JP4182538B2 - 繊維機械の駆動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の錘を有し、錘毎に起動停止が行われる繊維機械の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
多数の錘を有する繊維機械においては、各錘で製造される、あるいは加工される糸条の品質が全錘に亘って均質となることが要求される。例えば、糸条に仮撚を付与する仮撚装置を備えて該糸条に仮撚加工を施す仮撚加工機においては、各錘で加工される糸条に撚りむらが生じないようにしなければならない。仮撚装置として、2本の無端ベルトを十字状に交差させて配置したニップツイスタと呼ばれるベルト式の仮撚装置を備えた仮撚加工機を例に挙げて説明すると、この仮撚加工機において撚りむらが生じないようにするためには、無端ベルトの回転速度が2本のベルト間で、あるいは錘間で、あるいは、経時的にばらつかないようにすることが必要である。
上述したニップツイスタを備えたタイプの仮撚加工機においては、各錘に設けたニップツイスタを駆動するために、各錘のニップツイスタ駆動用のモータを備えるようにしたものが、近年、公知となっている。この公知の技術においては、駆動モータとして、同期モータの一種である直流ブラシレスモータを使用し、無端ベルトの回転速度のばらつきを無くすように考慮されている。上記公知の技術は、以前から知られていた、共通の駆動モータを使い、共通のタイミングベルトを介して全錘のニップツイスタを駆動するという方式と比較して、低騒音及び省エネルギである点で優れている。また、錘毎にニップツイスタの起動及び停止ができるというメリットを有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公知の技術は、錘毎にニップツイスタの起動及び停止ができるようにするため、錘毎にドライバ(インバータ)が必要であり、制御系が複雑化するという欠点を有していた。
本発明は、この点を鑑みて、繊維機械の駆動装置を改良する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
まず、請求項1に記載のように、複数の錘を有し、錘毎に起動停止が行われる繊維機械において、各錘の駆動源を誘導同期モータで構成し、各誘導同期モータはデルタ結線とスター結線とを備えて、各錘の誘導同期モータを、各対応する結線切替手段を介して、複数錘に共通のインバータ電源に並列に接続し、前記結線切替手段は、前記誘導同期モータを、前記デルタ結線を介して前記インバータ電源に接続する状態と、前記スター結線を介して前記インバータ電源に接続する状態と、の間で切替可能に構成する。
【0005】
また、請求項2に記載のように、ある錘の誘導同期モータを再起動するための再起動信号を受けたときに、該錘の誘導同期モータに対応する結線切替手段をデルタ結線側に切り替えて、該錘の誘導同期モータを前記インバータ電源に直入れし、所定時間経過後に、該結線切替手段をスター結線側に切り替えるように、前記各対応する結線切替手段を制御する再起動制御部を備えた制御装置を設ける。
【0006】
そして、請求項3に記載のように、前記制御装置は、複数錘全ての誘導同期モータを起動するための全錘起動信号を受けたときに、前記各対応する結線切替手段をスター結線側に切り替えて、前記複数錘の誘導同期モータと前記インバータ電源とを、前記スター結線を介して接続するように前記各対応する結線切替手段を制御する全錘起動制御部を備える。
【0007】
さらに、請求項4に記載のように、前記制御装置は、前記結線切替手段が所定数以上、デルタ結線側に切り替えられないように規制する接続規制部を備える。
【0008】
そうして、請求項5に記載のように、前記制御装置の接続規制部により前記接続が規制された錘を表示する表示部を備えている。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態を、仮撚加工機1に適用した例を参照しながら説明する。
図1は仮撚加工機1の側面図、図2は本発明に係るニップツイスタ5・5・・・の駆動装置の構成図である。
【0010】
まず、図1を参照しながら仮撚加工機1の概略構成について説明する。
仮撚加工機1は糸条の仮撚加工処理を行う錘を複数備え、各錘は、第1フィードローラ11と第2フィードローラ12とを有し、各錘においては、給糸パッケージ16から解舒された糸条Yが第1フィードローラ11と、該第1フィードローラ11の下流側に配置される第2フィードローラ12とによって延伸可能な糸張力に保持されている。
ここで、糸条Yとは、ポリエステルやポリアミド等の熱可塑性合成繊維からなる糸だけでなく、他の糸条部材をも含む概念とする。
【0011】
