JP2001205599A - マイクロガイド機構、マイクロアクチュエータおよびマイクロセンサ - Google Patents

マイクロガイド機構、マイクロアクチュエータおよびマイクロセンサ

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JP2001205599A
JP2001205599A JP2000019239A JP2000019239A JP2001205599A JP 2001205599 A JP2001205599 A JP 2001205599A JP 2000019239 A JP2000019239 A JP 2000019239A JP 2000019239 A JP2000019239 A JP 2000019239A JP 2001205599 A JP2001205599 A JP 2001205599A
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micro
stator
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JP2000019239A
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Susumu Yasuda
進 安田
Futoshi Hirose
太 廣瀬
Takayuki Yagi
隆行 八木
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Canon Inc
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気メッキの埋まる速度の差を少なくし、最
終的に出来上がる構造体の高さをそろえることで、メッ
キ時間を短縮し、後加工の必要性を少なくしたマイクロ
ガイド構造体を提供する。 【解決手段】 基板と、該基板に固定された固定部材
と、長方形平板部材の一部が幅方向に膨らんで柱状構造
部を形成しているマイクロばね部材とを有し、前記マイ
クロばね部材が一端において前記固定部に結合されてい
るマイクロカンチレバーと、可動子を有し、該可動子
が、前記マイクロカンチレバーの自由端に連結されてお
り、前記マイクロカンチレバーがたわむことで前記可動
子が前記基板に対して相対的に可動であり、前記可動子
と前記マイクロばね部材が、同一材料からなるマイクロ
ガイド機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロマシニン
グの技術分野に属し、より詳しくは電気メッキを用いて
作成するマイクロガイド構造体、マイクロガイド機構、
マイクロアクチュエータおよびマイクロセンサーに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】電極の上に比較的厚膜のフォトレジスト
を塗布、パターンニングし、フォトレジストの開口部を
電気メッキで埋めることで、金属の構造体を形成するプ
ロセスは、LIGA(Lithograph Galv
anformung undAbformung)プロ
セスとして知られている(W.Menz,W.Bach
er,M.Harmening,andA.Miche
l,“The LIGA Technique−a N
ovel Concept for Microstr
uctures and the Combinati
on withSi−Technologies by
Injection Molding”,Proce
edings of IEEE Micro Elec
troMechanical Systems,199
1,pp.69〜73)。
【0003】このプロセスは、アスベクト比(基板に垂
直な寸法と基板に水平な寸法の比)が高い加工が可能
で、また、様々な金属材料を用いることができるという
利点を有している。
【0004】図6に、このプロセスを用いて作成した片
持ちはり構造を示す。基板1001の上に固定部材10
02が固定され、その固定部材1002に、平ばね部材
1003の一端が固定されている。平ばね部材1003
は、厚み方向と、長さ方向が、基板1001と水平にな
るように配置されているので、基板1001の面に水平
な方向にたわみやすくなっている。このような構造は、
加速度センサのような力学量センサや、マイクロアクチ
ュエータのサスベンション機構などに広く用いられてい
る。
