JP2001202981A - 燃料電池運転制御システム及び方法 - Google Patents

燃料電池運転制御システム及び方法

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JP2001202981A
JP2001202981A JP2000008521A JP2000008521A JP2001202981A JP 2001202981 A JP2001202981 A JP 2001202981A JP 2000008521 A JP2000008521 A JP 2000008521A JP 2000008521 A JP2000008521 A JP 2000008521A JP 2001202981 A JP2001202981 A JP 2001202981A
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Koji Ikeda
浩二 池田
Osao Kudome
長生 久留
Kazuo Tomita
和男 冨田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料電池の外部因子に影響なく燃料電池を長
期間に亙って運転可能とする燃料電池運転制御システム
を提供することを課題とする。 【解決手段】 燃料電池11から排出される燃料排ガス
13を排出する燃料ガス排出ラインL2 と、上記燃料電
池11へ外部から空気14を供給する空気供給ラインL
3 と、上記燃料電池11からの排空気15を排出する空
気排出ラインL4と、上記空気供給ラインL3 及び空気
排出ラインL4 に介装され、供給する空気14を排空気
15の排熱で予熱する空気予熱器16と、上記空気供給
ラインL3から分枝され、上記空気予熱器16を迂回し
て空気を予熱せずに空気を供給するバイパスラインL5
と、上記燃料電池11内の温度を測定する温度計31
と、該温度計17の温度情報、供給する空気の各々のラ
インL3 ,L4 ,L5 の空気流量情報を演算処理する演
算器32とを具備してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池の外部因
子に影響なく燃料電池を長期間に亙って運転可能とする
燃料電池運転制御システム及び方法に関する。
【0002】
【背景技術】図6に従来の燃料電池運転制御システムの
概略を示す。図6に示すように、従来の燃料電池運転制
御システムは、固体電解質燃料電池を備えた燃料電池1
1と、該燃料電池11の燃料電池の燃料極へ燃料ガス1
2を供給する燃料ガス供給ラインL1 と、燃料電池11
から排出される燃料排ガス13を排出する燃料ガス排出
ラインL2 と、上記燃料電池11へ外部から空気14を
供給する空気供給ラインL3 と、上記燃料電池11から
の排空気15を排出する空気排出ラインL4 と、上記空
気供給ラインL3 及び空気排出ラインL4 に介装され、
供給する空気14を排空気15の排熱で予熱する空気予
熱器16と、上記空気供給ラインL3 から分枝され、上
記空気予熱器16を迂回して空気を予熱せずに空気を供
給するバイパスラインL5 と、上記バイパスラインL5
が合流した後で燃料電池11へ供給前の供給空気の温度
を測定する温度計17と、該温度計17の温度情報によ
りバイパスラインL5 に介装されたバルブB3 の調整を
行う温度コントローラ18と、上記空気供給ラインL3
に介装され主供給空気の流量を測定する流量計19及び
該流量計19の情報によりバルブB1 の調整を行う流量
コントローラ20とを具備してなるものである。上記空
気供給ラインL3 に介装されたバルブB1 は、外部から
供給する空気14の全体量の増減の調整を図っている。
また、上記空気予熱器16の上流側でバイパスラインL
5 の分枝の後流側に空気流量を調整する手動調整用のバ
ルブB2 が介装されている。
【0003】ここで、燃料電池11は運転開始時におい
ては内部に設けた過熱手段により所定の運転温度(例え
ば900〜1000℃)まで温度を上昇させているが、
燃料電池11の発電が開始されると自己発熱により過熱
