JP2001204706A - 体脂肪率測定方法および体脂肪計 - Google Patents

体脂肪率測定方法および体脂肪計

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JP2001204706A
JP2001204706A JP2000021644A JP2000021644A JP2001204706A JP 2001204706 A JP2001204706 A JP 2001204706A JP 2000021644 A JP2000021644 A JP 2000021644A JP 2000021644 A JP2000021644 A JP 2000021644A JP 2001204706 A JP2001204706 A JP 2001204706A
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Yasuyuki Kanazawa
靖之 金澤
Yoshiaki Watanabe
義明 渡邉
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生体インピーダンスに基づいて体脂肪率を算
出する体脂肪計において、身長、体重などの身体特徴量
の入力操作を不要にすることを目的とする。 【解決手段】 個人識別手段4が被測定者を個人識別
し、身体特徴量記憶手段1に記憶されている複数の人の
身体特徴量の中から識別された被測定者に対応する身体
特徴量を読出手段5が読み出し体脂肪率算出手段6へと
供給する。従って身体特徴量の入力操作が不要になり、
操作の煩雑さが解消されるという効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体重、身長などの
値の入力を不要もしくは容易にする体脂肪計に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、健康機器の一つとして、生体の体
脂肪率を測定するいわゆる体脂肪計への関心が高まって
いる。中でも、水中体重計やX線測定装置などの大掛か
りな設備を必要としない、生体インピーダンスを用いて
体脂肪率を算出するものが、家庭用体脂肪計として広ま
りつつある。
【0003】この種の体脂肪計は、体脂肪率の算出に際
して生体インピーダンスだけでなく、被測定者の身長お
よび体重などの生体インピーダンス以外の身体的な特徴
を表す値である身体特徴量もパラメータとして必要とす
る。また、年齢を用いて体脂肪率の算出値を補正したり
性別によって算出式を変更するなどして、より正確に体
脂肪率を算出するために、身長、体重だけでなく年齢や
性別も身体特徴量として用いられることが多い。
【0004】従来、被測定者の身体特徴量の入力方法と
しては、特開平10−258035号公報に記載されて
いるように、体脂肪率を測定する度に被測定者がわざわ
ざ操作ボタンを用いて数値を入力したり、あるいは、個
々の被測定者に相異なる個人番号を付し、予め被測定者
の身体特徴量を個人番号に対応づけて体脂肪計に記憶さ
せておき、体脂肪率測定時に被測定者が個人番号を入力
するなどして決定していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこうした
従来の体脂肪計には、身体特徴量の入力が煩雑であると
いう課題があった。
【0006】例えば、身体特徴量として体重、身長、年
齢、性別の4つのパラメータを用い、これらを被測定者
が毎回操作ボタンを用いて数値入力する体脂肪計を想定
してみる。被測定者が1週間に1度体脂肪率を測定する
場合を仮定すると、この被測定者は、毎週1度、体脂肪
計を使用する度に自分の体重、身長、年齢、性別を入力
しなければならない。
【0007】これらの値のうち、体重は1週間の摂取カ
ロリーや運動量で変化する可能性があるので毎回入力せ
ねばならないとしてもさほど不当ではない。しかし、身
長はそんなに短期間に変化するものではなく、特に成人
においては1年に1cmも変化しないのが普通である。年
齢も1年に1回しか変化しないものであり、性別に至っ
ては一生変化しない。
【0008】身長、年齢、性別のようにほとんど変化し
ない身体特徴量を体脂肪率を測定する度に毎回わざわざ
入力せねばならないことは、被測定者にとって煩雑な作
業であり、せっかく長期に渡って使用するつもりで体脂
肪計を購入したとしても、こうした煩雑さがきっかけの
1つとなって使用をやめてしまう恐れがある。
【0009】特開平10−258035号公報に記載さ
れているように、個々の被測定者に相異なる個人番号を
付し、予め被測定者の身体特徴量を個人番号に対応づけ
て体脂肪計に記憶させておき、体脂肪率測定時には被測
定者が個人番号を入力してこの個人番号に対応する身体
特徴量を体脂肪率の算出に用いるようにすれば、身体特
徴量の入力操作を大幅に簡単化することはできるが、そ
れでも個人番号を入力する煩雑さは残ってしまう。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の体脂肪計は、被測定者を個人識別し、身体
特徴量を複数の個人に対して記憶してあるデータの中か
ら個人識別した個人に対応する身体特徴量を読み出して
体脂肪率の算出に用いるようにしたものである。
【0011】上記発明によれば、被測定者が誰であるか
を体脂肪計が自動的に個人識別し、予め記憶してある複
数の人の身体特徴量の中から被測定者の身体特徴量を読
