JP2001206457A - 袋体及び袋体の圧力調整機構 - Google Patents

袋体及び袋体の圧力調整機構

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JP2001206457A JP2000021935A JP2000021935A JP2001206457A JP 2001206457 A JP2001206457 A JP 2001206457A JP 2000021935 A JP2000021935 A JP 2000021935A JP 2000021935 A JP2000021935 A JP 2000021935A JP 2001206457 A JP2001206457 A JP 2001206457A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、袋体内に調理すべき材料を入れた
まま電子レンジ等で加圧加熱して調理するための袋体の
提供を課題とするものであり、内容物の蒸気圧等に対し
て袋体内の圧力を調整して袋体の破損を防止すると共に
一定圧をかけることのできる袋体の提供を課題とする。 【解決手段】 袋体1開口部4方向に袋体1の一側辺3
から対向する他の側辺3にかけて袋体1の両面を開閉自
在に閉鎖する第一のチャック部5を有すると共に、該第
一のチャック部5から袋体1の底部方向であって袋体1
の一側辺3から対向する他の側辺3にかけて第二のチャ
ック部6を有し、第一のチャック部5と第二のチャック
部6の間であって袋体1の一側面に圧力逃し部7を有す
る袋体により解決できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、袋体内の圧力が高
まった場合の圧力逃し用の調整機構を有する袋体に関す
るものである。より具体的には袋体を開閉自在に閉鎖す
るチャック部を有し、電子レンジ等により調理した際に
袋体内の内容物の水分が蒸発する際に発生する蒸気によ
り適宜このチャック部を開放し、かつこの蒸気等により
生じた過剰圧力を外部に噴出するための圧力逃し部を有
する袋体に関する。
【0002】
【従来技術】従来、調理品を電子レンジ等にて調理する
場合に、袋体内に入れたままでは調理時の調理品から発
生する蒸気により袋体が破裂等をするために、袋体から
出した上、皿等に盛って調理していたものである。或い
は、袋体に微細な孔をあけて袋体内に調理品を入れたま
ま電子レンジ等にて調理していたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】先ず、袋体の破裂を避
けるため一旦袋体から出して調理する場合や、水分の多
い調理品やつけ汁等を必要とする調理品など一定以上の
水分を有するものを調理する場合には、必要以上に水分
が蒸発してしまい、旨く調理できなかった。また、米を
炊く場合等、その調理時に一定の圧力を必要とする調理
品に関しては、皿等に入れたままでは圧力を与える事が
できず、そのままでは調理できなかった。袋体に強度を
持たせ、かつ内容物である調理品の封入に際して強度の
シールを行うことにより解決できるものではあるが、こ
れらは高価となるばかりでなく、家庭で手軽に封入し、
使えるようなものではなかった。この様な場合、例えば
その調理品に応じて圧力を与えられる陶器製等からなる
特殊な容器等を用いなければならず非常に不便であっ
た。
【0004】これに代え、例えば袋体内に調理品を入れ
たまま袋体自体に孔を開けて、圧力逃しを行おうとする
場合にも、逆に袋体の強度を減らしまた内容物の漏れ等
を生じさせてしまうものである。従って、通常電子レン
ジでは調理できない水分の多い調理品を袋体の中に入れ
たまま調理できる何らかの解決手段が求められている。
特に現在の簡単に調理を行うために多用されている電子
レンジの活用範囲を広げるために何らかの特殊な袋体が
望まれている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため圧力調整の可能な袋体を提供するものであ
り、請求項1にかかる発明は袋体開口部方向に袋体の一
側辺から対向する他の側辺にかけて袋体の両面を開閉自
在に閉鎖する第一のチャック部を有し、該第一のチャッ
ク部から袋体の底部方向であって袋体の一側辺から対向
する他の側辺にかけて第二のチャック部を有し、第一の
チャック部と第二のチャック部の間の袋体の一面に圧力
逃し部を有する袋体であり、かかる袋体によって解決で
きる。
【0006】或いは請求項2に示す発明のように起立可
能な袋体の開口部方向に袋体の一側辺から対向する他の
側辺にかけて袋体の両面を開閉自在に閉鎖する第一のチ
ャック部を有し、該第一のチャック部から袋体の底部方
向であって袋体の一側辺から対向する他の側辺にかけて
第二のチャック部を有し、第一のチャック部と第二のチ
