JP2001202766A - 表示機能付き電子機器 - Google Patents

表示機能付き電子機器

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JP2001202766A
JP2001202766A JP2000013451A JP2000013451A JP2001202766A JP 2001202766 A JP2001202766 A JP 2001202766A JP 2000013451 A JP2000013451 A JP 2000013451A JP 2000013451 A JP2000013451 A JP 2000013451A JP 2001202766 A JP2001202766 A JP 2001202766A
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closing
lcd
lcd panel
drive motor
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Junya Hoshi
順也 星
Tadayoshi Koizumi
忠義 小泉
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Sony Group Corp
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Aiwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 当該電子機器を低廉化及び高性能化できるよ
うにする。 【解決手段】 映像を表示するLCDパネル10と、こ
のLCDパネル10の位置を検出する回転位置検出機構
30とを備え、この回転位置検出機構30は、LCDパ
ネル10と連動する被検出用の回転検出軸51と、この
回転検出軸51に複数設けられた所定長さの円弧状突起
部55及び凸状突起部56と、これら円弧状突起部55
及び凸状突起部56によって押下されるために基板57
に配設された検出スイッチ61a,61b,64とを有
し、回転検出軸51の導入用開口部52と基板57の開
口部58とを対向させて、LCDパネル10への配線は
導入用開口部52及び開口部58を通じてなされるもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、映像を表示する
回動型の表示体が取り付けられたDVD(Digital Vers
atile Disc)プレーヤ等に適用して極めて好適な表示機
能付き電子機器に関するものである。
【0002】詳しくは、表示体と連動する監視用の従動
体に所定長さの円弧状及び凸状の突起部を設け、この突
起部が基板に配設された複数のスイッチを押下するよう
にして、当該電子機器を低廉化及び高性能化できるよう
にしたものである。
【0003】
【従来の技術】近年、技術の発展に伴い、様々な機能を
組み込むことで利便性を追求した電子機器が開発されつ
つある。例えば、DVD(Digital Versatile Disc)プ
レーヤにLCD(Liquid Crystal Display)等の表示装
置が開閉自在に取り付けられたディスプレイ付きDVD
プレーヤ等がその一例である。このディスプレイ付きD
VDプレーヤはLCDをDVDプレーヤに対して自動で
開閉するようになされている。
【0004】従来方式に係るこの種の電子機器としての
ディスプレイ付きDVDプレーヤは、例えばDVDプレ
ーヤの筐体上面にパネル状のLCDがその表示面を筐体
上面に対向するように取り付けられており、このときL
CDに設けられた回転軸部が筐体に回動自在に係合され
ている。このLCDはDVDプレーヤによって読み出さ
れたDVD等の情報を表示すると共に、筐体内に設けら
れた駆動部によって自動で開閉される。
【0005】そして、このLCDの開閉位置を検出する
回転位置検出機構には、例えば回転軸部からその回転軸
に垂直な方向に延設された棒状のスイングアーム等を使
用した機構がある。この機構によれば、回転軸の回転に
伴い円弧状に移動するアーム先端が、その円弧状の移動
軌跡に沿うように予め複数個設けられた検出スイッチを
押下することで、回転位置を検出するようになされてい
る。また、他にはロータリーエンコーダ等を使用して回
転体の回転位置が検出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来方
式の表示機能付き電子機器では、LCDが取り付けられ
たDVDプレーヤの筐体のサイズ及び形状によってスイ
ングアームの揺動角が規制されてLCD(以下、表示体
とする。)の開閉角が充分得られないことから高性能化
を妨げるという問題があると共に、ロータリーエンコー
ダを組み込むことによりディスプレイ付きDVDプレー
ヤ(以下、表示機能付き電子機器とする。)のコストア
ップにつながるといった問題がある。特に、従来では上
述の回転位置検出と表示体と本体を接続するための配線
を回転軸の一端のみで達成し得るものではなかった。
【0007】そこで本発明は、上述の課題を解消するた
めに創作されたものであり、表示体の開閉位置を検出す
る回転位置検出機構を工夫して、高性能化及び低廉化で
きるようにした表示機能付き電子機器を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る表示機能付き電子機器によれば、映
像を表示する回動型の表示体と、表示体の位置を検出す
る回転位置検出機構とを備え、回転位置検出機構は、表
示体と連動する被検出用の従動体と、従動体に複数設け
られた所定長さの突起部と、突起部によって押下される
ために基板に配設された複数のスイッチとを有し、従動
体と基板はそれぞれ対向する位置に開口部を有し、表示
体への配線は各開口を通じてなされることを特徴とする
ものである。
【0009】本発明によれば、映像を表示する回動型の
表示体と連動する監視用の従動体に所定長さの円弧状及
び凸状の突起部が設けられ、この突起部によって基板に
配設された複数のスイッチが押下されるようになされて
いる。このため、従来方式のようにスイングアーム等を
設ける必要がないので、当該電子機器を小型且つ安価に
構成できると共に、そのサイズや形状に規制されること
なく表示体の回転角を自由に設計することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明に係る表示機能付き電子機器の一実施形態について説
明する。図1は本発明の実施形態としての表示機能付き
電子機器の外観例を示す一部断面を含む斜視図である。
この実施形態では、表示体と連動する監視用の従動体に
所定長さの円弧状及び凸状の突起部を設け、この突起部
が基板に配設された複数のスイッチを押下するようにし
て、当該電子機器を低廉化及び高性能化できるようにし
たものである。
【0011】(1)電子機器 この発明に係る電子機器は例えば液晶ディスプレイ(Li
quid Crystal Display;以下、LCDとする。)パネル
等がデジタルバーサタイルディスク(DigitalVersatile
Disc;以下、DVDとする。)プレーヤ等の筐体に開
閉自在に取り付けられたものに適用して極めて好適な、
図1に示すディスプレイ付きDVDプレーヤ100等で
ある。このディスプレイ付きDVDプレーヤ100は例
えば直方体形状の筐体1等を有し、この筐体1の上面に
は第2の開閉体としての例えばLCDパネル10等が筐
体上面に対して開閉自在に取り付けられている。
【0012】このLCDパネル10はその前面にLCD
11を有し、LCDパネル10が閉蓋されたときにLC
