JP2001207624A - 床下地用繊維マット、床下地用繊維マットの製造方法及び床下地用繊維マットを用いた床暖房パネルの製造方法 - Google Patents

床下地用繊維マット、床下地用繊維マットの製造方法及び床下地用繊維マットを用いた床暖房パネルの製造方法

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JP2001207624A
JP2001207624A JP2000016386A JP2000016386A JP2001207624A JP 2001207624 A JP2001207624 A JP 2001207624A JP 2000016386 A JP2000016386 A JP 2000016386A JP 2000016386 A JP2000016386 A JP 2000016386A JP 2001207624 A JP2001207624 A JP 2001207624A
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Noritoshi Kameyama
典利 亀山
Hiroaki Usui
宏明 碓氷
Norio Noma
紀夫 能間
Toru Yamamoto
透 山本
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 防音性能を有し、歩行感覚を改善し、コンク
リートスラブ等の床下地に直貼りが可能で、床暖房も設
けることが可能な床下地用繊維マット及びその製造方法
を提供する。 【解決手段】 床下地用繊維マットは、麻、綿、パー
ム、合成繊維及び熱可塑性樹脂からなるバインダなどか
らなる繊維マット1を基材とし、下面に、接着剤の浸透
による基材の硬化を防止するため、接着剤浸透防止用シ
ート4を積層し、上面には表面を覆う表面フィルム2を
積層してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリートスラブ
のような床下地に直貼りで床を施工するとき用いる床下
地用繊維マット、この床下地用繊維マットの製造方法及
び、この床下地用繊維マットを用いた床暖房パネルの製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に直貼防音床は、床材を建築物のコ
ンクリートスラブ等の床下地上に直接貼り付ける工法で
施工されるものであり、主に軽量床衝撃音を低減するこ
とを目的としており、床表面に加わる衝撃カを緩和し、
階下に伝わる衝撃音を低減するものである。従来のこの
種の直貼り防音床の施工に用いる木質防音床材は、板材
部に溝を設けることにより曲げ剛性を低減させる、クッ
ション材を積層させることにより床全体の総合的な単位
面積当たりのバネ定数を低減させる、制振材を積層させ
ることにより衝撃により発生した振動を減衰させる、な
どの方策により衝撃緩和作用をもたらし防音性能を向上
させている。また、床暖房については表面材の裏面側に
暖房手段を埋設した床暖房パネルは周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現行の
木質防音床材はバネ定数や曲げ剛性を低減させて防音性
能を向上させているため歩行感が悪くなるという問題を
生じやすい。さらに、接着施工の際にクッション材部に
接着剤が浸透して硬化し、バネ定数の効果を劣化させる
ことを防止するために、接着剤浸透防止層をクッション
材に接着施工面に貼着する必要があった。
【0004】また従来の床暖房パネルには防音性能が考
慮されていないため、コンクリートスラブなどの床下地
に直貼りできず、防音性能を得るためには床暖房機能を
有するパネルの上に現行の直貼り防音床材を貼る必要が
あった。このため床としての総厚が周辺の床暖房機能を
持たない床材と比較して厚くなるため、マンションなど
の集合住宅などでは直貼り工法による床暖房が不可能で
あった。
【0005】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
あって、防音性能を得ながら歩行感を改善し、コンクリ
ートスラブのような床下地にも直貼りが可能で、マンシ
ョンなどの床暖房を可能にすることができる床下地用繊
維マット、床下地用繊維マットの製造方法及び床下地用
