JP2001208448A - 地中熱・空気熱利用の融雪システム及び融雪/冷房システム - Google Patents

地中熱・空気熱利用の融雪システム及び融雪/冷房システム

Info

Publication number
JP2001208448A
JP2001208448A JP2000350507A JP2000350507A JP2001208448A JP 2001208448 A JP2001208448 A JP 2001208448A JP 2000350507 A JP2000350507 A JP 2000350507A JP 2000350507 A JP2000350507 A JP 2000350507A JP 2001208448 A JP2001208448 A JP 2001208448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
brine
snow melting
underground
heat exchanger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000350507A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4588198B2 (ja
Inventor
Kazuyoshi Sato
一義 佐藤
Yasunori Izawa
保憲 井澤
Kazutoshi Ito
一敏 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mayekawa Manufacturing Co
Original Assignee
Mayekawa Manufacturing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mayekawa Manufacturing Co filed Critical Mayekawa Manufacturing Co
Priority to JP2000350507A priority Critical patent/JP4588198B2/ja
Publication of JP2001208448A publication Critical patent/JP2001208448A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4588198B2 publication Critical patent/JP4588198B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/40Geothermal heat-pumps
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/10Geothermal energy

Landscapes

  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)
  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冬期降雪時における融雪用電力の電源遮断
時、凍結防止、予熱期間等複雑な融雪対策に順応できる
多用性を持つ省エネルギの融雪蓄熱システムと、地中熱
の蓄熱性の有効利用を図るとともに空気熱を併用した自
然作動媒体のアンモニア冷媒を使用するヒートポンプを
介して、夏期は冷房、冬期は融雪可能の地中熱・空気熱
利用の融雪/冷房システムを提供する。 【構成】 本発明の融雪蓄熱システムは、ヒーティング
タワー10と圧縮機11と蓄熱用のブラインヒータを形
成する顕熱熱交換器12と融雪用のブラインヒータを形
成する凝縮器14と膨張弁16とよりなる空気熱源のヒ
ートポンプ20と、蓄熱パイプ13と融雪パイプ15と
ブライン供給路18とより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、降雪地帯の融雪用
に、通常融雪運転、融雪用電力の電源遮断時の融雪運転
及び予熱・凍結防止用の運転等の広範囲の運転に対応す
る地中熱・空気熱利用の融雪システムと、地中熱の採熱
と空気熱の採熱とにより温熱を発生させ、地中及び空気
中への放熱により冷熱を発生させる、地中熱と空気熱と
を併用した自然作動媒体を冷媒に使用するヒートポンプ
を介しての地中熱・空気熱利用の融雪/冷房システムと
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、道路の凍結や積雪を防止する
ために道路表面近くの地中に融雪発熱体を埋設してい
る。前記発熱体には、電気ヒータ等が使用されている
か、または地上表面近くの路盤上の舗装体(アスファル
ト層やコンクリート層)に埋設した配管に温水を循環さ
せる方法が融雪ないし凍結防止手段として使用されてい
る。
【0003】ところで、従来の温水による融雪は、上記
したように地表近くに埋設した融雪管に空気を熱源とす
る温水加熱を目的とするヒートポンプが使用されている
が、電源遮断時には融雪が不可能となり何らかの対策が
必要とされていた。また、空気熱を熱源とするため、空
気熱の供給源であるヒーティングタワーの伝熱面の着霜
が熱効率の低下に繋がりデフロストを必要とするが、こ
のデフロストのためには一時融雪を停止する問題があっ
た。また、一時的な異常気象による豪雪に対処するため
には従来の融雪手段では熱容量に余裕がなく柔軟性に欠
ける問題があった。そして、積雪地帯では、融雪に融雪
用の電力契約があるが、該契約に伴う特定時間帯におけ
る電力遮断(ピークカット)を余儀なくさせられ、その
ため融雪を停止せざるを得ない問題がある。
【0004】ところで、近年、地球温暖化、オゾン層破
壊、省エネルギ等の環境問題が叫ばれており、自然冷媒
・自然エネルギの有効利用も求められている。その中
で、大地はどこにも存在する安全で自然の材料であり、
特別なスペースを必要としない等の特徴を持っており、
この地中熱の有効利用並びに大地の蓄熱性の利用も考え
られ、地中熱の利用に対する提案もされている。
【0005】例えば、特開平11−159891号公報
には「地中熱利用ヒートポンプシステム」として上記提
案の一が開示されている。上記提案によれば、本提案に
よるヒートポンプシステムは、排湯発生施設で発生した
排湯を貯留する排湯槽、または湯使用施設で使用する湯
を貯留する給湯槽とを設け、これらの排湯槽または給湯
槽における貯留湯と地中との両方から採熱させながら温
熱発生をさせるとともに、貯留水を加熱して湯使用施設
での使用湯を生成する給湯槽を設け、この給湯槽構成に
おける貯留水と地中との両方へ放熱させながら冷熱を発
生させる、ヒートポンプにより構成したものである。
【0006】則ち、温熱の発生には、貯留湯の熱と地中
の熱を使用して地熱の低下による採熱低下を防止して安
定運転を可能とし、また、冷熱の発生には、給湯槽の貯
留水と地中の両方への放熱によりヒートポンプの安定運
転を図ったもので、従来の地中熱のみ利用のヒートポン
プシステムにおける短時間の継続運転での採熱不良によ
るヒートポンプ装置の温熱発生量の低下や消費電力の増
大を防止するようにしたものである。なお、本提案に使
用されている地中熱の取出し用の熱交換器は、地中深く
埋設した二重管式熱交換器で、図面からは熱容量は余り
大きく採れない縦型構造のものと考えられる。
【0007】ところが、地中温度は土壌の種類により異
なるが略5〜9mの地下になると年間を通じて略10℃
前後の一定温度になり、このレベルの温度は冷房時の外
気温度よりも低く、また、暖房時の外気温度より高いの
で、地中熱の利用の仕方によっては大気を熱源とする従
来方式より年間を通じてシステムの成績係数が高く且つ
一次エネルギの消費量を減ずることもできる利点もあ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みなされたもので、冬期降雪時における融雪用電力