これら第1・第2フィードローラ11・12間には上流側から順に熱固定用のヒータ3、冷却プレート4、及び仮撚装置としてのニップツイスタ5が設けられ、撚りが入った糸条Yを該ヒータ3で延伸温度まで加熱し、冷却プレート4でヒータ3により加熱された糸条Yを冷却している。ニップツイスタ5は2本の無端ベルト51・52を十字状に交差させて配置し、交差部分に糸を挟んで、回転する2本の無端ベルト51・52で糸に撚りを付与する装置である。
【0012】
次に、ニップツイスタ5によって糸条Yには撚りがかけられ、第1フィードローラ11からニップツイスタ5までの間(加撚領域)の糸条Yは、撚りが入った加撚状態となっている。
【0013】
また、第2フィードローラ12と第3フィードローラ13との間には第2ヒータ8が設けられ、糸条Yが再度加熱される。ただし、第2ヒータ8については使用しない場合もある。その後、糸条Yは、オイリング装置9によりオイリング処理され、ボビンに巻き取られ、巻取パッケージ17・17・・・を形成する。
このように、仮撚加工機1は、各錘においてそれぞれ給糸パッケージ16から解舒した糸条Yを必要な延伸比で延伸しながらニップツイスタ5で撚りを付与し、この撚りを熱固定することで、該糸条Yを捲縮性及び収縮性を有した嵩高加工糸に加工するようにしている。
【0014】
次に、本発明に係るニップツイスタ5・5・・・の駆動装置について説明する。
図2に示すように、各錘におけるニップツイスタ5の一対のベルト51・52はそれぞれモータ(駆動源)53・54で駆動されて走行しており、該ベルト51・52の回転速度(走行速度)はモータ53・54の回転速度で決まるように構成されている。各モータ53(54)はそれぞれデルタ結線61とスター結線62とを備え、各錘のモータ53・54はそれぞれ、各対応する結線切替スイッチ59・59を介して各錘のモータスイッチ55に共通接続され、そして、この各モータスイッチ55は共通母線(動力線)を介してインバータ21に並列に接続されている。
そして、インバータ21は、メインスイッチ28を介して交流電源20に接続され、この構成において交流電源20から供給される電力は、インバータ21を介して所定の周波数に変換されて、各錘のモータ53・54・・・へ出力される。
【0015】
また、モータ53・54・・・には、起動時は誘導モータとして立ち上がり、起動完了後は同期モータとして回転する三相交流誘導同期モータを用いるものとする。なお、図2中では、簡略化のため、三相三線の動力線を便宜的に一本の実線で示している。
【0016】
そうして、インバータ21と、メインスイッチ28と、各錘のモータスイッチ55・55・・・、及び各モータ53・54・・・に対応する結線切替スイッチ59・59・・・は、それぞれ図2中の一点鎖線で示す制御線を介して制御装置80に通信接続されている。
【0017】
この制御装置80は、全錘起動制御部80aと、再起動制御部80bと、接続規制部80cとを備えている。
全錘起動制御部80aは、複数錘全てのモータ53・54・・・を起動するための全錘起動信号を受けたときに、各錘のモータ53・54・・・に対応する結線切替スイッチ59・59・・・を全てスター結線62側に切り替えて、前記複数錘のモータ53・54・・・とインバータ21とを、該スター結線62・62・・・を介して接続するように、各錘のモータ53・54・・・に対応する結線切替スイッチ59・59・・・を制御する。
【0018】
また、再起動制御部80bは、ある錘のモータ53・54を再起動するための再起動信号を受けたときに、該錘のモータ53・54に対応する結線切替スイッチ59・59をそれぞれデルタ結線61側に切り替えて、該錘のモータ53・54をインバータ21に直入れし、所定時間経過後に、該結線切替スイッチ59・59をスター結線62側に切り替えるように、各錘のモータ53・54・・・に対応する結線切替スイッチ59・59・・・を制御する。
【0019】
そして、接続規制部80cは、停止したモータ53・54・・・を再起動するときに、前記結線切替スイッチ59・59・・・が所定数以上、デルタ結線61側に切り替えられないように規制する。
【0020】
まず、全錘一斉始動時には、全錘のモータスイッチ55・55・・・をONにしておき、ついで、メインスイッチ28を投入し、これにより前記制御装置80の全錘起動制御部80aから制御信号が出力されて、該制御信号によって、全錘のモータ53・54・・・に対応する結線切替スイッチ59・59・・・が切替端子59b側に切り替えらて、それぞれスター結線62・62・・・に接続されるとともに、インバータ21が駆動されて、全錘のモータ53・54・・・が一斉に駆動され、該インバータ21の出力周波数を徐々に上昇させるようにインバータ21が制御装置80により制御される。これにより該モータ53・54・・・は低周波数で同期引入れされ、出力周波数の増加に従ってモータ53・54・・・の回転速度は上昇する。このようにして指定周波数まで上昇させる。
【0021】