み出して体脂肪率の算出に用いるので、滅多に変化しな
い身体特徴量を体脂肪率を測定するたびにわざわざ入力
したり身体特徴量の入力の代りに個人番号を入力しなけ
ればならないという煩雑さを排除することができる。特
に、体脂肪計の使用者が夫婦2人に限られるような家庭
での利用においては、不特定多数を対象として個人識別
する場合よりも被測定者が夫であるか妻であるかをはる
かに容易かつ正確に識別し、身体特徴量の入力を良好に
省略することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に係る体脂肪率
測定方法は、被測定者の所定の部位間で測定した生体イ
ンピーダンスと当該被測定者の生体インピーダンス以外
の身体特徴量とを用いて体脂肪率を算出する体脂肪率測
定方法であって、被測定者を個人識別し、身体特徴量の
一部または全部を複数の個人に対して記憶してあるデー
タの中から個人識別した個人に対応する身体特徴量を読
み出して体脂肪率の算出に用いるものである。
【0013】そして、被測定者を個人識別し、身体特徴
量の一部または全部を複数の個人に対して記憶してある
データの中から個人識別した個人に対応する身体特徴量
を読み出して体脂肪率の算出に用いるので、体脂肪率の
測定時に身体特徴量やそれを表す個人番号を被測定者が
わざわざ入力するという煩雑な操作を必要としない体脂
肪測定方法を実現できる。
【0014】本発明の請求項2に係る体脂肪計は、被測
定者の所定の部位間で測定した生体インピーダンスと当
該被測定者の生体インピーダンス以外の身体特徴量とを
用いて体脂肪率を算出する体脂肪計であって、被測定者
を個人識別し、身体特徴量の一部または全部を複数の個
人に対して記憶してあるデータの中から個人識別した個
人に対応する身体特徴量を読み出して体脂肪率の算出に
用いる構成としている。
【0015】そして、被測定者を個人識別し、個人識別
した個人に対応する身体特徴量を記憶してあるデータの
中から読み出して体脂肪率の算出に用いるので、体脂肪
率の測定時に身体特徴量やそれを表す個人番号を被測定
者がわざわざ入力するという煩雑な操作を必要としない
体脂肪計を実現できる。
【0016】本発明の請求項3に係る体脂肪計は、被測
定者の所定の部位間の生体インピーダンスを測定するイ
ンピーダンス測定手段と、生体インピーダンス以外の身
体特徴量の一部または全部を複数の個人に対して記憶す
る身体特徴量記憶手段と、被測定者を個人識別する個人
識別手段と、個人識別手段により識別された個人に対応
する身体特徴量を身体特徴量記憶手段から読み出す読出
手段と、インピーダンス測定手段により測定された生体
インピーダンスと読出手段により読み出された身体特徴
量とを用いて被測定者の体脂肪率を算出する体脂肪率算
出手段とを備えた構成としている。
【0017】そして、身体特徴量記憶手段が各被測定者
の身体特徴量を予め記憶しておき、インピーダンス測定
手段が被測定者の所定の部位間の生体インピーダンスを
測定し、特徴検出手段が被測定者が誰であるかを個人識
別し、読出手段が識別された個人の身体特徴量を身体特
徴量記憶手段から読み出し、体脂肪率算出手段がこの読
み出された身体特徴量と生体インピーダンスとを用いて
体脂肪率を算出するので、体脂肪率の測定時に身体特徴
量やそれを表す個人番号を被測定者がわざわざ入力する
という煩雑な操作を必要としない体脂肪計を実現でき
る。
【0018】本発明の請求項4に係る体脂肪計は、個人
識別手段により識別された個人を特定する情報と体脂肪
率算出手段により算出された体脂肪率とを表示する表示
手段を備えた構成としている。
【0019】そして、表示手段が体脂肪率だけではなく
個人識別手段により識別された個人を特定する情報も表
示するので、被測定者は自分が正しく個人識別されたこ
とを確認できる。
【0020】本発明の請求項5に係る体脂肪計は、個人
識別結果の変更を指示する識別結果変更指示手段を備
え、個人識別手段は識別結果変更指示手段により個人識
別結果の変更が指示されたとき新たな個人識別結果を出
力する構成としている。
【0021】そして、個人識別手段が識別した結果が誤
っていた場合には、被測定者が識別結果変更指示手段を
操作することによって識別結果を訂正することができ
る。
【0022】本発明の請求項6に係る体脂肪計は、識別
結果変更指示手段は表示手段に体脂肪率が表示された後
に個人識別結果の変更を指示可能とし、識別結果変更指
示手段により個人識別結果の変更が指示されたとき、個
人識別手段は新たな個人識別結果を出力し読出手段は新
たな個人識別結果に対応する身体特徴量を身体特徴量記
憶手段から新たに読み出し体脂肪率算出手段は新たに読
み出された身体特徴量とインピーダンス測定手段により
測定された生体インピーダンスとを用いて被測定者の体
脂肪率を新たに算出し表示手段は新たな個人識別結果を
特定する情報と新たに算出された体脂肪率を表示する構
成としている。
【0023】そして、表示手段に体脂肪率が表示された
後に識別結果変更指示手段が個人識別結果の変更を指示
できるので、被測定者は、個人識別手段による個人識別
結果が正しい場合には身体特徴量やそれを表す個人番号
を入力するという煩雑な操作を行うことなく生体インピ
ーダンスを測定するだけで体脂肪率の測定を終えること
ができ、個人識別手段による個人識別結果が間違ってい
た場合には識別結果を訂正し、正しい体脂肪率を確実に
得ることができる。
【0024】本発明の請求項7に係る体脂肪計は、読出
手段により読み出された身体特徴量と体脂肪率算出手段
