JP2001204481A - glk−遺伝子をコードする新規ヌクレオチド配列 - Google Patents

glk−遺伝子をコードする新規ヌクレオチド配列

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JP2001204481A JP2000363632A JP2000363632A JP2001204481A JP 2001204481 A JP2001204481 A JP 2001204481A JP 2000363632 A JP2000363632 A JP 2000363632A JP 2000363632 A JP2000363632 A JP 2000363632A JP 2001204481 A JP2001204481 A JP 2001204481A
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メッケル ベッティーナ
Walter Pfefferle
プフェッフェルレ ヴァルター
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 glk−遺伝子をコードする新規ヌクレオチ
ド配列 【解決手段】 a)配列番号2のアミノ酸配列を有する
ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドと少なくと
も70%まで同一であるポリヌクレオチド、 b)配列番号2のアミノ酸配列と少なくとも70%まで
同一であるアミノ酸配列を含有するポリペプチドをコー
ドするポリヌクレオチド、 c)a)またはb)のポリヌクレオチドに相補的なポリ
ヌクレオチド、および d)a)、b)またはc)のポリヌクレオチド配列の少
なくとも15個の連続する塩基を有するポリヌクレオチ
ド、の群から選択されたポリヌクレオチド配列を有す
る、コリネフォルム細菌から単離したポリヌクレオチ
ド、glk−遺伝子の強化によるL−アミノ酸の発酵に
よる製法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の課題は、glk−遺
伝子をコードするヌクレオチド配列およびglk−遺伝
子が強化されたコリネフォルム細菌を使用してL−アミ
ノ酸、特にL−リシンを発酵により製造するための方法
である。
【0002】L−アミノ酸、特にL−リシンはヒト医学
および医薬産業に、特に動物の飼料に使用される。
【0003】L−アミノ酸がコリネフォルム細菌の菌
株、特にコリネバクテリウム・グルタミクムの発酵によ
り製造されることは公知である。この物質は非常に重要
であるので、この製法に関する改良は常に研究されてい
る。この方法の改良は、発酵技術における処置、例えば
攪拌および酸素の供給、または培地の組成、例えば発酵
の間の糖濃度、または例えばイオン交換クロマトグラフ
ィーによる生産物形への処理、または微生物の本来の性
能特性自体に関する。
【0004】この微生物の性能特性を改良するために、
突然変異誘発、選択および突然変異体の選択の方法を使
用する。このようにして、代謝拮抗物質、例えばリシン
類似物質であるS−(2−アミノエチル)−システイン
に対して耐性であるかまたは制御に重要な物質代謝生成
物に対して栄養要求性であり、かつL−アミノ酸、例え
ばL−リシンを生産する、菌株を得る。
【0005】ここ数年、コリネバクテリウムのアミノ酸
生産性菌株の菌株改良のための組み換えDNA−技術の
方法も同様に使用され、その際個々のL−アミノ酸の生
合成遺伝子を増幅し、かつL−アミノ酸生産への影響を
調査する。このことに関する概要文献は、特にキノシタ
(“Glutamic Acid Bacteria”,in: Biology of Indust
rial Microorganisms, Demain and Solomon (Eds.), Be
njamin Cummings, London, UK, 1985, 115-142)、Hill
iger(BioTec 2, 40-44(1991))、Eggeling(Amino Aci
ds 6:261-272(1994))、JettenおよびSinskey(Critica
l Reviews in Biotechnology 15, 73-103(1995))およ
びSahm等(Annuals of the New York Academy of Scien
ce 782, 25-39(1996))に見いだされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、L−
アミノ酸、特にL−リシンの改良された発酵による製造
のための新規方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】L−アミノ酸、特にL−
リシン、はヒト医学、医薬産業および特に動物飼料にお
いて、その適用が見いだされる。従って、L−アミノ
酸、特にL−リシンを製造するための新規改良された方
法を構築することにも、一般的な興味が存在する。
【0008】以下にL−リシンまたはリシンと記載した
場合には、この表現で塩基だけでなく塩、例えばリシン
−モノ塩酸塩またはリシン硫酸塩をも意味する。
【0009】本発明の対象は、 a)配列番号2のアミノ酸配列を有するポリペプチドを
コードするポリヌクレオチドと少なくとも70%まで同
一であるポリヌクレオチド、 b)配列番号2のアミノ酸配列と少なくとも70%まで
同一であるアミノ酸配列を含有するポリペプチドをコー
ドするポリヌクレオチド、 c)a)またはb)のポリヌクレオチドに相補的なポリ
ヌクレオチド、および d)a)、b)またはc)のポリヌクレオチド配列の少
なくとも15個の連続するヌクレオチドを有するポリヌ
クレオチド、の群から選択されたポリヌクレオチド配列
を有する、コリネフォルム細菌から得られた単離したポ
リヌクレオチドである。
【0010】本発明の対象は同様に、コリネフォルム細
菌中で複製可能な、有利には組み換え、DNAであるポ
リヌクレオチドである。
【0011】同様に本発明の対象はRNAであるポリヌ
クレオチドである。
【0012】同様に本発明の対象は請求項1のポリヌク
レオチド配列であり、この際このポリヌクレオチド配列
は有利に、(i)配列番号1中に記載されたヌクレオチ
ド配列、または(ii)配列(i)に遺伝学的コードの
縮重範囲内で相当する配列少なくとも1つ、または(i
ii)配列(i)または(ii)に相補的な配列とハイ
ブリダイズする配列少なくとも1つ、および場合により
(iv)(i)中での機能中立センス突然変異、を有す
る複製可能なDNAである。
【0013】更なる対象は、請求項1中に記載されてい
るようなポリペプチドを有するベクター、および前記ベ
クターを含有する宿主細胞として使用されるコリネフォ
ルム細菌である。
【0014】本発明の対象は同様に、配列番号1に相当
するポリヌクレオチド配列を有する完全な遺伝子を含有
する、相応する遺伝子ライブラリーと、前記配列番号1
のポリヌクレオチドの配列またはそのフラグメントを含
有するプローブとのハイブリダイゼーションを用いてス
クリーニングし、かつ前記DNA−配列を単離すること
により得られるポリヌクレオチド配列から主に構成され
るポリヌクレオチドである。
【0015】本発明によるポリヌクレオチド配列は、グ
ルコキナーゼをコードするcDNAを完全な長さで単離
するために、かつグルコキナーゼ−遺伝子の配列と高い
類似性の配列を有するcDNAまたは遺伝子を単離する
ために、RNA、cDNAおよびDNAのためのハイブ
リッド形成−プローブとして好適である。
【0016】更に、本発明のポリヌクレオチド配列はグ
