JP2001206240A - 車体部材の結合構造及び結合方法 - Google Patents
車体部材の結合構造及び結合方法Info
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- JP2001206240A JP2001206240A JP2000013132A JP2000013132A JP2001206240A JP 2001206240 A JP2001206240 A JP 2001206240A JP 2000013132 A JP2000013132 A JP 2000013132A JP 2000013132 A JP2000013132 A JP 2000013132A JP 2001206240 A JP2001206240 A JP 2001206240A
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Abstract
おける組立作業の簡素化及び製造コストの低減が得られ
る車体部材の結合構造及び結合方法を提供する。 【解決手段】管状のセンターピラー10と、アウタパネ
ル21とインナパネル25によって形成されるサイドレ
ール20とを結合するにあたり、センターピラー10の
上部に互いに重なる外側面部12aと内側面部12bを
有する板状で、外側面部12aに切欠部14、15、1
6を形成した取付部12を備え、アウタパネル21に嵌
入部22、23、24を形成しすると共に、取付部12
をアウタパネル21とインナパネル25によって挟持
し、重合する嵌入部22、23、24と、内側面部12
bとインナパネル25とを共にスポット溶接する。
Description
造及び結合方法に関し、特にアウタパネルとインナパネ
ルとからなる閉断面形状のレール部材と管状のピラー部
材とを結合する車体部材の結合構造及び結合方法に関す
る。
って成形されたパネルをスポット溶接して閉断面形状に
形成された部材を、互いにスポット溶接により結合する
ことによって組み立てられていた。
に開示されるように、薄肉化による軽量化や、部品一体
化による強度向上及び組み立て効率化を図るため管状の
中空部材を車体の主要骨格部材に用いたフレーム車体構
造がある。
からなるセンターピラー101と、プレス成形されたア
ウタパネル103とインナパネル104からなる閉断面
形状のサイドレール102との結合部の斜視図である。
斜視図によって説明すると、センタピラー101は上下
方向に延在する断面略矩形の中空部材であって、例えば
管状のセンターピラー素材の両端部を蓋体等によって密
閉して、センターピラーの外形形状に倣った成形面を備
えた液圧成形装置の型体内にセットし、蓋体に連結され
たポンプ等によってセンターピラー素材内に液圧を供給
して成形するパイプハイドロフォーミング方法によって
製造される。
A、上面103B、下面103Cを有して前後方向に延
在する断面略コ字状乃至C字状であって、下面103C
にピラー嵌合凹部103Dが形成されると共に、上面1
03Bの上縁に沿って上部フランジ103aが折曲形成
されると共に、下面103Cの下縁及びピラー嵌合凹部
103Dの端縁に沿って互いに連続する下部フランジ1
03b及びピラー結合フランジ103cが形成されてい
る。
面104B、下面104Cを有して前後方向に延在する
断面略コ字状乃至C字状であって、下面104Cにピラ
ー嵌合凹部104Dが形成されると共に、上面104B
の上縁に沿って上部フランジ104aが折曲形成され、
かつ下面104Cの下縁及びピラー嵌合凹部104Dの
端縁に沿って互いに連続する下部フランジ104b及び
ピラー結合フランジ104cが形成されている。
のピラー嵌合凹部103Dをセンタピラー101の上部
に外側より嵌合する一方、インナパネル104のピラー
嵌合凹部104Dを内側から嵌合し、しかる後、図14
に示すように互いに重なり合うアウタパネル103及び
インナパネル104の上部フランジ103aと104
a、下部フランジ103bと104bを各々スポット溶
接して前後方向に延在する閉断面形状のサイドレール1
02を形成すると共に、アウタパネル103のピラー結
合フランジ103c及びインナパネル104のピラー結
合フランジ104cの下縁をセンターピラー101の外
周に沿ってアーク溶接或いはレーザ溶接によって結合す
ることによってセンターピラー101とサイドレール1
02とを結合している。
に示すセンターピラー101とサイドレール102との
結合構造によると、管状の中空部材からなるセンターピ
ラー101と、プレス加工されたアウタパネル103及
びインナパネル104からなる閉断面形状のサイドレー
ル102を結合することによって比較的軽量でしかも強
度的に優れた車体構造が得られる。
ール102の結合にあたり、センターピラー101の外
周に沿ってアウターパネル103のピラー結合フランジ
103c及びインナパネル104のピラー結合フランジ
104cをアーク溶接或いはレーザ溶接によってセンタ
ーピラー101に結合する作業は厄介でかつ、溶接歪み
の発生が比較的多くその修正が余儀なくされ、その結
果、多くの作業工数を要すると共に、溶接設備に多くの
設備費が必要になり製造コストの増大を招くことが懸念
される。
