JP2001203384A - 窒化物半導体発光素子 - Google Patents

窒化物半導体発光素子

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JP2001203384A
JP2001203384A JP2000008600A JP2000008600A JP2001203384A JP 2001203384 A JP2001203384 A JP 2001203384A JP 2000008600 A JP2000008600 A JP 2000008600A JP 2000008600 A JP2000008600 A JP 2000008600A JP 2001203384 A JP2001203384 A JP 2001203384A
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Masaki Furukawa
勝紀 古川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光効率が高く寿命特性の良好な窒化物半導
体発光素子を提供する。 【解決手段】 窒化物半導体発光素子において、発光層
3はGaN基板1上に形成される。発光層3は、InX
Ga1-XN(0.1≦x≦0.6)からなる量子井戸層
を含む。この発光素子は、室温における発光ピークエネ
ルギーがE[eV]であり、該Eと該量子井戸層の組成
比xとの間には、3.4(1−x)+1.95x−4.
2x(1−x)≦E≦3.4(1−x)+1.95x−
1.3x(1−x)の関係が成立する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窒化物半導体を使
用した発光素子に関し、特に、GaN基板上に作り込ま
れ、かつInXGa1-XN半導体層を発光層に有する窒化
物半導体発光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】GaN、InN、AlNおよびそれらの
混晶半導体等の窒化物半導体材料を用いてLED等の発
光素子が作製されている。これらの素子は、多くの場
合、窒化物半導体結晶の成長に必要な高温に耐えるサフ
ァイア基板上で形成されてきた。しかし、サファイア基
板は絶縁体であるため、サファイア基板に接して電極を
設けることはできず、このため、電極が特定の位置に限
定され、発光素子の構造がある範囲に制限されてしま
う。この問題に関し、特開平7−94784号公報は、
GaNを基板とし、該基板上に複数のGaN系化合物半
導体からなる積層体を形成し、該積層体に電極を設けた
青色発光素子を開示する。同公報に開示される素子の例
を図4に示す。この発光素子では、n−GaN基板40
1上に、n−GaN層402、InGaN発光層(活性
層)403、p−GaN層404が順に積層され、さら
に、素子の上下に、それぞれ電極405、406が配置
される。この発光素子では、基板に導電性のGaN単結
晶を用いたので、素子の上下に電極を設けることができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
において、発光波長とInGaN発光層の組成との関係
は不明である。InGaN層の組成は、重要であり、特
定の発光波長について、発光出力、発光効率、寿命等の
素子性能を大きく左右し得る。上記従来技術からは、良
好な特性を示し得るInGaN層の組成を知ることはで
きず、したがって、GaN基板上に十分に発光効率が高
く、寿命特性の良好な発光素子を得ること困難であっ
た。
【0004】本発明の目的は、GaN基板上に、発光効
率の高い発光素子を得ることである。
【0005】本発明のさらなる目的は、GaN基板上
に、寿命の長い発光素子を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】Journal of Applied Phy
sics, Vol.46, No.8, August 1975, 3432-3437によれ
ば、InXGa1-XN発光層の組成比xと、放出される光
のエネルギーEg(室温)との間には、次の関係式が成
立し得た。 Eg=3.4(1−x)+1.95x−1.0x(1−x) (1) しかし、本発明者の詳細な検討によれば、InXGa1-X
N量子井戸発光層をGaN基板上に形成した場合、In
XGa1-XNの組成と放出される光のエネルギーとの関係
