JP2001204034A - 圧縮多重系制御システム及びその制御方法 - Google Patents

圧縮多重系制御システム及びその制御方法

Info

Publication number
JP2001204034A
JP2001204034A JP2000008873A JP2000008873A JP2001204034A JP 2001204034 A JP2001204034 A JP 2001204034A JP 2000008873 A JP2000008873 A JP 2000008873A JP 2000008873 A JP2000008873 A JP 2000008873A JP 2001204034 A JP2001204034 A JP 2001204034A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gop
signal
compression
control
multiplexing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000008873A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Miyahara
真 宮原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2000008873A priority Critical patent/JP2001204034A/ja
Publication of JP2001204034A publication Critical patent/JP2001204034A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】圧縮多重系装置の動作周期であるGOP周期に
同期したGOP単位で圧縮多重系装置の制御が行える圧
縮多重系制御システム及びその制御方法を提供する。 【解決手段】映像信号のフレーム数を規定するGOPの
周期を示すGOP信号を発生するGOP信号発生器1
と、前記GOP信号に同期したGOP周期単位で動作す
る圧縮多重系装置2と、前記GOP信号に同期して前記
圧縮多重系装置に制御信号を出力する制御装置3と、を
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、GOP(Gro
up of Pictures)の周期単位で動作する
圧縮多重系装置を制御する圧縮多重系制御システム及び
その制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】映像信号の高能率符号化(データ圧縮)
方式として、MPEG(MovingPicture
Expert Group)方式が一般的に採用されて
いる。このMPEG方式では、符号化する画像(ピクチ
ャ:Picture)のタイプとして、Iピクチャ、P
ピクチャ及びBピクチャの3つを定義し、これら3種の
ピクチャの組み合わせからなるピクチャ数(フレーム
数)をGOPと称し、GOP単位で符号化することを規
定している。
【0003】したがって、エンコーダは、GOP周期を
内部的に生成し、それに基づくGOP単位で圧縮動作を
行うように構成される。また、エンコーダは、制御装置
であるコンピュータから入力するアスペクト比などの圧
縮パラメータを指定する制御信号に基づき圧縮動作を行
うが、コンピュータは、GOP周期とは無関係なタイミ
ングで制御信号をエンコーダに与えるようにしている。
【0004】その結果、エンコーダの制御のきっかけと
なるコンピュータからの制御のタイミングと、それがエ
ンコーダ動作に反映されるタイミングとの間隔は、1G
OP分ふらつくことが原理的に生ずる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そのため、従来では、
1台のエンコーダにおいて、例えばアスペクト比を単発
的に変更する場合には、上記ふらつきの範囲内として許
容されるとしても、例えばGOP周期毎に圧縮パラメー
タを変更する制御では1GOP周期の精度が必要である
が、それを保証できないことになっている。
【0006】そこで、従来では、「連続した複数の制
御」をGOP単位で正確に行うために、予めそれらの制
御の内容を記述したテーブルをエンコーダ側に用意して
おいて、コンピュータがそのテーブルの制御内容の“開
始”を指示するコマンドをエンコーダに送信することで
実現していた。
【0007】しかし、この方法では、予めテーブルを用
意しておかなければならないので、制御の自由度が下が
るという問題がある。
【0008】また、他の方法として、そのようなテーブ
ルを定義するためのコマンドを用意し、「連続した複数
の制御」を行なう毎にコンピュータからテーブルを定義
し直す、という方法もあるが、これでは、コンピュータ
からの制御が煩雑になるという問題がある。
