JP2001206606A - 排紙装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

排紙装置及びこれを備えた画像形成装置

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JP2001206606A
JP2001206606A JP2000013346A JP2000013346A JP2001206606A JP 2001206606 A JP2001206606 A JP 2001206606A JP 2000013346 A JP2000013346 A JP 2000013346A JP 2000013346 A JP2000013346 A JP 2000013346A JP 2001206606 A JP2001206606 A JP 2001206606A
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Kenji Kawazoe
憲嗣 河添
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排出されたシートを、簡単な構成で、かつ容
易に区別できるように収納することのできる排紙装置及
びこれを備えた画像形成装置を提供する。 【解決手段】 排紙手段により排紙されたシートSaを
排紙方向に延びた連続する二つ以上の積載収納部33
a,33bを有する収納手段33に積載収納すると共
に、制御手段により、排紙手段に近い方の積載収納部3
3aにシートを排紙する場合の排紙速度よりも排紙手段
から遠い方の積載収納部33bにシートSaを排紙する
場合の排紙速度の方が、速くなるように制御することに
より、二つ以上の積載収納部33a,33bに選択的に
シートSaを積載収納することができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排紙装置及びこれ
を備えた画像形成装置に関し、特に排紙装置の排紙方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ(以下、
パソコンという)や、ワードプロセッサからのデータを
記録するためのプリンタ等の出力装置、或は電子タイプ
ライター、ファクシミリ装置等の画像形成装置において
は、画像、或は情報が記録されたシートを排紙する排紙
装置を備えている。
【0003】一方、例えば近年パソコンはその性能が著
しく向上し、オフィスや一般家庭等様々な環境下で使わ
れるようになっている。そして、これに伴い取り扱うデ
ータも増え、更にそれを出力する機会も多くなってい
る。このため、プリンタ等の出力装置も性能が向上し、
記録速度が早く、かつ綺麗な出力結果が得られるものが
増えてきている。
【0004】ところで、オフィス等では、1台のプリン
タに複数のパソコンを接続させたネットワークを通じて
出力を行う場合も多くあり、このような場合は他人が出
力したものと自分が出力したものの区別ができると便利
である。
【0005】ここで、このように出力したものを区別す
るため、例えば特許第2619183号に記載されてい
るように、出力された用紙を積載しておくスタッカを用
紙の搬送方向と直交する方向に移動させることによって
用紙を側方へずらす仕分けビュレットと、この仕分けビ
ュレットの移動に伴って搬送手段の巻き込みローラとピ
ンチローラとによる用紙の挟持を一時的に解除させる手
段を設けたものがある。
【0006】そこで、このような出力装置では、仕分け
されるべき用紙が排出されると、仕分けビュレットを駆
動して用紙を搬送方向と直交する方向へ移動させると共
に巻き込みローラとピンチローラの圧接を解除すること
により、ビュレットのスムーズな移動が可能となるよう
にしている。
【0007】そして、このように仕分けしたい用紙の排
出時にのみビュレットを駆動することにより、スタッカ
に用紙を、搬送方向と直交する方向に互い違いに排出す
ることができ、これにより他の用紙との区別が容易にで
きるようになる。
【0008】また、特開平5−318855号公報のよ
うに、特許第2619183号と同じように用紙を用紙
搬送方向と直交する方向に互い違いに排出する一方、予
め搬送方向と直交する方向に位置をずらした給紙カセッ
トを用意し、区別する毎に使用する給紙カセットを変え
るというものがある。
【0009】更に、特開平6−16265号公報のよう
に用紙を積載しておく給紙カセットを2つ用意し、給紙
カセットに用紙をそれぞれ所定の角度をなすように収納
するというものもある。ここで、この出力装置では、例
えば所定の角度を直角にすることにより、90度異なっ
た角度に用紙を排出することができるようになってい
る。