により算出された体脂肪率とを表示する表示手段を備え
た構成としている。
【0025】そして、表示手段が個人識別結果に対応す
る身体特徴量を表示するので、被測定者は自分の身体特
徴量と同じ値が表示手段に表示されることにより自分が
正しく個人識別されたことを確認できる。
【0026】本発明の請求項8に係る体脂肪計は、読出
手段により読み出された身体特徴量の一部または全部の
値を変更する変更手段を備えている。
【0027】そして、被測定者の身体特徴量が身体特徴
量記憶手段に記憶されている値から変化した場合には、
被測定者が変更手段を操作して変化した身体特徴量を入
力することにより変化後の身体特徴量に対する体脂肪率
を良好に算出することができる。
【0028】本発明の請求項9に係る体脂肪計は、変更
手段は表示手段に体脂肪率が表示された後に身体特徴量
の値を変更可能とし、変更手段により身体特徴量が変更
されたとき、体脂肪率算出手段は変更された身体特徴量
を用いて体脂肪率を新たに算出し表示手段は変更された
身体特徴量と新たに算出された体脂肪率とを表示する構
成としている。
【0029】そして、表示手段に体脂肪率が表示された
後に変更手段が身体特徴量の値を変更できるので、被測
定者の身体特徴量が体脂肪率算出手段に記憶されている
身体特徴量から変化していない場合には身体特徴量を入
力することなく生体インピーダンスを測定するだけで体
脂肪率の測定を終了し、身体特徴量が変化した場合にの
み身体特徴量を入力して変化後の身体特徴量に対する体
脂肪率を良好に算出することができる。
【0030】本発明の請求項10に係る体脂肪計は、身
体特徴量記憶手段は、変更手段により身体特徴量が変更
されたとき変更された身体特徴量を記憶する構成として
いる。
【0031】そして、身体特徴量記憶手段が変更された
身体特徴量を新たに記憶し直すので、以後身体特徴量が
再び変化するまで被測定者は身体特徴量を入力すること
なく体脂肪率を測定することができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0033】(実施例1)図1は本発明の実施例1にお
ける体脂肪計の構成図である。図1において1は体重、
身長、年齢、性別を身体特徴量として複数の個人に対し
て記憶する身体特徴量記憶手段、2は身体特徴量記憶手
段に身体特徴量を登録する身体特徴量登録手段、3は周
波数50gHzの交流微弱電流に対する被測定者の両掌間
の生体インピーダンスを測定するインピーダンス測定手
段であり、被測定者の右掌が接触する電極3aと左掌が
接触する電極3bとを備えている。4はインピーダンス
測定手段3により測定された生体インピーダンスを用い
て被測定者を個人識別する個人識別手段、5は個人識別
手段4により識別された個人に対応する身体特徴量を身
体特徴量記憶手段1から読み出す読出手段、6はインピ
ーダンス測定手段3により測定された生体インピーダン
スと読出手段5により読み出された身体特徴量とを用い
て被測定者の体脂肪率を算出する体脂肪率算出手段、7
は体脂肪率算出手段6により算出された体脂肪率を表示
する表示手段である。
【0034】また、図2は身体特徴量記憶手段1に記憶
されている内容の例を示す説明図である。
【0035】身体特徴量記憶手段1は、図2に示すよう
に、何番目の記憶内容であるかを示すエントリ番号と、
体重、身長、年齢、性別と、その個人の両掌間で測定し
た生体インピーダンスとを相互に対応づけて記憶してい
る。エントリ番号は自然数で、小さな値から順に用いら
れる。以下、説明の都合上、身体特徴量記憶手段1には
図2に示すように、エントリ番号1に対応して体重64
gg、身長164cm、年齢37才、性別男性、生体インピ
ーダンス591Ωが、エントリ番号2に対応して体重5
0gg、身長161cm、年齢31才、性別女性、生体イン
ピーダンス803Ωが、データとして記憶されているも
のとする。
【0036】また、図3は標準的な体型の男女5人ずつ
合計10人に対して測定した、周波数50gHzの交流微
弱電流に対する両掌間の生体インピーダンスを示す参考
図である。全10人の被測定者のうち、被測定者番号1
〜5は男性であり、被測定者番号6〜10は女性であ
る。図3から、男性の生体インピーダンスは概ね620
Ω以下であるのに対して女性の生体インピーダンスは概
ね780Ω以上であり、男性の生体インピーダンスは女
性の生体インピーダンスより低い傾向があることが読み
取れる。こうした生体インピーダンスの差異は、一般に
男性の腕は女性の腕よりも太く、特に含水組織である筋
肉や血液の流量が多いため、腕が細く筋肉も少ない女性
よりも電流を通しやすくなる結果生じる一般的傾向であ
ると考えられる。個人識別手段4は、こうした男女間の
生体インピーダンスの差異を用いて個人識別する。
【0037】以下に本体脂肪計の動作、作用を説明す
る。
【0038】まず、身体特徴量記憶手段1に身体特徴量
を記憶させるときの動作について説明する。
【0039】身体特徴量登録手段2は、体重、身長、年
齢のいずれを入力するかを指定する押ボタン(図示せ
ず)およびそれぞれの数値を入力するためのテンキー
(図示せず)と、性別を入力するための押ボタン(図示
せず)を備えており、被測定者はこれらの押ボタンおよ
びテンキーを操作することによって自らの体重、身長、
年齢、性別を入力する。身体特徴量登録手段2はこれら
全ての入力が完了したとき、入力された体重、身長、年
齢、性別を身体特徴量記憶手段1へと供給する。