目的は、管状のピラー部材と、アウタパネルとインナパ
ネルによって形成される閉断面形状のレール部材とを結
合する車体部材における組立作業の簡素化及び製造コス
トの低減が得られる生産性に優れた車体部材の結合構造
及び結合方法を提供することにある。
項1に記載の車体部材の結合構造は、管状のピラー部材
と、アウタパネルとインナパネルによって形成される閉
断面形状のレール部材とを結合する車体部材の結合構造
において、上記ピラー部材は、管状のピラー本体と、該
管状のピラー部材の一部に連続形成された互いに重なる
外側面部と内側面部及びこれら外側面部と内側面部の端
縁を連結する折曲部とを有する板状で、上記外側面部及
び内側面部のいずれか一方に切欠部が形成された取付部
とを備え、該取付部をアウタパネルとインナパネルによ
って挟持すると共に上記切欠部を介して重合する上記ア
ウタパネルと、取付部と、インナパネルとの各部分を共
にスポット溶接したことを特徴とする。
アウタパネルと、インナパネルとの結合部が、板状に形
成された取付部の外側面部或いは内側面部の一方に切欠
部を形成することによって、溶接部が外側面部或いは内
側面部のいずれか一方と、アウターパネルと、インナパ
ネルの3枚重ねに構成され、スポット溶接の電極による
加圧力及び電流密度が確保されて各部材間の十分な結合
強度がもたらされ、これらの結合がアーク溶接やレーザ
溶接によらず、スポット溶接によって各部材が結合され
ることから、作業性に優れ、かつ溶接歪みの発生が少な
く設備が比較的簡単で設備費の低減が得られ、製造コス
トの大幅な削減がもたらされる。
部材の結合構造において、上記切欠部は、上記折曲部を
避けて設けられたことを特徴とする。
形成される折曲部が切欠部によって切断されることなく
外側面部と内側面部との縁部に連続形成されて、取付部
の強度が確保され、強固な結合構造が得られる。
2の車体部材の結合構造において、上記ピラー部材は、
管状のピラー本体と、該管状のピラー本体の端部に連続
形成されて互いに重なる外側面部と内側面部及びこれら
外側面部と内側面部の各前縁を連結する前側折曲部と各
後縁を連結する後側折曲部を有する板状で、上記外側面
部に切欠部が形成された取付部とを備え、上記アウタパ
ネルに上記切欠部に嵌入する嵌入部が形成され、上記取
付部をアウタパネルとインナパネルによって挟持し、か
つ上記切欠部に嵌入部を嵌入すると共に、互いに重なる
嵌合部と内側面部とインナパネルとを共にスポット溶接
したことを特徴とする。
明を具体化したものであって、ピラー本体の端部に互い
に重なる外側面部と内側面部及びこれらを連結する前側
折曲部と後側折曲部を有して剛性が確保され、かつ外側
面部に切欠部が形成された取付部を備える一方、アウタ
パネルに切欠部に嵌入する嵌入部を形成し、取付部をア
ウタパネルとインナパネルによって挟持すると共に、切
欠部に嵌入部を嵌入して互いに重なる嵌合部と内側面部
とインナパネルとをスポット溶接することによって、上
記目的を容易に達成することができる。
2の車体部材の結合構造において、上記ピラー部材は、
管状のピラー本体と、該管状のピラー本体の端部に連続
形成されて互いに重なる外側面部と内側面部及びこれら
外側面部と内側面部の各前縁を連結する前側折曲部と各
後縁を連結する後側折曲部を有する板状で、上記内側面
部に切欠部が形成された取付部とを備え、上記インナパ
ネルに上記切欠部に嵌入する嵌入部が形成され、上記取
付部をアウタパネルとインナパネルによって挟持し、か
つ上記切欠部に嵌入部を嵌入すると共に、互いに重なる
嵌合部と外側面部とアウタパネルとを共にスポット溶接
したことを特徴とする。
明を具体化したものであって、ピラー本体の端部に互い
に重なる外側面部と内側面部及びこれらを連結する前側
折曲部と後側折曲部を有する板状で、かつ内側面部に切
欠部が形成された取付部を備え、インナパネルに上記切
欠部に嵌入する嵌入部を形成し、取付部をアウタパネル
とインナパネルによって挟持すると共に、切欠部に嵌入
部を嵌入して互いに重なる嵌合部と内側面部とアウタパ
ネルとをスポット溶接することによって、上記目的を容
易に達成することができる。
2の車体部材の結合構造において、上記ピラー部材は、
管状のピラー本体と、該管状のピラー本体の前面部に連
続形成されて互いに重なる外側面部と内側面部とこれら
外側面部と内側面部の各前縁を連結する前側折曲部とを
有する板状で、上記外側面部に前部切欠部が形成された
前側取付部と、上記管状のピラー本体の後面部に連続形
成されて互いに重なる外側面部と内側面部とこれら外側
面部と内側面部の各後縁を連結する後側折曲部とを有す
る板状で、上記外側面部に後部切欠部が形成された後側
取付部とを備え、上記アウタパネルに上記前部切欠部及
び後部切欠部に各々嵌入する前部嵌入部及び後部嵌入部
が形成され、上記ピラー本体、前側取付部及び後側取付
部をアウタパネルとインナパネルによって挟持し、かつ
上記前部切欠部及び後部切欠部に各々前部嵌入部及び後
部嵌入部を嵌入すると共に、互いに重なる前部嵌合部と
内側面部とインナパネルとを共にスポット溶接し、かつ
互いに重なる後部嵌入部と内側面部とインナパネルとを
共にポット溶接したことを特徴とする。
明を具体化したものであって、ピラー本体の前面部及び
後面部に各々板状で外側面部及び内側面部を備えた前側
