JP2001205134A - 除塵装置 - Google Patents

除塵装置

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JP2001205134A
JP2001205134A JP2000016970A JP2000016970A JP2001205134A JP 2001205134 A JP2001205134 A JP 2001205134A JP 2000016970 A JP2000016970 A JP 2000016970A JP 2000016970 A JP2000016970 A JP 2000016970A JP 2001205134 A JP2001205134 A JP 2001205134A
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Japan
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dust
collision plate
magnetic
fluid
duct
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JP2000016970A
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Masaru Hasegawa
勝 長谷川
Fumio Shibaoka
富美男 柴岡
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ダクト内を流れる磁性粉塵を含ん
だ流体から磁性粉塵を落下させて分離捕集する除塵装置
に関する。 【解決手段】 除塵装置を、落下して堆積した磁性粉塵
を一時貯留するホッパと、前記ダクト内に配設された磁
化コイルを有する衝突板と、該衝突板の磁化コイルに所
定の電流を供給し、前記衝突板を磁化する電源装置と、
から構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダクト内を流れる
流体から粉塵を分離回収する除塵装置の改良に関し、特
に、磁性粉塵を含む流体からの磁性粉塵の分離回収に好
適に適用される除塵装置に関する。なお、ここで言う粉
塵を含む流体としては、空気、蒸気、排ガス、燃料ガス
等の気体、もしくは、水、オイル、排液等の液体のいず
れであっても良い。
【0002】
【従来の技術】ダクト内を流れる流体に含まれる粉塵
は、例えば、下流側のボイラ、冷却塔などの流体通過設
備に導入された際に、それらの設備内部を高速で通過す
ることになるため、設備内部を摩耗させる問題があっ
た。そのため、従来から、それらの流体が設備を通過す
る前段階で、ダクト内を流れる流体に含まれる粉塵をあ
らかじめ除塵することが行われてきている。
【0003】ダクト内を流れる流体から粉塵を分離回収
する除塵装置としては、例えば、図2に示すように流体
中の粉塵を衝突落下させてホッパに回収する除塵装置が
知られている。図2の除塵装置について説明する。入側
ダクト1から流入する粉塵を含んだ流体5aは、留め具8
でダクト内に鉛直に吊下された衝突板6に衝突する。衝
突板6の前面には凹部を有しており、凹部に衝突し、こ
の衝突で運動エネルギを失った粉塵は凹部内を落下し、
ホッパ2に貯留される。一方、除塵後の流体5bは、その
まま衝突板をとおり抜けて出側ダクト3に流出してい
く。ここで、ホッパ2に貯留された粉塵4は、必要に応
じ、排出口7下部に設けられた排出バルブ7a、7bの開閉
によって排出される。
【0004】衝突板6は、ダクト内の巾方向に所定の間
隔で鉛直に、一列、または、千鳥配置として複数列配設
されており、衝突した流体に含まれる粉塵の運動エネル
ギを失わせて落下させる働きをする。一方、除塵後の流
体5bは衝突板6の間隙を通り抜けて、出側ダクト3に流
出する。これまで、鉄粉、コークス粉等の各種の粉塵を
含む流体の除塵を行うことを目的として、上記の除塵装
置が幅広く用いられてきている。
【0005】例えば、特公平5-71075 号公報には、コー
クス乾式消火設備の消火塔出側のコークス粉塵を含んだ
高温ガスをボイラに導入する前に除塵を行うことを目的
とする除塵装置が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
除塵装置では、以下の問題があった。 (1) 粉塵の衝突により衝突板そのものが摩耗する。 (2) 衝突板に衝突した粉塵が跳ね返り、再飛散するた
め、除塵効率が悪い。 (3) 一方、除塵効率を上げるため、衝突板を多列配置と
すると、流体の圧損が大きくなる。
【0007】そして、上記の問題は、比重が大きく、相
対的に運動エネルギが大きい鉄粉等の磁性粉の場合に特
に顕著である。本発明は、上記問題を解決し、鉄粉等の
磁性粉塵を除塵するのに有効な除塵装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ダクト内を流
れる磁性粉塵を含んだ流体から磁性粉塵を落下させて分
離捕集する除塵装置であって、落下して堆積した磁性粉
塵を一時貯留するホッパと、前記ダクト内に配設された
磁化コイルを有する衝突板と、該衝突板の磁化コイルに
所定の電流を供給し、前記衝突板を磁化する電源装置
と、からなることを特徴とする除塵装置によって上記課
題を解決した。
【0009】また、本発明は、前記衝突板が、前記ダク
ト内の流体の流れ方向に直交する巾方向に所定の間隔で
鉛直に、一列、または、千鳥配置として複数列配設され
ることを好適とすることを見出したのである。さらに、
本発明は、前記衝突板が、流体の流れに対向する前面に
凹部を有することを好適とすることを見出したのであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の除塵装置の好適な実施の
形態について、図1に基づき説明する。図1(a)にお
