JP2001208022A - ステープル及びステープラー - Google Patents

ステープル及びステープラー

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JP2001208022A
JP2001208022A JP2000021506A JP2000021506A JP2001208022A JP 2001208022 A JP2001208022 A JP 2001208022A JP 2000021506 A JP2000021506 A JP 2000021506A JP 2000021506 A JP2000021506 A JP 2000021506A JP 2001208022 A JP2001208022 A JP 2001208022A
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staple
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sides
bent
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JP2000021506A
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Kichinosuke Nagashio
吉之助 長塩
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 錆びることがないことはもとより、書類等を
ステープル付きのまま廃棄処理し得、またその際、刃を
傷めることなくシュレッダー処理することもできるステ
ープル及び該ステープルに好適なステープラーの提供。 【解決手段】 硬化剤を含浸せしめた可燃性材から成る
ステープル;ダイ部を加熱するヒーターを備えたステー
プラー;ステープル挿通用の孔を予め明ける孔明けパン
チ機構を備えたステープラー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種書類等を綴じる
ためのステープル及びステープラーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のステープルすなわち止め針は、一
般に鉄製であったため、そもそも錆び易いと共に、該ス
テープルで綴じた書類を廃棄する場合、不燃物であるが
故に、本来はステープルを取り除かなければならない、
と云う煩瑣な問題があった。更にまた、廃棄の際、当該
書類をシュレッダー処理する場合、ステープルが鉄製で
硬いため、シュレッダーの刃を傷めてしまうと云うこと
が往々にしてあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は斯かる従来の
問題に鑑みてなされたものであって、錆びないことはも
とより、書類をステープル付きのまま廃棄処理し得、ま
たその際、刃を傷めることなくシュレッダー処理するこ
ともできるステープル及び該ステープルに好適なステー
プラーを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明ステープルは上記
目的を達成するために、硬化剤を含浸せしめた可燃性材
にて成形したものである。
【0005】ここに、硬化剤としては、漆、ニカワ、松
ヤニ、柿渋、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂の何れか1
種又は2種以上の混合品が好ましいものとして用いられ
る。また、可燃性材としては、経木、紙、不織布、水
引、綿糸、紙製紐、不織布製紐、紐状に割いた籐の茎又
は紐状に裂いた柳の木が好ましいものとして用いられ
る。
【0006】本発明に於て、可燃性材として経木を用い
る場合、長方形状の経木の木目方向と交差する両側部を
百足状に打ち抜き、次いでこれに前記硬化剤を含浸せし
めた後、当該百足状両側部を折曲してコの字状に成形せ
しめることにより効率的にステープルを製造することが
できる。
【0007】本発明に於て、可燃性材として紙や不織布
を用いる場合、長方形状の紙又は不織布の対向する一対
の両側部を百足状に打ち抜き、以下前記経木と同様にし
てコの字状に成形すれば、効率的にステープルを製造す
ることができる。
【0008】本発明に於て、可燃性材として水引を用い
る場合、硬化剤を含浸せしめた水引を適宜数並行に連結
して長方形状体とした後、当該水引の軸方向と交差する
長方形状体の両側部を折曲してコの字状に成形せしめる
ことにより効率的にステープルを製造することができ
る。
【0009】本発明に於て、可燃性材として綿糸、紙製
紐、不織布製紐、紐状に割いた籐の茎や紐状に裂いた柳
の木を用いる場合、硬化剤を含浸せしめたそれらの紐を
適宜数並行に連結して長方形状体とし、以下前記水引と
同様にしてコの字状に成形すれば、効率的にステープル
を製造することができる。
【0010】本発明に於ける硬化剤の含浸方法として
は、具体的手段の如何を問わないが、例えば硬化剤をそ
のまま、あるいは適宜水やアルコール等で希釈した上、