取付部及び後側取付部を突設し、各々の外側面部に前側
切欠部、後側切欠部を形成し、アウターパネルに各々の
切欠部に嵌入する前部嵌入部及び後部嵌入部を形成して
前側切欠部及び後側切欠部に各々前部嵌入部及び後部嵌
入部を嵌合して互いに重合する前部嵌合部と内側面部と
インナパネルと、及び後部嵌入部と内側面部とインナパ
ネルとを共に各々スポット溶接することによって上記目
的を達成できると共に、ピラー部材の端部まで管状のピ
ラー本体が延在することからピラー部材の剛性がより確
保される。
2の車体部材の結合構造において、上記ピラー部材は、
管状のピラー本体と、該管状のピラー本体の前面部に連
続形成されて互いに重なる外側面部と内側面部とこれら
外側面部と内側面部の各前縁を連結する前側折曲部とを
有する板状で、上記内側面部に前部切欠部が形成された
前側取付部と、上記管状のピラー本体の後面部に連続形
成されて互いに重なる外側面部と内側面部とこれら外側
面部及びの内側面部の各後縁を連結する後側折曲部とを
有する板状で、上記内側面部に後部切欠部が形成された
後側取付部とを備え、上記インナパネルに上記前部切欠
部及び後部切欠部に各々嵌入する前部嵌入部及び後部嵌
入部が形成され、上記ピラー本体、前側取付部及び後側
取付部をアウタパネルとインナパネルによって挟持し、
かつ上記前部切欠部及び後部切欠部に各々前部嵌入部及
び後部嵌入部を嵌合すると共に、互いに重なる前部嵌合
部と外側面部とアウタパネルとを共にスポット溶接し、
かつ互いに重なる後部嵌入部と外側面部とアウタパネル
とを共にポット溶接したことを特徴とする。
明を具体化したものであって、ピラー本体の前面部及び
後面部に各々板状で外側面部及び内側面部を備えた前側
取付部及び後側取付部を突設し、各内側面部に前側切欠
部、後側切欠部を形成し、インナパネルに各切欠部に嵌
入する前部嵌入部及び後部嵌入部を形成して前側切欠部
及び後側切欠部に各々前部嵌入部及び後部嵌入部を嵌合
して互いに重合する前部嵌合部と外側面部とアウタパネ
ル、及び後部嵌入部と側側面部とアウタパネルを共に各
々スポット溶接することによって上記目的を達成できる
と共に、ピラー部材の端部まで管状のピラー本体が延在
することからピラー部材の剛性がより確保される。
管状のピラー部材と、アウタパネルとインナパネルによ
って形成される閉断面形状のレール部材とを結合する車
体部材の結合方法において、外側面部形成部と内側面部
形成部とが対向形成された管状のピラー中間成型品の上
記外側面部形成部と内側面部形成部とのいずれか一方に
切欠部形成部を切り欠き、プレス成形によって外側面形
成部と内側面部形成部を当接せしめて互いに重なる外側
面部と内側面部及び外側面部及び内側面部のいずれか一
方に切欠部が形成された取付部を備えた管状のピラー部
材を成形し、該取付部をアウタパネルとインナパネルに
よって挟持すると共に上記切欠部を介して重合する上記
アウタパネルと、取付部と、インナパネルとの各部分を
共にスポット溶接することを特徴とする。
と内側面部形成部とが対向形成された管状のピラー中間
成型品の外側面部形成部或いは内側面部形成部の一方に
切欠部形成部を切り欠き、プレス成形によって外側面形
成部と内側面部形成部を当接せしめることによって、互
いに重なる外側面部と内側面部及びこれら外側面部或い
は内側面部の一方に切欠部が形成された取付部を備えた
管状のピラー部材が容易に得られ、外側面部或いは内側
面部の一方と、アウターパネルと、インナパネルをスポ
ット溶接することのよって、効率的にピラー部材とレー
ル部材を結合することができる。
び結合方法の実施の形態を、管状の中空部材によって形
成されるピラー部材となるセンターピラーとアウタパネ
ル及びインナパネルによって形成されるレール部材とな
るサイドレールを結合する場合を例に説明する。
の結合部構造及び結合方法の第1実施の形態を図1乃至
図6によって説明する。
ル20との結合部を示す斜視図であり、図2は該部の分
解斜視図である。なお、矢印Fは車体前方を示し、矢印
INは車室内方を、矢印OUTは外方を示している。
状の中空部材によって形成されて上下方向に延在するピ
ラー本体11と、ピラー本体11の上端に連続形成され
た取付部12を備えている。
面部11b、外側面部11a及び内側面部11bの前縁
及び後縁間に架設された前面部11c及び後面部11d
を有して上下方向に延在する断面略矩形に形成されてい
る。
てピラー本体11の前後の幅aより大なる幅bを有して
前後方向に延在する外側面部12aと内側面部12bを
有すると共に、外側面部12a及び内側面部12bの各
前縁及び各後縁は各々前側折曲部12c及び後側折曲部
12dによって連続形成された平板状に形成されてい
る。
におけるピラー本体11の上部は、外側面部11aと内
側面部11bが上方に移行するに従って互いに接近し外
側面部11aの上端が取付部12の外側面部12aに滑
らかに移行し、内側面部11bの上端が内側面部12b
に滑らかに移行する一方、取付部12の前側折曲部12
cはピラー本体11の前面部11cにフランジ状に連続
形成されると共に、後側折曲部12dはピラー本体11
の後面部11dにフランジ状に連続形成されている。
中央部には第1切欠部14が凹状に切り欠き形成され、
第1切欠部14と前側折曲部12cの間に第2切欠部1