は、必ずしも(1)式に従うものではなく、発光層の形
成条件により種々変更することが可能であった。さら
に、発光層には、それぞれ、所要の発光スベクトルのピ
ークエネルギーに応じて、最適なInXGa1-XN発光層
の組成比xの範囲が存在することも明らかになった。ま
た(1)式の関係を満たすような組成とすると、発光効
率および寿命特性が劣化してしまい、むしろ、発光層の
成長条件を調節することで、故意に(1)式からはずれ
た所定の組成とした場合のほうが良好になることが判明
した。かくして、本発明者は、以下の特徴を有する発光
素子を創出するに至った。
【0007】発光層がGaN基板上に形成され、かつ室
温における発光ピークエネルギーがE[eV]である発
光素子において、発光層は、InXGa1-XN(0.1≦
x≦0.6)からなる量子井戸層を含み、かつEと量子
井戸層の組成比xとの間に、3.4(1−x)+1.9
5x−4.2x(1−x)≦E≦3.4(1−x)+
1.95x−1.3x(1−x)の関係が成立すること
を特徴とする、窒化物半導体発光素子。
【0008】発光層がGaN基板上に形成され、かつ室
温における発光ピークエネルギーがE[eV]である発
光素子において、発光層は、InXGa1-XN(0.1≦
x≦0.6)からなる量子井戸層を含み、かつEと量子
井戸層の組成比xとの間に、3.4(1−x)+1.9
5x−3.74x(1−x)≦E≦3.4(1−x)+
1.95x−2.82x(1−x)の関係が成立するこ
とを特徴とする、窒化物半導体発光素子。
【0009】なお、本明細書において、発光エネルギー
もしくは発光波長は、特に断わらないかぎり、室温(2
0℃)における値であるものとする。また、単に発光エ
ネルギーもしくは発光波長と記載した場合、自然放出光
の発光スペクトル(LED発光スペクトル)におけるピ
ーク値を表わしているものである。さらに、発光波長λ
(nm)とE[eV]との間は、λ=1239.8/E
の式により換算するものとする。
【0010】本発明において、InXGa1-XNからなる
量子井戸層とは、それよりもエネルギーバンドギャップ
の大きい層に挟まれた、InXGa1-XNからなる薄層で
あって、量子効果を出現する程度にその膜厚が薄いもの
をいい、具体的には、その膜厚は10nm以下であれば
よく、薄層の界面に若干の凹凸が存在する場合には、そ
の平均膜厚が10nm以下であればよい。以下、具体例
を示して本発明をさらに説明する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい態様の一つとし
て、以下に示すような、20℃において、2.666e
Vにピーク発光エネルギー(465nmにピーク波長)
をもつ青色発光ダイオードが提供される。
【0012】図2を参照して、本発明による窒化物半導
体発光素子は、ハイドライド気相エピタキシー(HVP
E)法を用いて形成されたn−GaN基板1上に、n−
GaNからなる第一のクラツド層2、InXGa1-XNか
らなる量子井戸層を含む発光層(活性層)3、p−Al
GaNからなるキャリアブロック層9、p−GaNから
なる第二のクラッド層4が順に積層された構造を有す
る。GaN基板1の下面(裏面)には電極8が、第二の
クラッド層4の上面には透明電極5が設けられ、透明電
極の上面の一部には、ボンディング電極7が設けられて
いる。
【0013】第一のクラッド層2は、HVPE法を用い
て結晶成長したGaN基板上に形成される。発光層3は
InXGa1-XNからなる量子井戸層を含んで形成され、
単一量子井戸構造または多重量子井戸構造であればよ
い。量子井戸構造内の井戸層はInXGa1-XNの組成比
xを変えることにより、バンド間発光の波長を紫外から
赤色まで発光させることができる。本実施の形態では、
青色で発光する組成が選択されている。マグネシウムが
ドープされp伝導型の第二のクラッド層4は抵抗が大き
い。従って、第二のクラッド層4の一端ヘボンディング
電極7のみから電流、即ち正孔を注入しても、電流密度
が発光層3の全域において均一とならないおそれがあ
る。そこで、電極7と第二のクラッド層4との間に、第
二のクラッド層4のほぼ全面にわたる薄膜の透明電極5
が設けられ、この部分より多くの発光を取り出すことが
できる。n伝導型のGaN基板上に接続される電極6に
は金属を用いればよく、Al、Ti、Zr、Hf、V、
Nb、Taのいずれかを含むことが望ましい。p伝導型
のGaNからなる第二のクラッド層4に接続される透明
