JP2001204278A - 植木鉢装置 - Google Patents

植木鉢装置

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JP2001204278A
JP2001204278A JP2000059628A JP2000059628A JP2001204278A JP 2001204278 A JP2001204278 A JP 2001204278A JP 2000059628 A JP2000059628 A JP 2000059628A JP 2000059628 A JP2000059628 A JP 2000059628A JP 2001204278 A JP2001204278 A JP 2001204278A
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JP
Japan
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culture soil
water
pot
supply container
water supply
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Application number
JP2000059628A
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English (en)
Inventor
Hisao Takemura
久生 竹村
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TOMEI KOSAN KK
Original Assignee
TOMEI KOSAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】植木鉢に入れた培養土が一旦乾燥すると、その
後に潅水しても培養土全体に水が行き渡らず、底部から
流出してしまうことが多い。 【課題解決手段】植木鉢の鉢体と培養土との間に不織布
で作られた上向き容器状の給水容器を介装させることに
より、潅水した水が培養土の周囲に形成される鉢体との
間の隙間を通して下方へ流出する不具合が解消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は植木鉢に植えた草花へ
の潅水を容易にするための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、植木鉢Pは底部に水抜き用の底孔
bを設けた鉢体aからなり、その中に培養土sを入れて
草花pを植えてある。この植木鉢Pを、特に屋外に設置
する場合には、旱天が続いたときや潅水を怠ったときに
培養土sの表面が完全に乾いてしまい、甚だしいとき
は、培養土sの周囲も乾燥して収縮し、鉢体aの内面と
の間に隙間dを生じることがある。培養土sはこのよう
な状態になった後に潅水しても、水は培養土sの表面を
流れるのみで、なかなか浸透しない。そればかりか、培
養土sの表面から溢れて前記隙間dを通して底部へ直行
し、底孔bを通してそのまゝ鉢体aの外へ流出してしま
う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、培養
土sが乾いた後に潅水しようとすると、水が周囲の隙間
dから直ちに底部へ流動し、底孔bから抜けてしまうた
め、潅水に時間をかけて行う必要があり、潅水作業がは
かどらなくなる。また、草花pの根が成長すると、底孔
bを通して鉢体aの外へ出て地表cに達し根付いてしま
うことがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、植木鉢
の鉢体と、これに収容される培養土との間に、不織布で
作られた上向き容器状の給水容器を介在させることによ
って解決する。そこでは、前記給水容器は不織布によっ
て、上面が開き鉢体の内面に沿った形状に作られた袋体
によって構成するのが好ましい。また、前記給水容器は
四角形に切った不織布材料からなり、その不織布を円筒
状に巻回し、その一部を捻じって閉じて上向きの容器に
構成してもよい。
【0005】
【作用】培養土が乾燥した状態で植木鉢に潅水すると、
水の大部分は培養土の上から溢れて、培養土の周囲にで
きる環状の隙間へ流入する。その隙間には不織布からな
る給水容器が納まっており、前記環状の隙間を流下する
水は不織布によって吸収され、底部の底孔へ直行する量
が減じる。不織布によって吸収された水は、その後、時
間の経過とともに培養土を湿らせ、毛細管現象によって
周囲から培養土の中へ徐々にしみ込んで培養土に適度の
湿りを与える。
【0006】
【発明の実施の態様】以下、本願発明の実施の一態様を
説明する。図1、図2中、10はこの発明に係る給水容
器である。給水容器10は不織布によって上側が開いた
袋状に作られており、植木鉢11の四角形をした鉢体1
2の内側に沿ったやゝ小さい形状に作られている。給水
容器10の内側には、培養土14が詰められており、そ
こには草花15が植えてある。なお、11aは植木鉢1
1の底部に穿孔された水抜き孔、13は培養土14の下
側に入れた小石である。この実施態様において、給水容
器10は野菜のトンネル栽培用に市販されているものゝ
中から選択して使用され、鉢体12の高さよりやゝ高く
作られている。そして、鉢体12の中へ入れた後、縁で
外側へ折り曲げられ、培養土14を入れる前の袋状の状
態を安定に保持できるようになっている。
【0007】このような植木鉢11が長期に亘って雨水
や潅水がない状態におかれると、培養土14の表面が乾
燥し、ときとして図3で示すように、鉢体12と培養土
14との間に隙間17ができる。この状態になった後に
培養土14、あるいは草花15の上から潅水すると、水
の一部は培養土14の上面を濡らすが、残りの大部分は
前記隙間17へ溢れ出し、その隙間17に面した給水容