5が穿設され、かつ第1切欠部14と後側折曲部12d
との間に第3切欠部16が穿設されている。
は、各々前側折曲部12c及び後側折曲部12dとは当
接を回避するように離間して設定され、前側折曲部12
c及び後側折曲部12dは第2切欠部15及び第3切欠
部16によって影響されることなく取付部12の前縁及
び後縁の全長に亘って各々連続形成される結果、取付部
12の剛性強度及びピラー本体11と取付部12との移
行部分の剛性強度が確保される。
ラー11の製造方法について、図4によって簡単に説明
する。
準備し、このセンターピラー素材の両端部を蓋体等によ
って密閉する一方、センターピラーの外形形状に略倣っ
た成形面を備えた液圧成形装置の型体内にセットし、蓋
体に連結されたポンプ等によってセンターピラー素材内
に液圧を供給して略センターピラー10の形状に倣った
センターピラー中間成型品10Aをパイプハイドロフォ
ーミング方法によって製造する。
略センターピラー10に倣った形状であるが、取付部1
2が形成される上端部は、図4の(a)に示すように相
対向する平板状の外側面部形成部12Aと内側面部形成
部12Bを有して両端が略円弧状乃至コ字状の断面形状
の前側折曲部形成部12C及び後側折曲部形成部12D
によって連結された拡径の長孔形状に形成される。
側面部形成部12Aに、その外側面部形成部12Aの上
縁に沿って凹状に第1切欠部形成部14Aを切り欠き形
成すると共に、第1切欠部形成部14Aと前側折曲部形
成部12Cの間に第2切欠部形成部15Aを穿孔し、か
つ第1切欠部形成部14Aと後側折曲部形成部12Dと
の間に第3切欠部形成部16Aを穿孔する。
き、第2切欠部形成部15Aと第3切欠部形成部16A
の穿孔は、熱的影響が少なく高速度でかつ、精密切断が
可能なレーザー切断等によることが好ましい。
部形成部12Bが当接乃至圧接するようにプレス加工す
ることによって、前部折曲部形成部12C及び後部折曲
部形成部12Dが押し潰されて、外側面部形成部12A
と内側面形成部12Bが当接乃至圧接して図4(c)に
示すような取付部12及びピラー本体11の上部が成形
されてセンターピラー10となる。
れたアウタパネル21とインナパネル25によって形成
される前後方向に延在する閉断面形状であって、アウタ
パネル21は、図2に示すように、側面21A、上面2
1B、下面21Cを有して前後方向に延在する断面略コ
字状乃至C字状であって、下面21Cにセンターピラー
10の取付部12に外方から嵌合可能なピラー嵌合凹部
21Dが凹設されると共に、上面21Bの上縁に沿って
上部フランジ21aが折曲形成され、下面21Cの下縁
及びピラー嵌合凹部21Dの端縁に沿って互いに連続す
る下部フランジ21b及びピラー結合フランジ21cが
形成されている。
ターピラー10の取付部21に形成された第1切欠部1
4、第2切欠部15、第3切欠部16に外方から嵌入可
能な第1嵌入部22、第2嵌入部23、第3嵌入部24
が凹設され、第1嵌入部22、第2嵌入部23、第3嵌
入部24は各々第1切欠部14、第2切欠部15、第3
切欠部16に嵌入した際、各頂部22a、23a、24
aが取付部12の内側面部12bに当接するように設定
されている。
5B、下面25Cを有する前後方向に延在する断面略コ
字状乃至C字状であって、下面25Cにピラー嵌合凹部
25Dが凹設されると共に、上面25Bの上縁に沿って
上部フランジ25aが折曲形成され、下面25Cの下縁
及びピラー嵌合凹部25Dの端縁に沿って互いに連続す
る下部フランジ25b及びピラー結合フランジ25cが
形成されている。
ー10、アウターパネル21、インナパネル25の結合
について図1及び図2によって説明する。
25Dをセンターピラー10の取付部12に内方から嵌
合してピラー結合フランジ25cを取付部12の内側面
部12bに重合して位置決めする一方、アウタパネル2
1のピラー嵌合凹部21Dをセンターピラー10の取付
部12に外方から嵌合して第1嵌入部22、第2嵌入部
23、第3嵌入部24を各々取付部12の外側面部12
aに形成された第1切欠部14、第2切欠部15、第3
切欠部16に嵌入してピラー結合フランジ21cを外側
面部12aに重ねると共に、アウタパネル21及びイン
ナパネル25の各上部フランジ21aと25a、下部フ
ランジ21bと25bを各々重合する。
切欠部15、第3切欠部16に各々嵌入した第1嵌入部
22及び第2嵌入部23及び第3嵌入部24の各頂部2
2a、23a、24aは内側面部12bに当接せしめら
れている。
合うアウタパネル21及びインナパネル25の上部フラ
ンジ21aと25a、下部フランジ21bと25bを各
々スポット溶接して前後方向に延在する閉断面形状のサ
イドレール20を形成する。
ように互いに重合するアウタパネル21のピラー結合フ
ランジ21cに形成された第1嵌入部22の頂部22a
と、センターピラー10の取付部12の内側面部12b
と、インナパネル25のピラー結合フランジ25cとを
共にスポット溶接し、かつ図1のII−II線断面図を
図6に示すように第2嵌入部23の頂部23aと、内側
面部12bと、インナパネル25のピラー結合フランジ
25cとを共にスポット溶接する。
側面部12bと、インナパネル25のピラー結合フラン
ジ25cとを共にスポット溶接することによって、セン