ャック部の間に圧力逃し部を有する袋体によっても解決
できる。
【0007】或いは請求項3にかかる発明のように一端
辺部で袋体の一面に内部を連通すると共に他端辺部で開
口部を有する両端部が開口した舌片部を有し、該舌片部
の開口部方向に舌片部の一側辺から対向する他の側辺に
かけて舌片部の両面を開閉自在に閉鎖する第一のチャッ
ク部を有すると共に該第一のチャック部から袋体連設方
向であって舌片部の一側辺から対向する他の側辺にかけ
て第二のチャック部を有し、第一のチャック部と第二の
チャック部の間に圧力逃し部を有する袋体によっても解
決できる。
【0008】或いは請求項4の発明のように 袋体1の
一面に袋体1の内部と連通する舌片部11を有する袋体
であって、該舌片部11はその一端辺部14で袋体1と
連通し、他端辺部12が閉口された略袋状よりなり、該
舌片部11の一側辺13から対向する他の側辺13にか
けて舌片部11の両面を開閉自在に閉鎖する第二のチャ
ック部6を有すると共に該第二のチャック部6と他端辺
部12との間に圧力逃し部7を有し、袋体1本体の開口
部4方向に袋体1の一側辺3から対向する他の側辺3に
かけて袋体1の両面を開閉自在に閉鎖する第一のチャッ
ク部5を有する袋体によっても同様である。
【0009】或いは請求項5にかかる発明のように圧力
逃し部が袋体の面に設けられている袋体により、袋体の
面方向に内圧が噴出できる。この場合、一面にのみ設け
たものであっても両面に設けたものであってもよい。或
いは、これに代えまたはこれと共に請求項6にかかる発
明のように圧力逃し部が袋体の側辺部に設けられている
袋体であってもよい。これらの場合、圧力逃し部の構成
が請求項7にかかる発明のように孔により構成されるこ
とによって、内部圧力を外部に排出できる。或いは請求
項8のようにこれがスリットにより構成されているもの
でもよい。または請求項9のように網目状の圧力逃し部
により構成されているものであっても同様である。
【0010】或いは請求項10にかかる発明のように袋
体本体の開口部方向に袋体の開口部を閉鎖するための開
閉自在の第一のチャック手段と、第一のチャック手段よ
り袋体本体の底部方向に設けられた袋体内の圧力を外部
に排出する圧力逃し手段と、圧力逃し手段より袋体本体
の底部方向に設けられた圧力逃し手段を袋体底部方向の
内部より隔離するための開閉自在の第二のチャック手段
とを有し、袋体内の内圧が高まった場合に第二のチャッ
ク手段が閉鎖状態から開放され、圧力逃し手段により袋
体の内圧を外部に排出し、袋体内の内圧を調整する袋体
の圧力調整機構を有することにより、袋体内に生じた圧
力を袋体自体は閉じたまま調整でき、かつ一定の圧力を
加えたまま例えば調理等ができるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する
に、図1は本発明にかかる一実施の状態を示す図であ
る。袋体1は底部2及び側辺3がシールされると共に開
口部4を有する。この袋体1の一面である表面の開口部
4方向には第一のチャック部5が開口部4に平行に設け
られており、袋体1の内部を閉塞する事を可能としてい
る。この第一のチャック部5と平行に袋体1底部2方向
に間隔をあけて第二のチャック部6が配置されている。
この第一のチャック部5と第二のチャック部6の間には
袋体1の一面である表面部分が位置するが、この側辺3
方向には圧力逃し部7である孔が設けられている。
【0012】従って、このような袋体1内に内容物を封
入する場合は、第一のチャック部5と第二のチャック部
6とをそれぞれ開いて内容物を袋体1内部に入れ、その
後第一のチャック部5と第二のチャック部6をそれぞれ
閉じることにより、内容物を封入できる。この様な内容
物を封入した袋体1を電子レンジ等により加熱調理する
と、調理品である内容物が加熱され、調理品の水分が蒸
気となり袋体1内に圧力が加わることとなる。通常、完
全に密閉した袋体であればこの圧力が強まれば袋体の破
損等につながるが、本発明にかかる袋体1の場合にはこ
の圧力は第二のチャック部6にかかり、袋体1の内容物
の圧力に抗しきれなくなった場合にこの第二のチャック
部6が外れ、内部の圧力が第一のチャック部5と第二の
チャック部6の間の空間にもかかることとなる。この場
合、この第一のチャック部5と第二のチャック部6の間
の袋体1側面には圧力逃し部7として孔が設けられてお
り、開口していることから袋体1内の圧力はこの孔を通
って外部に噴出するものとなる。
【0013】以上より、袋体1内の圧力が一定以上とな
った場合には第二のチャック部6が外れて第一のチャッ
ク部5と第二のチャック部6の間に設けられた圧力逃し
部7である孔により袋体1内の蒸気を外部に噴出され、
袋体での加熱調理を可能としかつ袋体の破損を防止でき
る。この場合、袋体1の一面である表面に圧力逃し部7