手段からの過熱を自動的に遮断し、燃料電池の発電熱と
本体放散熱とのバランスをとりつつ運転している。そし
て、必要に応じて燃料電池11に供給する空気の温度を
温度計17を監視して調整している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6に示す
ようなシステムにおいては、長時間の運転に伴う性能の
経時的な劣化(例えば燃料電池の強度の変化,燃料電池
構造体の劣化等)により、燃料電池11の発電に伴う発
熱量が増加し、温度上昇傾向となるという問題がある。
【0005】このため、従来においては、燃料電池11
内へ供給する前の空気14の温度を温度計17により監
視し、該検知情報により、自動的にバルブB1 ,B3
適宜調整しているが、調整幅が大きく所定運転温度の±
20℃前後での運転をしようとすると、バルブB2 の調
整作業を作業員により行う必要があり、燃料電池の内因
や外因により燃料電池の運転状況を作業員が常時監視す
る必要があり、問題であった。
【0006】本発明は、上記問題に鑑み、常時作業員を
配置することなく、しかも燃料電池の内因及び外因に左
右することなく、自動的に燃料電池の運転が可能な燃料
電池運転制御システム及び方法を提供することを課題と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の[請求項1]の発明は、燃料電池本体内部の温度を
検出する温度検知手段と、燃料電池本体に空気を供給す
る空気供給ラインに設けられ、供給空気を予熱する空気
予熱器と、該空気予熱器を迂回する空気バイパスライン
と、上記空気供給ラインとバイパスラインとに設けら
れ、供給空気量を調整する調整手段とを具備してなり、
上記温度検知手段の温度情報を演算処理し、空気ライン
とバイパスラインとに設けた流量調整手段を調整し、燃
料電池の目標運転温度を維持しつつ運転することを特徴
とする。
【0008】[請求項2]の発明は、請求項1におい
て、空気供給ラインに供給する空気の総投入量を調整す
る調整手段を具備してなり、上記温度検知手段の温度情
報を演算処理し、供給空気量の増減により燃料電池の目
標運転温度を維持しつつ運転することを特徴とする。
【0009】[請求項3]の発明は、請求項1又は2に
おいて、空気供給ラインに供給する空気がタービン圧縮
空気からの空気であることを特徴とする。
【0010】[請求項4]の発明は、燃料電池に空気と
燃料ガスとを供給して燃料電池を運転する方法におい
て、燃料電池の温度を検出し、該温度情報を演算処理
し、供給空気を予熱する空気供給ラインと該供給ライン
を迂回するバイパスラインとの空気流量を調整し、燃料
電池の目標運転温度を維持しつつ運転することを特徴と
する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0012】[第1の実施の形態]図1に本実施の形態
にかかる燃料電池運転制御システムの概略を示す。図1
に示すように、本実施の形態にかかる燃料電池運転制御
システムは、固体電解質燃料電池を備えた燃料電池11
と、該燃料電池11の燃料電池の燃料極へ燃料ガス12
を供給する燃料ガス供給ラインL1 と、燃料電池11か
ら排出される燃料排ガス13を排出する燃料ガス排出ラ
インL2 と、上記燃料電池11へ外部から空気14を供
給する空気供給ラインL3 と、上記燃料電池11からの
排空気15を排出する空気排出ラインL4 と、上記空気
供給ラインL3 及び空気排出ラインL4 に介装され、供
給する空気14を排空気15の排熱で予熱する空気予熱
器16と、上記空気供給ラインL3 から分枝され、上記
空気予熱器16を迂回して空気を予熱せずに空気を供給
するバイパスラインL5 と、上記燃料電池11内の温度
を測定する温度計31と、該温度計17の温度情報、供
給する空気の各々のラインL3 ,L4 ,L5 の空気流量
情報を演算処理する演算器32とを具備してなるもので
ある。
【0013】上記空気供給ラインL3 には空気流量を調
整するバルブB1 が介装され、燃料電池11内に供給す