の電源遮断時、凍結防止、予熱期間等複雑な融雪対策に
順応できる多用性を持つ省エネルギの融雪蓄熱システム
と、地中熱の有効利用を図るとともに空気熱を併用した
自然冷媒のヒートポンプを介して、夏期は冷房、冬期は
融雪を可能とした地中熱・空気熱利用の融雪/冷房シス
テムとの提供を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の第1の
発明である地中熱・空気熱利用の融雪システムは、融雪
用電力の遮断時にもピークカットの無い低圧電力を使用
してポンプ駆動による融雪運転を継続させるべく路盤加
熱用の融雪パイプと該融雪パイプに融雪用ブラインを送
る地盤加熱用の蓄熱パイプを設けたものである。則ち、
ブラインを加熱すべく採熱器として機能するヒーティン
グタワーと圧縮機と凝縮器と膨張弁とよりなる空気熱源
のヒートポンプと、該ヒートポンプにより加熱形成され
た温ブラインを流通させて地表の降雪を融解するため路
盤上ないし地盤上の地層との間で熱交換をする熱交換用
パイプと、該パイプと前記ヒートポンプの間を結合する
ブライン供給路とよりなる地中熱・空気熱利用の融雪シ
ステムにおいて、前記ヒートポンプの圧縮顕熱熱交換器
に結合して第1の温ブラインを流通させ地盤上の地層と
熱交換する蓄熱パイプと、前記ヒートポンプの凝縮器に
結合して第1の温ブラインより低い温度の第2温ブライ
ンを流通させ路盤上のアスファルト層と熱交換する融雪
パイプとを設ける構成としたことを特徴とする。
【0010】本発明は上記構成に示すように、融雪に必
要なブラインの加熱に空気熱を熱源とする圧縮ヒートポ
ンプを使用し、且つ加熱された温ブラインにより地表近
くの路盤上の地層の加熱だけでなく路盤の下部の地盤上
の地層の加熱を可能として、異常気象による豪雪等によ
る融雪負荷の変動に対応できる熱容量の蓄熱を可能とし
たものである。
【0011】即ち、上記地表近くの路盤上の地層の加熱
には例えば10〜30℃(好ましくは約25℃前後)の
温ブラインを使用し直接融雪に関与させ、路盤とその下
部の地盤上の地層の加熱には例えば30〜60℃(好ま
しくは約50℃前後)の温ブラインを使用し負荷の変動
に対応できる熱容量を持つ蓄熱に関与させるようにして
ある。そして、前記空気熱源のヒートポンプの圧縮機の
吐出側に吐出ガスの顕熱熱交換器を設け、該熱交換器を
介して約50℃前後の温ブラインを得て、蓄熱パイプを
作動させ、地盤上部の地層との間の蓄熱熱交換を行い、
融雪負荷の変動に対応させる構成とし、ついで、前記吐
出ガスを凝縮する凝縮器で約25℃前後の温ブラインを
得て、融雪パイプを作動させ、路盤上部の地層の融雪に
直接関与させる構成としたものである。
【0012】また、請求項1記載の融雪パイプ及び蓄熱
パイプとヒートポンプとの間を結ぶそれぞれのブライン
供給路は、切り替えバルブ群を介してヒートポンプより
切り離して互いに結合させ路盤地層と地盤地層の間を循
環する温ブラインの循環路を形成させ、該循環路を介し
て融雪用電力の電源遮断時(ピークカット時)の融雪運
転及び凍結防止・予熱運転に対し、ピークカットの無い
低圧電力でブライン循環ポンプを駆動させ対応させる構
成にしたことを特徴とする。
【0013】上記請求項2記載の発明により、前記ヒー
トポンプの顕熱熱交換器と蓄熱パイプを結ぶ温ブライン
供給路と、前記ヒートポンプの凝縮器と融雪パイプを結
ぶ温ブライン供給路は、それぞれ切り替え回路によりヒ
ートポンプより切断分離し、分離した融雪パイプと蓄熱
パイプを結合するブライン循環路を形成させ、低圧動力
で駆動するブライン循環ポンプを駆動させる構成とし、
融雪用電力の電源遮断時に対応するヒートポンプ休転時
の融雪を可能とするとともに、凍結防止・予熱運転時に
もヒートポンプを休転させ蓄熱により路面の暖めること
ができるようにしてある。
【0014】また、請求項1記載のヒートポンプは、前
記ヒーティングタワーをデフロスト用凝縮器(放熱器)
として切り替え作動させ、前記凝縮器をデフロストした
低温冷媒ガスの蒸発器として切り替え作動させる構成と
し、蓄熱パイプより温ブラインを前記供給路及び切り替
えバルブ群を介して前記蒸発器として切り替え作動する
凝縮器に導入して、導入した地盤地層の蓄熱により低温
冷媒ガスを加熱させ、さらに圧縮機を介して加圧してデ
フロスト用ホットガスを形成させ、前記ヒーティングタ
ワーで放熱デフロストする構成とした、ことを特徴とす
る。
【0015】ところで、空気熱源のヒートポンプを運転
して外気より採熱する場合、ヒーティングタワーには上
流の膨張弁により低温ガス化された冷媒ガスが通過する
ため、伝熱面に着霜を生じ熱効率の低下を来す。このた
め、ときどき運転を停止して前記着霜面のデフロストを
する必要があるが、この際、請求項3記載の発明によ
り、融雪側に影響を与えないように地盤と路盤の間に蓄
熱された熱を蓄熱パイプを介して熱源として使用するよ
うにしたものである。
【0016】即ち、着霜したヒーティングタワーをデフ
ロスト用凝縮器(放熱器)として機能させ、凝縮器を前
記ヒーティングタワーにより放熱凝縮した冷媒液を膨張
弁を介して蒸発させる蒸発器として機能させたものであ
る。そして、蒸発器として機能する凝縮器で気化した冷
媒ガスは、蓄熱パイプを介して導入された路盤と地盤と
の間の蓄熱により加熱され、さらに圧縮機により加熱さ
れデフロスト用ホットガスを得るようにしたものであ
る。
【0017】また、前記請求項1記載のヒートポンプ
は、前記ヒーティングタワーをブライン間接型とし、凝
縮器と顕熱熱交換器のブライン回路の切り替えにより作
動させる構造とし、温ブラインを蓄熱パイプにより前記
供給路及び切り替えバルブ群を介して蒸発器に導入し
て、導入した地盤地層の蓄熱により低温冷媒ガスを加熱
させ、さらに圧縮機を介して加圧して凝縮器でヒーティ
ングタワーに通ずる温ブラインを形成させ、前記ヒーテ
ィングタワーに導入して放熱デフロストする構成とした
ことを特徴とする。
【0018】上記請求項4記載の発明により、蒸発器の
介在によるブライン間接型の場合は、蒸発器で気化した
冷媒ガスは、蓄熱パイプを介して導入された路盤と地盤
との間の蓄熱により加熱され、さらに圧縮機により加熱
され凝縮器でデフロスト用温ブラインを得るようにした
ものである。
【0019】また、前記請求項1記載のヒートポンプ
は、二次側はブラインを使用した間接型とし、一次側は
自然型冷媒使用の自己完結型としたことを特徴とする。
【0020】上記請求項5記載の発明は、二次側にブラ
インを使用した間接型とし、一次側との連携を完全に断
つとともに、一次側に環境にやさしい自然作動流体のア
ンモニア冷媒を使用し、冷媒漏洩等の冷媒事故を最小に
抑えるため、自己完結型としてある。
【0021】本発明の第2の発明である、地中熱・空気
熱利用の融雪/冷房システムは、併設した空気熱交換器
であるヒーティングタワーと、地中熱交換器と、圧縮機
と、ブライン熱交換器と、膨張弁と蒸発圧力調整弁とよ
りヒートポンプを形成して、冬期/夏期にはそれぞれ融
雪/冷房用としてそれぞれ作動させるヒートポンプを使
用するようにした地中熱・空気熱利用の融雪/冷房シス
テムにおいて、冬期においては、蒸発器として作動する
地中熱交換器と該熱交換器に併設したヒーティングタワ
ーより、地中熱と空気熱とを採熱させながら、ヒートポ
ンプを形成する圧縮機を介して高温高圧冷媒ガスを発生
させ、凝縮器として作動するブライン熱交換器で融雪用
温熱を発生させる構成としたことを特徴とする。
【0022】上記請求項6記載の第2の発明は、地中熱
交換器を介して地中熱の有効採熱を図るとともに、不足
分をヒーティングタワーによる空気熱の採熱で補い、冬
期には融雪を可能とした高成績係数の省エネのヒートポ
ンプシステムを構成したものである。
【0023】また、請求項6記載のヒートポンプにはボ
イラを付設させ、冬期における暖房及びヒートポンプに
よる融雪用温熱の供給不可及び大量降雪時の融雪に対応
する構成としたことを特徴とする。
【0024】上記請求項7記載の発明は、本発明のヒー