【0009】さらに、例えばディジタル放送設備では、
複数のエンコーダを1台のコンピュータで制御し、各エ
ンコーダの圧縮信号を多重化することが必要となるが、
複数のエンコーダそれぞれの圧縮動作の基準となるGO
P周期が同期しておらず、また、それらの装置を制御す
るコンピュータも同期していないので、複数のエンコー
ダに対する圧縮パラメータの制御タイミングをGOP周
期の精度で一致させることができない。
【0010】そのため、複数のエンコーダの出力を多重
装置で多重化する場合、複数のエンコーダに対する圧縮
パラメータの制御タイミングをGOP周期の精度で一致
させ、各エンコーダの出力をGOP周期の精度を保って
多重化することができない。
【0011】本発明は、このような従来の課題を解決す
べく創作されたものであり、圧縮多重系装置の動作周期
であるGOP周期に同期したGOP単位で圧縮多重系装
置の制御が行える圧縮多重系制御システム及びその制御
方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、次のような手段、構成を有する。即ち、
請求項1に記載の発明に係る圧縮多重系制御システム
は、映像信号のフレーム数を規定するGOPの周期を示
すGOP信号を発生するGOP信号発生器と、前記GO
P信号に同期したGOP周期単位で動作する圧縮多重系
装置と、前記GOP信号に同期して前記圧縮多重系装置
に制御信号を出力する制御装置と、を備えることを特徴
とする。請求項2に記載の発明に係る圧縮多重系制御シ
ステムは、請求項1に記載の圧縮多重系制御システムに
おいて、前記圧縮多重系装置は、内部で生成するGOP
周期を、前記GOP信号に同期してロックし、GOP単
位に画像の圧縮動作を行う1以上のエンコーダである、
ことを特徴とする。請求項3に記載の発明に係る圧縮多
重系制御システムは、請求項1に記載の圧縮多重系制御
システムにおいて、前記圧縮多重系装置は、内部で生成
するGOP周期を、前記GOP信号に同期してロック
し、GOP単位に画像の圧縮動作を行う複数のエンコー
ダと、前記複数のエンコーダが出力する圧縮信号の前記
制御信号に従った多重化を、前記GOP信号に同期して
行う多重装置と、で構成されることを特徴とする。請求
項4に記載の発明に係る圧縮多重系制御システムは、請
求項1に記載の圧縮多重系制御システムにおいて、前記
圧縮多重系装置は、内部で生成するGOP周期を、前記
GOP信号に同期してロックし、GOP単位に画像の圧
縮動作を行う複数のエンコーダと、前記複数のエンコー
ダが出力する圧縮信号の前記制御信号に従った切り替え
を、前記GOP信号に同期して行うストリーム切替器
と、で構成されることを特徴とする。請求項5に記載の
発明に係る圧縮多重系制御システムは、請求項1乃至請
求項4のいずれか1項に記載の圧縮多重系制御システム
において、前記制御装置は、前記GOP信号が割込信号
として入力し、各割込タイミングにおいて前記圧縮多重
系装置に出力する制御信号の内容が設定されるテーブ
ル、を備えることを特徴とする。このような請求項1〜
請求項5に記載の発明によれば、GOP周期単位で動作
する圧縮多重系装置と、これを制御する制御装置の両方
に、GOP信号発生器から出力されるGOP信号を共通
に入力することによって、圧縮多重系装置の動作周期に
同期した、GOP単位の制御が可能となる。また、請求
項6に記載の発明に係る圧縮多重系制御システムの制御
方法は、映像信号のフレーム数を規定するGOPの周期
を示すGOP信号を発生する工程と、前記GOP信号に
同期したGOP周期単位で映像信号の圧縮多重処理を行
う工程と、前記GOP信号に同期して前記圧縮多重処理
に必要な制御信号を出力する工程と、を備えることを特
徴とする。請求項7に記載の発明に係る圧縮多重系制御
システムの制御方法は、請求項6に記載の圧縮多重系制
御システムの制御方法において、前記圧縮多重処理の工
程では、1以上のエンコーダが、内部で生成するGOP
周期を、前記GOP信号に同期してロックし、GOP単
位に画像の圧縮動作を行う、ことを特徴とする。請求項
8に記載の発明に係る圧縮多重系制御システムの制御方
法は、請求項6に記載の圧縮多重系制御システムの制御
方法において、前記圧縮多重処理の工程は、複数のエン
コーダのそれぞれが内部で生成するGOP周期を、前記
GOP信号に同期してロックし、GOP単位に画像の圧
縮動作を行う工程と、多重装置が前記複数のエンコーダ
が出力する圧縮信号の前記制御信号に従った多重化を、
前記GOP信号に同期して行う工程と、を備えることを
特徴とする。請求項9に記載の発明に係る圧縮多重系制
御システムの制御方法は、請求項6に記載の圧縮多重系
制御システムの制御方法において、前記圧縮多重処理の
工程は、複数のエンコーダのそれぞれが内部で生成する
GOP周期を、前記GOP信号に同期してロックし、G
OP単位に画像の圧縮動作を行う工程と、ストリーム切
替器が前記複数のエンコーダが出力する圧縮信号の前記