る空気14の全体の投入量の増減の調整を図っている。
また、上記空気予熱器16の上流側でバイパスラインL
5 の分枝の後流側に、空気予熱器16へ投入する空気流
量を調整するバルブB2 が介装されると共に、該バイパ
スラインL5 には空気流量を調整するバルブB3 が介装
され、各々空気供給量の増減を調整している。
【0014】また、空気供給ラインL3 とバイパスライ
ンL5 とには各々空気の流量を測定する流量計33,3
4が介装されており、これらの流量計33,34から流
量コントローラ35,36にその情報を演算器32へ送
っていると共に、流量コントローラ35,36からバル
ブB1 ,B2 ,B3 の開度の調整を行っている。さら
に、温度計31の温度情報は温度コントローラ37によ
り演算器32へ送っている。
【0015】上記装置によれば、図2に示すように、上
記温度計31の温度情報を温度コントローラ37及び演
算器32で処理し、目標の運転温度で維持できるか否か
を判断し、目標運転温度内であればその状態で運転を続
け、目標運転温度から多少ズレが生じていると判断する
と、供給空気14の流量を調整するように流量コントロ
ーラ36に指令を出してカスケード制御し、空気供給ラ
インL3 とバイパスラインL5 とに設けた流量調整手段
であるバルブB2 ,B3 を調整し、空気流れ状態を制御
する「第1の温度制御I」を行う。すなわち、第1の温
度制御Iにおいては、バルブB2 を閉塞するようにする
と共にバルブB3 を開放することで、供給空気14が温
度を空気予熱器16で予熱されず、供給空気の温度が冷
却されることになり、燃料電池11の温度を下げること
ができる。
【0016】また、目標運転温度から大幅なズレが生じ
ると、供給空気14の全体の投入量を調整するように流
量コントローラ35に指令を出してカスケード制御し、
空気供給ラインL3 とに設けた流量調整手段であるバル
ブB1 を調整して供給空気の全体量の増減を大幅に制御
する「第2の温度制御II」を行う。
【0017】このような制御を行うことにより、図3に
示すように、多少の温度のズレの場合には、第1の温度
制御Iで制御を行い、大幅な温度のズレの場合には、第
2の温度制御IIで制御を行うことで、自動的に燃料電池
を目標運転温度を維持しつつ運転することができる。
【0018】なお、燃料電池モジュールの性能が一定し
ており、内部要因や外部要因が少ない場合や運転温度が
短いような場合には、第1の温度制御Iのみで燃料電池
を一定して自動的に運転することができる。すなわち、
供給する空気の総投入量を変化させることなく第1の温
度制御のみの流量の調整により燃料電池常に所定の運転
温度を維持しつつ運転できることになる。
【0019】また、内部要因や外部要因が大きい場合に
は、第1の温度制御Iと第2の温度制御IIとを併用する
ことで燃料電池を一定して自動的に運転することができ
る。
【0020】以下、本発明の装置のシステム制御の流れ
について、具体的に説明する。
【0021】図2はシステムの制御の概略を示す。上記
装置において、燃料電池11の運転中、目標の温度範囲
である場合には、現状の空気供給量を維持し、外部因子
及び内部因子の影響により燃料電池内部の温度の上昇が
あると、これを温度計31が検知し、温度コントローラ
37を介して演算器32へ送られる。ここで演算器32
において、パイパスラインL5 のみで空気を迂回して温
度制御する第1の温度制御Iを行うか、空気供給ライン
へ供給する総投入量を増減する第2の温度制御IIを行う
かの判断をする。
【0022】すなわち、第1の温度制御Iでは、図2に
示すように、目標温度より温度上昇のズレが少ない場合
の制御であり、例えば目標の運転温度を900℃と設定
した場合、温度計31で920℃まで上昇したことを検
知すると、演算器32にて演算し、流量コントローラ3
6に指令を出して燃料電池11内へ供給する空気供給ラ
インL3 の一部をバイバスラインL5 を経由するように
バルブB2 及びバルブB3 を調整することで空気予熱器
16を迂回させ低温の空気を供給することができる。こ
れにより、燃料電池11内には制御前よりも低温の空気
