JP2001202121A - 生産計画システム - Google Patents
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 166
- 238000012384 transportation and delivery Methods 0.000 claims abstract description 158
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims abstract description 29
- 238000013439 planning Methods 0.000 claims description 24
- 230000007774 longterm Effects 0.000 claims description 16
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 description 14
- 238000007726 management method Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/02—Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/30—Computing systems specially adapted for manufacturing
Landscapes
- General Factory Administration (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 販売部門の特性や実績を加味した生産計画の
立案、補正を可能とする。 【解決手段】 稼働日毎に予め設けられた各生産枠の使
用状況、割り当てられている車両の受注情報、仕様情
報、標準納期等が蓄積された生産枠データベース32
と、地域(国)毎に予め設けられてた納期テーブル34
とを有する。納期テーブル34には、該当する地域の顧
客が納品されてくるまで待てる許容日数が反映された標
準納期が車種毎に設定されている。生産計画処理部24
は、受け付けた受注情報に指定されている発注元に該当
する納期テーブル34を選択し、その受注情報に指定さ
れている車両の標準納期を決定し、その標準納期に基づ
き生産枠を確保することでその車両を生産計画に組み込
む。
立案、補正を可能とする。 【解決手段】 稼働日毎に予め設けられた各生産枠の使
用状況、割り当てられている車両の受注情報、仕様情
報、標準納期等が蓄積された生産枠データベース32
と、地域(国)毎に予め設けられてた納期テーブル34
とを有する。納期テーブル34には、該当する地域の顧
客が納品されてくるまで待てる許容日数が反映された標
準納期が車種毎に設定されている。生産計画処理部24
は、受け付けた受注情報に指定されている発注元に該当
する納期テーブル34を選択し、その受注情報に指定さ
れている車両の標準納期を決定し、その標準納期に基づ
き生産枠を確保することでその車両を生産計画に組み込
む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生産計画システム、
特に各販売部門の満足度、販売実績を考慮することでよ
り効果的な生産計画を得ることのできる生産計画システ
ムに関する。
特に各販売部門の満足度、販売実績を考慮することでよ
り効果的な生産計画を得ることのできる生産計画システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】車両の生産工場では、一般に受注生産方
式を採用しており、販売部門から送られてくる受注情報
に従い要求仕様に見合った製品の生産を開始して販売部
門へ納品している。ただ、車両の生産工場は、工場の生
産能力等の制約条件により日々の生産可能な製品数には
上限があり、必ずしも即座に納品できるとは限らない。
これを生産計画システムにおいては、生産ラインにおい
て生産可能な最大製品数を生産枠として稼働日毎に予め
用意しておき、受注があった製品に未割当の生産枠を順
次割り当てていくことで生産計画を立案していく。そし
て、販売部門には確保できた生産枠に基づき納品日を回
答している。
式を採用しており、販売部門から送られてくる受注情報
に従い要求仕様に見合った製品の生産を開始して販売部
門へ納品している。ただ、車両の生産工場は、工場の生
産能力等の制約条件により日々の生産可能な製品数には
上限があり、必ずしも即座に納品できるとは限らない。
これを生産計画システムにおいては、生産ラインにおい
て生産可能な最大製品数を生産枠として稼働日毎に予め
用意しておき、受注があった製品に未割当の生産枠を順
次割り当てていくことで生産計画を立案していく。そし
て、販売部門には確保できた生産枠に基づき納品日を回
答している。
【0003】ところで、生産計画システムでは、一般に
2ヶ月先の生産計画を立案している。つまり、今発注し
た車両は、原則2ヶ月後以降に納品されてくることにな
る。従って、販売部門では、顧客が実際に購入した車両
(以下「受注車」)による発注以外に、顧客が実際に購
入していなくてもいずれ受注できるであろうという見込
みに基づき発注を行っている。そして、見込みに基づき
発注した車両(以下「見込車」)を在庫車両として保持
し、見込車の販売を行っているのが現状である。
2ヶ月先の生産計画を立案している。つまり、今発注し
た車両は、原則2ヶ月後以降に納品されてくることにな
る。従って、販売部門では、顧客が実際に購入した車両
(以下「受注車」)による発注以外に、顧客が実際に購
入していなくてもいずれ受注できるであろうという見込
みに基づき発注を行っている。そして、見込みに基づき
発注した車両(以下「見込車」)を在庫車両として保持
し、見込車の販売を行っているのが現状である。
【0004】生産工場では、以上のように販売部門から
は受注車以外にも見込車による受注情報が送られてくる
ことになるが、生産計画を立案する際には、各車両に対
して未割当の生産枠が順次割り当てられる。この際、従
来においては車種毎に標準納期を予め設定しておき、こ