【0005】図8に、典型的なLIGAプロセスのフロ
ー図を示す。図8は、図6のC−C’の断面図を示して
いる。まず、基板1001の上に、犠牲層1010を形
成する(図8a)。ここで、犠牲層1010は、後のプ
ロセスで除去され構造体と基板を離す役割をする。次
に、電気メッキの種となる電極層1011を成膜する
(図8b)。そして、その上に感光性樹脂層1012を
塗布する(図8c)。そして、感光性樹脂層1012
に、光やX線を照射した後に現像を行う(図8d)。こ
の工程で除去された部分が、作成される構造体の雌型と
なる。そして、電極層1011の上に金属層1013の
電気メッキを行い構造体を作成する(図8e)。最後
に、感光性樹脂層1012と犠牲層1010を除去し
て、カンチレバー構造を作成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たようなLIGAプロセスを用いて、構造体を作成する
場合、部位によって電気メッキの埋まる速度が異なり、
最終的に出来上がる構造体の高さが場所によって異なっ
てしまうという問題点があった。
【0007】例として、図7に、LIGA法で作成した
構造体の、メッキを行った直後の形状を示す。図7の構
造体において、メッキは固定部材1002において速く
進み、また、平ばね部材1003においては、固定部材
1002に近い部分で速く、自由端部で遅いため、片持
ちはり構造において、自由端部の高さが低くなってしま
っている。
【0008】そのため、最も埋まる速度の遅い場所が埋
まるまでメッキをする必要があるのでメッキに時間がか
かり、また、高さをそろえる必要がある場合には、研磨
等の後加工が必要となり、コストが高くなるという問題
点があった。
【0009】また、図7に示すような高アスベクト比の
ネガパターンを、LIGAプロセスで作成する場合、細
線化するに従い、露光後の現像時に現像液が撹件にて入
ることが難しくなる。この結果、固定部材1002と平
ばね部材1003のような、アスベクト比の異なる形状
では、平ばね部材1003の現像終了時には、固定部材
1002が先に現像され、オーバー現像となってしま
う。この結果、レジストパターンの側壁の角度が場所に
よって異なってしまうという問題点があった。
【0010】上記問題点を鑑みた本発明の目的は、電気
メッキの埋まる速度の差を少なくし、最終的に出来上が
る構造体の高さをそろえることで、メッキ時間を短縮
し、後加工の必要性を少なくしたマイクロガイド構造
体、マイクロガイド機構、マイクロアクチュエータおよ
びマイクロセンサーを提供することである。
【0011】また、本発明は、場所による現像速度をそ
ろえて、レジストパターンの側壁の角度を一定にそろえ
たマイクロガイド構造体、マイクロガイド機構、マイク
ロアクチュエータおよびマイクロセンサーを提供するこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第一の発
明は、長方形平板部材からなるマイクロばね部材であっ
て、前記長方形平板部材の一部が幅方向に膨らんで柱状
構造部を形成していることを特徴とするマイクロばね部
材である。
【0013】前記柱状構造部の幅が、前記長方形平板部
材の幅の2倍以上であることが好ましい。前記長方形平
板部材の高さ/幅の比が5以上であることが好ましい。
【0014】本発明の第二の発明は、基板と、該基板に
固定された固定部材と、上記のマイクロばね部材とを有
し、前記マイクロばね部材が一端において前記固定部に
結合されており、前記長方形平板部材の高さ方向が前記
基板に垂直であり、前記固定部材と前記マイクロばね部
材が同一材料からなることを特徴とするマイクロカンチ
レバーである。
【0015】本発明の第三の発明は、上記のマイクロカ
ンチレバーと可動子を有し、該可動子が前記マイクロカ
ンチレバーの自由端に連結されており、前記マイクロカ
ンチレバーがたわむことで前記可動子が前記基板に対し
て相対的に可動であり、前記可動子と前記マイクロばね
部材が同一材料からなることを特徴とするマイクロガイ
ド機構である。
【0016】前記マイクロカンチレバーを複数有し、前
記複数のマイクロカンチレバーの長手方向が互いに平行
に配置されていることが好ましい。前記マイクロカンチ
レバーの柱状構造部が、前記長方形平板部材の長さ方向
の辺の中央部に配置されていることが好ましい。前記マ
イクロカンチレバーの柱状構造部が、前記長方形平板部
材がたわむときの曲げモーメントが略0になる点に配置