【0040】この後、被測定者はインピーダンス測定手
段3の電極3aに右手を、電極3bに左手を触れる。こ
のとき、電極3a、電極3b間のインピーダンスは絶縁
抵抗程度の大きな値から高々数gΩ以下である被測定者
の両掌間の生体インピーダンスに低下することになる。
【0041】インピーダンス測定手段3は電極3a、電
極3b間のインピーダンスが数gΩ以下に低下したと
き、低下後のインピーダンスを詳しく測定し、測定した
インピーダンスを被測定者の両掌間の生体インピーダン
スとして身体特徴量記憶手段1へと供給する。
【0042】身体特徴量記憶手段1は、身体特徴量登録
手段2から体重、身長、年齢、性別が供給されインピー
ダンス測定手段3から生体インピーダンスの値が供給さ
れたとき、未使用のエントリ番号を付してそれら供給さ
れた値を相互に対応づけて記憶する。
【0043】この身体特徴量の登録操作は、被測定者毎
に体脂肪率の測定に先立って1度ずつ行えばよい。
【0044】次に、体脂肪率を測定するときの動作につ
いて説明する。特に個人識別手段4の動作については、
図4のフローチャートを用いて詳しく説明する。
【0045】体脂肪率の測定時には、被測定者は身体特
徴量を入力することなく、インピーダンス測定手段3の
電極3aに右手を、電極3bに左手を触れる。このと
き、電極3a、電極3b間のインピーダンスは絶縁抵抗
程度の大きな値から高々数gΩ以下である被測定者の両
電極間の生体インピーダンスに低下することになる。
【0046】インピーダンス測定手段3は電極3a、電
極3b間のインピーダンスが数gΩ以下に低下したとき
低下後のインピーダンスを詳しく測定し、測定したイン
ピーダンスを被測定者の両掌間の生体インピーダンスと
して個人識別手段4および体脂肪率算出手段6に供給す
る。
【0047】個人識別手段4は、インピーダンス測定手
段3から生体インピーダンスの値が供給されたとき身体
特徴量記憶手段1に記憶されているエントリ番号とそれ
に対応する生体インピーダンスの値とを順次読み出し、
読み出した生体インピーダンスのうち供給された生体イ
ンピーダンスに最も近いものに対応づけて記憶されてい
るエントリ番号を読出手段5へと供給する。以下にこの
動作を、図4のフローチャートを用いて更に詳しく説明
する。
【0048】個人識別手段4は、インピーダンス測定手
段3から生体インピーダンスの値が供給されたとき次に
述べるステップ1(S1と略記する)の処理を行う。
【0049】S1:身体特徴量記憶手段1に記憶されて
いる身体特徴量の最大エントリ番号をNとし、S2に進
む。
【0050】S2:インピーダンス測定手段3により測
定された生体インピーダンスをZ0の値とし、S3に進
む。
【0051】S3:1以上かつN以下の全ての自然数g
に対して、身体特徴量記憶手段1のエントリ番号gに対
応づけて記憶されている生体インピーダンスをZ(g)
の値とする。この後S4に進む。
【0052】S4:Jの値を1、δの値を∞(もしくは
それを表す値)とし、S5へと進む。
【0053】S5:Z(J)とZ0の差の絶対値|Z
(J)−Z0|とδとを比較し、比較の結果δの方が|
Z(J)−Z0|よりも大きい場合には|Z(J)−Z
0|をδの新たな値とすると共に、エントリ番号として
用いるRの値をJとしてS6へと進む。比較の結果δの
方が|Z(J)−Z0|よりも小さいか、もしくは、両
者が等しい場合には、δとRの値を変更することなくS
6へと進む。
【0054】S6:JとNとを比較し、Jの方がNより
も小さい場合にはJの値を1だけ増やした後S5へと戻
る。Jの方がNよりも大きいか、もしくは、両者が等し
い場合には、Jの値を変更せずS7へと進む。
【0055】S7:個人識別結果としてエントリ番号R
を読出手段5へと出力した後、処理を終える。
【0056】例えば、身体特徴量記憶手段1に図2の内
容が記憶されており、被測定者がエントリ番号2の身体
特徴量を有する女性でありインピーダンス測定手段3に
より測定された生体インピーダンスの値が815Ωであ
る場合を例にとると、処理は以下のように進む。
【0057】S1においてN=2となる。
【0058】S2においてZ0=815となる。
【0059】S3においてZ(1)=591、Z(2)
=803となる。
【0060】S4においてJ=1、δ=∞となる。
【0061】S5において|Z(1)−Z0|=224
<δ=∞であるのでδとRの値が変更され、δ=22
4、R=1となる。
【0062】S6においてJ=1、N=2であるので、
Jの値が2に変更されS5へと戻る。
【0063】S5において|Z(2)−Z0|=12<
δ=224であるのでδとRの値が変更され、δ=1
2、R=2となる。
【0064】S6においてJ=2、N=2であるので、
S7へと進む。
【0065】S7においてR=2であるので、個人識別
結果としてエントリ番号2を読出手段5へと出力した
後、処理を終える。
【0066】従って、この場合には個人識別手段4はエ
ントリ番号2を読出手段5に供給することになる。
【0067】図1に戻って、読出手段5は、個人識別手
段4から供給された値をエントリ番号として身体特徴量
記憶手段1に記憶されている体重、身長、年齢、性別を
読み出し、体脂肪率算出手段6に供給する。個人識別手
段4から供給されたエントリ番号が2である場合を例に
とると、エントリ番号2に対応づけて記憶されている体
重50gg、身長161cm、年齢31才、性別女性が体脂
肪率算出手段6に供給されることになる。
【0068】体脂肪率算出手段6は、インピーダンス測