の標準納期に基づいて生産枠が各車両に割り当てられて
いく。標準納期というのは、生産部門において受注を受
けてから確実に納品できるというまでに要するであろう
標準的な時間(受注から納品までのリードタイム)であ
る。換言すると、生産部門が販売部門に対して発注して
から納品されてくるまでに通常待ってほしいという要望
を表した時間ということができる。通常、標準納期は、
日数で表され、相対的に量産車は短く高級車は長く設定
される。
は受注車以外にも見込車による受注情報が送られてくる
ことになるが、生産計画を立案する際には、各車両に対
して未割当の生産枠が順次割り当てられる。この際、従
来においては車種毎に標準納期を予め設定しておき、こ
の標準納期に基づいて生産枠が各車両に割り当てられて
いく。標準納期というのは、生産部門において受注を受
けてから確実に納品できるというまでに要するであろう
標準的な時間(受注から納品までのリードタイム)であ
る。換言すると、生産部門が販売部門に対して発注して
から納品されてくるまでに通常待ってほしいという要望
を表した時間ということができる。通常、標準納期は、
日数で表され、相対的に量産車は短く高級車は長く設定
される。
【0005】このように、従来の生産計画システムにお
いては、送られてきた受注情報に基づき各車両に対して
標準納期が確保できるように、そして、標準納期が確保
できるようであれば前詰めで生産枠を割り当てることで
生産計画を立案していく。
いては、送られてきた受注情報に基づき各車両に対して
標準納期が確保できるように、そして、標準納期が確保
できるようであれば前詰めで生産枠を割り当てることで
生産計画を立案していく。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、同一車種であれば全販売部門に共通な標準納
期が設定されているので、販売部門の特性、販売実績状
況、地域特性などを考慮した計画立案をすることができ
なかったため販売部門が納期に対する要求を満足できな
かった場合があり得る。この場合について説明する。
おいては、同一車種であれば全販売部門に共通な標準納
期が設定されているので、販売部門の特性、販売実績状
況、地域特性などを考慮した計画立案をすることができ
なかったため販売部門が納期に対する要求を満足できな
かった場合があり得る。この場合について説明する。
【0007】例えば、生産工場において複数の国に販売
する車両を一括して生産する場合、民族性によって販売
部門が注文してから納品まで待てる許容日数が異なって
くることが調査により判明している。従って、標準納期
を一律に設定した場合、その標準納期で満足する販売部
門と満足しない販売部門が現れるくる可能性がある。標
準納期を全販売部門が満足しうるまで短縮することも考
えられるが、生産能力等という制約条件がある以上限界
がある。このように、従来においては、販売部門又は購
入者の納期に対する許容日数という条件まで考慮して生
産計画を立案していなかった。従来においても過去の販
売実績等に基づき販売部門や顧客に優先度を付けて、他
の車両に既に割り当てていた生産枠を、優先度の高い販
売部門等による受注車により巻き替えることで生産計画
の補正を行うようなシステムは存在したが、その場合で
も各販売部門に共通の標準納期が設定されていた。
する車両を一括して生産する場合、民族性によって販売
部門が注文してから納品まで待てる許容日数が異なって
くることが調査により判明している。従って、標準納期
を一律に設定した場合、その標準納期で満足する販売部
門と満足しない販売部門が現れるくる可能性がある。標
準納期を全販売部門が満足しうるまで短縮することも考
えられるが、生産能力等という制約条件がある以上限界
がある。このように、従来においては、販売部門又は購
入者の納期に対する許容日数という条件まで考慮して生
産計画を立案していなかった。従来においても過去の販
売実績等に基づき販売部門や顧客に優先度を付けて、他
の車両に既に割り当てていた生産枠を、優先度の高い販
売部門等による受注車により巻き替えることで生産計画
の補正を行うようなシステムは存在したが、その場合で
も各販売部門に共通の標準納期が設定されていた。
【0008】また、従来において生産枠を確保する場
合、販売部門が持つ長期在庫車両を考慮していなかった
ので、多数の長期在庫車両を保持していたとしても更に
在庫車両と同一仕様の車両の受注を受け付けていた。こ
のため、当該販売部門の長期在庫車両を更に増加させ、
また、他の販売部門の車両確保まで影響を及ぼすことに
なっていた。
合、販売部門が持つ長期在庫車両を考慮していなかった
ので、多数の長期在庫車両を保持していたとしても更に
在庫車両と同一仕様の車両の受注を受け付けていた。こ
のため、当該販売部門の長期在庫車両を更に増加させ、
また、他の販売部門の車両確保まで影響を及ぼすことに
なっていた。
【0009】また、販売実績査定によって販売部門に優
先度を付けたい場合もあり得る。
先度を付けたい場合もあり得る。
【0010】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、販売部門の特性や
実績を加味した生産計画の立案、補正を可能とする生産
計画システムを提供することにある。
になされたものであり、その目的は、販売部門の特性や
実績を加味した生産計画の立案、補正を可能とする生産
計画システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明に係る生産計画システムは、生産ラ
インにおいて生産可能な製品数の生産枠を稼働日毎に予
め割り当てておき、送られてきた受注情報により指定さ
れた製品の標準納期を確保できる生産枠を割り当てるこ
とによって生産計画を立案する生産計画システムにおい
て、受け付けた受注情報に指定されている発注元に基づ
き生産枠を割り当てる製品の標準納期を決定することを
特徴とする。
するために、本発明に係る生産計画システムは、生産ラ
インにおいて生産可能な製品数の生産枠を稼働日毎に予
め割り当てておき、送られてきた受注情報により指定さ
れた製品の標準納期を確保できる生産枠を割り当てるこ
とによって生産計画を立案する生産計画システムにおい