制御信号に従った切り替えを、前記GOP信号に同期し
て行う工程と、を備えることを特徴とする。請求項10
に記載の発明に係る圧縮多重系制御システムの制御方法
は、請求項6乃至請求項9のいずれか1項に記載の圧縮
多重系制御システムの制御方法において、前記制御信号
を出力する工程では、前記GOP信号が割込信号として
入力し、各割込タイミングにおいてテーブルを参照し前
記圧縮多重処理の内容を規定する制御信号を出力する、
ことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0014】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
圧縮多重系制御システムの構成ブロック図である。な
お、本第1の実施の形態は、請求項1、2、5〜7、1
0に対応する。
【0015】図1において、本第1の実施の形態の圧縮
多重系制御システムは、GOP信号発生器1と、エンコ
ーダ2と、コンピュータ3と、上位システム4とを備え
る。
【0016】GOP信号発生器1は、外部から入力する
フレーム同期信号に従いGOP周期を規定するGOP信
号を発生する。GOP信号発生器1が発生するGOP信
号は、エンコーダ2とコンピュータ3に入力される。
【0017】エンコーダ2は、映像信号を圧縮して圧縮
信号を出力する装置であり、圧縮多重系装置の一種であ
る。エンコーダ2は、コンピュータ3の制御下に、入力
されたGOP信号に同期したGOP周期を単位として映
像信号の圧縮処理を行なう。
【0018】一方、コンピュータ3は、入力されたGO
P信号に従ってエンコーダ2を制御する内部の処理を起
動し、エンコーダ2に対して制御信号を出力することに
より、エンコーダ2が行う画像圧縮動作の内容を指定す
る制御を行う。内部の処理は、ソフトウェアによって記
述されている。
【0019】制御信号には、映像信号の圧縮処理に関わ
る全てのパラメータ(制御項目)が含まれる。例えば、
アスペクト比の制御、水平解像度の制御、垂直解像度の
制御、closed GOP/open GOPモード
のモード変更制御、逆テレシネON/OFF制御、圧縮
処理の開始/終了の制御、などである。
【0020】上位システム4は、システム全体の抽象的
な制御内容を規定する制御信号をコンピュータ3に出力
するが、この制御信号は、秒単位で出力される場合と、
手動によるボタン操作に応答して出力される場合とがあ
る。
【0021】具体的には、上位システム4は、例えばデ
ィジタル放送設備で言えば自動番組制御装置に相当する
ものである。自動番組制御装置は、何時何分何秒にどの
番組をスタートさせるかを記述した番組運行データに従
ってコンピュータ3の制御を行う。この場合には、秒単
位の制御となる。一方、緊急的にCMをスタートさせる
場合などでは、手動でボタンが操作され、自動番組制御
装置は、その手動操作のタイミングでコンピュータ3の
制御を行う。
【0022】このように構成することによって、コンピ
ュータ3からエンコーダ2に入力される制御信号は、必
ずエンコーダ2の動作に同期したタイミングとなり、G
OP周期単位での制御が可能となる。
【0023】以上の構成と請求項との対応関係は、次の
ようになっている。GOP信号発生器には、GOP信号
発生器1が対応する。圧縮多重系装置には、エンコーダ
2が対応する。制御装置には、コンピュータ3が対応す
る。
【0024】次に、図1〜図3を参照して本第1の実施
の形態の圧縮多重系制御システムの動作を説明する。な
お、図2は、フレーム同期信号とGOP信号との関係タ
イムチャ−トである。図3は、本第1の実施の形態の圧
縮多重系制御システムの動作例を示すタイムチャートで
ある。
【0025】GOP信号発生器1は、フレーム同期信号
に基づきエンコーダ2の動作単位であるGOP周期と同
じGOP周期のGOP信号を発生する。例えば図2に示
すように、このGOP信号(2)は、フレーム同期信号
(1)の15個、つまり映像信号の15フレームを1G
OP周期とし、前半で低レベル、後半で高レベルとなる
信号である。
【0026】エンコーダ1は、原理的に映像信号の圧縮
処理においてGOP周期を1単位とする動作を行なう。
このとき、エンコーダ1は、GOP周期を内部的に生成
するが、本第1の実施の形態では、そのGOP周期は、
GOP信号発生器1から入力されたGOP信号の周期に
ロックするようになっている。
【0027】一方、コンピュータ3では、入力するGO
P信号は、割込信号として認識され、GOP周期で割込
処理ルーチンが起動される。この割込処理ルーチンで
は、GOP周期毎にテーブルが参照され、エンコーダ2
に出力する制御信号が取り出され、入力するGOP信号
に同期したタイミングでエンコーダ2に対し出力する。
【0028】具体的には、コンピュータ3は、上位シス
テム4からの制御信号を受信した後の、1GOP目の割
込タイミング、2GOP目の割込タイミング、3GOP
