JP2001211657A - モータ駆動システム - Google Patents

モータ駆動システム

Info

Publication number
JP2001211657A
JP2001211657A JP2000019531A JP2000019531A JP2001211657A JP 2001211657 A JP2001211657 A JP 2001211657A JP 2000019531 A JP2000019531 A JP 2000019531A JP 2000019531 A JP2000019531 A JP 2000019531A JP 2001211657 A JP2001211657 A JP 2001211657A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
drive system
power failure
instantaneous
driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000019531A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Oshiumi
幸一郎 鴛海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2000019531A priority Critical patent/JP2001211657A/ja
Publication of JP2001211657A publication Critical patent/JP2001211657A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
  • Control Of Multiple Motors (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、イナーシャの小さい負荷を備えた駆動
系においては、バックアップコンデンサにより、瞬停時
の駆動電圧を維持するよう構成し、システムの連続運転
を可能としていた。しかし、コンデンサが寿命部品であ
るため、メンテナンス性に問題があり、特に、バックア
ップコンデンサの数が多数必要であるシステムにおいて
は、この問題は顕著であった。 【解決手段】 駆動電圧が異なる2系統のモータ駆動系
30・31と、両駆動系に電力を供給する共通の交流電
源15とを備え、一方の駆動系31にはトランス13を
介して電力供給が行われるシステムであって、両駆動系
の間に瞬停時専用のインバータ装置20を介装し、瞬停
時、他方の駆動系30に属するモータ17からの回生電
力を、瞬停時専用のインバータ装置及びトランスを介し
て一方の駆動系31に供給する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共通の交流電源に
接続された2系統のモータ駆動系を有するシステムにお
いて、瞬停時における駆動電圧を維持し、システム全体
の連続運転を可能とすることを目的とする。
【0002】
【従来の技術】例えば、仮撚機等の繊維機械や他の産業
機械におけるモータ駆動系を有するシステムにおいて
は、瞬停時においても連続運転を補償する必要のあるシ
ステムがある。このようなモータ駆動システムでは、瞬
停時にインバータ制御を行うことでモータを減速制御
し、モータの減速制御により回生電力を得ることによっ
て、駆動電圧を維持する制御方法が行われている。
【0003】図6は、駆動電圧が異なる2系統のモータ
駆動系40・41と、両駆動系に電力を供給する共通の
交流電源とを備えたモータ駆動システムの一例であり、
モータ駆動系41にはトランスを介して電力が供給され
る構成としている。この実施例では、モータ駆動系40
側のモータ40Mはイナーシャの大きい負荷を備えたモ
ータであり、モータ駆動系41側の複数のモータ41M
はイナーシャの小さい負荷を備えたモータである。
【0004】このような構成におけるシステムにおい
て、瞬停時には各モータ40M・41Mはインバータ制
御により減速制御が行われる。そして、モータ駆動系4
0においては、イナーシャの大きい負荷を備えたモータ
40Mが回生電力を発生させることによって、瞬停時の
駆動電圧を維持することが可能であるのに対し、モータ
駆動系41側では、殆ど回生電力が得られない。そこ
で、モータ駆動系41においては図に示すように、AC
/DCコンバータにバックアップコンデンサを備え、瞬