D11が筐体上面と対向するようになされている。この
LCDパネル10の右下端には例えばパネルの駆動機構
30等が設けられている。このパネルの駆動機構30は
LCDパネル10の一方の回転軸となると共に、そのL
CDパネル10を所定の摩擦力をもって自動で開閉する
ようになされている。また、LCDパネル10の左下端
には例えば回転位置検出機構50等が設けられており、
この回転位置検出機構50はLCDパネル10の他方の
回転軸となると共に、そのLCDパネル10の開閉角を
検出するようになされている。なお、パネルの駆動機構
30については図2で、回転位置検出機構50について
は図3で詳細に説明する。
【0013】また筐体前面には、LCDパネル10を開
蓋及び閉蓋するために操作される例えばLCD用スイッ
チ3等が配設されている。そして、LCDパネル10が
閉蓋されたときに覆われる筐体上面の覆設領域中心付近
にはDVD(図示せず)が載置されるDVDトレイ(図
示しない)等が凹設されている。このDVDトレイの底
面には例えば光ピックアップ等で構成された情報入出力
装置2が埋設されている。この情報入出力装置2は載置
されたDVDから情報の読み出し及びDVDへの情報の
書き込みを行うものである。そして読み出された情報は
LCDパネル10に表示される。勿論、DVD以外の例
えばCD(Compact Disc)等の情報も読み出すことがで
きる。
【0014】また、筐体上面にはこのDVDトレイ(図
示しない)を覆うように第1の開閉体としての例えばデ
ィスク蓋21等が開閉自在に設けられている。これによ
り、筐体1に対してあたかもLCDパネル10が外蓋、
ディスク蓋21が内蓋となされている。このディスク蓋
21は情報入出力装置2及び載置されたDVD(図示せ
ず)をゴミや埃等から保護すると共に、情報入出力装置
2が情報を読み取るためにDVDに照射するレーザ光の
筐体外部への漏れを防止する。なお、閉蓋時にLCDパ
ネル10とディスク蓋21とが衝突しないように、例え
ばディスク蓋21の上面が閉蓋時に筐体上面と同一面内
となるようになされている。
【0015】このディスク蓋周辺の覆設領域にはスイッ
チの一例となるディスク蓋開閉用スイッチ20が配設さ
れ、ディスク蓋21を開蓋及び閉蓋するために押下され
る。このディスク蓋開閉用スイッチ20は筐体内部に設
けられた例えば開閉制御機構80等に集中配線端子70
等を介して接続されている。また、開閉制御機構80に
はパネルの駆動機構30及び位置回転検出機構50が集
中配線端子70を介して接続されている。更に、この開
閉制御機構80にはLCD用スイッチ3が接続されてい
る。この集中配線端子70は開閉制御機構80を支持す
る制御機構支持部(図示せず)に設けられている。な
お、集中配線端子70については図4で詳細に説明す
る。
【0016】この開閉制御機構80はディスク蓋開閉用
スイッチ20が押下されることで、又は回転位置検出機
構50の検出結果に基づいてディスク蓋21を自動で開
蓋及び閉蓋するようになされている。また、開閉制御機
構80はLCD用スイッチ3が押下されることで、又は
回転位置検出機構50の検出結果に基づいてLCDパネ
ル10を自動で開蓋及び閉蓋するようにパネルの駆動機
構30を制御する。なお、開閉制御機構80については
図5で詳細に説明する。また、図示しないが開閉制御機
構80の下方には例えば複数の放熱板から成るヒートシ
ンク等が設けられている。
【0017】このように、ディスク蓋開閉用スイッチ2
0はLCDパネル10によって覆われる筐体上面の覆設
領域に設けられているので、LCDパネル10が開蓋さ
れることによってディスク蓋開閉用スイッチ20が露出
され、その露出されたディスク蓋開閉用スイッチ20が
押下されることによってディスク蓋21が開蓋される。
【0018】このため、LCDパネル10が閉蓋されて
いるときに誤ってディスク蓋開閉用スイッチ20が押下
されることを防止できるので、ディスク蓋21の開蓋時
におけるディスク蓋21とLCDパネル10との衝突を
防止することができる。従って、ディスク蓋21とLC
Dパネル10の衝突による損傷を防ぐことができる。な
お、本実施例では筐体1の上面にディスク蓋21、LC
Dパネル10及びディスク蓋開閉用スイッチ20を設け
たがこれに限定されるものではない。
【0019】(2)パネルの駆動機構 図2はパネルの駆動機構30の構成例を示す斜視図であ
る。パネルの駆動機構30は駆動手段と位置保持手段か
ら成るものであり、図2に示すように駆動手段を構成す
る例えばLCD用駆動モータ31、ウォーム34、ウォ
ームホイール35等と、位置保持手段としての例えば
「L」字形状のトルクヒンジ41等を有している。これ
らは図示しない支持ユニットに以下のように組み込まれ
て、LCDパネル右下端が取り付けられた筐体1(図1
参照)の内部に配設されている。
【0020】このLCD用駆動モータ31は例えばステ
ッピングモータ等であり、図1で示した集中配線端子7
0を介して開閉制御機構80に接続されるプラス配線3
9a及びマイナス配線39b等を有している。LCD用
駆動モータ31の回転軸にはピニオンギア32等が固定
されており、このピニオンギア32にはギア33等が歯
合されている。このギア33にはウォーム34が回転軸
を共有して一体化されている。
【0021】このウォーム34にはウォームホイール3
5が歯合されている。このウォームホイール35にはギ
ア36等が回転軸を共有して一体化されており、このギ
ア36は歯車列37等を介して被駆動ギアとしての例え
ば軸回転用ギア38等と噛み合わされている。この軸回
転用ギア38の回転中心にはトルクヒンジ41の一片が
挿嵌されている。これにより軸回転用ギア38が回転さ
れることで、トルクヒンジ41はその挿嵌した一片を回
転軸として回転される。
【0022】このトルクヒンジ41は軸回転用ギア38
に挿嵌された回転軸としての例えば回転軸部42と、被
保持部としてのスリッププレート43等とを有してい
る。この回転軸部42の一端は筐体内部の支持ユニット
の軸受け孔部(図示せず)に回動自在に挿入されてい
る。また、回転軸部42の他端にはウェーブワッシャ
(図示しない)等を間に挟んでスリッププレート43が
回動可能に取り付けられている。このとき、軸回転用ギ
ア38とスリッププレート43との間において回転軸部
42は支持ユニットの軸受け部(図示しない)に回転自
在に支持されている。このスリッププレート43はLC
Dパネル10(図1参照)にネジ等(図示せず)を用い
て取り付けられている。こうして、回転軸部42はLC
Dパネル10を開蓋及び閉蓋するときの回転軸となる。
【0023】ここで、スリッププレート43は回転軸部
42に対して圧入されており、これにより所定の摩擦力
を得るようになされている。このため、例えばトルクヒ
ンジ41にトルクを徐々に付与した場合において、付与
されたトルクが摩擦力より小さい間は回転軸部42とス
リッププレート43とは摩擦力によって保持され、付与
されたトルクが摩擦力より大きい間は回転軸部42とス
リッププレート43とがスリップするのでスリッププレ
ート43は回転軸部42に対して回転可能となる。本実
施例では、例えばLCDパネル開閉時にLCDパネル1
0の自重により生じるトルクよりも摩擦力が大きくなる
ように圧入されている。このLCDパネル10は筐体上
面に対して例えば0〜120゜の範囲で開閉可能となさ
れている。
【0024】続いて、パネルの駆動機構の動作例につい
て説明する。図3はパネルの駆動機構30の動作例を示
す(a)自動開閉時、(b)手動開閉時における斜視図
である。
【0025】(自動開閉)まず、自動でLCD10の開
閉が行われる場合において、LCD用スイッチ3(図1
