JP2001211939A - ブラシの製造方法および製造装置 - Google Patents

ブラシの製造方法および製造装置

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JP2001211939A
JP2001211939A JP2000028148A JP2000028148A JP2001211939A JP 2001211939 A JP2001211939 A JP 2001211939A JP 2000028148 A JP2000028148 A JP 2000028148A JP 2000028148 A JP2000028148 A JP 2000028148A JP 2001211939 A JP2001211939 A JP 2001211939A
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Hidetake Tobe
秀岳 戸辺
Akiyoshi Umehara
章義 梅原
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/2628Moulds with mould parts forming holes in or through the moulded article, e.g. for bearing cages
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/42Brushes
    • B29L2031/425Toothbrush

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Brushes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 植毛穴の軸心間隔を短縮し、密毛タイプのブ
ラシ製品の製造を可能とするブラシの製造方法を得る。 【解決手段】ブラシ本体1を成形する金型10に、植毛
部2を成形するキャビティ壁12を貫通する複数のピン
孔13…を形成し、このピン孔にピン軸21の長さが互
いに異なる短ピン20Aおよび長ピン20Bを、その先
端部23が植毛穴4を形成するように挿入し、短ピン2
0Aと長ピン20Bのピンヘッド22を、上下に段差を
設けた短ピン用台座31と長ピン用台座41とにそれぞ
れ装着することによって、キャビティ壁12に形成され
た複数のピン孔13…を入子ピンのピンヘッド22の直
径より小さい軸心間隔で配置し、このキャビティ11に
成形材を注入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラシ本体の植毛
部に毛束が緻密に植毛されたブラシを製造する方法およ
びこのブラシを製造する製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ブラシは一般に図3に示すように、ブラ
シ本体1の植毛部2に毛束3が突設されてなっている。
このブラシを製造する方法としては、毛束の基部を前記
植毛部に熱融着する熱融着法やブラシ本体を成形する際
に金型のキャビティ内に毛束の基部を挿入しておくイン
モールド法なども用いられるが、歯ブラシなどでは、ブ
ラシ本体を金型内で成形する際に、その植毛部2に複数
の植毛穴4…を形成しておき、金型から取り出した後で
この植毛穴4…に毛束3の基部を植え込み、図示しない
平線と呼ばれる留め具で係止する平線法が従来から多く
採用されている。
【0003】前記平線法によりブラシを製造する際、ブ
ラシ本体の植毛部2は概略、図4に示す構成の金型を用
いて成形される。図4においてこの従来の金型100
は、金型本体が固定割型115と移動割型116とから
なり、ブラシの植毛部2を成形するキャビティ111を
有しこのキャビティ111の植毛穴4を形成する側(固
定割型115)のキャビティ壁112には多数のピン孔
113…が配列され、それぞれのピン孔113には入子
ピン120が挿入されている。この入子ピン120は、
ピン軸121とこのピン軸より直径が大きく成形された
ピンヘッド122とからなり、このピン軸の先端部12
3がピン孔113を貫通してキャビティ111内に突出
され、この先端部123が、成形材がキャビティに注入
され固化したときブラシ本体の植毛穴4を形成するよう
になっている。
【0004】キャビティ壁112の外側には、このキャ
ビティ壁に近接する第1ブロック131とその外側の第
2ブロック132とからなる台座130が配設されてい
る。第1ブロックには、前記キャビティ壁のピン孔11