繊維マットを用いた床暖房パネルの製造方法を提供する
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の床下
地用繊維マットは、繊維マットの下面に接着剤浸透防止
用シートを設けたことを特徴とする。麻、綿、パーム、
合成繊維、熱可塑性樹脂のバインダーなどからなる繊維
マットを基材に使用することにより、基材自体の総合的
な単位面積当たりのバネ定数の低減による防振効果と繊
維系材料による制振効果が容易に得られ、防音性能を向
上させることができると共に、歩行感、荷重に対するへ
こみの性能を向上させることができ、床暖房機能を内蔵
することが可能となる。このような繊維マットの下面に
接着剤浸透防止用シートを設けることで、接着施工の際
の接着剤浸透を防止し、防音性能の劣化をさせることな
くマンションなどの集合住宅などに直貼り工法に対応す
ることが可能となる。
【0007】また本発明の請求項2の床下地用繊維マッ
トは、請求項1において、繊維マットの上面に表面フィ
ルムを貼着したことを特徴とする。上面に表面フィルム
を粘着することで、表面側に表層仕上げ材を貼る際、接
着で貼着する場合は繊維マットヘの接着剤染み込み防
止、粘着で貼着する場合は繊維マット表面の毛羽立ち、
表面平滑化による粘着材の密着状態の向上に効果が得ら
れる。また、繊維マット成形時に表面フィルムを、マッ
ト原反と熱圧プレス定盤の間に挿入して熱圧成形するこ
とで、繊維マット成形と同時に表面フィルムを粘着する
ことが可能となる。
【0008】また本発明の請求項3の床下地用繊維マッ
トの製造方法は、繊維マットの下面に接着剤浸透防止用
シートを設けるに当たって、接着剤浸透防止用シートを
繊維マットの成形時に一体に成形したことを特徴とす
る。繊維マットを成形するとき接着剤浸透防止シートを
一体化できて下面に接着剤浸透防止用シートを設けた床
下地用繊維マットを容易に製造できる。
【0009】また本発明の請求項4の床暖房パネルの製
造方法は、下面に接着剤浸透防止用シートを設けると共
に上面に表面フィルムを貼着した繊維マットの上面に溝
加工を施し、溝に発熱体を埋設することを特徴とする。
電気式床暖房におけるコードヒーターのような線状発熱
体、あるいは温水式床暖房における架橋ポリエチレン温
水パイプを埋設する溝を、繊維マットに切削加工する場
合、繊維マット表面が露出していると切削部の毛羽立ち
や、切削溝のエッジの出にくさ等が問題となり、熱源の
埋設、保持が困難となる場合がある。しかし、表面に表
面フィルムが粘着されていると、溝加工するときこれら
の問題がおこりにくく、熱源の埋設、保持が容易とな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は防音床を施工した
状態である。
【0011】本発明の床下地用繊維マットAは麻、綿、
パーム、合成繊維、熱可塑性樹脂のバインダーなどから
なる繊維マット1を基材として形成されている。この繊
維マット1はマットの原反をプレスすることにより所定
の形状に成形してある。かかる繊維マット1は上層1a
と下層1bの上下2層により構成されることが好まし
い。繊維マット1の上面には合成樹脂フィルムのような
表面フィルム2を積層して一体化してある。繊維マット
1の下面にはエンボス3を全面に亙るように設けてあ
る。この繊維マット1のエンボス3の下面側には接着剤
浸透防止用シート4として裏面バッカー4aを図2や図
3のように積層して一体化してある。なお、図1は裏面
バッカー4aを積層一体化してないものである。また図
2はエンボス3と同時成形してエンボス3に沿って裏面
バッカー4aを設けたものであり、図3はエンボス3の
頂面に沿って裏面バッカー4aを設けたものである。こ
の裏面バッカー4aは合成樹脂のシート等である。
【0012】床下地用繊維マットAの上に積層一体化さ
れる表層仕上げ材としての床材本体Bは合板等よりなる
基板5の上に表面化粧単板6を貼り、必要に応じて表面
化粧単板6の表面に表面塗装層7を塗装して形成されて
いる。本例の場合、基板5の上に2枚の表面化粧単板6
を貼ってある。床材本体Bの基板5の裏面側には複数の
凹溝8を穿設してあり、この凹溝8にて床材本体Bの曲
げ剛性を低下させてある。また床材本体Bの基板5の裏
面には粘着材9を設けてあり、この粘着材8で粘着する
ことで床材本体Bを床下地用繊維マットAに一体に装着
できるようになっている。