トポンプシステムにボイラを付設し、冬期には該ボイラ
の出力をブライン加熱器を介して、暖房とヒートポンプ
駆動用電力遮断時及びデフロスト運転時及び豪雪時に対
応して、所用の温熱の供給を可能にしている。
【0025】また、前記請求項6記載のブライン熱交換
器には蓄熱用アイスバンクを併設させ圧縮顕熱熱交換器
として結合して、冬期において圧縮顕熱を温蓄熱し、電
源遮断時の融雪運転及び凍結防止・予熱運転、デフロス
トに対応させる構成としたことを特徴とする。
【0026】上記請求項8記載の発明により、本発明の
ヒートポンプシステムに蓄熱用アイスバンクを併設させ
圧縮顕熱熱交換器として結合させ、冬期には圧縮顕熱を
温蓄熱し、電源遮断時の融雪運転及び凍結防止・予熱運
転、デフロスト運転に対応して所定の温熱の供給を可能
にしている。
【0027】また、本発明の第2の発明である、地中熱
・空気熱利用の融雪/冷房システムは、併設したヒーテ
ィングタワーと地中熱交換器と、圧縮機と、ブライン熱
交換器と、膨張弁と蒸発圧力調整弁とよりヒートポンプ
を形成して、冬期/夏期にはそれぞれ融雪/冷房用とし
てそれぞれ作動させるヒートポンプを使用するようにし
た地中熱・空気熱利用の融雪/冷房システムにおいて、
夏期においては、圧縮機で形成された高温高圧冷媒ガス
を、凝縮器として作動する地中熱交換器と該熱交換器に
併設したヒーティングタワーより放熱させながら、蒸発
器として作動するブライン熱交換器で冷房用冷熱を発生
させる構成としたことを特徴とする。
【0028】上記請求項9記載の発明は、夏期において
は、圧縮機により形成された高温高圧冷媒ガスを前記地
中熱交換器で凝縮させるとともにヒーティングタワーで
放熱させて、前記凝縮により地中に蓄熱させる。一方冬
期に融雪用熱交換器として使用したブライン熱交換器を
介して冷房用冷熱を発生させるようにしたものである。
【0029】また、請求項9記載のブライン熱交換器に
は、蓄熱用アイスバンクを併設させ、冬期にはブライン
熱交換器による冷熱供給とアイスバンクによる温蓄熱を
し、夏期にはアイスバンクによる冷熱の蓄熱供給して、
冷房に使用する構成としたことを特徴とする。
【0030】上記請求項10記載の発明は、蓄熱能力に
優れ、負荷の変動による影響を冷凍機に直接与えず、ア
イスバンクを前記ブライン熱交換器に併設させ、アイス
バンクの水槽内に設けた冷却コイルの外周を夜間に氷結
させ、冷却熱を氷の形に変えて蓄熱し昼間のヒートポン
プ停止中においても冷房負荷の変動に応じて融解し使用
するようにしたものである。
【0031】また、請求項6、請求項9記載の地中熱交
換器に接続する採熱用の蓄熱パイプは、融雪パイプの下
層に設けたことを特徴とする。
【0032】上記請求項11記載の発明は、地中熱の有
効利用を図るべく、融雪パイプ群の下部の同一面に水平
に広く配設し夏期は前記融雪パイプ群の配設したアスフ
ァルト路盤層を通して太陽熱による輻射熱を回収し採熱
ポンプ部に融雪パイプと採熱パイプをブラインが循環す
ることにより蓄熱も出来るようにしてある。
【0033】また、前記請求項6、請求項9記載のヒー
トポンプは、二次側はブラインを使用した間接型とし、
一次側は自然冷媒使用の自己完結型としたことを特徴と
する。
【0034】上記請求項12記載の発明は、二次側にブ
ラインを使用した間接型とし、一次側との連携を完全に
断つとともに、一次側に環境にやさしい自然作動流体の
アンモニア冷媒を使用し、冷媒漏洩等の事故を最小に抑
える、自己完結型としてある。
【0035】また、前記請求項6、請求項9記載のヒー
トポンプは、前記ヒーティングタワーをブライン間接型
とし、ブライン熱交換器(凝縮器)と蒸発器のブライン
回路の切り替えにより作動させる構成とし、温ブライン
を融雪パイプと採熱パイプよりブライン回路の切り替え
バルブ群を介して蒸発器に導入して、導入した地中の蓄
熱により低温冷媒ガスを加熱させ、さらに圧縮機を介し
て加圧してブライン熱交換器(凝縮器)で温ブラインを
形成させ、前記ヒーティングタワーに導入して放熱デフ
ロストする構成としたことを特徴とする。
【0036】上記請求項13記載の発明は、前記ヒーテ
ィングタワーをブライン間接型とし、ブライン熱交換器
(凝縮器)と蒸発器のブライン回路を切り替え作動させ
ることにより、前記ヒーティングタワーに温ブラインを
導入し放熱デフロストするため、アンモニア冷媒量を極
小化でき、複雑な冷媒配管が不要となるため、漏洩によ
る事故の危険性をさらに低くすることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
る構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特
に特定的記載が無い限り、この発明の範囲をそれのみに
限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。図1は
本発明の第1の発明の地中熱・空気熱利用の融雪システ
ムの概略の構成を示す系統図で、図2は図1のシステム
系統図についてヒーティングタワーをブライン間接型に
した場合の系統図で、図3は図1の融雪パイプと蓄熱パ
イプの舗装路における埋設状況の一例を示す断面図で、
図4は図1の融雪パイプと蓄熱パイプへのブライン配管
詳細図で、通常運転時の温ブラインの流れを示す図であ
る。図5は電源遮断時及び予熱時、凍結防止時における
温ブラインの流れを示すブライン配管詳細図である。図
6は図1のヒーティングタワーのデフロスト運転の際の
地盤上の蓄熱を熱源とする冷媒の流れを示す図で、図7
は図6における蓄熱パイプと融雪パイプのブラインの流
れを示す配管詳細図である。図8は本発明の第2の発明
の地中熱・空気熱利用の融雪/冷房システムの冬期にお
ける一実施例の系統図で、図9は図8の夏期における冷
房用冷熱発生の図である。図10は図8、図9におい
て、ヒーティングタワーをブライン間接型にした場合の
システム系統図で、図11は図8の別の実施例を示す図
で、図12は図9の別の実施例を示す図である。図13
は図8、図9における融雪パイプと採熱パイプの配設状
況を示す模式的断面図である。
【0038】図1に示すように、本発明の第1の発明の
地中熱・空気熱利用の融雪システムは、ヒーティングタ
ワー10と圧縮機11と蓄熱用のブラインヒータを形成
する顕熱熱交換器12と融雪用のブラインヒータを形成
する凝縮器14と膨張弁16とよりなる空気熱源のヒー
トポンプ20と、蓄熱パイプ13と融雪パイプ15とブ
ライン供給路18とより構成する。
【0039】なお、図1のヒーティングタワー10の蒸
発器をブライン間接型とした場合は、図2に示すように
蒸発器10aを追加付設し、凝縮器14と顕熱熱交換器
12のブライン切り替え回路19d、19eを追加付設
する。
【0040】前記空気熱源のヒートポンプ20は、ヒー
ティングタワー10により大気中より採熱した空気熱を
熱源として冷媒ガスを加熱する。そして加熱された冷媒
ガスは圧縮機11により高温高圧の冷媒ガスとして吐出
され、吐出ガスの顕熱は顕熱熱交換器12のブラインヒ
ータを介して蓄熱パイプ13に流通させるブラインを約
50℃前後に加熱し蓄熱用の熱を付与して、融雪負荷の
変動ないし後記する融雪用電力の電源遮断時の融雪運
転、ないし予熱、凍結運転に対応させている。ついで顕
熱熱交換器12を経由した吐出ガスは、凝縮器14のブ
ラインヒータを介して融雪パイプ15に流通させるブラ
インを約25℃前後に加熱し温ブラインとして融雪用の
熱を付与をする。前記凝縮器14で凝縮された冷媒液は
膨張弁16を介して冷媒ガスとなりヒーティングタワー
10に還流循環する。
【0041】前記ブライン供給路18は、蓄熱用温ブラ
イン供給路18aと融雪用温ブライン供給路18bと、
前記ブライン供給路18a、18bを結ぶ連絡路18c
とよりなる。蓄熱用温ブライン供給路18aは、切り替
えバルブ17a、17bを介し顕熱熱交換器12のブラ
インヒータに接続して前記したように約50℃前後の温
ブラインを蓄熱パイプ13へ供給する。融雪用温ブライ