【0010】更にまた、特開平5−212928号公報
のように、印刷情報に従う文書印刷の実行前に、予め用
意された複数種類の用紙中から仕切り紙として一種類の
用紙を選択してフィードし、これを排紙トレイに排出す
る。また、複数台のホストコンピュータがある場合に
は、印刷情報を送信したホストコンピュータを識別し、
その識別したホストコンピュータに対応する予め用意さ
れたホスト識別キャラクタをフィードされた仕切り紙に
印刷してから、その仕切り紙を排紙トレイに排出するよ
うにするものもある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の排紙装置を備えた出力装置において、例えば特許
第2619183号や特開平5−318855号公報の
ように、シートを排出方向と直交する方向に互い違いに
排出させるようにした場合、シートを互い違いに排出さ
せるためにスタッカを移動させる必要がある。 そして、
このようにスタッカを移動させる場合には装置が複雑と
なるばかりでなく装置が大型化すると共にコストがアッ
プする。
【0012】また特開平6−16265のように給紙カ
セットに用紙をそれぞれ所定の角度をなすように収納す
る場合は、複数の給紙カセットを用意する必要があり、
これもまた装置の大型化やコストアップにつながる。
【0013】更に特開平5−212928号公報ではや
はり複数の給紙カセットが必要であると同時に、仕切り
紙という直接記録に関与しない用紙が必要になり、更に
排出された後にこの仕切り紙を取り除くという手間が必
要になる。
【0014】そこで、本発明は、このような現状に鑑み
てなされたものであり、排出されたシートを、簡単な構
成で、かつ容易に区別できるように収納することのでき
る排紙装置及びこれを備えた画像形成装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、シートを排紙
するための排紙手段と、前記排紙手段により排紙された
シートを積載収納すると共に、排紙方向に延びた連続す
る二つ以上の積載収納部を有する収納手段と、前記二つ
以上の積載収納部に選択的に前記シートを積載収納する
よう前記排紙手段の排紙速度を制御する制御手段と、を
備え、前記制御手段は、前記排紙手段に近い方の積載収
納部にシートを排紙する場合の前記排紙速度よりも前記
排紙手段から遠い方の積載収納部にシートを排紙する場
合の前記排紙速度の方を速くするように制御することを
特徴とするものである。
【0016】また本発明は、前記制御手段は、所定の排
紙動作が終了した後、前記排出速度を変化させることを
特徴とするものである。
【0017】また本発明は、前記二つ以上の連続する積
載収納部は、所定の角度を有していることを特徴とする
ものである。
【0018】また本発明は、画像形成部と、前記画像形
成部により画像形成されたシートを排紙する排紙装置と
を備えた画像形成装置において、前記排紙装置は上記の
いずれかに記載のものであることを特徴とするものであ
る。
【0019】また本発明のように、排紙手段により排紙
されたシートを排紙方向に延びた連続する二つ以上の積
載収納部を有する収納手段に積載収納すると共に、制御
手段により、排紙手段に近い方の積載収納部にシートを
排紙する場合の排紙速度よりも排紙手段から遠い方の積
載収納部にシートを排紙する場合の排紙速度の方が、速
くなるように制御することにより、二つ以上の積載収納
部に選択的にシートを積載収納することができるように
する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の実施の形態に係る画像形成
装置の一例である記録装置の構成を示す斜視図であり、
図2はその側面断面図である。
【0022】図1において、100は記録装置、1は画
像形成部である記録ヘッドであり、本実施の形態におい
て、記録ヘッド1としてはインクジェット方式のものが
採用されている。2は記録ヘッド1を支持するキャリ
ア、3は記録ヘッド1をキャリア2に着脱可能に支持す
るためのヘッドレバー、4はキャリア2をシート搬送方
向と直交する方向(図中A方向)に案内するガイド軸で
ある。
【0023】また、5はキャリア2をA方向に案内する
もう一つの案内部材であるガイドレール、6は不図示の
一方のプーリと、他方のプーリ7間に張架されたタイミ
ングベルトであり、このタイミングベルト6の一部はキ
ャリア2に固着されている。なお、他方のプーリ7はキ
ャリアモータM1に直結されており、キャリアモータM
1を駆動することにより、記録ヘッド1を搭載したキャ
リア2を図中A方向に走査させることが可能となる。
【0024】また、8はキャリア2の走査方向における
絶対位置を示すスケールである。なお、本実施の形態で
は、スケール8として、透明なPETフィルムに必要な