参照)がユーザによって押下され、開閉制御機構80に
よってLCD用駆動モータ31(図2参照)が回転され
ると、ピニオンギア32を介してギア33が回転され、
このギア33に一体化されたウォーム34が回転され
る。そして、このウォーム34に歯合されたウォームホ
イール35が回転され、歯車列37を介して軸回転用ギ
ア38が回転されることで図3(a)に示すように回転
軸部42が回転される。このとき回転軸部42とスリッ
ププレート43とは摩擦力によって保持されているた
め、スリップレート43が回転軸部42の回転に従動す
る。このようにトルクヒンジ41の回転によってLCD
パネル10が所定の摩擦力をもって開蓋及び閉蓋され
る。
【0026】(手動開閉)次に、手動でLCD10の開
閉が行われる場合において、LCD用駆動モータ31
(図2参照)が停止しているときは、ウォーム34とウ
ォームホイール35との噛み合いによりトルクヒンジ4
1における回転軸部42の回転がロックされる。そし
て、このとき回転軸部42とスリッププレート43との
間に生じた摩擦力によりLCDパネル10が一定の位置
で保持されている。この状態で、図3(b)に示すよう
にLCDパネル10に所定応力を付与すると、トルクヒ
ンジ41の回転軸部42とスリッププレート43との間
に滑りが生じる。これによりLCDパネル10の開蓋及
び閉蓋を行うことができるので、手動で容易にLCDパ
ネル10の開閉及び開閉角度の調整を行うことができ
る。
【0027】従って、LCDパネル10を自動及び手動
で開閉することができる。加えて、開蓋されて一定位置
で保持されたLCDパネル10に、開蓋又は閉蓋方向の
応力が誤って付与されても、LCDパネル10が開閉可
動することでその応力を逃がすことができるので、従来
方式に比べて、当該LCDパネル10の破損を防止する
ことができる。なお、駆動機構を構成するLCD用駆動
モータ31、ウォーム34、ウォームホイール35、位
置保持手段としてのトルクヒンジ41はこれに限定され
るものではなく同じ効果を奏するものであればよい。
【0028】(3)回転位置検出機構 図4は回転位置検出機構50の構成例を示す一部断面を
含む斜視図である。回転位置検出機構50は従動体、突
起部及びスイッチから成るものであり、図3に示すよう
に従動体としての例えば回転検出軸51、突起部として
の例えば円弧状突起部55及び凸状突起部56、スイッ
チとしての例えば検出スイッチ61a,61b,64等
を有している。この回転検出軸51はその回転中心に導
入用開口部52が設けられており、この回転検出軸51
は一端から順にパネル取付部53a、軸部53b、フラ
ンジ形状部53cとなされている。
【0029】このパネル取付部53aはその側面に開孔
部54a,54bが設けられており、LCDパネル10
の左下端内部に設けられた軸用取付部12等とネジ(図
示せず)等で締結される。このときLCDパネル10の
配線等はLCDパネル内部から導入用開口部52に挿入
されて筐体内部に導入される。回転検出軸51の軸部5
3bは筐体1の軸受け部4等に筐体内部方向から挿入さ
れる。また、回転検出軸51のフランジ形状部53cに
は、その端面周縁付近に円弧状突起部55が一体的に形
成されている。この円弧状突起部55の円弧半径よりも
半径が小さい同心円上には凸状突起部56が一体的に形
成されている。
【0030】そして、このフランジ形状部端面に対向す
るようにLCDパネル10の配線等が導入される開口部
58を有した基板57が筐体内部に設けられている。こ
の基板57には円弧状突起部55によって押下される検
出スイッチ61a,61bと、凸状突起部56によって
押下される検出スイッチ64が設けられている。この検
出スイッチ61aはLCDパネル10の閉位置を検出
し、検出スイッチ61bは中間位置を、検出スイッチ6
4は開位置を検出するようになされている。円弧状突起
部55及び凸状突起部56については図5で詳細に説明
する。
【0031】これら検出スイッチ61a,61b,64
は各々プラス及びマイナスの配線を有している。このと
き各々のマイナス配線は共通配線としてまとめられ、共
通マイナス配線63等となされている。そして、検出ス
イッチ61aのプラス配線62a、検出スイッチ61b
のプラス配線62b、検出スイッチ64のプラス配線6
2c及び共通マイナス配線63は図1で示した集中配線
端子70を介して開閉制御機構80に接続されている。
検出スイッチ61a,61b,64については図6で詳
細に説明する。
【0032】図5は円弧状突起部55及び凸状突起部5
6の配置例を示す平面図である。図5に示すようにこの
フランジ形状部53cにはホームポジションHPが規定
されている。このホームポジションHPとはLCDパネ
ル10の基準位置であって、LCDパネル10が筐体上
面に閉蓋されているときの位置、つまり開閉角θ=0゜
をいう。この図ではLCDパネル10を開閉角θ=10
5゜に開蓋したところを図示している。このとき凸状突
起部56はLCDパネル10の開閉角θ=105゜を検
出する位置、例えば図において90゜の位置に設けられ
ている。そして、円弧状突起部55の一端は、LCDパ
ネル10の開閉角θ=0゜を検出する位置、例えば図に
おいて−20゜の位置にくるように設けられている。そ
して、円弧状突起部55の他端は、円弧状突起部55の
一端から75゜以上離れた位置、例えば図においては余
裕をもたせて80゜の位置に設けられている。即ち、円
弧状突起部55は図において−20゜から80゜に渡っ
て設けられている。
【0033】図6は検出スイッチ61a,61b,64
の配置例を示す平面図である。この図は基板57を背面
方向から見た図である。図6に示すように検出スイッチ
61aは、回転検出軸51の回転により円弧状突起部5
5(図5参照)が描く軌跡と一致する基板上に設けられ
ている。この検出スイッチ61aはLCDパネル10が
開閉角θ=0゜のときに円弧状突起部55によって押下
されるように−135゜なる位置に配置されている。こ
の検出スイッチ61aは平常時にハイレベル、押下時に
ローレベルの検出信号SA1を出力する。
【0034】同様に、検出スイッチ61bは、回転検出
軸51の回転により円弧状突起部55が描く軌跡と一致
する基板上に設けられている。この検出スイッチ61b
はLCDパネル10の開閉角θが0≦θ≦75゜のとき
に円弧状突起部55によって押下されるように−60゜
なる位置に配置されている。この検出スイッチ61bは
平常時にハイレベル、押下時にローレベルの検出信号S
A2を出力する。
【0035】また、検出スイッチ64は回転検出軸51
の回転により凸状突起部56(図4参照)が描く軌跡と
一致する基板上に設けられている。この検出スイッチ6
4はLCDパネル10の開閉角θ=105゜のときに凸
状突起部56によって押下されるように+90゜なる位
置に配置されている。この検出スイッチ64は平常時に
ハイレベル、押下時にローレベルの検出信号SA3を出
力する。
【0036】続いて、回転位置検出機構の動作例につい
て説明する。
【0037】図7(a)〜(d)は検出スイッチ61
a,61b,64の押下例を示す状態遷移図であり、図
17は検出スイッチ61a,61b,64の出力論理例
を示す表図である。図7(a)に示すように、LCDパ
ネル10(図5参照)がホームポジションHP(開閉角
θ=0°)で停止している場合には、検出スイッチ64
はオフしたままで検出スイッチ61a,61bはオンす
る。よって図17に示すように「001」の3ビットの
「開閉角θ=0゜」を示す検出信号SA1,SA2,S
A3を得ることができ、図1に示した開閉制御機構80
ではこの「001」の検出信号SA1,SA2,SA3