3…と同軸となる位置にそれぞれ入子ピン用の挿通孔1
34が形成され、この入子ピン用挿通孔134の上部に
連通して入子ピンのピンヘッド122を収容する収容穴
135が形成されている。第1ブロック131は入子ピ
ン120…が挿入された状態で第2ブロック132と重
ねられ、第1ブロックと第2ブロックとは複数のネジ1
46…によって合体され、これによって入子ピン120
が台座から抜けないように固定される。またこの金型1
00には、入子ピン用台座130とキャビティ壁112
とを貫通する貫通孔を通して複数の突き出しピン152
…が挿入されている。
【0005】この金型100を用いてブラシ本体1を成
形するには、まず入子ピンの先端部123がキャビティ
111内に所定深さの植毛穴4を形成するようにキャビ
ティ壁112と入子ピン用台座130との相対位置を設
定して固定した後、キャビティ111内に成形材を注入
し固化させる。次いで金型100を開型し、突き出しピ
ン141…を押し込んでブラシ本体1を金型から脱型す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記ブラシ本体の製造
方法における問題点の一つは、植毛穴4の軸心間隔dを
一定以上に小さくできないことである。その理由は、図
5に平面図を示すように、軸心間隔dの下限が入子ピン
120のピンヘッド122の直径Dによって規制される
からであって、図4に示す従来の金型構造では、軸心間
隔dをピンヘッド122の直径Dより小さくすることは
不可能であった。実際上、入子ピンの強度や工作精度を
考慮するとき軸心間隔dを2.2mm以下にすることはき
わめて困難であり、このことが歯ブラシなどにおいて植
毛密度を高くした密毛タイプのブラシ製品を製造する際
の支障になっていた。
【0007】軸心間隔dを小さくするためには、大径の
ピンヘッドを用いず、ピン軸を直接入子ピン用台座に溶
接やかしめなどにより固定する方法も考えられるが、入
子ピンの先端部はキャビティ内で高圧高粘度流体による
変形応力を繰り返し受けるので、変形や疲労破損が起こ
り易い。前記のピンヘッドを有する入子ピン120を用
いる方式であれば、破損した入子ピンのみを入子ピン用
台座130から抜き取って1本ごとに交換することがで
きるが、溶接やかしめなどにより固定されている場合に
は、入子ピンに損傷が起こるたびに台座ごと交換する必
要があり、補修に多大の経費と時間とを要し不利益であ
るばかりでなく、溶接による場合は入子ピンの曲がり変
形が起こる可能性もあり好ましくない。また成形物を脱
型する際には植毛穴と入子ピンの先端部とはきわめて強
力に密着しているので、入子ピンがかしめなどにより固
定されている場合は成形物に付着したまま抜けてしまう
場合もあり不都合である。本発明は前記の課題を解決す
るためになされたものであって、従ってその目的は、ピ
ンヘッドを有する交換容易な入子ピンを用いながら、植
毛穴の軸心間隔を短縮し、密毛タイプのブラシ製品の製
造を可能とするブラシの製造方法およびその製造装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに本発明は、ブラシ本体の植毛部に形成された複数の
植毛穴にそれぞれ毛束が植え込まれたブラシを製造する
方法であって、前記ブラシ本体を成形する金型に、植毛
部を成形するキャビティの壁を貫通する複数のピン孔を
形成し、それぞれのピン孔に、ピン軸とこのピン軸より
大径のピンヘッドとを有する入子ピンを、前記キャビテ
ィ内に突出した前記ピン軸の先端部が前記植毛穴を形成
するように、かつ複数の前記入子ピンのピンヘッドが段
差を形成するように挿入して着脱自由に固定し、この金
型の前記キャビティにブラシ本体成形用の成形材を注入
する工程を含むブラシの製造方法を提供する。前記にお
いてキャビティの壁に形成された複数のピン孔は、前記
入子ピンのピンヘッドの直径より小さい軸心間隔で配置
することが好ましい。
【0009】このブラシの製造方法においては、入子ピ
ンがピン軸より大径のピンヘッドを有して着脱自由に固
定されているので、ブラシ本体を金型から取り出す際に
入子ピンが成形物側に付着して抜けることはなく、しか
も入子ピンが破損した際には1本ごとに容易に交換する
ことができる。また複数の入子ピンのピンヘッドが段差
を形成するように挿入されるので、隣接する入子ピンを
その軸心間隔がピンヘッドの直径より小さくなるまで接
近させることができ、これによって例えば軸心間隔が
2.2mm以下の、従来達成困難であった密毛タイプのブ
ラシ製品も容易に製造できるようになる。
【0010】本発明はまた、ブラシ本体の植毛部に形成