が供給されることで、目標の温度900℃まで温度を下
げることができる。
【0023】一方、季節の温度変化等による外部因子等
により燃料電池の運転温度が少し下がるような場合に
は、空気供給ラインL3 のバルブB2 の開度を調整し
て、空気予熱器16を通過する空気通過速度を遅くする
ことで予熱時間を長くすることで供給する空気の温度を
上昇させ、燃料電池11内へ制御前よりも高い温度の空
気が供給されることで、目標の900℃まで上昇させる
ことができる。
【0024】次に、このような第1の温度制御Iの制御
では制御が限界となる場合には、第2の温度制御IIを行
うことになる。
【0025】すなわち、第2の温度制御IIでは、目標運
転温度よりも温度上昇が極めて大きい場合の制御であ
り、例えば目標の運転温度を900℃と設定した場合、
温度計31で950℃まで急激に上昇したことを検知す
ると、温度コントローラ37を介して演算器32にて演
算し、流量コントローラ35に指令を出して、燃料電池
11内へ供給する空気供給ラインL3 の空気全体の供給
量を増大するようにバルブB1 を調整し、低温の空気の
供給量を増大することで急激に温度を低下させることが
できる。これにより、燃料電池11内には制御前よりも
急激に低温の空気が供給されることで、目標の温度90
0℃まで温度を一気に下げることができる。この第2の
温度制御IIがなされると、燃料電池11内の温度低下に
追従して、第1の温度制御Iで開放されていたバルブB
3 は閉塞すると共に、閉塞していたバルブB2 は開放す
るようになる。
【0026】一方、外部因子により燃料電池の運転温度
が大幅に下がるような場合には、空気供給ラインL3
バルブB2 の開度を調整して、供給する空気の量を大幅
に少なくし、空気予熱器16を通過する空気通過量を少
なくすることで空気の温度を上昇させ、燃料電池11内
へ供給する空気の温度を、制御前よりもより高くし、目
標の900℃まで急上昇させることができる。
【0027】この結果、図4に示すように、従来では、
燃料電池内部の温度の変化に追従するように作業員が常
時監視し、作業員の手作業により内部温度に追従するよ
うに調整しつつ運転するようにしていたが、本発明によ
れば、燃料電池内部温度を監視し、温度情報と供給空気
の流量とを演算し、空気ラインとバイパスラインとに設
けた流量調整手段を調整し、燃料電池を目標運転温度で
運転するので、燃料電池の内因(燃料電池本体の経時変
化等による劣化等)や外因(モジュール本体外部の季節
的な環境による変化等)にかかわらず、常時一定の運転
温度で運転することが可能となった。
【0028】このように、本実施の形態によれば、燃料
電池11の目標の運転温度の±20℃未満での自動運転
が可能となり、燃料電池の寿命の向上を図ることができ
る。
【0029】なお、本発明では燃料電池の種類は特に特
定されるものではなく、円筒型燃料電池や平板型燃料電
池等の燃料電池の他、溶融炭酸塩型燃料電池等の公知の
燃料電池システムに応用することができる。また、空気
予熱器16は排熱を利用しているが、別途バーナ等の過
熱手段を具えて空気を予燃するようにしてもよい。
【0030】[第2の実施の形態]図5に本実施の形態
にかかる燃料電池運転制御システムの概略を示す。本実
施の形態では、外部から供給する空気として、ガスター
ビンの空気圧縮機からの空気を利用するものである。
【0031】図5に示すように、本実施の形態にかかる
燃料電池運転制御システムは、図1に示す燃料ガス12
と空気14とを供給して燃料電池発電を行う燃料電池1
1を備えた燃料電池モジュール51と、該モジュール5
1からの燃料排ガス13と排空気15とを燃焼する燃焼
器52と該燃焼器52での高温の燃焼排ガス53を用い
てなる排ガス発電手段である空気圧縮機54を具えたガ
スタービン55と、該ガスタービン55からの排熱56
を利用する外部熱交換器57と、該熱交換後の排熱56
を利用する温水ボイラ58と、該温水ボイラ58から排
出される低温の排ガスを排出する煙突59とから構成さ
れており、一方、燃料排ガス13はその一部が再循環ブ