である孔が設けられているが、例えば電子レンジ内に袋
体1を入れる場合に、平面的な袋体にあっては袋体を寝
かした状態で置く場合が多く、この様な場合に袋体内の
内容物が外部に漏れないようにするため、本図に示すよ
うに一面のみに圧力逃し部7を設ける事が必要となる。
【0014】従って、例えば付け汁等の調味用の液体内
に調理品を付け込んで加熱調理する場合等においては、
袋体1の上面方向にのみ圧力逃し部7を有することによ
り、内容物である液体が外部に漏れることがない。尚、
この圧力逃し部7に関しては本図においては孔が側辺3
方向に一つ設けられているが、この孔の大きさは圧力逃
しのためのものであり、内容物や第一のチャック部5や
第二のチャック部6の嵌合力に応じて適宜その大きさを
定めればよく、またその配設位置も袋体1に応じ又はデ
ザイン上等の観点より適宜定めればよいものである。
【0015】次に第一のチャック部5や第二のチャック
部6に関して内容物を密閉することが可能であり、かつ
開閉自在であることが必要であると共に一定の圧力を受
けた場合には閉口していたものが開口するものであれば
よい。また第一のチャック部5と第二のチャック部6の
密閉度の相違は同じものであっても異なるものであって
もよい。但し第一のチャック部5は、第二のチャック部
6が袋体1内の圧力で開口した場合に圧力逃し部7を設
けていても閉口しているものであることが必要であり、
この程度の密閉度を有しているものであることが必要で
ある。
【0016】以上より本発明の袋体1の機構としては、
袋体1本体の開口部4方向に袋体1の開口部4を閉鎖す
るための開閉自在の第一のチャック部5である第一のチ
ャック手段5を設け、次にこの第一のチャック手段5よ
り調理すべきものを入れる袋体1の底部2方向に圧力逃
し部7である圧力逃し手段7を設け、この圧力逃し手段
7より袋体1本体の底部2方向に第二のチャック手段を
有するものである。この第二のチャック手段6は、圧力
逃し手段7を袋体1底部2方向の内部より隔離して内容
物の漏れを防ぐための開閉自在の第二のチャック部6よ
りなる。
【0017】第二のチャック手段6により隔離されてい
る圧力逃し手段7とは、袋体1内の内容物が第二のチャ
ック手段6により閉鎖され、圧力逃し手段7と袋体1内
部が空洞で連通していない隔離されている状態で維持さ
れていることをいう。従って、内容物は例え液状であっ
ても袋体1内から外部に漏れるものではない。この様な
状態で加熱又は加圧調理すると袋体1内の内圧が高ま
り、第二のチャック手段6が解放すなわち閉鎖状態から
開かれる状態となる。すると袋体1内の内圧は隔離を解
かれた圧力逃し手段7にまで及ぶこととなる。この様な
状態においては袋体1内の圧力はこの圧力逃し手段7に
より外部に排出できる。特に圧力逃し手段7において内
圧を外部に排出する際にその大きさや配置等により袋体
1内の内圧をも調整することが可能である。
【0018】次に図2は図1のA−A線断面図であり、
袋体1の一面である上面には圧力逃し部7である孔を有
し、この孔を挟んで両側に第一のチャック部5と第二の
チャック部6をそれぞれ有しているものである。第一の
チャック部5は、袋体1の一面には袋体1内部方向に突
出している係止用突出辺8を有し、他面には袋体1内部
方向に突出している二辺からなる係止用挟持辺9を有
し、この係止用挟持辺9に係止用突出辺8が挟持され、
係止用突出辺8を挟み込むように係止されている。特に
係止用突出辺8の先端部分には略三角形上の突出部81
を有し、係止用挟持辺9には各々内側方向に挟持片91
を有し、突出部81の突起部分82は挟持片91により
おさえられて袋体1の一面と他面を閉鎖している。この
係止用突出辺8及び係止用挟持辺9の両側には各々壁部
10が設けられている。
【0019】次に第二のチャック部6も、同様に袋体1
の一面には袋体1内部方向に突出している係止用突出辺
8を有し、他面には袋体1内部方向に突出している二辺
からなる係止用挟持辺9を有し、この係止用挟持辺9に
係止用突出辺8が挟持され、係止用突出辺8を挟み込む
ように係止されている。係止用突出辺8の先端部分には
略三角形上の突出部81を有し、係止用挟持辺9には各
々内側方向に挟持片91を有し、突出部81の突起部分
82は挟持片91によりおさえられて袋体1の一面と他
面を閉鎖している。この様に構成されている袋体1にお
いて袋体1内部の調理品を加熱等することにより内部の
圧力が高まると第二のチャック部6に圧力がかかり係止
用挟持辺9に挟持されている係止用突出辺8が外れ開口
状態となり、第一のチャック部5と第二のチャック部6
の間にも袋体1の圧力がかかることとなる。この圧力は
圧力逃し部7である孔から外部に排出されるものであ
り、一定以上の圧力はすべて外部に出てしまい、袋体1
内を一定の圧力下におくことができる。
【0020】この事は逆に第一のチャック部5には一定