運転中にある錘で糸条Yが切れたり、メンテナンスの必要性が生じて強制的に糸条Yが切断された場合、途中まで巻き取られた、満巻に達していない巻取パッケージ17が巻取装置から払い出されて、空巻の新たなボビンが装着され、該新たなボビンに糸条Yを巻き取るようにする。メンテナンスの前に、該錘のモータスイッチ55をOFFに切り替え、メンテナンスを終えて新たなボビンへの糸掛け作業の前に、当該錘のモータスイッチ55をONにし、これにより前記制御装置80の再起動制御部80bによって、該錘の結線切替スイッチ59・59がそれぞれ切替端子59a側に切り替えられ、デルタ結線61・61に接続され、該錘のモータ53・54がインバータ21に直入れされて、再起動が行われる。
【0022】
このインバータ21への直入れ直後は、該錘のモータ53・54は滑りを生じた非同期状態で運転される。この状態では誘導モータとしてのトルクが発生し、該トルクによって該モータ53・54は加速されていく。一方で、該錘のモータ53・54の滑りは徐々に減少していき、やがてゼロとなる。この同期状態では誘導モータとしてのトルクは発生せず、前記制御装置80の再起動制御部80bでは、該錘のモータ53・54をインバータ21に直入れしたときから、該制御装置80に内蔵されたタイマー80dで所定時間を計測して、該錘のモータ53・54の滑りがゼロとなる直後のタイミングで、すなわち、モータ53・54が指定周波数に到達すると、該錘のモータ53・54に対応する結線切替スイッチ59・59がそれぞれ切替端子59b側に自動的に切り替えられて、スター結線62・62に接続される。このとき該モータ53・54は誘導モータとしてのトルクは発生せず、同期モータとしてのトルクで回転することとなり、他の錘のモータ53・54・・・と同期して回転するようになる。
【0023】
また、複数の錘で同時に糸切れが発生した場合、該複数の錘のモータ53・54・・・を、それぞれインバータ21に同時に直入れしてやることで、一斉に立ち上げることができる。また、糸切れが発生した、ある錘のモータ53・54をインバータ21で立ち上げている間に、他の錘で糸切れが発生した場合、先に糸切れした錘のモータ53・54の再起動の完了を待たずに、後で糸切れした錘のモータ53・54もインバータ21に直入れしてやることができ、各錘のモータ53・54を次々に連続して立ち上げることができる。
このように、複数の錘で糸切れなどのトラブルが発生した場合に、各錘の再起動を終えるまでの時間が短縮されて、作業効率の向上が図られている。
【0024】
ただし、この再起動時に、デルタ結線61・61とした場合に、通常の3倍の電流が必要なため、制御装置80の接続規制部80cによって、同時期にデルタ結線61・61に切り替えて再起動できる錘数の上限が規制されている。
【0025】
各錘毎に設けられたモータスイッチ55の周辺には、それぞれその錘のモータ53・54の運転状態を表示する表示部として表示ランプ85が配置されていて、ここで、該インバータ21で同時期に再起動可能な錘の最大数をN(N=2、3、4、・・・)として、万が一、該最大数Nの錘を同時期に直入れしている場合、前記制御装置80の接続規制部80cにより、さらに別の錘のモータスイッチ55をONにしても、該錘のモータ53・54に対応する結線切替スイッチ59・59が、それぞれ切替端子59b側に維持され、該モータ53・54がデルタ結線61・61を介してインバータ21に接続されないように制御され、その錘の表示ランプ85が点滅するように制御されている。
【0026】
この表示ランプ85の点滅によって、該錘のインバータ21への接続が規制状態にあることが視覚的に報知されて、オペレータが容易に気が付き、一旦、該錘のモータスイッチ55をOFFにすることで、該錘の表示ランプ85の点滅が消灯するように構成されている。そして、しばらくしてから、再び、該錘のモータスイッチ55をONにし、このとき該錘の表示ランプ85が点滅していれば、依然、該錘のインバータ21への接続が規制状態にあり、一方、該錘の表示ランプ85が点灯すれば、該規制状態が解除されていて、該錘のモータ53・54に対応する結線切替スイッチ59・59がそれぞれ切替端子59a側に切り替わってデルタ結線61・61に接続され、該錘のモータ53・54が再起動される。
このように、インバータ21には、同時期に(N+1)錘以上の再起動に係るモータ53・54・・・が係属されないように制御され、これにより設備容量が小さく抑えられることができて、省エネルギー化を図ることができる。
【0027】
以上のように、本実施例では、各錘毎にインバータを設ける必要がなく、制御系が簡素化される。また、前記各錘のモータ53・54・・・を誘導同期モータとしたことで、(1)錘間でのベルト51・52・・・の回転速度のばらつきがなく、(2)且つ、錘内の2本のベルト51・52間での回転速度のばらつきがなく、(3)且つ、経時的な速度ばらつきもない。(4)さらに、1錘、又は数錘のみのニップツイスタ5・5・・・を停止させることができるとともに、その他の錘は停止させることなくそのまま運転を維持したまま、停止させた錘のニップツイスタ5・5・・・だけでの再起動が可能となる。