からLCDパネル10が開閉角θ=0゜に位置すること
が認知できる。
【0038】そして、ユーザによるLCD用スイッチ3
(図1参照)の押下によってLCDパネル10が開蓋方
向に回転されると、LCDパネル10が0<開閉角θ≦
75゜の場合には、図7(b)に示すように検出スイッ
チ64はオフしたままで、検出スイッチ61bはオンし
たままで、検出スイッチ61aはオンからオフされた状
態となる。よって図17に示すように「101」の3ビ
ットの「開閉角θ≦75°」を示す検出信号SA1,S
A2,SA3を得ることができ、開閉制御機構80では
この「101」の検出信号SA1,SA2,SA3から
LCDパネル10が開閉角θ≦75゜に位置することを
認知できる。
【0039】そして、LCDパネル10の開蓋が進み、
75<開閉角θ<105゜の場合には、図7(c)に示
すように検出スイッチ61a,64はオフされたまま
で、検出スイッチ61bがオンからオフされた状態とな
る。よって図17に示すように「111」の「開閉角θ
>75°」を示す検出信号SA1,SA2,SA3を得
ることができ、開閉制御機構80ではこの「111」の
検出信号SA1,SA2,SA3からLCDパネル10
が開閉角θ>75゜に位置することが認知できる。
【0040】更に、LCDパネル10の開蓋が進むと、
図7(d)に示すように検出スイッチ61a,61bは
オフのままで、検出スイッチ64がオフからオンに遷移
する。よって図17に示すように「110」の3ビット
の「開閉角θ=105゜」を示す検出信号SA1,SA
2,SA3を得ることができ、開閉制御機構80ではこ
の「001」の検出信号SA1,SA2,SA3からL
CDパネル10が開閉角θ=105゜に位置することが
認知できる。また、105<開閉角θ≦120゜のとき
は、開閉角θ>75°と同様、検出スイッチ61a,6
1b,64がオフであり「111」の「開閉角θ>75
°」を示す検出信号SA1,SA2,SA3を得ること
ができる。
【0041】ここで、LCDパネル10が開閉角θ=1
05゜で保持されている場合において、ユーザによるL
CD用スイッチ3(図1参照)の押下によって図2に示
したパネルの駆動機構30のLCD用駆動モータ31が
逆回転される。これにより、LCDパネル10が閉蓋方
向に回転され、検出スイッチ61a,61bはオフのま
まで、検出スイッチ64がオンからオフに遷移する。よ
って「111」の「開閉角θ>75°」を示す検出信号
SA1,SA2,SA3を得ることができる。
【0042】そして、LCDパネル10の閉蓋が進む
と、検出スイッチ61a,64はオフされたままで、検
出スイッチ61bがオフからオンに遷移され、「10
1」の「開閉角θ≦75°」を示す検出信号SA1,S
A2,SA3を得ることができる。その後、更にLCD
パネル10の閉蓋が進むと、検出スイッチ64はオフさ
れたままで、検出スイッチ61bはオンされたままで、
検出スイッチ61aはオフからオンに遷移され、「00
1」の「開閉角θ=0゜」を示す検出信号SA1,SA
2,SA3を得ることができる。
【0043】このように、LCDパネル10と連動する
回転検出軸51に所定長さの円弧状突起部55及び凸状
突起部56が設けられ、この円弧状突起部55及び凸状
突起部56によって基板57に配設された検出スイッチ
61a,61b,64が押下されるようになされてい
る。このため、従来方式のようにスイングアーム等を設
ける必要がないので、当該電子機器を小型且つ安価に構
成できると共にサイズや形状に規制されることなくLC
Dパネル10の開閉角を自由に設計することができる。
【0044】従って、低廉化及び高性能化を図ることが
できる。なお、回転検出軸51、円弧状突起部55、凸
状突起部56、検出スイッチ61a,61b,64はこ
れに限定されるものではなく同じ効果を奏するものであ
ればよい。
【0045】(4)集中配線端子 図8は集中配線端子70の構成例を示す平面図である。
この集中配線端子70は複数の共通配線及び複数の非共
通配線から成る例えば駆動系の配線群と、少なくとも1
本の共通配線及び複数の非共通配線から成る例えば制御
系の配線群とを接続するものである。図8に示す集中配
線端子70は、例えば基板71等を有している。この基
板71には例えば10個の個別電極72a〜72jと1
個の共通電極73aが設けられている。
【0046】この個別電極72a〜72jは駆動系から
の非共通配線94等と制御系からの非共通配線95等と
を個別に接続するようになされている。また、個別電極
72a〜72jの左方に近接して設けられた共通電極7
3aは、駆動系からの共通配線92等と制御系からの共
通配線93等とを所定の配線パターンで接続するように
なされている。ここで、制御系とは例えば開閉制御機構
80に設けられた開閉制御部等である。
【0047】まず、個別電極72a,72bの一端には
図2のパネルの駆動機構30で示したLCD用駆動モー
タ31の非共通配線が、他端には制御系からの非共通配
線が接続されている。つまり、個別電極72aの一端に
はLCD用駆動モータ31のプラス配線39aが、他端
には制御系のプラス配線95aが接続されている。同様
に個別電極72bの一端にはLCD用駆動モータ31の
マイナス配線39bが、他端には制御系のマイナス配線
95bが接続されている。
【0048】ここで、図1で示した開閉制御機構80が
例えば駆動モータ及び検出スイッチを有する場合におい
て、この駆動モータが2本の非共通配線を、検出スイッ
チが2本の非共通線及び1本の共通線を備えるとする。
このとき、個別電極72c,72dの一端には開閉制御
機構80の駆動モータからの非共通配線が、他端には制
御系からの非共通配線が接続されている。つまり、個別
電極72cの一端には駆動モータのプラス配線97a
が、他端には制御系のプラス配線95cが接続されてい
る。同様に個別電極72dの一端には駆動モータのマイ
ナス配線97bが、他端には制御系のマイナス配線95
bが接続されている。
【0049】また、個別電極72e,72fの一端には
開閉制御機構80の検出スイッチからの非共通配線が、
他端には制御系からの非共通配線が接続されている。つ
まり、個別電極72eの一端には検出スイッチのプラス
配線98aが、他端には制御系のプラス配線95eが接
続されている。同様に個別電極72fの一端には検出ス
イッチのマイナス配線98bが、他端には制御系のマイ
ナス配線95fが接続されている。
【0050】そして、個別電極72g,72h,72i
の一端には図4の回転位置検出機構50で示した検出ス
イッチ61a,61b,64の非共通配線が、他端には
制御系からの非共通配線が接続されている。つまり、個
別電極72gの一端には検出スイッチ61aのプラス配
線62aが、他端には制御系のプラス配線95gが接続
されている。同様に、個別電極72hの一端には検出ス
イッチ61bのプラス配線62bが、他端には制御系の
プラス配線95hが接続されている。
【0051】更に個別電極72iの一端には検出スイッ
チ64のプラス配線62cが、他端には制御系のプラス
配線95iが接続されている。また、個別電極72jの
一端には図1で示したディスク蓋開閉用スイッチ20の
非共通配線が、他端には制御系からの非共通配線が接続
されている。つまり、個別電極72jの一端にはディス
ク蓋開閉用スイッチ20のプラス配線22aが、他端に
は制御系からのプラス配線95jが接続されている。
【0052】ここで、共通電極73aは一端が3本に分
岐した配線パターンを有している。この分岐された一端
にはディスク蓋開閉用スイッチ20、パネルの駆動機構
30の検出スイッチ及び開閉制御機構80の検出スイッ