ン供給路18bは、切り替えバルブ17c、17dを介
し凝縮器14のブラインヒータに接続して前記したよう
に約25℃前後の温ブラインを融雪パイプ15へ供給す
る。
【0042】図3には、前記融雪パイプ15と蓄熱パイ
プ13の舗装路における埋設状況の一例を示す断面図を
示してある。図3に示すように、舗装道路は地盤23の
上に厚みB(約300〜600mm)の路盤22を設
け、路盤22上に厚みA(約100mm)のアスファル
ト層等の舗装が施工され路面21が形成されているが、
本発明の融雪蓄熱システムでは前記路盤22上のアスフ
ァルト層等の舗装に融雪パイプ15を埋設し、地盤23
上の地層に蓄熱パイプ13を埋設する構成にしてある。
【0043】上記構成を持つ融雪蓄熱システムによる融
雪運転には、図4に示す通常融雪運転と、図5に示す電
源遮断時(融雪用電力契約時)の融雪運転や予熱、凍結
防止運転がある。前記通常融雪運転においては、図4に
見るように、圧縮機11よりの高温高圧吐出ガスは、顕
熱熱交換器12の蓄熱用のブラインヒータを介して加熱
され、約50℃前後の温ブラインとなり蓄熱用温ブライ
ン供給路18a、ブライン循環ポンプ19aを介して蓄
熱パイプ13に供給されて地盤23上の地層を加熱す
る。それとともに、吐出ガスの凝縮熱は、凝縮器14の
融雪用のブラインヒータを介して約25℃前後の温ブラ
インを得るようにして、融雪用温ブライン供給路18
b、ブライン循環ポンプ19bを介して融雪パイプ15
に供給され、路盤22上のアスファルト層を加熱するよ
うにしてある。
【0044】次に融雪用電力の電源遮断時(ピークカッ
ト時)の融雪運転及び予熱、凍結防止運転は、融雪用電
力駆動のヒートポンプ20を休転させてピークカットの
無い低圧電力のみで稼働させるもので、この場合はブラ
イン供給路18に設けた切り替えバルブ17a、17
b、17c、17dを介して蓄熱パイプ13及び融雪パ
イプ15をそれぞれヒートポンプ20より切り離し分離
を行なうとともに、図5に見るように蓄熱パイプ13と
融雪パイプ15とを連絡路18cを介して直列状に接続
させ(黒マークは閉、白マークは開として)矢印に示す
ように循環路を形成させ、地盤23上の地層に蓄熱され
た熱は前記循環路、低圧電力駆動のブライン循環ポンプ
19bを介して蓄熱パイプ13より融雪パイプ15に融
雪用の熱ないし予熱用の熱ないし凍結防止熱として供給
する構成にしてあり、融雪用電力の遮断によるヒートポ
ンプ20の休転時にも支障なく対応できるようにしてあ
る。
【0045】ところで、空気熱源のヒートポンプ20に
おいては、外気より空気熱を採熱するヒーティングタワ
ー10の伝熱面の融雪運転時における膨張弁16により
気化された低温冷媒ガスによる着霜が起き、使用中に熱
効率の低下を来し融雪に支障をもたらす問題があるが、
このため時々ヒートポンプ20の運転を停止させて前記
伝熱面のデフロストを行なう必要がある。
【0046】本発明においては、図6に示す見るよう
に、着霜したヒーティングタワー10をデフロスト用凝
縮器(放熱器)として機能させ、凝縮器14をヒーティ
ングタワー10により凝縮した冷媒液を膨張弁16を介
して蒸発させる蒸発器として機能させるようにしたもの
である。そして、蒸発器として機能する凝縮器14で気
化した冷媒ガスは、蓄熱パイプ13を介して導入された
地盤上の地層に蓄熱された熱により加熱され、さらに圧
縮機11により加熱されデフロスト用ホットガスを得る
ようにしたものである。かくして得られたホットガスは
凝縮器として機能するヒーティングタワー10で放熱し
伝熱面でのデフロストを行なうようにしてある。
【0047】前記デフロストの場合は、図7に示すよう
に、融雪用温ブライン供給路18bに接続する融雪パイ
プ15及び蓄熱用温ブライン供給路18aに接続する蓄
熱パイプ13を夫々切り替えバルブ17c、17d、1
7a、17bを介してヒートポンプ20より切り離し分
離するとともに、前記切り離した蓄熱パイプ13を連絡
路18c、ブライン循環ポンプ19cを介して融雪ブラ
イン供給路18bに接続し、該供給路を介してヒートポ
ンプ20の蒸発器として機能するようにした凝縮器14
に接続する。斯くして、デフロストにより放熱凝縮した
冷媒液を膨張弁16でガス状とし、それに前記蓄熱パイ
プ13よりの地盤上の地層に蓄熱された熱の供給を受け
加熱させ、融雪パイプ15による融雪に支障を与えるこ
となくデフロストできるようにしてある。
【0048】また、図2に示すヒーティングタワー10
を蒸発器10aを介在させたブライン間接型とした場合
は、凝縮器14と顕熱熱交換器12のブライン切り替え
回路19d、19eに切り替えることにより、凝縮器1
4で生成された温ブラインをヒーティングタワー10に
導入し放熱させ伝熱面でのデフロストを行うようにして
いる。
【0049】前記デフロストの場合は、融雪パイプ15
を切り替えバルブ17c、17dによりヒートポンプ2
0より切り離し分離するとともに、蒸発器10aのヒー
ティングタワー側には回路19dを介して蓄熱用温ブラ
イン供給路18aに接続させ、蓄熱パイプ13からの地
盤上の地層に蓄熱された熱を導入させ、融雪パイプ15
による融雪に支障を与えることなくデフロストができる
ようにしてある。
【0050】図8、9は、本発明の第2の発明の地中熱
・空気熱利用の融雪/冷房システムの一実施例を示す図
で図8は冬期における融雪用温熱発生の図で、図9は夏
期における冷房用冷熱発生の図が示してある。図に示す
ように、本発明の第2の発明の地中熱・空気熱利用の融
雪/冷房システムは、地中熱交換器33と該熱交換器に
併設した空気熱交換器(ヒーティングタワー)34と圧
縮機31とブライン熱交換器32と膨張弁36a、36
bと蒸発圧力調整弁(EPR)35とよりなるヒートポ
ンプ30と、地表のアスファルト層の下部に埋設されて
前記ブライン熱交換器32の2次側に配設された融雪パ
イプ32aと、該融雪パイプ32aの下層の同一領域内
に埋設され前記地中熱交換器33の2次側を形成する採
熱パイプ33aと、別途設けた暖房用のブライン加熱器
41と、該加熱器41を介して暖房用温熱を供給するボ
イラ40とより構成する。
【0051】また、図8、図9において、ヒーティング
タワー34を蒸発器を介在させたブライン間接型とした
場合は、図10に示すように蒸発器34aを追加付設
し、凝縮器(ブライン熱交換器)32と蒸発器34aの
ブライン切り替え回路45a、45bとをヒートポンプ
30に追加付設する。
【0052】そして図8に示す冬期においては、ヒート
ポンプ30は、地中熱交換器33と併設した空気熱交換
器34とより採熱した地中熱と空気熱を熱源としてアン
モニアガスを加熱する。そして加熱されたアンモニアガ
スは、圧縮機31により高温高圧のアンモニアガスとし
て吐出され、吐出ガスはストップバルブ37aの開放に
より形成された融雪回路44aを介してブライン熱交換
器32に向け矢印W方向に圧送される。圧送された高温
高圧アンモニアガスは、融雪用のブライン熱交換器32
により凝縮され、熱交換された凝縮熱は融雪パイプ32
a内を流通するブラインを約20〜35℃前後に加熱し
融雪用温熱を地表近くのアスファルト層に付与するよう
にしてある。前記融雪用ブライン熱交換器32により凝
縮されたアンモニア冷媒液はレシーバ38に受液された
後、地中熱交換器33ではEPR35により蒸発圧力の
制御のもとに蒸発して地中に蓄熱された地中熱を採熱す
るとともに、空気熱交換器34では膨張弁36bを介し
て蒸発して大気中より空気熱を採熱し、該採熱により加
熱アンモニアガスを形成し圧縮機31へ還流する。
【0053】前記地中に蓄熱された地中熱による土壌温
度は、土壌の性質にもよるが地表から−5mで約10℃
前後が一般的で、前記採熱パイプの埋設高さにもよるが
高い蒸発温度で蒸発できるため、ランニングコストの低
減と省エネルギ化を図ることができる。なお、前記融雪
パイプ32aと採熱パイプ33aとの埋設状況の一実施
例を図9に示してあるが、採熱パイプの埋設深さは約1
〜3mの程度とし地質調査ボーリング結果により決めて
