JP2001209138A - 照明装置及びその製造方法 - Google Patents

照明装置及びその製造方法

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JP2001209138A
JP2001209138A JP2000018664A JP2000018664A JP2001209138A JP 2001209138 A JP2001209138 A JP 2001209138A JP 2000018664 A JP2000018664 A JP 2000018664A JP 2000018664 A JP2000018664 A JP 2000018664A JP 2001209138 A JP2001209138 A JP 2001209138A
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transparent rod
light
diffusion layer
light diffusion
light emitting
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JP2000018664A
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English (en)
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Ichihiro Abe
委千弘 阿部
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】透明ロッドの側面にその長手方向に沿ってマト
リクス状の多数の区画領域を設定して所要の区画領域に
光拡散層を形成することにより、原稿位置における照射
輝度を透明ロッドの長手方向全体に亘って均一にする照
明装置及びその製造方法を提供する。 【解決手段】長手方向に沿って光出射面2を形成した透
明ロッド1と、この透明ロッドの一端部の近傍に配置さ
れた光源と、上記光出射面と対向する上記透明ロッドの
側面6にマトリクス状の区画領域を設定し、その区画領
域に形成される光拡散層5とを有し、上記透明ロッドの
他端部における上記光拡散層の密度がその一端部におけ
るそれよりも大きくなるようにした。製造方法は、透明
ロッドの側面にマトリクス状の区画領域を設定し、その
光拡散層を形成する区画領域に対応した孔を設けたパタ
ーン基板を上記透明ロッドの側面に載置し、印刷法、蒸
着法又はスパッタ法により上記透明ロッドの側面に光拡
散層を形成するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ファクシミリ、
コピー機、ハンドスキャナー等に用いられる密着イメー
ジセンサ等の照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、密着イメージセンサ等の照明装置
としては、例えば特開平8−163320号公報に記載
されている。その公報には、透明ロッドは、断面形状が
長方形の一角を除去した五角形を有する柱状であり、除
去して出来る平面のうち1つが光出射面で、その光出射
面に隣接する2側面を除く他の側面の一部に光拡散層が
設けられている。一方、光源はその透明ロッドの一端付
近に配置されている。光拡散層は、そのパターン幅を光
源から離れるに従って斬次に増加させて拡散光量を調節
し、光出射面から出射される一次元的範囲の光が原稿面
上において均一な照明輝度が得られるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の照明装置は、樹脂で構成された透明ロッドの一
端に光源ユニットを配置するため、その光源ユニットが
透明ロッドの一端に対して僅かな位置ずれを生じても、
原稿位置における照明輝度が大きく変わることから、従
来のような光拡散層のパターン幅を漸次に増加させると
いう手法では光拡散層全体における照明輝度の均一化を
実現することは極めて困難であるという課題があった。
【0004】そこで、この発明はかかる課題を解決する
ためになされたものであり、透明ロッドの側面にその長
手方向に沿ってマトリクス状の多数の区画領域を設定し
て所要の区画領域に光拡散層を形成することにより、光
出射面からの光による原稿位置における照明輝度を全体
に亘って均一になるようにした新規な照明装置及びその
製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る照明装置は、長手方向に沿って光出射面を形成した透
明ロッドと、この透明ロッドの一端部の近傍に配置され
た光源と、上記光出射面と対向する上記透明ロッドの側
面にマトリクス状の区画領域を設定し、その区画領域に
形成される光拡散層とを有し、上記透明ロッドの他端部