停時の駆動電圧を維持するよう構成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成において
は、バックアップコンデンサにより、瞬停時の駆動電圧
が維持され、システムの連続運転を可能としているが、
コンデンサが寿命部品であるため、メンテナンス性に問
題がある。特に、繊維機械では、イナーシャの小さい負
荷を備えたモータが多数配置される構成が多く(例え
ば、仮撚機においては、イナーシャの小さい負荷を備え
た仮撚装置用モータが、かなりの数で配置されてい
る)、必然的にバックアップコンデンサの数も多数とな
り、メンテナンスが大変になるという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に課題を解決するための
手段について説明する。即ち、請求項1記載の如く、駆
動電圧が異なる2系統のモータ駆動系と、両駆動系に電
力を供給する共通の交流電源とを備え、一方の駆動系に
はトランスを介して電力供給が行われるシステムであっ
て、両駆動系の間に瞬停時専用のインバータ装置を介装
し、瞬停時、他方の駆動系に属するモータからの回生電
力を、瞬停時専用のインバータ装置及びトランスを介し
て一方の駆動系に供給する構成とした。
【0007】また、請求項2記載の如く、前記瞬停時専
用のインバータ装置は、瞬停検出手段を有し、瞬停を検
出すると、交流電源からトランスの一次側に電力が供給
される通常の電力供給状態から、前記両駆動系が瞬停時
専用のインバータ装置及びトランスを介して接続される
回生電力供給状態に切換える構成とした。
【0008】また、請求項3記載の如く、前記一方の駆
動系に属するモータは、仮撚機の各錘に設けられた仮撚
装置を駆動する複数の仮撚装置用モータとし、前記他方
の駆動系に属するモータは、仮撚機の巻取ドラム駆動用
モータとした。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
の図面により説明する。図1は本発明に係るモータ駆動
システムの全体構成図、図2は瞬停時専用インバータ装
置の構成図、図3はメインモータ用インバータ装置の構
成図、図4は単錘駆動用インバータ装置の構成図、図5
は本発明を応用する一実施例である仮撚機の全体概略
図、図6はモータ駆動システムの従来構成図である。
【0010】まず、本発明に係るモータ駆動システムを
応用する一実施例である仮撚機1の概略構成について図
5を用いて説明する。給糸パッケージ6から解舒された
糸条Y(フィラメント糸)が第一フィードローラF1
と、該第一フィードローラF1の下流側に配置される第
二フィードローラF2とによって延伸可能な糸張力に保
持されている。これら第一・第二フィードローラF1・
F2間の下流側に仮撚装置5が設けられている。該仮撚
装置5により糸条Yに撚りがかけられ、第一フィードロ
ーラF1までの糸条Yは撚りが入った加撚状態となって
いる。仮撚装置5は、一対のベルトが交差して配置され
るニップツイスターであり、それぞれのベルトを駆動す
る仮撚装置用モータ11・11(図1に図示)が設けら
れている。このようにして、一対のベルトが糸条Yを挟
持しながら、仮撚装置用モータ11・11により駆動
し、糸条Yに撚りをかけるのである。
【0011】また、第一・第二フィードローラF1・F
2間の上流側には熱固定用の糸条熱処理装置3が設けら
れている。該糸条熱処理装置3は、撚りが入った糸条Y
を延伸温度まで加熱するものであり、熱媒液又は電熱ヒ
ータを用いて精度良く温度コントロールされている。該
糸条熱処理装置3の下流側にクーリングプレート4を設
けて、糸条熱処理装置3により加熱された糸条Yを冷却
するようにしている。このように、仮撚機1において
は、給糸パッケージ6から解舒した糸条Yに撚りを付与
した状態で延伸し、この撚りに沿った延伸を熱固定する
ことで、該糸条Yを嵩高加工糸に加工している。そし
て、加工済の糸条Yはトラバース装置8で綾振りされ、
巻取ドラム9に転接して回転する巻取パッケージ7に巻
き取られるようにしている。尚、第二フィードローラF
2とトラバース装置8との間に第二の糸条熱処理装置を
設けてもよい。以上の如く仮撚機1の1ユニット(錘)
が構成されており、このユニットが複数並設されて1ス
パンを構成している。そして、このスパンが複数並設さ
れて1台の仮撚機を構成している。
【0012】図1に示すように、前記仮撚装置5を駆動
する仮撚装置用モータ11・11は共通の単錘駆動用イ
ンバータ装置10に同期制御されており、複数の単錘駆