該硬化剤液中への浸漬あるいは該液の噴霧や塗布等の方
法が挙げられ、更に必要に応じて加圧処理することによ
り含浸処理時間の短縮を図ることもできる。また、本発
明に於ける長方形状体の折曲方法としては、ロール成
形、プレス成形等その具体的手段の如何を問わないが、
多段式ロール成形が切断なく折曲する上で特に望まし
い。
【0011】上記本発明の各ステープルは、コの字状折
曲部の内側に、更に粘着剤層を形成せしめるのが綴り止
め後、ステープルのカシメ状態が固定的に保持されるの
で、書類等の綴り止めをより強固かつ確実にする上で、
特に有利である。
【0012】また、本発明ステープラーは上記目的を達
成するために、ダイ部を加熱するヒーターを設けて構成
したものである。この構成によれば、当該ヒーターを作
動せしめてダイ部を加熱することによって綴り止め後、
ステープルのカシメ状態が固定的に保持されるので、書
類等の綴り止めがより強固かつ確実なものとなる。
【0013】また、本発明ステープラーは上記目的を達
成するために、書類等の綴り止め対象物のステープル打
ち込み部に、ステープル挿通用の孔を予め明けるための
孔明けパンチ機構を設けて構成したものである。この構
成によれば、厚手の書類等に対しても本発明に係るステ
ープルをより確実に打ち込むことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面と
共に説明する。
【0015】図1は本発明ステープルの第1の実施の形
態を示すもので、以下該図に基づいて説明すれば、10
は長方形状の経木(厚さ0.2〜0.8mm)で、まず木
目方向と交差する両側部11及び12をプレスで百足状
に打ち抜く(同図(1))。次いで、百足状に打ち抜い
た経木10に漆を塗布した後、乾燥固化せしめる(同図
(2))。次いで、当該百足状両側部11、12を多段
式ロールにて徐々に折曲することによりコの字状に成形
して(同図(3))ステープルSとしたものである。
【0016】図2は本発明ステープルの第2の実施の形
態を示すもので、以下該図に基づいて説明すれば、20
は水引きで、まずアルコールで希釈した松ヤニ液中に約
5分間加圧浸漬した後、取り出して適宜数を並行に連結
し、乾燥固着せしめて長方形状体とする(同図
(1))。次いで、当該水引20の軸方向と交差する長
方形状体の両側部21、22を多段式ロールにて徐々に
折曲することによりコの字状に成形して(同図(2))
ステープルSとしたものである。
【0017】図3は本発明ステープルの第3の実施の形
態を示すもので、以下該図に基づいて説明すれば、上記
第1又は第2の実施の形態に係るステープルSのコの字
状折曲部S1の内側に更に粘着剤層S2が形成されてい
る(同図(1))ものである。而して、斯かるステープ
ルSをステープラーの押し込みプレート56にて書類等
の綴り止め対象物Pに打ち込めば、ダイ部52の受止作
用に伴なうステープルSのカシメ状態が該接着剤層S2
により保持され、対象物Pがより強固かつ確実に綴り止
めされる(同図(2))。
【0018】図4は本発明ステープラーの実施の形態を
示すもので、以下該図に基づいて説明すれば、50はス
テープラーで、ステープルラック54を備えたベース5
1と該ベース51の一端から他端側斜め上方に延設され
たフレーム55を基本構造体とし、該ベース51には、
ダイ部52が設けられていると共に、その下方にヒータ
ー53が埋設されている。また、フレーム55にはステ
ープル押し込みプレート56が、スプリング56Sを介
在せしめて貫通孔56hに挿通され、上下可動となって
いる。60は前記押し込みプレート56の前方部に設け
られた孔明けパンチ機構で、押し込み棒61がスプリン
グ61Sを介在せしめてフレーム55の貫通孔61hに
挿通されていると共に、当該押し込み棒61の下端に
は、綴り止め対象物Pのステープル打ち込み部に、ステ
ープル挿通用の孔P1を明けるための下方に斜め突出し
た2本のパンチ62を備え、かつ傾斜端面63aを有す
るスライドコマ63が、フレーム55の前端下部に形設
されたスライドベース64の傾斜端面64aと斜めスラ
イド動自在に取り付けられている。
【0019】而して、斯かるステープラー60を用いて
前記の如き本発明に係るステープルSを、書類等の綴り
止め対象物Pに打ち込むには、まず押し込み棒61を手
指で押し込み、スライドコマ63をスライドベース64
の傾斜端面64aに沿って、ステープルラック54方向
に斜め下降動せしめて、下方突出した2本のパンチ62
で、ラック54に収容されている最前端のステープルS
のコの字状両端部の真下に位置する綴り止め対象物Pの
ステープル打ち込み部に、図3(1)に示されているよ
うなステープル挿通用の孔P1を明ける。次いで、ステ
ープル押し込みプレート56を手指で押し込めば、予め
形設された当該孔P1にステープルSが容易かつ確実に
打ち込まれ、図3(2)に示されているように、対象物
PはカシメられたステープルSによって安定に挾持固定
される。
【0020】また、その際、加熱ヒーター53を予め作
動せしめ、ダイ部52を加熱せしめておけば、図5に示
す如く、ダイ部51の受止作用に伴なうステープルSの