された複数の植毛穴にそれぞれ毛束が植え込まれたブラ
シを製造する装置であって、前記ブラシ本体を成形する
金型を有し、この金型は、前記植毛部を成形するキャビ
ティの壁を貫通する複数のピン孔が形成され、それぞれ
のピン孔に、ピン軸とこのピン軸より大径のピンヘッド
とを有する入子ピンが、前記キャビティ内に突出したピ
ン軸の先端部が前記植毛穴を形成するように挿入され、
前記複数の入子ピンは、ピン軸の長さが異なる少なくと
も2群からなり、前記キャビティ壁の外側には、ピン軸
の長さが長くなる順に、それぞれの長さの入子ピンのピ
ンヘッドを収容して着脱自由に固定する複数の台座が重
ねられ、前記複数の入子ピンのピンヘッドが段差を形成
したブラシ製造装置を提供する。前記において、キャビ
ティ壁に形成された複数のピン孔は、前記入子ピンのピ
ンヘッドの直径より小さい軸心間隔で配置されているこ
とが好ましい。
【0011】このブラシ製造装置は、入子ピンがピン軸
の長さがそれぞれ異なる少なくとも2群からなり、それ
ぞれが対応する台座に着脱自由に固定され、ピンヘッド
が段差を形成しているので、入子ピンが破損した際には
1本ごとに交換が可能であると共に、キャビティ壁に配
置されるピン孔の軸心間隔はピンヘッドの半径とピン軸
の半径との和の距離を下限として短縮することができ、
従って植毛穴の軸心間隔を従来より短縮し、密毛タイプ
の製品を製造することができるようになる。これによっ
て実際上、従来達成困難であった例えば軸心間隔が2.
2mm以下の密毛タイプのブラシ製品も容易に製造できる
ようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳しく説明するが、本発明はこの実施形態によ
り制限されるものではない。図1は本発明の一実施形態
である歯ブラシを製造する方法の一工程を示している。
図1において、この製造方法により製造される歯ブラシ
は、その一部を図示したブラシ本体1の植毛部2の一方
の面に、脱型後にそれぞれ毛束が植え込まれる多数の植
毛穴4…が形成されている。
【0013】このブラシ本体1は、その一部を図示した
金型10を用いて成形される。この金型10は本発明の
ブラシ製造装置の一部分をなすものであって、前記植毛
部2を成形するキャビティ11の壁部(キャビティ壁1
2)に、これを貫通する複数のピン孔13…が形成され
ている。このピン孔13には、それぞれピン軸21とこ
のピン軸より大径のピンヘッド22とからなる入子ピン
(20A,20B)が挿入され、前記キャビティ11内
に突出したピン軸21の先端部23が前記植毛穴4を成
形する雄型となっている。
【0014】この実施形態において前記の入子ピンは、
ピン軸21の長さが互いに異なる短ピン20Aと長ピン
20Bの2群からなっている。この内短ピン20Aは、
そのピンヘッド22が前記キャビティ壁12の外側に近
接して配設された短ピン用台座31に前記ピンヘッド2
2を嵌装することにより着脱自由に装着され、そのピン
軸21の先端部23は、前記キャビティ壁12のピン孔
13に挿入されている。また前記長ピン20Bは、その
ピンヘッド22が前記短ピン用台座30の外側に重畳し
て配設された長ピン用台座41に前記ピンヘッド22を
嵌装することにより着脱自由に装着され、そのピン軸の
先端部23は、前記短ピン用台座31に形成された挿通
孔33を貫通して前記キャビティ壁12のピン孔13に
挿入されている。
【0015】図2に透視平面図を示すように、前記の金
型10において、短ピン20Aと長ピン20Bとの軸心
間隔dは、短ピン20Aのピンヘッド22の直径Dより
小さくなっている。これは、本実施形態においては、短
ピン用台座31上で各短ピン20Aのピンヘッド22が
方形に配置され、その方形の中心に長ピン20Bのピン
軸を通す挿通孔33を形成することによって実現されて
いる。キャビティ壁12のピン孔13…はそれぞれ短ピ
ン20Aおよび長ピン20Bの軸心と同軸に形成されて
いるので、従ってこの歯ブラシ製造装置において、キャ
ビティ壁12に形成された前記複数のピン孔13…は、
前記入子ピン(20A,20B)のピンヘッド22の直
径Dより小さい軸心間隔dで配置されている。この場
合、短ピン20Aのピンヘッドと長ピン20Bのピンヘ
ッドとはキャビティ壁12の外側で段差を形成するよう
に配置されているので、ピンヘッドどうしが接触して軸
心間隔の短縮を妨げることはない。
【0016】この実施形態において、短ピン20Aと長
ピン20Bのそれぞれのピンヘッド22の直径はいずれ
も2.2mm、ピン軸21の直径はいずれも1.6mmであ
り、短ピン20Aと長ピン20Bとの軸心間隔dは1.