されていることが好ましい。
【0017】本発明の第四の発明は、上記のマイクロガ
イド機構と、前記基板上に設けられた固定子と、前記可
動子と前記固定子の間に力を発生させる力発生手段から
なり、前記マイクロばね部材と前記固定部材と前記可動
子と前記固定子とが同一材料からなることを特徴とする
マイクロアクチュエータである。
【0018】前記マイクロばね部材と前記固定部材と前
記可動子と前記固定子とが同一の導電性材料からなり、
前記力発生手段が前記可動子と前記固定子の間に電圧を
印加する電圧印加手段からなることが好ましい。前記マ
イクロばね部材と前記固定部材と前記可動子と前記固定
子とが同一の透磁性材料からなり、前記力発生手段が前
記固定子に周回するコイルと、該コイルに電流を流す電
流供給手段からなることが好ましい。前記力発生手段
が、前記可動子と前記固定子の間に配置された圧電素子
からなることが好ましい。
【0019】本発明の第五の発明は、上記のマイクロガ
イド機構と、前記基板上に設けられた固定子と、前記可
動子と前記固定子の間の距離を測定する変位測定手段か
らなり、前記マイクロばね部材と前記固定部材と前記可
動子と前記固定子とが同一材料からなることを特徴とす
るマイクロ力学量センサである。
【0020】前記マイクロばね部材と前記固定部材と前
記可動子と前記固定子とが同一の導電性材料からなり、
前記変位測定手段が、前記可動子と前記固定子の間の静
電容量を測定する静電容量測定手段であることが好まし
い。前記マイクロばね部材と前記固定部材と前記可動子
と前記固定子とが同一の透磁性材料からなり、前記固定
子に周回するコイルを有し、前記変位測定手段が、前記
コイルのインダクタンスを測定するインダクタンス測定
手段であることが好ましい。前記変位測定手段が、前記
可動子と前記固定子の間に配置された圧電素子であるこ
とが好ましい。
【0021】本発明の第六の発明は、フォトリソグラフ
ィーにより形成されたレジストパターンに電気メッキに
より材料を埋め込んで構造体を作成する際に使用するフ
ォトマスクに描画されているフォトマスクパターンであ
って、細線パターン部の途中に大きさが前記細線パター
ンの幅よりも広い多角形パターンを有することを特徴と
するフォトマスクパターンである。
【0022】前記細線パターン部の幅が、露光を行うレ
ジストの厚みの1/5以下であることが好ましい。前記
多角形パターン部の幅が、前記細線パターン部の幅の2
倍以上であることが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明者等は、様々な形状のマイ
クロ構造体を試作する過程において、電気メッキの埋ま
る速度が遅い部位においては、メッキ時にメッキ液の交
換が起こりにくくなっていることを見出した。このメッ
キ液交換が起こりにくい場所は、アスベクト比が比較的
高い部位である。また、そのような部位に於いては、現
像液の交換が遅くなるので、現像速度も遅くなる。その
ため、本発明に於いては、下記のごとくマイクロ構造体
の形状を工夫することで、メッキ液の交換および現像が
起こりやすくなるようにした。
【0024】本発明に於いては、長方形平板部材からな
るマイクロばね部材であって、前記長方形平板部材の一
部が幅方向に膨らんで柱状構造部を形成しているような
構造とすることで、アスベクト比が高い部位に隣接し
て、アスベクト比が低い部位を配置することにより、メ
ッキ液と現像液の交換が起こりやすくなるように工夫し
ている。
【0025】また、本発明の効果であるメッキ液と現像
液の交換を有効に行うためには、前記マイクロばね部材
の柱状構造部の幅を前記長方形平板部材の2倍以上とす
るのが望ましい。
【0026】また、アスベクト比が5を超えると、メッ
キ液と現像液の交換が急速に起こりにくくなるので、前
記マイクロばね部材の構造は、前記長方形部材の高さと
幅の比が5以上であるときに、適用されるのが望まし
い。
【0027】また、基板と、該基板に固定された固定部
材と、上記のマイクロばね部材とを有し、前記マイクロ
ばね部材が、一端において前記固定部に結合されてお
り、前記長方形平板部材の高さ方向が前記基板に垂直で
あり、前記固定部材と前記マイクロばね部材が同一材料
からなることを特徴とするマイクロカンチレバーに示す
ような構造とすることで、基板面に水平な方向にたわみ
やすいカンチレバー構造を作成する際に、現像液とメッ
キ液の交換が起こりやすいようにすることができる。
【0028】また、上記のマイクロカンチレバーと、可