いる。
【0054】一方、前記ヒートポンプ30に付設したボ
イラ40により、暖房用のブライン加熱器41を介して
空調機42への温熱を供給する構成としてあるが、豪雪
時、融雪用電力の電源遮断時(ピークカット時)、空気
熱交換器のデフロスト時においても融雪パイプ32aへ
切り替え融雪用として温熱を供給できるようにしてあ
る。
【0055】図9には夏期における冷房用冷熱発生の図
が示してある。図に見るように、この場合はストップバ
ルブ37aを閉鎖し冷房回路44bを介して作動媒体で
あるアンモニア冷媒はヒートポンプ30内を矢印S方向
に流動させている。、前記地中熱交換器33及び空気熱
交換器34は凝縮器として機能させ、前記空気熱交換器
34を介しての大気中への放熱と前記地中熱交換器33
を介しての地中への蓄熱をさせ、凝縮アンモニア冷媒液
はレシーバ38に受液される。そして、受液されたアン
モニア冷媒液は膨張弁36aを介して前記融雪用のブラ
イン熱交換器32を蒸発器として機能させ、発生した冷
熱は空調機42へ送られ冷房用として使用するようにし
てある。この場合は、アンモニア冷媒をヒートポンプ3
0内を循環させ、空気熱交換器34及び地中熱交換器3
3を介しての地中及び大気中への放熱により、ブライン
熱交換器32より冷熱を得ている。なお、前記採熱パイ
プ33aは、地表よりの太陽熱の輻射熱と前記地中熱交
換器33を介しての高温アンモニアガスの凝縮熱とを蓄
熱する。
【0056】図8、9に見るように、2次側にはブライ
ンを使用した間接型として一次側との連携を完全に断つ
とともに、一次側に環境にやさしい自然作動媒体のアン
モニア冷媒を使用し、冷・熱サイクルは自己完結型に構
成してあるため、冷媒漏洩等の事故を最小に抑え、他の
部位への波及を防止している。
【0057】また、図8、9におけるヒーティングタワ
ー34を蒸発器34aの介在によるブライン間接型と
し、凝縮器(ブライン熱交換器)32と蒸発器34aの
ブライン切り替え回路45a、45bを切り替え作動さ
せることにより、前記ヒーティングタワー34に温ブラ
インを導入し放熱させてデフロストするため、アンモニ
ア冷媒量を極小化でき、複雑な冷媒配管が不要となるた
め、漏洩による事故の危険性をさらに低くすることがで
きる。
【0058】図11、12には本発明の第2の発明の別
の実施例が示してあるが、この場合は図に見るように、
ブライン熱交換器32にアイスバンク39を併設し前記
ブライン熱交換器は融雪専用の熱交換器として使用し、
前記アイスバンクは冷房時の氷蓄熱槽と融雪時の圧縮顕
熱の温蓄熱槽に使用するとともに、ボイラ40の出力側
に設けたブライン加熱器41を介して2次側のブライン
使用の間接熱交換の代わりに空調機42の冷暖房には直
接熱交換を行なうようにしたものである。圧縮顕熱の蓄
熱は圧縮機31の吐出側にアイスバンク39を設けるこ
とにより、アイスバンク内に温水を循環させて、顕熱蓄
熱する。このため、空気熱交換器(ヒーティングタワ
ー)34のデフロスト時には、図12に示す氷蓄熱運転
サイクルにすることで、アイスバンク39内の温水を冷
却するとともにブライン熱交換器32を断とする運転ラ
インに切り替えられ、融雪パイプ32a内のブラインは
冷却されることなく融雪環境が維持できる。一方蓄熱能
力に優れ、負荷の変動による影響を冷凍機に直接与え
ず、アイスバンク39の使用により、アイスバンクの水
槽内に設けた冷却コイルの外周を夜間氷結させ、冷却熱
を氷の形に変えて蓄熱し昼間ヒートポンプ停止時におい
ても冷房負荷に応じて融解し使用するようにしてある。
夏期の氷蓄熱運転時の凝縮熱は、採熱パイプ33aに放
熱することで冬期の採熱による地中温度の低下を回復さ
せるとともに凝縮温度を低く設定でき効率的な運転がで
きる。さらに、冬期の融雪運転においては夏期に地中に
蓄熱していた熱を採熱するため蒸発温度を高く設定でき
高効率の運転が可能となる。上記以外の構成は図8、9
と同一であるため、該部位に関する説明は省略する。
【0059】
【発明の効果】上記第1の発明の構成により下記に記載
する効果を上げることができる。 a、融雪用電力の電源遮断時(ピークカット時)におい
ても地盤に蓄熱された熱を使用することで、ヒートポン
プを運転することなく確実に融雪を行なうことが出来る
ので、安心して融雪契約を利用できる。 b、路盤の下部に熱を供給することで融雪パイプから路
盤下部へ逃げる熱量を大幅に減少させることが出来、温
ブラインの熱を有効に利用できる。 c、蓄熱を利用することでヒートポンプ能力以上の熱容
量を持つシステムにしてあるので、一時的な異常豪雪に
も対処できる。 d、路盤と地盤の間に蓄熱された熱をデフロスト用とし
て利用できるので、融雪パイプ側に支障を与えることな
くデフロスト運転を行なうことができ、融雪効率を上げ
ることができる。 e、降雪時以外の凍結防止や予熱期間においては、路盤
と地盤の間に蓄熱された熱を利用できるので、ヒートポ
ンプの運転の必要がなく、電力消費を大幅に節減でき
る。また、第2の発明の構成により下記効果を奏する。 f、地中土壌の蓄熱性を利用した地中熱・空気熱併用の
アンモニアヒートポンプのユニットの使用により夏期は
冷房負荷に対応出来るとともに、冬期に融雪や暖房負荷
にブラインによる間接型自己完結型の冷・熱サイクルで
対応出来、安全且つ省エネルギのシステムを提供する。 g、融雪パイプの下層に採熱パイプを埋設したため、省
スペース化が可能である。 h、空気熱交換器(ヒーティングタワー)のデフロスト
時には、氷蓄熱運転サイクルにすることで、アイスバン
ク内の温水を冷却するとともにブライン熱交換器を断と
する運転ラインに切り替えられ、融雪パイプ内のブライ
ンは冷却されることなく融雪環境が維持できる。 k、冬期の融雪運転においては夏期に地中に蓄熱してい
た熱を採熱するため蒸発温度を高く設定でき高効率の運
転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の発明の地中熱・空気熱利用の
融雪システムの概略の構成を示す系統図である。
【図2】 図1のシステム系統図についてヒーティング
タワーをブライン間接型にした場合の系統図である。
【図3】 図1の融雪パイプと蓄熱パイプの舗装路にお
ける埋設状況の一例を示す断面図である。
【図4】 図1の融雪パイプと蓄熱パイプへのブライン
配管詳細図で、通常運転時の温ブラインの流れを示す図
である。
【図5】 図1の電源遮断時及び予熱時、凍結防止時に
おける温ブラインの流れを示すブライン配管詳細図であ
る。
【図6】 図1のヒーティングタワーのデフロスト運転
の際の地盤上の蓄熱を熱源とする冷媒の流れを示す図で
ある。
【図7】 図6における蓄熱パイプと融雪パイプのブラ
インの流れを示す配管詳細図である。
【図8】 本発明の第2の発明の地中熱・空気熱利用の
融雪/冷房システムの冬期における融雪用温熱発生の実
施例の一例を示す図である。
【図9】 図8の夏期における冷房用冷熱発生の実施例
の一例を示す図である。
【図10】 図8、9において、ヒーティングタワーを
ブライン間接型にした場合のシステム系統図である。
【図11】 図8の別の実施例を示す図である。
【図12】 図9の別の実施例を示す図である。
【図13】 図8、図9における融雪パイプと採熱パイ
プの配設状況を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
10 ヒーティングタワー 11 圧縮機 12 顕熱熱交換器 13 蓄熱パイプ 14 凝縮器 15 融雪パイプ 16、36a、36b 膨張弁 18 ブライン供給路 20、30 ヒートポンプ 21 路面 22 路盤 23 地盤 31 圧縮機 32 ブライン熱交換器 32a 融雪パイプ 33 地中熱交換器 33a 採熱パイプ 34 空気熱交換器 38 レシーバ 39 アイスバンク 40 ボイラ 41 ブライン加熱器 42 空調機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25B 30/06 F25B 30/06 T