ターピラー10の上部とサイドレール20とを結合す
る。
インナパネル25の上部フランジ21aと25a、下部
フランジ21bと25bのスポット溶接は勿論、第1嵌
入部22の頂部22aと内側面部12bとピラー結合フ
ランジ25cとの溶接部、第2嵌入部23の頂部23a
と内側面部12bとピラー結合フランジ25cとの溶接
部、及び第3嵌入部24の頂部24aと内側面部12b
とピラー結合フランジ25cとの溶接部において、互い
に重ねられて溶接される部材は3枚以下であり、スポッ
ト溶接の際の電極による加圧力が確保されて部材間の接
触面積が適度に確保され、かつ電流密度の低下が防止さ
れて各部材間の結合強度が確保される。
パネル21とインナパネル25との結合、及びセンター
ピラー10とサイドレール20との結合が、アーク溶接
やレーザ溶接によらず、スポット溶接によって各部材が
結合されることから、作業性に優れ、かつ溶接歪みの発
生少なく設備が比較的簡単で設備費の低減が得られ、製
造コストの大幅な削減がもたらされる。
側面部12aに代えて内側面部12bに第1切欠部1
4、第2切欠部15、第3切欠部16を形成し、インナ
パネル25のピラー結合部フランジ25cに第1嵌入部
22、第2嵌入部23、第3嵌入部24を形成すること
も可能であり、この場合は、取付部12をアウタパネル
21のピラー結合部フランジ21cとインナパネル25
のピラー結合部フランジ25cによって挟持すると共
に、第1切欠部14、第2切欠部15、第3切欠部16
に各々第1嵌入部22、第2嵌入部23、第3嵌入部2
4を嵌合して第1嵌入部22、第2嵌入部23、第3嵌
入部24と、外側面部12aとアウタパネル21のピラ
ー結合部フランジ21cとをスポット溶接する。また、
嵌合部及び嵌入部は要求結合剛性等によって、他の複数
個に増減することができる。
体部材の結合部構造及び結合方法の第2実施の形態を図
7乃至図10によって説明する。なお、図7乃至図10
において図1乃至図6と対応する部分に同一符号を付す
ることで該部の詳細な説明を省略し、異なる部分を主に
説明する。
ル20との結合部を示す斜視図であり、図8はセンタピ
ーラー10の要部斜視図である。
状の中空部材によって形成されて上下方向に延在するピ
ラー本体11と、ピラー本体11の上端に連続形成され
た取付部12を備え、取付部12は内面が互いに重合さ
れてピラー本体11の前後の幅より大なる幅を有して前
後方向に延在する外側面部12aと内側面部12bを有
し、外側面部12a及び内側面部12bの各前縁及び各
後縁が各々前側折曲部12c及び後側折曲部12dによ
って連続形成された平板状に形成されている。
に取付部12aの略全幅に亘る切欠部31が凹状に切り
欠き形成され、この切欠部31の両端は、各々前側折曲
部12c及び後側折曲部12dとは離間して設定され、
前部折曲部12c及び後側折曲部12dは切欠部17に
影響されることなく取付部12の前縁及び後縁の全長に
亘って各々連続形成され、取付部12及びピラー本体1
1と取付部12との移行部分の剛性強度が確保してい
る。
の製造方法について、図9によって簡単に説明する。
形状に略倣った成形面を備えた液圧成形装置の型体内に
パイプ状のセンターピラー素材をセットし、センターピ
ラー素材内に液圧を供給して略センターピラー10の倣
ったセンターピラー中間成型品10Aを製造する。
付部12が形成される上端部は、図9(a)に示すよう
に相対向する平板状の外側面部形成部12Aと内側面部
形成部12Bを有して両端が前側折曲部形成部12C及
び後側折曲部形成部12Dによって連結されて拡径した
長孔形状に形成される。このセンターピラー中間成形品
10Aの外側面部形成部12Aに、図9(b)に示すよ
うに凹状に切欠部形成部31Aをレーザー切断等によっ
て切り欠く。
形成部12Bは当接乃至圧接するようにプレス加工する
ことによって、前側折曲部形成部12C及び後側折曲部
形成部12Dが押し潰されて図9(c)に示すセンター
ピラー10となる。
上面21B、下面21Cを有し、下面21Cにセンター
ピラー10の取付部12に外方から嵌合可能なピラー嵌
合凹部21Dが凹設されると共に、上面21Bに上部フ
ランジ21aが折曲形成され、下面21Cの下縁及びピ
ラー嵌合凹部21Dの端縁に沿って下部フランジ21b
及びピラー結合フランジ21cが連続形成されている。
ターピラー10の切欠部31に外方から嵌入可能な嵌入
部32が凹設され、嵌入部32は頂部32aが取付部1
2の内側面部12bに当接するように設定されている。
5B、下面25Cを有し、下面25Cにピラー嵌合凹部
(図示せず)が凹設されると共に、上面25Bに上部フ
ランジ25aが、下面25C及びピラー嵌合凹部の端縁
に下部フランジ25b及びピラー結合フランジ25cが
形成されている。
ー10、アウターパネル21、インナパネル25の結合
について説明する。
をセンターピラー10の取付部12に内方から嵌合する
一方、アウタパネル21のピラー嵌合凹部21Dをセン
ターピラー10の取付部12に外方から嵌合して嵌入部
32を切欠部31に嵌入してピラー結合フランジ21c
を外側面部12aに重合すると共に、アウタパネル21
及びインナパネル25の各上部フランジ21aと25
a、下部フランジ21bと25bを各々重合する。