動用インバータ装置10・10・・・が共通の交流−直
流変換装置であるAC/DCコンバータ12に接続され
ている。そして、AC/DCコンバータ12・12・・
・の入力側(交流側)がトランス13を介して、三相の
交流電源15に接続されている。また、該トランス13
と交流電源15間には、切換手段14が設けられてお
り、該切換手段14を正常時端子14aに接続すること
で、交流電源15からトランス13を介して複数のモー
タ11・11・・・に電力供給が行えるようにしてい
る。
【0013】各巻取ドラム9は全錘共通の巻取用モータ
17により同期状態で駆動されており、該巻取用モータ
17がメインモータ用インバータ装置18に接続されて
いる。そして、メインモータ用インバータ装置18がA
C/DCコンバータ19を介して交流電源15に接続さ
れている。
【0014】上述した単錘駆動用インバータ装置10・
10・・・により制御される駆動系(本実施例では、仮
撚装置用モータ11を含む駆動系)と、メインモータ用
インバータ装置18により制御される駆動系(同じく巻
取用モータ17を含む駆動系)とは、駆動電圧の異なる
2系統システムを構成している。本実施例では、前記交
流電源15は、400Vの三相交流電源であり、巻取用
モータ17を含む駆動系は400V駆動系としており、
仮撚装置用モータ11を含む駆動系は、前記トランス1
3を介して変圧され200V駆動系としている。
【0015】ここで、巻取用モータ17は前述の如く全
錘の巻取ドラム9を駆動する構成としているため、イナ
ーシャの大きい負荷を備えたモータであり、巻取用モー
タ17を含む駆動系を以下の説明において高負荷駆動系
30とする。また、仮撚装置用モータ11は各錘の仮撚
装置5毎に設けたイナーシャの小さい負荷を備えたモー
タであり、仮撚装置用モータ11を含む駆動系を以下の
説明において低負荷駆動系31とする。
【0016】そして、本発明に係るモータ駆動システム
においては、両駆動系30・31の間に瞬停時専用イン
バータ装置20が介装されている。瞬停時専用インバー
タ装置20の入力側の直流電源線は、前記メインモータ
用インバータ装置18とAC/DCコンバータ19間に
接続されており、瞬停時専用インバータ装置20の出力
側(交流側)は、前記切換手段14の瞬停時端子14b
に接続されている。
【0017】瞬停時専用インバータ装置20は、図2に
示すように、制御手段20a、瞬停検出手段20b、及
びインバータ主回路20cを含むインバータ回路より構
成されている。インバータ主回路20cの出力側は、前
記切換手段14の瞬停時端子14bに接続されており、
インバータ主回路20cの入力側は、正側直流電源線2
0dが端子Pに、負側直流電源線20eが端子Nにそれ
ぞれ接続されている。そして、正常運転時には、前記交
流電源15から供給される電流が、図1に示す瞬停検出
回路22を介して瞬停時専用インバータ装置20に入力
され、該瞬停時専用インバータ装置20内の図示せぬ整
流回路によって整流されたのち、PN間に直流電圧を出
力する。そして、前記瞬停検出手段20bは、常時PN
間の電圧を検出しており、PN間の直流電圧が不足電圧
となった場合に、交流電源15に瞬停が発生したことを
検出する。
【0018】また、巻取用モータ17を制御するメイン
モータ用インバータ装置18は、図3に示すように、減
速制御手段18a、瞬停検出手段18b、及びインバー
タ主回路18cを含むインバータ回路より構成されてお
り、該インバータ主回路18cの出力側が巻取用モータ
17に接続されている。また、インバータ主回路18c
の入力側は、正側直流電源線18d及び負側直流電源線
18eがそれぞれ接続され、瞬停検出手段18bは、直
流電源線18d・18e間の電圧を常時検出しており、
交流電源15の瞬停を検出可能としている。
【0019】仮撚装置用モータ11を制御する単錘駆動
用インバータ装置10も同様に、図4に示すように、減
速制御手段10a、瞬停検出手段10b、及びインバー
タ主回路10c等から構成されており、インバータ主回
路10cの出力側が仮撚装置用モータ11に接続される
共に、瞬停検出手段10bが正・負側直流電源線10d
・10e間の電圧を常時検出して、交流電源15の瞬停
を検出可能としている。なお、前記減速制御手段18a
・10aは、減速時間演算手段、若しくは減速割合演算
手段を備えており、瞬停時には、予め設定された減速時
間、若しくは減速割合で、各モータの減速制御を行うよ
うに構成している。
【0020】以上の構成において、各仮撚装置用モータ