ルコキナーゼをコードする遺伝子のDNAのポリメラー
ゼ連鎖反応(PCR)による製造のためのプライマーと
して好適である。
【0017】プローブとしてまたはプライマーとして働
くオリゴヌクレオチドは少なくとも30個の、有利には
少なくとも20個の、特に有利には少なくとも15個の
連続したヌクレオチドを含有する。同様に、少なくとも
40または50個のヌクレオチドの長さのオリゴヌクレ
オチドも好適である。
【0018】“単離”とは、天然の環境から分離するこ
とを意味する。
【0019】“ポリヌクレオチド”とは、一般的にポリ
リボヌクレオチドおよびポリデオキシリボヌクレオチド
を意味し、非修飾RNAまたはDNAまたは修飾RNA
またはDNAをも意味することができる。
【0020】“ポリペプチド”とは、ペプチド結合を介
して結合する2個以上のアミノ酸を有するペプチドまた
はタンパク質を意味する。
【0021】本発明によるポリペプチドは配列番号2の
ポリペプチドを包含し、特にグルコキナーゼの生物学的
活性を有するもの、および配列番号2のポリペプチドと
少なくとも70%まで、有利には少なくとも80%まで
同一のもの、特に配列番号2に記載のポリペプチドと少
なくとも90%から95%まで同一でありかつ前記の活
性を有するものである。
【0022】更に、本発明はコリネフォルム細菌を使用
してL−アミノ酸、特にL−リシンを発酵により製造す
る方法に関し、この細菌は特にすでにL−アミノ酸を生
産し、かつこの細菌中でglk−遺伝子をコードするヌ
クレオチド配列が強化され、特に過剰発現されるコリネ
フォルム細菌である。
【0023】概念“強化”とはここでは、例えば1つま
たは複数の遺伝子のコピー数を上昇させるか、強力なプ
ロモーターを使用するか、または高い活性を有する相応
する酵素をコードする遺伝子を使用するか、または場合
によりこれらの処置を組み合わせることにより、微生物
中の相応するDNAをコードする1種以上の酵素の細胞
内活性の上昇を記載している。
【0024】本発明の対象である微生物は、L−アミノ
酸、特にL−リシンをグルコース、サッカロース、ラク
トース、フルクトース、マルトース、糖蜜、デンプン、
セルロースから又はグリセリンとエタノールとから製造
できる。この代表的なものはコリネフォルム細菌であ
り、特にコリネバクテリウム属のものである。コリネバ
クテリウム属においては特にコリネバクテリウム・グル
タミクム(Corynebacterium glutamicum)の種が挙げら
れ、これはこの専門分野においてL−アミノ酸を産生す
る能力が公知である。
【0025】コリネバクテリウム属、特にコリネバクテ
リウム・グルタミクム種の好適な菌株は例えば公知の野
生型株の、コリネバクテリウム・グルタミクム ATC
C13032、コリネバクテリウム・アセトグルタミク
ム(Corynebacterium acetoglutamicum) ATCC1
5806、コリネバクテリウム・アセトアシドフィラム
(Corynebacterium acetoacidophilum) ATCC13
870、コリネバクテリウム・テルモアミノゲネス(Co
rynebacterium thermoaminogenes) FERM BP−
1539、コリネバクテリウム・メラッセコラ(Coryne
bacterium melassecola) ATCC17965、ブレ
ビバクテリウム・フラブム(Brevibacterium flavum)
ATCC14067、ブレビバクテリウム・ラクトフ
ェルメンツム(Brevibacterium lactofermentum) A
TCC13869およびブレビバクテリウム・ジバリカ
ツム(Brevibacterium divaricatum) ATCC140
20、およびこれらから製造された、L−リシン生産性
突然変異体もしくは菌株、例えば、 コリネバクテリウム・グルタミクム FERM−P 1
709 ブレビバクテリウム・フラブム FERM−P 170
8 ブレビバクテリウム・ラクトフェルメンツム FERM
−P 1712 コリネバクテリウム・グルタミクム FERM−P 6
463 コリネバクテリウム・グルタミクム FERM−P 6
464および コリネバクテリウム・グルタミクム DSM5715 である。
【0026】本発明により、酵素グルコキナーゼ(EC
2.7.1.2)をコードする、新規glk−遺伝子を
コリネバクテリウム・グルタミクムから単離することが
達せられた。
【0027】コリネバクテリウム・グルタミクムのgl
k−遺伝子またはその他の遺伝子を単離するために、最
初にこの微生物の遺伝子ライブラリーをE.コリ中に導
入する。遺伝子ライブラリーの導入は一般に公知の教書
およびハンドブックに記載されている。例としてはウィ
ンナッカーの教書:Winnacker: Gene und Klone, Eine
Einfuehrung in die Gentechnologie (Verlag Chemie,
Weinheim, Deutschland, 1990)またはサンブルーク等の
ハンドブック:Sambrook et al., Molecular Cloning,
A Laboratory Manual (Cold Spring Harbor Laboratory
Press, 1989)を挙げることができる。十分に知られる
遺伝子ライブラリーはコハラ等により(Cell 50, 495-5
08 (1987))λ−ベクター中に導入された、E.コリ K
−12菌株W3110の遺伝子ライブラリーである。バ
セ等(Bathe et al.)はコスミドベクターSuperC
os I(Wahl et al., 1987, Proceedings of the Nat
ional Academy of Sciences USA, 84 : 2160-2164)を
用いてE.コリ K-12菌株NM554(Raleigh et a
l., 1988, Nucleic Acids Resaearch 16 : 1563-1575)
中に導入されたコリネバクテリウム・グルタミクム A
TCC13032の遺伝子ライブラリーを記載している
(Molecular and General Genetics, 252: 255-265, 19
96)。ベールマン等(Boermann et al., Molecular Mic
robiology 6(3), 317-326(1992))はコスミドpHC7
9(Hohn und Collins, Gene 11, 291-298(1980))の使
用下にコリネバクテリウム・グルタミクムATCC13
032の遺伝子ライブラリーを記載している。E.コリ
中にコリネバクテリウム・グルタミクムの遺伝子ライブ
ラリーを製造するためには、プラスミド、例えば、pB
R322(Bolivar, Life Scieces, 25, 807-818 (197
9))またはpUC9(Vieira et al., 1982, Gene, 19
: 259-268)も使用することができる。宿主としては特
に、制限欠損および組み換え欠損を有する、E.コリ−
菌株が好適である。これに関する例は、Grant等により
記載された(Proceedings of the National Academy of
Sciences USA, 87 (1990) 4645-4649)菌株DH5αm
crである。コスミドを用いてクローニングした長いD
NA−フラグメントを、配列決定に好適な常用のベクタ
ー中で再びサブクローニングし、引き続き例えばSanger
等により記載されているように(Proceedings of the N