以上の圧力は加わらないものであり、第一のチャック部
5の係止用突出辺8は係止用挟持辺9に挟持されている
状態を保て、第一のチャック部5を閉鎖の状態で維持で
きる。この様に構成することにより、例えば袋体1内に
調理品を入れた状態で電子レンジ等で加熱した場合に調
理品から出る蒸気等により袋体1内に圧力がかかること
となる。この場合、一定以下の圧力だけがかかる場合に
は第二のチャック部6は閉鎖された状態であり、調理品
に対して一定圧力を加えて調理でき、一定以上の圧力が
加わることにより第二のチャック部6が開口され、内部
圧が第一のチャック部5と第二のチャック部6の間にま
で及びこの間に設けられた圧力逃し部7である孔から外
部に排出される。これにより、袋体1内の圧力を一定以
下に保つことができる。特に第一のチャック部5にかか
る圧力は孔による排気によりり圧力調整がなされて開口
する程度の圧力が加わることを防ぐことができ、閉鎖状
態で袋体1内に圧力が加わる状態で維持でき、調理を可
能とする。
【0021】また、例えば調理品に対して付け汁等の液
体を多く使用して調理する場合には袋体1内の液体が外
部に零れる事を防止しなければならないが、袋体1の上
部に位置する面にのみ圧力逃し部7を設けたことから第
二のチャック部6が開口した場合でも蒸気のみ外部に排
出でき液体自体は袋体1内に止める事ができる。併せて
第一のチャック部5は閉鎖状態を維持できることから、
この部分からの液体が漏れてしまうことも防止できるも
のである。例えば米等を本袋体1内に封入した上で電子
レンジで調理した場合においても、米と水を入れて加熱
し一定以上の圧力がかかると第二のチャック部6が開口
し、この圧力を圧力逃し部7から排出でき、また第一の
チャック部5は閉鎖状態で維持できるものであり、一定
の圧力を常時与えていわゆる蒸す事もできる。
【0022】この様な場合に本図及び図1においては圧
力逃し部7として、袋体1の一側辺3方向に一定の大き
さの孔を設けているが、これに限らず圧力逃しが可能で
あればよい。従って、孔を用いる場合においては、孔の
大きさは袋体1内の圧力に応じて適宜定めれば足り、大
きいものであっても小さいものであってもよい。また一
の孔のみ設けたものに限らず二以上の複数或いは多数の
孔を設けたものであってもよいと共にその配設箇所は任
意に設けられてよい。このことは孔の形状も丸に限らず
楕円でも角形状でも任意の形状でよいものである。但
し、本袋体1のように平面的な袋体では寝かせた状態で
置かなければならないものであり、袋体1の一面にのみ
圧力逃し部7を設けるものである事が必要である。
【0023】次に図1及び本図に示すように第一のチャ
ック部5と第二のチャック部6はそれぞれ同じ形状より
なるものであるが、これに限らず形状の異なるものを用
いてもよい。例えば第二のチャック部6には係止用突出
辺8の先端部分の突出部81としてチャック長手方向に
円柱形状の突出部即ち断面円形形状の突出部を設けた場
合には、係止用挟持辺9の挟持力は三角形状のものより
弱くなり、一定以下の少ない圧力によっても開口するこ
ととなる。反面第一のチャック部5には図に示す形状を
有するとした場合には、一定以上の圧力にも耐えうるも
のとなる。
【0024】以上のように第一のチャック部5と第二の
チャック部6はそれぞれ図に示す構造に限定されるもの
ではなく、密閉状態を保て開閉自在であると共に一定の
圧力を受けた場合に開口できるものであればよく、その
開口に際しては第一のチャック部5と第二のチャック部
6が同じ程度の圧力により開口する場合であっても或い
は各々そのチャック力即ち閉鎖される力の異なるもので
あってもよい。図3は、起立可能な袋体1に本発明を用
いた一実施例を示す図である。起立可能な袋体1は、例
えば角底体を有する袋体のように底部2により袋体1が
起立状態で維持できる袋体を指し、いわゆる寝かした状
態でおく必要のない袋体をいう。
【0025】本図に示すように角底体の場合には袋体1
の底部2により起立状態で袋体1を置くことができ、内
容物を入れて調理する場合に内部の調理品が外部に漏れ
る可能性が極めて低く、より使い勝手がよいものであ
る。即ち液体状態の調理品を含んでいる場合には、この
液体が一定以上の量であると図1又は図2に示す袋体1
構造では、圧力逃し部7から液体が外部に零れ出てしま
うおそれもあるが、本構造の場合には袋体1の内部容量
を極めて多くとることができ、多量の液体を有する調理
品に対しても使用できるものである。図3に示すように
角底体の袋体1の開口部4方向の両面に各々圧力逃し部
7が設けられており、この圧力逃し部7の袋体1開口部
4方向である上方には第一のチャック部5が設けられて
おり、また袋体1底部2方向である下方には第二のチャ
ック部6が設けられている。
【0026】この圧力逃し部7は孔よりなるものに代え
網目状の通気可能な部材よりなる。この様な圧力逃し部