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラインを加熱すべく採熱器として機能
    するヒーティングタワーと圧縮機と凝縮器と膨張弁とよ
    りなる空気熱源のヒートポンプと、該ヒートポンプによ
    り加熱形成された温ブラインを流通させて地表の降雪を
    融解するため路盤上ないし地盤上の地層との間で熱交換
    をする熱交換用パイプと、該パイプと前記ヒートポンプ
    の間を結合するブライン供給路とよりなる地中熱・空気
    熱利用の融雪システムにおいて、 前記ヒートポンプの圧縮顕熱熱交換器に結合して第1の
    温ブラインを流通させ地盤上の地層と熱交換する蓄熱パ
    イプと、前記ヒートポンプの凝縮器に結合して第1の温
    ブラインより低い温度の第2の温ブラインを流通させ路
    盤上のアスファルト層と熱交換する融雪パイプとを設け
    る構成としたことを特徴とする地中熱・空気熱利用の融
    雪システム。
  2. 【請求項2】 前記融雪パイプ及び蓄熱パイプとヒート
    ポンプとの間を結ぶそれぞれの温ブライン供給路は、切
    り替えバルブ群を介してヒートポンプより切り離すとと
    もに互いに結合させ、路盤地層と地盤地層の間を循環す
    る温ブライン循環路を形成させ、該循環路を介して電源
    遮断時の融雪運転及び凍結防止・予熱運転に対応させる
    構成にしたことを特徴とする請求項1記載の地中熱・空
    気熱利用の融雪システム。
  3. 【請求項3】 前記ヒートポンプは、前記ヒーティング
    タワーをデフロスト用凝縮器として切り替え作動させ、
    前記凝縮器をデフロストした低温冷媒ガスの蒸発器とし
    て切り替え作動させる構成とし、 温ブラインを蓄熱パイプより前記供給路及び切り替えバ
    ルブ群を介して前記蒸発器として切り替え作動する凝縮
    器に導入して、導入した地盤地層の蓄熱により低温冷媒
    ガスを加熱させ、さらに圧縮機を介して加圧してデフロ
    スト用ホットガスを形成させ、前記ヒーティングタワー
    で放熱デフロストする構成としたことを特徴とする請求
    項1記載の地中熱・空気熱利用の融雪システム。
  4. 【請求項4】 前記ヒートポンプは、前記ヒーティング
    タワーをブライン間接型とし、凝縮器と顕熱熱交換器の
    ブライン回路の切り替えにより作動させる構造とし、 温ブラインを蓄熱パイプにより前記供給路及び切り替え
    バルブ群を介して蒸発器に導入して、導入した地盤地層
    の蓄熱により低温冷媒ガスを加熱させ、さらに圧縮機を
    介して加圧して凝縮器でヒーティングタワーに通ずる温
    ブラインを形成させ、前記ヒーティングタワーに導入し
    て放熱デフロストする構成としたことを特徴とする請求
    項1記載の地中熱・空気熱利用の融雪システム。
  5. 【請求項5】 前記ヒートポンプは、二次側はブライン
    を使用した間接型とし、一次側は自然冷媒使用の自己完
    結型としたことを特徴とする請求項1記載の地中熱・空
    気熱利用の融雪システム。
  6. 【請求項6】 併設した空気熱交換器であるヒーティン
    グタワーと地中熱交換器と、圧縮機と、ブライン熱交換
    器と、膨張弁と蒸発圧力調整弁とよりヒートポンプを形
    成して、冬期/夏期にはそれぞれ融雪/冷房用としてそ
    れぞれ作動させるヒートポンプを使用するようにした地
    中熱・空気熱利用の融雪/冷房システムにおいて、 冬期においては、蒸発器として作動する地中熱交換器と
    該熱交換器に併設したヒーティングタワーより、地中熱
    と空気熱とを採熱させながら、ヒートポンプを形成する
    圧縮機を介して高温高圧冷媒ガスを発生させ、凝縮器と
    して作動するブライン熱交換器で融雪用温熱を発生させ
    る構成としたことを特徴とする地中熱・空気熱利用の融
    雪/冷房システム。
  7. 【請求項7】 前記ヒートポンプにはボイラを併設さ
    せ、冬期における暖房及び融雪用温熱の供給不可及び大
    量降雪時に対応する構成としたことを特徴とする請求項
    6記載の地中熱・空気熱利用の融雪/冷房システム。
  8. 【請求項8】 前記ブライン熱交換器には蓄熱用アイス
    バンクを併設させ圧縮顕熱熱交換器として結合して、冬
    期において圧縮顕熱を温蓄熱し、 電源遮断時の融雪運転及び凍結防止・予熱運転、デフロ
    ストに対応させる構成としたことを特徴とする請求項6
    記載の地中熱・空気熱利用の融雪/冷房システム。
  9. 【請求項9】 併設したヒーティングタワーと地中熱交
    換器と、圧縮機と、ブライン熱交換器と、膨張弁と蒸発
    圧力調整弁とよりヒートポンプを形成して、冬期/夏期
    にはそれぞれ融雪/冷房用としてそれぞれ作動させるヒ
    ートポンプを使用するようにした地中熱・空気熱利用の
    融雪/冷房システムにおいて、 夏期においては、圧縮機で形成された高温高圧冷媒ガス
    を、凝縮器として作動する地中熱交換器と該熱交換器に
    併設したヒーティングタワーより放熱させながら、蒸発
    器として作動するブライン熱交換器で冷房用冷熱を発生
    させる構成としたことを特徴とする地中熱・空気熱利用
    の融雪/冷房システム。
  10. 【請求項10】 前記ブライン熱交換器には、蓄熱用ア
    イスバンクを併設させ、夏期にはアイスバンクによる冷
    熱の蓄熱供給をして冷房に使用することを特徴とする請
    求項9記載の地中熱・空気熱利用の融雪/冷房システ
    ム。
  11. 【請求項11】 地中熱交換器に接続する採熱用の蓄熱
    パイプは、融雪パイプの下層に設けたことを特徴とする
    請求項6、請求項9記載の地中熱・空気熱利用の融雪/
    冷房システム。
  12. 【請求項12】 前記ヒートポンプは、二次側はブライ
    ンを使用した間接型とし、一次側は自然冷媒使用の自己
    完結型冷・熱サイクルとしたことを特徴とする請求項
    6、請求項9記載の地中熱・空気熱利用の融雪/冷房シ
    ステム。
  13. 【請求項13】 前記ヒートポンプは、前記ヒーティン
    グタワーをブライン間接型とし、ブライン熱交換器(凝
    縮器)と蒸発器のブライン回路の切り替えにより作動さ
    せる構成とし、 温ブラインを融雪パイプと採熱パイプよりブライン回路
    の切り替えバルブ群を介して蒸発器に導入して、導入し
    た地中の蓄熱により低温冷媒ガスを加熱させ、さらに圧
    縮機を介して加圧してブライン熱交換器(凝縮器)で温
    ブラインを形成させ、前記ヒーティングタワーに導入し
    て放熱デフロストする構成としたことを特徴とする請求
    項6、請求項9記載の地中熱・空気熱利用の融雪/冷房
    システム。
JP2000350507A 1999-11-18 2000-11-17 地中熱・空気熱利用の融雪システム Expired - Fee Related JP4588198B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000350507A JP4588198B2 (ja) 1999-11-18 2000-11-17 地中熱・空気熱利用の融雪システム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-327601 1999-11-18
JP32760199 1999-11-18
JP2000350507A JP4588198B2 (ja) 1999-11-18 2000-11-17 地中熱・空気熱利用の融雪システム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010179234A Division JP2011038764A (ja) 1999-11-18 2010-08-10 地中熱・空気熱利用の融雪若しくは冷房システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001208448A true JP2001208448A (ja) 2001-08-03
JP4588198B2 JP4588198B2 (ja) 2010-11-24