11及び巻取用モータ17の回転駆動により、巻取パッ
ケージ7を順次形成していくが、瞬停時に電力供給が遮
断された場合には、各駆動系30・31に対する電力供
給量が不足することとなる。しかし、本実施例における
仮撚機のように、瞬停時においても連続運転を補償する
必要があるシステムにおいては、瞬停発生時から復電ま
での駆動電圧を維持する必要がある。例えば、1秒間の
瞬停に対する駆動電圧の維持が要求される。
【0021】ここで、巻取用モータ17を含む高負荷駆
動系30は、イナーシャの大きな負荷を備えた駆動系で
あるため、メインモータ用インバータ装置18の瞬停検
出手段18bが瞬停を検出して、減速制御手段18aに
より巻取用モータ17の減速制御を行うと、イナーシャ
の大きい負荷を持つ巻取用モータ17が発電機となり、
メインモータ用インバータ装置18に戻る回生電力を得
て瞬停時の駆動電圧を維持することが可能である。
【0022】これに対して、仮撚装置用モータ11を含
む駆動系はイナーシャの小さい負荷を備えた駆動系であ
るため、単錘駆動用インバータ装置10の瞬停検出手段
10bが瞬停を検出して、減速制御手段10aにより仮
撚装置用モータ11の減速制御を行っても、回生電力が
殆ど得られず、瞬停時の駆動電圧を維持することができ
ない。そこで、本発明においては以下のような制御を行
い、瞬停時の駆動電圧を維持することを可能とする。
【0023】前記瞬停検出手段20bにより瞬停が検出
された場合には、瞬停時専用インバータ装置20は、制
御手段20aにより、前記切換手段14を正常時端子1
4a側から瞬停時端子14b側に切換える。つまり、交
流電源15からトランス13の一次側に電力が供給され
る通常の電力供給状態の回路を切断し、高負荷駆動系3
0側の回路と、低負荷駆動系31の回路とを、瞬停時専
用インバータ装置20及びトランス13を介して接続す
るのである。
【0024】このような制御を行うことで、瞬停時に
は、イナーシャの大きい負荷を持つ巻取モータ17が発
電機となり、回生電力がメインモータ用インバータ装置
18を介して瞬停時専用インバータ装置20に供給され
る。そして、瞬停時専用インバータ装置20からは、回
生電力が交流電源15と同じ周波数で出力され、トラン
ス13で変圧された後、イナーシャの小さい負荷を持つ
仮撚装置用モータ11に運動エネルギーが供給されるの
である。
【0025】このように本発明は、両駆動系30・31
の間に瞬停時専用インバータ装置20を介装し、瞬停
時、他方の駆動系(高負荷駆動系30)に属する巻取用
モータ17からの回生電力を、瞬停時専用インバータ装
置20及びトランス13を介して一方の駆動系(低負荷
駆動系31)に供給する構成としたので、瞬停時に両駆
動系の駆動電圧を維持することが可能となり、モータ駆
動システムの連続運転を可能とした。また、イナーシャ
が小さい負荷を備えた駆動系の駆動電圧を維持するため
のバックアップ用コンデンサを不要にすることが可能と
なり、モータ駆動システムのメンテナンス性の向上が図
れた。なお、メインモータ用インバータ装置18は、瞬
停時において、直流母線上の電圧値を検出しつつ、巻取
用モータ17の減速制御を行うようにしてもよい。この
ような制御を行うことによって、必要以上の回生電力を
直流母線側に供給して、過電圧となることを防止でき
る。
【0026】また、瞬停時専用インバータ装置20は、
瞬停検出手段20bを有し、瞬停を検出すると、交流電
源15からトランス13の一次側に電力が供給される通
常の電力供給状態から、前記両駆動系30・31が瞬停
時専用インバータ装置20及びトランス13を介して接
続される回生電力供給状態に切換える構成としたので、
瞬停時専用インバータ装置20が、瞬停の検出から回路
の切換えまでの瞬停時の制御を全て行うユニット化され
た構成となり、既存システムへの組込みが行いやすい汎
用的な構成となった。
【0027】以上の如く、本発明を仮撚機に応用するこ
とによって、即ち、駆動電圧が異なる2系統のモータ駆
動系のうち、一方の駆動系に属するモータは、仮撚機1
の各錘に設けられた仮撚装置5を駆動する複数の仮撚装
置用モータ11とし、他方の駆動系に属するモータは、
仮撚機1の巻取用モータ17としたので、イナーシャの
大きな負荷を備えた駆動系である巻取用モータ17の回
生電力を、イナーシャの小さな負荷を備えた駆動系であ
る仮撚装置用モータ11を含む駆動系に供給すること
で、瞬停時においても仮撚機1の連続運転が可能となっ
