JP2001208254A - 管の合流部構造およびその製造方法 - Google Patents

管の合流部構造およびその製造方法

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JP2001208254A
JP2001208254A JP2000019529A JP2000019529A JP2001208254A JP 2001208254 A JP2001208254 A JP 2001208254A JP 2000019529 A JP2000019529 A JP 2000019529A JP 2000019529 A JP2000019529 A JP 2000019529A JP 2001208254 A JP2001208254 A JP 2001208254A
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pipes
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Hidenori Nakano
秀則 中野
Toru Kurimoto
亨 栗本
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Sango Co Ltd
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Sango Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L21/00Joints with sleeve or socket

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2本の管の合流部の気密性、耐久性を高め、
かつ製造効率の向上、製造コストの低減を図る。 【解決手段】 少なくとも合流部18の2本の管19,
20の横断面が平面壁4を有する略半円形状であり、前
記両管19,20の平面壁4が相互に対峙もしくは密着
し、かつその両平面壁4が端部で折り返された一体部材
である構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は管の合流部構造およ
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、内燃機関のエキゾースト
パイプにおいて、金属製の2本の上流側排気管を金属製
の1本の下流側排気管に合流させる場合がある。このよ
うな管の合流部の構造として例えば図6に示すように、
2本の上流側排気管101,102の後流側部103,
104を、平面壁105,106と弧状壁107,10
8とからなる略D字状の半円断面に形成してその平面壁
105,106同士を密着し、該両平面壁105,10
6の合せ部と、その後端面部を溶接W1 ,W2 で気密に
固定し、この合流部を下流側排気管109に嵌め込み、
その嵌合部の全周を溶接W3 で気密に固定して、両上流
側排気管101,102内を流下してくる排気ガスが合
流の際に漏出しないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
なエキゾーストパイプにおいては、一般に薄肉の金属製
パイプで形成される。そのため、前記従来のように、両
平面壁105,106の後端面部の溶接W2 は、薄板端
面同士の溶接となることから困難となり、しばしば溶接
不良を招き、量産工程においては製造効率の低下および
製造コストの上昇を招くという問題がある。更に、溶接
歪や溶接ビードにより下流側排気管との組み付け性の悪
化などを招く問題もある。
【0004】そのため、前記のような溶接、特に前記W
2 の溶接を省略できる構造および工程が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決するもので、請求項1記載の第1の発明は、少なくと
も合流部の2本の管の横断面が平面壁を有する略半円形
状であり、前記両管の平面壁が相互に対峙もしくは密着
し、かつその両平面壁が端部で折り返された一体部材で
あることを特徴とする管の合流部構造である。
【0006】請求項2記載の第2の発明は、前記の管の
合流部の構造を得る製造方法に関するもので、管の一部
に、平面壁と孤状壁とから構成される略半円断面を形成
する第1の工程と、前記略半円断面の1箇所において、
前記平面壁をそのまま残して弧状壁のみを分断する第2
の工程と、前記分断箇所において平面壁を折り返して平
面壁同士を相互に対峙もしくは密着させる第3の工程と
を含むことを特徴とする管の合流部の製造方法である。
【0007】そして、請求項3記載の第3の発明は、前
記第2の発明において、前記第1の工程を施す管が曲管
であってその曲部を含んで略半円断面を形成する管の合
流部の製造方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】図1乃至図5に示す実施例に基い
て本発明の実施の形態について説明する。
【0009】図1乃至図3は第1実施例を示す。
