アルコール類] D−1:エチレングリコール〔和光純薬(株)試薬〕 D−2:ジエチレングリコール〔和光純薬(株)試薬〕 D−3:トリエチレングリコール〔和光純薬(株)試
薬〕
【0041】[(E)成分:オルガノポリシロキサン] E−1:ジメチルポリシロキサン(粘度:500mPa・
s)〔東レシリコーン(株)製〕 E−2:ジメチルポリシロキサン(粘度:2mPa・s)
〔東レシリコーン(株)製〕 E−3:末端にヒドロキシル基を2個持つジメチルポリ
シロキサン(粘度:100mPa・s)〔東レシリコーン
(株)製〕 E−4:ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンジメ
チルポリシロキサン共重合体(粘度2,000mPa・s)
〔東レシリコーン(株)製〕
【0042】[界面活性剤] F−1:ソルビタンモノオレイン酸エステル〔日本油脂
(株)製、「ノニオンOP−80R」(商品名)〕 F−2:ポリオキシエチレンソルビタンオレイン酸エス
テル〔日本油脂(株)製、「ノニオンOT−221」
(商品名)〕 F−3:ポリオキシエチレンノニルフェノール〔旭電化
工業(株)製、「アデカトールNP−700」(商品
名)〕 F−4:オレイン酸のエチレンオキサイド14モル付加
物(日本油脂(株)) F−5:ポリエチレンオキシ(25モル付加)オクチル
フェノールのハーフ硫酸エステルナトリウム塩(日本油
脂(株))
【0043】[水溶性高分子化合物] G―1:ザンサンガム〔三晶(株)製〕 G−2:グアーガム〔三晶(株)製〕 G−3: アクリルアミド(70重量%)−アクリル酸
(30重量%)共重合体(分子量100万:住友化学工
業(株)製)
【0044】[その他] H−1: ステアロン(融点:88℃)〔和光純薬
(株)〕 H−2: 水酸化ナトリウム〔和光純薬(株)〕
【0045】[消泡剤の製造] 消泡剤−1(本発明の消泡剤) 1000mLのステンレス製ビーカーにベヘニルアルコ
ール(A−1):150g、ベヘニン酸ベヘニル(B−
1):30g、オレイン酸メチル(C−1)30g、エ
チレングリコール(D−1):30g、ジメチルポリシ
ロキサン(粘度:500mPa・s)(E−1):8g、
界面活性剤としてソルビタンモノオレイン酸エステル
(F−1):10gおよびポリオキシエチレンソルビタ
ンオレイン酸エステル(F−2):10gを加えて、攪
拌しつつ80℃に加熱混合した。また、別途2000m
Lのステレス容器に水731gに、ザンサンガム(G−
1):1gを加え、3枚スクリュー羽根のある攪拌機で
攪拌しザンサンガム水溶液とし、これを80℃に加熱し
た。この水溶液をホモミキサー〔特殊機化(株)製〕を
用い、5、000rpmで攪拌しながら、80℃に加温
した上記混合物を加えエマルションとした。80℃を維
持しながらレーザー回折式粒度分布計〔堀場製作所
(株)製、LP−500(商品名)〕でエマルション平
均粒子径を測定し、10μ以下となるまで約2時間攪拌
を続けた後、加熱を停止して室温になるまで攪拌を続け
消泡剤−1を得た。本消泡剤は、(A)成分100重量
部に対して(B)〜(D)成分は各20重量部、(E)
成分5重量部である。
【0046】消泡剤−2〜消泡剤−7(本発明の消泡
剤) 同様な方法で表1に記載した組成、温度で本発明の消泡
剤−2〜消泡剤6をそれぞれ製造した。
【0047】消泡剤−8(比較例の消泡剤) 1000mLのステンレス製ビーカーにベヘニルアルコ
ール(A−1)150g、ベヘニン酸ベヘニル(B−
1)30g、オレイン酸メチル(C−1)30g、界面
活性剤としてソルビタンモノオレイン酸エステル(F−
1)10gおよびポリオキシエチレンソルビタンオレイ
ン酸エステル(F−2)10gを加えて、攪拌しつつ8
0℃に加熱混合して混合物を製造した。また、別途20
00mLのステレス容器に水731gに、ザンサンガム
(G−1)1gを加え、3枚スクリュー羽根のある攪拌
機で攪拌しザンサンガム水溶液とした。このザンサンガ
ム水溶液を80℃に加熱し、ホモミキサー〔特殊機化