ational Academy of SciencesUSA, 74 (1977) 5463-546
7)配列決定する。
【0028】このようにして、配列番号1として本発明
の構成分である、遺伝子glkをコードするコリネフォ
ルム・グルタミクムの新規DNA−配列が得られた。更
に、該DNA配列から前記方法を用いて相応する蛋白質
のアミノ酸配列を誘導した。配列番号2には得られたg
lk−遺伝子生成物のアミノ酸配列が示されている。
【0029】配列番号1から遺伝学的コードの縮重の範
囲で得られる、コードするDNA−配列は同様に本願発
明の構成分である。更に、専門分野においては保存的な
アミノ酸交換、例えば蛋白質中でのグリシンのアラニン
への置換またはアスパラギン酸のグルタミン酸への置換
は“センス突然変異”として公知であり、この突然変異
は蛋白質の活性の根本的な変化に導かない、すなわち機
能中立である。更に、蛋白質のN−および/またはC−
末端での変化はその機能に著しい影響を与えないかまた
はむしろ安定化するということは公知である。これに関
する記載は特にBen-Bassat等(Journal of Bacteriolog
y 169: 751-757(1987))、O'Regan等(Gene 77: 237-2
51(1989))、Sahin-Toth等(Protein Sciences 3: 240-
247(1994))、Hochuli等(Bio/Technology 6: 1321-132
5(1988))において、および遺伝学および分子生物学の
公知教科書中に見いだすことができる。相応する方法で
配列番号2から得られるアミノ酸配列およびこのアミノ
酸配列をコードするDNA−配列は、同様に本発明の構
成分である。
【0030】同様にして、配列番号1または配列番号1
の一部とハイブリダイズするDNA−配列は本発明の構
成分である。更に、配列番号1から明らかになる、プラ
イマーの使用下にポリメラーゼ−連鎖反応(PCR)に
より製造される、DNA−配列は本発明の構成分であ
る。この種のオリゴヌクレオチドは、典型的には少なく
ともヌクレオチド15個の長さを有する。
【0031】ハイブリダイゼーションを用いるDNA−
配列の同定のための指示は、特にベーリンガーマンハイ
ム社のハンドブック“The DIG System Users Guide for
Filter Hybridization”(Firma Boehringer Mannheim
GmbH; Mannheim, Deutschland, 1993)中におよびリー
ブル等において(Liebl et al.、:International Jour
nal of Systematic Bacteriology (1991) 41:255-26
0)、専門家は見いだすことができる。ポリメラーゼ−
連鎖反応(PCR)を用いるDNA−配列の増幅に関す
る指示は、特にガイトのハンドブック(Gait: Oligonuk
leotide synthesis:a practical approach: IRL Press,
Oxford,UK, 1984)中におよびニュートンおよびグラハ
ムにおいて(Newton and Graham: PCR (Spektrum Akade
mischer Verlag, Heidelberg, Deutschland, 1994))、
専門家は見いだすことができる。
【0032】glk−遺伝子の過剰発現によりコリネフ
ォルム細菌が改良された方法でL−アミノ酸、特にL−
リシンを生産することが見いだされた。
【0033】過剰発現を達成するために、相応する遺伝
子のコピー数を上昇させるか、または構造遺伝子の上流
に存在するプロモーター領域および制御領域またはリボ
ソーム結合位を突然変異させることができる。同様にし
て構造遺伝子の上流に組み込まれた発現カセットが作用
する。誘導可能なプロモーターにより、付加的に発酵的
L−リシン−生産の過程において発現を上昇させること
も可能である。m−RNAの寿命を長くする処置によっ
ても同様に発現は改善する。さらに、酵素タンパク質の
分解を阻止することにより同様に酵素活性は強化され
る。遺伝子または遺伝子構成体はプラスミド中に異なる
コピー数で存在するか、または染色体中に組み込まれ、
かつ増幅されていてよい。さらに、該当する遺伝子の過
剰発現は培地の組成および培養操作の変更により達成す
ることもできる。
【0034】これに関する教示は、特にマルチン等(Ma
rtin et al.; Bio/Technology 5, 137-146 (1987))に
より、グエレロ等(Guerrero et al.; Gene 138, 35-41
(1994))により、ツチヤおよびモリナガ(Bio/Technol
ogy 6, 428-430 (1988))により、エイクマンズ等(Eik
manns et al. Gene 102, 93-98(1991))により、ヨーロ
パ特許明細書EPS−0472869号中に、米国特許
第4601893号明細書中に、シュバルツアーおよび
ピューラー(Schwarzer and Puehler; Bio/Technology
9, 84-87 (1991))により、ラインシャイド等(Reinsch
eid et al.; Applied and Environmental Microbiology
60, 126-132(1994))により、ラバレ等(Labarre et a
l.; Journal of Bacteriology 175, 1001-1007(1993))
により、特許出願WO96/15246中に、マルンブ
レス等(Malumbres et al.; Gene134, 15-24 (1993))
により、特開平10−229891号公報中に、ヤンセ
ンおよびハマー(Jansen and Hammer ;Biotechnology a
nd Bioengineering 58, 191-195 (1998))により、マク
リデス(Makrides; Microbiological Reviews 60:512-5
38 (1996))により、および遺伝子学および分子生物学
の公知教科書中に、記載されている。
【0035】例えば、本発明によるglk−遺伝子をプ
ラスミドを用いて過剰発現した。
【0036】プラスミドとしてはコリネフォルム細菌中
で複製されるプラスミドが好適である。多くの公知のプ
ラスミドベクター、例えばpZ1(Menkel et al., App
liedand Environmental Microbiology (1989) 64: 549-
554)、pEKE×1(Eikmanns et al., Gene 102: 93
-98(1991))またはpHS2-1(Sonnen et al., Gene
107: 69-74(1991))は潜在プラスミドpHM1519、
pBL1またはpGA1に基づく。他のプラスミドベク
ター、例えばpCG4(US-A 4489160)またはpNG2
(Serwold-Davis et al., FEMS Microbiology Letters
66, 119-124(1990))またはpAG1(US-A5158891)に
基づくものは、同様にして使用することができる。
【0037】更に、プラスミドベクターを用いて染色体
中に組み込むことにより遺伝子を増幅する方法に適用す
ることのできるプラスミドベクターが好適であり、これ
は例えばReinscheid 等によりhom-thrB-Ope
ronの重複または増幅のために記載されている(Appl
ied and Environmental Microbiology 60,126-132(199
4))。この方法においては、宿主細胞(代表的にはE.