ピッチで黒色のバーを印刷したものを用いており、また
スケール8の一端をシャーシ9に固着させ、他方を不図
示の板バネで支持している。
【0025】10は記録ヘッド1の吐出回復処理を行う
回復ユニット、11は回復ユニット10に配置されたゴ
ム等の弾性部材にて形成されたキャップである。なお、
このキャップ11は、記録ヘッド1と対向したときに記
録ヘッド1内の不図示のインク吐出ノズルを覆うような
形状を有すると共にポンプ13と連結されている。
【0026】そして、記録ヘッド1と対向したとき、ポ
ンプ13により記録ヘッド1のインク吐出ノズルに吸引
力を作用させて気泡や、塵挨や、増粘して記録に適さな
くなったインク等を除去することにより、記録ヘッド1
を正常な状態に保つことが可能となっている。なお、キ
ャップ11の近傍には記録ヘッド1の吐出ノズル面に付
着したインク滴を拭き取るためのワイパー12が配置さ
れている。
【0027】14は不図示の複数枚の記録シートを積載
し、一枚づつ分離・給送する自動給送装置であり、15
は積載された複数枚の記録シートを支持する積載板、1
6は記録シートの幅方向の位置を規制するサイドガイド
である。17は記録シートを搬送するために搬送モータ
M2によって駆動される搬送ローラであり、18は不図
示のバネにより記録シートを搬送ローラ17に当接する
ピンチローラ、19はピンチローラ18を回転自在に支
持するピンチローラホルダである。
【0028】20は搬送ローラ17の一端に固着された
搬送ローラギア、M2は搬送モータであり、この搬送モ
ータM2の回転を、中間ギア21を介して搬送ローラギ
ア20に伝達することにより、搬送ローラ17を回転駆
動することができるようになっている。
【0029】一方、図2において、22は記録ヘッド1
によって画像が形成された記録シートSを記録装置外へ
排出するための排出ローラ、24は不図示のバネによ
り、排出ローラ23に記録シートSを圧接する拍車ロー
ラである。ここで、この排出ローラ22には、図1に示
す排出ローラギア23が固着されており、この排出ロー
ラギア23及び中間ギア21を介して伝達される搬送モ
ータM2の回転により排出ローラ23が回転駆動される
ようになっている。なお、25は拍車ローラ24を回転
自在に支持する拍車ホルダである。
【0030】また、図2において、26は積載板15に
積載された記録シートSを給送する給送ローラ、S1は
給送ローラ26と搬送ローラ17との間に設けられたシ
ートセンサであり、このシートセンサS1は、給送ロー
ラ26から給送された記録シートSを検出すると、検出
信号を図3に示すMPU54に出力するようになってい
る。
【0031】なお、本実施の形態においては、給送ロー
ラ26によって給送された記録シートSが搬送ローラ1
7とピンチローラ18の間に斜行して入り込まないよ
う、例えば記録シートSが送り出されるとき、搬送ロー
ラ17(及びピンチローラ18)を搬送方向と逆方向に
回転させると共に、この逆回転している搬送ローラ17
又はピンチローラ18に記録シート先端を押し付けるこ
とにより、記録シートSにループを形成させるようにし
ている。
【0032】このため、MPU54は、記録シートSの
給送を開始してからシートセンサS1からの検知信号が
入力された後、所定時間が経過するまでは同図に示す搬
送モータM2を逆回転させると共に、所定時間が経過し
た後、搬送モータM2を正回転させるようにしている。
【0033】これにより、記録シートSは斜行が補正さ
れた状態で記録ヘッド1に向けて搬送される。なお、こ
の正回転開始のタイミングは、給送モータM3がステッ
ピングモータの場合は駆動ステップ数、DCモータ等の
場合は同図に示す制御上の時間管理を行うタイマ55に
よる時間情報に基づくものである。
【0034】一方、図3において、56はMPU54の
制御プログラム等を納めたROM、57はMPU54の
制御実行時のワークエリアや、キャリア2の速度等の情
報を蓄えるRAM、58は記録装置100の電源がOF
Fされても情報の保持が可能なEEPROMである。5
9は記録ヘッド1を所望される記録情報等に応じて駆動
するための記録ヘッドドライバ、60はキャリアモータ
ドライバであり、キャリア2を走査させるためのキャリ
アモータM1を駆動するものである。
【0035】また、S2はキャリア2の位置を検出する
HPセンサS2、61は搬送モータドライバであり、搬
送ローラ10を駆動する搬送モータM2を駆動制御する
ものである。また、62は給送モータドライバであり、
給送ローラ26を駆動する給送モータM3を駆動制御す
るものである。
【0036】さらに、S3は給送ローラ26の回転を検
出するASFセンサ、53は記録装置(MPU54)と
ホストコンピュータ等の電子機器51とを接続するI/