9mmである。この軸心間隔dは、ピンヘッドおよびピン
軸の直径が前記と同じ入子ピンを1段に並列して配置す
る従来の同様の成形装置では軸心間隔を2.2mm以下に
できないことから、実現できなかった。本発明のブラシ
の製造方法および製造装置における軸心間隔dの下限
は、図2から明らかなように、ピンヘッド22の半径と
ピン軸21の半径との和によって規定される。
【0017】前記の金型10を射出成形装置にセット
し、キャビティ11にブラシ本体成形用の成形材例えば
ポリプロピレンを注入し固化した後に脱型すれば、ブラ
シ本体の植毛部2に植毛穴4…が密に形成されたブラシ
本体1が得られる。次工程でこの植毛穴4…に毛束を植
え込めば、密毛タイプの歯ブラシ製品が製造できる。ブ
ラシ本体の成形作業中に入子ピンのいずれかが破損した
場合には、その入子ピンを固定した台座を開き、破損ピ
ンのみを抜き取って交換すればよいので、補修に要する
経費も時間も僅少である。
【0018】以下、金型10の構成を、図1によりさら
に詳しく説明する。この金型10は射出成形用の金型で
あり、金型10のキャビティ11を形成する本体部分は
固定割型15と移動割型16とに分割され、固定割型1
5のキャビティ壁12に前記入子ピンの先端部23…が
突設されている。
【0019】短ピン用台座31はキャビティ壁12に密
着するように装着され、短ピン20Aのピン軸21を挿
通する挿通孔34とその上部に連通して短ピンのピンヘ
ッド22を収容する収容穴35とが形成されると共に、
長ピン20Bのピン軸を挿通する前記の挿通孔33が形
成されている。
【0020】長ピン用台座41は、短ピン用台座31の
外面に密着して装着され、長ピン20Bのピン軸21を
挿通しかつ短ピン用台座31の挿通孔33に連通する挿
通孔44とその上部に連通して長ピンのピンヘッド22
を収容する収容穴45とが形成されている。長ピン用台
座41の外面には蓋となるブロック42が被せられ、こ
のブロック42と長ピン用台座41と短ピン用台座31
とは、複数のネジ46…によって一括して合体され、こ
の合体物が図示しない治具によってキャビティ壁12に
押圧されている。
【0021】また前記ブロック42、長ピン用台座4
1、短ピン用台座31、およびキャビティ壁12を貫通
して、複数の突き出しピン用挿通孔51が形成され、そ
れぞれの突き出しピン用挿通孔51には、キャビティ壁
12の内面に達する突き出しピン52が挿入され、キャ
ビティ11に成形素材を注入し固化した後、移動割型1
6を引き離し、固定割型15側からこの突き出しピン5
2をキャビティ方向に押し出すことによって、成形され
たブラシ本体1が固定割型15から抜き取れるようにな
っている。
【0022】以上、本発明の一実施形態である歯ブラシ
の製造方法および製造装置について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではない。例えば入子ピンは短
ピン、中ピン、長ピンの3群からなりそれぞれが重ねら
れた3基の台座のそれぞれに固定されるようにしてもよ
い。この場合は三角形に隣接する3つの植毛穴の軸心間
隔をいずれもピンヘッドの直径より小さくすることがで
きる。また本発明は歯ブラシの製造に限定されるもので
はなく、少なくとも植毛部が熱可塑性素材から成形され
その植毛穴に毛束を植え込む方式のブラシであれば、い
ずれのブラシの製造にも適用可能である。
【0023】
【発明の効果】本発明のブラシの製造方法は、ブラシ本
体の植毛穴を形成する入子ピンがピン軸とピンヘッドと
からなり、このピンヘッドが段差を形成して着脱自由に
固定されているので、補修の簡便性を犠牲にすることな
く、従来の金型を用いては達成困難であった程度にまで
植毛穴の軸心間隔を短縮することができ、密毛タイプの