7を設けた場合にあっても内容物から生じる蒸気圧等の
圧力を外部に排出可能である。従って、この袋体1内に
調理品である内容部を封入し第一のチャック部5及び第
二のチャック部6のそれぞれを閉鎖して、例えば電子レ
ンジ等に入れ加熱等の調理を行うと調理品の加熱に伴い
生じる蒸気等の圧力によりまず第二のチャック部6が開
口する。この開口に伴い第一のチャック部5及び第二の
チャック部6の間にまで圧力がかかるが、この圧力は圧
力逃し部7から外部に排出され、一定以上の圧力を外部
に逃すことが可能となり、袋体1内部圧力の余剰圧力を
外部に排出し袋体1内に一定の圧力を与えつつ調理を可
能とする。
【0027】尚、本図においては圧力逃し部7は網目状
部材よりなるがこれに限らず例えば前記の孔やスリット
等を設けたものであってもよい。即ち本発明全般に該当
するものであるが圧力逃し部7は袋体1内部の圧力を外
部に排出できる構造であれば良く、前記の孔や網目状部
材、スリット等に限らず例えば、弁構造の排出機構を有
する圧力逃し部7であってもよいものである。例えば、
単なる孔のみでなく外部からの吸入を阻止し内部の圧力
を逃す弁を有する排出孔を有する圧力逃し部7であって
もよく、または一定圧力まで例えばゴムの弾力やバネ構
造により弁を閉じており、一定以上の内部圧力を受けた
場合に初めて弁が開口し内部圧力を外部に排出するもの
であってもよい。
【0028】この圧力逃し部7の配設状態に関し、起立
する袋体例えば角底体の底部2を有する本図に示す袋体
1の場合においては、開口部4方向の両面に各々圧力逃
し部7が設けられている場合に限らず、袋体1の一面の
みに圧力逃し部7が設けられているものであってもよ
い。或いは、袋体1の面部分ではなく袋体1の側辺3部
分に圧力逃し部7を設けたものであってもよい。例えば
袋体1の製袋時の側辺3のシールに際し、圧力逃し部7
をこの側辺3部分に設けたものであってもよい。尚、袋
体1の面部分と共に側辺3部分の両箇所に設けたもので
あってもよい。図4は、図3のB−B線断面図であり、
第一のチャック部5及び第二のチャック部6により袋体
1が閉鎖していると共に第一のチャック部5及び第二の
チャック部6の間には圧力逃し部7が袋体1の両面に設
けられている状態を示している。
【0029】次に図5は、圧力逃し部7が袋体1の一方
の面にのみ設けられている一実施例を示す図である。図
6は、図3の袋体1の内容物である調理品が過熱され、
圧力が高まって、第二のチャック部6を押し開けて圧力
が圧力逃し部7より外部に排出されている状態を示す図
である。図7は、平底の袋体1の一面に袋体の平面と略
垂線方向に圧力逃し部7を有する舌片部11を有する本
発明にかかる一実施例を示す図である。この袋体1本体
の両端部は各々閉鎖されているものであり、袋体1の開
口部は舌片部11の端辺部12が該当する。この舌片部
11は2枚のシートよりなり、各々袋体1の一面を構成
するシートに舌片部の一端辺部14でつながっているも
のであり、この内部は袋体1の内部と連通している。
【0030】この様な舌片部11にはその一側辺13か
ら対向する他の側辺13にかけて第一のチャック部5及
び第二のチャック部6が設けられており、舌片部11の
両面を開閉自在に閉鎖できる。この様な第一のチャック
部5及び第二のチャック部6の間に圧力逃し部7が設け
られている。従って袋体1内部に内容物である調理品を
入れた上で例えば電子レンジ等で過熱調理した場合に
は、調理品から生じる蒸気等による圧力は袋体1内のみ
ならず舌片部11の内部にも同様にかかるものである。
この場合、この舌片部11の第二のチャック部6が袋体
1内の圧力により開口され、第一のチャック部5及び第
二のチャック部6の間に設けられた圧力逃し部7からこ
の一定以上の圧力は外部に排出されることとなる。な
お、内容物の収納又は取り出しは第一のチャック部5の
開閉により舌片部11の端辺部12の開口を用いて可能
である。
【0031】従って、本図に示すように袋体1本体自体
の面に第一のチャック部5及び第二のチャック部6、圧
力逃し部7を設けたものに限らず、袋体1の形態に応じ
て例えば舌片部等を設けて、この部分に第一のチャック
部5及び第二のチャック部6、圧力逃し部7を設けたも
のであってもよい。図8は、他の一実施例を示すもので
あり、袋体1の一端4を閉鎖状態とし、他端に開口部4
を有すると共に開口部4の近傍に第一のチャック部5を
設け袋体1内の出し入れを可能とする構造を有する。又
袋体1の一面に袋体1の平面と略垂線方向に圧力逃し部
7を有する舌片部11を有し、この舌片部11の端辺部
12は閉鎖状態となっており他の端辺部14により袋体
1内部と舌片部11内部は連通しているものである。こ
の様な舌片部11にはその一側辺13から対向する他の
側辺13にかけて第二のチャック部6を有し、閉鎖され
た端部12と第二のチャック部6の間には圧力逃し部7