器10を濡らし、それによって一部が吸収される。
【0008】給水容器10の不織布が水を含んで膨潤す
ると、その内面が培養土14に当接し水分が移動する。
これによって培養土14の表面がある程度湿気を帯びる
と、毛細管現象によって給水容器10が含んでいる水が
逐次に培養土14の中へ流動する。これらの作用によっ
て、乾燥状態にある培養土14の表面に多量の水が供給
されても、一時に植木鉢11の外へ漏れ出さず、培養土
14に水分を与えるから、潅水作業を迅速に行うことが
可能となる。
【0009】なお、給水容器10は不織布によって緻密
に作られているので、草花の根が成長したときもそれを
通過することができない。よって、鉢体12の底孔や隙
間を通して地表へ伸び、地面に根を下ろす不具合がなく
なる。
【0010】図5は他の実施態様を示すもので、前記給
水容器10が植木鉢11の底部に溜まった水を吸い上げ
て培養土14に給水する態様を示す。こゝで、植木鉢1
1は陶器によって作られており、底部に水抜き孔は設け
てない。また、給水容器10は図6で示すように、四角
形をした不織布材料10aの一辺に多数の切り込み18
をけることにより、不織布材料10aの一辺に短冊状の
舌片19を設けた形状をしている。
【0011】このように作られた不織布材料10aを左
右方向に巻回して筒状とし、その舌片19を設けた側を
捻じって開じれば、その上側に上方が開く袋状の部分を
有する給水容器10が出来上がる。なお、この給水容器
10は、培養土14を入れる上側の部分が、捻じ閉じら
れた部分10bによって植木鉢11のの底部より高い位
置に保持される。また、この形状や位置を安定に保持す
るには、図5で示すように、底部に水とガラス玉13b
を入れておくのが好ましい。
【0012】このようにして不織布材料10aを巻いて
作られた給水容器10は、培養土14を入れゝば草花1
5が植えられる。また、捻じ閉じられた部分10bで区
画された下側が、舌片19によって撓み易くなり、底面
の形状に柔軟に馴染み水に漬かり易い。また、培養土1
4が乾燥してくると、底部の水が舌片19の部分から毛
細管現象によって吸い上げられ、培養土14に水分を与
えるから、植木鉢11の中に多少の水を溜めておけば、
潅水の間隔を長くすることができる。さらに、植木鉢1
1の底部に水を溜めたにも拘わらず、培養土14が水に
浸ることによって根を腐らせたり発育を阻害したりする
ことがない。
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、培養土の上か
ら溢れた水も不織布によって作られた給水容器によっ
て、培養土の側面へ運ばれ、そこから徐々に培養土中へ
進入するから、培養土が乾燥した状態で潅水する場合に
も時間をかけてゆっくり作業する必要がなく、作業能率
が低下することがない。また、培養土に植えた草花の根
は給水容器を貫通することができないので、植木鉢の底
孔を通して地表へ伸びる不具合が防止できる。請求項2
の発明によれば、給水容器の中に培養土を入れると、給
水容器の外面が鉢体の内面と密着する。請求項3の発明
によれば、捻じ閉じられた部分によって、培養土と植木
鉢の底との間に空間が形成されるから、植木鉢の底部に
水溜とすることができる。また、給水容器の下側には舌
片が形成されているから、その部分の剛性が低くなり、
植木鉢の底部に馴染むので確実に給水ができる。などの
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る植木鉢装置の外観図である。
【図2】その横断面図である。
【図3】培養土が乾燥した状態を示す図2相当の横断面
図である。
【図4】給水容器を取り出して示す外観図である。
【図5】小さい植木鉢を用いた場合の変形例を示す図3
相当の横断面図である。
【図6】図5の実施態様において使用された給水容器の
展開図である。
【図7】従来の植木鉢の断面図である。
【符号の説明】
10・・・・給水容器 10a・・・不織布材料 10b・・・捻じ閉じられた部分 11・・・・植木鉢 11a・・・水抜き孔 12・・・・鉢体 13・・・・小石 13b・・・ガラス玉 14・・・・培養土 15・・・・草花 17・・・・隙間 18・・・・切り込み 19・・・・舌片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】植木鉢の鉢体と、これに収容される培養土
    との間に、不織布で作られた上向き容器状の給水容器を
    介在させてなる植木鉢装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記給水容器は不織布
    によって、上面が開き鉢体の内面に沿った形状に作られ
    た袋体からなる植木鉢装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記給水容器は四角形
    に切った不織布材料からなり、その不織布を円筒状に巻
    回し、その一部を捻じって閉じて上向きの容器に構成し
    てなる植木鉢装置。
JP2000059628A 2000-01-29 2000-01-29 植木鉢装置 Pending JP2001204278A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103875520A (zh) * 2014-04-11 2014-06-25 上海昱隆步道石制品有限公司 一种新型园林植物栽培容器
JP2018014935A (ja) * 2016-07-28 2018-02-01 正和 川田 植木鉢装置

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CN103875520A (zh) * 2014-04-11 2014-06-25 上海昱隆步道石制品有限公司 一种新型园林植物栽培容器
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