定手段3から供給された生体インピーダンスの値と読出
手段5から供給された体重、身長、年齢、性別とを用い
て被測定者の体脂肪率を算出し、算出した値を表示手段
7へと供給する。体脂肪率算出手段6が用いる体脂肪率
の算出式は従来の体脂肪計で用いられているものと同じ
なので、詳しい説明は省略する。
【0069】表示手段7は、体脂肪率算出手段6から供
給された体脂肪率を表示する。
【0070】本実施例によれば、個人識別手段4により
識別された個人に対応する身体特徴量が体脂肪率算出手
段6へと自動的に供給されるので、被測定者に身体特徴
量やそれを表す個人番号をわざわざ入力させなくても、
体脂肪率を良好に算出することができる。
【0071】また、個人識別手段4はインピーダンス測
定手段3により測定された生体インピーダンスを用いて
個人識別を行うので、被測定者に新たな操作を要求する
ことなく個人識別を実現することができる。
【0072】なお、インピーダンス測定手段3の電極3
a、電極3bの詳しい構成については説明を省略した
が、電極3a、電極3bはそれぞれを電流供給用電極と
電圧検出用電極の2つに分けて構成し、電極3a、電極
3bと被測定者との接触抵抗の影響を排除して被測定者
の生体の内部インピーダンスを測定できる、いわゆる4
電極法を用いるのが望ましい。
【0073】また、本実施例では個人識別手段4は被測
定者の生体インピーダンスを用いて個人識別する場合を
例として説明したが、新たに被測定者の指紋を読み取る
手段を設けて指紋により個人識別したり、あるいは、被
測定者の声を入力するマイクロフォンとその周波数スペ
クトルを分析する手段を設けて被測定者の声を用いて個
人識別してもよい。
【0074】(実施例2)図5は本発明の実施例2にお
ける体脂肪計の構成図である。
【0075】図5において、30は被測定者の操作に基
づき個人識別結果の変更を指示する識別結果変更指示手
段であり、内部に被測定者が識別結果の変更を要求する
ときに押下する押ボタン30aを備えている。34はイ
ンピーダンス測定手段3により測定された生体インピー
ダンスを用いて被測定者を個人識別する個人識別手段、
35は個人識別手段34により識別された個人に対応す
る身体特徴量を身体特徴量記憶手段1から読み出す読出
手段、37は読出手段35により読み出された身体特徴
量と体脂肪率算出手段6により算出された体脂肪率を表
示する表示手段である。この他、実施例1と同一の構成
要素については同一の符号を付し、説明は省略する。
【0076】次に、体脂肪率測定時の動作、作用を説明
する。
【0077】インピーダンス測定手段3は被測定者の両
掌間の生体インピーダンスを測定し、測定値を個人識別
手段34および体脂肪率算出手段6に供給する。
【0078】個人識別手段34は、インピーダンス測定
手段3から生体インピーダンスの値が供給されたとき実
施例1における個人識別手段4と全く同じ動作をし、個
人識別結果を読出手段35に供給する。
【0079】読出手段35は、個人識別手段34から供
給された値をエントリ番号として身体特徴量記憶手段1
に記憶されている身体特徴量を読み出し、体脂肪率算出
手段6および表示手段37に供給する。
【0080】体脂肪率算出手段6は、実施例1と同様に
して被測定者の体脂肪率を算出し、算出した値を表示手
段37へと供給する。
【0081】表示手段37は、読出手段35から供給さ
れた身体特徴量と体脂肪率算出手段6から供給された体
脂肪率を表示する。
【0082】従って、表示手段37には、実施例1の表
示手段7に表示されるのと等しい体脂肪率の値が、読出
手段35から供給された身体特徴量と共に表示されるこ
とになる。
【0083】被測定者は、表示手段37に表示された身
体特徴量が自分の身体特徴量である場合にはそのまま体
脂肪率の測定を終了する。表示手段37に表示された身
体特徴量が他人の身体特徴量である場合には識別結果変
更指示手段30中の押ボタン30aを押下する。
【0084】識別結果変更指示手段30は、押ボタン3
0aが押下されたとき識別結果変更命令を個人識別手段
34に供給する。
【0085】個人識別手段34は、識別結果変更指示手
段30から識別結果変更命令が供給されたとき、身体特
徴量記憶手段1に記憶されているデータのうち既に個人
識別結果として出力したエントリ番号を除くエントリ番
号のみを対象として、実施例1における図4のフローチ
ャートと同様の処理を行い、処理の結果得られた新たな
エントリ番号を読出手段35へと供給する。
【0086】読出手段35は、個人識別手段34から新
たに供給された値をエントリ番号として身体特徴量記憶
手段1に記憶されている身体特徴量を読み出し、体脂肪
率算出手段6および表示手段37へと新たに供給する。
【0087】体脂肪率算出手段6は、新たに供給された
身体特徴量を用いて体脂肪率を新たに算出し、算出した
値を表示手段37へと新たに供給する。
【0088】表示手段37は、読出手段35から新たに
供給された身体特徴量と体脂肪率算出手段6から新たに
供給された体脂肪率を表示する。
【0089】この後、被測定者は、表示手段37に表示
された身体特徴量が自分の身体特徴量であるか他人の身
体特徴量であるかを再び判断し、自分の身体特徴量が表
示されている場合にはそのまま体脂肪率の測定を終了す
る。他人の身体特徴量が表示されている場合には再び押
ボタン30aを押下し、この操作を表示手段37に自分
の身体特徴量が表示されるまで繰り返す。
【0090】本実施例によれば、体脂肪率だけではなく