チからの共通配線が接続されている。そして、この共通
電極73aの他端には制御系からの共通配線が接続され
ている。つまり、共通電極73aの一端にはディスク蓋
開閉用スイッチ20のマイナス配線22b、検出スイッ
チ61a,61b,64の共通マイナス配線63及びパ
ネルの駆動機構30の検出スイッチからの共通マイナス
配線99等が接続されている。また、この他端には制御
系のマイナス配線93aが接続されている。
【0053】また、個別電極72a〜72j及び共通電
極73aの一端はコネクタ74でまとめられ、個別電極
72a〜72j及び共通電極73aの他端はコネクタ7
5でまとめられている。そして、この集中配線端子70
は図1に示したように開閉制御機構80の近傍において
この開閉制御機構80を支持する制御機構支持部(図示
せず)に設けられ、且つコネクタ74,75が筐体内側
面に対向するように配設される。
【0054】これにより、筐体1(図1参照)を取り外
すことで、容易に集中配線端子70のコネクタ74,7
5を露出させることができ、筐体内部に駆動系や制御系
を組み込んだままで共通配線92及び非共通配線94を
コネクタ74に、共通配線93及び非共通配線95をコ
ネクタ75に接続することができる。よって、これら共
通配線92,93及び非共通配線94,95をメンテナ
ンス時等において容易に接続できると共に、これらの配
線を不要に長くする必要がなく、配線が弛むことによる
配線のヒートシンク(図示せず)等への接触を防止でき
る。
【0055】図9は中継基盤70の単線結線例を示す図
である。図9に示すように、基板上に設けられた10個
の個別電極72a〜72jによって、駆動系の非共通配
線94と、制御系の非共通配線95とが個別に接続さ
れ、この個別電極72a〜72jに近接して設けられた
共通電極73aによって、駆動系の3本の共通配線92
と制御系の1本の共通配線93とが、一端が3本に分岐
し且つ他端が1本となされた配線パターンで接続される
ので、駆動系からの配線を制御系の配線に中継するとき
に、13本の配線を11本に削減できる。
【0056】従って、コスト削減及びメンテナンス性の
向上を図った電子機器及び集中配線端子を提供すること
ができる。また、図10は中継基盤の他の単線結線例を
示す図であり、図9で示した集中配線端子70の端子の
配列及び配線パターンを換えたものである。なお、個別
電極72、共通電極93及びその配線パターンはこれら
に限定されるものではなく同じ効果を奏するものであれ
ばよい。
【0057】(5)開閉制御機構 図11は開閉制御機構80の構成例(その1)を示す側
面図であり、図12は開閉制御機構80の構成例(その
2)を示す斜視図である。図11に示すように開閉制御
機構80は例えばディスク蓋用駆動モータ81等を筐体
内に有し、このディスク蓋用駆動モータ81の回転軸に
はピニオンギア82等が固定されている。このディスク
蓋用駆動モータ81は図4で示したプラス配線97a及
びマイナス配線97bを有している。ピニオンギア82
には歯車列83等が歯合されており、この歯車列83に
は大ギア84等が歯合されている。この大ギア84には
回転軸を共有して小ギア85等が一体的に形成されてい
る。
【0058】そして、筐体上面のDVDトレイ5を開閉
自在に覆うディスク蓋21の一方側面(図において手前
方向側面)には扇形状の扇状片部23a等が一体的に垂
設されている。この扇状片部23aはその円弧周上に円
弧状ギア24等を有し、この円弧状ギア24は小ギア8
5と歯合している。また、本実施例ではDVDのセンタ
ーチャッキングにマグネットチャック方式を採用してい
るため、ディスク蓋21の裏面には例えばマグネット式
押え部25等が設けられている。
【0059】このマグネット式押え部25はディスク蓋
21が閉蓋されたときに、DVDトレイ内の信号入出力
装置2のマグネット式受け部26等と磁力により係合さ
れる。これにより、DVDトレイ内に載置されたDVD
(図示せず)のセンターをマグネット式押え部25とマ
グネット式受け部26とで確実にチャックすることがで
きる。勿論、チャッキング方式はこれに限定されるもの
ではなく同じ効果を奏するものであればよい。
【0060】そして、筐体内部の前面方向には制御系を
構成する本体基板87等が設けられている。この本体基
板87には集中配線端子70からの非共通配線95及び
共通配線93が接続されている。本体基板87には赤外
線通信部89等が設けられており、図示しないリーモー
トコントローラ(以下、リモコンとする。)等を操作す
ることで当該電子機器の無線操作を行うことができるよ
うになされている。また、本体基板87にはLCDパネ
ル10及びディスク蓋21の開閉を制御する例えば開閉
制御部88等が配設されている。この開閉制御部88に
ついては図13で詳細に説明する。
【0061】また、図12に示すようにディスク蓋21
の他方側面には扇状片部23b等が垂設されている。こ
の扇状片部23bには突起部25等が配設けられてい
る。このためディスク蓋21が開閉されると突起部25
は円弧状の軌跡を描いて移動される。基板86等は扇状
片部23bの突起部25が配設された面に対向するよう
に筐体内部に設けられている。この基板86の対向面に
は検出スイッチ87a,87bが設けられている。この
検出スイッチ87aは平常時にハイレベル、押下時にロ
ーレベルの検出信号SA4を出力する。検出スイッチ8
7bは平常時にハイレベル、押下時にローレベルの検出
信号SA5を出力する。
【0062】ここで例えばディスク蓋21の筐体上面に
対する開閉角をφとすると、この検出スイッチ87aは
ディスク蓋21の開閉角φが0゜のときに突起部25に
よって押下されるように配置されている。これにより
「01」の2ビットの「開閉角φ=0°」を示す検出信
号SA4,SA5を得ることができる。検出スイッチ8
7aはディスク蓋21の開閉角φが例えば65゜のとき
に突起部25によって押下されるように配置されてい
る。これにより「10」の2ビットの「開閉角φ=65
°」を示す検出信号SA4,SA5を得ることができ
る。
【0063】そして、検出スイッチ87aは図8で示し
たプラス配線98aを、検出スイッチ87bはプラス配
線98bを有している。このとき検出スイッチ87a,
87bは、各々のマイナス配線がまとめられた図8で示
した共通マイナス配線99を有している。なお、ここで
はディスク蓋21の開閉角をそれほど大きくとる必要が
ないため検出スイッチ87a,87bを扇状片部23b
に設けて開閉角を検出するようにしたが、勿論図3で示
した回転位置検出機構50を応用しても良い。
【0064】図13はディスプレイ付きDVDプレーヤ
100における制御システム200の内部構成例を示す
ブロック図である。この実施例では、少なくとも内蓋を
閉蓋する駆動手段を制御する制御手段を設け、内蓋に対
する表示体の位置を検出した検出結果に基づいて、内蓋
を閉蓋するように駆動手段を制御するようにして、開閉
動作時における表示体と内蓋との衝突による表示体の損
傷を防止するようにしたものである。また、表示体の位
置を検出した検出結果に基づいて、表示体を閉蓋するよ
うに駆動手段を制御するようにして、不用意に内蓋が開
かれて表示体と内蓋が衝突することを防止したものであ
る。
【0065】図13に示す制御システム200はLCD
用スイッチ3、開閉制御部88、集中配線端子70、パ
ネルの駆動機構30、回転位置検出機構50、ディスク
蓋開閉用スイッチ20及び赤外線通信部89で構成され
ている。この開閉制御部88にはLCD用スイッチ3が
接続されており、このLCD用スイッチ3が押下される
ことで操作信号Sh1が入力される。また、開閉制御部
88には回転位置検出機構50の検出スイッチ61a,