(株)製〕にて5、000rpmで攪拌しながら、80
℃に加温した上記混合物を加えエマルションとした。8
0℃を維持しながらレーザー回折式粒度分布計〔堀場製
作所(株)製、LP−500(商品名)〕でエマルショ
ン平均粒子径を測定し、10μ以下となるまで約2時間
攪拌を続けた後、加熱を停止して30℃になるまで攪拌
を続けた。得られたエマルション消泡剤にエチレングリ
コール(D−1)30g、ジメチルポリシロキサン(粘
度:500mPa・s)(E−1)8gを添加し、約1時
間攪拌混合し消泡剤−8を得た。本消泡剤は、水溶性ア
ルコール(D−成分)、オルガノポリシロキサン(E成
分)をエマルション製造後に添加したものである。
【0048】消泡剤−9(比較例の消泡剤) 消泡剤−8と同様に水溶性アルコール(D−成分)、オ
ルガノポリシロキサン(E成分)をエマルション製造後
に添加し、表1に記載した組成で消泡剤−9を製造し
た。
【0049】消泡剤−10(比較例の消泡剤) 消泡剤−1の(A)〜(F)成分と同じ化合物を同量用
い、これを混合して80℃に加熱した。一方、水731
gにザンサンガム(G−1)1gを溶解した水溶液を室
温(21℃)下、ホモミキサーにて5、000rpmで
攪拌しながら、上記80℃に加温した混合物を加えエマ
ルションとし、消泡剤−10を得た。エマルション製造
時の温度は最高39℃であり、A成分、B成分いずれの
融点より低くかった。
【0050】消泡剤−11(比較例の消泡剤) 消泡剤−5の(A)〜(F)成分と同じ化合物を同量用
い、これを混合して65℃に加熱した。一方、水633
gにザンサンガム(G−1)1g、グアーガム(G−
2)1gを溶解した水溶液を室温(21℃)下、ホモミ
キサーにて5、000rpmで攪拌しながら、上記65
℃に加温した混合物を加えエマルションとし、消泡剤−
11を得た。エマルション製造時の温度は最高33℃で
あり、A成分、B成分いずれの融点より低かった。
【0051】消泡剤−12(比較例の消泡剤) 高級アルコールとして融点の低いラウリルアルコール
(A−6)、脂肪酸エステル類として融点の低いステア
リン酸メチル(B−7)を用いた以外は消泡剤−1と同
様にして製造した。
【0052】消泡剤−13(比較例の消泡剤) 特表平8−510160号公報に準じて製造した。20
00mLのステレス容器に水765g、オレイン酸のエ
チレンオキサイド14モル付加物(F−4)10gを入
れ、攪拌下90℃に加熱した。90℃を維持しながらベ
ヘニルアルコール(A−1)150gとステアロン(H
−1)75gを加え激しく攪拌した。ベヘニルアルコー
ルとステアロンは溶融して水中エマルションとなった
後、加熱を止め、室温になるまで攪拌を続け、消泡剤−
13を得た。本消泡剤は、(B)成分、(C)成分、
(D)成分を含んでいない。
【0053】消泡剤−14(比較例の消泡剤) 特開平1−210005号公報に準じて製造した。10
00mLのステンレス製ビーカーに炭素数16〜22の
チーグラー法合成アルコール(A−2)100g、ミリ
シリルアルコール(A−5)20g、トリステアリン酸
グリセライド(B−6)75g、スピンドル油(C−
2)20gを入れ、攪拌下、90℃に加熱し溶融させ
た。一方、別途2000mLのステレス容器に水656
gを入れ、ポリオキシエチレン(25モル付加)オクチ
ルフェノールのハーフ硫酸エステルナトリウム塩(F−
5)35g、アクリルアミド−アクリル酸共重合体(G
−3)7g、水酸化ナトリウム(H−2)2gを加え、
溶解させた。室温(21℃)下、ホモミキサー〔特殊機
化(株)製〕にて5、000rpmで攪拌しながら、9
0℃に加温した上記混合物を加え、エマルションを製造
した。エマルションの最高到達温度は38℃であった。
室温に戻るまで3時間攪拌を続け、消泡剤−14を得
た。
【0054】消泡剤−15(比較例の消泡剤) 特公平8−24806号公報に準じて製造した。100
0mLのステンレス製ビーカーに炭素数16〜22のチ
ーグラー法合成アルコール(A−2)75g、その残査
アルコール(A−3)75g、ポリグリセリン(n=
