JP2001212025A - 手乾燥装置 - Google Patents
手乾燥装置Info
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Abstract
接した手乾燥装置の運転騒音の低減を構造的側面から推
進し、使用感の向上を図る。 【解決手段】 手を出入れできる広さを有する手
挿入部3に、この手挿入部3に隣接して組込まれた高圧
空気流発生装置2により高速空気流を噴出させて手に付
着した水分を高速空気流の運動エネルギーにより手挿入
部3内に吹飛ばす手乾燥装置について、その高圧空気流
発生装置2の吹出し方向の線上からずらした位置に、手
挿入部3へ高速空気流を噴出する噴出口14を配置す
る。
Description
手を衛生的に乾燥させるための手乾燥装置に関するもの
である。
て、高速空気流により手に付着した水滴を吹飛ばし乾燥
させる手乾燥装置がある。例えば、特開平6―6297
8号公報には、箱体に凹状形態に手挿入部が設けられ、
手挿入部にはエアーノズルが配設された手乾燥装置が示
されている。エアーノズルには高圧空気流発生装置に接
続されたエアーダクトが繋がれ、手挿入部内に高速空気
流を噴出するようになっている。高圧空気流発生装置は
手挿入部の下方に組込まれているが、乾燥処理に伴い手
挿入部に吹き飛ばされた水が高圧空気流発生装置や電気
系統に悪影響を及ぼす可能性があるため、高圧空気流発
生装置を手挿入部の上方に隣接して設けているものもあ
る。
乾燥装置は、高速空気流の運動エネルギーによって濡れ
た手を素早く乾燥させることができるものの、高い運動
エネルギーの高速空気流を生成する必要があるため運転
騒音が高いといった問題点がある。特に、高圧空気流発
生装置を手挿入部の上方に隣接して設けたものでは、高
圧空気流発生装置の運転音が、噴出口から手挿入部へダ
イレクトなかたちで漏洩しやすいため、運転騒音は高く
なっている。
るためになされたもので、その課題とするところは、高
圧空気流発生装置と噴出口の近接した手乾燥装置の運転
騒音の低減を構造的側面から推進し、使用感の向上を図
ることである。
に請求項1の発明は、手を出入れできる広さを有する手
挿入部に隣接して組込まれた高圧空気流発生装置により
高速空気流を噴出させて手に付着した水分を高速空気流
の運動エネルギーにより手挿入部内に吹飛ばす手乾燥装
置について、その高圧空気流発生装置の吹出し方向の線
上からずらした位置に、手挿入部へ高速空気流を噴出す
る噴出口を配置する手段を採用する。
は、手を出入れできる広さを有する手挿入部に隣接して
組込まれた高圧空気流発生装置により高速空気流を噴出
させて手に付着した水分を高速空気流の運動エネルギー
により手挿入部内に吹飛ばす手乾燥装置について、その
高圧空気流発生装置の外側を、スクロール形状のケーシ
ングにより被覆し、ケーシングにより手挿入部へ高速空
気流を噴出する噴出口とを連絡する手段を採用する。
は、請求項2に係る前記手段におけるケーシングに吸音
材を貼設する手段を採用する。
は、手を出入れできる広さを有する手挿入部に隣接して
組込まれた高圧空気流発生装置により高速空気流を噴出
させて手に付着した水分を高速空気流の運動エネルギー
により手挿入部内に吹飛ばす手乾燥装置について、その
高圧空気流発生装置の外側を、吸音材を貼設したケーシ
ングにより被覆し、ケーシングにより手挿入部へ高速空
気流を噴出する噴出口とを連絡する手段を採用する。
は、請求項1〜請求項4までのいずれかに係る前記手段
における高圧空気流発生装置の吹出口と、手挿入部へ高
速空気流を噴出する噴出口との間に遮音部材を設ける手
段を採用する。
は、請求項1〜請求項4までのいずれかに係る前記手段
における高圧空気流発生装置の吹出口を除く外周部に吸
音材を貼設する手段を採用する。
示す実施の形態1は手乾燥装置に関するものであり、図
1によって全体を示すようにこの手乾燥装置は、正面に
手挿入口を有する外殻をなす本体箱体1内に組み込まれ
た高圧空気流発生装置2による高圧空気が手挿入口近傍
に送られて、手挿入口を構成する開放シンク状の手挿入
部3内に水分を吹き飛ばす手乾燥に関する作動気流とし
ての高速の気流が形成されるものである。
面及び両側面が開放した手の挿抜可能の略U字状凹部と
して構成され、その前傾構造の底部4前部には排水口5
が設けられている。この排水口5の下部にはドレンを受
容するドレン容器6が抜き差し可能に設けられている。
手挿入部3の内面には、シリコン系もしくはフッ素系等
の撥水性コーティング、又は酸化チタン光触媒をベース
とした材料等の親水性を有するコーティング、又は抗菌
剤が含浸され、内面への汚れの付着の軽減や細菌の繁殖
の低減が図られている。
(DCブラシレスモーター又は誘導電動機であっても良
い)と、これを駆動させる駆動回路及び整流子モーター
によって回転するターボファンにより構成され、この実
施の形態1では本体箱体1の手挿入部3の直上に、吸気
側を背面側にして取付けられている。高圧空気流発生装
置2の吸気側は、本体箱体1の背面側に縦方向に設けら
れた下端の開放した吸気通路7に臨んでいて、吸気通路
7の下端から着脱可能のエアーフィルター8を通じて空
気を吸込むことができるようになっている。
カップ状のフレーム10の外周に周方向に間隔を置いて
複数個が半径方向に向って開設されている。このフレー
ム10の外側は図2に示すようにターボファンの回転方