F部(インターフェイス部)であり、I/F部53を介
して記録装置(MPU54)は電子機器51と情報交換
が可能に構成されている。なお、52は電子機器51に
設けられ、記録装置に関する様々な設定を行うと共に設
定に応じて記録装置に指示を行うプリンタドライバであ
る。
【0037】次に、このように構成された記録装置にお
ける記録シート搬送制御について説明する。
【0038】記録動作を行う際、MPU54は、まず給
送モータドライバ62を介して給送モータM3を駆動
し、自動給送装置14の給送ローラ26を回転駆動す
る。これにより、積載板15にセットされた記録シート
は、給送ローラ26により例えば爪等の不図示の分離手
段によって1枚づつ分離された後、搬送ローラ方向へと
給送される。
【0039】また、MPU54は、シートセンサS1が
記録シートの先端を検出するまでに、搬送モータドライ
バ61を介して搬送モータM2を逆回転させ、搬送ロー
ラ17を逆回転させる。これにより、給送ローラ26に
よって給送された記録シートの先端が、逆回転している
搬送ローラ17又はピンチローラ18に押し付けられ、
これに伴い記録シートにはループが形成され、記録シー
トの斜行が補正される。
【0040】一方、シートセンサS1が記録シートの先
端を検出すると、シートセンサS1からの検出信号に基
づきMPU54は記録シートが若干ループする所定のタ
イミングが経過した後、搬送モータM2を正回転させ、
搬送ローラ17を正回転駆動する。これにより、記録シ
ートは、搬送ローラ17とピンチローラ18とに挟持さ
れた状態で記録ヘッド1の方向に搬送される。
【0041】次に、搬送ローラ17で搬送された記録シ
ートが記録位置に到達すると、キャリアモータドライバ
60を介してキャリアモータM1を駆動する共に、キャ
リア2をA方向(図1)に走査させながら記録ヘッドド
ライバ59を介して記録ヘッド1を駆動し、記録シート
に1行目の画像等の記録を行う。
【0042】そして、1行目の記録が終了すると、再度
搬送モータM2を駆動して搬送ローラ17により記録シ
ートを次の行まで搬送し、またキャリアモータM2と記
録ヘッド1を駆動して記録を行う。さらにこの動作を1
ページのデータ分のみ繰り返して行うことにより、記録
シートへの記録が完了する。
【0043】一方、搬送ローラ17とピンチローラ18
とで搬送された記録シートが記録ヘッド1の位置を過ぎ
ると、やがて先端部が排出ローラ22と拍車ローラ24
との間で挟持され、記録シートは搬送ローラ17及び排
出ローラ22の両方で搬送される。なお、本実施の形態
では、搬送ローラ17と排出ローラ22とは共に搬送モ
ータM2で駆動されるようになっている。
【0044】さらに、本実施の形態においては、ギア比
やローラ径を若干変えることにより、排出ローラ22に
よる搬送量を搬送ローラ17による搬送量よりも多少大
きくしており、これにより搬送ローラ17と排出ローラ
22との間で記録シートがたるむのを防止している。
【0045】この後、更に搬送モータM2を駆動する
と、記録シートの後端が搬送ローラ17から外れ、記録
シートは排出ローラ22のみで搬送される。そして、排
出ローラ22を更に駆動すると、記録シートの後端が排
出ローラ22を通過し、記録シートが記録装置外へ排出
される。
【0046】そして、このようにして記録シートを排出
した後、MPU64は排出ローラ22を停止させる。な
お、この排出ローラ22の停止は、シートセンサS1か
ら排出ローラ22までの距離は予め分かっているので、
シートセンサS1が記録シートの後端を通過したのを検
出してから、排出ローラ22までの所定量に余裕分を加
算した量を搬送したタイミングで行うようにしている。
【0047】ところで、図4は、このような構成の記録
装置の側面図であり、同図において、31、32は記録
装置100の外面を形成する上ケース及び下ケースであ
る。また、33は下ケース32に着脱可能に取り付けら
れた収納手段である排出トレイであり、この排出トレイ
33は、記録装置100から排出された記録シートをス
タックするためのものである。
【0048】ここで、この排出トレイ33は、両端部が
中央部を支点として所定角度で下方に折曲されており、
この中央部を境として下ケース側、即ち排紙ローラ22
側に設けられた第1排出部33aと、この第1排出部3
3aより排出方向下流側、即ち排紙ローラ22から離れ
た位置にある第2排出部33bとを有している。なお、
この第2排出部33bの先端には排出された記録シート
がそれ以上排出方向に進まないように位置決め壁34が
設けられている。
【0049】ところで、本実施の形態においては、これ
ら所定角度を有する連続した第1及び第2排出部33
a,33bに選択的に記録シートをスタックできるよう