電極5には、20nm以下の膜厚の金属を用いればよ
く、Co、Rh、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au
のいずれかを含むことが望ましい。
【0014】上記発光素子は以下の方法により製造され
る。まず、(0001)面を有するサファイア基板を洗
浄し、有機金属化学気相成長(MOCVD)法を用い
て、以下の手順でノンドープ(不純物を実質的に含まな
い)GaN膜を下地層として成長させる。洗浄したサフ
ァイア基板をMOCVD装置内に導入し、水素(H2
雰囲気中で、約1100℃の高温でクリーニングを行
う。その後、降温して、キャリアガスとしてH2を10
l/min流しながら、600℃でNH3とトリメチル
ガリウム(TMG)をそれぞれ5l/min、20mo
l/min導入して、約20nmの厚みのGaN低温バ
ッファ層を成長させる。その後、一旦TMGの供給を停
止し、再び約1050℃まで昇温して、TMGを約10
0mol/min導入し、1時間で約3μmの厚さのノ
ンドープGaN膜を成長させる。その後、TMGおよび
NH3の供給を停止し、室温まで降温し、ノンドープG
aN下地層を成長させたサファイア基板を取り出す。低
温バッファ層としてはGaN膜に限らず、トリメチルア
ルミニウム(TMA)、TMG、NH3を使用して、A
lN膜やGaAlN膜を用いてもよい。
【0015】次に、厚膜を成長させる際にクラックが生
じないよう、ノンドープGaN下地層上に、厚さ0.2
μm程度で、幅7μm、間隔10μmのストライプ状の
成長抑制膜を形成してから、その上にHVPE法で選択
成長を行い、平坦なGaN厚膜を成長させる。成長抑制
膜としては、SiO2、SiNX、W等の誘電体もしくは
高融点金属を用いればよく、ここでは、スパッタリング
法により蒸着したSiO2膜をフォトリソグラフィを用
いてエッチングしたものを使用した。
【0016】以下、HVPE法によるGaN厚膜の成長
法を記述する。上述した方法で作製したストライプ状の
成長抑制膜およびノンドープGaN下地層を有するサフ
ァイア基板をHVPE装置内に導入する。N2キャリア
ガスとNH3を、それぞれ5l/min流しながら、基
板の温度を約1050℃まで昇温する。その後、基板上
にGaClを100cc/min導入してGaNの厚膜
の成長を開始する。GaClは約850℃に保持された
Ga金属にHClガスを流すことにより生成される。ま
た、基板近傍まで単独で配管してある不純物ドーピング
ラインを用いて不純物ガスを流すことにより、任意に成
長中に不純物のドーピングを行うことができる。ここで
はSiをドーピングする目的で、成長を開始すると同時
に、モノシラン(SiH4)を200nmol/min
供給(Si不純物濃度約3.8×1018cm-3)してS
iドープGaN膜を成長させた。
【0017】上記方法で、6時間の成長を行い、膜厚の
合計が約700μmの厚さのGaNを成長させた。成長
後、研磨によりサファイア基板を除去し、GaN基板1
を得た。以上の様にして得られたGaN基板1上にMO
CVD法により発光素子構造を成長させる。
【0018】まず、GaN基板1をMOCVD装置内に
導入し、N2とNH3をそれぞれ5l/min流しながら
約1050℃まで昇温する。温度が上がれば、キャリア
ガスをN2からH2に代えて、TMGを100μmol/
min、SiH4を10nmol/min導入し、n−
GaNからなる第1のクラツド層2を約1μm成長させ
る。
【0019】その後、TMGの供給を停止して、キャリ
アガスをH2からN2に再び代えて、850℃まで降温
し、TMGを14μmol/min導入し、GaNより
なる3nm厚の障壁層を成長させる。それから、600
℃まで降温し、インジウム原料であるトリメチルインジ
ウム(TMI)を6.5μmol/min、TMGを
2.8μmol/min導入し、InO.18GaO.82Nよ
りなる3nm厚の井戸層を成長させる。その後再び、8
50℃まで昇温し、TMGを14μmol/min導入
しGaNよりなる障壁層を成長させる。同様に井戸層、
障壁層の成長を繰り返し、井戸層は合計5層、井戸層と
井戸層の聞および下層、上層には合計6層の障壁層が存
在するような多重量子井戸(MQW)からなる発光層3
を成長させる。
【0020】なお、井戸層の成長温度は600℃から6
50℃の範囲において、また、成長速度は0.5nm/
minから1.5nm/minの範囲において、気相中
のTMIの割合(TMI/(TMI+TMG))は0.