【0010】先ず、図1(A)に示すような金属製の素
管1を用意する。該素管1は、図の実施例では図1
(G)に示すように2本の上流側管のうち一方が直管で
他方が曲管であるような合流部形状とするため、直管部
2の後流側となる部分を曲管部3としている。
【0011】次に第1の工程として、前記図1(A)に
示す素管1の中間部を図1(B)(C)に示すように、
平面壁4と弧状壁5とから構成される略半円断面部6に
形成する。なお、図の実施例においては、略半円断面部
6が、前記図1(A)に示す曲管部3の曲部7を含み、
かつ曲管部3の曲げ方向と反対側に平面壁4が位置する
ように形成されている。
【0012】この第1の工程において、素管1を略半円
断面に形成する方法としては、例えば図2に示すような
平面8を有する凸状の一方の型9と、円弧面10の空洞
を有する他方の型11を用い、図2(A)に示すように
両型9,11間に素管1を介在し、図2(B)に示すよ
うに両型9,11を相互に接近させて素管1を押し潰
し、平面8により平面壁4を形成し、円弧面10によっ
て弧状壁5を形成する。なお、前記の略半円断面に形成
する方法は、このような形状を得られるならば、他の成
形方法でもよく、前記の方法に限るものではない。
【0013】第2の工程として、前記の略半円断面部6
における軸方向の所定位置において、図の例では平面壁
4の軸方向の略中央部において、図1(D)に示すよう
に、弧状壁5を刃物などにより分断する。このとき、平
面壁4は分断せずにそのまま残し、連続状態を維持す
る。この分断は、刃物の厚さ等によるスリットが形成さ
れるのが望ましい。図1(D)において、12はスリッ
ト13により分断された分断部を示す。
【0014】この分断の方法としては、例えば図3
(A)に示すように、平面壁4を治具14に当ててクラ
ンプ15により弧状壁5の一部を押え保持し、エアシリ
ンダなどの駆動手段16によってメタルソー17を図3
(A)の状態から図3(B)のように移動させて、平面
壁4を分断することなく弧状壁5のみをメタルソー17
で分断する。これにより、メタルソー17の厚さ分のス
リット13が形成され、その底部には平面壁4が切断さ
れずに残存する。
【0015】なお、この分断の手段、要領は周知の切断
技術を任意に採用するものであり、前記に限るものでは
ない。
【0016】次に第3の工程として、前記分断部12に
おいて、図1(E)に示すように、前記分断された一方
の略半円断面部6a側の平面壁4と他方の略半円断面6
bの平面壁4が相互に近接或いは密着して対峙するよう
に、前記分断部12で残された平面壁4aを折り曲げ
る。この折り曲げは、前記図3の治具14から管を外し
て人間が手で行ってもよいし、その他、機械を使って、
あるいは自動的に機械によって行ってもよい。
【0017】前記の平面壁4a折り曲げにより、図1
(E)に示すように、前記素管1の直径と略同一径でそ
の中間が前記2枚の平面壁4で仕切られた合流部18が
形成される。また、前記図1(A)に示すように素管1
の状態において曲管部3を形成しているため、図1
(E)の最終形状において、一方の上流側管19に対し
て他方の上流側管20が合流部18から離反する管が得
られる。
【0018】なお、エキゾーストパイプ(排気管)とす
る場合には、前記の合流部18の両平面壁4相互を密着
させることが望ましい。また、密着後、その状態を維持
して後加工を容易化するために、平面壁4同士をスポッ
ト溶接等で仮固定してもよいし、両弧状壁5の両端部同
士を点付溶接等で仮固定してもよい。
【0019】前記の第3の工程の後に、図1(G)に示
すように、前記の合流部18を1本の下流側管21へ嵌
挿して、その下流側管21の前端部と合流部18とを全
周溶接W4 によって気密に固着する。
【0020】更に、気密の完璧化を図るためには、図1
(G)に示すように、合流部18における両管6a,6
bの開口側前端から上流方向へ、合せ目に沿って一定の
範囲の溶接W5 を両側(図の表裏側)に施すと良い。な
お、該溶接W5 後に合流部18を前記下流側管21へ嵌
挿し、その後に前記の溶接W4 を施しても構わない。
【0021】なお、前記の素管1は前記のような曲管部
3を形成しない直管とし、これに前記のような略半円断
面部6及び前記の分断部12を形成して前記のように折
り返してもよく、この素管1の形状は最終形状に応じて
適宜な形状にするものである。例えば、図4または図5
に示す形状にすることもできる。
【0022】図4に示す第2実施例は、図4(A)に示
すように、前記実施例のような分断部12が形成される
部分を円弧状に曲げて両側が同側へ曲がった素管1を用
い、該曲げ部22を図2(B)に示すように、前記第1
実施例と同様に略半円断面に形成して平面壁4と弧状壁
5とからなる略半円断面部6を形成し、図4(C)に示
すように、前記略半円断面部6の略中央部に前記第1実
施例と同様に平面壁4を残して弧状壁5を分断して分断
部12を形成し、その後、図4(D)に示すように、分
断部12で残された平面壁4aを折り返して合流部18
を形成し、図4(E)に示すように前記合流部18を1
本の下流側管21へ嵌挿する。また、合流部18におい