カシメ状態が、ダイ部51の加熱作用により固定的に保
持されるので、冷却後に於ても綴り止め対象物Pがより
強固かつ確実に綴り止めされる。
【0021】
【発明の効果】本発明ステープルを用いれば、従来のス
テープルとは異なり、錆びることがないことはもとよ
り、可燃性の故に書類等をステープル付きのまま廃棄処
理することができ、しかもその際シュレッダー処理して
も刃を傷めることはない。また、本発明ステープルを用
いれば、本発明ステープルをより容易かつ確実に書類等
の対象物に打ち込み、綴り止めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ステープルの製造例を示す概略工程説明
図。
【図2】本発明ステープルの他の製造例を示す概略工程
説明図。
【図3】本発明ステープラーによるステープルの打ち込
み例を示す概略模式説明図。
【図4】本発明ステープラーの例を示す概略断面説明
図。
【図5】本発明ステープラーによるステープルの他の打
ち込み例を示す概略模式説明図。
【符号の説明】
10:経木 20:水引 50:ステープラー 51:ベース 52:ダイ部 53:ヒーター 54:ステープルラック 55:フレーム 56:押し込みプレート 60:孔明けパンチ機構 61:押し込み棒 62:パンチ 63:スライドコマ 64:スライドベース S:ステープル P:綴り止め対象物

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬化剤を含浸せしめた可燃性材から成る
    ことを特徴とするステープル。
  2. 【請求項2】 硬化剤が漆、ニカワ、松ヤニ、柿渋、熱
    可塑性樹脂の何れか1種又は2種以上である請求項1記
    載のステープル。
  3. 【請求項3】 可燃性材が経木、紙、不織布、水引、綿
    糸、紙製紐、不織布製紐、紐状に割いた籐の茎又は紐状
    に裂いた柳の木である請求項1又は2記載のステープ
    ル。
  4. 【請求項4】 長方形状の経木の木目方向と交差する両
    側部を百足状に打ち抜き、次いでこれに硬化剤を含浸せ
    しめた後、当該百足状両側部を折曲してコの字状に成形
    せしめたことを特徴とする請求項3記載のステープル。
  5. 【請求項5】 長方形状の紙又は不織布の対向する一対
    の両側部を百足状に打ち抜き、次いでこれに硬化剤を含
    浸せしめた後、当該百足状両側部を折曲してコの字状に
    成形せしめたことを特徴とする請求項3記載のステープ
    ル。
  6. 【請求項6】 硬化剤を含浸せしめた水引を適宜数並行
    に連結して長方形状体とした後、当該水引の軸方向と交
    差する長方形状体の両側部を折曲してコの字状に成形せ
    しめたことを特徴とする請求項3記載のステープル。
  7. 【請求項7】 硬化剤を含浸せしめた綿糸を適宜数並行
    に連結して長方形状体とした後、当該綿糸の糸方向と交
    差する長方形状体の両側部を折曲してコの字状に成形せ
    しめたことを特徴とする請求項3記載のステープル。
  8. 【請求項8】 硬化剤を含浸せしめた紙製紐又は不織布
    製紐を適宜数並行に連結して長方形状体とした後、当該
    紐方向と交差する長方形状体の両側部を折曲してコの字
    状に成形せしめたことを特徴とする請求項3記載のステ
    ープル。
  9. 【請求項9】 硬化剤を含浸せしめた紐状に割いた籐の
    茎又は紐状に裂いた柳の木を適宜数並行に連結して長方
    形状体とした後、当該紐方向と交差する長方形状体の両
    側部を折曲してコの字状に成形せしめたことを特徴とす
    る請求項3記載のステープル。
  10. 【請求項10】 コの字状折曲部の内側に粘着剤層を有
    することを特徴とする請求項4〜9の何れか1項記載の
    ステープル。
  11. 【請求項11】 ダイ部を加熱するヒーターを備えてい
    ることを特徴とするステープラー。
  12. 【請求項12】 綴り止め対象物のステープル打ち込み
    部に、ステープル挿通用の孔を予め明けるための孔明け
    パンチ機構を備えていることを特徴とするステープラ
    ー。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008044026A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Max Co Ltd ステープラ
JP2008044058A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Max Co Ltd ステープラ
JP2011033155A (ja) * 2009-08-04 2011-02-17 Kawasaki Engineering:Kk 軟質ステープル
JP2015063388A (ja) * 2013-09-26 2015-04-09 ニスカ株式会社 シート後処理装置及びこれを備えた画像形成装置

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