コリ)中では複製不可能であるが、コリネバクテリウム
・グルタミクム中では複製可能なプラスミドベクター中
で完全な遺伝子をクローニングする。ベクターとして
は、例えばpSUP301(Simon et al., Bio/Techno
logy 1, 784-791(1983))、pK18mobまたはpK
19mob(Schaefer et al., Gene 145, 69-73(199
4))、pGEM−T(Promega corporation, Madison,
WI, USA)、pCR2.1−TOPO(Shuman(1994). Jo
urnal of Biological Chemistry 269: 32678-84; US-特
許 5487993)、pCR(R)Blunt(Firma Invitr
ogen, Groningen, Niederlande;Bernard et al., Journ
al of Molecular Biology, 234: 534-541(1993))また
はpEM1(Schrumpf et al., 1991, Journal of Bact
eriology 173: 4510-4516)を挙げることができる。増
幅すべき遺伝子を含有するプラスミドベクターは引き続
き接合または形質転換によりコリネバクテリウム・グル
タミクムの所望の菌株中に導入される。接合の方法は例
えばSchaefer等(Applied and Environmental Microbio
logy 60, 756-759(1994))により記載されている。形質
転換のための方法は例えば、Thierbach等(Applied Mic
robiology and Biotechnology 29, 356-362(1988))、D
unican und Shivnan(Bio/Technology 7, 1067-1070(19
89))およびTauch等(FEMS Microbiological Letters 1
23, 343-347(1994))により記載されている。“クロス
オーバー”−処置による相同的組み換えにより、生じた
菌株は該当する遺伝子の少なくとも2個のコピーを有す
る。
【0038】本発明の更なる対象は、L−アミノ酸、特
にL−リシンの発酵による製法であり、この際、酵素グ
ルコキナーゼをコードする遺伝子のヌクレオチド配列を
有するプラスミドベクターで形質転換した菌株を使用す
る。
【0039】L−アミノ酸、特にL−リシン、の生産の
ためにglk−遺伝子の他に、所望のL−アミノ酸の生
合成経路の遺伝子を強化することも有利であり、こうし
てそれぞれの合成経路、解糖、補充反応、クエン酸サイ
クルまたはアミノ酸搬送の酵素を1種以上過剰発現する
ことが有利である。
【0040】こうして、例えばL−リシンの製造のため
には、 ・同時に、ジヒドロジピコリン酸−シンターゼをコード
するdapA−遺伝子(EP−B−0197335)、
または ・同時に、フィードバック耐性アスパラギン酸キナーゼ
をコードするlysC−遺伝子(Kalinowski et al.,
(1990), Molecular and General Genetics 224: 317-32
4)、または ・同時に、グリセルアルデヒド−3−燐酸デヒドロゲナ
ーゼをコードするgap−遺伝子(Eikmanns (1992), J
ournal of Bacteriology 174: 6076-6086)、または ・同時に、トリオース燐酸イソメラーゼをコードするt
pi−遺伝子(Eikmanns(1992), Journal of Bacteriol
ogy 174: 6076-6086)、または ・同時に、3−ホスホグリセリン酸キナーゼをコードす
るpgk−遺伝子(Eikmanns (1992), Journal of Bact
eriology 174: 6076-6086)、または ・同時に、ピルビン酸カルボキシラーゼをコードするp
yc−遺伝子(Eikmanns(1992), Journal of Bacteriol
ogy 174: 6076-6086)、または ・同時に、マレイン酸−キノン−オキシドレダクターゼ
をコードするmqo−遺伝子(Molenaar et al., Europ
ean Journal of Biochemistry 254, 395-403(1998))、
または ・同時に、リシン−搬送をコードするlysE−遺伝子
(DE−A−19548222)が過剰発現される。
【0041】更に、L−アミノ酸、特にL−リシンの生
産のために、glk−遺伝子の他に同時に ・ホスホエノールピルビン酸−カルボキシキナーゼをコ
ードするpck−遺伝子(DE19950409.1、
DSM13047)および/または ・グルコース−6−燐酸イソメラーゼをコードするpg
i−遺伝子(US09/396478、DSM1296
9)を弱めることも有利である。
【0042】更に、L−アミノ酸、特にL−リシンの生
産のためには、glk−遺伝子の過剰発現とともに、不
所望な副反応を排除することも有利であろう(ナカヤ
マ:“Breeding of Amino Acid Producing Micro-organ
isms”, in: Overproduction of Microbial Products,
Krumphanzl, Sikyta,Vanek (eds.), Academic Press, L
ondon, UK, 1982)。
【0043】本発明により製造した微生物は、L−アミ
ノ酸、特にL−リシンの生産のために、バッチでの連続
的または非連続的方法で(バッチ法培養)または供給バ
ッチ法(供給法)または反復供給バッチ法(反復供給
法)で培養することができる。公知培養法に関する概要
は、クミールの教科書(Chmiel: Bioprozesstechnik 1.