個人識別手段34により個人識別された識別結果に対応
する身体特徴量も表示手段37が同時に表示するので、
被測定者は自分が正しく個人識別されたことを確認でき
る。
【0091】また、個人識別手段34の個人識別結果が
正しい場合には、体脂肪率の測定時に被測定者が身体特
徴量やそれを表す個人番号をわざわざ入力するという煩
雑な操作を必要とせず、生体インピーダンスを測定する
だけで体脂肪率の測定が完了する。一方、個人識別手段
34の個人識別結果が間違っていた場合には、被測定者
が識別結果変更指示手段30を操作して個人識別結果を
正しいものに修正できるので、正しい体脂肪率を表示手
段37に確実に表示させることができる。
【0092】なお、表示手段37に読出手段35が読み
出した身体特徴量を供給する代りに個人識別手段34が
出力したエントリ番号を供給し、表示手段37は身体特
徴量の代りにエントリ番号を表示して被測定者に個人識
別結果を知らせるようにしても構わない。また、個人識
別手段34が出力したエントリ番号と読出手段35が読
み出した身体特徴量の両方を表示手段37に供給し、表
示手段37はエントリ番号と身体特徴量の両方を表示す
るようにしてもよい。
【0093】(実施例3)図6は本発明の実施例3にお
ける体脂肪計の構成図である。
【0094】図6において、41は体重、身長、年齢、
性別を身体特徴量として複数の個人に対して記憶する身
体特徴量記憶手段、42は読出手段5により読み出され
た身体特徴量を一時的に保持する保持手段、43は被測
定者の操作に基づき保持手段42に保持されている身体
特徴量の値を変更する変更手段であり、内部に身体特徴
量登録手段2と同様の押ボタン群(図示せず)およびテ
ンキー(図示せず)を備えている。なお、実施例1〜実
施例2と同一の構成要素については同一の符号を付し、
説明は省略する。
【0095】次に、体脂肪率測定時の動作、作用を説明
する。
【0096】身体特徴量記憶手段41は、実施例1にお
ける身体特徴量記憶手段1と同様の内容を記憶してい
る。
【0097】インピーダンス測定手段3は被測定者の両
掌間の生体インピーダンスを測定し、測定値を個人識別
手段4および体脂肪率算出手段6に供給する。
【0098】個人識別手段4は、インピーダンス測定手
段3から生体インピーダンスの値が供給されたとき、身
体特徴量記憶手段1の代りに身体特徴量記憶手段41か
らデータを読み出すことを除いては実施例1における個
人識別手段4と全く同じ動作により個人識別を行い、個
人識別結果を表すエントリ番号を読出手段5と保持手段
42に供給する。
【0099】読出手段5は、個人識別手段4から供給さ
れた値をエントリ番号として身体特徴量記憶手段41に
記憶されている身体特徴量を読み出し、保持手段42に
供給する。
【0100】保持手段42は、個人識別手段4から供給
されたエントリ番号と読出手段5から供給された身体特
徴量とを保持し、保持した身体特徴量を体脂肪率算出手
段6および表示手段37に供給する。
【0101】体脂肪率算出手段6は、実施例1と同様に
して被測定者の体脂肪率を算出し、算出した値を表示手
段37へと供給する。
【0102】表示手段37は、保持手段42から供給さ
れた身体特徴量と体脂肪率算出手段6から供給された体
脂肪率を表示する。
【0103】従って、表示手段37には、実施例1の表
示手段7に表示されるのと等しい体脂肪率の値が、保持
手段42から供給された身体特徴量と共に表示されるこ
とになる。
【0104】被測定者は、表示手段37に表示された身
体特徴量が全て自分の身体特徴量と同じである場合に
は、そのまま体脂肪率の測定を終了する。一方、体重が
増加するなど、被測定者の体重、身長、年齢のいずれか
が変化し、表示手段37に表示された身体特徴量が自分
の最新の身体特徴量と相異なる場合には、変更手段43
が有する押ボタン群およびテンキーを操作して体重、身
長、年齢のうち変化した身体特徴量だけを入力する。
【0105】変更手段43は、身体特徴量が入力された
とき、入力された身体特徴量だけを保持手段42に供給
する。
【0106】保持手段42は、変更手段43から変化し
た身体特徴量として体重が供給された場合には保持して
いる身体特徴量のうち体重の値を供給された体重に変更
し、身長が供給された場合には保持している身体特徴量
のうち身長の値を供給された身長に変更し、年齢が供給
された場合には保持している身体特徴量のうち年齢の値
を供給された年齢に変更する。この変更の後に、保持し
ている全ての身体特徴量、すなわち、身長、体重、年
齢、性別を体脂肪率算出手段6と表示手段37に新たに
供給すると共に、個人識別手段4から供給されたエント
リ番号と変更後の身体特長量とを身体特徴量記憶手段4
1に供給する。
【0107】体脂肪率算出手段6は、保持手段42から
身体特徴量が新たに供給されたとき、インピーダンス測
定手段3から供給された生体インピーダンスと新たに供
給された身体特徴量を用いて被測定者の体脂肪率を新た
に算出し、算出した値を表示手段37へと新たに供給す
る。
【0108】表示手段37は、保持手段42から新たに
供給された身体特徴量と体脂肪率算出手段6から新たに
供給された体脂肪率を表示する。
【0109】一方、身体特徴量記憶手段41は、保持手
段42からエントリ番号と身体特徴量が供給されたと
き、供給されたエントリ番号に記憶している身体特徴量
を供給された身体特徴量に書き換えて記憶する。
【0110】本実施例によれば、被測定者の身体特徴量
が身体特徴量記憶手段41に記憶されている値から変化