目の割込タイミング、・・・のそれぞれのタイミングに
おいて、エンコーダ1に出力すべき制御信号の内容を定
めたテーブルを備える。このテーブルは、上位システム
4から入力される制御信号の種類に対応して設けられ
る。
【0029】つまり、コンピュータ3は、上位システム
4から制御信号が受信されると、その制御信号の種類に
対応したテーブルを参照し、そのテーブルの内容に従い
エンコーダ1に制御信号を出力する。
【0030】ところで、上位システム4は、GOP周期
ではなく、秒単位ないしは手動操作のタイミングで動作
しているので、上位システム4からコンピュータ3に入
力される制御信号は、秒ないしは手動操作に同期したタ
イミングとなる。このタイミングは、GOP周期と同期
しない。しかし、本第1の実施の形態では、コンピュー
タ3は、エンコーダ2に対する制御信号をGOP信号に
同期して出力するようにしている。
【0031】その結果、エンコーダ2では、コンピュー
タ3から入力する制御信号(例えばアスペクト比の制御
パラメータ)は、GOP信号発生器1が出力するGOP
周期に同期して圧縮処理に反映されることになる。
【0032】次に、図3を参照して上位システム4の指
示のもとにコンピュータ3がエンコーダ2に複数種の画
像圧縮動作(複数の制御動作)を連続して行わせる例を
説明する。
【0033】図3は、エンコーダ2の圧縮パラメータで
あるアスペクト比を、aからbに変え、1GOP周期の
間だけアスペクト比bの状態を継続したあと、再びアス
ペクト比aに戻す処理を行なう場合を示す。
【0034】図3(1)において、上位システム4は、
秒単位に動作するが、その秒単位で規定されるあるタイ
ミング1において、コマンドAという制御信号をコンピ
ュータ3に出力する。
【0035】図3(2)において、コンピュータ3は、
受信された制御信号を認識して、コマンドAに対応する
テーブルを参照する。このコマンドAに対応するテーブ
ルには、1GOP目にエンコーダ2のアスペクト比をb
とするための制御内容が、2GOP目にエンコーダ2の
アスペクト比をaとするための制御内容がそれぞれ設定
されている。
【0036】コンピュータ3は、上位システム4から制
御信号を受信した後の最初のGOP信号の入力タイミン
グ(1GOP目の割込タイミング)であるタイミング2
において、テーブルからアスペクト比をbとする制御信
号を取り出し、それをエンコーダ2に出力する。
【0037】次いで、コンピュータ3は、上位システム
4から制御信号を受信した後の2番目のGOP信号の入
力タイミング(2GOP目の割込タイミング)であるタ
イミング3において、テーブルからアスペクト比をaと
する制御信号を取り出し、それをエンコーダ2に出力す
る。
【0038】そして、図3(3)において、エンコーダ
2は、当初アスペクト比aで圧縮動作をしているが、タ
イミング2においてコンピュータ3から入力した制御信
号に従い時間遅れなくアスペクト比をbに変更して圧縮
動作を行う。
【0039】次いで、エンコーダ2は、タイミング3に
おいてコンピュータ3から入力した制御信号に従い時間
遅れなくアスペクト比をaに変更して圧縮動作を行う。
その結果、エンコーダ2の圧縮動作は、アスペクト比が
aからbとなって、アスペクト比bの状態が1GOP周
期間継続した後、元のアスペクト比aに戻る動作とな
る。
【0040】このように、本第1の実施の形態によれ
ば、エンコーダ2に複数の圧縮動作を連続して行わせる
場合、ある動作モードの持続時間(上記例で言えば、ア
スペクト比を、a→b→aと変更制御するとき、アスペ
クト比bの期間を何GOP周期とするかなど)を1GO
P精度で正確に管理できる。
【0041】次に、図4は、本発明の第2の実施の形態
に係る圧縮多重系制御システムの構成ブロック図であ
る。なお、本第2の実施の形態は、請求項1、2、5〜
7、10に対応する。
【0042】図4において、本第2の実施の形態の圧縮
多重系制御システムは、図1に示す圧縮多重系制御シス
テムにもう1台のエンコーダ5を加え、コンピュータ3
が2台のエンコーダ2,5を並列して制御するようにし
たものである。
【0043】エンコーダ5にも、GOP信号発生器1が
出力しているGOP信号が入力されている。また、エン
コーダ5は、エンコーダ2と同様に、入力されているG
OP信号に同期して圧縮動作を行なう。コンピュータ3
は、エンコーダ5の制御も、エンコーダ2の制御と同様
の処理によって行なう。
【0044】このように構成することによって、エンコ
ーダ2とエンコーダ5の圧縮パラメータの制御タイミン
グを、GOP精度で一致させることができる。
【0045】次に、図4、図5を参照して本第2の実施
の形態の圧縮多重系制御システムの動作を説明する。な
お、図5は、本第2の実施の形態の圧縮多重系制御シス
テムの動作例を示すタイムチャートである。
【0046】各構成要素の動作は、上記第1の実施の形
態と同様であるので、ここでは、図5を参照して上位シ