動子を有し、該可動子が、前記マイクロカンチレバーの
自由端に連結されており、前記マイクロカンチレバーが
たわむことで前記可動子が前記基板に対して相対的に可
動であり、前記可動子と前記マイクロばね部材が、同一
材料からなることを特徴とするマイクロガイド機構に示
すような構造とすることで、可動子が基板面に水平な方
向に動くことができるガイド機構を提供できる。
【0029】また、前記マイクロカンチレバーを複数有
し、前記複数のマイクロカンチレバーの長手方向が互い
に平行に配置されている構造とすることで、可動子が基
板面に水平な方向に動く際に、基板に垂直な軸周りの回
転運動を伴わないガイド機構を提供できる。
【0030】また、平行ヒンジばね構造においては、ヒ
ンジばねの中央部において、曲げモーメントが最小とな
るので、前記マイクロカンチレバーの柱状構造部が、
前記長方形平板部材の長さ方向の辺の中央部に配置され
ている構造、または前記マイクロカンチレバーの柱状
構造部が、前記長方形平板部材がたわむときの曲げモー
メントが略0になる点に配置されている構造とすること
で、前記柱状構造部が、前記マイクロばね部材のたわみ
やすさに影響を与えにくいようにすることができる。
【0031】また、上記のマイクロガイド機構と、前記
基板上に設けられた固定子と、前記可動子と前記固定子
の間に力を発生させる力発生手段からなり、前記マイク
ロばね部材と前記固定部材と前記可動子と前記固定子と
が同一材料からなることを特徴とするマイクロアクチュ
エータに示すような構造とすることで、可動子が基板面
に水平な方向に動くことができるマイクロアクチュエー
タを提供できる。
【0032】また、前記マイクロばね部材と前記固定部
材と前記可動子と前記固定子とが同一の導電性材料から
なり、前記力発生手段が前記可動子と前記固定子の間に
電圧を印加する電圧印加手段からなるような構造とする
ことで、可動子が基板面に水平な方向に動くことができ
る静電マイクロアクチュエータを提供できる。
【0033】また、前記マイクロばね部材と前記固定部
材と前記可動子と前記固定子とが同一の透磁性材料から
なり、前記力発生手段が前記固定子に周回するコイル
と、該コイルに電流を流す電流供給手段からなるような
構造とすることで、可動子が基板面に水平な方向に動く
ことができる電磁マイクロアクチュエータを提供でき
る。
【0034】また、前記力発生手段が、前記可動子と前
記固定子の間に配置された圧電素子からなるような構造
とすることで、可動子が基板面に水平な方向に動くこと
ができる圧電マイクロアクチュエータを提供できる。
【0035】また、上記のマイクロガイド機構と、前記
基板上に設けられた固定子と、前記可動子と前記固定子
の間の距離を測定する変位測定手段からなり、前記マイ
クロばね部材と前記固定部材と前記可動子と前記固定子
とが同一材料からなることを特徴とするマイクロ力学量
センサに示すような構造とすることで、可動子が基板面
に水平な方向に動くことができるマイクロ力学量センサ
を提供できる。
【0036】また、前記マイクロばね部材と前記固定部
材と前記可動子と前記固定子とが同一の導電性材料から
なり、前記変位測定手段が、前記可動子と前記固定子の
間の静電容量を測定する静電容量測定手段であるような
構造とすることで、可動子が基板面に水平な方向に動く
ことができる静電式マイクロ力学量センサを提供でき
る。
【0037】また、前記マイクロばね部材と前記固定部
材と前記可動子と前記固定子とが同一の透磁性材料から
なり、前記固定子に周回するコイルを有し、前記変位測
定手段が、前記コイルのインダクタンスを測定するイン
ダクタンス測定手段であるような構造とすることで、可
動子が基板面に水平な方向に動くことができる電磁式マ
イクロ力学量センサを提供できる。
【0038】また、前記変位測定手段が、前記可動子と
前記固定子の間に配置された圧電素子であるような構造
とすることで、可動子が基板面に水平な方向に動くこと
ができる圧電式マイクロ力学量センサを提供できる。
【0039】また、フォトリソグラフィーにより形成さ
れたレジストパターンに電気メッキにより材料を埋め込
んで構造体を作成する際に使用するフォトマスクに描画
されているフォトマスクパターンであって、細線パター
ン部の途中に大きさが前記細線パターンの幅よりも広い
多角形パターンを有することを特徴とするフォトマスク
パターンに示すようなフォトマスクパターンを用いるこ
とで、アスベクト比が高い部位に隣接して、アスベクト