て、受け付けた受注情報に指定されている発注元に基づ
き生産枠を割り当てる製品の標準納期を決定することを
特徴とする。
【0012】また、本発明に係る生産計画システムは、
生産ラインにおいて生産可能な製品数の生産枠を稼働日
毎に予め割り当てておき、送られてきた受注情報により
指定された製品の標準納期を確保できる生産枠を割り当
てることによって生産計画を立案する生産計画システム
において、各生産枠の使用状況と、各生産枠に割り当て
られた製品、標準納期を含む生産情報を記憶した生産枠
データベースと、車種毎の標準納期を設定した納期テー
ブルを複数格納した納期情報格納手段と、受け付けた受
注情報に指定されている製品に対して標準納期を維持で
きる生産枠を確保する生産計画処理手段とを有し、前記
生産計画処理手段は、受け付けた受注情報に指定されて
いる発注元に対応した納期テーブルを選択することによ
ってその受注情報に指定されている製品に対する標準納
期を決定することを特徴とする。
生産ラインにおいて生産可能な製品数の生産枠を稼働日
毎に予め割り当てておき、送られてきた受注情報により
指定された製品の標準納期を確保できる生産枠を割り当
てることによって生産計画を立案する生産計画システム
において、各生産枠の使用状況と、各生産枠に割り当て
られた製品、標準納期を含む生産情報を記憶した生産枠
データベースと、車種毎の標準納期を設定した納期テー
ブルを複数格納した納期情報格納手段と、受け付けた受
注情報に指定されている製品に対して標準納期を維持で
きる生産枠を確保する生産計画処理手段とを有し、前記
生産計画処理手段は、受け付けた受注情報に指定されて
いる発注元に対応した納期テーブルを選択することによ
ってその受注情報に指定されている製品に対する標準納
期を決定することを特徴とする。
【0013】また、前記生産計画処理手段は、受注情報
に指定されている製品の標準納期を維持可能な未割当の
生産枠が存在しない場合、標準納期より前の生産枠が割
り当てられかつ標準納期より前又は同日の生産枠を新た
に確保可能な他の製品が存在する場合には、当該他の製
品が確保していた生産枠を、発注情報に指定されている
製品により巻き替えることによって生産計画を補正する
ことを特徴とする。
に指定されている製品の標準納期を維持可能な未割当の
生産枠が存在しない場合、標準納期より前の生産枠が割
り当てられかつ標準納期より前又は同日の生産枠を新た
に確保可能な他の製品が存在する場合には、当該他の製
品が確保していた生産枠を、発注情報に指定されている
製品により巻き替えることによって生産計画を補正する
ことを特徴とする。
【0014】あるいは、製品の発注元、納品日、販売状
況を含む製品情報を蓄積した製品情報データベースを有
し、前記各納期テーブルには、製品が長期に在庫されて
いる場合の長期在庫時標準納期が予め設定されており、
前記生産計画処理手段は、受注情報に指定されているも
のと同一仕様の製品が受注情報を発信した発注元におい
て所定数長期に在庫されているものであるときには、当
該製品に対して長期在庫時標準納期を設定することを特
徴とする。
況を含む製品情報を蓄積した製品情報データベースを有
し、前記各納期テーブルには、製品が長期に在庫されて
いる場合の長期在庫時標準納期が予め設定されており、
前記生産計画処理手段は、受注情報に指定されているも
のと同一仕様の製品が受注情報を発信した発注元におい
て所定数長期に在庫されているものであるときには、当
該製品に対して長期在庫時標準納期を設定することを特
徴とする。
【0015】また、あるいは、各発注元の販売実績査定
情報を格納した販売実績査定情報データベースを有し、
前記各納期テーブルには、当該製品の販売実績に対する
査定内容を反映させた場合の査定付加時標準納期が予め
設定されており、前記生産計画処理手段は、受注情報を
発信した発注元の販売実績査定内容に応じてその受注情
報に指定されている製品に対して査定付加時標準納期を
設定することを特徴とする。
情報を格納した販売実績査定情報データベースを有し、
前記各納期テーブルには、当該製品の販売実績に対する
査定内容を反映させた場合の査定付加時標準納期が予め
設定されており、前記生産計画処理手段は、受注情報を
発信した発注元の販売実績査定内容に応じてその受注情
報に指定されている製品に対して査定付加時標準納期を
設定することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。本実施の形態で
は、製品として車両を例にして説明する。
好適な実施の形態について説明する。本実施の形態で
は、製品として車両を例にして説明する。
【0017】図1は、本発明に係る生産計画システムの
一実施の形態を示したブロック構成図である。図1に
は、車両をオーダする側の販売部門と、販売部門からの
オーダを受け付け車両の生産を行うための生産計画を立
案し、必要に応じて補正を行う生産部門とが示されてい
る。販売部門は、一般的には車両の販売店であるが、個
人事業主や顧客が直接購入する販売形態をも考慮してこ
こでは販売部門と称している。販売部門には、受け付け
たオーダをオーダ車両データベース12に蓄積すると共
に受注情報を生成して生産部門に発注する発注処理部1
4と納品された車両の販売状況等のデータをオーダ車両
データベース12に登録したりするデータベース管理部
16が設けられている。
一実施の形態を示したブロック構成図である。図1に
は、車両をオーダする側の販売部門と、販売部門からの
オーダを受け付け車両の生産を行うための生産計画を立
案し、必要に応じて補正を行う生産部門とが示されてい
る。販売部門は、一般的には車両の販売店であるが、個
人事業主や顧客が直接購入する販売形態をも考慮してこ
こでは販売部門と称している。販売部門には、受け付け
たオーダをオーダ車両データベース12に蓄積すると共
に受注情報を生成して生産部門に発注する発注処理部1
4と納品された車両の販売状況等のデータをオーダ車両
データベース12に登録したりするデータベース管理部
16が設けられている。
【0018】生産部門には、販売部門からの受注情報を
受け付ける受注情報受付処理部22と、生産計画を立案