における上記光拡散層の密度がその一端部におけるそれ
よりも大きくなるようにしたものである。
【0006】この発明の請求項2に係る照明装置は、長
手方向に沿って光出射面を形成した透明ロッドと、この
透明ロッドの一端部の近傍に配置された光源と、上記光
出射面と対向する上記透明ロッドの側面に分割された複
数のピクセルを設け、これらのピクセルにそれぞれ面積
濃度を設定するとともに、各ピクセルにそれぞれマトリ
クス状の区画領域を設け、各ピクセルの区画領域に重み
付けを施した重み付けパターンを設定し、上記面積濃度
定に対応して上記重み付けパターンに従って形成された
光拡散層とを備えたものである。
【0007】この発明の請求項3に係る照明装置は、角
柱状又は円柱状の透明ロッドの一部を切欠いて光出射面
を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のも
のである。
【0008】この発明の請求項4に係る照明装置は、上
記光源を赤色、緑色及び青色の各光源からなる光源ユニ
ットにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
に記載のものである。
【0009】この発明の請求項5に係る照明装置は、上
記マトリクス状の区画領域を上記透明ロッドの長手方向
と直交方向又は周方向において隣接する面積が互いに異
なるようにしたことを特徴とする請求項1乃至4のいず
れかに記載のものである。
【0010】この発明の請求項6に係る照明装置の製造
方法は、透明ロッドの長手方向に沿って光出射面を形成
する光出射面形成工程と、上記透明ロッドの一端部の近
傍に光源を配置する配置工程と、上記光出射面と対向す
る上記透明ロッドの側面にマトリクス状の区画領域を設
定する区画領域設定工程と、上記透明ロッドの他端部に
おける密度がその一端部におけるそれよりも大きくなる
ように光拡散層を形成する区画領域を設定する設定工程
と、この設定工程に基づいて上記光拡散層を形成する区
画領域に対応した孔を設けたパターン基板を上記透明ロ
ッドの側面に載置する載置工程と、この載置工程後に印
刷法、蒸着法又はスパッタ法により上記透明ロッドの側
面に光拡散層を形成する光拡散層形成工程とを備えたも
のである。
【0011】この発明の請求項7に係る照明装置の製造
方法は、透明ロッドの長手方向に沿って光出射面を形成
する光出射面形成工程と、上記透明ロッドの一端部の近
傍に光源を配置する配置工程と、上記光出射面と対向す
る上記透明ロッドの側面に分割された複数のピクセルを
設定するピクセル設定工程と、これらのピクセルにそれ
ぞれ面積濃度を設定する面積濃度設定工程と、各ピクセ
ルにそれぞれマトリクス状の区画領域を設け、各ピクセ
ルの区画領域に重み付けを施した重み付けパターンを設
定する重み付けパターン設定工程と、上記面積濃度に対
応して上記重み付けパターンに従って形成された孔を設
けたパターン基板を上記透明ロッドの側面に載置する載
置工程と、この載置工程後に印刷法、蒸着法又はスパッ
タ法により上記透明ロッドの側面に光拡散層を形成する
光拡散層形成工程とを備えたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態1に
ついて、図1(a)(b)を用いて説明する。図1
(a)はこの発明に係る照明装置の主要部の構成を示す
構成図、図1(b)は図1(a)の構成図による距離対
照明輝度の概略特性図である。図1(a)において、1
は断面が長方形の2角を長手方向に切り取った5角形の
透明ロッドで、例えばアクリル樹脂により構成する。2
は透明ロッド1の一端部3に配置した図示しない光源か
らの光が出射する光出射面で、透明ロッド1の1角を切
り取った面により構成する。
【0013】図1(a)の矢印4は光出射面2から光が
出射する方向を示している。なお、光出射面2を除いて
図示しないカバーにより透明ロッド1をカバーしてい
る。5は透明ロッド1の光出射面2に対向する側面6に
形成された光拡散層で、透明ロッド1の一端部3から入
射された光を反射して光出射面2から矢印4に示すよう
に光を出射する。光拡散層5は、図1(a)の拡大図に
示すように、透明ロッド1の長手方向(X軸方向)とこ
の直交方向(Y軸方向)とによるマトリクス状に区画さ
れた多数の区画領域を設定し、ランダムに所望の区画領
域に形成する。ここでは、これら多数の区画領域は同一
面積とする。また、光拡散層5は、白色インクやアルミ
ニウム(Al)等の金属により構成する。
【0014】光源は透明ロッド1の一端部3の近傍に配
置するため、透明ロッド1の側面6のX軸方向における
光拡散層5の密度は、透明ロッド1の一端部に近い部分
よりもその他端部に近い部分の方が大きくなるように形
成する。光拡散層5の密度は、透明ロッド1の一端部か
ら他端部へ次第に大きくなるように光拡散層5を形成す