が設けられている。
【0032】第一のチャック部5と第二のチャック部6
のチャック強度に関しては第一のチャック部5の方が強
いものであり、第二のチャック部6が開く程度圧力を受
けた場合であっても第一のチャック部5は閉鎖状態を保
てるものであることが必要である。このチャック構造は
例えば第一のチャック部5が係止用突出辺8と係止用挟
持辺9よりなるチャック構造の場合には係止用突出辺8
の先端部分には略三角形上の突出部81を有し係止用挟
持辺9の挟持片91に挟持されてその挟持力が高いもの
であるのに対して、第二のチャック部6の構造が係止用
突出辺8の先端部分の突出部81が略三角形上の突起部
分82の角を落として、係止用挟持辺9の挟持片91と
の挟持力を弱めた構成のものであってもよい。
【0033】第一のチャック部5の略三角形上の突出部
81は挟持片91によりしっかり嵌め込まれて一定以上
の力が加わらないと開かないのに対して、第二のチャッ
ク部6が略三角形上の突出部81の突起部分82の角を
落として略円形状等にすることにより挟持片91による
挟持に際してもその引っ掛かりが弱く挟持力が低くなる
ことから一定以下の圧力を受けた状態で開口する事が可
能となる。従って袋体1内の圧力が強まった場合には先
ず第二のチャック部6が開口され、この第二のチャック
部6から先の部位にまで圧力が及ぶと圧力逃し部7が袋
体1内部と連通することから、この圧力逃し部7から圧
力が外部に排出されることになる。この事は第一のチャ
ック部5が開く程度の圧力が加わる前に第二チャック部
が開口され、その後の圧力の高まりは圧力逃し部7から
外部に排出されて、袋体1内を一定の圧力下におけると
共に第一のチャック部5は閉鎖状態を保てるものとな
る。
【0034】図9は、本発明にかかる圧力逃し部7の一
形態を示す図であり、袋体1の側辺3方向に一の孔を設
けた状態を示す図である。これに限らず、他の箇所に圧
力逃し部7として孔を設けたものであってよく、この孔
の形状や数等にも限定されるものではない。少なくとも
袋体1内の内部圧力を外部に排出できるものであればよ
く、内圧を考慮して孔の形状・個数・位置等を任意に選
択できるものである。図10は、圧力逃し部7として多
数の小孔をランダムに配設した状態を示す図である。こ
の様な構成によっても袋体1内の圧力を外部に排出でき
ると共に袋体1内の圧力を一定に保つ事が可能である。
この様な孔の数や配設箇所及び大きさ、孔の形状等は、
所期の圧力を維持するため適宜定めればよいものであ
る。
【0035】図11は、袋体1の一側辺3から他側辺3
にかけてスリットからなる圧力逃し部7を設けたもので
あり、スリット状の切れ目を入れることにより袋体1内
の圧力をこのスリット7から外部に排出できる。図12
は、網目状の圧力逃し部7を示す図であり、この網目状
の圧力逃し部7は、袋体1に一側辺3から他の側辺3ま
で及んでいると共に第一のチャック部5の近傍から第二
のチャック部6の近傍にまで配設されている。この場合
もこの様な配設状態に限定されるものではなく、一部に
のみ設けたものであってもまた複数箇所に小さい網目状
の圧力逃し部7を設けたものであってもよい。図13
は、第一のチャック部5又は第二のチャック部6の一例
を示す断面図であり、チャック部の拡大断面図である。
袋体1の一面に袋体1内部方向に突出している係止用突
出辺8を有し、他面には袋体1内部方向に突出している
二辺からなる係止用挟持辺9を有しているものである。
【0036】係止用突出辺8の先端部分には略矢尻形状
の突出部81を有し、両側方向に斜めに返しを構成する
突起部分82を有している。この係止用突出辺8に対し
て係止用挟持辺9には各々内側方向に斜めに挟持片91
が突出しており、突出部81の突起部分82である返し
部分と係止用挟持辺9の挟持片91が引掛かるものであ
り、これにより両者をきっちりと嵌め込む事を可能とす
る。またこの係止用突出辺8及び係止用挟持辺9の両側
には各々壁部10が設けられている。図14は他の一例
を示す断面図であり、チャック部の拡大図である。袋体
1の一面の係止用突出辺8の略矢尻形状の突出部81の
突起部分82である返し部の一方を若干短くした形態で
ある。これにより係止用挟持辺9の挟持片91との引掛
かりは、返し部を若干短くした方向での嵌合は若干弱く
なり、他方向からの引掛かりは強いままとなる。従っ
て、係止用突出辺8の返し部を若干短くした方向から圧
力を受けるとこの引掛かりが外れて袋体1の開口がしや
すいものである。
【0037】この様な構成を有するチャック部を、例え
ば第一のチャック部5においては袋体1の開口部4方向
にこの係止用突出辺8の返し部を若干短くした方向を向
けて配設すると袋体1自体に内容物を出し入れする際に
開口しやすくなる反面袋体1内部からの圧力に対しては
開口しにくい構造となる。また第二のチャック部6にお