・補正する生産計画処理部24と、販売実績査定情報デ
ータベース26及び車両情報データベース28のデータ
ベース管理を行うデータベース管理部30とが設けられ
ている。また、生産計画は、生産枠を稼働日毎に予め用
意しておき、受注があった車両に未割当の生産枠を順次
割り当てていくことで立案していくので、各生産枠の使
用状況、各生産枠に割り当てられている車両の受注情
報、仕様情報、標準納期等各生産枠を使用する車両に関
する生産情報が蓄積されている生産枠データベース32
が設けられている。そして、車種毎の標準納期が予め設
定されている納期テーブル34が複数設けられている。
本実施の形態では、各納期テーブル34を地域毎、具体
的には国毎に設けている。販売実績査定情報データベー
ス26には、販売部門の販売実績査定情報が格納されて
いる。車両情報データベース28には、生産した各車両
に関する受注情報、仕様情報、更に車両の納品日、販売
状況を含む車両情報が蓄積されている。
受け付ける受注情報受付処理部22と、生産計画を立案
・補正する生産計画処理部24と、販売実績査定情報デ
ータベース26及び車両情報データベース28のデータ
ベース管理を行うデータベース管理部30とが設けられ
ている。また、生産計画は、生産枠を稼働日毎に予め用
意しておき、受注があった車両に未割当の生産枠を順次
割り当てていくことで立案していくので、各生産枠の使
用状況、各生産枠に割り当てられている車両の受注情
報、仕様情報、標準納期等各生産枠を使用する車両に関
する生産情報が蓄積されている生産枠データベース32
が設けられている。そして、車種毎の標準納期が予め設
定されている納期テーブル34が複数設けられている。
本実施の形態では、各納期テーブル34を地域毎、具体
的には国毎に設けている。販売実績査定情報データベー
ス26には、販売部門の販売実績査定情報が格納されて
いる。車両情報データベース28には、生産した各車両
に関する受注情報、仕様情報、更に車両の納品日、販売
状況を含む車両情報が蓄積されている。
【0019】ここで、納期テーブル34に設定されてい
る標準納期について説明する。
る標準納期について説明する。
【0020】標準納期というのは、生産部門が受注した
車両を生産枠に割り当てる際に必要なパラメータであ
り、従来においては生産能力の制約条件等生産部門の都
合により車種毎に一律に決定している。これに対して本
実施の形態では、販売部門の都合や実績を考慮して設定
できるようにしたことを特徴としている。販売部門の都
合の一つとして、販売部門がオーダした車両が納品され
てくるまでに待てる許容日数がある。具体的に言うと、
複数の国に販売する車両を一括して生産する生産工場か
ら各国に車両を納品する場合、車両が納品されてくるま
でに比較的長く待てる民族と待てない民族がある。従っ
て、生産部門からしてみれば、一律期間後に納品するの
ではなく待てる許容日数以内に納品してあげることが販
売部門の満足度の向上につながる。このように、販売部
門の民族性という特性を考慮することで許容日数内での
納品が可能になり、顧客を逃がさないですむ。納期テー
ブル34における補正2の欄には、従来において設定さ
れた一律の標準納期に対して販売部門の特性を考慮する
ことによって補正した標準納期が設定されている。各納
期テーブル34の標準納期としては、販売部門の特性に
応じて一律の標準納期を補正した方がよいものにはその
補正値が、許容日数が一律の標準納期より長い場合には
一律の標準納期が設定される。もちろん、一律の標準納
期よりも長い標準納期を設定してもよい。この特性は、
待てる許容日数に関する調査を行い、その結果を反映さ
せて設定することが望ましい。
車両を生産枠に割り当てる際に必要なパラメータであ
り、従来においては生産能力の制約条件等生産部門の都
合により車種毎に一律に決定している。これに対して本
実施の形態では、販売部門の都合や実績を考慮して設定
できるようにしたことを特徴としている。販売部門の都
合の一つとして、販売部門がオーダした車両が納品され
てくるまでに待てる許容日数がある。具体的に言うと、
複数の国に販売する車両を一括して生産する生産工場か
ら各国に車両を納品する場合、車両が納品されてくるま
でに比較的長く待てる民族と待てない民族がある。従っ
て、生産部門からしてみれば、一律期間後に納品するの
ではなく待てる許容日数以内に納品してあげることが販
売部門の満足度の向上につながる。このように、販売部
門の民族性という特性を考慮することで許容日数内での
納品が可能になり、顧客を逃がさないですむ。納期テー
ブル34における補正2の欄には、従来において設定さ
れた一律の標準納期に対して販売部門の特性を考慮する
ことによって補正した標準納期が設定されている。各納
期テーブル34の標準納期としては、販売部門の特性に
応じて一律の標準納期を補正した方がよいものにはその
補正値が、許容日数が一律の標準納期より長い場合には
一律の標準納期が設定される。もちろん、一律の標準納
期よりも長い標準納期を設定してもよい。この特性は、
待てる許容日数に関する調査を行い、その結果を反映さ
せて設定することが望ましい。
【0021】また、本実施の形態では、販売部門の実績
を考慮して更に標準納期の調整を行うようにしている。
例えば、長期の在庫車両と同一仕様の車両を発注してき
た場合には在庫ありとして納期を遅延させるようにして
いる。納期テーブル34における補正1の欄には、従来
において設定された一律の標準納期に対して長期の在庫
車両を考慮することによって補正した標準納期(長期在
庫時標準納期)が設定されている。この標準納期は、通
常一律の標準納期より長く設定される。更に、本実施の
形態では、業績の高低によって販売店を優遇する程度を
変えている。納期テーブル34における補正3の欄に
は、従来において設定された一律の標準納期に対して各
販売部門の査定内容を考慮することによって補正した標
準納期(査定付加時標準納期)が設定されている。この
標準納期は、従来において設定された一律の標準納期に
対して所定の基準値以上の業績を達成したと査定された
販売部門のために通常は一律の標準納期より短い標準納
期が設定される。
を考慮して更に標準納期の調整を行うようにしている。