61b,64が集中配線端子70を介して接続されてい
る。
【0066】そして、LCDパネル10の開閉角θ=0
゜のときに「開閉角θ=0゜」の検出信号SA1=
「0」,SA2=「0」,SA3=「1」が、0<開閉
角θ≦75°のときに「開閉角θ≦75°」の検出信号
SA1=「1」,SA2=「0」,SA3=「1」が検
出スイッチ61a,61b,64から入力される。同様
に、LCDパネル10が75<開閉角θ<105,10
5<開閉角θ≦120゜のときに「開閉角θ>75°」
の検出信号SA1=「1」,SA2=「1」,SA3=
「1」が、開閉角θ=105゜のときに「開閉角θ=1
05゜」の検出信号SA1=「1」,SA2=「1」,
SA3=「0」が検出スイッチ61a,61b,64か
ら入力される。
【0067】この開閉制御部88では入力された検出信
号に基づいてLCDパネル10の開閉角θが認識される
と共に、集中配線端子70を介して接続されたLCD用
駆動モータ31の回転を制御する制御信号が出力され
る。この開閉制御部88は図示しないがレジスタ機能を
有しており、入力された検出信号を入力された順番で保
持するようになされている。そして、LCDパネル10
がホームポジションHPつまり開閉角θ=0゜の位置に
閉蓋されたときに保持した信号をリセットするようにな
されている。
【0068】例えば、開閉制御部88では検出信号SA
1=「0」,SA2=「0」,SA3=「1」に基づい
てLCD用パネル10が開閉角θ=0゜であることが認
知される。このときLCD用スイッチ3からの操作信号
Sh1が入力されると、開閉制御部88では開蓋の制御
信号Sc1がLCD用駆動モータ31に出力され、この
LCD用駆動モータ31はLCDパネル10を開蓋する
方向に回転される。
【0069】そして、開閉制御部88では検出信号SA
1=「1」,SA2=「0」,SA3=「1」に基づい
て、続いて検出信号SA1=「1」,SA2=「1」,
SA3=「1」に基づいてLCDパネル10が0<開閉
角θ<105゜の間で開蓋方向に回転していることが認
知される。その後、開閉制御部88では検出信号SA1
=「1」,SA2=「1」,SA3=「0」に基づいて
LCDパネル10が開閉角θ=105゜であることが認
知される。開閉角θ=105゜を認知した開閉制御部8
8では停止の制御信号Sc2がLCD用駆動モータ31
に出力され、LCD用駆動モータ31の回転が停止され
る。
【0070】ここで、LCD用スイッチ3からの操作信
号Sh1が入力されると、開閉制御部88では閉蓋の制
御信号Sc3がLCD用駆動モータ31に出力され、こ
のLCD用駆動モータ31は制御信号Sc3によってL
CDパネル10を閉蓋する方向に回転される。その後、
開閉制御部88では検出信号SA1=「1」,SA2=
「1」,SA3=「1」に基づいて、続いて検出信号S
A1=「1」,SA2=「0」,SA3=「1」に基づ
いてLCDパネル10が0<開閉角θ<105゜の間で
閉蓋方向に回転していることが認知される。
【0071】そして、この開閉制御部88では検出信号
SA1=「0」,SA2=「0」,SA3=「1」に基
づいてLCD用パネル10が開閉角θ=0゜であること
が認知される。開閉角θ=0゜を認知した開閉制御部8
8では停止の制御信号Sc2がLCD用駆動モータ31
に出力され、LCD用駆動モータ31の回転が停止され
る。このとき、開閉制御部88のレジスタに保持されて
いた信号はリセットされる。
【0072】また、LCDパネル10の開閉角θ>75
゜が認知されたあとで、LCD用スイッチ3からの操作
信号Sh1が入力される前に、例えば手動によりLCD
パネル10が回動されて開閉角θ≦75゜を認知した場
合に、開閉制御部88では強制閉蓋の制御信号Sc8が
LCD用駆動モータ31に出力される。このLCD用駆
動モータ31は制御信号Sc8によってLCDパネル1
0を閉蓋する方向に回転される。その後、開閉角θ=0
゜を認知した開閉制御部88では停止の制御信号Sc2
がLCD用駆動モータ31に出力され、LCD用駆動モ
ータ31は回転が停止される。
【0073】そして、開閉制御部88にはディスク蓋開
閉用スイッチ20が接続されており、このディスク蓋開
閉用スイッチ20が押下されることで操作信号Sh2が
入力される。また、開閉制御部88には回転位置検出機
構50の検出スイッチ87a,87bが集中配線端子7
0を介して接続されている。ディスク蓋21の開閉角φ
=0゜のときに「開閉角φ=0゜」を示す検出信号SA
4=「0」,SA5=「1」が、開閉角φ=65゜のと
きに「開閉角φ=65゜」を示す検出信号SA4=
「1」,SA5=「0」が検出スイッチ87a,87b
から入力される。
【0074】この開閉制御部88では入力された検出信
号に基づいてディスク蓋21の開閉角φが認識されると
共に、集中配線端子70を介して接続されたディスク蓋
用駆動モータ81の回転を制御する制御信号が出力され
る。例えば、開閉制御部88では検出信号SA4=
「0」,SA5=「1」に基づいてディスク蓋21が開
閉角φ=0゜であることが認知される。このときディス
ク蓋開閉用スイッチ20からの操作信号Sh2が入力さ
れると、開閉制御部88では開蓋の制御信号Sc4がデ
ィスク蓋用駆動モータ81に出力され、このディスク蓋
用駆動モータ81はディスク蓋21を開蓋する方向に回
転される。
【0075】その後、開閉制御部88では検出信号SA
4=「1」,SA5=「0」に基づいてディスク蓋21
が開閉角φ=65゜であることが認知される。開閉角φ
=65゜を認知した開閉制御部88では停止の制御信号
Sc5がディスク蓋用駆動モータ81に出力され、ディ
スク蓋用駆動モータ81の回転が停止される。このと
き、ディスク蓋開閉用スイッチ20からの操作信号Sh
2が入力されると、開閉制御部88では閉蓋の制御信号
Sc6がディスク蓋用駆動モータ81に出力され、この
ディスク蓋用駆動モータ81はディスク蓋21を閉蓋す
る方向に回転される。
【0076】開閉角φ=0゜を認知した開閉制御部88
では停止の制御信号Sc5がディスク蓋用駆動モータ8
1に出力され、ディスク蓋用駆動モータ81の回転が停
止される。ここで、マグネットによりチャッキングされ
たディスク蓋を開蓋することが可能な回転出力をそのま
ま閉蓋時に使用すると必要以上に大きな力がディスク蓋
に作用し、ディスク蓋と筐体の間に指が挟まれた場合等
では怪我をしてしまう恐れがある。そこで、このディス
ク蓋閉蓋時において開閉制御部88では、マグネット押
え部25(図11参照)の自重も考慮して、開蓋時より
もディスク蓋用駆動モータ81に供給する電圧を低下さ
せ、回転力を抑えるように制御する。
【0077】更に、開閉制御部88には赤外線通信部8
9が接続されており、LCDパネル10の開閉を行うた
めにリモコンの所定スイッチ(図示せず)が操作される
とLCD用スイッチ3と同様の操作信号Sh1又はディ
スク蓋開閉用スイッチ20と同様の操作信号Sh2を開
閉制御部88に出力する。また、赤外線通信部89はL
CDパネル10の開閉角を調整するためにリモコンの所
定スイッチが操作されると角度調整信号Sdを開閉制御
部88に出力する。開閉制御部88では角度調整信号S
dに基づいて角度調整の制御信号Sc7をLCD用駆動
モータ31に出力する。このLCD用駆動モータ31は
制御信号Sc7によってLCD用パネル10を75<開
閉角θ≦120゜の範囲で微調整するように回転され
る。
【0078】加えて、開閉制御部88が強制閉蓋の制御
信号Sc8をLCD用駆動モータ31に出力した場合で
あって、ディスク蓋21が開閉角φ=65゜であること
が認知されているときに、開閉制御部88では強制閉蓋
の制御信号Sc9がディスク蓋用駆動モータ81に出力
