JP2001207080A - インキ用カーボンブラック - Google Patents

インキ用カーボンブラック

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JP2001207080A
JP2001207080A JP2000016821A JP2000016821A JP2001207080A JP 2001207080 A JP2001207080 A JP 2001207080A JP 2000016821 A JP2000016821 A JP 2000016821A JP 2000016821 A JP2000016821 A JP 2000016821A JP 2001207080 A JP2001207080 A JP 2001207080A
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carbon black
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diameter
half width
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JP2000016821A
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Yasunari Osaki
泰成 大▲崎▼
Makoto Ishizu
誠 石津
修七 ▲吉▼村
Shushichi Yoshimura
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Mitsubishi Chemical Corp
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Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 分散性、及び流動性に優れ、印刷インキ、塗
料、樹脂やゴム等における黒色顔料として用いるに好適
なインキ用カーボンブラックを提供する。 【解決手段】 窒素吸着比表面積が20〜150m2
g、DBP吸収量が30〜200cm3 /100g、p
Hが4以下であって、且つ、最大頻度ストークス径Dst
(400W)が20〜400nm、その半値幅D
1/2 (400W)が10〜300nmであると共に、最
大頻度ストークス径Dst(100W)とその半値幅D
1/2 (100W)との関係が下記式を満足するインキ用
カーボンブラック。 〔D1/2 (100W)/D1/2 (400W)〕<−0.
5×〔Dst(100W)/Dst(400W)〕+1.8
25 〔但し、Dst(400W)及びD1/2 (400W)は、
超音波分散機での分散時の出力が400Wのときの最大
頻度ストークス径及びその半値幅である。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分散性、及び流動
性に優れ、印刷インキ、塗料、樹脂やゴム等における黒
色顔料として用いるに好適なインキ用カーボンブラック
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、印刷インキ、塗料、樹脂やゴ
ム等における黒色顔料としてはカーボンブラックが汎用
されており、これら黒色顔料としてのカーボンブラック
としては、オゾン、二酸化窒素、空気等による気相酸化
法、或いは、硝酸、過酸化水素等による液相酸化法等に
よってその表面を酸化処理され、黒度、光沢、流動性等
を付与されたものが用いられている。
【0003】一方、近年の環境汚染等の問題に対応し、
印刷インキ、塗料等における溶剤の油性から水性への変
遷に伴って、カーボンブラックとしては、より優れた分
散性や流動性等が求められてきており、それに対して、
例えば、表面の酸化処理度を上げて官能基を増加させた
り、カーボンブラックに分散剤を添着させる等の方法が
提案されているが、いずれの方法も、市場の要求を十分
に満足させるには到っておらず、又、経済的にも不利で
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の従来
技術に鑑みてなされたもので、従って、本発明は、分散