制御手段であるMPU54は、排出ローラ22の搬送
(排紙)速度を変更するようにしている。即ち、第1排
出部33aに記録シートをスタックする場合よりも第2
排出部33bに記録シートをスタックする場合の方が記
録シートを搬送しているときの搬送速度を速くしてい
る。
【0050】そして、このように搬送速度を速くするこ
とにより、記録シートを遠くまで、即ち第2排出部33
bまで飛ばすことができ、これにより第2排出部33b
に記録シートをスタックすることができるようになって
いる。なお、このように飛ばされた記録シートは位置決
め壁34に当たって止まるようになっている。
【0051】次に、このように構成された記録装置の記
録シート排出動作について説明する。
【0052】まず、区別したい最初の複数枚の記録シー
トを第2排出部33b上にスタックできるように排出ロ
ーラ22だけで記録シートを搬送しているときの搬送速
度を速くする。これにより、図4に示すように記録シー
トSaは遠くまで飛ばされて第2排出部33b上に到達
し、この後、先端が位置決め壁34に当たって止まる。
【0053】次に、区別したい他の複数枚の記録シート
を排出する場合には記録シートを第1排出部33a上に
スタックできるように排出ローラ22の搬送(排紙)速
度を遅くする。これにより、図5に示すように排出され
る記録シートSbは、第1排出部33a上に排出され、
この後、第1排出部33aの傾斜により後端が排出トレ
イ33の固定端、或は記録装置100に設けられた不図
示のストッパに当って止まる。
【0054】なお、本実施の形態においては、第1及び
第2排出部33a,33bの排紙方向の長さを、使用頻
度の高い記録シートの排紙方向長さより短くするように
している。これにより、同図に示すように前回排出され
た一束の記録シートSの上にその一端が重なるようにな
る。
【0055】また、この動作を区別したい複数枚の記録
シートSの束がくる毎に繰り返すことにより図6に示す
ように、第1又は第2排出部33a,33bに記録シー
トを交互に排出することができ、複数の記録シートを区
別して収納することが可能となる。なお、本実施の形態
において、排出ローラ22の搬送速度を切り換えは、排
出ローラ22を駆動している搬送モータM2の駆動速度
を変えることにより行うようにしている。
【0056】次に、このMPU54の駆動速度制御につ
いて図7に示すフローチャートを用いて説明する。
【0057】MPU54は、記録命令を受けて記録が開
始されると、まず今回記録される記録シートを区別する
必要があるかどうかの判断を行なう(Step1)。こ
こで、区別する必要のある場合は(Step1のY)、
前回の記録時にシートを第1排出部33aに排出したか
どうかを確認し(Step2)、前回第1排出部33a
に排出していた場合には(Step2のY)、今回の記
録シート排出時には排紙ローラ22の搬送(排紙)速度
を高速とするよう搬送モータM2の回転速度をH(高
速)に設定する。また、前回第1排出部33aに排出し
ていない場合は、排紙ローラ22の搬送(排紙)速度を
低速とするよう搬送モータM2の回転速度をS(低速)
に設定する(Step4)。
【0058】そして、このように搬送モータM2の回転
速度を設定した後、実際に記録シートへの記録を行なう
(Step5)。なお、本実施の形態においては、シリ
アルプリンタを採用しているので、記録を行なう際、搬
送モータM2を駆動し(Step6)、記録シートを1
行分搬送する。このように記録・搬送を繰り返して実行
されていくが、その間にシートセンサS1がON状態か
らOFF状態へ変化していないかをチェックする(St
ep7)。
【0059】ここで、シートセンサS1がOFFとなっ
ていない場合は(Step7のN)、引き続き記録及び
記録シートの1行分の搬送を行う。一方、この後、シー
トセンサS1がOFFになって更に記録するデータが終
了していた場合は(Step8のY)、Step3又は
Step4で設定した速度で搬送モータM2を駆動して
排出動作を実行する(Step9)。そして次頁の有無
を確認して(Step10)、次頁がなければ(Ste
p10のY)、記録を終了する(Step11)。
【0060】このように、実際の記録を行なう前に排出
する記録シートが区別するシートかどうか判断し、かつ
前回の排出トレイへの排出位置を確認して今回の排出速
度を決定することにより、記録シートを選択的に第1及
び第2排出部33a,33bに排紙することができる。
これにより、排出された記録シートを、簡単な構成で文
書毎に容易に区別できるように収納することができる。
【0061】なお、本実施の形態では実際の記録を行な
う前に区別するシートかどうか判断し、かつ前回の排出
トレイへの排出位置を確認して今回の排出速度を決定し