る。また、透明ロッド1の側面6のY軸方向において
は、光出射面2に近い部分ほど照明輝度をアップさせる
ため、光出射面2に近い部分に出来るだけ多くの光拡散
層5を形成する。実際には、光拡散層5の形成後に、X
軸方向の距離に対する原稿における照明輝度を測定す
る。この測定結果により、照明輝度の低い部分について
は、その部分に対応するX軸方向の距離におけるY軸方
向の区画領域に光拡散層5を形成する。Y軸方向におけ
るいずれの区画領域に光拡散層5を形成するかによって
も照明輝度は異なる。Y軸方向における区画領域におい
て、光出射面2に近いほど原稿における照明輝度は大き
くなる。
【0015】したがって、この点も考慮してY軸方向の
いかなる区画領域に光拡散層5を形成し、又はいかなる
区画領域の組み合わせにより光拡散層5を形成するか
は、照明輝度の低い程度に対応して調整する。こうし
て、光源が透明ロッド1の一端部3に対して僅かな位置
ずれを生じても、このようにマトリクス状に区画された
多数の区画領域にランダムに光拡散層5を形成すること
により、光出射面2から出射する光の原稿面における照
明輝度を容易に調整できるので、光出射面2の全体に亘
ってより均一にすることができる。
【0016】上述のように、光源が透明ロッド1の一端
部3に対して僅かの位置ずれによっても照明輝度は大き
く変化するため、透明ロッド1中における位置によって
光の強弱のむらが生ずると考えられる。即ち、透明ロッ
ド1の位置によって光の強弱がランダムに生ずると考え
られる。したがって、従来のような光拡散層の帯状のパ
ターン幅を変える構成では、強い光の部分に帯状の光拡
散層が存在しないということも十分に起こりうるため、
原稿における照明輝度を光出射面に沿って十分に均一に
することは難しい。
【0017】しかしながら、この発明の実施の形態1で
は、マトリクス状に区画された多数の区画領域にランダ
ムに光拡散層5を形成するため、強い光の部分にも光拡
散層5が存在しうる。このように、この発明の実施の形
態1は、透明ロッド1の位置によって光の強弱がランダ
ムに生ずることから、マトリクス状の区画領域にランダ
ムに光拡散層5を設けることにより、光出射面2の全体
に亘って原稿における照明輝度を均一にするものであ
る。
【0018】次に、この発明の実施の形態2について、
図2(a)(b)を用いて説明する。図2(a)はこの発
明に係る照明装置の主要部の構成を示す構成図、図2
(b)は図2(a)の構成を説明するための説明図であ
る。図2(a)において、図1(a)と同一符号は、同
一又は相当部分を示すため、説明を省略する。図2
(a)において、8は透明ロッド1の長手方向(X軸方
向)に沿って複数個に分割したピクセルである。各ピク
セル8は、X軸方向及びこれの直交方向であるY軸方向
に区画されたマトリクス状の多数の区画領域を形成す
る。これら多数の区画領域はいずれも同一面積とする。
【0019】各ピクセル8は、例えば図2(b)に示す
ように、デイザ法による重み付けパターンを形成する。
図2(b)では、12行7列のマトリクスを形成してい
るため、第1番目から第84番目まで番号を付してい
る。1つのピクセル8は84個の区画領域を有し、これ
らの区画領域に順番に光拡散層5を形成する場合に、そ
の順番を第1番目から第84番目まで決める。このと
き、原稿面における照明輝度は、光出射面2に近い部分
程大きくなることを考慮しながら、全体的には図2
(b)の下側から上側に向かって埋めるようにランダム
に決める。その一例を示したのが図2(b)である。こ
うして、複数個ある各ピクセル8について、同じ重み付
けパターンを形成する。
【0020】次に、ピクセルの面積濃度について説明す
る。各ピクセルごとに面積濃度を設定する。透明ロッド
1の一端部3の付近は光源に近く、その他端部7の付近
は光源に遠い。このため、光源に最も近いピクセルの面
積濃度を、例えば16/84と設定する。一方、光源に
最も遠いピクセルの面積濃度を、例えば84/84に設
定する。これらの中間に位置するピクセルの面積濃度
は、一端部3側から他端部7側の方向に沿って順次に面
積濃度が大きくなるように設定する。こうして、各ピク
セルの区画領域に形成すべき光拡散層5は、各ピクセル
ごとに設定された面積濃度に従って形成する。例えば、
光源に最も近いピクセルでは、面積濃度を16/84に
設定しているから、重み付けパターンにおいて、第1番
目から第16番目までの区画領域に光拡散層5を形成す
る。光源に最も遠いピクセルでは、面積濃度を84/8
4に設定しているから、重み付けパターンにおいて、第
1番目から第84番目までの区画領域に光拡散層5を形
成する。
【0021】ここで、各ピクセルごとの面積濃度の設定
は、次のように行う。まず、光源に最も遠い透明ロッド
1の他端部7におけるピクセルは、その面積濃度を84
/84、即ち全区画領域に光拡散層5を形成する。これ