性、及び流動性に優れ、印刷インキ、塗料、樹脂やゴム
等における黒色顔料として用いるに好適なインキ用カー
ボンブラックを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成すべくなされたものであって、即ち、本発明は、窒素
吸着比表面積が20〜150m2 /g、DBP吸収量が
30〜200cm3 /100g、pHが4以下であっ
て、且つ、以下に定義する最大頻度ストークス径D
st(400W)が20〜400nm、その半値幅D1/2
(400W)が10〜300nmであると共に、以下に
定義する最大頻度ストークス径Dst(100W)とその
半値幅D1/2 (100W)との関係が下記式を満足する
インキ用カーボンブラック、を要旨とする。
【0006】〔D1/2 (100W)/D1/2 (400
W)〕<−0.5×〔Dst(100W)/Dst(400
W)〕+1.825
【0007】〔但し、Dstは、超音波分散機で分散させ
たカーボンブラックスラリーを用い遠心沈降法によって
測定した凝集体ストークス相当径分布における最大頻度
ストークス径(nm)、D1/2 はその最大頻度ストーク
ス径の半値幅(nm)であり、そのDst(100W)及
びD1/2 (100W)は、それぞれ、超音波分散機での
分散時の出力が100Wのときの最大頻度ストークス径
及びその半値幅、そのDst(400W)及びD1/2 (4
00W)は、それぞれ、超音波分散機での分散時の出力
が400Wのときの最大頻度ストークス径及びその半値
幅である。〕
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のカーボンブラックは、窒
素吸着比表面積が20〜150m2 /gであり、60〜
120m2 /gであるのが好ましい。窒素吸着比表面積
が前記範囲未満では、分散性、流動性は改良されるもの
の、黒度、光沢が低下し、一方、前記範囲超過では、黒
度、光沢の低下はないものの、分散性、流動性が不十分
となる。尚、ここで、窒素吸着比表面積は、ASTM
D3037に準拠して測定したものである。
【0009】又、本発明のカーボンブラックは、DBP
吸収量が30〜200cm3 /100gであり、40〜
100cm3 /100gであるのが好ましい。又、pH
は4以下である。DBP吸収量が前記範囲未満では、黒
度、光沢の低下はなく流動性も改良されるものの、分散
性が不十分となり、一方、前記範囲超過では、分散性は
改良されるものの、黒度、光沢が低下し、更に流動性が
不十分となる。尚、ここで、DBP吸収量は、JIS
K6217に準拠して、ジブチルフタレートを用いて測
定したものである。
【0010】そして、更に、本発明のカーボンブラック
は、以下に定義する最大頻度ストークス径Dst(400
W)が20〜400nm、その半値幅D1/2 (400
W)が10〜300nmであると共に、以下に定義する
最大頻度ストークス径Dst(100W)とその半値幅D
1/2 (100W)との関係が下記式を満足することを必
須とする。
【0011】〔D1/2 (100W)/D1/2 (400
W)〕<−0.5×〔Dst(100W)/Dst(400
W)〕+1.825
【0012】〔式中、Dstは、超音波分散機で分散させ
たカーボンブラックスラリーを用い遠心沈降法によって
測定した凝集体ストークス相当径分布における最大頻度
ストークス径(nm)、D1/2 はその最大頻度ストーク
ス径の半値幅(nm)であり、そのDst(100W)及
びD1/2 (100W)は、それぞれ、超音波分散機での
分散時の出力が100Wのときの最大頻度ストークス径
及びその半値幅、そのDst(400W)及びD1/2 (4
00W)は、それぞれ、超音波分散機での分散時の出力
が400Wのときの最大頻度ストークス径及びその半値
幅である。〕
【0013】ここで、前記Dst(400W)としては5
0〜90nmであるのが好ましく、又、前記D1/2 (4
00W)としては40〜80nmであるのが好ましい。
前記Dst(400W)、又は前記D1/2 (400W)が
前記範囲未満では、黒度、光沢の低下はないものの、分
散性、流動性が不十分となり、一方、前記Dst(400
W)、又は前記D1/2 (400W)が前記範囲超過で
は、分散性、流動性は改良されるものの、黒度、光沢が
低下することとなる。