68より0.72の範囲で、発光出力が高かった。この
範囲を超えて、高い温度では、発光が短波長になる傾向
があり、出力の十分な所要の青色の発光波長を得ること
は困難である。この場合、所要の発光波長を得るために
TMIの供給量を上げると、金属Inが結晶中に取り込
まれ易くなるためか、良い結晶が得られず、発光出力も
半分程度と暗かった。また、600℃以下において結晶
成長を行ったところ、この組成での生成温度にふさわし
くなく結晶性が粗悪であるためか、発光出力が低かっ
た。この様な検討を加えた結果の代表的な成長条件とし
て、上記井戸層成長工程を示した。
【0021】MQWの成長が終了すると、TMGの供給
を停止して、再び1000℃まで昇温し、キャリアガス
を再びN2からH2に代えて、TMGを27μmol/m
in、TMAを15μmol/min、p型ドーピング
原料ガスであるビスシクロペンタジエニルマグネシウム
(Cp2Mg)を10nmol/min流し、30nm
厚のp型AlO.1GaO.9Nキャリアブロック層9を成長
させる。キャリアブロック層の成長が終了すると、TM
Aの供給を停止し、p型GaN層を80nmの厚みで成
長させ、その後Cp2Mgを30nmol/min流
し、20μm厚のp型GaN第二クラッド層の成長を行
い、発光素子構造の成長を終了する。成長が終了する
と、TMGおよびCp2Mgの供給を停止して降温し、
室温でMOCVD装置より取り出す。その後、GaN基
板の厚みを適宜調整したのち、p型GaN第二クラッド
層の上面に透明電極5を、さらにその上の一部にボンデ
ィング電極7を、GaN基板下面に電極8を形成し、発
光素子を完成させる。
【0022】得られた発光素子に20mAの電流を通電
したところ、2.666eVにピーク発光エネルギー
(465nmにピーク波長)を持つ青色発光が得られ、
発光強度は3.2mWであり、極めて高効率の発光が得
られた。さらに、50℃で、1000時間上記の通電を
行った後に同様の測定を行ったところ、発光強度は2.
8mWであり、劣化の程度が少ないことが判明した。室
温で100時間20mAの通電を行い、発光強度を測定
したところ、発光強度は3.1mWであり、よって初期
劣化率は2%であった。初期劣化率は、発光強度の安定
の点から10%以下が望ましい。このように良好な結果
は、発光層におけるInXGa1-XN井戸層の組成を発光
エネルギーに応じて所定の組成比xになるように設定し
て結晶成長を行ったことにより得られた。なお、本発明
に関し、組成比(モル比)xは、層内の平均的な組成を
表わしており、オージェ電子分光法(AES)、二次イ
オン質量分析法(SIMS)、X線回折法の様な方法に
より測定できる。以下、本発明者による組成比xの検討
結果について記述する。発光素子の製造方法におけるI
XGa1-XN井戸層の形成条件を、成長温度600〜8
00℃、成長速度0.5nm/min〜3.0nm/m
inの範囲で種々変更して、In XGa1-XNの平均的組
成および発光エネルギーの異なる発光素子を作製した。
なお、井戸層の厚みは1〜10nmとした。このとき、
発光エネルギーが1.6〜3.OeV程度、InXGa
1-XN井戸層中の平均組成比xが0.1〜0.6程度
で、種々の井戸層をもった発光素子が作製できた。図1
は結果を示すグラフであり、グラフ中の各点は、作製で
きた発光素子の井戸層の平均的な組成比x(横軸)に対
するLED発光エネルギー(縦軸)を表わしている。発
光エネルギーが同じ発光素子同士で比較しても、InX
Ga1-XN井戸層中の平均組成比xは必ずしも同じには
ならず、例えば、発光エネルギーが上述の発光素子とほ
ぼ同じ、2.666±0.06eV程度の時に、組成比
xは、0.2から0.4の範囲にばらついていることが
わかる。このように、GaN基板上に層厚1nm以上1
0nm以下のInXGa1-XN層を量子井戸層として形成
することにより、所要の発光エネルギーに対して、種々
の平均組成のInXGa1-XN層を発光層として用いるこ