合うアウタパネル21及びインナパネル25の上部フラ
ンジ21aと25a、下部フランジ21bと25bを各
々スポット溶接して閉断面形状のサイドレール20を形
成する一方、図10に図7のIII−III線断面図を
示すように互いに重合するアウタパネル21のピラー結
合フランジ21cに形成された嵌入部32の頂部32a
と、取付部12の内側面部12bと、インナパネル25
のピラー結合フランジ25cとを共にスポット溶接する
ことによって、センターピラー10の上部とサイドレー
ル20とを結合する。
インナパネル25の上部フランジ21aと25a、下部
フランジ21bと25bのスポット溶接は勿論、嵌入部
32の頂部32aと内側面部12bとピラー結合フラン
ジ25cとの溶接部は、重合されて溶接される部材が3
枚以下であり、スポット溶接による各部材間の結合強度
が確保される。
の形態に加え、センターピラー10の取付部11に形成
される切欠部及びアウタパネル21のピラー結合フラン
ジ21cに形成される嵌入部が各々1個であることか
ら、センターピラー10の取付部11及びアウタパネル
21の形状の簡素化がもたらされる。
側面部12aに切欠部31を形成し、アウタパネル21
に嵌合部32を形成したが、内側面部12bに切欠部3
1を形成し、インナパネルに25のピラー結合部フラン
ジ25cに嵌合部32を形成することも可能であり、こ
の場合は、取付部12をアウタパネル21のピラー結合
部フランジ21cとインナパネル25のピラー結合部フ
ランジ25cによって挟持すると共に、切欠部31に嵌
入部32を嵌合して嵌入部32と、外側面部12aとア
ウタパネル21のピラー結合部フランジ21cとをスポ
ット溶接する。
の結合部構造及び結合方法の第3実施の形態を図11乃
至図13によって説明する。なお、図11乃至図13に
おいて図1乃至図6と対応する部分に同一符号を付する
ことで該部の詳細な説明を省略し、異なる部分を主に説
明する。
ール20との結合部を示す斜視図であり、図12はセン
タピラー10の要部を示す斜視図、図13は図12のI
V−IV線断面図である。
管状の中空部材によって形成された上下方向に延在する
ピラー本体11と、ピラー本体11の上部に形成された
前側取付部35と後側取付部36を備えている。
面部11b、前面部11c及び後面部11dを有して上
下方向に延在して上方が開放された断面略矩形の筒状に
形成されている。
11dの上端近傍から前後方向に各々舌片状の前側取付
部35及び後側取付部36が突設されている。
前面部11cから前方向に突出する外側面部35aと内
側面部35bを有すると共に、外側面部35a及び内側
面部35bの前縁が前側折曲部35cによって連続形成
された平板状で、外側面部35aには前側折曲35cか
ら離間して前側切欠部37が穿設されている。
重合されて後面部11dから後方向に突出する外側面部
36aと内側面部36bを有すると共に、外側面部36
a及び内側面部36bの後縁が後側折曲部36cによっ
て連続形成された平板状で、外側面部36aには後側折
曲36cから離間して後側切欠部38が穿設されてい
る。
の製造方法は、センターピラーの外形形状に略倣った成
形面を備えた液圧成形装置の型体内にパイプ状のセンタ
ーピラー素材をセットし、センターピラー素材内に液圧
を供給して略センターピラー10に倣った形状で、かつ
上端近傍の前側及び後側に各々袋状の前側取付部形成部
及び後側取付部形成部が膨出形成されたセンターピラー
中間成形品を形成する。
前側折曲部形成部を除いた外側面部形成部に切欠部形成
部をレーザー切断等によって穿孔すると共に、後側取付
部形成部の後縁に形成された後側折曲部形成部を除いた
外側面部形成部に切欠部形成部をレーザー切断等によて
穿孔し、しかる後、前側取付部形成部及び後側取付部形
成部の各外側面部形成部と内側面形成部を当接乃至圧接
するようにプレス加工することによって、図12に示す
ようなセンターピラー10が形成される。
ように側面21A、上面21B、下面21Cを有し、下
面21Cにセンターピラー10の前側取付部35、セン
ターピラー本体11、後側取付部36に外方から嵌合可
能なピラー嵌合凹部21Dが凹設され、上面21Bに上
部フランジ21aが折曲形成されると共に、下面21C
の下縁及びピラー嵌合凹部21Dの端縁に沿って互いに
連続する下部フランジ21b及びピラー結合フランジ2
1cが形成されている。
部35及び後側取付部6に穿設された前側切欠部37及
び後側切欠部38に外方から各々嵌入可能な前部嵌入部
41及び後部嵌入部42が凹設され、前側切欠部37及
び後側切欠部38に嵌入した際、各頂部41a及び42
aが各々前側取付部35の内側面部35b及び後側取付
部36の内側面部36bに当接するように設定されてい
る。
5B、下面25Cを有し、下面25Cにピラー嵌合凹部
(図示せず)が凹設されると共に、上面25Bに上部フ
ランジ25aが折曲形成され、下面25Cの下縁及びピ
ラー嵌合凹部の端縁に沿って互いに連続する下部フラン
ジ25b及びピラー結合フランジ(図示せず)が形成さ
れている。
ー10、アウターパネル21、インナパネル25の結合
について図11及び図12によって説明する。
をセンターピラー10の前側取付部35及び後側取付部
36及びピラー本体11に内方から嵌合する一方、アウ