される。このディスク蓋駆動モータ81は制御信号Sc
9によってディスク蓋21を閉蓋する方向に回転され
る。このとき開閉制御部88は例えばLCDパネル10
の閉蓋よりもディスク蓋21の閉蓋の方が早くなるよう
にLCD用駆動モータ31及びディスク蓋用駆動モータ
81の駆動を制御する。
【0079】また、この開閉制御部88ではLCD用駆
動モータ31の閉蓋動作時において、動作が0.5sec
以上停止させられると、LCDパネル10を開蓋する方
向にLCD用駆動モータ31を回転させるようになされ
ている。ディスク蓋用駆動モータ81の閉蓋動作時にお
いてディスク蓋用駆動モータ81も上記同様に制御され
る。これにより、例えばユーザが誤って指等を挟んだ場
合の安全性を確保することができる。
【0080】そして、この開閉制御部88ではLCDパ
ネル10が例えば手動等で開蓋されて0<開閉角θ<7
5゜で滞在しないように、検出信号SA1=「1」,S
A2=「0」,SA3=「1」が一定時間(LCD用駆
動モータ31による開閉角θ=0゜から開閉角θ=75
゜までのLCDパネル10の開蓋時間)を越えて入力さ
れると、この開閉制御部88は強制閉蓋の制御信号Sc
8をLCD用駆動モータ31に出力し、LCDパネル1
0を閉蓋するように制御する。これにより、LCDパネ
ル10の開閉角が不十分であるがために開蓋されたディ
スク蓋21が衝突してしまうことによる損傷を防止でき
る。
【0081】次に本発明に係る電子機器の開閉方法につ
いてディスプレイ付きDVDプレーヤ100の動作例を
用いて説明する。
【0082】図14はディスプレイ付きDVDプレーヤ
100の動作例(開蓋時)を示すフローチャートであ
る。図14に示すように、まずステップA1ではユーザ
(使用者)によってLCD用スイッチ3が押下されるま
で開閉制御部88によって待機される。そして、LCD
用スイッチ3が押下されると、ステップA2で制御信号
Sc1が開閉制御部88によってLCD用駆動モータ3
1に出力され、このLCD用駆動モータ31によってL
CDパネル10が筐体上面に対して開蓋方向に回転され
る。
【0083】そして、ステップA3でLCDパネル10
の開閉角θ=105゜が待機され、開閉角θ=105゜
に到達するとステップA4で制御信号Sc2が開閉制御
部88によってLCD用駆動モータ31に出力されて、
このLCD用駆動モータ31の回転が停止される。この
ときウォーム34とウォームホイール35の噛み合いに
よりトルクヒンジ41の回転がロックされ、このトルク
ヒンジ41によってLCDパネル10が摩擦力をもって
その位置で保持される。
【0084】その後、ステップA5ではLCDパネル1
0が開蓋されたことで露出したディスク蓋開閉用スイッ
チ20が押下されるまで開閉制御部88によって待機さ
れる。ディスク蓋開閉用スイッチ20が押下されると、
ステップA6で制御信号Sc4が開閉制御部88によっ
てディスク蓋用駆動モータ81に出力されて、このディ
スク蓋用駆動モータ81によってディスク蓋21が筐体
上面に対して開蓋方向に回転される。
【0085】そして、ステップA7でディスク蓋21の
開閉角φ=65゜が待機され、開閉角φ=65゜に到達
するとステップA8で制御信号Sc5が開閉制御部88
によってディスク蓋用駆動モータ81に出力される。こ
れによりディスク蓋用駆動モータ81の回転が停止され
てエンドとなる。ここで、閉蓋されたLCDパネル10
を手動で開蓋した場合は、LCDパネル10の開閉角θ
≧75゜であることが確認された後にステップA5の制
御から行われる。
【0086】図15はディスプレイ付きDVDプレーヤ
100の動作例(閉蓋時その1)を、図16は動作例
(閉蓋時その2)を示すフローチャートである。なお、
ここではLCDパネル10が開閉角θ≧75゜で開蓋さ
れていることを前提とする。図15に示すように、まず
ステップB1でLCD用スイッチ3が押下されたか否か
が開閉制御部88によって判別される。このLCD用ス
イッチ3がユーザにより押下されていればステップB2
に進む。このステップB2では制御信号Sc3が開閉制
御部88によってLCD用駆動モータ31に出力され、
このLCD用駆動モータ31によって筐体上面に対して
LCDパネル10の閉蓋回転が開始される。
【0087】その後、ステップB3に進み、LCDパネ
ル10の開閉角θが75゜に到達したか否かが開閉制御
部88によって待機される。そして、LCDパネル10
の開閉角θが75゜に到達するとステップB4に進む。
このステップB4ではディスク蓋21が開蓋されている
か否かが判別され、ディスク蓋21が開蓋されていなけ
ればステップB5に進む。このステップB5では、LC
Dパネル10の開閉角θ=0゜が開閉制御部88によっ
て待機され、LCDパネル10の開閉角θが0゜に到達
するとステップB6で制御信号Sc2が開閉制御部88
によってLCD用駆動モータ31に出力される。これに
よりLCD用駆動モータ31の回転が停止されて、LC
Dパネル10の閉蓋が完了されエンドとなる。
【0088】また、ステップB4においてディスク蓋2
1が開蓋されていればステップB7に進む。このステッ
プB7では制御信号Sc9が開閉制御部88によってデ
ィスク蓋用駆動モータ81に出力され、LCDパネル1
0よりも先行してディスク蓋21が閉蓋されるように強
制的に閉蓋回転される。そしてステップB8ではディス
ク蓋21の開閉角φ=0゜が待機される。
【0089】ディスク蓋21の開閉角φが0゜に到達す
ると、ステップB9で制御信号Sc5が開閉制御部88
によってディスク蓋用駆動モータ81に出力され、この
ディスク蓋用駆動モータ81の回転が停止される。その
後、図16に示すステップB10ではLCDパネル10
の開閉角θ=0゜が待機される。そしてLCDパネル1
0の開閉角θが0゜に到達するとステップB11で制御
信号Sc2が開閉制御部88によってLCD用駆動モー
タ31に出力され、LCD用駆動モータ31の回転が停
止される。これにより、ディスク蓋21に続いてLCD
パネル10の閉蓋が完了されてエンドとなる。
【0090】また、図15のステップB1でLCD用ス
イッチ3が押下されていなければステップB12へ進
む。このB12では、ユーザの手動操作等によりLCD
パネル10の開閉角θが75゜に到達したか否かが開閉
制御部88によって待機される。そして、LCDパネル
10の開閉角θが75゜に到達していなければステップ
B1を再び実行し、到達していればステップB13に進
む。このステップB13ではディスク蓋21が開蓋され
ているか否かが判別され、ディスク蓋21が開蓋されて
いなければステップB14に進む。
【0091】このステップB14では制御信号Sc3が
開閉制御部88によってLCD用駆動モータ31に出力
され、このLCD用駆動モータ31によって筐体上面に
対するLCDパネル10の閉蓋回転が開始される。そし
てステップB15ではLCDパネル10の開閉角θ=0
゜が待機され、LCDパネル10の開閉角θが0゜に到
達するとステップB16で制御信号Sc2が開閉制御部
88によってLCD用駆動モータ31に出力される。こ
れによりLCD用駆動モータ31の回転が停止されて、
LCDパネル10の閉蓋が完了されエンドとなる。
【0092】また、ステップB13においてディスク蓋
21が開蓋されていればステップB17に進む。このス
テップB17では制御信号Sc8が開閉制御部88によ
ってLCD用駆動モータ31に出力され、LCDパネル
10が強制的に閉蓋回転される。これと同時に、制御信
号Sc9が開閉制御部88によってディスク蓋用駆動モ
ータ81に出力され、LCDパネル10よりも先行して
ディスク蓋21が閉蓋されるように強制的に閉蓋回転さ