比が低い部位を配置することにより、メッキ液と現像液
の交換が起こりやすくなるようなマイクロ構造体を作成
することができる。
【0040】また、アスペクト比が5を超えると、メッ
キ液と現像液の交換が急速に起こりにくくなるので、上
記のフォトマスクパターンは、前記細線パターン部の幅
が、露光を行うレジストの厚みの1/5以下であること
が望ましい。
【0041】また、本発明の効果であるメッキ液と現像
液の交換を有効に行うためには、上記のフォトマスクパ
ターンは、前記多角形パターン部の幅が、前記細線パタ
ーン部の幅の2倍以上であることが望ましい。
【0042】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。
【0043】実施例1 図1に、本実施例のカンチレバーの斜視図を示す。基板
101の上に、固定部材102が配置されている。その
固定部材102には、ばね部材110が一端を固定され
ている。ばね部材110は、長方形平板部材103、柱
状部材104、長方形平板部材105、柱状部材106
が、直列に連結されることで構成されている。
【0044】本実施例の作成プロセスは、図8に示した
プロセスと同様に、図9および図10に示すプロセスで
行なった。図9および図10は、図1のA−A’とB−
B’の断面図を示している。まず、基板101の上に、
犠牲層2010を形成する(図9a,図10a)。ここ
で、犠牲層2010は、後のプロセスで除去され構造体
と基板を離す役割をする。次に、電気メッキの種となる
電極層2011を成膜する(図9b,図10b)。そし
て、その上に感光性樹脂層2012を塗布する(図9
c,図10c)。そして、感光性樹脂層2012に、光
やX線を照射した後に現像を行う(図9d,図10
d)。この工程で除去された部分が、作成される構造体
の雌型となる。そして、電極層2011の上に金属層2
013の電気メッキを行い構造体を作成する(図9e,
図10e)。最後に、感光性樹脂層2012と犠牲層2
010を除去して、カンチレバー構造を作成する(図9
f,図10f)。
【0045】本実施例の作成にあたっては、感光性樹脂
層として、SU−8(MicroChem社製)を30
0μmの厚さに塗布し、通常の紫外線露光装置にてパタ
ーンニングを行った。また、犠牲層2010の膜厚は5
μmとし、ばね部材110は、基板101から5μm離
れるようにした。また、メッキ液として、硫酸ニッケル
を使用し、ニッケルをHが200μmとなるように電気
メッキを行った。
【0046】また、図1中の各寸法は、以下の通りとし
た。H:200μm、T:20μm、L1 :800μ
m、L2 :600μm、W1 :50μm、W2 :50μ
m、M 1 :75μm、M2 :75μm。
【0047】この時、長方形平板部材103、105の
アスペクト比は、H/T=H/T=200μm/20μ
m=10、柱状部材104、106のアスペクト比は、
H/W1=H/W2=200μm/50μm=4となる。
【0048】このように、アスベクト比の高い部材の一
部にアスベクト比の低い部材が連結された形状にするこ
とで、部位による現像速度の違いを少なくすることがで
きるので、レジスト側壁の角度をそろえることができ
る。また、ばね部材の部分のメッキ速度が他の部分と同
等になるので、作成に必要な時間が短くて済む。また、
後加工の必要性が少なくなるので、製作コストを下げる
ことができる。
【0049】実施例2 図2に、本実施例の静電アクチュエー夕の斜視図を示
す。本静電アクチュェータも、実施例1と同様なプロセ
スで作成した。本実施例に於いては、メッキ材料として
銅を使用した。固定部材202と、固定子208は、基
板上201の上に固定されている。4つのばね部材21
0は、それぞれ一端を固定部材202に結合され、いわ
ゆる平行ヒンジばねを構成しており、可動子207を固
定子208に対して基板面に水平な方向に揺動自由に支
持している。また、可動子207と固定子208には、
くし歯状の電極が設けられでおり、それらは、互い違い
に噛み合うように配置されている。
【0050】本発明の特徴であるばね部材210は、長
方形平板部材203、柱状部材204、長方形平板部材
205が、直列に連結されて構成されている。長方形平
板部材203と長方形平板部材205は、長さが等しい
ので、柱状部材204は、ばね部材210の中央に配置
されている。柱状部材204があることにより、ばね部
材210のばね定数は大きくなってしまうが、このよう