ロア60により、リサイクルするようにしている。な
お、本実施の形態では燃料電池モジュール51内におい
ては、空気は内部熱交換器61により再度過熱するよう
にしている。このような発電システムにおいては空気は
空気圧縮機54からの空気を利用して空気供給ラインL
3 を介して燃料電池11へ供給するようにしており、第
1の実施の形態と同様な運転制御手段が備えられてい
る。
【0032】すなわち、燃料電池モジュール51内の温
度を検知する温度計31が設けられており、燃料電池内
の温度を検知している。また、圧縮機54からの空気は
先ず外部熱交換器57で熱交換がなされ、空気供給ライ
ンL3 を介して燃料電池モジュール51内の内部熱交換
器61へ供給されている。また、上記空気供給ラインL
3 には、バルブB1 が介装されていると共に、外部熱交
換器57を迂回するバイパスラインL5 が設けられてお
り、必要に応じて空気がバイパスされるようになってい
る。この圧縮機54からの空気供給ラインL3 の空気は
一部が燃焼器52へ供給ラインL6 を介して供給されて
おり、通常は燃料電池モジュール51側への供給量と燃
焼器52側への供給量とは5:5の割合としている。
【0033】このようなシステムにおいて、燃料電池1
1内に供給する空気14は圧縮機54から排出され、外
部空気予熱器57にて先ず予熱され、燃料電池モジュー
ル51内に供給されて、内部熱交換器61で熱交換さ
れ、所定の運転温度としている。
【0034】ここで、燃料電池モジュール51内の温度
を測定する温度計31が設置され、該測定温度は温度コ
ントローラ37へ送られ、演算器32により演算処理さ
れて、流量コントローラ36及び流量コントローラ35
により第1の温度制御Iと第2の温度制御IIとの制御が
なされる。
【0035】上記装置によれば、上記温度計31の温度
情報を温度コントローラ37及び演算器32で処理し、
目標の運転温度か否かを判断し、目標運転温度内であれ
ばその状態で運転を続け、目標運転温度から多少ズレが
生じると、供給空気14の流量を調整するように流量コ
ントローラ36に指令を出し、空気供給ラインL3 とバ
イパスラインL5 とに設けた流量調整手段であるバルブ
2 ,B3 を調整し、空気流れ状態を制御する第1の温
度制御Iを行う。
【0036】また、目標運転温度から大幅なズレが生じ
ると、供給空気14の全体の投入量を調整するように流
量コントローラ35に指令を出し、空気供給ラインL3
とに設けた流量調整手段であるバルブB1 を調整して、
燃料電池モジュール51側へ供給する供給ラインL3
供給量と燃焼器52側へ供給する供給ラインL6 へ供給
する量との比率を変更し(例えば5:5→6:4)、燃
料電池モジュール51内へ供給する空気の総投入量を大
幅に増大して、温度制御する第2の温度制御IIを行う。
【0037】これにより、図3に示すように、多少の温
度のズレの場合には、第1の温度制御Iで制御を行い、
大幅な温度のズレの場合には、第2の温度制御IIで制御
を行うことで、自動的に燃料電池を目標運転温度で運転
することができる。
【0038】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の[請求項
1]の発明によれば、燃料電池本体内部の温度を検出す
る温度検知手段と、燃料電池本体に空気を供給する空気
供給ラインに設けられ、供給空気を予熱する空気予熱器
と、該空気予熱器を迂回する空気バイパスラインと、上
記空気供給ラインとバイパスラインとに設けられ、供給
空気量を調整する調整手段とを具備してなり、上記温度
検知手段の温度情報を演算処理し、空気ラインとバイパ
スラインとに設けた流量調整手段を調整するので、燃料
電池の目標運転温度を維持しつつ自動運転することがで
きる。
【0039】[請求項2]の発明によれば、空気供給ラ
インに供給する空気の総投入量を調整する調整手段を具
備してなり、上記温度検知手段の温度情報を演算処理
し、供給空気量の増減により燃料電池の目標運転温度を
維持しつつ運転するので、急激な温度上昇があっても燃
料電池の運転温度を直ぐに低下させることができる。