いて袋体1の内部方向にこの係止用突出辺8の返し部を
若干短くした方向を向けて配設すると、袋体1内部から
の圧力に際してはそれ程大きな圧力を受けなくとも第二
のチャック部6が開口できるものとなる。以上のように
袋体1自体の開口部4の開口は容易である反面、調理時
に袋体1内の圧力が生じた場合、一定の圧力に応じて第
二のチャック部6が押し開かれると共にこの第二のチャ
ック部6よりもしっかりと嵌合している第一のチャック
部5は押し開かれることはなく、袋体1内の圧力の高ま
りによっても第一のチャック部5は閉鎖したままで内容
物が外部に零れることはない状態を保てる。
【0038】図15は、他の一例を示すチャック部の拡
大断面図であるが、図14の係止用突出辺8の略矢尻形
状の突出部81の返し部とは異なり、係止用挟持辺9の
挟持片91の一方を若干短くした形態である。この様に
構成した場合であっても、係止用突出辺8の係止用挟持
辺9との挟持に際し係止用挟持辺9の挟持片91の若干
短くした方向からの圧力に際しては開かれやすいもので
ある反面、逆方向からの圧力に対しては開かれにくく一
定以上の力が必要となる。従って、前述と同様に第一の
チャック部5においては袋体1の開口部4方向にこの係
止用挟持辺9の挟持片91の若干短い方を向けて配設す
ることにより、袋体1自体に内容物を出し入れする際に
は開口しやすくなる反面、袋体1内部からの圧力に対し
ては開口しにくい構造となり、逆に第二のチャック部6
には袋体1の内部方向にこの係止用挟持辺9の挟持片9
1の若干短い方を向けて配設することにより、袋体1内
部からの圧力に際してはそれ程大きな圧力を受けなくと
も第二のチャック部6が開口できるものとなる。
【0039】図16はチャック部の他の一実施例を示す
拡大断面図である。袋体1の一面に袋体1内部方向に突
出している係止用突出辺8の先端部分には略円形状の突
出部81を有し、他面には各々内側方向に斜めに挟持片
91を有する係止用挟持辺9を有している。従って、こ
の挟持片91により略円形状の突出部81が引掛かり袋
体1の閉鎖を可能とする反面、圧力を受けた場合にはこ
の引掛かりが外れてチャック部分が押し開かれるもので
ある。図17は係止用挟持辺9の先端部分に円形状の挟
持片91を有した状態を示すチャック部の他の実施例の
拡大断面図である。この様な構成によっても円形状同志
が引掛かり袋体1の閉鎖を可能とする反面、圧力を受け
た場合にはこの引掛かりが外れてチャック部分が押し開
かれる。図18は係止用突出辺8を二辺設けた上、係止
用挟持辺9を三辺設けたチャック部の他の実施例の拡大
断面図である。これにより、より多くの箇所で両者が引
掛かり、強固に閉鎖することを可能とする。
【0040】例えば図13に示す形態を第二のチャック
部6に用いて、本図に示すチャック部を第一のチャック
部5に用いた場合には、袋体1内の圧力に対して一定の
状態で第二のチャック部6が押し開かれるが、第一のチ
ャック部5は強固に閉鎖されていることから第二のチャ
ック部6が押し開かれる程度の圧力では押し開かれるこ
とはない。特に圧力逃し部7に小さい孔のみしかない場
合や、高圧状態を保つ事が必要な場合に、一定以上の圧
力が袋体1自体に掛かり圧力逃し部7の能力を越えた圧
力が生じても、第一のチャック部5が強固に閉鎖されて
いれば、袋体1の開口部4を閉じた状態のまま保てるも
のである。
【0041】
【発明の効果】1.袋体1内に調理すべき材料を入れた
まま、電子レンジ等で加圧加熱した場合に、袋体1の破
裂等をせずまた調理すべきものの液体等を電子レンジ等
内に飛び散る事がなく、極めて容易に調理できる袋体の
提供ができる。2.調理に際しての袋体1内の圧力を圧
力逃し部7やチャックの強度により適宜調整でき、極め
て汎用性の高い袋体の提供ができる。3.袋体1に第一
のチャック部5及び第二のチャック部6、圧力逃し部7
を設けれる事により本発明にかかる袋体1を構成でき、
極めて簡単にかつ低コストで電子レンジ等で加圧加熱す
ることの可能な袋体の提供ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施の形態を示す図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】角底体の袋体に本発明を用いた一実施の形態を
示す図
【図4】図3のB−B線断面図
【図5】本発明にかかる他の一実施の形態の断面図
【図6】図3に示す袋体の実施の状態を示す断面図
【図7】本発明にかかる他の一実施の形態を示す図
【図8】本発明にかかる他の一実施の形態を示す図
【図9】本発明にかかる圧力逃し部の一実施の形態を示
す図
【図10】本発明にかかる圧力逃し部の他の一実施の形
態を示す図
【図11】本発明にかかる圧力逃し部の他の一実施の形
態を示す図
【図12】本発明にかかる圧力逃し部の他の一実施の形
態を示す図