【0013】上記のような床下地用繊維マットAや床材
本体Bを用いて直貼りにて防音床が次のように施工され
る。その一例としては、コンクリートスラブのような床
下地10の上に先に床下地用繊維マットAが敷設され、
次いで床下地用繊維マットAに床材本体Bが敷設され、
床材本体Bが床下地用繊維マットAの上に貼着されて一
体化される。他の例としては、床下地用繊維マットAの
上に床材本体Bを予め一体化して床材を組み立ててお
き、床下地10の上に床材が敷設される。図2、図3に
示すように下面に裏面バッカー4aを設けた床下地用繊
維マットAを敷設したとき粘着材または接着剤11で床
下地10に貼着される。
【0014】上記のように床下地用繊維マットAは、
綿、パーム、合成繊維、熱可塑性樹脂バインダーなどか
らなる繊維マット1を基材に使用することにより、基材
自体の総合的な単位面積当たりのバネ定数の低減による
防振効果と繊維系材料による制振効果が容易に得られ、
防音性能を向上させることができると共に、歩行感、荷
重に対するへこみの性能を向上させることができ、床暖
房機能を内蔵することが可能となる。このような繊維マ
ット1の下面に接着剤浸透防止用シート4として裏面バ
ッカー4aを設けることで、接着施工の際の接着剤浸透
を防止し、防音性能の劣化をさせることなくマンション
などの集合住宅などに直貼り工法に対応することが可能
となる。
【0015】また繊維マット1の繊維材料としては廃繊
維を用いることが望ましい。繊維マット1が廃繊維から
なる材料をバインダーにて結合、成形したマットである
と、基材の厚さ、比重の調整、表面への加工などに自由
度を出しながら、マットの材料コストの低減と廃材の再
利用を図ることができる。
【0016】また繊維マット1の上面に表面フィルム2
を貼着してあるが、上面に表面フィルム2を粘着するこ
とで、表面側に床材本体Bのような表層仕上げ材を貼る
際、接着で貼着する場合は繊維マット1ヘの接着剤染み
込み防止、粘着で貼着する場合は繊維マット1表面の毛
羽立ち、表面平滑化による粘着材の密着状態の向上に効
果が得られる。また、繊維マット1成形時に表面フィル
ム2を、マット原反と熱圧プレス定盤の間に挿入して熱
圧成形することで、繊維マット1成形と同時に表面フィ
ルム2を粘着することが可能となる。表面フィルム2
は、繊維マット1成形時の熱圧温度で繊維マット1に融
着するようなもの(ポリエチレンやポリプロピレンなど
の熱可塑性樹脂シート、ポリエチレンやポリプロピレ
ン、あるいはそれらをポリエステルの周囲に被覆した繊
維からなるオレフィン系不織布、その他シート材料に繊
維マット成形時の熱圧温度で溶融するホットメルト層が
コートされたものなど)が望ましい。
【0017】また接着剤浸透防止用シート4は繊維マッ
ト成形時に一体に成形することが好ましい。この場合、
繊維マット1を成形するとき接着剤浸透防止シート4を
一体化できて下面に接着剤浸透防止用シート4を設けた
床下地用繊維マットAを容易に製造できる。また繊維マ
ット1は例えば廃繊維からなる材料をバインダーにて結
合、成形しているため、マット成形時に接着剤浸透防止
用シート4を、マット原反とエンボス形成用パンチング
メタルの間に挿入して熱圧成形することで、繊維マット
1成形と同時に接着剤浸透防止用シート4をエンボス3
に沿わして貼着することが可能となる。接着剤浸透防止
用シート4は、繊維マット1成形時の熱圧温度で、繊維
マット1の下面のエンボス3の形成時のマット原反材料
の流動に追随でき、繊維マット1に融着するようなもの
(ポリエチレンやポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂シ
ート、ポリエチレンやポリプロピレン、あるいはそれら
をポリエステルの周囲に被覆した繊維からなるオレフィ
ン系不織布など)が望ましい。
【0018】また下面に接着剤浸透防止用シート4を設
けると共に上面に表面フィルム2を貼着した繊維マット
1の上面に溝加工を施し、溝に発熱体を埋設すること
で、床下地用繊維マットAを用いて床暖房パネルを形成
することも望ましい。電気床暖房におけるコードヒータ
ーの様な線状発熱体、あるいは温水式床暖房における架
橋ポリエチレン温水パイプを埋設する溝を、繊維マット
1に切削加工する場合、繊維マット1表面が露出してい
ると切削部の毛羽立ちや、切削溝のエッジの出にくさ等