向に沿う方向に誘導路11を設けた円形カップ状のケー
シング12により覆われ、ケーシング12の誘導路11
の端に高圧空気流発生装置2から送られてくる高圧空気
を高速の気流に変換し手挿入部3に吹き出すエアーノズ
ル13が接続されている。
流発生装置2の吹出口9側とエアーノズル13の噴出口
14側との間に遮音板15が設けられ、吹出口9から吹
き出す高圧空気流はケーシング12の内面に衝突しケー
シング12の内周面に沿って遮音板15とケーシング1
2の間を抜けてエアーノズル13に導かれる。遮音板1
5は直接的に高圧空気流発生装置2の運転騒音の噴出口
14側への伝播を遮蔽し低減する機能を果たすが、吹出
口9からの高圧空気流の噴出口14に至るまでの経路を
非直線状態で長くすること、及び音をケーシング12へ
衝突させ減衰させることによっても運転騒音の低減に大
きく関与している。
口近傍の上部に噴出口14を下向きにして取付けられ、
手挿入部3内に入れた手に高速の気流を吹き付け、手を
擦り合わせることなく手に付いた水滴を手の表面から剥
離し吹き飛ばす。エアーノズル13の噴出口14は、高
圧空気流発生装置2の吹出し方向の線上からずれた位置
に配置され、高圧空気流発生装置2の運転騒音が直接エ
アーノズル13の噴出口14から手挿入部3に伝播しな
いように工夫されている。
部3内に手を手首付近まで入れると、手を検知するセン
サー16によって手が検知され、制御回路の処理により
高圧空気流発生装置2が作動し、エアーノズル13から
高い運動エネルギーを持つ高速空気流が手挿入部3内に
吹出され、挿入された手に当り手に付着した水分を手挿
入部3の底部4側へ吹き飛ばす。さらに、手挿入部3内
で手を挿抜させることによって、手全体に付着していた
水滴が全て排除され、手が乾燥処理される。
3から完全に抜くと、手を検知するセンサー16で手を
抜いたことが検知され、高圧空気流発生装置2が停止す
る。手から吹き飛ばされた水滴は前傾構造の底部4にお
いて排水口5に流下し、排水口5の下部に備えられたド
レン容器6に収容される。エアーノズル13の噴出口1
4から手挿入部3に伝播する高圧空気流発生装置2の運
転騒音は遮音板15と吹出口9からの吹き出し方向、ケ
ーシング12、経路の長さにより低減され低騒音で使用
感の良い手乾燥装置となる。
実施の形態2は、実施の形態1で示した手乾燥装置につ
いて、高圧空気流発生装置2の運転騒音の低減を一層推
進する工夫を講じたものであり、高圧空気流発生装置2
及びケーシング12周りの構成以外は実施の形態1のも
のと同じである。従って、実施の形態1と同じ部分につ
いては実施の形態1のものと同じ符号を用い、それらに
ついての説明は省略する。
ように吸音材18の使用とエアーノズル13にまで至る
高圧空気流の経路を長くすることにより、手挿入部3に
漏れる運転騒音の低減を推進したものである。ケーシン
グ12の内周面にはグラスウールやポリウレタン等の三
次元多孔質材による吸音材18が貼設されている。ま
た、遮音板15と高圧空気流発生装置2の間は仕切構造
19により遮蔽され、正面視で略の字状の高圧空気流の
経路が構成されている。吹出口9から放出される音は吸
音材18に衝突し、吸音材18とケーシング12とによ
り減衰される。そして、エアーノズル13の噴出口14
に至る経路は長く遮音板15もあるため、効果的に減衰
され手挿入部3に到達する高圧空気流発生装置2の運転
騒音は低減する。
うに、高圧空気流発生装置2の吹出口9を除く外周やケ
ーシング12の外周にも貼設することができる。高圧空
気流発生装置2の外周とケーシング12の内周面とに吸
音材18を貼設すると、音が両吸音材18間で繰り返し
衝突するたびに減衰されていくので運転騒音の効果的な
減衰が可能である。ケーシング12の外周に吸音材18
を貼設すると本体箱体1の外への音の伝播を防止するこ
とができ、低騒音化に寄与できる。なお、仕切構造19
については図4に示すように吸音材18同士の当りによ
り構成することもできる。これ以外の機能は実施の形態
1のものと同じである。
実施の形態3は、実施の形態1や実施の形態2で示した
手乾燥装置について、高圧空気流発生装置2の運転騒音
の低減をさらに推進する工夫を講じたものであり、高圧
空気流発生装置2周り及びケーシング12に係る構成以
外は実施の形態1,2のものと同じである。従って、実
施の形態1,2と同じ部分については実施の形態1,2
のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略
する。
2と同様に吸音材18の使用とエアーノズル13にまで
至る高圧空気流の経路を長くすることにより、手挿入部
3に漏れる運転騒音の低減を推進したものである。ケー
シング12は図5に示すように高圧空気流発生装置2の
ターボファンの回転方向に沿って内径の漸増するスクロ
ール形状に構成されている。このケーシング12の構成
を採用することにより、吹出口9からエアーノズル13
までの経路が長くでき、しかも逐次経路の広さが拡開し
ていくため整流化され、噴出口14に至る運転騒音を効
果的に減衰することができる。このケーシング12の構
成に図6に示すように実施の形態2で示したような吸音
材18の使い方を併用することにより、高圧空気流発生
装置2の運転騒音を低減でき、使用感の良い手乾燥装置
となる。これ以外の機能は実施の形態1,2のものと同
じである。
生装置と噴出口の近接した手乾燥装置の運転騒音を低減