タパネル21のピラー嵌合凹部21Dをセンターピラー
10の前側取付部35、後側取付部36及ピラー本体1
1に外方から嵌合して、前部嵌入部41を前側切欠部3
7に嵌入しすると共に後部嵌入部42を後側切欠部38
に挿入する。
り合うアウタパネル21及びインナパネル25の上部フ
ランジ21aと25a、下部フランジ21bと25bを
各々スポット溶接して閉断面形状のサイドレール20を
形成する一方、互いに重合するアウタパネル21のピラ
ー結合フランジ21cに形成された前部嵌入部41の頂
部41aと、前側取付部35の内側面部35bと、イン
ナパネル25のピラー結合フランジとを共にスポット溶
接する一方、後部嵌入部42の頂部42aと、後側取付
部36の内側面部36bと、インナパネル25のピラー
結合フランジとを共にスポット溶接することによって、
センターピラー10の上部とサイドレール20とを結合
する。
インナパネル25の上部フランジ21aと25a、下部
フランジ21bと25bのスポット溶接は勿論、前部嵌
入部41の頂部41aと内側面部35bとインナパネル
22のピラー結合フランジとの溶接部、及び後部嵌入部
42の頂42aと内側面部35bとインナパネル22の
ピラー結合フランジとの溶接部は、重合されて溶接され
る部材が3枚以下であり、スポット溶接による各部材間
の結合強度が確保される。
の形態に加え、センターピラー10が上下方向に連続す
る矩形断面形状に形成されることから、センタピラー1
0の剛性強度を向上させることができる。
の外側面部35aに前側切欠部37を形成し、かつ後側
取付部36の外側面部36aに後側切欠部38を形成
し、アウタパネル21に前部嵌合部41、後部嵌入部4
2を形成したが、前側取付部35の内側面部35b及び
後側取付部36の内側面部36bに、各々前側切欠部3
7、後側切欠部38を形成し、インナパネル21に前部
嵌合部41、後部嵌入部42を形成することも可能であ
り、この場合互いに重合する前部嵌合部41と、外側面
部35aと、アウタパネル21のピラー結合部フランジ
21c及び、後部嵌入部32と外側面部36aと、アウ
タパネル21のピラー結合部フランジ21cとを各々ス
ポット溶接する。
されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
更可能である。例えば、上記各実施の形態では、センタ
ーピラーとサイドレールとの結合部について説明した
が、フロントピラーとサイドレール、リヤピラーとサイ
ドレール、センターピラーとブレース等の、管状のピラ
ー部材と、アウタパネルとインナパネルとによって形成
された閉断面形状のレール部材との結合部に適宜適用す
ることができる。
合構造によると、管状のピラー部材と、アウタパネルと
インナパネルによって形成される閉断面形状のレール部
材とを結合する車体部材の結合構造において、ピラー部
材と、アウタパネルと、インナパネルと結合部が、板状
に形成された取付部の外側面部或いは内側面部一方に切
欠部を形成することによって、外側面部或いは内側面部
のいずれか一方と、アウターパネルと、インナパネルの
3枚重ねに構成され、スポット溶接による各部材間の十
分な結合強度がもたらされる。この結果、アーク溶接や
レーザ溶接によらず、作業性に優れたスポット溶接によ
って各部材を結合することが可能になり、製造コストの
大幅な削減がもたらされる。
と、管状のピラー部材と、アウタパネルとインナパネル
によって形成される閉断面形状のレール部材とを結合す
る車体部材の結合方法において、外側面部形成部と内側
面部形成部とが対向形成された管状のピラー中間成型品
の外側面部形成部或いは内側面部形成部の一方に切欠部
形成部を切り欠き、プレス成形によって外側面形成部と
内側面部形成部を当接せしめることによって、互いに重
なる外側面部と内側面部及びこれら外側面部或いは内側
面部の一方に切欠部が形成された取付部を備えた管状の
ピラー部材が容易に得られ、外側面部或いは内側面部の
一方と、アウターパネルと、インナパネルをスポット溶
接することによって、効率的にピラー部材とレール部材
を結合することができる。
法の第1実施の形態の概要を示す車体の要部斜視図であ
る。
要部斜視図である。
り、(a)はセンターピラー中間成形品の上部斜視図、
(b)は切欠部を切除したセンターピラー中間成形品の
上部斜視図、(c)はセンターピラー中間成形品をプレ
ス加工して得られたセンターピラーの上部斜視図であ
る。
法の第2実施の形態の概要を示す車体の要部斜視図であ
る。
要部斜視図である。
り、(a)はセンターピラー中間成形品の上部斜視図、
(b)は切欠部を切除したセンターピラー中間成形品の
上部斜視図、(c)はセンターピラー中間成形品をプレ
ス加工して得られたセンターピラーの上部斜視図であ
る。
方法の第3実施の形態の概要を示す車体の要部斜視図で
ある。
の要部斜視図である。
合状態の概要を示す要部斜視図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 管状のピラー部材と、アウタパネルとイ
ンナパネルによって形成される閉断面形状のレール部材
とを結合する車体部材の結合構造において、 上記ピラー部材は、 管状のピラー本体と、 該管状のピラー部材の一部に連続形成された互いに重な