て前記第1実施例と同様に溶接する。
【0023】この第2実施例においては、最終形状にお
いて、図4(D)(E)に示すように、分断部12から
相互に離反方向へ曲がった2本の上流側管19,20が
形成される。
【0024】なお、図4において、前記第1実施例と同
一部分には同一符号を付した。
【0025】図5に示す第3実施例は、前記第1実施例
における直管部2の他端側、すなわち曲管部3と反対側
に、曲管部3と同じ側へ曲げた曲管部3aを形成して素
管1とした例である。
【0026】この素管1を使用する場合は、その直管部
2を、その両側の曲部7を含んで前記第1実施例と同様
に略半円断面に形成し、該略半円断面部6の略中央部に
前記と同様の分断部12を形成し、以後、前記第1実施
例と同様の工程により、図5(D)(E)に示すよう
な、両上流側管19,20が相互に離反方向に曲がった
最終形状が得られる。
【0027】なお、図5において、前記第1実施例と同
一部分には同一符号を付してその説明は省略する。
【0028】
【発明の効果】本発明に合流部の構造によれば、合流部
における2本の管の平面壁の端部が折り返し状態で一体
に連結されているため、この両平面壁の端部相互を困難
な溶接で連結する必要がない。更に、両平面壁の端部が
折り返されているため、従来の溶接に比べて該部での高
気密性が確保できる。更に、2本の管同士が平面壁で一
体になっているため、従来の溶接に比べて強度及び耐久
信頼性も向上する。
【0029】また、本発明の合流部の製造方法によれ
ば、両管の略半円断面を成形する工程が1回でよく、従
来のように2本の管を夫々略半円断面に成形するものに
比べて工程が少なくなる。更に、単に平面壁を折り返す
のみで両平面壁の連結が維持されるため、従来のような
溶接に比べてその連結作業が極めて容易でかつ溶接不良
もない。したがって、前記従来のものに比べて製造効率
の向上、強いては製造コストの低減を図ることができ
る。
【0030】更に、第1の工程を施す管を曲管にするこ
とにより、合流部から上流側の2本の管を相互に離反す
る方向へ所望の角度で配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(G)は本発明の製造方法の第1実施
例を示す工程図。
【図2】図1の製造工程において、管を略半円断面に成
形する型の例を示すもので、(A)は成形前の状態、
(B)は成形後の状態を示す各断面図。
【図3】図1の製造工程において、管の弧状壁を分断す
る装置の例を示すもので、(A)は分断前の状態、
(B)は分断状態を示す図。
【図4】(A)〜(E)は本発明の製造方法の第2実施
例を示す工程図。
【図5】(A)〜(E)は本発明の製造方法の第3実施
例を示す工程図。
【図6】従来の管の合流部構造を示すもので、(A)は
平面図、(B)は(A)におけるX−X線断面図。
【符号の説明】
1 素管 4 平面壁 5 弧状壁 6 略半円断面部 18 合流部 19,20 管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも合流部の2本の管の横断面が
    平面壁を有する略半円形状であり、前記両管の平面壁が
    相互に対峙もしくは密着し、かつその両平面壁が端部で
    折り返された一体部材であることを特徴とする管の合流
    部構造。
  2. 【請求項2】 管の一部に、平面壁と孤状壁とから構成
    される略半円断面を形成する第1の工程と、前記略半円
    断面の1箇所において、前記平面壁をそのまま残して弧
    状壁のみを分断する第2の工程と、前記分断箇所におい
    て平面壁を折り返して平面壁同士を相互に対峙もしくは
    密着させる第3の工程とを含むことを特徴とする管の合
    流部の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の工程を施す管が曲管であって
    その曲部を含んで略半円断面を形成する請求項2記載の
    管の合流部の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7669412B2 (en) 2003-12-01 2010-03-02 Nissan Motor Co., Ltd. Exhaust manifold for internal combustion engine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7669412B2 (en) 2003-12-01 2010-03-02 Nissan Motor Co., Ltd. Exhaust manifold for internal combustion engine
US8459016B2 (en) 2003-12-01 2013-06-11 Nissan Motor Co., Ltd. Exhaust manifold for internal combustion engine

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