5)モノステアリン酸エステル(B−3)75g、ステ
アリン酸ポリオキシエチレン(6モル)・ポリオキシプ
ロピレン(14モル)エステル(C−4)75gを加
え、80℃に加熱して混合溶融した。一方、別途200
0mLのステレス容器に水680gとポリエチレンオキ
シ(25モル付加)オクチルフェノールのハーフ硫酸エ
ステルナトリウム塩(F−5)20gを加えて、80℃
に加熱し、ホモミキサーを用いて5、000rpmで攪
拌しながら、加温した上記混合物を加えてエマルション
を製造した。室温に戻るまで3時間攪拌し、消泡剤−1
5を得た。
【0055】試験に供した消泡剤の成分を表1にまとめ
た。
【表1】
【0056】[消泡性能評価方法]中性中質塗工原紙を製
造している抄紙工程白水を採取し試験に供した。アクリ
ル樹脂製筒型容器(図1)に試験用白水1000mLを
入れ、ポンプにて4.5リットル/分で循環させ、発泡
させ、泡高さが100mmになった時、消泡剤20マイ
クロリットル(20mg/L)を発泡している上より添
加し、消泡剤を添加してから30秒ごとに泡高さを測定
した。試験は循環白水温度を30℃、45℃、55℃に
して行った。結果を表2に示す。
【0057】
【表2】 本発明の消泡剤は消泡効果に優れ、特に温度が高くとも
その効果が維持されていることがわかる。
【0058】
【発明の効果】本発明の消泡剤により、40℃を越えた
高い温度条件でも消泡効果が高く、特に抄紙工程などの
ように比較的温度の高い水系での発泡抑制が効率的に行
われ、工程の安定化、製品(紙など)の品質向上に寄与
すること大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に用いた発泡抑制試験装置
【符号の説明】
1:循環ポンプ 2:発泡試験筒(アクリル製・全容量2000ml) 3:循環ライン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)融点が40〜100℃である高級
    アルコール類100重量部、(B)融点40〜100℃
    の脂肪酸エステル類10〜50重量部、(C)融点20
    ℃以下のカルボン酸エステル類及び/または融点20℃
    以下の炭化水素油類10〜50部、(D)水溶性アルコ
    ール類10〜50重量部、(E)オルガノポリシロキサ
    ン5〜20重量部よりなる混合物を、(A)成分と
    (B)成分のいずれの融点より高く、かつ(A)から
    (E)のいずれの成分の沸点を超えない温度に加温し、
    一方、製造直後のエマルションの温度が(A)成分と
    (B)成分のいずれより高く、かつ100℃を超えない
    温度になるように水を加温し、乳化剤の存在下で激しく
    攪拌しつつ該混合物と水とを混合してエマルションとし
    た後、室温まで冷却することにより製造した高級アルコ
    ール系エマルション消泡剤。
  2. 【請求項2】 水溶性アルコールが、エチレングリコー
    ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
    プロピレングリコール、エチレングリコールモノブチル
    エーテル、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリ
    ン、ポリエチレングリコール(重合度55以下)、ペン
    タエリスリトールより選ばれた1種以上である特許請求
    項1記載の高級アルコール系エマルション消泡剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013144287A (ja) * 2012-01-16 2013-07-25 San Nopco Ltd 消泡剤
CN109205723A (zh) * 2018-11-02 2019-01-15 刘紫嫣 水处理消泡剂及其制备方法

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