例えば、長期の在庫車両と同一仕様の車両を発注してき
た場合には在庫ありとして納期を遅延させるようにして
いる。納期テーブル34における補正1の欄には、従来
において設定された一律の標準納期に対して長期の在庫
車両を考慮することによって補正した標準納期(長期在
庫時標準納期)が設定されている。この標準納期は、通
常一律の標準納期より長く設定される。更に、本実施の
形態では、業績の高低によって販売店を優遇する程度を
変えている。納期テーブル34における補正3の欄に
は、従来において設定された一律の標準納期に対して各
販売部門の査定内容を考慮することによって補正した標
準納期(査定付加時標準納期)が設定されている。この
標準納期は、従来において設定された一律の標準納期に
対して所定の基準値以上の業績を達成したと査定された
販売部門のために通常は一律の標準納期より短い標準納
期が設定される。
【0022】次に、本実施の形態における生産計画立案
処理について図2に示したフローチャートを用いて説明
する。
処理について図2に示したフローチャートを用いて説明
する。
【0023】生産計画は、各販売部門から受注情報を受
け付けて生産枠に各車両を割り当てていくことで立案し
ていくので、稼動日や各稼動日の生産枠数を事前に決め
ておく必要がある。販売部門の発注処理部14では顧客
のオーダを受け付けてそのオーダ内容をオーダ車両デー
タベース12へ登録すると共にオーダ内容に基づき受注
情報を生成して生産部門へ発信する。受注情報には、オ
ーダ内容を特定するための車種、ボディナンバー、ミッ
ション、エンジン、色などの仕様情報、顧客情報等に販
売店情報が付加され生成される。
け付けて生産枠に各車両を割り当てていくことで立案し
ていくので、稼動日や各稼動日の生産枠数を事前に決め
ておく必要がある。販売部門の発注処理部14では顧客
のオーダを受け付けてそのオーダ内容をオーダ車両デー
タベース12へ登録すると共にオーダ内容に基づき受注
情報を生成して生産部門へ発信する。受注情報には、オ
ーダ内容を特定するための車種、ボディナンバー、ミッ
ション、エンジン、色などの仕様情報、顧客情報等に販
売店情報が付加され生成される。
【0024】受注情報受付処理部22は、販売部門から
送られてきた受注情報を受け付けると、生産計画処理部
24へ渡す(ステップ10)。生産計画処理部24は、
生産枠データベース32を参照することによって受注情
報に指定されている車両を未割当の生産枠に割り当てる
ことで生産計画にその車両を組み込んでいくわけである
が、その際にその稼動日の生産枠を確保するかをその車
両に設定された標準納期に基づいて決定する(ステップ
20)。本実施の形態では、複数の納期テーブル34を
用意しているので、いずれかの納期テーブル34に特定
する必要がある。この詳細については後述するが、納期
テーブル34を特定したとしても各車種に複数の標準納
期が設定されているのでその中から一の標準納期を決定
する処理が必要になる。本実施の形態では、前述したよ
うに従来の一律の標準納期に対して3種類の補正手法を
提示している。なお、本実施の形態でいう「補正」とい
うのは、従来の一律に設定されている標準納期に対して
地域毎に補正した値が設定できることを意味しており、
実際の処理では、各納期テーブル34から該当する標準
納期を選択するだけである。以下に各手法について順番
に説明するが、どの手法を実施させるかは、マニュアル
により入力指定する手段を設けたり、パラメータ指定な
どにより事前に設定することができる。まず、最初に、
本実施の形態において長期在庫車両がある場合の標準納
期決定方法についてから説明する。
送られてきた受注情報を受け付けると、生産計画処理部
24へ渡す(ステップ10)。生産計画処理部24は、
生産枠データベース32を参照することによって受注情
報に指定されている車両を未割当の生産枠に割り当てる
ことで生産計画にその車両を組み込んでいくわけである
が、その際にその稼動日の生産枠を確保するかをその車
両に設定された標準納期に基づいて決定する(ステップ
20)。本実施の形態では、複数の納期テーブル34を
用意しているので、いずれかの納期テーブル34に特定
する必要がある。この詳細については後述するが、納期
テーブル34を特定したとしても各車種に複数の標準納
期が設定されているのでその中から一の標準納期を決定
する処理が必要になる。本実施の形態では、前述したよ
うに従来の一律の標準納期に対して3種類の補正手法を
提示している。なお、本実施の形態でいう「補正」とい
うのは、従来の一律に設定されている標準納期に対して
地域毎に補正した値が設定できることを意味しており、
実際の処理では、各納期テーブル34から該当する標準
納期を選択するだけである。以下に各手法について順番
に説明するが、どの手法を実施させるかは、マニュアル
により入力指定する手段を設けたり、パラメータ指定な
どにより事前に設定することができる。まず、最初に、
本実施の形態において長期在庫車両がある場合の標準納
期決定方法についてから説明する。
【0025】生産計画処理部24は、受注情報に指定さ
れている発注元の在庫状況を車両情報データベース28
を参照することによって把握する。車両情報データベー
ス28には、データベース管理部16,30により車両
の納品日、仕様情報及び販売状況すなわち販売済みか未
販売かの別が蓄積され逐次更新されているので、受注情
報に指定されている発注元と同一であってその受注情報
に指定されている車両の仕様情報と同一でありかつ販売
されていない車両を車両情報データベース28から抽出
する。そして、車両の納品日からの経過日数をカウント
する。この結果、長期在庫車両が所定数存在する場合に
は、当該発注元に関する情報から当該発注元が属する国
を特定し、その国に該当する納期テーブル34を選択す
る。そして、その納期テーブル34から該当する車種に
対応する標準納期を決定する。本実施の形態では補正1
の欄から標準納期を取得している。なお、納品されてか
らどれくらい経過した場合を長期とするかの日数及び在
庫車両の所定数は、システムにおいて予め設定してお
く。これは、システムにおいて一律でもよいが、販売店
規模、市場規模等に応じて販売部門毎に適宜設定するこ