は光出射面2から出射する光量を最大にするためであ
る。このピクセルを基準として原稿面における照明輝度
を均一とするように順次に各ピクセルの面積濃度を設定
する。原稿面における照明輝度を均一とするためには、
例えば次のように行う。複数のピクセルのX軸方向にお
けるそれぞれ位置における各ピクセルについて、順次に
重み付けパターンを施す。即ち、第1番目から第84番
目まで順次に光拡散層を形成したとき、それらの原稿面
における照明輝度を測定・記憶をしておく。光源に最も
遠いピクセルの全区画領域に光拡散層を形成したときの
照明輝度を基準とする。
【0022】X軸方向における各ピクセルの位置におい
て、その基準の照明輝度に対して上記測定した照明輝度
と照合する。これにより、X軸方向における各ピクセル
の位置において、それぞれどの程度の照明輝度が必要で
あるかを求める。こうして、各ピクセルごとに重み付け
パターンを決定する。例えば、光源に最も近いピクセル
の面積濃度を上記のように16/84と決定をすると、
基準の照明輝度に近づけることができる。他のピクセル
の面積濃度についても同様に決定をする。なお、上記で
は、各ピクセルの区画領域は同一面積としたが、Y軸方
向において区画領域の面積が次第に小さくなるようにし
て、上記と同様な方法により各ピクセルの面積濃度を設
定してもよい。
【0023】次に、この発明の実施の形態3について、
図3及び図4(a)(b)を用いて説明する。図3は光
源ユニットの構成を示す構成図、図4(a)はこの発明
に係る照明装置の主要部の構成を示す構成図、図4
(b)は図4(a)の構成図による距離対照明輝度の概
略特性図である。図3において、9は光源ユニットであ
る。10R、10G、及び10Bは、図3に示すよう
に、上下に配置したそれぞれ一対の赤色LED、緑色L
ED及び青色LEDで、光源ユニット9に取り付けてい
る。11は複数本の光源ユニット端子で、各LEDに接
続している。図4(a)において、透明ロッド1の一端
部3に図3に示す光源ユニット9を取り付ける。光拡散
層5は、透明ロッド1の光出射面2に対向する側面6に
形成する。光拡散層5は、実施の形態1の場合と同様
に、透明ロッド1のX軸方向とY軸方向とによるマトリ
クス状に区画された多数の区画領域にランダムに所望の
区画領域に形成するか、又は実施の形態2の場合と同様
に、X軸方向に沿って複数個に分割したピクセルにより
形成する。
【0024】図4では、赤色LED10Rが光出射面2
に最も近く、次いで緑色LED10Gが近く、青色LE
D10Bが最も遠い。このため、従来では各光源による
照明輝度の特性は異なる傾きを呈するが、赤色LED1
0R側よりも青色LED10B側における区画領域に多
くの光拡散層5を形成することにより、三色による照明
輝度の特性をほぼ均一・平坦化することができる。ある
区画領域に形成した光拡散層5は各光源からの光路が異
なるため、その光拡散層5が関与する照明輝度の割合が
それぞれ異なることによる。実際には、所要の区画領域
に光拡散層5を形成して照明輝度をシミュレーションし
て、各光源による照明輝度を均一となるように調整す
る。
【0025】次に、この発明の実施の形態4について説
明する。まず、透明ロッド1のX軸方向に沿って複数個
に分割したピクセルを形成する。各ピクセル8は、X軸
方向及びY軸方向に区画されたマトリクス状の多数の区
画領域を形成する。多数のピクセルのうち、隣り合うい
くつかのピクセルは、誤差拡散法による重み付けパター
ンを形成する。ここでいう誤差拡散法は、それらのピク
セルをそれぞれ異なる重み付けパターンに設定すること
である。即ち、図2(b)のマトリクスを引用すると、
第1番目から第84番目までの順番をそれらのピクセル
についてそれぞれ異なるように設定する。このように、
いくつかのピクセルについて誤差拡散法を適用するの
は、例えば図5に示すように、透明ロッド1に「92A
BC」のような数字・文字等を表示したい場合に有効で
ある。このような数字・文字等を表示は、当該照明装置
の製造物の品番管理・透明ロッド管理等を行うために必
要である。従来このような管理用の数字・文字等は、透
明ロッド1のカバーにインクを用いて記載しているが、
これらの数字・文字等が照明輝度のばらつきに少なから
ず影響を与えている。
【0026】そこで、これらの数字・文字等は、光拡散
層5の形成によって構成する。該当する数字・文字等を
構成するため、それらの数字・文字等に相当するピクセ
ルの区画領域を優先順番、即ち第1番目から順番に番号
を付する。しかし、それらの数字・文字等を表示しない
他のピクセルとの間で照射輝度を均一化する必要がある
ため、数字・文字等を表示するピクセルの他の区画領域
については、照射輝度をシミュレーションして光拡散層
5を形成する順番を設定する。それらの数字・文字等を
表示しないピクセルについては、実施の形態2の場合と