ブラシ製品が効率的に製造できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のブラシの製造方法の一実施形態を示
す縦断面図。
【図2】 図1における入子ピンの配置を透視した平面
図。
【図3】 一般的な歯ブラシの植毛部を示す縦断面図。
【図4】 従来の歯ブラシ製造装置に用いられている金
型の縦断面図。
【図5】 図4における入子ピンの配置を示す平面図。
【符号の説明】 1:ブラシ本体 2:植毛部 4:植毛穴 10:金型 11:キャビティ 12:キャビティ壁 13:ピン孔 20A:短ピン 20B:長ピン 21:ピン軸 22:ピンヘッド 23:(ピン軸)先端部 31:短ピン用台座 33:挿通孔 41:長ピン用台座

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラシ本体の植毛部に形成された複数の
    植毛穴にそれぞれ毛束が植え込まれたブラシを製造する
    方法であって、 前記ブラシ本体を成形する金型に、植毛部を成形するキ
    ャビティの壁を貫通する複数のピン孔を形成し、それぞ
    れのピン孔に、ピン軸とこのピン軸より大径のピンヘッ
    ドとを有する入子ピンを、前記キャビティ内に突出した
    前記ピン軸の先端部が前記植毛穴を形成するように、か
    つ複数の前記入子ピンのピンヘッドが段差を形成するよ
    うに挿入して着脱自由に固定し、 この金型の前記キャビティにブラシ本体成形用の成形材
    を注入する工程を含むことを特徴とするブラシの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記キャビティの壁に形成された複数の
    ピン孔を、前記入子ピンのピンヘッドの直径より小さい
    軸心間隔で配置することを特徴とする請求項1に記載の
    ブラシの製造方法。
  3. 【請求項3】 ブラシ本体の植毛部に形成された複数の
    植毛穴にそれぞれ毛束が植え込まれたブラシを製造する
    装置であって、 前記ブラシ本体を成形する金型を有し、この金型は、前
    記植毛部を成形するキャビティの壁を貫通する複数のピ
    ン孔が形成され、それぞれのピン孔に、ピン軸とこのピ
    ン軸より大径のピンヘッドとを有する入子ピンが、前記
    キャビティ内に突出したピン軸の先端部が前記植毛穴を
    形成するように挿入され、 前記複数の入子ピンは、ピン軸の長さが異なる少なくと
    も2群からなり、 前記キャビティ壁の外側には、ピン軸の長さが長くなる
    順に、それぞれの長さの入子ピンのピンヘッドを収容し
    て着脱自由に固定する複数の台座が重ねられ、 前記複数の入子ピンのピンヘッドが段差を形成したこと
    を特徴とするブラシの製造装置。
  4. 【請求項4】 前記キャビティ壁に形成された複数のピ
    ン孔が、前記入子ピンのピンヘッドの直径より小さい軸
    心間隔で配置されたことを特徴とする請求項3に記載の
    ブラシの製造装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003189940A (ja) * 2001-12-28 2003-07-08 Lion Corp 歯ブラシ
BE1015886A3 (fr) * 2002-01-29 2005-11-08 Zahoransky Formenbau Gmbh Machine de fabrication de brosses.
AP1605A (en) * 2000-07-10 2006-05-02 Coronet Werke Gmbh Method and device for producing bristle products and bristle products.
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