【図13】本発明にかかるチャック部の一実施の形態を
示す断面図
【図14】本発明にかかるチャック部の一実施の形態を
示す断面図
【図15】本発明にかかるチャック部の一実施の形態を
示す断面図
【図16】本発明にかかるチャック部の一実施の形態を
示す断面図
【図17】本発明にかかるチャック部の一実施の形態を
示す断面図
【図18】本発明にかかるチャック部の一実施の形態を
示す断面図
【符号の説明】
1 袋体 2 袋体の底部 3 袋体の側辺 4 袋体の開口部 5 第一のチャック部 6 第二のチャック部 7 圧力逃し部 8 係止用突出辺 81 突出部 82 突起部分 9 係止用挟持辺 91 挟持片 10 壁部 11 舌片部 12 舌片部の端辺 13 舌片部の側辺 14 舌片部の端辺

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋体1開口部4方向に袋体1の一側辺3
    から対向する他の側辺3にかけて袋体1の両面を開閉自
    在に閉鎖する第一のチャック部5を有し、該第一のチャ
    ック部5から袋体1の底部2方向であって袋体1の一側
    辺3から対向する他の側辺3にかけて第二のチャック部
    6を有し、 第一のチャック部5と第二のチャック部6の間の袋体1
    の一面に圧力逃し部7を有することを特徴とする袋体。
  2. 【請求項2】 起立可能な袋体1の開口部4方向に袋体
    1の一側辺3から対向する他の側辺3にかけて袋体1の
    両面を開閉自在に閉鎖する第一のチャック部5を有し、
    該第一のチャック部5から袋体1の底部2方向であって
    袋体1の一側辺3から対向する他の側辺3にかけて第二
    のチャック部6を有し、 第一のチャック部5と第二のチャック部6の間に圧力逃
    し部7を有することを特徴とする袋体。
  3. 【請求項3】 一端辺部14で袋体1の一面に内部を連
    通すると共に他端辺部12で開口部を有する両端部が開
    口した舌片部11を有し、 該舌片部11の開口部方向に舌片部11の一側辺13か
    ら対向する他の側辺13にかけて舌片部11の両面を開
    閉自在に閉鎖する第一のチャック部5を有すると共に該
    第一のチャック部5から袋体1連設方向であって舌片部
    11の一側辺13から対向する他の側辺13にかけて第
    二のチャック部6を有し、第一のチャック部5と第二の
    チャック部6の間に圧力逃し部7を有することを特徴と
    する袋体。
  4. 【請求項4】 袋体1の一面に袋体1の内部と連通する
    舌片部11を有する袋体であって、 該舌片部11はその一端辺部14で袋体1と連通し、他
    端辺部12が閉口された略袋状よりなり、 該舌片部11の一側辺13から対向する他の側辺13に
    かけて舌片部11の両面を開閉自在に閉鎖する第二のチ
    ャック部6を有すると共に該第二のチャック部6と他端
    辺部12との間に圧力逃し部7を有し、 袋体1本体の開口部4方向に袋体1の一側辺3から対向
    する他の側辺3にかけて袋体1の両面を開閉自在に閉鎖
    する第一のチャック部5を有することを特徴とする袋
    体。
  5. 【請求項5】 圧力逃し部7が袋体1の面に設けられて
    いることを特徴とする請求項2乃至4記載の袋体。
  6. 【請求項6】 圧力逃し部7が袋体1の側辺3に設けら
    れていることを特徴とする請求項2乃至4記載の袋体。
  7. 【請求項7】 圧力逃し部7が孔により構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至6記載の袋体。
  8. 【請求項8】 圧力逃し部7がスリットにより構成され
    ていることを特徴とする請求項1乃至6記載の袋体。
  9. 【請求項9】 圧力逃し部7が略網目状の圧力逃し部に
    より構成されていることを特徴とする請求項1乃至6記
    載の袋体。
  10. 【請求項10】 袋体1本体の開口部4方向に袋体1の
    開口部4を閉鎖するための開閉自在の第一のチャック手
    段5と、 第一のチャック手段5より袋体1本体の底部2方向に設
    けられた袋体1内の圧力を外部に排出する圧力逃し手段
    7と、 圧力逃し手段7より袋体1本体の底部2方向に設けられ
    た圧力逃し手段7を袋体1底部2方向の内部より隔離す
    るための開閉自在の第二のチャック手段6とを有し、 袋体1内の内圧が高まった場合に第二のチャック手段6
    が閉鎖状態から開放され、圧力逃し手段7により袋体1
    の内圧を外部に排出し、袋体1内の内圧を調整すること
    を特徴とする袋体の圧力調整機構。
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