同様に、同じ重み付け、同じ順番を付してもよく、又は
それぞれ異なる順番を付してもよい。いずれの場合に
も、照射輝度が各ピクセルにおいて均一となるようにシ
ミュレーションして各ピクセルにおける面積濃度を設定
する。これらの面積濃度に対応して、実施の形態2の場
合と同様に、光拡散層5を形成する。
【0027】次に、この発明の実施の形態5について図
6及び図7を用いて説明する。図6及び図7は、それぞ
れこの発明に係る照射装置の主要部を示す構成図であ
る。図6においては、透明ロッド1は断面が円形であ
り、その一部を切り欠いて光出射面2を形成している。
光拡散層5の形成については、図1(a)と同様に、透
明ロッド1の側面に図示しない光源ユニットを取り付け
る一端部と反対側の他端部における密度が高くなるよう
に形成する。また、透明ロッド1は、図7に示すように
構成してもよい。図7において、透明ロッド1は断面が
8角形であり、その一辺を含む側面を光出射面2とし、
その光出射面2に対向するいくつかの側面に光拡散層5
を形成する。その光拡散層5の形成については、図6と
同様に形成する。
【0028】また、この発明の実施の形態6に係る照射
装置の製造方法について説明する。透明ロッド1の長手
方向に沿って光出射面2を形成する。透明ロッド1の一
端部の近傍に光源ユニット9を取り付ける。光出射面2
に対向する透明ロッド1の側面6にマトリクス状の多数
の区画領域を設定する。透明ロッド1の側面6上に薄膜
の基板を載置するときは、この基板上にマトリクス状の
多数の区画領域を設定する。透明ロッド1の側面に光拡
散層5を形成するため、その基板の区画領域にランダム
に孔を形成する。この孔の形成は半導体技術を用いてエ
ッチングにより形成する。
【0029】この形成した孔の部分に光拡散層5を形成
するが、透明ロッド1の他端部における光拡散層5の密
度は、その一端部におけるそれよりも高くなるようにし
て、透明ロッド1の長手方向における照射輝度をシミュ
レーションする。そのシミュレーションによって照射輝
度が均一となるように光拡散層5を形成する区画領域を
決定する。この決定に基づいて光拡散層5を形成する区
画領域に対応して基板に孔を設けたパターン基板を作成
する。このパターン基板を透明ロッド1の側面に載置
し、その後にアルミニウム(Al)等を印刷法、蒸着法
又はスパッタ法により透明ロッド1の側面に光拡散層5
を形成する。
【0030】また、この発明の実施の形態7に係る照射
装置の製造方法について説明する。透明ロッドの長手方
向に沿って光出射面を形成する光出射面を形成する。透
明ロッド1の一端部の近傍に光源ユニット9を配置して
取り付ける。光出射面2と対向する透明ロッド1の側面
6上に薄膜の基板を載置するときは、この基板上に分割
された複数のピクセル8にそれぞれマトリクス状の区画
領域を設ける。その基板の各ピクセルの区画領域には重
み付けを施した重み付けパターンを設定するとともに、
各ピクセルに面積濃度を設定する。透明ロッド1の側面
に光拡散層5を形成するため、その基板に面積濃度に対
応して重み付けパターンに従って孔を形成する。これら
の孔の形成は実施の形態5と同様である。こうして基板
に孔を設けたパターン基板を作成する。そのパターン基
板を上記透明ロッド1の側面に載置した後に、印刷法、
蒸着法又はスパッタ法により透明ロッド1の側面6に光
拡散層5を形成する。
【0031】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係る照明装置に
よれば、透明ロッドの側面にその長手方向に沿ってマト
リクス状の多数の区画領域を設定してそれらの区画領域
にランダムに光拡散層を形成することにより、光出射面
からの光による原稿位置における照射輝度を全体に亘っ
て略均一にすることができる。
【0032】また、この発明に係る照明装置の製造方法
によれば、透明ロッドの側面にその長手方向に沿ってマ
トリクス状の多数の区画領域を設定してそれらの区画領
域にランダムに光拡散層を形成することが可能であり、
光出射面からの光による原稿位置における照射輝度を全
体に亘って略均一な照射装置をうることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る照明装置の主要部を示す構成
図である。
【図2】 この発明に係る照明装置の主要部を示す構成
図である。
【図3】 この発明に係る照明装置に使用する光源ユニ
ットの構成図である。
【図4】 この発明に係る照明装置の主要部を示す構成
図及び距離対照明輝度の概略特性図である。
【図5】 この発明に係る照明装置の主要部を示す構成
図である。
【図6】 この発明に係る照明装置の主要部を示す構成
図である。
【図7】 この発明に係る照明装置の主要部を示す構成
図である。
【符号の説明】
1…透明ロッド、2…光出射面、5…光拡散層、6…側