していない場合には体脂肪率の測定時に身体特徴量やそ
れを表す個人番号を被測定者がわざわざ入力するという
煩雑な操作を必要とせず、生体インピーダンスを測定す
るだけで体脂肪率の測定が完了する。一方、被測定者の
身体特徴量が変化した場合には、被測定者が変更手段4
3を操作することにより最新の身体特徴量を用いて体脂
肪率を算出し直させることが可能となる。
【0111】また、変更手段43が操作され最新の身体
特徴量が入力されたときには入力された最新の身体特徴
量を身体特徴量記憶手段41が自動的に記憶するので、
次に体脂肪率を測定する際には自動的に最新の身体特徴
量を用いて体脂肪率が算出される。
【0112】なお、以上の説明では、変更手段43と身
体特徴量登録手段2とは相異なるハードウェアで実現さ
れているものとして説明したが、両者を共用しても構わ
ない。
【0113】また、いずれの実施例においても、身体特
徴量記憶手段1や身体特徴量記憶手段41が記憶する身
体特徴量は、体重、身長、年齢、性別の4つである必要
はなく、例えば、体重だけは被測定者に実測して入力さ
せ、身長、年齢、性別のみを記憶するようにしても構わ
ない。
【0114】また、被測定者の生体インピーダンスは、
両足の裏間や、両手首間、もしくは右掌と左足首間な
ど、両掌以外の部位間で測定するようにしてもよい。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る体脂肪率測定方法は、被測定者を個人識別し、身
体特徴量の一部または全部を複数の個人に対して記憶し
てあるデータの中から個人識別した個人に対応する身体
特徴量を読み出して体脂肪率の算出に用いるので、体脂
肪率の測定時に身体特徴量やそれを表す個人番号を被測
定者がわざわざ入力するという煩雑な操作を必要としな
い体脂肪測定方法を実現できるという効果がある。
【0116】また、請求項2に係る体脂肪計は、被測定
者を個人識別し、個人識別した個人に対応する身体特徴
量を予め記憶してあるデータの中から読み出して体脂肪
率の算出に用いるので、体脂肪率の測定時に身体特徴量
やそれを表す個人番号を被測定者がわざわざ入力すると
いう煩雑な操作を必要としない体脂肪計を実現できると
いう効果がある。
【0117】また、請求項3に係る体脂肪計は、身体特
徴量記憶手段が各被測定者の身体特徴量を予め記憶して
おき、インピーダンス測定手段が被測定者の所定の部位
間の生体インピーダンスを測定し、個人識別手段が被測
定者が誰であるかを個人識別し、読出手段が識別された
個人の身体特徴量を身体特徴量記憶手段から読み出し、
体脂肪率算出手段がこの読み出された身体特徴量と生体
インピーダンスとを用いて体脂肪率を算出するので、体
脂肪率の測定時に身体特徴量やそれを表す個人番号を被
測定者がわざわざ入力するという煩雑な操作を必要とし
ない体脂肪計を実現できるという効果がある。
【0118】また、請求項4に係る体脂肪計は、個人識
別手段により識別された個人を特定する情報を体脂肪率
算出手段により算出された体脂肪率と共に表示するの
で、被測定者は自分が正しく個人識別されたことを確認
できるという効果がある。
【0119】また、請求項5に係る体脂肪計は、個人識
別手段が識別した結果が誤っていた場合には、被測定者
が識別結果変更指示手段を操作することによって識別結
果を訂正できるという効果がある。
【0120】また、請求項6に係る体脂肪計は、表示手
段に体脂肪率が表示された後に識別結果変更指示手段が
個人識別結果の変更を指示できるので、被測定者は、個
人識別手段による個人識別結果が正しい場合には身体特
徴量やそれを表す個人番号を入力するという煩雑な操作
を行うことなく生体インピーダンスを測定するだけで体
脂肪率の測定を終えることができ、個人識別手段による
個人識別結果が間違っていた場合には識別結果を訂正
し、正しい体脂肪率を確実に得ることができるという効
果がある。
【0121】また、請求項7に係る体脂肪計は、表示手
段が個人識別結果に対応する身体特徴量を表示するの
で、被測定者は自分の身体特徴量と同じ値が表示手段に
表示されることにより自分が正しく個人識別されたこと
を確認できるという効果がある。
【0122】また、請求項8に係る体脂肪計は、読出手
段により読み出された身体特徴量の一部または全部の値
を変更する変更手段を備えているので、被測定者の身体
特徴量が身体特徴量記憶手段に記憶されている値から変
化した場合には、被測定者が変更手段を操作して変化し
た身体特徴量を入力することにより変化後の身体特徴量
に対する体脂肪率を良好に算出できるという効果があ
る。
【0123】また、請求項9に係る体脂肪計は、変更手
段が表示手段に体脂肪率が表示された後に身体特徴量の
値を変更可能なので、被測定者の身体特徴量が体脂肪率
算出手段に記憶されている身体特徴量から変化していな
い場合には身体特徴量を入力することなく生体インピー
ダンスを測定するだけで体脂肪率の測定を終了し、身体
特徴量が変化した場合にのみ変化した身体特徴量を入力
して変化後の身体特徴量に対する体脂肪率を良好に算出
できるという効果がある。
【0124】また、請求項10に係る体脂肪計は、変更
手段により身体特徴量が変更されたとき身体特徴量記憶
手段が変更後の身体特徴量を新たに記憶し直すので、以
後身体特徴量が再び変化するまで被測定者は身体特徴量
を入力することなく体脂肪率を測定できるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における体脂肪計の構成図
