JP2001211960A - シートの共振防止構造 - Google Patents

シートの共振防止構造

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JP2001211960A
JP2001211960A JP2000027191A JP2000027191A JP2001211960A JP 2001211960 A JP2001211960 A JP 2001211960A JP 2000027191 A JP2000027191 A JP 2000027191A JP 2000027191 A JP2000027191 A JP 2000027191A JP 2001211960 A JP2001211960 A JP 2001211960A
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JP
Japan
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seat
frame
vibration
resonance
members
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000027191A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumishige Okazaki
文茂 岡崎
Yoshikazu Kishima
義和 貴嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
Application filed by Tachi S Co Ltd, Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Tachi S Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動車用シートにおいて、防振構造を有する軽
量化を図ることである。 【構成】左右にサイドメンバー(10B)(10C)
(12B)(12C)を有する略逆U字状フレーム(1
0)(12)と、このフレーム(10)(12)のサイ
ドメンバー(10B)(10C)(12B)(12C)
に連結する下メンバー(11)(22)との間に、傾斜
状に防振メンバー(20)(21)(23)を架設した
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用シートの共振防
止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用シートには、シートの振
動を防止する対策がとられているものがある。これは、
シートの不使用時に車体からの振動でシートが共振しな
いように、シートバック(背凭部)を構成するフレーム
の上部、又はヘッドレストに重りを設けたり、或いは、
シートクッション(座部)における車床に対する接触部
に防振ゴムを設けたりしたものである。
【0003】一方、従来のシートバックにはそのフレー
ムの剛性を向上させるために、枠状フレーム内に斜めに
補強メンバーを溶接したものが開示されている(例え
ば、特開平4ー329907号公報)。これは、補強メ
ンバーによってフレームが補強されるが、前記シートの
共振を防止することができず、シートの共振防止のため
に、前述の如く重りをフレームの上部等に装着してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、シートの共振
を防止するために従来品は重りが必要であり、この重り
により、シートの質量増を招くばかりか、シートのフレ
ーム構造が複雑化する不具合があった。
【0005】そこで、本発明は前記重り等を設けずに、
シートの共振を防止できるようにすることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明に係るシートの共振防止構造は、シートバッ
クを構成する左右両サイドメンバーと上メンバーとから
なる略逆U字状フレームと、このフレームの両遊端部間
に連結する下メンバーと、前記サイドメンバーと下メン
バーとに傾斜状に架設してなる防振メンバーとからなる
ことを特徴とするものである。
【0007】以上の構成により、防振メンバーで共振レ
ベルを下げることができ、従来の重りが不要となりシー
トの質量を低下させることができる。
【0008】また、前記防振メンバーの上端を、サイド
メンバーの全長に対して略1/3程度、サイドメンバーの
上部より下方位置に溶接してなることにより、実験結果
によると、より一層共振レベルを低下させることができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。図1は自動車用リヤシートを示
し、図中(A)は二人掛けシートのシートバック、
(A′)は同シートクッション、(B)はシートバック
(A)に並設する一人掛け用のシートバック、(B′)
は同シートクッションを各々示す。
【0010】前記各シートバック(A)(B)の頂部に
は、ヘッドレスト(H)(H)が設けてあり、このヘッ
ドレスト(H)(H)等には前記従来品の如き重りが全
く装着されていない。
【0011】各シートバック(A)(B)には、略逆U
字状にパイプを折曲して成形したフレーム(10)(1
2)と、このフレーム(10)(12)の両遊端部間を
連結するパイプ製の下メンバー(11)(22)と、フ
レーム(10)(12)と下メンバー(11)(22)
との間に傾斜状に架設した防振メンバー(20)(2
1)(23)とが設けてある。
【0012】図2は図1に示す左右のシートバック
(A)(B)のフレーム構造体を示す。フレーム(1
0)(12)は、左右両サイドメンバー(10B)(1
0C)、(12B)(12C)と上メンバー(10A)
(12A)とから構成され、この左右両サイドメンバー
(10B)(10C)、(12B)(12C)の両遊端
にパイプ製の下メンバー(11)(22)を溶接してフ
レーム(10)(12)の剛性を向上させている。
【0013】そして、前記サイドメンバー(10B)
(10C)(12B)と、下メンバー(11)(22)
との間に傾斜状に防振メンバー(20)(21)(2
3)を架設して、シートバック(A)(B)の共振レベ
ルを低下させている。
【0014】以上の各防振メンバー(20)…は、パイ
プでシートベルト(不図示)の装着位置と略一致するよ
うにフレーム(10)(12)と下メンバー(11)
(22)に配設されている。従って、シートベルトの入
力荷重の一部を防振メンバー(20)…で負担するた
め、フレーム(10)(12)の剛性が向上している。
【0015】そして、各防振メンバー(20)…のサイ
ドメンバー(10B)…に対する溶接位置は、サイドメ
ンバー(10B)…の全長(フレーム(10)の高さ)
に対して1/3程度サイドメンバー(10B)の頂部より
低い位置にするのが好ましい。斯様な位置に防振メンバ
ー(20)…を取付けることにより、実験結果による
と、共振レベルをより低下させることができる。
【0016】従って、各防振メンバー(20)…は、略
45度程度の傾斜状に架設される。そのため、この防振
メンバー(20)…により、フレーム(10)(12)
の横剛性も向上させることができる。
【0017】なお、図1、図2において、図中(13)
はワイヤ製の保形杆、(14)…はワイヤ製の発泡体製
パッド受け、(15)(15)はヘッドレストのステー
を支持する支持筒を各々示す。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、防振メンバーをシート
バックのフレームに設けることにより、シートの共振レ
ベルを低下させることができる。そのため、前記従来品
の如き、防振用の重りが不要になるため、シートの軽量
化を図ることができる。また、防振メンバーがフレーム
の補強部材にもなり得るため、フレームの剛性を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る構造を備えた自動車用リヤシート
の斜視図である。
【図2】図1に示すシートに使用される防振構造の平面
図である。
【符号の説明】
10 フレーム 12 フレーム 10A フレームの上メンバー 12A フレームのサイドメンバー 10B フレームのサイドメンバー 10C フレームのサイドメンバー 12B フレームのサイドメンバー 12C フレームのサイドメンバー 11 下メンバー 22 下メンバー 20 防振メンバー 21 防振メンバー 23 防振メンバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 貴嶋 義和 東京都昭島市松原町3丁目2番12号 株式 会社タチエス内 Fターム(参考) 3B084 EA02 EC01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックを構成する左右両サイドメ
    ンバーと上メンバーとからなる略逆U字状フレームと、
    このフレームの両遊端部間に連結する下メンバーと、前
    記サイドメンバーと下メンバーとに傾斜状に架設してな
    る防振メンバーとからなることを特徴とするシートの共
    振防止構造。
  2. 【請求項2】 前記防振メンバーの上端を、サイドメン
    バーの全長に対して略1/3程度、サイドメンバーの上部
    より下方位置に溶接してなる請求項1記載のシートの共
    振防止構造。
JP2000027191A 2000-01-31 2000-01-31 シートの共振防止構造 Pending JP2001211960A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8833849B2 (en) 2008-02-19 2014-09-16 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle seat

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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