れる。そして図16に示すステップB18ではディスク
蓋21の開閉角φ=0゜が待機される。
【0093】ディスク蓋21の開閉角φが0゜に到達す
ると、ステップB19で制御信号Sc5が開閉制御部8
8によってディスク蓋用駆動モータ81に出力され、こ
のディスク蓋用駆動モータ81の回転が停止される。そ
の後、ステップB20ではLCDパネル10の開閉角θ
=0゜が待機される。そしてLCDパネル10の開閉角
θが0゜に到達するとステップB21で制御信号Sc2
が開閉制御部88によってLCD用駆動モータ31に出
力され、LCD用駆動モータ31の回転が停止される。
これにより、ディスク蓋21に続いてLCDパネル10
の閉蓋が完了されてエンドとなる。
【0094】このように、LCDパネル10の開閉角θ
=75゜を検出スイッチ61a,61b,64が検出
し、この検出結果である検出信号SA1,SA2,SA
3に基づいて開閉制御部88が制御信号Sc9をディス
ク蓋用駆動モータ81に出力し、この制御信号Sc9に
よってディスク蓋用駆動モータ81が閉蓋方向に回転さ
れて開閉角φ=65゜のディスク蓋21が閉蓋されるの
で、LCDパネル10の閉蓋回転時におけるLCDパネ
ル10とディスク蓋21との衝突を防ぐことができる。
【0095】従って、LCDパネル10の閉蓋動作時に
おけるLCDパネル10とディスク蓋21との衝突によ
るLCDパネルの損傷を防止することができる。
【0096】なお、本実施例では、LCDパネル10及
びディスク蓋21が共に開蓋されている場合においてL
CDパネル10が開閉角θ≦75゜に閉蓋されるとディ
スク蓋21を強制的に閉蓋したが、勿論ディスク蓋21
を強制閉蓋せず、且つLCDパネル10の閉蓋を停止す
るように制御しても良い。
【0097】例えば、図13で説明したように開閉制御
部88でLCDパネル10の開閉角θ≦75゜が認知さ
れ、且つディスク蓋21の「開閉角φ=65゜」を示す
検出信号SA4=「1」,SA5=「0」がこの開閉制
御部88に入力されているときに、強制閉蓋の制御信号
Sc8をLCD用駆動モータ31に出力しないように制
御する。若しくは、停止の制御信号Sc2をLCD用駆
動モータ31に出力するように制御することで実現でき
る。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回動型の表示体に連動する監視用の従動体に所定長さの
円弧状及び凸状の突起部を設け、この突起部が、複数の
スイッチを押下するようになされたものである。
【0099】この構成によって、従来方式のようにスイ
ングアーム等を設ける必要がないので、当該電子機器を
小型且つ安価に構成できると共に、そのサイズや形状に
規制されることなく表示体の回転角を自由に設計するこ
とができる。従って、低廉、且つ高性能な表示機能付き
電子機器を提供することができる。
【0100】この発明は、液晶ディスプレイ(Liquid C
rystal Display)等が開閉自在に取り付けられたDVD
(Digital Versatile Disc )プレーヤ等の表示機能付
き電子機器に適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態としてのディスプレイ付
きDVDプレーヤ100の外観例を示す一部断面を含む
斜視図である。
【図2】そのパネルの駆動機構30の構成例を示す斜視
図である。
【図3】そのパネルの駆動機構30の動作例を示す
(a)自動開閉時、(b)手動開閉時における斜視図で
ある。
【図4】その回転位置検出機構50の構成例を示す一部
断面を含む斜視図である。
【図5】その円弧状突起部55及び凸状突起部56の配
置例を示す平面図である。
【図6】その検出スイッチ61a,61b,64の配置
例を示す平面図である。
【図7】その検出スイッチ61a,61b,64の押下
例を示す状態遷移図である。
【図8】その集中配線端子70の構成例を示す平面図で
ある。
【図9】その集中配線端子70の単線結線例を示す図で
ある。
【図10】その集中配線端子の他の単線結線例を示す図
である。
【図11】その開閉制御機構80の構成例(その1)を
示す側面図である。
【図12】その開閉制御機構80の構成例(その2)を
示す斜視図である。
【図13】そのディスプレイ付きDVDプレーヤ100
における制御システム200の内部構成例を示すブロッ
ク図である。
【図14】そのディスプレイ付きDVDプレーヤ100
の動作例(開蓋時)を示すフローチャートである。
【図15】そのディスプレイ付きDVDプレーヤ100
の動作例(閉蓋時その1)を示すフローチャートであ
る。
【図16】そのディスプレイ付きDVDプレーヤ100
の動作例(閉蓋時その2)を示すフローチャートであ
る。
【図17】その検出スイッチ61a,61b,64の出
力論理例を示す表図である。
【符号の説明】
10 LCDパネル 20 ディスク蓋開閉用スイッチ 21 ディスク蓋 30 パネルの駆動機構 31 LCD用駆動モータ 34 ウォーム 35 ウォームホイール 41 トルクヒンジ 50 回転位置検出機構 51 回転検出軸 52 導入用開口部(開口部) 55 円弧状突起部 56 凸状突起部 57 基板 58 開口部 61a,61b,64 検出スイッチ 70 集中配線端子 72a〜72j 個別電極 73a 共通電極 80 開閉制御機構(電子回路ブロック) 81 ディスク蓋用駆動モータ 87 本体基板 88 開閉制御部 100 ディスプレイ付きDVDプレーヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 33/06 G11B 33/06 E H05K 5/02 H05K 5/02 V Fターム(参考) 4E360 AB04 AB05 AB12 BA02 BA04 BB02 BB12 BB16 BB22 BB26 BC05 BC12 EA14 EC11 ED04 ED23 ED28 FA02 FA08 GA02 GA08 GB02 5G435 AA00 AA18 BB12 EE13 EE17 EE41 GG41 LL03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像を表示する回動型の表示体と、 前記表示体の位置を検出する回転位置検出機構とを備
    え、 前記回転位置検出機構は、 前記表示体と連動する被検出用の従動体と、 前記従動体に複数設けられた所定長さの突起部と、 前記突起部によって押下されるために基板に配設された
    複数のスイッチとを有し、 前記従動体と前記基板はそれぞれ対向する位置に開口部
    を有し、 前記表示体への配線は前記各開口を通じてなされること
    を特徴とする表示機能付き電子機器。
  2. 【請求項2】 前記従動体は、同一の回転中心であって
    その回転半径を異にし、異なる長さを有する2つの突起
    部を有し、 前記スイッチは、 前記表示体の閉位置を検出する第1のスイッチと、閉位
    置を検出する第2のスイッチと、中間位置を検出する第
    3のスイッチであることを特徴とする請求項1に記載の
    表示機能付き電子機器。
JP2000013451A 2000-01-21 2000-01-21 表示機能付き電子機器 Pending JP2001202766A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010137075A1 (ja) * 2009-05-28 2010-12-02 三菱電機株式会社 開閉機構付き装置

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