とが望ましい。一方、該当する長期在庫車両がないとき
には前述した販売部門の特性に応じた標準納期決定方法
に処理を移行して標準納期を決定する。
れている発注元の在庫状況を車両情報データベース28
を参照することによって把握する。車両情報データベー
ス28には、データベース管理部16,30により車両
の納品日、仕様情報及び販売状況すなわち販売済みか未
販売かの別が蓄積され逐次更新されているので、受注情
報に指定されている発注元と同一であってその受注情報
に指定されている車両の仕様情報と同一でありかつ販売
されていない車両を車両情報データベース28から抽出
する。そして、車両の納品日からの経過日数をカウント
する。この結果、長期在庫車両が所定数存在する場合に
は、当該発注元に関する情報から当該発注元が属する国
を特定し、その国に該当する納期テーブル34を選択す
る。そして、その納期テーブル34から該当する車種に
対応する標準納期を決定する。本実施の形態では補正1
の欄から標準納期を取得している。なお、納品されてか
らどれくらい経過した場合を長期とするかの日数及び在
庫車両の所定数は、システムにおいて予め設定してお
く。これは、システムにおいて一律でもよいが、販売店
規模、市場規模等に応じて販売部門毎に適宜設定するこ
とが望ましい。一方、該当する長期在庫車両がないとき
には前述した販売部門の特性に応じた標準納期決定方法
に処理を移行して標準納期を決定する。
【0026】なお、ここでは、所定数の長期在庫車両が
ある場合には即座に一律の標準納期に対して補正を行う
ようにしたが、最初は警告を発するだけにして次回から
補正を行うようにしたり、その受注情報を処理しないす
なわち生産計画に組み入れないようにしたりするように
してもよい。次に、販売部門の特性を考慮した標準納期
決定方法について説明する。
ある場合には即座に一律の標準納期に対して補正を行う
ようにしたが、最初は警告を発するだけにして次回から
補正を行うようにしたり、その受注情報を処理しないす
なわち生産計画に組み入れないようにしたりするように
してもよい。次に、販売部門の特性を考慮した標準納期
決定方法について説明する。
【0027】生産計画処理部24は、受注情報に指定さ
れている発注元に関する情報から当該発注元が属する国
を特定し、その国に該当する納期テーブル34を選択す
る。そして、受注情報に指定されている車両の車種に対
応する標準納期を決定する。本実施の形態では補正2の
欄から標準納期を取得している。次に、査定内容を反映
させる場合の標準納期決定方法について説明する。
れている発注元に関する情報から当該発注元が属する国
を特定し、その国に該当する納期テーブル34を選択す
る。そして、受注情報に指定されている車両の車種に対
応する標準納期を決定する。本実施の形態では補正2の
欄から標準納期を取得している。次に、査定内容を反映
させる場合の標準納期決定方法について説明する。
【0028】生産計画処理部24は、受注情報に指定さ
れている発注元に関する査定内容を販売実績査定情報デ
ータベース26から抽出する。この査定内容によって標
準納期を補正するか否かを判断する。補正する場合は当
該発注元に関する情報から当該発注元が属する国を特定
し、その国に該当する納期テーブル34を選択する。そ
して、その納期テーブル34から該当する車種に対応す
る標準納期を決定する。本実施の形態では補正3の欄か
ら標準納期を取得している。
れている発注元に関する査定内容を販売実績査定情報デ
ータベース26から抽出する。この査定内容によって標
準納期を補正するか否かを判断する。補正する場合は当
該発注元に関する情報から当該発注元が属する国を特定
し、その国に該当する納期テーブル34を選択する。そ
して、その納期テーブル34から該当する車種に対応す
る標準納期を決定する。本実施の形態では補正3の欄か
ら標準納期を取得している。
【0029】次に、以上のようにして決定した標準納期
を用いて未割当の生産枠を当該車両に対して割り当てる
ことを試みる。この生産枠確保の処理については従来か
らの方法を利用することができ、また本実施の形態の特
徴ではないため説明を省略する。ここで、未割当の生産
枠を確保できた場合には、その生産枠を当該車両に対し
て割り当てる(ステップ30,40)。一方、未割当の
生産枠を確保できなかった場合には、次のようにして巻
替え処理を行う。
を用いて未割当の生産枠を当該車両に対して割り当てる
ことを試みる。この生産枠確保の処理については従来か
らの方法を利用することができ、また本実施の形態の特
徴ではないため説明を省略する。ここで、未割当の生産
枠を確保できた場合には、その生産枠を当該車両に対し
て割り当てる(ステップ30,40)。一方、未割当の
生産枠を確保できなかった場合には、次のようにして巻
替え処理を行う。
【0030】まず、生産枠データベース32に設定され
ている各生産枠には、割り当てられている車両の受注情
報受付日と標準納期(日数)の情報が対応づけられてい
るので、生産枠確保済みの各車両が遅くとも納品されれ
ばよい納品日を計算により得ることができる。この標準
納期(日数)も納期テーブル34によって決定された標
準納期である。これらの車両のうち納品日より前の生産
枠が割り当てられており、かつ後段の生産枠が再割当さ
れたときにその生産枠の稼動日が納品日と同日以前であ
る車両は、確保済みの生産枠を譲ることが可能である。
従って、生産計画処理部24は、生産枠データベース3
2を検索することによって該当する車両を特定し、その
車両が確保していた生産枠を、発注情報に指定されてい
る車両により巻き替えることによって生産計画を補正す
る(ステップ50,60)。なお、巻替え可能な車両が
複数存在する場合において一の車両を特定する処理につ
いては、受注車見込車の別、発注元等の情報により優先
度を付けて最も優先度の低い車両を選出すればよい。こ
の処理結果を生産枠データベース32に反映させる。ま
た、生産枠が確保できたことにより納品日が特定できる
ので、受注情報受付処理部22を介して販売部門へ納期
回答する。
ている各生産枠には、割り当てられている車両の受注情
報受付日と標準納期(日数)の情報が対応づけられてい