いて、入側ダクト1から流入する磁性粉塵(例えば、鉄
粉)を含んだ流体5aは、留め具8でダクト内に鉛直に吊
下された衝突板6に衝突する。そして、この衝突で運動
エネルギを失った磁性粉塵が落下し、ホッパ2に貯留さ
れる。一方、除塵後の流体5bは、そのまま衝突板をとお
り抜けて出側ダクト3に流出していく。ここで、ホッパ
2に貯められた磁性粉塵4は、排出口7下部の排出バル
ブ7a、7bの開閉によって必要に応じて排出される。
【0011】衝突板6は、ダクト内の巾方向に所定の間
隔で鉛直に、一列、または、千鳥配置として複数列配設
されており、衝突した流体に含まれる磁性粉塵の運動エ
ネルギを失わせて落下させる機能を有する。ここで、本
発明の除塵装置においては、衝突板6を磁化し、磁性粉
塵を吸着、分離捕集させるもので、衝突板6に磁化コイ
ルを装着し、その磁化コイルに通電を行って衝突板6を
磁化する。すなわち、衝突板6自体を電磁石とすること
を特徴とする。そのため、本発明においては、電源装置
10を付設し、衝突板6を励磁する磁化コイルに電流を通
電することで、電磁力の付与を行う。ここで、9は、衝
突板とダクトのケーシングを絶縁するために配設した絶
縁碍子である。
【0012】衝突板6を磁化する手段として、衝突板内
に磁化コイルを内装して、その磁化コイルに通電するこ
とで衝突板そのものを磁化するか、ダクト外へ出ている
衝突板6の末端に磁化コイルを配し、衝突板6を鉄心と
して磁化コイルに通電することで衝突板6を磁化するこ
とができる。衝突板に電磁力を与えて磁石化すること
で、飛来した磁性粉塵が衝突板に引き寄せられて吸着
し、衝突板の表面に磁性粉塵層が形成される。この層の
最大厚さは、衝突板に印加した電磁力の強さで定まる
が、ある所定の厚さを超え、層厚が厚くなりすぎて、磁
性粉塵を吸引する電磁力が弱くなり捕集効率が落ちる時
は、形成された磁性粉塵層を定期的に払い落とすことが
必要になる。
【0013】衝突板の表面に形成された磁性粉塵層を払
い落とすには、電源装置の磁化コイルへの通電を停止さ
せることで吸着している磁性粉塵の保持力を消し去るこ
とで行う。また、磁化コイルへの通電及び通電停止は、
粉塵の捕集効率を監視するか、または、所定時間間隔で
通電停止を行い、付着粉塵層を除去するようにすれば、
自動化が可能となる。
【0014】ここで、図には示していないが、衝突板に
振動装置を付設しておき、上記と併せて衝突板そのもの
を振動させて付着した磁性粉塵を落下させることが効率
的である。また、衝突板6は、図1(b)に示すA−A
視図のように、流体の流れの前面部に凹部を有するもの
とすることが好ましい。この凹部は、粉塵を含んだ流体
が衝突する前面部に、高さ方向に向くコの字型、U字型
の開口溝を形成させたものが好ましい。このようにする
ことで、上流から飛来した磁性粉塵中の細かな粉塵は衝
突板6自体に吸着され、衝突板6表面は吸着された粉塵
によりライニングされた状態となり、飛散してくる粉塵
との衝突による摩耗が防止できる。また、凹部で捕集さ
れた粉塵は磁力により再飛散が防止される他、凹部を通
って落下し、下方に順次に捕集することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によって、除塵装置の衝突板の摩
耗を大幅に減少することができ、衝突板の寿命を大幅に
延ばすことが可能となり、除塵装置のメンテナンス周期
を大幅に延長できるようになった。また、磁性粉塵に対
する衝突板の捕集効率が大きく向上したことから、衝突
板のダクト巾方向の設置間隔を大きくとることができる
ようになり、また、衝突板の流体流れ方向の配列数を減
らすことができるようになった。そのため、流体の圧損
を大幅に減少することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の除塵装置の断面模式図(a)と、その
A−A視図(b)である。
【図2】従来の除塵装置の断面模式図である。
【符号の説明】
1 入側ダクト 2 ホッパ 3 出側ダクト 4 粉塵(磁性粉塵) 5a 粉塵を含んだ流体 5b 除塵後の流体 6 衝突板 7 排出口 7a、7b 排出バルブ 8 留め具 9 絶縁碍子 10 電源装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダクト内を流れる磁性粉塵を含んだ流体
    から磁性粉塵を落下させて分離捕集する除塵装置であっ
    て、落下して堆積した磁性粉塵を一時貯留するホッパ
    と、前記ダクト内に配設された磁化コイルを有する衝突
    板と、該衝突板の磁化コイルに所定の電流を供給し、前
    記衝突板を磁化する電源装置と、からなることを特徴と
    する除塵装置。
  2. 【請求項2】 前記衝突板が、前記ダクト内の流体の流
    れ方向に直交する巾方向に所定の間隔で鉛直に、一列、
    または、千鳥配置として複数列配設されていることを特
    徴とする請求項1に記載の除塵装置。
  3. 【請求項3】 前記衝突板が、流体の流れに対向する前
    面に凹部を有することを特徴とする請求項1または2に
    記載の除塵装置。
JP2000016970A 2000-01-26 2000-01-26 除塵装置 Pending JP2001205134A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160108641A (ko) * 2015-03-04 2016-09-20 주식회사 그린코어 이엔씨 압연유 미세철분 제거장치
CN110523530A (zh) * 2019-08-06 2019-12-03 宁波中集物流装备有限公司 粉尘二级处理装置
KR20200113679A (ko) * 2019-03-26 2020-10-07 한국에너지기술연구원 인덕트형 금속성 미세먼지 포집장치

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