ステム4の指示のもとにコンピュータ3がエンコーダ
2、5に複数種の画像圧縮動作(複数の制御動作)を連
続して行わせる例を説明する。
【0047】図5は、エンコーダ2、5の圧縮パラメー
タであるアスペクト比を、aからbに変え、1GOP周
期の間だけアスペクト比bの状態を継続したあと、再び
アスペクト比aに戻す処理を行なう場合を示す。
【0048】図5(1)において、上位システム4は、
秒単位に動作するが、その秒単位で規定されるあるタイ
ミング1において、コマンドBという制御信号をコンピ
ュータ3に出力する。
【0049】図5(2)において、コンピュータ3は、
受信された制御信号を認識して、コマンドBに対応する
テーブルを参照する。このコマンドBに対応するテーブ
ルには、1GOP目にエンコーダ2とエンコーダ5のア
スペクト比をbとするための制御内容が、2GOP目に
エンコーダ2とエンコーダ5のアスペクト比をaとする
ための制御内容がそれぞれ設定されている。
【0050】コンピュータ3は、上位システム4からの
制御信号を受信した後の最初のGOP信号の入力タイミ
ング(1GOP目の割込タイミング)であるタイミング
2において、テーブルからアスペクト比をbとする制御
信号を取り出し、それをエンコーダ2とエンコーダ5に
出力する。
【0051】次いで、コンピュータ3は、上位システム
4からの制御信号を受信した後の2番目のGOP信号の
入力タイミング(2GOP目の割込タイミング)である
タイミング3において、テーブルからアスペクト比をa
とする制御信号を取り出し、それをエンコーダ2とエン
コーダ5に出力する。
【0052】そして、図5(3),(4)において、エ
ンコーダ2とエンコーダ5は、当初アスペクト比aで圧
縮動作をしているが、タイミング2においてコンピュー
タ3から入力した制御信号に従い時間遅れなくアスペク
ト比をbに変更して圧縮動作を行う。
【0053】次いで、エンコーダ2とエンコーダ5は、
タイミング3においてコンピュータ3から入力した制御
信号に従い時間遅れなくアスペクト比をaに変更して圧
縮動作を行う。
【0054】その結果、エンコーダ2とエンコーダ5の
圧縮動作は、それぞれ、アスペクト比がaからbとなっ
て、アスペクト比bの状態が1GOP周期間継続した
後、元のアスペクト比aに戻る動作となる。
【0055】このように、本第2の実施の形態によれ
ば、エンコーダ2とエンコーダ5に同一内容からなる複
数の圧縮動作を連続して行わせる場合、ある動作モード
の持続時間(上記例で言えば、アスペクト比を、a→b
→aと変更制御するとき、アスペクト比bの期間を何G
OP周期とするかなど)を1GOP精度で正確に管理で
きる。
【0056】次に、図6は、本発明の第3の実施の形態
に係る圧縮多重系制御システの構成ブロック図である。
なお、本第3の実施の形態は、請求項1、3〜6、8〜
10に対応する。
【0057】図6において、本第3の実施の形態の圧縮
多重系制御システムは、図4に示す圧縮多重系制御シス
テムにおいて、2台のエンコーダ2,5の出力を多重化
する多重装置6を追加し、コンピュータ3が、エンコー
ダ1、エンコーダ5に加えて、多重装置6も制御するよ
うにしたものである。
【0058】多重装置6は、圧縮信号を多重する装置で
あり、圧縮多重系装置の一種である。多重装置6にもG
OP信号発生器1からGOP信号が入力されている。多
重装置6は、入力されているGOP信号に同期したタイ
ミングで多重処理を行なう。また、多重装置6は、コン
ピュータ3からの制御信号によって多重処理のパラメー
タが制御される。
【0059】このように構成することによって、エンコ
ーダ2とエンコーダ5の圧縮パラメータの制御タイミン
グ及び多重装置6の多重タイミングを、GOP精度で一
致させることができる。
【0060】次に、図6、図7を参照して本第3の実施
の形態の圧縮多重系制御システムの動作を説明する。な
お、図7は、本第3の実施の形態の圧縮多重系制御シス
テムの動作例を示すタイムチャートである。
【0061】本第3の実施の形態の多重装置6は、コン
ピュータ3からの制御信号により多重処理のパラメータ
が制御され、図7(5)に示すように、エンコーダ2と
エンコーダ5が出力する圧縮信号を切り替えて取り込
み、多重化する。
【0062】図7では、エンコーダ2とエンコーダ5の
アスペクト比を、同時にaからbに変え、1GOP周期
の間だけアスペクト比bの状態を継続したあと、再び同
時にアスペクト比aに戻す処理を行なうと同時に、その
戻す処理のタイミングで多重する圧縮信号を、エンコー
ダ2が出力する圧縮信号から、エンコーダ5が出力する
圧縮信号に切り替える場合の動作例を示してある。
【0063】図7(1)において、上位システム4は、
秒単位に動作するが、その秒単位で規定されるあるタイ
ミング1において、コマンドCという制御信号をコンピ
ュータ3に出力する。
【0064】図7(2)において、コンピュータ3は、
受信された制御信号を認識して、コマンドCに対応する