Family

ID=26572568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000350507A Expired - Fee Related JP4588198B2 (ja) 1999-11-18 2000-11-17 地中熱・空気熱利用の融雪システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4588198B2 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005085717A1 (fr) * 2004-03-08 2005-09-15 Shengheng Xu Systeme de conditionnement d'air utilisant le sol comme source de chaleur et comprenant une pompe a chaleur
WO2005100880A1 (ja) * 2004-04-16 2005-10-27 Mayekawa Mfg.Co., Ltd. 雪氷を熱源とする複合熱利用方法及びヒートポンプシステム
JP2007009680A (ja) * 2005-05-30 2007-01-18 Mitsubishi Electric Corp ヒートポンプ式融雪空調装置
KR100926539B1 (ko) * 2009-08-18 2009-11-12 에이스톤엔지니어링 주식회사 지열과 우수의 순환을 통한 석재포장 보도의 온도 습도 조절 장치 및 이를 이용한 친환경 석재포장 보도의 시공방법
JP2011236649A (ja) * 2010-05-11 2011-11-24 Kanto Auto Works Ltd 雪路面用滑り防止装置
KR101100475B1 (ko) 2011-09-08 2011-12-29 최정희 대체에너지를 이용한 냉난방시스템 실험실습 장치
JP2012052744A (ja) * 2010-09-01 2012-03-15 Mayekawa Mfg Co Ltd 含水体の乾燥装置及びその運転方法
CN102706032A (zh) * 2012-01-05 2012-10-03 王全龄 一种防冻液烘干式蓄冷蓄热超低温风能热泵空调
KR101199531B1 (ko) 2010-05-25 2012-11-09 길병옥 지열을 이용한 냉난방 시스템
KR101204314B1 (ko) 2010-08-16 2012-11-23 윤성환 지중 열을 이용한 실내?외 공기 열 교환장치
CN101413768B (zh) * 2007-10-15 2012-12-26 开利公司 一种防冻保护装置及方法
JP2015124918A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 エア・ウォーター株式会社 地中熱ヒートポンプ装置
CN105444316A (zh) * 2016-01-18 2016-03-30 深圳市海吉源科技有限公司 超大温差单管远距离输送水蓄冷供冷系统
CN106369721A (zh) * 2016-10-26 2017-02-01 西安交通大学 一种家用小型蓄能空调器系统
JP2017032148A (ja) * 2015-07-29 2017-02-09 ゼネラルヒートポンプ工業株式会社 ヒートポンプシステム
JP2020097880A (ja) * 2018-12-17 2020-06-25 吉佳エンジニアリング株式会社 路面加熱システム