【0014】又、前記式において、左辺の「D1/2 (1
00W)/D1/2 (400W)」の値が、右辺の「−
0.5×〔Dst(100W)/Dst(400W)〕+
1.825」の値以上では、分散性及び流動性が不十分
となって、本発明の目的を達成することが困難となる。
【0015】又、前記「D1/2 (100W)/D
1/2 (400W)」の値としては、1.0〜1.2の範
囲であるのが好ましく、前記「Dst(100W)/Dst
(400W)」の値としては、1.0〜1.3の範囲で
あるのが好ましい。
【0016】尚、ここで、Dst(100W)及びD1/2
(100W)、並びに、Dst(400W)及びD
1/2 (400W)の値は、超音波分散機を用いて、その
出力を100W又は400Wとして、界面活性剤を添加
して水に分散させたカーボンブラック各スラリーを、遠
心沈降式の粒度分布測定装置に注入し、遠心沈降させ
て、各々の凝集体ストークス相当径の分布曲線を作成
し、超音波分散機の出力100Wのときの分布曲線にお
ける最大頻度のストークス径Dst(100W)及びその
半値幅D1/2 (100W)、並びに、超音波分散機の出
力400Wのときの最大頻度ストークス径Dst(400
W)及びその半値幅D1/2 (400W)として求めたも
のである。
【0017】本発明の前記カーボンブラックは、例え
ば、ファーネス式製造炉を用いて、1000〜2000
℃の高温雰囲気下、供給した原料油を熱分解反応してカ
ーボンブラックを生成させ、水で急冷した後、捕集バッ
グフィルターにてガスを分離して捕集することにより得
られる凝集化した粉末状カーボンブラックに、例えば以
下に示すような特殊な方法によって酸化処理を施すこと
により製造することができる。
【0018】その酸化処理方法としては、前記粉末状カ
ーボンブラックを、ジェット気流の旋回下で解砕処理し
た後、酸化剤の存在下で酸化処理するか、或いは、酸化
剤を含有させたジェット気流の旋回下で解砕処理すると
共に酸化処理する等の気相酸化法を挙げることができ
る。
【0019】それらの気相酸化処理法を図面に基づいて
更に詳細に説明すると、図1は本発明のカーボンブラッ
クを製造するにおける酸化処理に用いる解砕機の横断面
図であり、図1において、偏平円筒状の解砕機には、そ
の側壁にカーボンブラック導入口1、及び、その側壁の
複数箇所に等間隔に、解砕機の上下壁面に平行な面内に
おいて同方向に一定の角度をもってジェット気流導入口
3が解砕室2に向けて設けられ、又、上下壁の一方の中
心部にカーボンブラック排出口4が垂設されている。
【0020】そして、解砕室2内に、カーボンブラック
導入口1からプッシュエア等によって、例えば嵩密度が
0.20g/cm3 以上に凝集化した粉末状カーボンブ
ラックを圧入すると共に、ジェット気流導入口3より、
例えば圧力2kg/cm2 以上の圧縮空気によるジェッ
ト気流を、風量500〜3000Nm3 /時間程度で図
の矢印方向で導入することにより、解砕室2内に旋回気
流を生じさせ、導入されたカーボンブラックは、その旋
回気流下でその剪断力により解砕され、例えば嵩密度を
0.15g/cm3 以下とされる。その後、カーボンブ
ラックは、カーボンブラック排出口4から排出され、捕
集バッグフィルターにて捕集される。
【0021】その際、カーボンブラック表面の酸化処理
は、前記解砕処理後のカーボンブラックを、反応管中等
に導入して、例えばオゾン、二酸化窒素等の酸化剤の存
在下に酸化処理するか、或いは、前記解砕処理時のジェ
ット気流に酸化剤を含有させておいて、ジェット気流の
旋回下で解砕処理すると共に酸化処理する等の方法を採
り得るが、後者の方法が特に好ましい。尚、酸化剤の使
用濃度は、カーボンブラック100重量部に対して1〜
20重量部の範囲で、酸化処理度に応じて選択される。
【0022】尚、解砕機における前記ジェット気流導入
口3としては、図1においては6箇所の場合を示した
が、少なくとも3箇所設けられていればよく、又、その
複数のジェット気流導入口3は、解砕機の上下壁面に平
行な面内において、時計回りか反時計回りのいずれか同
方向に向けて設けられ、解砕室2の中心部と各導入口3
とを結ぶ線に対する角度αとしては、図1においては約
30度の等角度の場合を示したが、10〜80度の範囲
内とし、好ましくは等角度とされる。