【0040】[請求項3]の発明によれば、空気供給ラ
インに供給する空気がタービン圧縮空気からの空気であ
るので、ガスタービンを利用した燃料電池運転制御シス
テムにおいても常時作業員を配置することなく、燃料電
池の内因及び外因に左右することなく、自動的に燃料電
池システムの運転が可能となる。
【0041】[請求項4]の発明は、燃料電池に空気と
燃料ガスとを供給して燃料電池を運転する方法におい
て、燃料電池の温度を検出し、該温度情報を演算処理
し、供給空気を予熱する空気供給ラインと該供給ライン
を迂回するバイパスラインとの空気流量を調整し、燃料
電池の目標運転温度を維持しつつ運転するので、作業員
を配置することなく目標の運転温度の±20℃未満で燃
料電池の目標運転温度を維持しつつ自動運転することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかる燃料電池運転制御シ
ステムの概略図である。
【図2】第1の実施の形態にかかる運転制御の概略図で
ある。
【図3】第1の実施の形態にかかる運転制御のグラフで
ある。
【図4】年間の燃料電池の運転状況を示すグラフであ
る。
【図5】第2の実施の形態にかかる燃料電池運転制御シ
ステムの概略図である。
【図6】従来技術にかかる燃料電池運転制御システムの
概略図である。
【符号の説明】
11 燃料電池 12 燃料ガス 13 燃料排ガス 14 空気 15 排空気 16 空気予熱器 31 温度計 32 演算器 33,34 流量計 35,36 流量コントローラ 37 温度コントローラ 51 燃料電池モジュール 52 燃焼器 53 燃焼排ガス 54 空気圧縮機 55 ガスタービン 56 排熱 57 外部熱交換器 58 温水ボイラ 59 煙突 60 再循環ブロア 61 内部熱交換器 L1 燃料ガス供給ライン L2 燃料ガス排出ライン L3 空気供給ライン L4 空気排出ライン L5 バイパスライン L6 供給ライン
フロントページの続き (72)発明者 冨田 和男 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 Fターム(参考) 5H027 AA06 BC11 KK46 MM04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料電池本体内部の温度を検出する温度
    検知手段と、 燃料電池本体に空気を供給する空気供給ラインに設けら
    れ、供給空気を予熱する空気予熱器と、 該空気予熱器を迂回する空気バイパスラインと、 上記空気供給ラインとバイパスラインとに設けられ、供
    給空気量を調整する調整手段とを具備してなり、 上記温度検知手段の温度情報を演算処理し、空気ライン
    とバイパスラインとに設けた流量調整手段を調整し、燃
    料電池の目標運転温度を維持しつつ運転することを特徴
    とする燃料電池運転制御システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 空気供給ラインに供給する空気の総投入量を調整する調
    整手段を具備してなり、 上記温度検知手段の温度情報を演算処理し、供給空気量
    の増減により燃料電池の目標運転温度を維持しつつ運転
    することを特徴とする燃料電池運転制御システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 空気供給ラインに供給する空気がタービン圧縮空気から
    の空気であることを特徴とする燃料電池運転制御システ
    ム。
  4. 【請求項4】 燃料電池に空気と燃料ガスとを供給して
    燃料電池を運転する方法において、 燃料電池の温度を検出し、該温度情報を演算処理し、供
    給空気を予熱する空気供給ラインと該供給ラインを迂回
    するバイパスラインとの空気流量を調整し、燃料電池の
    目標運転温度を維持しつつ運転することを特徴とする燃
    料電池運転制御方法。
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