る外側面部と内側面部及びこれら外側面部と内側面部の
端縁を連結する折曲部とを有する板状で、上記外側面部
及び内側面部のいずれか一方に切欠部が形成された取付
部とを備え、 該取付部をアウタパネルとインナパネルによって挟持す
ると共に上記切欠部を介して重合する上記アウタパネル
と、取付部と、インナパネルとの各部分を共にスポット
溶接したことを特徴とする車体部材の結合構造。 - 【請求項2】 上記切欠部は、 上記折曲部を避けて設けられたことを特徴とする請求項
1に記載の車体部材の結合構造。 - 【請求項3】 上記ピラー部材は、 管状のピラー本体と、 該管状のピラー本体の端部に連続形成されて互いに重な
る外側面部と内側面部及びこれら外側面部と内側面部の
各前縁を連結する前側折曲部と各後縁を連結する後側折
曲部を有する板状で、上記外側面部に切欠部が形成され
た取付部とを備え、 上記アウタパネルに上記切欠部に嵌入する嵌入部が形成
され、 上記取付部をアウタパネルとインナパネルによって挟持
し、かつ上記切欠部に嵌入部を嵌入すると共に、互いに
重なる嵌合部と内側面部とインナパネルとを共にスポッ
ト溶接したことを特徴とする請求項1または2に記載の
車体部材の結合構造。 - 【請求項4】 上記ピラー部材は、 管状のピラー本体と、 該管状のピラー本体の端部に連続形成されて互いに重な
る外側面部と内側面部及びこれら外側面部と内側面部の
各前縁を連結する前側折曲部と各後縁を連結する後側折
曲部を有する板状で、上記内側面部に切欠部が形成され
た取付部とを備え、 上記インナパネルに上記切欠部に嵌入する嵌入部が形成
され、 上記取付部をアウタパネルとインナパネルによって挟持
し、かつ上記切欠部に嵌入部を嵌入すると共に、互いに
重なる嵌合部と外側面部とアウタパネルとを共にスポッ
ト溶接したことを特徴とする請求項1または2に記載の
車体部材の結合構造。 - 【請求項5】 上記ピラー部材は、 管状のピラー本体と、 該管状のピラー本体の前面部に連続形成されて互いに重
なる外側面部と内側面部とこれら外側面部と内側面部の
各前縁を連結する前側折曲部とを有する板状で、上記外
側面部に前部切欠部が形成された前側取付部と、 上記管状のピラー本体の後面部に連続形成されて互いに
重なる外側面部と内側面部とこれら外側面部と内側面部
の各後縁を連結する後側折曲部とを有する板状で、上記
外側面部に後部切欠部が形成された後側取付部とを備
え、上記アウタパネルに上記前部切欠部及び後部切欠部
に各々嵌入する前部嵌入部及び後部嵌入部が形成され、 上記ピラー本体、前側取付部及び後側取付部をアウタパ
ネルとインナパネルによって挟持し、かつ上記前部切欠
部及び後部切欠部に各々前部嵌入部及び後部嵌入部を嵌
入すると共に、互いに重なる前部嵌合部と内側面部とイ
ンナパネルとを共にスポット溶接し、かつ互いに重なる
後部嵌入部と内側面部とインナパネルとを共にポット溶
接したことを特徴とする請求項1または2に記載の車体
部材の結合構造。 - 【請求項6】 上記ピラー部材は、 管状のピラー本体と、 該管状のピラー本体の前面部に連続形成されて互いに重
なる外側面部と内側面部とこれら外側面部と内側面部の
各前縁を連結する前側折曲部とを有する板状で、上記内
側面部に前部切欠部が形成された前側取付部と、 上記管状のピラー本体の後面部に連続形成されて互いに
重なる外側面部と内側面部とこれら外側面部及びの内側
面部の各後縁を連結する後側折曲部とを有する板状で、
上記内側面部に後部切欠部が形成された後側取付部とを
備え、 上記インナパネルに上記前部切欠部及び後部切欠部に各
々嵌入する前部嵌入部及び後部嵌入部が形成され、 上記ピラー本体、前側取付部及び後側取付部をアウタパ
ネルとインナパネルによって挟持し、かつ上記前部切欠
部及び後部切欠部に各々前部嵌入部及び後部嵌入部を嵌
合すると共に、互いに重なる前部嵌合部と外側面部とア
ウタパネルとを共にスポット溶接し、かつ互いに重なる
後部嵌入部と外側面部とアウタパネルとを共にポット溶
接したことを特徴とする請求項1または2に記載の車体
部材の結合構造。 - 【請求項7】 管状のピラー部材と、アウタパネルとイ
ンナパネルによって形成される閉断面形状のレール部材
とを結合する車体部材の結合方法において、 外側面部形成部と内側面部形成部とが対向形成された管
状のピラー中間成型品の上記外側面部形成部と内側面部
形成部とのいずれか一方に切欠部形成部を切り欠き、プ
レス成形によって外側面形成部と内側面部形成部を当接
せしめて互いに重なる外側面部と内側面部及び外側面部
及び内側面部のいずれか一方に切欠部が形成された取付
部を備えた管状のピラー部材を成形し、 該取付部をアウタパネルとインナパネルによって挟持す
ると共に上記切欠部を介して重合する上記アウタパネル
と、取付部と、インナパネルとの各部分を共にスポット
溶接することを特徴とする車体部材の結合方法。
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JP2000013132A JP4368022B2 (ja) | 2000-01-21 | 2000-01-21 | 車体部材の結合構造及び結合方法 |
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