テーブルを参照する。このコマンドCに対応するテーブ
ルには、1GOP目にエンコーダ2とエンコーダ5のア
スペクト比をbとするための制御内容が設定され、2G
OP目にエンコーダ2とエンコーダ5のアスペクト比を
aとし、かつ多重装置6の多重処理のパラメータを制御
して多重する圧縮信号をエンコーダ1のものからエンコ
ーダ5のものに切り替える制御を行なうための制御内容
が設定されている。
【0065】コンピュータ3は、上位システム4から制
御信号を受信した後の最初のGOP信号の入力タイミン
グ(1GOP目の割込タイミング)であるタイミング2
において、テーブルからアスペクト比をbとする制御信
号を取り出し、それをエンコーダ2とエンコーダ5に出
力する。
【0066】次いで、コンピュータ3は、上位システム
4から制御信号を受信した後の2番目のGOP信号の入
力タイミング(2GOP目の割込タイミング)であるタ
イミング3において、テーブルからアスペクト比をaと
する制御信号を取り出し、それをエンコーダ2とエンコ
ーダ5に出力する。
【0067】同時にコンピュータ3は、タイミング3に
おいて、多重装置6に対し多重する圧縮信号を、エンコ
ーダ1のものからエンコーダ5のものに切り替える制御
信号を出力する。
【0068】図7(3),(4)において、エンコーダ
2とエンコーダ5は、共に第2の実施の形態で説明した
のと同じ内容の動作を行い、アスペクト比aの圧縮信
号、アスペクト比bの圧縮信号、アスペクト比aの圧縮
信号をこの順序で多重装置6に対し出力する。
【0069】そして、図7(5)において、多重装置6
は、コンピュータ3からの制御信号の内容に従い、GO
P周期に同期して、タイミング3以前まではエンコーダ
2が出力するアスペクト比aの圧縮信号とその後のアス
ペクト比bの圧縮信号を取り込み、タイミング3におい
てエンコーダ5が出力するアスペクト比aの圧縮信号を
取り込み、多重信号を出力する。このように、本第3の
実施の形態によれば、多重装置6が出力する多重信号
は、タイミング3においてエンコーダ2が出力した圧縮
信号から、エンコーダ5が出力した圧縮信号に切り替わ
る。このとき、圧縮信号を切り替える動作は、1GOP
周期の精度を保ってなされる。
【0070】したがって、例えばディジタル放送設備に
おいて、2つのエンコーダの一方をハイビジョン用、他
方を標準用として使用し、時間帯に応じて出力する多重
信号の内容を切り替える場合、その切り替えを1GOP
精度で精度良く行うことができる。
【0071】次に、図6を参照して上位システム4の制
御例を簡単に説明する。上位システム4は、具体的なエ
ンコーダ、多重装置の制御内容までは管理せず、もっと
抽象的な制御をコンピュータ3に対して出力する。
【0072】例えば、上位システム4は、「番組A S
TART」というような制御を行なう。コンピュータ3
は、「番組A START」に対応して、例えば、エン
コーダ2のアスペクト比をaにし、逆テレシネをONに
し、多重装置6を制御して、エンコーダ5の圧縮信号の
多重を停止し、エンコーダ2の多重を開始させる。
【0073】また、他の例として上位システム4は、
「全休止」という制御を行う。コンピュータ3は「全休
止」という制御信号を受信すると、エンコーダ2,5に
対して、圧縮処理終了の制御を行ない、また多重装置6
に対して、エンコーダ3、5の圧縮信号の多重を停止さ
せる。
【0074】なお、上記の各実施の形態では、圧縮多重
系装置として、エンコーダと多重装置を示したが、その
他、単に圧縮信号を切り替えるだけの「ストリーム切替
器」や、圧縮信号をハードディスク等に保存しておき、
必要なときに圧縮信号を再生出力するいわゆる「ビデオ
サーバ」も含まれる。
【0075】また、上位システムは、秒単位で動作する
場合を例に挙げて説明したが、ボタン操作に応答して動
作する場合でも同様である。そして、GOP周期とし
て、15フレームを例に挙げたが、15フレーム以外の
システムでも同様の作用、効果が得られることは言うま
でもない。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
圧縮多重系装置が圧縮等の動作を行なうGOP周期に同
期して、圧縮パラメータ等の制御パラメータの制御を行
なうようにしたので、GOP単位で動作する圧縮多重系
装置の制御を1GOP精度で行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る圧縮多重系制
御システムの構成ブロック図である。
【図2】フレーム同期信号とGOP信号との関係タイム
チャ−トである。
【図3】第1の実施の形態の圧縮多重系制御システムの
動作例を示すタイムチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る圧縮多重系制
御システムの構成ブロック図である。
【図5】第2の実施の形態の圧縮多重系制御システムの