な配置とすることで、柱状部材204は、ばね部材21
0のたわみに与える影響を最小限にすることができる。
その理由は、ばね部材210は平行ヒンジばねを形成し
ているため、可動子207が変位するときには、ばね部
材210は、その中央部において曲げモーメントが最小
になるからである。
【0051】なお、202、210、207は、メッキ
により金属で一体に作成されるため、電気的に接続して
いる。
【0052】可変直流電源209から、固定子208と
固定部材202の間に電圧を印加すると、可動子207
と固定子208の間に静電引力が働き、可動子207が
固定子208に引き寄せられる方向に変位する。
【0053】また、固定子208と固定部材202の間
に電圧を印加する代わりに、固定子208と固定部材2
02の間の静電容量を測定すると、可動子207の変位
を測定することができ、力学量センサとして用いること
もできる。
【0054】本実施例の静電アクチュエータは、柱状部
材204を設けたことにより、部位による現像速度の違
いを少なくすることができるので、レジスト側壁の角度
をそろえることができる。また、ばね部材の部分のメッ
キ速度が他の部分と同等になるので、作成に必要な時間
が短くて済む。また、後加工の必要性が少なくなるの
で、製作コストを下げることができる。
【0055】実施例3 図3に、本実施例の電磁アクチュエータの斜視図を示
す。本電磁アクチュエータも、実施例1と同様なプロセ
スで作成する。本実施例に於いては、メッキ材料として
パーマロイ(鉄−ニッケル合金)を使用した。パーマロ
イは、透磁率の高い材料として知られている。図3にお
いて、301〜307は、実施例2の201〜207に
対応している。また、固定子308には、コイル311
が周回している。
【0056】可変直流電源309から、コイル311に
電流を流すと、可動子307と固定子308の間に電磁
力が働き、可動子307が固定子308に引き寄せられ
る方向に変位する。
【0057】また、コイル311に電流を流す代わり
に、コイル311のインダクタンスを測定すると、可動
子307の変位を測定することができ、力学量センサと
して用いることもできる。
【0058】本実施例の電磁アクチュエータは、柱状部
材304を設けたことにより、部位による現像速度の違
いを少なくすることができるので、レジスト側壁の角度
をそろえることができる。また、ばね部材の部分のメッ
キ速度が他の部分と同等になるので、作成に必要な時間
が短くて済む。また、後加工の必要性が少なくなるの
で、製作コストを下げることができる。
【0059】実施例4 図4に、本実施例の圧電アクチュエータの斜視図を示
す。401〜407は、実施例2の201〜207に対
応している。固定子408は基板401に固定され、固
定子408と可動子407間には積層型圧電素子411
が配置されている。本圧電アクチュエータは、402〜
408を実施例1と同様なプロセスで作成し、その後に
積層型圧電素子411を組み合わせることで作成する。
積層型圧電素子411に電圧を印加すると、可動子40
7が固定子408に対して相対的に変位する。
【0060】また、積層型圧電素子411に電圧を印加
する代わりに、積層型圧電素子411の発生電圧を測定
すると、可動子407の変位を測定することができ、力
学量センサとして用いることもできる。
【0061】本実施例の圧電アクチュエータは、柱状部
材404を設けたことにより、部位による現像速度の違
いを少なくすることができるので、レジスト側壁の角度
をそろえることができる。また、ばね部材の部分のメッ
キ速度が他の部分と同等になるので、作成に必要な時間
が短くて済む。また、後加工の必要性が少なくなるの
で、製作コストを下げることができる。
【0062】実施例5 図5に、本実施例のマイクロステージを示す。基板50
1の上には、4つの固定部材502が配置されている。
この固定部材502には、ばね部材510aの一端が連
結されている。ばね部材510aの他方の端は、支持枠
507の四隅を弾性的に支持している。そして、ステー
ジ508は、ばね部材510bで、支持枠507に対し
て弾性的に支持されている。このように配置することに
より、支持枠507は、基板501に対してy方向に動
けるように支持され、また、ステージ508は、支持枠
507に対してx方向に動けるように支持されている。
【0063】本発明の特徴である、ばね部材510a
は、長方形平板部材503a、柱状部材504a、長方