【0023】本発明のインキ用カーボンブラックは、黒
度及び光沢に優れると共に、分散性、及び流動性に優れ
ることから、印刷インキ、塗料、樹脂やゴム等における
黒色顔料として好適に用いられる。
【0024】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実施例
に限定されるものではない。
【0025】実施例1〜3 ファーネス式製造炉を用いて、原料油量930kg/時
間、燃料ガス量380Nm3 /時間、燃焼空気量540
0Nm3 /時間の条件下で製出した粉末状カーボンブラ
ックを、捕集バッグフィルターにてガスを分離して捕集
し、ニューマチック輸送し、バッグフィルターを通して
空気と分離した後、その凝集化した粉末状カーボンブラ
ックを、図1に示す直径1mの偏平円筒状の解砕機を用
いて、カーボンブラック導入口1から圧力7kg/cm
2 のプッシュエアと共に解砕室2に圧入すると共に、6
箇所のジェット気流導入口3から酸化剤としてのオゾン
を含有させた圧縮空気によるジェット気流を解砕室2に
導入し、導入されたカーボンブラック凝集体を、解砕室
2内に生じた旋回気流下でその剪断力により解砕すると
共に酸化処理することにより、酸化処理カーボンブラッ
クを製造した。その際のカーボンブラック導入量、ジェ
ット気流圧力、ジェット気流風量、オゾン量及びその使
用濃度を表1に示した。
【0026】又、得られた酸化処理カーボンブラックに
ついて、以下に示す方法で、その揮発分、窒素吸着比表
面積、DBP吸収量、pHを測定し、更に、凝集体スト
ークス相当径分布における最大頻度ストークス径及びそ
の半値幅である、Dst(100W)及びD1/2 (100
W)、Dst(400W)及びD1/2 (400W)を求
め、前記式における各値を算出し、結果を表1に示し
た。
【0027】揮発分 JIS K6221に準拠して測定した。窒素吸着比表面積 ASTM D3037に準拠して測定した。DBP吸収量 JIS K6217に準拠して、ジブチルフタレートを
用いて測定した。pH JIS K5101に準拠して測定した。
【0028】最大頻度ストークス径及びその半値幅 酸化処理カーボンブラック5mgを精秤し、界面活性剤
(SIGMA CHEMICAL社製「NONIDET
P−40」)を3滴加えた20%エタノール水溶液に
加えることにより、カーボンブラックの濃度を0.01
重量%とした試料液を、超音波分散機(超音波工業社製
「超音波発生装置USV−500V」)を用いて、振動
数を200kHz、出力を100W又は400Wとし
て、5分間分散処理することによりカーボンブラックス
ラリーとなした。一方、遠心沈降式の粒度分布測定装置
(BROOK HAVEN INSTRUMENTS社
製「BI−DCP PARTICLSIZER」)に、
スピン液(純水)10mlを注入し、更にバッファー液
(20%エタノール水溶液)1mlを注入した後、前記
で調製したカーボンブラックスラリー各1mlを注入
し、回転数600rpmで遠心沈降させることにより、
各々の凝集体ストークス相当径の分布曲線を作成し、超
音波分散機の出力100Wのときの分布曲線における最
大頻度のストークス径Dst(100W)及びその半値幅
1/2 (100W)、並びに、超音波分散機の出力40
0Wのときの最大頻度ストークス径Dst(400W)及
びその半値幅D1/2 (400W)を求めた。
【0029】引き続いて、得られた酸化処理カーボンブ
ラックについて、印刷インキの顔料として用いたときの
分散性、及び流動性を以下に示す方法で評価し、結果を
表1に示した。
【0030】分散性 オフセット輪転インキとして、MS−800ワニス(昭
和ワニス社製)100重量部、F−104ワニス(昭和
ワニス社製)5.3重量部、AF−5ソルベント(日本
石油社製)15重量部、及び前記酸化処理カーボンブラ
ック30重量部をプレミックスさせた後、3本ロールミ
ル分散機を用いて5パスさせてインキを調製したときの
各パスにおけるカーボンブラックの分散性を、JIS
K5701で規定される練和度をグラインドメーターを
用いて測定することにより測定した。
【0031】流動性 前記で調製したインキを用いて、JIS K5701で
規定される粘着性の測定におけるインコメーターによる
1200rpmでの1分後のインコメーター値を10±