た。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏する。即ち、請求項1記載の如く、駆動
電圧が異なる2系統のモータ駆動系と、両駆動系に電力
を供給する共通の交流電源とを備え、一方の駆動系には
トランスを介して電力供給が行われるシステムであっ
て、両駆動系の間に瞬停時専用のインバータ装置を介装
し、瞬停時、他方の駆動系に属するモータからの回生電
力を、瞬停時専用のインバータ装置及びトランスを介し
て一方の駆動系に供給する構成としたので、瞬停時に両
駆動系の駆動電圧を維持することが可能となり、モータ
駆動システムの連続運転を可能とした。また、イナーシ
ャが小さい負荷を備えた駆動系の駆動電圧を維持するた
めのバックアップ用コンデンサを不要にすることが可能
となり、モータ駆動システムのメンテナンス性の向上が
図れた。
【0029】また、請求項2記載の如く、前記瞬停時専
用のインバータ装置は、瞬停検出手段を有し、瞬停を検
出すると、交流電源からトランスの一次側に電力が供給
される通常の電力供給状態から、前記両駆動系が瞬停時
専用のインバータ装置及びトランスを介して接続される
回生電力供給状態に切換える構成としたので、瞬停時専
用のインバータ装置が、瞬停の検出から回路の切換えま
での瞬停時の制御を全て行うユニット化された構成とな
り、既存システムへの組込みが行いやすい汎用的な構成
となった。
【0030】また、請求項3記載の如く、前記一方の駆
動系に属するモータは、仮撚機の各錘に設けられた仮撚
装置を駆動する複数の仮撚装置用モータとし、前記他方
の駆動系に属するモータは、仮撚機の巻取ドラム駆動用
モータとしたので、イナーシャの大きな負荷を備えた駆
動系である巻取ドラム駆動用モータの回生電力を、イナ
ーシャの小さな負荷を備えた駆動系である仮撚装置用モ
ータを含む駆動系に供給することで、瞬停時においても
仮撚機の連続運転が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータ駆動システムの全体構成図
である。
【図2】瞬停時専用インバータ装置の構成図である。
【図3】メインモータ用インバータ装置の構成図であ
る。
【図4】単錘駆動用インバータ装置の構成図である。
【図5】本発明を応用する一実施例である仮撚機の全体
概略図である。
【図6】モータ駆動システムの従来構成図である。
【符号の説明】
10 単錘駆動用インバータ装置 11 仮撚装置用モータ 13 トランス 15 交流電源 17 巻取用モータ 18 メインモータ用インバータ装置 20 瞬停時専用インバータ装置 20a 制御手段 20b 瞬停検出手段 20c インバータ主回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G015 FA16 GA06 HA13 JA01 JA10 JA27 JA34 JA47 JA64 5H007 AA17 BB01 BB06 CA01 DC05 FA02 FA16 5H572 AA04 AA20 BB07 BB08 BB10 CC05 EE06 FF05 FF10 HA10 HB07 HC07 HC09 LL24 MM11 MM13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動電圧が異なる2系統のモータ駆動系
    と、両駆動系に電力を供給する共通の交流電源とを備
    え、一方の駆動系にはトランスを介して電力供給が行わ
    れるシステムであって、両駆動系の間に瞬停時専用のイ
    ンバータ装置を介装し、瞬停時、他方の駆動系に属する
    モータからの回生電力を、瞬停時専用のインバータ装置
    及びトランスを介して一方の駆動系に供給する構成とし
    たことを特徴とするモータ駆動システム。
  2. 【請求項2】 前記瞬停時専用のインバータ装置は、瞬
    停検出手段を有し、瞬停を検出すると、交流電源からト
    ランスの一次側に電力が供給される通常の電力供給状態
    から、前記両駆動系が瞬停時専用のインバータ装置及び
    トランスを介して接続される回生電力供給状態に切換え
    る構成としたことを特徴とする請求項1記載のモータ駆
    動システム。
  3. 【請求項3】 前記一方の駆動系に属するモータは、仮
    撚機の各錘に設けられた仮撚装置を駆動する複数の仮撚
    装置用モータとし、前記他方の駆動系に属するモータ
    は、仮撚機の巻取ドラム駆動用モータとしたことを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載のモータ駆動システ