が問題となり、熱源の埋設、保持が困難となる場合があ
る。しかし、表面に表面フィルム2が粘着されている
と、これらの問題がおこりにくく、熱源の埋設、保持が
容易となる。
【0019】以下本発明を具体的な実施例により詳述す
る。なお、実施例の%はいずれも重量%である。
【0020】
【実施例】繊維マットの表面に厚さ50μmのPP
(ポリプロピレン)フイルム、厚さ5.5mmの合板、
厚さ0.25mmの表面化粧単板2枚を順次積層する。
繊維マットは上下2層よりなり、上層原反がパーム30
%、麻20%、ジーンズ綿15%、オレフィン系バイン
ダー35%の配合からなり目付が800g/m2であ
り、下層原反がパーム10%、麻20%、ジーンズ綿1
5%、ポリエステル繊維20%、オレフィン系バインダ
ー35%の配合からなり目付が800g/m2であり、
下層裏面には径φ10mm、高さ1.5mmの球面状の
エンボスが12.5mmのピッチで加工されている。上
層マットと下層マットは別々に成形されており、成形後
にアクリル系両面テープ(目東電工(株)No.501
K)で貼り合わされている。PPフィルムは繊維マット
表面に融着されている。合板は厚さ5.5mmの5プラ
イ合板で、裏面には深さ3mm、幅1.6mmで幅方向
に切られた溝が長手方向に15mmのピッチで入ってい
る。1枚目の表面化粧単板は合板の最表面の繊維方向と
直交する方向に接着され、2枚目(最表面)の表面化粧単
板は1枚目の表面化粧単板の繊維方向と直交する方向に
接着される。表面は現行床材と同様のウレタン塗装仕上
げとする。また、合板とPPフイルムの界面は粘着材に
より合板の長手方向と平行な両端でそれぞれ20mm幅
で固定する。粘着材としてはアクリル系両面テープ(日
東電工(株)No.501K)を用いる。
【0021】これらの床構成はコンクリートスラブのよ
うな床下地に粘着あるいは接着施工されており、粘着の
場合はアクリル系両面テープ(日東電工(株)No.5
01K)により粘着、接着の場合は1液型ウレタン樹脂接
着剤(松下電工(株)ウッディフロアーボンドMT92
−10U)により過剰塗布を想定して塗布量1200g
/m2(通常は600〜7000/m2程度)で接着した。
【0022】実施例−1〜3は、180℃の加熱炉内
で30分加熱した後、294200Pa(3kg/cm
2)の圧力で15℃、30分間冷圧して成形して得られ
た繊維マットであり、実施例−1は図1のようにマッ
ト裏面に裏面バッカーがないものである。実施例−2
はマット成形時にエンボス形成用パンチングメタルとマ
ット原反材料の間に裏面バッカーとして目付30g/m
2で、ポリエステル不織布、ポリエチレン層、EVAホ
ットメルト層の3層からなるシートを、EVAホットメ
ルト層をマット原反側にして挿入し、繊維マットの裏面
のエンボス面に同時貼着成形したものである。実施例
−3はマット成形後に、裏面バッカーとして目付30g
/m2で、ポリエステル不織布、ポリエチレン層、EV
Aホットメルト層の3層からなるシートを、EVAホッ
トメルト層をマット側にして120℃、98100Pa
(1kg/cm2)で繊維マットの裏面のエンボスの球
面の頂点に粘着したものである。
【0023】そしてこれらの繊維マットを用いた本実施
例の防音床材の性能を以下の表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】実施例により、実施例−1のように裏面
バッカーがないと、接着施工した場合に繊維マット裏面
より接着剤が浸透、硬化し、エンボス部、下層マット部
が硬くなるため、繊維マットの動的バネ定数が高くなっ
て防音性能が低下する。しかし、実施例−2,3のよ
うに裏面バッカーを設けることで、コンクリートスラブ
のような床下地との接着面にあたるポリエステル不織布
面で接着をしながら、ポリエチレン層で接着剤の浸透を
防ぐため、防音性能の低下を引き起こすことなく、コン
クリートスラブのような床下地ヘの接着施工が可能とな
る。
【0026】
【発明の効果】本発明の請求項1の発明は、繊維マット
の下面に接着剤浸透防止用シートを設けたものであっ
て、麻、綿、パーム、合成繊維、熱可塑性樹脂のバイン
ダーなどからなる繊維マットを基材に使用することによ
り、基材自体の総合的な単位面積当たりのバネ定数の低
減による防振効果と繊維系材料による制振効果が容易に
得られ、防音性能を向上させることができると共に、歩