とができるようになる。しかしながら、これらそれぞれ
組成比xが異なる発光素子の発光強度は同じでは無い。
【0023】図において、黒三角で表わしたのは発光強
度1mW以上の素子であり、その分布範囲は、 3.4(1−x)+1.95x−4.2x(1−x) ≦E≦ (2) 3.4(1−x)+1.95x−1.3x(1−x) で近似される。
【0024】さらに、黒四角で表わしたのは、発光強度
1mW以上の素子のうち、素子に30mAの電流を10
0時間通電した後の初期からの発光強度劣化率が10%
以下のものを示しており、その範囲は、 3.4(1−x)+1.95x−3.74x(1−x) ≦E≦ (3) 3.4(1−x)+1.95x−2.82x(1−x) で近似される。なお、この範囲において作製した活性層
からなる発光素子は、特に発光強度も高く、約2.5m
W以上が得られた。
【0025】一方、図中の黒四角で表わしたものは、発
光強度1mW未満の素子であり、良好な発光素子ではな
かった。
【0026】なお、図1に示されるように、0.1≦x
≦0.6の範囲において、上記関係を確認した。
【0027】したがって、所定の発光波長(発光エネル
ギーE)を示す発光素子をGaN基板上に形成したい場
合、上記(2)または(3)の関係を満たす組成のIn
XGa1-XN層を形成すればよい。すなわち、以上によれ
ば、GaN基板上の発光素子の製造において、発光層
(活性層)を構成するInXGa1-XN層の組成決定法が
与えられ、該方法は、上記(2)または(3)の関係を
満たすよう組成比xを決定することを特徴とする。
【0028】より具体的には、各色調の発光を呈する、
上記範囲に限定される井戸層を形成するため、次のよう
な結晶成長条件が可能である。
【0029】発光エネルギー2.53〜2.70eV
(発光波長460〜490nm)であるような、高発光
効率の青色発光素子を得るためには、井戸層の形成条件
において成長温度を600℃から650℃の範囲とし、
組成比xが、0.13≦x≦0.30になるような原料
の供給条件とする。成長温度を650℃と高くすると、
TMIの供給量を増やすこととなり、600℃と低くす
るとTMIの供給量を減らすこととなる傾向がある。さ
らに、組成比xを、0.15≦x≦0.25の範囲にす
れば、初期劣化率10%以下を示す寿命特性が得られ望
ましかった。
【0030】発光エネルギー2.21〜2.51eV
(発光波長495〜560nm)であるような、高発光
効率の緑色発光素子を得るためには、井戸層の形成条件
において成長温度を500℃から550℃の範囲とし、
組成比xが、0.18≦x≦0.60になるような原料
の供給条件とする。成長温度を550℃と高くすると、
TMIの供給量を増やすこととなり、500℃と低くす
るとTMIの供給量を減らすこととなる傾向がある。さ
らに、組成比xを、0.20≦x≦0.37の範囲にす
れば、初期劣化率10%以下を示す寿命特性が得られ望
ましかった。
【0031】発光エネルギー2.13〜2.21eV
(発光波長560〜580nm)であるような、高発光
効率の黄緑色発光素子を得るためには、井戸層の形成条
件を成長温度を500℃から530℃の範囲とし、組成
比xが、0.25≦x≦0.60になるような原料の供
給条件とする。成長温度を530℃と高くすると、TM
Iの供給量を増やすこととなり、500℃と低くすると
TMIの供給量を減らすこととなる傾向がある。さら
に、組成比xを、0.29≦x≦0.41の範囲にすれ
ば、初期劣化率10%以下を示す寿命特性が得られ望ま
しかった。
【0032】発光エネルギー2.10〜2.18eV
(発光波長570〜590nm)であるような、高発光
効率の黄色発光素子を得るためには、井戸層の形成条件
を成長温度を480℃から520℃の範囲とし、組成比
xが、0.29≦x≦0.60になるような原料の供給
条件とする。成長温度を520℃と高くすると、TMI
の供給量を増やすこととなり、480℃と低くするとT