動作例を示すタイムチャートである。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る圧縮多重系制
御システムの構成ブロック図である。
【図7】第3の実施の形態の圧縮多重系制御システムの
動作例を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 GOP信号発生器 2 エンコーダ(圧縮多重系装置) 3 コンピュータ(制御装置) 4 上位システム 5 エンコーダ(圧縮多重系装置) 6 多重装置(圧縮多重系装置)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号のフレーム数を規定するGOP
    の周期を示すGOP信号を発生するGOP信号発生器
    と、 前記GOP信号に同期したGOP周期単位で動作する圧
    縮多重系装置と、 前記GOP信号に同期して前記圧縮多重系装置に制御信
    号を出力する制御装置と、 を備えることを特徴とする圧縮多重系制御システム。
  2. 【請求項2】 前記圧縮多重系装置は、内部で生成する
    GOP周期を、前記GOP信号に同期してロックし、G
    OP単位に画像の圧縮動作を行う1以上のエンコーダで
    ある、 ことを特徴とする請求項1に記載の圧縮多重系制御シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記圧縮多重系装置は、内部で生成する
    GOP周期を、前記GOP信号に同期してロックし、G
    OP単位に画像の圧縮動作を行う複数のエンコーダと、
    前記複数のエンコーダが出力する圧縮信号の前記制御信
    号に従った多重化を、前記GOP信号に同期して行う多
    重装置と、 で構成されることを特徴とする請求項1に記載の圧縮多
    重系制御システム。
  4. 【請求項4】 前記圧縮多重系装置は、内部で生成する
    GOP周期を、前記GOP信号に同期してロックし、G
    OP単位に画像の圧縮動作を行う複数のエンコーダと、
    前記複数のエンコーダが出力する圧縮信号の前記制御信
    号に従った切り替えを、前記GOP信号に同期して行う
    ストリーム切替器と、 で構成されることを特徴とする請求項1に記載の圧縮多
    重系制御システム。
  5. 【請求項5】 前記制御装置は、前記GOP信号が割込
    信号として入力し、各割込タイミングにおいて前記圧縮
    多重系装置に出力する制御信号の内容が設定されるテー
    ブル、 を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいず
    れか1項に記載の圧縮多重系制御システム。
  6. 【請求項6】 映像信号のフレーム数を規定するGOP
    の周期を示すGOP信号を発生する工程と、 前記GOP信号に同期したGOP周期単位で映像信号の
    圧縮多重処理を行う工程と、 前記GOP信号に同期して前記圧縮多重処理に必要な制
    御信号を出力する工程と、 を備えることを特徴とする圧縮多重系制御システムの制
    御方法。
  7. 【請求項7】 前記圧縮多重処理の工程では、1以上の
    エンコーダが、内部で生成するGOP周期を、前記GO
    P信号に同期してロックし、GOP単位に画像の圧縮動
    作を行う、 ことを特徴とする請求項6に記載の圧縮多重系制御シス
    テムの制御方法。
  8. 【請求項8】 前記圧縮多重処理の工程は、複数のエン
    コーダのそれぞれが内部で生成するGOP周期を、前記
    GOP信号に同期してロックし、GOP単位に画像の圧
    縮動作を行う工程と、多重装置が前記複数のエンコーダ
    が出力する圧縮信号の前記制御信号に従った多重化を、
    前記GOP信号に同期して行う工程と、 を備えることを特徴とする請求項6に記載の圧縮多重系
    制御システムの制御方法。
  9. 【請求項9】 前記圧縮多重処理の工程は、複数のエン
    コーダのそれぞれが内部で生成するGOP周期を、前記
    GOP信号に同期してロックし、GOP単位に画像の圧
    縮動作を行う工程と、ストリーム切替器が前記複数のエ
    ンコーダが出力する圧縮信号の前記制御信号に従った切
    り替えを、前記GOP信号に同期して行う工程と、 を備えることを特徴とする請求項6に記載の圧縮多重系
    制御システムの制御方法。
  10. 【請求項10】 前記制御信号を出力する工程では、前
    記GOP信号が割込信号として入力し、各割込タイミン
    グにおいてテーブルを参照し前記圧縮多重処理の内容を
    規定する制御信号を出力する、 ことを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれか1項
    に記載の圧縮多重系制御システムの制御方法。