でき、使用感の向上を図ることができる。
装置と噴出口の近接した手乾燥装置の運転騒音を低減で
き、使用感の向上を図ることができる。
前記効果とともに運転騒音の低減を一層推進できる。
装置と噴出口の近接した手乾燥装置の運転騒音を低減で
き、使用感の向上を図ることができる。
項4までのいずれかに係る前記効果とともに運転騒音を
一層低減できる。
項4までのいずれかに係る前記効果とともに運転騒音を
さらに低減できる。
である。
装置部分の縦断面図である。
装置部分の縦断面図である。
発生装置部分の構成を示す縦断面図である。
装置部分の縦断面図である。
発生装置部分の構成を示す縦断面図である。
入部、 7 吸気通路、8 エアーフィルター、 9
吹出口、 10 フレーム、 11 誘導路、12 ケ
ーシング、 13 エアーノズル、 14 噴出口、
15 遮音板、 16 センサー 18 吸音材、 1
9 仕切構造。
Claims (6)
- 【請求項1】 手を出入れできる広さを有する手挿入部
に、この手挿入部に隣接して組込まれた高圧空気流発生
装置により高速空気流を噴出させて手に付着した水分を
高速空気流の運動エネルギーにより前記手挿入部内に吹
飛ばす手乾燥装置であって、その高圧空気流発生装置の
吹出し方向の線上からずらした位置に、前記手挿入部へ
高速空気流を噴出する噴出口を配置した手乾燥装置。 - 【請求項2】 手を出入れできる広さを有する手挿入部
に、この手挿入部に隣接して組込まれた高圧空気流発生
装置により高速空気流を噴出させて手に付着した水分を
高速空気流の運動エネルギーにより前記手挿入部内に吹
飛ばす手乾燥装置であって、その高圧空気流発生装置の
外側を、スクロール形状のケーシングにより被覆し、こ
のケーシングにより前記手挿入部へ高速空気流を噴出す
る噴出口とを連絡した手乾燥装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の手乾燥装置であって、
ケーシングに吸音材を貼設した手乾燥装置。 - 【請求項4】 手を出入れできる広さを有する手挿入部
に、この手挿入部に隣接して組込まれた高圧空気流発生
装置により高速空気流を噴出させて手に付着した水分を
高速空気流の運動エネルギーにより前記手挿入部内に吹
飛ばす手乾燥装置であって、その高圧空気流発生装置の
外側を、吸音材を貼設したケーシングにより被覆し、こ
のケーシングにより前記手挿入部へ高速空気流を噴出す
る噴出口とを連絡した手乾燥装置。 - 【請求項5】 請求項1〜請求項4までのいずれかに記
載の手乾燥装置であって、高圧空気流発生装置の吹出口
と、手挿入部へ高速空気流を噴出する噴出口との間に遮
音部材を設けた手乾燥装置。 - 【請求項6】 請求項1〜請求項4までのいずれかに記
載の手乾燥装置であって、高圧空気流発生装置の吹出口
を除く外周部に吸音材を貼設した手乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000027082A JP2001212025A (ja) | 2000-02-04 | 2000-02-04 | 手乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000027082A JP2001212025A (ja) | 2000-02-04 | 2000-02-04 | 手乾燥装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001212025A true JP2001212025A (ja) | 2001-08-07 |
Family
ID=18552718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000027082A Pending JP2001212025A (ja) | 2000-02-04 | 2000-02-04 | 手乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001212025A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004105511A (ja) * | 2002-09-19 | 2004-04-08 | Mitsubishi Electric Corp | 乾燥機 |
JP2016067565A (ja) * | 2014-09-29 | 2016-05-09 | 三菱電機株式会社 | 手乾燥装置 |
-
2000
- 2000-02-04 JP JP2000027082A patent/JP2001212025A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2004105511A (ja) * | 2002-09-19 | 2004-04-08 | Mitsubishi Electric Corp | 乾燥機 |
JP2016067565A (ja) * | 2014-09-29 | 2016-05-09 | 三菱電機株式会社 | 手乾燥装置 |
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A521 | Written amendment |
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