Einfuehrung in die Bioverfahrenstechnik (Gustav Fi
scher Verlag, Stuttgart, 1991))またはストルハスの
教科書(Storhas: Bioreaktoren und periphereEinrich
tungen (Vieweg Verlag, Braunsheweig/Wiesbaden, 199
4))に記載されている。
【0044】使用されるべき培地は、それぞれの菌株の
要求を好適な方法で満たさなければならない。種々の微
生物の培地に関しては参考書“Manual of Methods for
General Bacteriology”(American Society for Bacte
riology (Washington D.C. ,USA, 1981))に記載されて
いる。炭素源としては糖および炭水化物、例えばグルコ
ース、サッカロース、ラクトース、フルクトース、マル
トース、糖蜜、デンプンおよびセルロース、油脂、例え
ば大豆油、ヒマワリ油、落花生油およびやし油、および
脂肪酸、例えばパルミチン酸、ステアリン酸およびリノ
ール酸、アルコール、例えばグリセリンおよびエタノー
ルおよび有機酸、例えば酢酸を使用することができる。
これらの物質は個々にまたは混合物として使用すること
ができる。窒素源としては有機窒素含有化合物、例えば
ペプトン、酵母エキス、肉汁エキス、麦芽エキス、トウ
モロコシ膨潤水、大豆粉および尿素または無機化合物、
例えば硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム、リン酸ア
ンモニウム、炭酸アンモニウムおよび硝酸アンモニウム
を使用することができる。この窒素源を個別にまたは混
合物として使用することができる。燐源としては、リン
酸、リン酸二水素カリウムまたはリン酸一水素二カリウ
ムまたはこれに相当するナトリウム含有塩を使用するこ
とができる。さらに、培地は成長に必要な金属の塩、例
えば硫酸マグネシウムまたは硫酸鉄を含有しなければな
らない。最後に、必須の生長物質、例えばアミノ酸およ
びビタミンを前記物質に加えて使用することができる。
さらに、これに加えて好適な前駆物質を培地に添加する
ことができる。前記添加物質は一回の配合物の形で添加
することも、または好適な方法で培養の間供給すること
もできる。
【0045】培地のpH−制御のために、塩基性化合
物、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモ
ニアもしくはアンモニア水または酸性化合物、例えばリ
ン酸または硫酸を好適な方法で使用する。泡形成の制御
のために、消泡剤、例えば脂肪酸ポリグリコールエステ
ルを使用することもできる。プラスミドの安定化の維持
のためにも、培地に好適な選択的に作用する物質、例え
ば抗生物質を添加することができる。好気的条件を維持
するためには、酸素または酸素含有混合物、例えば空気
を培地中に導入する。培地の温度は通常20〜45℃で
あり、有利に25〜40℃である。培養は、リシンの最
大量が形成されるまで続ける。この目的は通常10〜1
60時間で達成される。
【0046】更に、本発明の対象はL−アミノ酸、特に
L−リシンの発酵による製法であり、この製法において
は、次の工程: a)少なくとも酵素グルコキナーゼをコードする遺伝子
が強化され、特に過剰発現される、L−アミノ酸を生産
するコリネフォルム細菌の発酵、 b)培地中または細菌の細胞中でのL−アミノ酸の富
化、および c)L−アミノ酸の単離、を実施する。
【0047】L−リシンの分析は、アニオン交換クロマ
トグラフィー、および引き続きニンヒドリンでの誘導体
化により行われ、この方法はスパックマン等により(Sp
ackman et al. : Analytical Chemistry, 30, (1958),
1190)記載されているように実施することができる。
【0048】本発明による方法はL−アミノ酸、特にL
−リシンの発酵による製造に使用される。
【0049】
【実施例】本発明を以下に、実施例につき詳細に説明す
る。
【0050】実施例1 コリネバクテリウム・グルタミクムATCC13032
からのゲノムコスミド−遺伝子ライブラリーの製造 コリネバクテリウム・グルタミクムATCC13032
からの染色体DNAをTauch等(1995, Plasmid 33: 168
-179)に記載されているように単離し、制限酵素Sau
3AI(Amersham Pharmacia, Freiburg, Deutschland,
Produktbeschreibung Sau3AI, Code no. 27-0913-02)
を用いて部分的に切断した。DNA−フラグメントを小
エビアルカリ性ホスファターゼ(Roche Molecular Bioc
hemicals, Mannheim, Deutschland, Produktbeschreibu
ng SAP, Code no. 1758250)を用いて脱ホスホリル化し
た。Stratagene社(La Jolla,USA, Produktbeschreibun
gSuperCos1 Cosmid Vektor Kit, Code no. 251301)か
らのコスミドベクターSuperCos1のDNA(Wahl et al.
(1987) Proceedings of the National Academy ofScie
nces USA 84: 2160-2164)を制限酵素XbaI(Amersh
am Pharmacia, Freiburg, Deutschland, Produktbeschr
eibung XbaI, Code no. 27-0948-02)で切断し、同様に
して小エビアルカリ性ホスファターゼを用いて脱ホスホ
リル化した。引き続き、コスミド−DNAを制限酵素B
amHI(Amersham Pharmacia, Freiburg, Deutschlan
d, Produktbeschreibung BamHI, Code no. 27-0868-0
4)で切断した。このようにして処理したコスミド−D
NAを処理したATCC13032−DNAと混合し、
この配合物をT4−DNA−リガーゼ(Amersham Pharm
acia, Freiburg, Deutschland, Produktbeschreibung T
4-DNA-Ligase, Code no.27-0870-04)で処理した。引き
続き、連結反応混合物をGigapack II XLパッキング抽出
物(Stratagene, La Jolla, USA, Produktbeschreibung
Gigapack II XL Packing Extract, Code no. 200217)
を用いてファージ中にパッキングした。E.コリ菌株N
M554(Raleigh et al., 1988, Nucleic Acid Resea
rch 16: 1563-1575)の感染のために、この細胞を10
mMMgSO中に取り込み、このファージ懸濁液の分
割量と混合した。コスミドライブラリーの感染およびそ
の評価はSambrook等(1989, Mokecular Cloning: A Lab
oratory Manual, Cold Spring Harbor)により記載され
ているように実施された、この際、細胞をアンピシリン
100μg/mlを含有するLB−寒天培地(Lennox,
1955, Virology, 1:190)上に塗布した。37℃で一夜
インキュベーションした後、組み換えした単独のクロー
ンを選択した。
【0051】実施例2 glk−遺伝子の単離および配列決定 単独のコロニーのコスミド−DNAをQiaprep Spin Min
iprep キット(Product No., 27106, Qiagen, Hilden,
Germany)を用いて、製造業者による記載に従って単離
し、制限酵素Sau3AI(Amersham Pharmacia, Frei
burg, Deutschland, Produktbeschreibung Sau3AI, Pro
duct No. 27-0913-02)で部分的に切断した。このDN
Aフラグメントを小エビアルカリ性ホスファターゼ(Ro
che Molecular Biochemicals, Mannheim, Deutschland,
Produktbeschreibung SAP, Product No. 1758250)を
用いて脱ホスホリル化した。ゲル電気泳動による分離の
後、コスミドフラグメントを1500〜2000bpの
大きさの範囲でQiaExII ゲル抽出キット(Product No.