面、8…ピクセル、9…光源ユニット、10R…赤色L
ED、10B…青色LED、10G…緑色LED、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/04 101 F21Y 101:02 // F21Y 101:02 G06F 15/64 320F

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に沿って光出射面を形成した透
    明ロッドと、この透明ロッドの一端部の近傍に配置され
    た光源と、上記光出射面と対向する上記透明ロッドの側
    面にマトリクス状の区画領域を設定し、その区画領域に
    形成される光拡散層とを有し、上記透明ロッドの他端部
    における上記光拡散層の密度がその一端部におけるそれ
    よりも高くなるようにしたことを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】 長手方向に沿って光出射面を形成した透
    明ロッドと、この透明ロッドの一端部の近傍に配置され
    た光源と、上記光出射面と対向する上記透明ロッドの側
    面に分割された複数のピクセルを設け、これらのピクセ
    ルにそれぞれ面積濃度を設定するとともに、各ピクセル
    にそれぞれマトリクス状の区画領域を設け、各ピクセル
    の区画領域に重み付けを施した重み付けパターンを設定
    し、上記面積濃度に対応して上記重み付けパターンに従
    って形成された光拡散層とを備えたことを特徴とする照
    明装置。
  3. 【請求項3】 上記透明ロッドは、角柱状又は円柱状で
    あってその一部を切欠いて光出射面を形成したことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 【請求項4】 上記光源は、赤色、緑色及び青色の各光
    源からなる光源ユニットであることを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載の照明装置。
  5. 【請求項5】 上記マトリクス状の区画領域は、上記透
    明ロッドの長手方向と直交方向又は周方向において隣接
    する面積が互いに異なるように設けたことを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれかに記載の照明装置。
  6. 【請求項6】 透明ロッドの長手方向に沿って光出射面
    を形成する光出射面形成工程と、上記透明ロッドの一端
    部の近傍に光源を配置する配置工程と、上記光出射面と
    対向する上記透明ロッドの側面にマトリクス状の区画領
    域を設定する区画領域設定工程と、上記透明ロッドの他
    端部における密度がその一端部におけるそれよりも高く
    なるように光拡散層を形成する区画領域を設定する設定
    工程と、この設定工程に基づいて上記光拡散層を形成す
    る区画領域に対応した孔を設けたパターン基板を上記透
    明ロッドの側面に載置する載置工程と、この載置工程後
    に印刷法、蒸着法又はスパッタ法により上記透明ロッド
    の側面に光拡散層を形成する光拡散層形成工程とを備え
    たことを特徴とする照明装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 透明ロッドの長手方向に沿って光出射面
    を形成する光出射面形成工程と、上記透明ロッドの一端
    部の近傍に光源を配置する配置工程と、上記光出射面と
    対向する上記透明ロッドの側面に分割された複数のピク
    セルを設定するピクセル設定工程と、これらのピクセル
    にそれぞれ面積濃度を設定する面積濃度設定工程と、各
    ピクセルにそれぞれマトリクス状の区画領域を設け、各
    ピクセルの区画領域に重み付けを施した重み付けパター
    ンを設定する重み付けパターン設定工程と、上記面積濃
    度に対応して上記重み付けパターンに従って形成された
    孔を設けたパターン基板を上記透明ロッドの側面に載置
    する載置工程と、この載置工程後に印刷法、蒸着法又は
    スパッタ法により上記透明ロッドの側面に光拡散層を形
    成する光拡散層形成工程とを備えたことを特徴とする照
    明装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8446646B2 (en) 2010-07-21 2013-05-21 Fuji Xerox Co., Ltd. Light guide and image reading apparatus

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