行感、荷重に対するへこみの性能を向上させることがで
きものであり、しかもな繊維マットの下面に接着剤浸透
防止用シートを設けることで、接着施工の際の接着剤浸
透を防止し、防音性能の劣化をさせることなくマンショ
ンなどの集合住宅などの直貼り工法に対応することが可
能となるものである。
【0027】また本発明の請求項2の発明は、請求項1
において、繊維マットの上面に表面フィルムを貼着した
ので、上面に表面フィルムを粘着することで、表面側に
表層仕上げ材を貼る際、接着で貼着する場合は繊維マッ
トヘの接着剤染み込み防止、粘着で貼着する場合は繊維
マット表面の毛羽立ち、表面平滑化による粘着材の密着
状態の向上に効果が得られるものである。
【0028】また本発明の請求項3の発明は、繊維マッ
トの下面に接着剤浸透防止用シートを設けるに当たっ
て、接着剤浸透防止用シートを繊維マットの成形時に一
体に成形したので、繊維マットを成形するとき接着剤浸
透防止シートを一体化できて下面に接着剤浸透防止用シ
ートを設けた床下地用繊維マットを容易に製造できるも
のである。
【0029】また本発明の請求項4の発明は、下面に接
着剤浸透防止用シートを設けると共に上面に表面フィル
ムを貼着した繊維マットの上面に溝加工を施し、溝に発
熱体を埋設するので、繊維マットで基材が形成されるも
のでも毛羽立ちなく正確に溝加工でき、熱源の埋設、保
持が容易となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例−1のように施工した状態の防音床の
断面図である。
【図2】実施例−2のように施工した状態の防音床の
断面図である。
【図3】実施例−3のような施工した状態の防音床の
断面図である。
【符号の説明】
A 床下地用繊維マット 1 繊維マット 2 表面フィルム 3 エンボス 4 接着剤浸透防止用シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04F 15/18 601 E04F 15/18 601E (72)発明者 能間 紀夫 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 山本 透 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 4F100 AJ04A AK04B AK04C AK07 AK07B AK07C AK25G AK41 AK41B AK68G AT00B AT00C BA02 BA03 BA04 BA07 BA10B BA10C CB00 DG06A DG15 DG15B DG15C EC03 EH012 GB08 HB21 JD01B JH01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維マットの下面に接着剤浸透防止用シ
    ートを設けたことを特徴とする床下地用繊維マット。
  2. 【請求項2】 繊維マットの上面に表面フィルムを貼着
    したことを特徴とする請求項1記載の床下地用繊維マッ
    ト。
  3. 【請求項3】 繊維マットの下面に接着剤浸透防止用シ
    ートを設けるに当たって、接着剤浸透防止用シートを繊
    維マットの成形時に一体に成形したことを特徴とする床
    下地用繊維マットの製造方法。
  4. 【請求項4】 下面に接着剤浸透防止用シートを設ける
    と共に上面に表面フィルムを貼着した繊維マットの上面
    に溝加工を施し、溝に発熱体を埋設することを特徴とす
    る床暖房パネルの製造方法。
JP2000016386A 2000-01-26 2000-01-26 床下地用繊維マット、床下地用繊維マットの製造方法及び床下地用繊維マットを用いた床暖房パネルの製造方法 Withdrawn JP2001207624A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3164396U (ja) * 2010-09-15 2010-11-25 株式会社カムイ ビリヤードタップ
CN103993724A (zh) * 2014-06-10 2014-08-20 安徽亿佳鑫木业有限公司 一种隔音复合地板及其制造方法

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