形平板部材505aが直列に接続されて構成されてお
り、また、ばね部材510bは、長方形平板部材503
b、柱状部材504b、長方形平板部材505bが直列
に接続されて構成されている。
【0064】このような形状にすることで、部位による
現像速度の違いを少なくすることができるので、レジス
ト側壁の角度をそろえることができる。また、ばね部材
の部分のメッキ速度が他の部分と同等になるので、作成
に必要な時間が短くて済む。また、後加工の必要性が少
なくなるので、製作コストを下げることができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明を適用するこ
とで、電気メッキの埋まる速度の差を少なくし、最終的
に出来上がる構造体の高さをそろえ、また場所による現
像速度をそろえたマイクロガイド構造体、マイクロガイ
ド機構、マイクロアクチュエータおよびマイクロセンサ
ーを得ることができる。また、本発明により、メッキ時
間を短縮し、後加工の必要性を少なくし、レジストパタ
ーンの側壁の角度を一定にそろえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のカンチレバー構造を説明す
る図である。
【図2】本発明の実施例2の静電アクチュエータ/セン
サを説明する図である。
【図3】本発明の実施例3の電磁アクチュエータ/セン
サを説明する図である。
【図4】本発明の実施例4の圧電アクチュエータ/セン
サを説明する図である。
【図5】本発明の実施例5のマイクロステージを説明す
る図である。
【図6】従来のカンチレバー構造を説明する図である。
【図7】従来のカンチレバー構造の問題点を説明する図
である。
【図8】LIGAプロセスを説明する図である。
【図9】実施例1のカンチレバーの作成プロセスを説明
する図である。
【図10】実施例1のカンチレバーの作成プロセスを説
明する図である。
【符号の説明】
101、201、301、401、501、1001
基板 102、202、302、402、502、1002
固定部材 103、105、203、205、303、305、4
03、405、503a、505a、503b、505
b、1003 長方形平板部材 104、106、204、304、404 柱状部材 507 支持枠 508 ステージ 207、307、407 可動子 208、308、408 固定子 209、309 可変直流電源 110、210、310、410、510a、510b
ばね部材 311 コイル 411 圧電素子 1010、2010 犠牲層 1011、2011 電極層 1012、2012 感光性樹脂層 1013、2013 金属層(電気メッキ層)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02N 1/00 H02N 2/00 B 2/00 H01L 41/08 N (72)発明者 八木 隆行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5H633 BB07 GG04 GG09 GG15 JA03

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形平板部材からなるマイクロばね部
    材であって、前記長方形平板部材の一部が幅方向に膨ら
    んで柱状構造部を形成していることを特徴とするマイク
    ロばね部材。
  2. 【請求項2】 前記柱状構造部の幅が、前記長方形平板
    部材の幅の2倍以上であることを特徴とする請求項1に
    記載のマイクロばね部材。
  3. 【請求項3】 前記長方形平板部材の高さ/幅の比が5
    以上であることを特徴とする請求項1に記載のマイクロ
    ばね部材。
  4. 【請求項4】 基板と、該基板に固定された固定部材
    と、請求項1乃至3のいずれかに記載のマイクロばね部
    材とを有し、前記マイクロばね部材が一端において前記
    固定部に結合されており、前記長方形平板部材の高さ方
    向が前記基板に垂直であり、前記固定部材と前記マイク
    ロばね部材が同一材料からなることを特徴とするマイク
    ロカンチレバー。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のマイクロカンチレバー
    と可動子を有し、該可動子が前記マイクロカンチレバー
    の自由端に連結されており、前記マイクロカンチレバー