るので、生産枠確保済みの各車両が遅くとも納品されれ
ばよい納品日を計算により得ることができる。この標準
納期(日数)も納期テーブル34によって決定された標
準納期である。これらの車両のうち納品日より前の生産
枠が割り当てられており、かつ後段の生産枠が再割当さ
れたときにその生産枠の稼動日が納品日と同日以前であ
る車両は、確保済みの生産枠を譲ることが可能である。
従って、生産計画処理部24は、生産枠データベース3
2を検索することによって該当する車両を特定し、その
車両が確保していた生産枠を、発注情報に指定されてい
る車両により巻き替えることによって生産計画を補正す
る(ステップ50,60)。なお、巻替え可能な車両が
複数存在する場合において一の車両を特定する処理につ
いては、受注車見込車の別、発注元等の情報により優先
度を付けて最も優先度の低い車両を選出すればよい。こ
の処理結果を生産枠データベース32に反映させる。ま
た、生産枠が確保できたことにより納品日が特定できる
ので、受注情報受付処理部22を介して販売部門へ納期
回答する。
【0031】以上のように、本実施の形態によれば、販
売部門の特性や実績に応じて生産計画を立案する際に用
いる標準納期を設定できるようにしたので、より効果的
な生産計画を立案することができる。
売部門の特性や実績に応じて生産計画を立案する際に用
いる標準納期を設定できるようにしたので、より効果的
な生産計画を立案することができる。
【0032】なお、上記説明では、主に2ヶ月後の生産
計画の新規立案時における処理について説明したが、そ
の後の受注車のために上記と同様の処理を逐次実行する
ことで生産枠が確保される。
計画の新規立案時における処理について説明したが、そ
の後の受注車のために上記と同様の処理を逐次実行する
ことで生産枠が確保される。
【0033】なお、本実施の形態においては、販売部門
の拠点地域(国)によって納期テーブル34を選択する
ようにしたが、より細かく分離して販売部門毎に納期テ
ーブル34を設けてもよいし、より細かく販売員毎に設
けることも可能である。逆に欧州、アジアなどより広範
囲な地域毎に納期テーブル34を設けるようにしてもよ
い。本実施の形態では、販売店、販売員、あるいは顧客
単位での標準納期を設定可能にするという意味で販売部
門と称することにした。
の拠点地域(国)によって納期テーブル34を選択する
ようにしたが、より細かく分離して販売部門毎に納期テ
ーブル34を設けてもよいし、より細かく販売員毎に設
けることも可能である。逆に欧州、アジアなどより広範
囲な地域毎に納期テーブル34を設けるようにしてもよ
い。本実施の形態では、販売店、販売員、あるいは顧客
単位での標準納期を設定可能にするという意味で販売部
門と称することにした。
【0034】また、本実施の形態は、標準納期の設定を
する際に民族性等を考慮するということで生産能力等の
生産部門の制約条件を無視して設定することを意味する
ものではない。また、生産部門における標準納期という
設定値があってそれに民族性等を反映させた標準納期を
予め設定しておくために複数の納期テーブル34を用意
している。従って、本実施の形態のように複数の納期テ
ーブル34を予め用意しておかなくても一律の標準納期
に対してプラスあるいはマイナスする補正値を保持する
ような構成としてもよい。
する際に民族性等を考慮するということで生産能力等の
生産部門の制約条件を無視して設定することを意味する
ものではない。また、生産部門における標準納期という
設定値があってそれに民族性等を反映させた標準納期を
予め設定しておくために複数の納期テーブル34を用意
している。従って、本実施の形態のように複数の納期テ
ーブル34を予め用意しておかなくても一律の標準納期
に対してプラスあるいはマイナスする補正値を保持する
ような構成としてもよい。
【0035】また、本実施の形態では、製品として車両
を例にしたが、生産枠を稼働日毎に予め割り当ててお
き、受注製品の標準納期を確保できる生産枠を割り当て
ることによって立案された生産計画に従い生産される他
の製品においても適用できることはいうまでもない。
を例にしたが、生産枠を稼働日毎に予め割り当ててお
き、受注製品の標準納期を確保できる生産枠を割り当て
ることによって立案された生産計画に従い生産される他
の製品においても適用できることはいうまでもない。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、生産計画を立案し補正
する際に用いる標準納期を、販売部門の特性を考慮して
設定することができるようにした。このため、販売部門
によっては製品の納期を早めることができ、販売部門の
満足度を向上させることができる。
する際に用いる標準納期を、販売部門の特性を考慮して
設定することができるようにした。このため、販売部門
によっては製品の納期を早めることができ、販売部門の
満足度を向上させることができる。
【0037】また、標準納期を販売部門の長期在庫や販
売実績などの実績を考慮して設定することができるよう
にしたので、より効果的な生産計画を立案することがで
きる。
売実績などの実績を考慮して設定することができるよう
にしたので、より効果的な生産計画を立案することがで
きる。
【図1】 本発明に係る生産計画システムの一実施の形
態を示したブロック構成図である。
態を示したブロック構成図である。
【図2】 本実施の形態における生産計画立案処理を示
したフローチャートである。
したフローチャートである。
12 オーダ車両データベース、14 発注処理部、1
6,30 データベース管理部、22 受注情報受付処
理部、24 生産計画処理部、26 販売実績査定情報
データベース、28 車両情報データベース、32 生
産枠データベース、34 納期テーブル。
6,30 データベース管理部、22 受注情報受付処
理部、24 生産計画処理部、26 販売実績査定情報
データベース、28 車両情報データベース、32 生
産枠データベース、34 納期テーブル。
Claims (5)
- 【請求項1】 生産ラインにおいて生産可能な製品数の
生産枠を稼働日毎に予め割り当てておき、送られてきた
受注情報により指定された製品の標準納期を確保できる