20021, Qiagen, Hilden, Germany)を用いて行った。In
vitrogen社からの配列決定用ベクターpZero-1のDNA
(Groningen, Niederlande, Produktbeschreibung Zero
Background Cloning Kit, Product No. K2500-01)を
制限酵素BamHI(Amersham Pharmacia, Freiburg,
Deutschland, Produktbeschreibung BamHI, Product N
o. 27-0868-04)を用いて切断した。配列決定用ベクタ
ーpZero-1中へのコスミドフラグメントの連結反応を、S
ambrook等(1989, Molecular Cloning: A Laboratory M
anual, Cold Spring Harbor)に記載されたように実施
し、この際、T4−リガーゼ(Pharmacia Biotech, Fre
iburg, Deutschland)と共にDNA−混合物を一夜イン
キュベーションした。引き続き、この連結反応混合物を
E.コリ菌株DH5αMCR(Grant, 1990, Proceeding
s of the National Academy of Sciences USA, 87: 464
5-4649))中に、エレクトロポレーションし(Tauch et
al. 1994, FEMS Microbiol Letters, 123: 343-7)、
かつゼオシン(Zeocin)50μg/mlを有するLB−
寒天培地(Lennox, 1955, Virology, 1:190)上に塗布
した。組み換えクローンのプラスミド調製はBiorobot 9
600(Product No., 900200, Qiagen, Hilden, German
y)を用いて行った。配列決定はザンガー等によるジデ
オキシチェーンターミネーション法(Sanger et al. 19
77, Proceedings of the National Academy of Science
s U.S.A., 74: 5463-5467)によりZimmermann等による
改変法(1990, Nucleic Acids Research, 18:1067)を
用いて行った。PE Applied Biosystemsの“RR dRhodami
nTerminator Cycle Sequencing Kit”(Product No. 40
3044, Weiterstadt, Deutschland)を使用した。ゲル電
気泳動による分離および配列決定反応の分析は“ABI Pr
ism 377”配列決定装置(PE Applied Biosystems社、We
iterstadt, Deutschland)を用いて、“Rotiphorese NF
Acrylamid/Bisacrylamid”ゲル(29:1)(Product
No. A124.1, Roth, Karlsruhe, Gemany)中で行った。
【0052】得られた粗配列データを引き続きStaden-
プログラムパッケージ(1986, Nucleic Acids Reaseac
h, 14: 217-231)バージョン97-0を適用して、処理
を進めた。pZerol−誘導体の個々の配列を関連す
るコンティグに統合してまとめた。コンピューターによ
り支持されたコード領域分析はXNIPプログラム(Stade
n, 1986, Nucleic Acids Research, 14: 217-231)を用
いて、完成された。その先の分析を“BLAST サーチプロ
グラム”(Altschul et al., 1997, Nucleic Acids Res
earch, 25: 3389-3402)を用いて“National Center fo
r BiotechnologyInformation”(NCBI, Bethesda, MD,
USA)の非重複のデータバンクに対して実施した。
【0053】得られたヌクレオチド配列を配列番号1中
に示した。ヌクレオチド配列の分析は969塩基対のオ
ープンリーディングフレームを示し、これをglk−遺
伝子と命名した。このglk−遺伝子はアミノ酸323
個からなる蛋白質をコードする。
【0054】実施例3 コリネバクテリウム・グルタミクム中のglk−遺伝子
を強化するためのシャトルベクターpEC−K18mo
b2glkexpの製造 3.1 glk−遺伝子のクローニング 菌株ATCC13032からEikmann等の方法(Microbi
ology 140: 1817-1828(1994))により染色体DNAを単
離した。実施例2からコリネバクテリウム・グルタミク
ムに関して知られたglk−遺伝子の配列に基づきポリ
メラーゼ連鎖反応のために次のオリゴヌクレオチドを選
択した:
【0055】
【外1】
【0056】この示したプライマーをARK Scientifi
c GmbH Biosystems(Darmstadt, Germany)により合成
し、PCR−反応をInnis等の標準PCR法(PCR proto
cols.A guide to methods and applications, 1990, Ac
ademic Press)によりRocheDiagnostics GmbH社(Mannh
eim, Deutschland)のPwo−ポリメラーゼを用いて実
施した。このプライマーはポリメラーゼ連鎖反応を用い
て、潜在性プロモーター領域を有するglk−遺伝子を
有する約1.45kbの大きさのDNA−フラグメント
の増幅を可能にした。増幅されたDNAフラグメントの
DNA配列を配列決定により試験した。
【0057】3.2. E.コリ−コリネバクテリウム・
グルタミクムシャトルベクターpEC−K18mob2
の製造 公知技術により、E.コリ−コリネバクテリウム・グル
タミクムシャトルベクターを構成した。このベクターは
複製エフェクターperを含むプラスミドpGA1の複
製領域rep(US-A-5175108; Nesvera et al., Jourun
al of Bacteriology 179k 1525-1532(1997))、カナマ
イシン耐性を仲介するトランスポゾンTn5のaph
(3′)−IIa−遺伝子(Beck et al., Gene 19, 32
7-336(1982))、プラスミドpMB1の複製領域ori
V(Sutcliffe, Cold Spring HarborSymposium on Quan
titative Biology 43, 77-90(1979))、laqプロモー
ターおよびマルチプルクローニングサイト(multiple c
loning site, mcs)を含むlacZα遺伝子フラグメ
ント(Norrender, J.M. et al., Gene 26, 101-106(198
3))およびプラスミドRP4のmob−領域(Simon et
al., Bio/Technology1: 784-791(1983))を包含する。
構成したベクターをE.コリ菌株DH5α(Hanahan, I
n: DNA Cloning. A Practical Approach. Vol. I,IRL-P
ress, Oxford,Washington DC, USA)中に形質転換し
た。プラスミドを有する細胞の選択はカナマイシン25
mg/lを補填したLB寒天培地(Sambrook et al., M
olecular cloning: a laboratory manual. 2nd Ed. Col
d Spring Harbor Laboratory Press, Cold Spring Harb
or, N.Y.)上に形質転換体配合物を塗布することにより
行った。プラスミド−DNAを形質転換体からQiagen社
のQIAprep Spin Miniprep キットを用いて単離し、制限