MIの供給量を減らすこととなる傾向がある。さらに、
組成比xを、0.30≦x≦0.42の範囲にすれば、
初期劣化率10%以下を示す寿命特性が得られ望ましか
った。
【0033】なお、上述の関係は、井戸層がいわゆる量
子効果を示すような範囲である、1nm以上10nm以
下である場合について成立した。膜厚が1nm未満では
井戸層の凹凸界面の非発光準位の影響により、発光効率
が低下してしまうので、発光素子としてふさわしくなか
った。井戸層の厚さが10nmを超えると、成長条件に
関わらず、発光エネルギーと組成比xとの関係が式
(1)で示した一定のものに近づくとともに、発光効率
が低下した。
【0034】以上の現象は本発明者による詳細な検討に
より始めて明らかになったものである。組成比xに関す
る上記関係の背景には、InGaN層内のInの割合が
増すことで、基板結晶との格子定数差が大きくなり、内
部歪みや転移が発生し結晶に影響を与えることが寄与し
ていると推測される。
【0035】また、上述したことは、基板をGaNとし
ない場合、例えばサファイア基板を用いた場合には成立
しなかった。これは、サファイア基板のように熱膨張係
数および格子定数が窒化物半導体とは大きく異なる材料
の上にInXGa1-XN層を形成すると、形成時に大きな
歪を受けつつ結晶成長が行われるので、同一系の材料す
なわちGaNを基板として用いた場合とは成長モードが
異なってしまうためであると考えられる。サファイア等
の熱膨張係数および格子定数が窒化物半導体とは大きく
異なる材料を基板として用いた場合、本発明のように長
い寿命を示す素子を得ることは困難であり、特に、50
℃のような高温での寿命は、その差が顕著である。たと
えば、50℃において30mAで1000時間通電した
時の良品率(通電後、初期出力の1/2以上を示す素子
を良品とする)は、各発光色について、GaN基板を使
用した方が、40%以上高かった。
【0036】実施例1 本実施例の発光ダイオードは2.638eVにピーク発
光エネルギー(470nmにピーク波長)をもつ青色発
光ダイオードである。本実施例の発光ダイオードは、上
述した発光ダイオード構造において井戸層の組成がIn
O.18GaO.82Nとされており、該井戸層は、TMIの流
量および成長温度を調節して形成される。井戸数は1と
した。他の層のスペックおよび製造方法は上述と同様で
ある。
【0037】本実施例の発光素子に20mAの電流を通
電したところ、2.638eVにピーク発光エネルギー
を持つ青色発光が得られ、発光強度は2mWであり、高
効率の発光が得られた。また、初期劣化率は15%であ
った。
【0038】実施例2 本実施例の発光ダイオードは2.384eVにピーク発
光エネルギー(525nmにピーク波長)をもつ緑色発
光ダイオードである。本実施例の発光ダイオードは、上
述した発光ダイオード構造において井戸層の組成がIn
O.28GaO.72Nとされており、該井戸層は、TMIの流
量および成長温度を調節して形成される。井戸数は3と
した。他の層のスペックおよび製造方法は上述と同様で
ある。
【0039】本実施例の発光素子に20mAの電流を通
電したところ、2.384eVにピーク発光エネルギー
を持つ緑色発光が得られ、発光強度は4mWであり、極
めて高効率の発光が得られ、また、初期劣化率は6%と
低かった。
【0040】実施例3 本実施例の発光ダイオードは2.480eVにピーク発
光エネルギー(500nmにピーク波長)をもつ青緑色
発光ダイオードである。本実施例の発光ダイオードは、
上述した発光ダイオード構造において井戸層の組成がI
O.22GaO.78Nとされており、該井戸層は、TMIの
流量および成長温度を調節して形成される。井戸数は6
とした。他の層のスペックおよび製造方法は上述と同様
である。
【0041】本実施例の発光素子に20mAの電流を通
電したところ、2.480eVにピーク発光エネルギー
を持つ青緑色発光が得られ、発光強度は3mWであり、