【0028】
また、各錘のニップツイスタ5・5・・・はモータ53・54・・・で直接駆動されるために、タイミングベルト等は不要となり、この結果、低騒音化が実現し、ベルト駆動によるエネルギー損失を無くした高効率なシステム構成となる。さらに、デルタ結線61とスター結線62とを備えた誘導同期モータ53(54)を使い、結線切替スイッチ59を備える構成としているため、駆動装置全体を簡素に構成することができる。
【0029】
以上、本発明の実施の一形態であり、なお、以上のモータ53・54・・・の駆動装置は、仮撚加工機1に限定することなく、ダブルツイスタ等の撚糸機や、リング精紡機、粗紡機等、多数の錘、又は処理ユニットが設けられ、各錘、又は各処理ユニット毎に起動・停止が行われる繊維機械全般に設けることができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏する。
まず、請求項1の発明では、制御系が簡素化されるとともに、各錘の駆動源を誘導同期モータとしたことで、(1)錘間でのモータの回転速度のばらつきがなく、(2)且つ、経時的な速度ばらつきがなくなり、(3)さらに、1錘、又は数錘のみを停止させることができるとともに、その他の錘は停止させることなくそのまま運転を維持したまま、停止させた錘だけでの再起動が可能となる。
また、各錘をモータ駆動としたために、タイミングベルト等は不要となり、この結果、低騒音化が実現し、ベルト駆動によるエネルギー損失を無くした高効率なシステム構成となる。
さらに、スター結線とデルタ結線とを備えた誘導同期モータを使い、結線切替手段を備える構成としているため、駆動装置全体を簡素に構成することができる。
【0031】
また、請求項2の発明では、停止錘のモータを容易に再起動させることができるとともに、必要以上の電流消費を防止することができる。
【0032】
そして、請求項3の発明では、小さな設備容量で、複数錘全ての一斉起動を行うことができ、省エネルギー化が図られている。
【0033】
さらに、請求項4の発明では、同時期に所定数以上の再起動に係る誘導同期モータがデルタ結線側に切り替えられないように規制されて、繊維機械の駆動装置の設備容量を小さくすることができ、省エネルギー化が図られている。
【0034】
そうして、請求項5の発明では、同時期に再起動に係る誘導同期モータが所定数を越えたために、インバータ電源へのデルタ結線接続が禁止された錘が発生したことを、オペレータは容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】仮撚加工機1の側面図である。
【図2】本発明に係るニップツイスタ5・5・・・の駆動装置の構成図である。
【符号の説明】
1 仮撚加工機
5 ニップツイスタ
21 インバータ
53 モータ
54 モータ
55 モータスイッチ
59 結線切替スイッチ
61 デルタ結線
62 スター結線
80 制御装置
80a 全錘起動制御部
80b 再起動制御部
85c 接続規制部
85 表示ランプ
Claims (5)
- 複数の錘を有し、錘毎に起動停止が行われる繊維機械において、各錘の駆動源を誘導同期モータで構成し、各誘導同期モータはデルタ結線とスター結線とを備えて、各錘の誘導同期モータを、各対応する結線切替手段を介して、複数錘に共通のインバータ電源に並列に接続し、前記結線切替手段は、前記誘導同期モータを、前記デルタ結線を介して前記インバータ電源に接続する状態と、前記スター結線を介して前記インバータ電源に接続する状態と、の間で切替可能に構成したことを特徴とする繊維機械の駆動装置。
- ある錘の誘導同期モータを再起動するための再起動信号を受けたときに、該錘の誘導同期モータに対応する結線切替手段をデルタ結線側に切り替えて、該錘の誘導同期モータを前記インバータ電源に直入れし、所定時間経過後に、該結線切替手段をスター結線側に切り替えるように、前記各対応する結線切替手段を制御する再起動制御部を備えた制御装置を設けたことを特徴とする請求項1に記載の繊維機械の駆動装置。
- 前記制御装置は、複数錘全ての誘導同期モータを起動するための全錘起動信号を受けたときに、前記各対応する結線切替手段をスター結線側に切り替えて、前記複数錘の誘導同期モータと前記インバータ電源とを、前記スター結線を介して接続するように前記各対応する結線切替手段を制御する全錘起動制御部を備えたことを特徴とする請求項2に記載の繊維機械の駆動装置。
- 前記制御装置は、前記結線切替手段が所定数以上、デルタ結線側に切り替えられないように規制する接続規制部を備えたことを特徴とする請求項2、又は請求項3に記載の繊維機械の駆動装置。
- 前記制御装置の接続規制部により前記接続が規制された錘を表示する表示部を備えていることを特徴とする請求項4に記載の繊維機械の駆動装置。
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