酵素EcoRIおよびHindIIIを用いて制限し、
引き続きアガロースゲル−電気泳動(0.8%)で検査
した。このプラスミドをpEC−K18mob2と命名
し、図1中に示した。
【0058】次の微生物をDSMZ(Deutsche Sammlun
g fuer Mikrooruganismen und Zellkulturen; Braunsch
weig, Deutschland)にブタペスト条約により寄託し
た:・コリネバクテリウム・グルタミクム株DSM57
15/pEC−K18mob2をDSM13245とし
て。
【0059】3.3. E.コリ−C.グルタミクムシャト
ルベクターpEC−K18mob2中へのglkのクロ
ーニング ベクターとしては実施例3.2中に記載したE.コリ−コ
リネバクテリウム・グルタミクムシャトルベクターpE
C−K18mob2を使用した。このプラスミドのDN
Aを制限酵素Ecl136IIで完全に切断し、引き続
き小エビアルカリ性ホスファターゼ(Roche Diagnostic
s GmbH, Mannheim, Deutschland, Produktbeschreibung
SAP, Product No. 1758250)を用いて脱ホスホリル化
した。
【0060】実施例3.1中に記載したようにして得ら
れたglk−フラグメントを前記のように準備したベク
ターpEC−K18mob2と混合し、この配合物をT
4−DNA−リガーゼ(Amersham Pharmacia, Freibur
g, Deutschland, Produktbeschreibung T4-DNA-Ligase,
Code no. 27-0870-04)で処理した。このリガーゼ配合
物をE.コリ株DH5αmcr(Grant, 1990, Prpceedi
ngs of the NationalAcademy of Sciences USA, 87: 46
45-4649)中に形質転換した。プラスミドを有する細胞
の選択をカナマイシン25mg/lを有するLB−寒天
培地(Lennox,1955, Virology, 1:190)上にこの形質転
換体配合物を塗布することにより実施した。37℃で一
夜インキュベートした後、組み換えした単独クローンを
選択した。形質転換体からプラスミドDNAをQiaprep
Spin Miniprep キット(Product No., 27106, Qiagen,
Hilden, Germany)を用いて製造者の指示書に従って、
単離し、制限酵素EcoRIおよびXbaIを用いて切
断し、引き続きこのプラスミドをアガロースゲル−電気
泳動により検査した。得られたプラスミドをpEC−1
8mob2glkexpと命名した。これを図2中に示
した。
【0061】実施例4 プラスミドpEC−18mob2glkexpを用いる
菌株コリネバクテリウム・グルタミクムRES167の
形質転換 プラスミドpEC−18mob2glkexpを用いて
菌株コリネバクテリウム・グルタミクムRES167
(Schaefer, A. et al., Journal Bacteriological 17
6: 7309-731(1994))をLiebl等(FEMS Microbiology Le
tters, 53: 299-303(1989))により記載されたエレクト
ロポレーション法を適用して形質転換した。形質転換体
の選択は、カナマイシン25mg/lが補填された、脳
−心臓浸出液18.5g/l、ソルビトール0.5M、バ
クト−トリプトン5g/l、バクト−イースト−抽出液
2.5g/l、NaCl 5g/lおよびバクト−寒天1
8g/lからなるLBHIS寒天培地上で行われた。イ
ンキュベーションを33℃で2日間行った。
【0062】プラスミドDNAを形質転換体から常法で
単離し(Peters-Wendisch et al.,1998, Microbiology,
144, 915-927)、制限インドヌクレアーゼEcoRI
およびXbaIで切断し、このプラスミドを次いでアガ
ロースゲル−電気泳動で試験した。得られた菌株をコリ
ネバクテリウム・グルタミクムRES167/pEC−
18mob2glkexpと命名した。
【0063】実施例5 リシンの製造 実施例4により得られたコリネバクテリウム・グルタミ
クム菌株RES167/pEC−18mob2glke
xpをリシンの生産に好適な培地中で培養し、培地上澄
み中のリシン含量を測定した。
【0064】このためには、この菌株を最初に相応する
抗生物質を有する寒天プレート(カナマイシン(25m
g/l)を含有する脳−心臓−寒天)上で、33℃で2
4時間インキュベートした。この寒天プレート培地から
出発し、予培地を接種した(100mlの三角フラスコ
中に10mlの培地)。予培養のための培地としては完
全培地CgIIIを使用した。
【0065】 培地Cg III NaCl 2.5g/l、 バクト−ペプトン 10g/l、 バクトイースト−抽出物 10g/l、 グルコース(分離してオートクレーブ処理)2%(w/v) pH−値をpH7.4に調節した。
【0066】これにカナマイシン(25mg/l)を添
加した。この予培地を振盪器上で33℃、240rpm
で16時間インキュベートした。この予培地から主培養
に接種し、こうして主培養の開始−OD(660nm)
が0.05を有した。主培養のためには培地MMを使用
した。
【0067】 培地 MM CSL(コーンスチープリカー) 5g/l MOPS(モルホリンプロパンスルホン酸) 20g/l グルコース(分離してオートクレーブ処理) 50g/l (NHSO 25g/l KHPO 0.1g/l MgSO・7HO 1.0g/l CaCl・2HO 10mg/l FeSO・7HO 10mg/l MnSO・HO 5.0mg/l ビオチン(滅菌濾過) 0.3mg/l チアミン・HCl(滅菌濾過) 0.2mg/l CaCO 25g/l CSL、MOPSおよび塩溶液をアンモニア水でpH7
に調節し、かつオートクレーブ処理した。引き続き、滅
菌した基質溶液およびビタミン溶液を添加し、並びに乾
燥オートクレーブ処理したCaCOを添加した。
【0068】培養をじゃま板を備える100ml三角フ
ラスコ中に容量10mlで実施した。カナマイシン(2
5mg/l)を添加した。培養を33℃で湿度80%で
行った。
【0069】72時間後、Biomek 1000(Beckmann Inst
ruments GmbH, Muenchen)を用いて、測定波長660n
mでODを調べた。生じたリシン量はアミノ酸分析装置
(Firma Eppendorf-BioTronik製: Hamburg, Deutschlan
d)を用いて、イオン交換クロマトグラフィーおよびニ
ンヒドリン検出での後カラム誘導体化により決定した。
【0070】表1は実験の結果を示す。
【0071】
【表1】
【0072】
【配列表】
【0073】
【外2】
【0074】
【外3】
【0075】
【外4】
【0076】
【外5】
【図面の簡単な説明】
【図1】プラスミドpEC−K18mob2を示す図で
ある。
【図2】プラスミドpEC−K18mob2glkex
pを示す図である。
【符号の説明】
図中で示した短縮形は以下の意味を有する: per pGA1からのコピー数を制御するための遺伝
子 oriV pMB1からのColE1類似オリジン rep C.グルタミクムプラスミドpGA1からのプ
ラスミドをコードする複製オリジン RP4mob RP4−可動性部位 Kan カナマイシンに対する耐性遺伝子 glk コリネバクテリウム・グルタミクムからのgl
k−遺伝子 pfk C.グルタミクムのpfk−遺伝子 EcoRI 制限酵素EcoRIの切断位 HindIII 制限酵素HindIIIの切断位 Ecl136II 制限酵素Ecl136IIの切断位
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月27日(2000.12.