JP2000008873A 2000-01-18 2000-01-18 圧縮多重系制御システム及びその制御方法 Pending JP2001204034A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000008873A JP2001204034A (ja) 2000-01-18 2000-01-18 圧縮多重系制御システム及びその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000008873A JP2001204034A (ja) 2000-01-18 2000-01-18 圧縮多重系制御システム及びその制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001204034A true JP2001204034A (ja) 2001-07-27

Family

ID=18537088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000008873A Pending JP2001204034A (ja) 2000-01-18 2000-01-18 圧縮多重系制御システム及びその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001204034A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005252752A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 動画像符号化装置,動画像符号化方法,動画像符号化プログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005252752A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 動画像符号化装置,動画像符号化方法,動画像符号化プログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7453522B2 (en) Video data processing apparatus
JPH1066069A (ja) 同期再生装置
US6177928B1 (en) Flexible synchronization framework for multimedia streams having inserted time stamp
JP2007221247A (ja) 映像処理装置及びタイムコードの付加方法
JP2001204034A (ja) 圧縮多重系制御システム及びその制御方法
JP4258063B2 (ja) データ送信装置
JP4336879B2 (ja) 映像音声遅延確認回路及びそれに用いる映像音声遅延確認方法
US5724476A (en) Method and apparatus for extending and reproducing compressed moving pictures
JPH08288854A (ja) 伝送装置及び符号化装置並びに符号化方法
CN112749044B (zh) 多通道渲染系统的热备份方法及装置
US7405769B2 (en) Method and system for 3D comb synchronization and alignment of standard and non-standard video signals
US20060008011A1 (en) Method for synchronizing video signals
JP2000316137A (ja) 符号化信号処理装置および符号化信号の同期処理方法
JPH08223582A (ja) 圧縮画像データ選択システムおよび画像処理システム
EP2487910B1 (en) Image coding device and image coding method
JP2002185929A (ja) 同期管理システム
JP2001177828A (ja) 同期制御エンコーダ
JP4186673B2 (ja) 2系統映像信号の同期方法及び同期回路
CN116320573A (zh) 一种音视频同步方法、装置以及设备
JP2000228773A (ja) 映像信号符号化装置
JP2005151003A (ja) ストリーム切り替え装置及び切り替え方法
JPH08223580A (ja) データインターフェース回路
JPH10290457A (ja) 動画像復号化方法及び装置
JP2005065161A (ja) フォーマット変換装置および撮像装置
JP2002118848A (ja) 映像切換装置および映像切換方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040330