0.5に調整した後、そのインキをヘラで1分間混ぜ、
0.8gを水平状態のアクリル板のくぼみ部に量り入
れ、30分間水平状態を保持した後、アクリル板を垂直
にして、0.5分、1分、3分、5分、10分、30
分、及び60分後の垂れの長さを測定した。
【0032】比較例1 実施例1〜3におけると同様にして製造した凝集化した
粉末状カーボンブラックを、解砕処理を施さずに、反応
管中に560kg/時間の量で導入すると共に、オゾン
を27.5kg/時間の量で供給(従って、オゾン濃度
は、カーボンブラック100重量部に対して4.9重量
部)して酸化処理することにより、酸化処理カーボンブ
ラックを製造し、実施例1〜3におけると同様にして、
その揮発分、窒素吸着比表面積、DBP吸収量、pHを
測定し、更に、凝集体ストークス相当径分布における最
大頻度ストークス径及びその半値幅を求め、前記式にお
ける各値を算出し、又、印刷インキの顔料として用いた
ときの分散性、及び流動性を評価し、結果を表1に示し
た。
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、分散性、及び流動性に
優れ、印刷インキ、塗料、樹脂やゴム等における黒色顔
料として用いるに好適なインキ用カーボンブラックを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインキ用カーボンブラックを製造す
るにおける酸化処理に用いる解砕機の横断面図である。
【符号の説明】
1;カーボンブラック導入口 2;解砕室 3;ジェット気流導入口 4;カーボンブラック排出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲吉▼村 修七 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学株 式会社四日市事業所内 Fターム(参考) 4J037 AA02 BB15 BB30 CA08 CA18 DD05 DD07 DD08 DD17 EE02 EE19 EE29 EE44 EE50 FF05 FF15 4J039 BA04 BE01 BE12 CA07 EA44 GA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窒素吸着比表面積が20〜150m2
    g、DBP吸収量が30〜200cm3 /100g、p
    Hが4以下であって、且つ、以下に定義する最大頻度ス
    トークス径Dst(400W)が20〜400nm、その
    半値幅D1/2(400W)が10〜300nmであると
    共に、以下に定義する最大頻度ストークス径Dst(10
    0W)とその半値幅D1/2 (100W)との関係が下記
    式を満足することを特徴とするインキ用カーボンブラッ
    ク。 〔D1/2 (100W)/D1/2 (400W)〕<−0.
    5×〔Dst(100W)/Dst(400W)〕+1.8
    25 〔但し、Dstは、超音波分散機で分散させたカーボンブ
    ラックスラリーを用い遠心沈降法によって測定した凝集
    体ストークス相当径分布における最大頻度ストークス径
    (nm)、D1/2 はその最大頻度ストークス径の半値幅
    (nm)であり、そのDst(100W)及びD1/2 (1
    00W)は、それぞれ、超音波分散機での分散時の出力
    が100Wのときの最大頻度ストークス径及びその半値
    幅、そのDst(400W)及びD1/2 (400W)は、
    それぞれ、超音波分散機での分散時の出力が400Wの
    ときの最大頻度ストークス径及びその半値幅である。〕
  2. 【請求項2】 Dst(400W)が50〜90nmで、
    1/2 (400W)が40〜80nmである請求項1に
    記載のインキ用カーボンブラック。
  3. 【請求項3】 前記式における〔Dst(100W)/D
    st(400W)〕の値が1.0〜1.3の範囲にあり、
    〔D1/2 (100W)/D1/2 (400W)〕の値が
    1.0〜1.2の範囲にある請求項1又は2に記載のイ
    ンキ用カーボンブラック。
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