ていたが、本発明はこれに限らず、例えば画像形成に影
響を及ぼすような場合は、記録している途中、シートセ
ンサS1がOFFになったとき、或いは排出動作に入る
直前に排出速度を決めるようにしてもよい。
【0062】また、本実施の形態では記録手段としてイ
ンクジェット記録方式を用いたが、本発明はこれに限定
されることなく、例えば熱転写記録方式やレーザービー
ム方式等どのような記録方式でも構わない。
【0063】さらに本実施の形態では第1排出部33a
及び第2排出部33bは所定の角度を有して取り付けら
れていたが、図8の(a)に示すように一直線上に配置
しても問題ない。また、排出トレイ33を、中央部を支
点として両端部を所定角度で上方に折曲することによ
り、(b)に示すような所定角度を有する連続した第1
排出部33a及び第2排出部33bを形成しても良い。
なお、(a)及び(b)において、34aは第1排出部
33aに排出された記録シートを停止させるためのスト
ッパを兼ねる仕切り部材である。
【0064】また、これまでの説明においては、排紙ト
レイ33として、2つの第1排出部33a及び第2排出
部33bを備えたものについて述べてきたが、本発明は
これに限らず、複数種類の排紙速度を設定するようにす
れば排出する記録シートのサイズに応じて3つ以上の排
出部を設けることもできる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、排
紙手段に近い方の積載収納部にシートを排紙する場合の
排紙速度よりも排紙手段から遠い方の積載収納部にシー
トを排紙する場合の排紙速度の方が速くなるようにして
二つ以上の積載収納部に選択的にシートを積載収納する
ようにすることにより、簡単な構成で、排出されたシー
トを文書毎に容易に区別できるように収納することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例
である記録装置の構成を示す斜視図。
【図2】上記記録装置の側面断面図。
【図3】上記記録装置の制御ブロック図。
【図4】上記記録装置の側面図。
【図5】上記記録装置の記録シート排出動作を説明する
図。
【図6】上記記録装置の記録シート排出動作を説明する
他の図。
【図7】上記記録装置の動作を説明するフローチャー
ト。
【図8】上記記録装置の排出トレイの他の例を示す図。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 17 搬送ローラ 22 排出ローラ 26 給送ローラ 33 排出トレイ 33a 第1排出部 33b 第2排出部 54 MPU 100 記録装置 M2 搬送モータ M3 給送モータ S1 シートセンサ S シート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを排紙するための排紙手段と、 前記排紙手段により排紙されたシートを積載収納すると
    共に、排紙方向に延びた連続する二つ以上の積載収納部
    を有する収納手段と、 前記二つ以上の積載収納部に選択的に前記シートを積載
    収納するよう前記排紙手段の排紙速度を制御する制御手
    段と、 を備え、 前記制御手段は、前記排紙手段に近い方の積載収納部に
    シートを排紙する場合の前記排紙速度よりも前記排紙手
    段から遠い方の積載収納部にシートを排紙する場合の前
    記排紙速度の方を速くするように制御することを特徴と
    する排紙装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、所定の排紙動作が終了
    した後、前記排出速度を変化させることを特徴とする請
    求項1記載の排紙装置。
  3. 【請求項3】 前記二つ以上の連続する積載収納部は、
    所定の角度を有していることを特徴とする請求項1記載
    の排紙装置。
  4. 【請求項4】 画像形成部と、前記画像形成部により画
    像形成されたシートを排紙する排紙装置とを備えた画像
    形成装置において、 前記排紙装置は前記請求項1乃至3のいずれかに記載の
    ものであることを特徴とする画像形成装置。
JP2000013346A 2000-01-21 2000-01-21 排紙装置及びこれを備えた画像形成装置 Pending JP2001206606A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100485805B1 (ko) * 2003-01-04 2005-04-28 삼성전자주식회사 인쇄된 용지를 인쇄잡 단위로 구별하는 프린터의 배지방법

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