生産枠を割り当てることによって生産計画を立案する生
産計画システムにおいて、受け付けた受注情報に指定さ
れている発注元に基づき生産枠を割り当てる製品の標準
納期を決定することを特徴とする生産計画システム。 - 【請求項2】 生産ラインにおいて生産可能な製品数の
生産枠を稼働日毎に予め割り当てておき、送られてきた
受注情報により指定された製品の標準納期を確保できる
生産枠を割り当てることによって生産計画を立案する生
産計画システムにおいて、 各生産枠の使用状況と、各生産枠に割り当てられた製
品、標準納期を含む生産情報を記憶した生産枠データベ
ースと、 車種毎の標準納期を設定した納期テーブルを複数格納し
た納期情報格納手段と、 受け付けた受注情報に指定されている製品に対して標準
納期を維持できる生産枠を確保する生産計画処理手段
と、 を有し、 前記生産計画処理手段は、受け付けた受注情報に指定さ
れている発注元に対応した納期テーブルを選択すること
によってその受注情報に指定されている製品に対する標
準納期を決定することを特徴とする生産計画システム。 - 【請求項3】 請求項2記載の生産計画システムにおい
て、 前記生産計画処理手段は、受注情報に指定されている製
品の標準納期を維持可能な未割当の生産枠が存在しない
場合、標準納期より前の生産枠が割り当てられかつ標準
納期より前又は同日の生産枠を新たに確保可能な他の製
品が存在する場合には、当該他の製品が確保していた生
産枠を、発注情報に指定されている製品により巻き替え
ることによって生産計画を補正することを特徴とする生
産計画システム。 - 【請求項4】 請求項2記載の生産計画システムにおい
て、 製品の発注元、納品日、販売状況を含む製品情報を蓄積
した製品情報データベースを有し、 前記各納期テーブルには、製品が長期に在庫されている
場合の長期在庫時標準納期が予め設定されており、 前記生産計画処理手段は、受注情報に指定されているも
のと同一仕様の製品が受注情報を発信した発注元におい
て所定数長期に在庫されているものであるときには、当
該製品に対して長期在庫時標準納期を設定することを特
徴とする生産計画システム。 - 【請求項5】 請求項2記載の生産計画システムにおい
て、 各発注元の販売実績査定情報を格納した販売実績査定情
報データベースを有し、 前記各納期テーブルには、当該製品の販売実績に対する
査定内容を反映させた場合の査定付加時標準納期が予め
設定されており、 前記生産計画処理手段は、受注情報を発信した発注元の
販売実績査定内容に応じてその受注情報に指定されてい
る製品に対して査定付加時標準納期を設定することを特
徴とする生産計画システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000013158A JP2001202121A (ja) | 2000-01-21 | 2000-01-21 | 生産計画システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000013158A JP2001202121A (ja) | 2000-01-21 | 2000-01-21 | 生産計画システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001202121A true JP2001202121A (ja) | 2001-07-27 |
Family
ID=18540786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000013158A Pending JP2001202121A (ja) | 2000-01-21 | 2000-01-21 | 生産計画システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001202121A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7835952B2 (en) | 2002-05-17 | 2010-11-16 | International Business Machines Corporation | System, method, and computer program product for creating a production plan |
CN110443492A (zh) * | 2019-08-01 | 2019-11-12 | 杭州隆茂五金制造有限公司 | 一种销售主导型工厂信息管理系统 |
JP2021002203A (ja) * | 2019-06-21 | 2021-01-07 | 株式会社日立製作所 | 生産計画立案支援システム |
-
2000
- 2000-01-21 JP JP2000013158A patent/JP2001202121A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7835952B2 (en) | 2002-05-17 | 2010-11-16 | International Business Machines Corporation | System, method, and computer program product for creating a production plan |
JP2021002203A (ja) * | 2019-06-21 | 2021-01-07 | 株式会社日立製作所 | 生産計画立案支援システム |
JP7178966B2 (ja) | 2019-06-21 | 2022-11-28 | 株式会社日立製作所 | 生産計画立案支援システム |
CN110443492A (zh) * | 2019-08-01 | 2019-11-12 | 杭州隆茂五金制造有限公司 | 一种销售主导型工厂信息管理系统 |
CN110443492B (zh) * | 2019-08-01 | 2023-11-24 | 徐州臣赐网络科技有限公司 | 一种销售主导型工厂信息管理系统 |
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