    ム。
JP2000019531A 2000-01-28 2000-01-28 モータ駆動システム Pending JP2001211657A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000019531A JP2001211657A (ja) 2000-01-28 2000-01-28 モータ駆動システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000019531A JP2001211657A (ja) 2000-01-28 2000-01-28 モータ駆動システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001211657A true JP2001211657A (ja) 2001-08-03

Family

ID=18546213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000019531A Pending JP2001211657A (ja) 2000-01-28 2000-01-28 モータ駆動システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001211657A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009519160A (ja) * 2005-12-13 2009-05-14 エアバス・ドイチュラント・ゲーエムベーハー 共通のパワーエレクトロニクスユニットを用いていくつかの電気サーボモータまたは駆動モータに冗長的に電力を供給する方法および装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009519160A (ja) * 2005-12-13 2009-05-14 エアバス・ドイチュラント・ゲーエムベーハー 共通のパワーエレクトロニクスユニットを用いていくつかの電気サーボモータまたは駆動モータに冗長的に電力を供給する方法および装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4297971B2 (ja) 電動機制御装置
JP2009536009A (ja) 電源電圧の喪失時に磁気軸受の中断のない給電を確保する装置
JPS60155729A (ja) 紡機または撚糸機
EP0985753A1 (en) Motor driving system
CN107947645A (zh) 高压变频器快速制动系统及控制方法
JP2001211657A (ja) モータ駆動システム
JPS63152423A (ja) 精紡機あるいは撚糸機の制御装置
JP5355976B2 (ja) 輪転印刷機および輪転印刷機の停電制御方法
JPH0814044B2 (ja) 紡績機械
CN204779993U (zh) 一种倍捻机断电保护控制系统
JP2016019397A (ja) 多軸同期型設備の駆動制御装置およびその方法
Jones et al. A two-motor centre-driven winder drive fed by a five-leg voltage source inverter
JP5383028B2 (ja) 紡績機および紡績機の駆動方法
EP1001060A2 (en) System for feeding electric power to motors for use in textile machine
JP2008148376A (ja) 電動機の可変速駆動制御装置
JP2001211679A (ja) モータ制御装置
CN210225284U (zh) 缠丝机的节能控制系统
RU2486057C2 (ru) Способ изготовления пленок из термопластичных пластмасс
JPH0551169A (ja) 仮撚機の給電瞬断時の同期運転方法
JP4081714B2 (ja) 繊維機械の駆動装置
JP2007129879A (ja) 炉内ロールの停電時駆動方法
JPS61119557A (ja) ストリップ巻取機における非常停止制御装置
JP2003171065A (ja) 線材の連続巻取装置
JP2002115126A (ja) 単錘駆動システム
JP4182538B2 (ja) 繊維機械の駆動装置