    がたわむことで前記可動子が前記基板に対して相対的に
    可動であり、前記可動子と前記マイクロばね部材が同一
    材料からなることを特徴とするマイクロガイド機構。
  6. 【請求項6】 前記マイクロカンチレバーを複数有し、
    前記複数のマイクロカンチレバーの長手方向が互いに平
    行に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の
    マイクロガイド機構。
  7. 【請求項7】 前記マイクロカンチレバーの柱状構造部
    が、前記長方形平板部材の長さ方向の辺の中央部に配置
    されている請求項5に記載のマイクロガイド機構。
  8. 【請求項8】 前記マイクロカンチレバーの柱状構造部
    が、前記長方形平板部材がたわむときの曲げモーメント
    が略0になる点に配置されている請求項5に記載のマイ
    クロガイド機構。
  9. 【請求項9】 請求項5乃至8のいずれかに記載のマイ
    クロガイド機構と、前記基板上に設けられた固定子と、
    前記可動子と前記固定子の間に力を発生させる力発生手
    段からなり、前記マイクロばね部材と前記固定部材と前
    記可動子と前記固定子とが同一材料からなることを特徴
    とするマイクロアクチュエータ。
  10. 【請求項10】 前記マイクロばね部材と前記固定部材
    と前記可動子と前記固定子とが同一の導電性材料からな
    り、前記力発生手段が前記可動子と前記固定子の間に電
    圧を印加する電圧印加手段からなることを特徴とする請
    求項9に記載のマイクロアクチュエータ。
  11. 【請求項11】 前記マイクロばね部材と前記固定部材
    と前記可動子と前記固定子とが同一の透磁性材料からな
    り、前記力発生手段が前記固定子に周回するコイルと、
    該コイルに電流を流す電流供給手段からなることを特徴
    とする請求項9に記載のマイクロアクチュエータ。
  12. 【請求項12】 前記力発生手段が、前記可動子と前記
    固定子の間に配置された圧電素子からなることを特徴と
    する請求項9に記載のマイクロアクチュエータ。
  13. 【請求項13】 請求項5乃至8のいずれかに記載のマ
    イクロガイド機構と、前記基板上に設けられた固定子
    と、前記可動子と前記固定子の間の距離を測定する変位
    測定手段からなり、前記マイクロばね部材と前記固定部
    材と前記可動子と前記固定子とが同一材料からなること
    を特徴とするマイクロ力学量センサ。
  14. 【請求項14】 前記マイクロばね部材と前記固定部材
    と前記可動子と前記固定子とが同一の導電性材料からな
    り、前記変位測定手段が、前記可動子と前記固定子の間
    の静電容量を測定する静電容量測定手段であることを特
    徴とする請求項13に記載のマイクロ力学量センサ。
  15. 【請求項15】 前記マイクロばね部材と前記固定部材
    と前記可動子と前記固定子とが同一の透磁性材料からな
    り、前記固定子に周回するコイルを有し、前記変位測定
    手段が、前記コイルのインダクタンスを測定するインダ
    クタンス測定手段であることを特徴とする請求項13に
    記載のマイクロ力学量センサ。
  16. 【請求項16】 前記変位測定手段が、前記可動子と前
    記固定子の間に配置された圧電素子であることを特徴と
    する請求項13に記載のマイクロ力学量センサ。
  17. 【請求項17】 フォトリソグラフィーにより形成され
    たレジストパターンに電気メッキにより材料を埋め込ん
    で構造体を作成する際に使用するフォトマスクに描画さ
    れているフォトマスクパターンであって、細線パターン
    部の途中に大きさが前記細線パターンの幅よりも広い多
    角形パターンを有することを特徴とするフォトマスクパ
    ターン。
  18. 【請求項18】 前記細線パターン部の幅が、露光を行
    うレジストの厚みの1/5以下であることを特徴とする
    請求項17に記載のフォトマスクパターン。
  19. 【請求項19】 前記多角形パターン部の幅が、前記細
    線パターン部の幅の2倍以上であることを特徴とする請
    求項17に記載のフォトマスクパターン。
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