極めて高効率の発光が得られ、また、初期劣化率は6%
と低かった。
【0042】実施例4 本実施例の発光ダイオードは2.254eVにピーク発
光エネルギー(550nmにピーク波長)をもつ緑色発
光ダイオードである。本実施例の発光ダイオードは、上
述の発光ダイオード構造において井戸層の組成がIn
0.26Ga0.74Nとされており、該井戸層は、TMIの流
量および成長温度を調節して形成される。井戸数は6と
した。他の層のスペックおよび製造方法は上述と同様で
ある。
【0043】本実施例の発光素子に20mAの電流を通
電したところ、2.254eVにピーク発光エネルギー
を持つ緑色発光が得られ、発光強度は1.5mWであ
り、高効率の発光が得られた。
【0044】実施例5 本実施例の発光ダイオードは2.119eVにピーク発
光エネルギー(585nmにピーク波長)をもつ黄色発
光ダイオードである。本実施例の発光ダイオードは、上
述した発光ダイオード構造において井戸層の組成がIn
O.34GaO.66Nとされており、該井戸層は、TMIの流
量および成長温度を調節して形成される。井戸数は5と
した。他の層のスペックおよび製造方法は上述と同様で
ある。
【0045】本実施例の発光素子に20mAの電流を通
電したところ、2.119eVにピーク発光エネルギー
を持つ黄色発光が得られ、発光強度は2.5mWであ
り、極めて高効率の発光が得られ、また、初期劣化率は
8%と低かった。
【0046】実施例6 本実施例の発光ダイオードは2.149eVにピーク発
光エネルギー(577nmにピーク波長)をもつ黄色発
光ダイオードである。本実施例の発光ダイオードは、上
述した発光ダイオード構造において井戸層の組成がIn
O.50GaO.50Nとされており、該井戸層は、TMIの流
量および成長温度を調節して形成される。井戸数は5と
した。他の層のスペックおよび製造方法は上述と同様で
ある。
【0047】本実施例の発光素子に20mAの電流を通
電したところ、2.149eVにピーク発光エネルギー
を持つ黄色発光が得られ、発光強度は1mWであり、高
効率の発光が得られた。
【0048】実施例7 本実施例の発光ダイオードは2.033eVにピーク発
光エネルギー(610nmにピーク波長)をもつ橙色発
光ダイオードである。本実施例の発光ダイオードは、上
述した発光ダイオード構造において井戸層の組成がIn
O.42GaO.58Nとされており、該井戸層は、TMIの流
量および成長温度を調節して形成される。井戸数は6と
した。他の層のスペックおよび製造方法は上述と同様で
ある。
【0049】実施例の発光素子に20mAの電流を通電
したところ、2.033eVにピーク発光エネルギーを
持つ橙色発光が得られ、発光強度は2.5mWであり、
極めて高効率の発光が得られ、また、初期劣化率は8%
と低かった。
【0050】実施例8 本実施例の発光ダイオードは1.953eVにピーク発
光エネルギー(638nmにピーク波長)をもつ赤色発
光ダイオードである。本実施例の発光ダイオードは、上
述した発光ダイオード構造において井戸層の組成がIn
O.52GaO.48Nとされており、該井戸層は、TMIの流
量および成長温度を調節して形成される。井戸数は4と
した。他の層のスペックおよび製造方法は上述と同様で
ある。
【0051】本実施例の発光素子に20mAの電流を通
電したところ、1.953eVにピーク発光エネルギー
を持つ赤色発光が得られ、発光強度は2mWであり、高
効率の発光が得られ、また、初期劣化率は10%と低か
った。
【0052】実施例9 本実施例の発光ダイオードは2.952eVにピーク発
光エネルギー(420nmにピーク波長)をもつ紫色発
光ダイオードである。本実施例の発光ダイオードは、上
述した発光ダイオード構造において井戸層の組成がIn
O.10GaO.90Nとされており、該井戸層は、TMIの流
量および成長温度を調節して形成される。井戸数は1と
した。他の層のスペックおよび製造方法は上述と同様で
ある。