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104864696A (zh) * 2015-05-21 2015-08-26 蚌埠金宇印刷物资有限公司 一种印刷板材喷涂机的干燥装置
CN106352583B (zh) * 2016-08-22 2019-03-05 东南大学 一种基于冷冻再生及再生热量利用的热源塔热泵系统
CN106288486B (zh) * 2016-08-25 2018-12-14 东南大学 基于热源塔的集散式热泵系统
CN111023226A (zh) * 2019-11-21 2020-04-17 东南大学 一种基于热源塔的溶液-水-制冷剂双级集散式热泵系统

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58137968U (ja) * 1982-03-10 1983-09-16 松下電工株式会社 地中熱利用ヒ−トポンプ
JPS63286675A (ja) * 1987-05-19 1988-11-24 株式会社東芝 空気調和装置
JPH01111903A (ja) * 1987-10-27 1989-04-28 Toshiba Corp 融雪システムおよびその運用方法
JPH08247496A (ja) * 1995-03-14 1996-09-27 Mayekawa Mfg Co Ltd 地下水を熱源としたヒートポンプ利用システムと該ヒートポンプ利用システムを組込んだ地域熱供給システム
JPH11281203A (ja) * 1998-01-27 1999-10-15 Nkk Corp 土壌熱源ヒ―トポンプシステムおよびその運転方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58137968U (ja) * 1982-03-10 1983-09-16 松下電工株式会社 地中熱利用ヒ−トポンプ
JPS63286675A (ja) * 1987-05-19 1988-11-24 株式会社東芝 空気調和装置
JPH01111903A (ja) * 1987-10-27 1989-04-28 Toshiba Corp 融雪システムおよびその運用方法
JPH08247496A (ja) * 1995-03-14 1996-09-27 Mayekawa Mfg Co Ltd 地下水を熱源としたヒートポンプ利用システムと該ヒートポンプ利用システムを組込んだ地域熱供給システム
JPH11281203A (ja) * 1998-01-27 1999-10-15 Nkk Corp 土壌熱源ヒ―トポンプシステムおよびその運転方法

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005085717A1 (fr) * 2004-03-08 2005-09-15 Shengheng Xu Systeme de conditionnement d'air utilisant le sol comme source de chaleur et comprenant une pompe a chaleur
WO2005100880A1 (ja) * 2004-04-16 2005-10-27 Mayekawa Mfg.Co., Ltd. 雪氷を熱源とする複合熱利用方法及びヒートポンプシステム
WO2005100868A1 (ja) * 2004-04-16 2005-10-27 Mayekawa Mfg. Co., Ltd. 雪氷を熱源とする複合熱利用方法及びヒートポンプシステム
JP2007009680A (ja) * 2005-05-30 2007-01-18 Mitsubishi Electric Corp ヒートポンプ式融雪空調装置
JP4634337B2 (ja) * 2005-05-30 2011-02-16 三菱電機株式会社 ヒートポンプ式融雪空調装置
CN101413768B (zh) * 2007-10-15 2012-12-26 开利公司 一种防冻保护装置及方法
KR100926539B1 (ko) * 2009-08-18 2009-11-12 에이스톤엔지니어링 주식회사 지열과 우수의 순환을 통한 석재포장 보도의 온도 습도 조절 장치 및 이를 이용한 친환경 석재포장 보도의 시공방법
JP2011236649A (ja) * 2010-05-11 2011-11-24 Kanto Auto Works Ltd 雪路面用滑り防止装置
KR101199531B1 (ko) 2010-05-25 2012-11-09 길병옥 지열을 이용한 냉난방 시스템
KR101204314B1 (ko) 2010-08-16 2012-11-23 윤성환 지중 열을 이용한 실내?외 공기 열 교환장치
JP2012052744A (ja) * 2010-09-01 2012-03-15 Mayekawa Mfg Co Ltd 含水体の乾燥装置及びその運転方法
KR101100475B1 (ko) 2011-09-08 2011-12-29 최정희 대체에너지를 이용한 냉난방시스템 실험실습 장치
CN102706032A (zh) * 2012-01-05 2012-10-03 王全龄 一种防冻液烘干式蓄冷蓄热超低温风能热泵空调
CN102706032B (zh) * 2012-01-05 2015-05-06 王全龄 一种防冻液烘干式蓄冷蓄热超低温风能热泵空调
JP2015124918A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 エア・ウォーター株式会社 地中熱ヒートポンプ装置
JP2017032148A (ja) * 2015-07-29 2017-02-09 ゼネラルヒートポンプ工業株式会社 ヒートポンプシステム
CN105444316A (zh) * 2016-01-18 2016-03-30 深圳市海吉源科技有限公司 超大温差单管远距离输送水蓄冷供冷系统
CN105444316B (zh) * 2016-01-18 2022-05-10 深圳市海吉源科技有限公司 超大温差单管远距离输送水蓄冷供冷系统
CN106369721A (zh) * 2016-10-26 2017-02-01 西安交通大学 一种家用小型蓄能空调器系统
JP2020097880A (ja) * 2018-12-17 2020-06-25 吉佳エンジニアリング株式会社 路面加熱システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4588198B2 (ja) 2010-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4588198B2 (ja) 地中熱・空気熱利用の融雪システム
JP2011038764A (ja) 地中熱・空気熱利用の融雪若しくは冷房システム
KR100619444B1 (ko) 태양열 시스템을 이용한 하이브리드형 수축열식 냉난방시스템
KR100630361B1 (ko) 지열 및 빙축열조를 혼합 이용한 냉난방 동시 시스템
US20110146321A1 (en) Heat pump system
JP5854751B2 (ja) 冷却装置
JP2000179970A (ja) 空気調和システム
KR20120130358A (ko) 히트 펌프 시스템
JP2003075018A (ja) ガスヒートポンプ式空気調和装置
KR20120137743A (ko) 냉난방시스템에서의 잉여열 활용장치
JP2988905B2 (ja) 土壌熱源氷蓄熱ヒートポンプ装置
JP2991337B1 (ja) 未利用熱源氷蓄熱ヒートポンプ装置
KR100530259B1 (ko) 축열식 지열히트펌프유닛
KR101361853B1 (ko) 수열원을 보조열원으로 이용한 공기열원 히트펌프의 수열이용 장치
KR101241816B1 (ko) 발전기가 구비된 수열교환방식 냉난방장치
JPS58217133A (ja) ヒ−トポンプシステム
JP3169791B2 (ja) 地下水を熱源としたヒートポンプ利用システムと該ヒートポンプの利用方法及び該ヒートポンプ利用システムを組込んだ地域熱供給システム
JP2000205774A (ja) カプセル式蓄熱装置
KR200430990Y1 (ko) 수중의 지중 지열을 이용한 히트 펌프식 냉난방 장치
KR200357888Y1 (ko) 지열을 이용한 냉난방 장치
KR100389269B1 (ko) 히트 펌프 시스템
KR20030082822A (ko) 냉,난방 겸용 빙축열 시스템
CN101706180B (zh) 一种太阳能复合能源空调热水装置
KR100345579B1 (ko) 소형 축냉/ 축열식 복합 열펌프 시스템
KR101258182B1 (ko) 히트 펌프 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070625

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100611

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100903

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100908

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4588198

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees