JP2001208867A - 装飾装置 - Google Patents

装飾装置

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JP2001208867A
JP2001208867A JP2000020929A JP2000020929A JP2001208867A JP 2001208867 A JP2001208867 A JP 2001208867A JP 2000020929 A JP2000020929 A JP 2000020929A JP 2000020929 A JP2000020929 A JP 2000020929A JP 2001208867 A JP2001208867 A JP 2001208867A
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JP
Japan
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diffraction grating
light
grating plate
plate
light source
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Pending
Application number
JP2000020929A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ito
伊藤  博
Kazunori Miyanaga
和憲 宮永
Hideyuki Tanaka
秀之 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rhythm Watch Co Ltd
Original Assignee
Rhythm Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源からの光の見え方に変化や動きを持たせ
ることで、光を使った新しい装飾を施すことができる装
飾装置を提供することにある。 【解決手段】 光源16の前方に回折格子板24を設
け、この回折格子板24を駆動機構で回転させている。
この回折格子板24を通して見る光源16からの光は、
回折されて干渉し、複数の光点として見える。回折格子
板24が回転することにより、光が回折される方向が移
動して、複数の光点が移動するように見える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、からくり時計等に
使用され、毎正時等に発光ダイオード等からなる光源を
点灯させて装飾性を高める装飾装置に関するものであ
り、特に、光源からの光の見え方に変化を持たせること
ができるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、からくり時計は、毎正時に動作す
る人形等の動作部や、その動作部の動作あるいは毎正時
に発生されるメロディに合せて点灯・点滅する複数の発
光ダイオードを有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のからくり時計に
設けられた発光ダイオードは、順番に人形を照明した
り、ランダムに又はメロディに合せて点滅するように使
用されており、その点灯・消灯の仕方に工夫を凝らすこ
としかできないものであった。このような発光ダイオー
ドが点灯する際に、使用者は、発光ダイオードが発する
光を直接見ることになり、光の見え方には何等変化がな
かった。このため、単に点灯・消灯の仕方を変えただけ
で、目新しさがないという課題があった。
【0004】本発明は、上記従来技術の課題に鑑みなさ
れたもので、光源からの光の見え方に変化や動きを持た
せることで、光を使った新しい装飾を施すことができる
装飾装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の装飾装置は、光
源と、該光源の前方に配置された回折格子板と、該回折
格子板を回転させる駆動機構とを具備するものである。
また、この装飾装置における前記回折格子板は、重なり
合う第1及び第2の回折格子板を含んでいる。更に、こ
の装飾装置における駆動機構は、前記第1及び第2の回
折格子板の一方又は両方を回転させるものとなってい
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の装飾装置においては、光
源の位置を固定し、光源の前方に回折格子板を設け、こ
の回折格子板をモーターや歯車からなる駆動機構で回転
させている。この回折格子板は、透光性を有するシート
あるいは板材の表面に多数の平行する溝からなる平面格
子が形成されたものであり、光源からの光を複数の角度
で回折するものである。この回折格子板を通して見る光
源からの光は、回折されて干渉し、複数の光点として見
える。更に、この回折格子板を回転させることにより、
回折格子板の平面格子の方向が変わり、これに伴って光
が回折される方向が移動して、複数の光点が移動するよ
うに見える。
【0007】このような装飾装置を用いることにより、
時計の時刻表示部等に複数の光点を浮かび上がらせ、そ
の光点を移動させたり、配列を変えることができ、装飾
性を高めることができる。
【0008】
【実施例】以下、図面に基いて本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の一実施例に係る装飾装置を搭載した
時計の断面図、図2は図1に示す装飾装置を前方から見
た正面図、図3は図2に示す回折格子板を回転させたと
きの光点の見え方の一態様を示す正面図である。
【0009】2は時計体であり、ケース4の中にムーブ
メント6が配設されている。ケース4には、ケース4の
内外を分割する隔壁4aが設けられており、本実施例に
おいてはその隔壁4aの中央に開口部4bが設けられ、
この開口部4bに透過板8が嵌め込まれている。この透
過板8は、ケース4の内部を見えにくくするが光は透過
するスモーク色等の透光性材料で形成されている。ムー
ブメント6は、この透過板8の中央にある内方に突出す
る管状部8aに軸部6aを嵌入し、その先端にリング状
の止めネジ10を取り付けることにより、透過板8に固
定されている。更に、このムーブメント6の軸部6aか
ら前方に突出する時針軸6bと分針軸6cには、時針1
2と分針14がそれぞれ取り付けられている。
【0010】16,18,20,22は光源としての発
光ダイオードである。この発光ダイオード16,18,
20,22は、ケース4の背面壁4cに設けられた貫通
孔4dにそれぞれ嵌入されて位置決め・固定され、更に
回路部(図示せず)に接続されている。また、この発光
ダイオード16,18,20,22は、ムーブメント6
を囲むようにそれぞれ90°の間隔をもって配置され、
ケース4の内側から透過板8が設けられている前方を照
射するように構成されている。
【0011】24は透光性を有し且つ平行に配列された
多数の細かい溝からなる平面格子が表面に形成された回
折格子板であり、本実施例においては透明又は透光性を
有する基板26の端面に固着されている。この基板26
は、円板状をなし、その中央に透過板8の管状部8aの
外周に遊嵌されて回動自在に支持される管状の支持部2
6aを有し、外周部分に歯車状の歯部26bを有してい
る。尚、回折格子板24と基板26は別体とすることに
より、それぞれ加工・形成がし易くなるが、必ずしも別
体とする必要はなく、これらを一体にして回折格子板2
4のみで構成しても良いものである。
【0012】28は駆動機構としてのモーターブロック
であり、その回転軸には基板26の歯部26bに噛合す
る出力カナ28aが取り付けられている。
【0013】上記構成からなる時計において、その前方
から回折格子板24を見ると、図2に示すように、発光
ダイオード16から照射された光は、回折格子板24を
透過する際に回折され、その干渉光によって発光ダイオ
ード16の周囲に複数の光点からなる回折像16Aが整
列して見えることになる。このような干渉光による発光
ダイオード16の回折像16Aは、発光ダイオード16
に近い所にあるものが明るく光り、遠いものほど暗くぼ
んやりとしたものになる。このような回折像は、発光ダ
イオード18,20,22に関しても同様に現れ、それ
ぞれ発光ダイオード18,20,22を中心として複数
整列して見える。
【0014】ここで、回折格子板24を図2に示す状態
から45°回転させると、図3に示すように、回折格子
板24の格子が傾き、これにより干渉光も傾いて、回折
像16A等の整列状態が回転に伴って徐々に変わって図
3に示すようになる。更に、回折格子板24を45°回
転させて図2に示す状態から90°回転させると、回折
格子板24の格子の方向が図2に示す状態と同一にな
り、回折像16A等の整列状態も回転に伴って徐々に変
わって図2に示す状態に戻ることになる。
【0015】上記のような回折格子板24の回転は、本
実施例においては、モーターブロック28を作動させて
出力カナ28aを回し、この出力カナ28aに噛合する
基板26を回転させることによりなされている。このよ
うな回折格子板24の回転と発光ダイオード16,1
8,20,22の点灯は、ムーブメント6内に設けられ
た分針14と同期して作動しているカムにより接点が毎
正時にオン状態になると、一定時間又は基板26の回転
を検出する検出手段が検出するまでの間行われる。
【0016】尚、本実施例においては、基板26の外周
に歯部26bを設け、これをモーターブロック28の出
力カナ28aで駆動しているが、基板26の支持部26
aに歯部を設けたり、歯車を取り付けてこれをモーター
ブロック28で駆動したり、支持部26aをムーブメン
ト内の輪列で駆動するように構成しても良い。
【0017】図4は本発明の他の実施例に係る装飾装置
を搭載した時計の断面図である。図4に示す装飾装置に
おいては、前方から見たときに回折格子板24(ここで
は「第1の回折格子板」と呼ぶ)に重なるように第2の
回折格子板30を設けている。この第2の回折格子板3
0は、本実施例においては透過板8の内側端面に固着さ
れており、その位置及び格子の方向が固定されたものと
なっている。また、本実施例における第2の回折格子板
30は、第1の回折格子板24と同じ格子を有するよう
に設定されている。
【0018】本実施例において、前方から第1の回折格
子板24及び第2の回折格子板30を見ると、両者の格
子が同一方向を向いて重なり合っている場合には、図5
に示すように、第1及び第2の回折格子板24,30の
一方のみを透過する光により生じる回折像とほぼ同じよ
うに光が整列する。ここで、第1の回折格子板24を、
前述した動作と同様に基板26と共に45°回転させる
と、第1の回折格子板24を透過する光は、回転に伴っ
て移動し図6に示すように整列する。このときに第2の
回折格子板30を透過する光は、図5に示す状態と同様
に整列しているため、第1及び第2の回折格子板24,
30を通して見た発光ダイオード16の回折像は、図7
に示すように整列することになる。その後、更に第1の
回折格子板24を回転させて再び第1及び第2の回折格
子板24,30の格子が同一方向を向くようにすると、
第1の回折格子板24を透過した光が徐々に移動して図
5に示すような状態に戻ることになる。
【0019】尚、本実施例においては、第2の回折格子
板30を透過板8に固着しているが、この透過板8を設
けずに、第2の回折格子板30を直接ケース4の隔壁4
a等に固着しても良い。
【0020】また、第2の回折格子板30も第1の回折
格子板24と同様に回動自在に支持し、モーターブロッ
ク28や歯車等を用いて第1の回折格子板24と同一方
向に異なる速度で回転させたり、互いに逆方向に回転す
るように構成しても良い。
【0021】また、上述した何れの実施例においても、
発光ダイオードの数や発光色は任意に設定することがで
き、回折格子板の数やそれを配置する位置も任意に設定
することが可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、回折格子板を通して光
源からの光を見ることにより、1つあるいは複数の光源
から照射された光を多数の光点にして装飾することがで
き、光による新しい装飾を提供することができる。
【0023】また、回折格子板を回転させるだけで多数
の光点を移動させることができると共にその配列を変え
ることができ、光点の移動や配列の変化という光の動き
により、装飾性を高めることができる。
【0024】更に、異なる発光色の光源を接近させて配
設することにより、それぞれの光源からの光を多数の光
点にすると共に異なった色の光点を混在させることがで
き、装飾性を更に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る装飾装置を搭載した時
計の断面図である。
【図2】図1に示す装飾装置を前方から見た正面図であ
る。
【図3】図2に示す回折格子板を回転させたときの光点
の見え方の一態様を示す正面図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る装飾装置を搭載した
時計の断面図である。
【図5】図4に示す装飾装置を前方から見た正面図であ
る。
【図6】図4に示す第1の回折格子板を回転させ且つ第
1の回折格子板を通して見たときの光点の見え方の一態
様を示す正面図である。
【図7】図6に示す状態の第1の回折格子板と図4に示
す第2の回折格子板の両方を通して見たとき光点の見え
方を示す正面図である。
【符号の説明】
2 時計体 4 ケース 6 ムーブメント 8 透過板 16,18,20,22 発光ダイオード 24 回折格子板(第1の回折格子
板) 26 基板 28 モーターブロック 30 第2の回折格子板
フロントページの続き Fターム(参考) 2C150 BA06 BA12 CA18 DD04 DD06 DD07 DD24 DG02 DG12 DG13 DG23 DG31 DG39 DG42

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、 該光源の前方に配置される回折格子板と、 該回折格子板を回転させる駆動機構と、 を具備することを特徴とする装飾装置。
  2. 【請求項2】 前記回折格子板は、重なり合う第1及び
    第2の回折格子板を含むことを特徴とする請求項1記載
    の装飾装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動機構は、前記第1及び第2の回
    折格子板の一方又は両方を回転させることを特徴とする
    請求項2記載の装飾装置。
JP2000020929A 2000-01-28 2000-01-28 装飾装置 Pending JP2001208867A (ja)

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JP2000020929A JP2001208867A (ja) 2000-01-28 2000-01-28 装飾装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007167269A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Matsushita Electric Works Ltd 発光玩具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007167269A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Matsushita Electric Works Ltd 発光玩具

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