【0053】本実施例の発光素子に20mAの電流を通
電したところ、2.952eVにピーク発光エネルギー
を持つ紫色発光が得られ、発光強度は3mWであり、極
めて高効率の発光が得られ、また、初期劣化率は3%と
低かった。
【0054】実施例10 本実施例の発光ダイオードは2.666eVにピーク発
光エネルギー(465nmにピーク波長)をもつ青色発
光ダイオードである。図3は本実施例の窒化物半導体素
子を示す断面図である。該素子は、HVPE法を用いて
形成したGaN基板1上に、有機金属気相成長法を用い
て形成したn−AlyGal-yNからなる歪み導入層6、
n−GaNからなる第一のクラッド層2、InXGa1-X
Nからなる量子井戸層を含む発光層3、Mgがドープさ
れたp−GaNからなる第二のクラツド層4が順に積層
された構造を有する。さらに、GaN基板下面には電極
8が、第二のクラッド層4の上面には透明電極5が設け
られ、透明電極の上面の一部には、ボンディング電極7
が設けられている。また、図2に示した発光素子と同様
に、発光層3と第二のクラッド層4の間に、p−AlG
aNからなるキャリアブロック層9を介在させてもよ
い。
【0055】本実施例におけるn−AlyGa1-yNから
なる歪み導入層の厚さは、組成yが0.1の時、50n
m程度とすることができる。本実施例のようにn−Al
yGa1-yNからなる歪み導入層を設けた場合には、井戸
層の組成は、歪み導入層が無い場合に比べ、同一波長を
得るためのIn組成比xが少ない傾向にある。図2に示
した発光素子と同一の井戸層成長条件において、組成I
O.15GaO.85Nの場合に、2.666eVにピーク発
光エネルギーが得られ、この発光素子に20mAを通電
したときの発光強度は3.7mWであった。
【0056】
【発明の効果】上述したとおり、本発明に従い、GaN
基板の上に、所要の発光エネルギーに応じて所定の組成
範囲に限定されたInXGa1-XNからなる量子井戸発光
層を形成すれば、発光効率が高く、また、寿命特性の良
好な窒化物半導体発光素子を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 InGaN井戸層のIn組成比と放出される
LED発光エネルギーとの関係を示す図である。
【図2】 本発明による発光素子の一具体例を示す断面
図である。
【図3】 本発明による発光素子のもう一つの具体例を
示す断面図である。
【図4】 従来の発光素子を示す断面図である。
【符号の説明】
1 n−GaN基板、2 第一のクラッド層、3 発光
層、4 第二のクラッド層、5 透明電極、6 n−A
lGaN歪み導入層、7 ボンディング電極、8 電
極、9 キャリアブロック層。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光層がGaN基板上に形成され、かつ
    室温における発光ピークエネルギーがE[eV]である
    発光素子において、 前記発光層は、InXGa1-XN(0.1≦x≦0.6)
    からなる量子井戸層を含み、かつ前記Eと前記量子井戸
    層の組成比xとの間に、 3.4(1−x)+1.95x−4.2x(1−x) ≦E≦ 3.4(1−x)+1.95x−1.3x(1−x) の関係が成立することを特徴とする、窒化物半導体発光
    素子。
  2. 【請求項2】 発光層がGaN基板上に形成され、かつ
    室温における発光ピークエネルギーがE[eV]である
    発光素子において、 前記発光層は、InXGa1-XN(0.1≦x≦0.6)
    からなる量子井戸層を含み、かつ前記Eと前記量子井戸
    層の組成比xとの間に、 3.4(1−x)+1.95x−3.74x(1−x) ≦E≦ 3.4(1−x)+1.95x−2.82x(1−x) の関係が成立することを特徴とする、窒化物半導体発光
    素子。
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