27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正内容】
【0076】
【外5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 9/14 101 C12N 9/88 9/88 9/90 9/90 C12P 13/08 A C12P 13/08 C12R 1:15) //(C12N 15/09 ZNA (C12N 1/21 C12R 1:15) C12R 1:15) (C12N 1/21 (C12N 9/02 C12R 1:15) C12R 1:15) (C12N 9/02 (C12N 9/04 C12R 1:15) C12R 1:15) (C12N 9/04 (C12N 9/12 C12R 1:15) C12R 1:15) (C12N 9/12 (C12N 9/14 C12R 1:15) C12R 1:15) (C12N 9/14 (C12N 9/88 C12R 1:15) C12R 1:15) (C12N 9/88 (C12N 9/90 C12R 1:15) C12R 1:15) (C12N 9/90 (C12P 13/08 A C12R 1:15) C12R 1:15) (C12P 13/08 C12N 15/00 ZNAA C12R 1:15) C12R 1:15)

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)配列番号2のアミノ酸配列を有する
    ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドと少なくと
    も70%まで同一であるポリヌクレオチド、 b)配列番号2のアミノ酸配列と少なくとも70%まで
    同一であるアミノ酸配列を含有するポリペプチドをコー
    ドするポリヌクレオチド、 c)a)またはb)のポリヌクレオチドに相補的なポリ
    ヌクレオチド、および d)a)、b)またはc)のポリヌクレオチド配列の少
    なくとも15個の連続するヌクレオチドを有するポリヌ
    クレオチド、の群から選択されたポリヌクレオチド配列
    を有する、コリネフォルム細菌から得られた単離したポ
    リヌクレオチド。
  2. 【請求項2】 ポリヌクレオチドがコリネフォルム細菌
    中で複製可能な、有利に組み換えDNAである、請求項
    1記載のポリヌクレオチド。
  3. 【請求項3】 ポリヌクレオチドがRNAである、請求
    項1記載のポリヌクレオチド。
  4. 【請求項4】 (i)配列番号1中に記載されたヌクレ
    オチド配列、または(ii)配列(i)に遺伝学的コー
    ドの縮重範囲内で相当する配列少なくとも1つ、または
    (iii)配列(i)または(ii)に相補的な配列と
    ハイブリダイズする配列少なくとも1つ、および場合に
    より(iv)(i)中での機能中立センス突然変異、を
    有する、請求項2記載の複製可能なDNA。
  5. 【請求項5】 配列番号2に記載されているアミノ酸配
    列を有するポリペプチドをコードする、請求項2記載の
    ポリヌクレオチド配列。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のポリヌクレオチド配列を
    有するベクター。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のベクターを有するコリネ
    フォルム細菌。
  8. 【請求項8】 L−アミノ酸の発酵による製法におい
    て、次の工程: a)少なくとも酵素グルコキナーゼをコードする遺伝子
    が強化され、特に過剰発現される、L−アミノ酸を生産
    するコリネフォルム細菌の発酵、 b)培地中または細菌の細胞中でのL−アミノ酸の富
    化、および c)L−アミノ酸の単離、を実施することを特徴とす
    る、L−アミノ酸の発酵による製法。
  9. 【請求項9】 所望のL−アミノ酸の生合成経路のその
    他の遺伝子がその中で付加的に強化された細菌を使用す
    る請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 L−アミノ酸の形成を減少させる物質
    代謝経路が少なくとも部分的に遮断されている細菌を使
    用する請求項8記載の方法。
  11. 【請求項11】 プラスミドベクターで形質転換した菌
    株を使用し、該プラスミドベクターが酵素グルコキナー
    ゼをコードする遺伝子のヌクレオチド配列を有する請求
    項8記載の方法。
  12. 【請求項12】 L−リシンを製造するコリネフォルム
    細菌を使用する請求項8から11までのいずれか1項記
    載の方法。
  13. 【請求項13】 ジヒドロジピコリン酸−シンターゼを
    コードするdapA−遺伝子が同時に過剰発現される、
    請求項9記載の方法。
  14. 【請求項14】 フィードバック耐性アスパラギン酸キ
    ナーゼをコードするlysC−遺伝子が同時に過剰発現
    される、請求項9記載の方法。
  15. 【請求項15】 グリセルアルデヒド3−燐酸デヒドロ
    ゲナーゼをコードするgap−遺伝子が同時に過剰発現
    される、請求項9記載の方法。
  16. 【請求項16】 トリオース燐酸イソメラーゼをコード
    するtpi−遺伝子が同時に過剰発現される、請求項9
    記載の方法。
  17. 【請求項17】 3−ホスホグリセリン酸キナーゼをコ
    ードするpgk−遺伝子が同時に過剰発現される、請求
    項9記載の方法。
  18. 【請求項18】 ピルビン酸カルボキシラーゼをコード
    するpyc−遺伝子が同時に過剰発現される、請求項9
    記載の方法。
  19. 【請求項19】 マレイン酸−キノンオキシドレダクタ
    ーゼをコードするmqo−遺伝子が同時に過剰発現され
    る、請求項9記載の方法。
  20. 【請求項20】 リシン搬送をコードするlysE−遺
    伝子が同時に過剰発現される、請求項9記載の方法。
  21. 【請求項21】 グルコース−6−燐酸イソメラーゼを
    コードするpgi−遺伝子が同時に弱められる、請求項
    10記載の方法。
  22. 【請求項22】 ホスホエノールピルビン酸−カルボキ
    シキナーゼをコードするpck−遺伝子が同時に弱めら
    れる、請求項10記載の方法。
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