【図2】同身体特徴量記憶手段に記憶されているデータ
の例を示す説明図
【図3】両掌間で測定した生体インピーダンスの例を示
す参考図
【図4】同個人識別手段の動作を示すフローチャート
【図5】本発明の実施例2における体脂肪計の構成図
【図6】本発明の実施例3における体脂肪計の構成図
【符号の説明】
1、41 身体特徴量記憶手段 3 インピーダンス測定手段 4、34 個人識別手段 5、35 読出手段 6 体脂肪率算出手段 7、37 表示手段 30 識別結果変更指示手段 43 変更手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定者の所定の部位間で測定した生体イ
    ンピーダンスと当該被測定者の生体インピーダンス以外
    の身体特徴量とを用いて体脂肪率を算出する体脂肪率測
    定方法であって、被測定者を個人識別し、前記身体特徴
    量の一部または全部を複数の個人に対して記憶してある
    データの中から前記個人識別した個人に対応する身体特
    徴量を読み出して体脂肪率の算出に用いる体脂肪率測定
    方法。
  2. 【請求項2】被測定者の所定の部位間で測定した生体イ
    ンピーダンスと当該被測定者の生体インピーダンス以外
    の身体特徴量とを用いて体脂肪率を算出する体脂肪計で
    あって、被測定者を個人識別し、前記身体特徴量の一部
    または全部を複数の個人に対して記憶してあるデータの
    中から前記個人識別した個人に対応する身体特徴量を読
    み出して体脂肪率の算出に用いる体脂肪計。
  3. 【請求項3】被測定者の所定の部位間の生体インピーダ
    ンスを測定するインピーダンス測定手段と、生体インピ
    ーダンス以外の身体特徴量の一部または全部を複数の個
    人に対して記憶する身体特徴量記憶手段と、被測定者を
    個人識別する個人識別手段と、前記個人識別手段により
    識別された個人に対応する身体特徴量を前記身体特徴量
    記憶手段から読み出す読出手段と、前記インピーダンス
    測定手段により測定された生体インピーダンスと前記読
    出手段により読み出された身体特徴量とを用いて被測定
    者の体脂肪率を算出する体脂肪率算出手段とを備えた請
    求項2記載の体脂肪計。
  4. 【請求項4】個人識別手段により識別された個人を特定
    する情報と体脂肪率算出手段により算出された体脂肪率
    とを表示する表示手段を備えた請求項3記載の体脂肪
    計。
  5. 【請求項5】個人識別結果の変更を指示する識別結果変
    更指示手段を備え、個人識別手段は前記識別結果変更指
    示手段により個人識別結果の変更が指示されたとき新た
    な個人識別結果を出力する構成とした請求項4記載の体
    脂肪計。
  6. 【請求項6】識別結果変更指示手段は表示手段に体脂肪
    率が表示された後に個人識別結果の変更を指示可能と
    し、前記識別結果変更指示手段により個人識別結果の変
    更が指示されたとき、個人識別手段は新たな個人識別結
    果を出力し読出手段は新たな個人識別結果に対応する身
    体特徴量を身体特徴量記憶手段から新たに読み出し体脂
    肪率算出手段は新たに読み出された身体特徴量とインピ
    ーダンス測定手段により測定された生体インピーダンス
    とを用いて被測定者の体脂肪率を新たに算出し前記表示
    手段は新たな個人識別結果を特定する情報と新たに算出
    された体脂肪率を表示する構成とした請求項5記載の体
    脂肪計。
  7. 【請求項7】読出手段により読み出された身体特徴量と
    体脂肪率算出手段により算出された体脂肪率とを表示す
    る表示手段を備えた請求項3記載の体脂肪計。
  8. 【請求項8】読出手段により読み出された身体特徴量の
    一部または全部の値を変更する変更手段を備えた請求項
    7記載の体脂肪計。
  9. 【請求項9】変更手段は表示手段に体脂肪率が表示され
    た後に身体特徴量の値を変更可能とし、前記変更手段に
    より身体特徴量が変更されたとき、体脂肪率算出手段は
    変更された身体特徴量を用いて体脂肪率を新たに算出し
    前記表示手段は変更された身体特徴量と新たに算出され
    た体脂肪率とを表示する構成とした請求項8記載の体脂
    肪計。
  10. 【請求項10】身体特徴量記憶手段は、変更手段により
    身体特徴量が変更されたとき変更された身体特徴量を記
    憶する構成とした請求項8記載の体脂肪計。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6621013B2 (en) 2001-05-29 2003-09-16 Tanita Corporation Living body measuring device having function for determining measured subject
JP4927082B2 (ja) * 2006-06-20 2012-05-09 シャープ株式会社 設定装置、生体測定装置の設定システム、生体測定装置の設定方法、プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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